JPH06160584A - 大型二重容器の溶接部検査機用駆動機構 - Google Patents

大型二重容器の溶接部検査機用駆動機構

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JPH06160584A
JPH06160584A JP4312178A JP31217892A JPH06160584A JP H06160584 A JPH06160584 A JP H06160584A JP 4312178 A JP4312178 A JP 4312178A JP 31217892 A JP31217892 A JP 31217892A JP H06160584 A JPH06160584 A JP H06160584A
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pipe side
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inlet pipe
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義正 塚本
Makoto Kaneuchi
信 金内
Isao Shirasu
勲 白須
Masaru Tomeoka
勝 留岡
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Seiryo Engineering Co Ltd
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  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 各車輪の正確な同期駆動と走行距離を正確に
検知でき、全高を迅速に低くして検査機を円滑に引き上
げることができる溶接部検査機用駆動機構を提供する。 【構成】 各入口管側自走輪7の各車輪19と各ガード
パイプ側自走輪2の各車輪19とをそれぞれに設けた駆
動モータ及び方向変換用モータにより別々に駆動、旋回
させる。また一方の入口管側自走輪7の車輪用フレーム
及び車輪19が方向変換するとき、この動きは歯車装置
を介し走行距離計8に伝えられて、同走行距離計8が同
じ角度旋回する。異常時には、複合ケーブル9を強く引
き、複合ケーブル9をストッパから外して、複合ケーブ
ル9の動きをワイヤを介しばね式押付機構4に伝え、同
ばね式押付機構4を傾倒させて、入口管側フレーム3を
自重によりリニヤガイド5に沿い下降させ、検査機の全
高を迅速に低くして、溶接部検査機を円滑に引き上げ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、大型二重容器の供用中
検査時に内部容器の溶接線を検査する溶接部検査機の駆
動機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】大型二重容器を図6に示した。内側容器
50が外側容器51により取り囲まれ、入口管6と出口
管52とがガードパイプ13により取り囲まれて、互い
が二重化されている。54が案内管で、プラントの稼働
中、溶接部検査機を案内管54から内側容器50と入口
管6との間の二重部分53へ導入して、内側容器50及
び入口管6の溶接部を検査するようにしている。
【0003】従来の大型二重容器の溶接部検査機用駆動
機構を図7〜図10に示した。図7は溶接部検査機用駆
動機構を示す斜視図、図8は同溶接部検査機用駆動機構
の正面図、図9(a)は同駆動機構の縦断正面図、図9
(b)は同駆動機構の平面図、図10(a)はばね式押
付機構の縦断側面図、図10(b)は図10(a)の矢
視A−A線に沿う横断平面図である。
【0004】図7の55が入口管側フレーム、56がガ
ードパイプ側フレームで、これらの入口管側フレーム5
5とガードパイプ側フレーム56とが直交し、同フレー
ム55、56の間には、ばね式押付機構57が介装さ
れ、入口管側フレーム55の両端部には、入口管側自走
輪58が装着され、ガードパイプ側フレーム56の両端
部には、ガードパイプ側自走輪59が装着されている。
【0005】次に上記2つのガードパイプ側自走輪59
の駆動機構を図7〜図9により説明すると、図9(a)
の68、69が内外二重の駆動用チエーン車、図7の6
5bがガードパイプ側フレーム56に取付けた1台のモ
ータで、同モータ65bの回転が同モータ65bの出力
軸に取付けたチエーン車と無端状チエーンとを介し上記
内側の駆動用チエーン車68に伝えられて、同駆動用チ
エーン車68と外側の駆動用チエーン車69とが回転す
る。そして同駆動用チエーン車69の回転がチエーン機
構66に伝えられ、同チエーン機構66が循環移動し
て、2つのガードパイプ側自走輪59の各駆動軸67が
回転し、さらにこれら駆動軸67の回転が傘歯車70→
内歯歯車71→車輪62bに伝えられて、2つの車輪6
2bが同時に駆動される。
【0006】次に上記2つのガードパイプ側自走輪59
の方向変換機構を図7、図9により説明すると、63b
がガードパイプ側フレーム56の両端部に取付けた2台
のモータ、図9(a)の72が上記各車輪62bの車輪
軸で、同車輪軸72がフオーク73により回転可能に支
持され、同フオーク73の上部が駆動軸67を取り囲む
円筒状に形成され、同円筒状部にウオーム車74が取付
けられ、同円筒状部とガードパイプ側フレーム56との
間に軸受75が介装されて、同フオーク73が垂直軸線
(駆動軸67の軸線)を中心とした回転を可能に支持さ
れており、ガードパイプ側フレーム56の両端部では、
モータ63bの回転が平歯車76→ウオーム軸77→ウ
オーム車74→フオーク73に伝えられ、同フオーク7
3が垂直軸線を中心に回転して、車輪62bが方向変換
される。
【0007】次に上記2つの入口管側自走輪58の駆動
機構を図7、図8により説明すると、60aが入口管側
フレーム55に取付けた1台のモータで、同モータ60
aの回転が一重の駆動用チエーン車を介しチエーン機構
61に伝えられ、同チエーン機構61が循環移動して、
2つの車輪62aが駆動機構(図9に示す駆動機構と同
様の駆動機構)により同時に駆動される。
【0008】次に上記2つの入口管側自走輪58の方向
変換機構を図7により説明すると、63aが入口管側フ
レーム55の両端部に取付けた2台のモータで、入口管
側フレーム55の両端部では、同モータ63aの回転が
旋回機構(図9に示す旋回機構と同様の旋回機構)によ
りフオークに伝えられて、車輪62aが方向変換され
る。
【0009】次に上記ばね式押付機構57を図10によ
り説明すると、同ばね式押付機構57は、外筒80と内
筒81とを有し、内筒81がスプライン溝により外筒8
0内を軸方向に移動可能に支持されている(図10
(b)参照)。また外筒80がガードパイプ側フレーム
56に固定され、内筒81の上端部が入口管側フレーム
55に固定されている。
【0010】上記内筒81内には、内部を上下に分割す
る隔壁があり、ねじ軸82が同隔壁を貫通している。同
ねじ軸82の下端部は、軸受90を介して外筒80の下
端部に回転可能に支持され、同ねじ軸81の最下端部に
は、平歯車83が取付けられている。また84がモータ
で、同モータ84の回転がモータ軸88に取付けたクラ
ッチ(過荷重時に動力伝達を停止するクラッチ)89→
モータ軸88に取付けた平歯車→平歯車83→ねじ軸8
1に伝えられ、ボールねじユニット85を貫通している
同ねじ軸81が回転して、上記ボールねじユニット85
が内筒81内を昇降する。
【0011】このボールねじユニット85は、ばね86
を介して内筒81を支持しているため、ボールねじユニ
ット85の昇降に伴い内筒81もばね86を介し昇降し
て、入口管側フレーム55とガードパイプ側フレーム5
6とが離れたり、接近したりする。このばね86を介し
た内筒81の昇降により、各入口管側自走輪58の車輪
62aが入口管6に弾性的に押し付けられる一方、各ガ
ードパイプ側自走輪59の車輪62bがガードパイプ1
3に弾性的に押し付けられて、車輪6aと車輪62bと
の相対間隔が図8の間隔hに追随して変動する。図10
の87は入口管側フレーム55の上限位置を示してい
る。
【0012】上記図7〜図10に示す大型二重容器の溶
接部検査機用駆動機構では、図8に示すように各入口管
側自走輪58の各車輪62aと各ガードパイプ側自走輪
59の各車輪62bとを、ばね式押付機構57により、
入口管6とガードパイプ13とに押し付けながら、図6
に示す二重管部分53内を移動して、溶接部を検査す
る。また溶接部検査機の姿勢はそのままで、各入口管側
自走輪58の各車輪62aと各ガードパイプ側自走輪5
9の各車輪62bとを90°方向変換させ、溶接部検査
機を溶接線に沿い横移動させて、溶接線を検査する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】前記図7〜図10に示
す従来の大型二重容器の溶接部検査機用駆動機構では、 (1)2つの入口管側自走輪58の各車輪62aを1台
のモータ60aとチエーン機構61とにより駆動し、2
つのガードパイプ側自走輪59の各車輪62bを1台の
モータ65bとチエーン機構66とにより駆動するの
で、各車輪62a、及び各車輪62bを正確に同期駆動
できない上に、走行距離の計算に誤差を生じる。 (2)ばね式押付機構57にボールねじ機構82、85
と、ばね86とを使用しているので、駆動機構や押付機
構の故障時に、溶接部検査機の全高を迅速に低くするこ
とができなくて、溶接部検査機を引き上げることができ
なくなる場合があるという問題があった。
【0014】本発明は前記の問題点に鑑み提案するもの
であり、その目的とする処は、各入口管側自走輪の各車
輪と各ガードパイプ側自走輪の各車輪とを正確に同期駆
動できる上に、走行距離を正確に検知できる。また溶接
部検査機の全高を迅速に低くすることができなくて、溶
接部検査機を円滑に引き上げることができる大型二重容
器の溶接部検査機用駆動機構を提供しようとする点にあ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の大型二重容器の溶接部検査機用駆動機構
は、検査機台車の前後部に取付板を介して装着したガー
ドパイプ側自走輪と、同検査機台車の中央部に傾倒可能
なばね式押付機構を介して保持した入口管側フレーム
と、同入口管側フレームの左右端部に取付板を介して装
着した入口管側自走輪と、同入口管側フレームの中央部
に方向変換可能に設けた走行距離計と、検査機台車後部
のストッパに着脱自在に係合した複合ケーブルの先端部
を上記ばね式押付機構の下端部に接続するワイヤとを有
し、前記各ガードパイプ側自走輪及び前記各入口管側自
走輪を、前記取付板に旋回可能に取付けた車輪用フレー
ムと同車輪用フレームに取付けた車輪の駆動用モータと
前記取付板に取付けた車輪用フレームの方向変換用モー
タとにより構成し、前記各入口管側自走輪のうち、一方
の入口管側自走輪の車輪用フレームと前記走行距離計と
を歯車装置を介して連結している。
【0016】
【作用】本発明の大型二重容器の溶接部検査機用駆動機
構は前記のように構成されており、各入口管側自走輪の
各車輪と各ガードパイプ側自走輪の各車輪とを、ばね式
押付機構により、入口管とガードパイプとに押し付けな
がら、溶接部を検査するとき、各入口管側自走輪の各車
輪と各ガードパイプ側自走輪の各車輪とがそれぞれに設
けた駆動モータ及び方向変換用モータにより別々に駆
動、旋回されるので、電気的同期が簡単で、これらの車
輪が正確に同期駆動される。また一方の入口管側自走輪
の車輪用フレーム及び車輪が方向変換するとき、この動
きが歯車装置を介し走行距離計に伝えられて、同走行距
離計が同じ角度旋回するので、走行距離が正確に検知さ
れる。またガードパイプ側自走輪や入口管側自走輪の駆
動機構が故障したり、検査機が引っ掛かったりした異常
時には、複合ケーブルを強く引いて、複合ケーブルをス
トッパから外し、複合ケーブルの動きをワイヤを介しば
ね式押付機構に伝えて、同ばね式押付機構を傾倒させ、
入口管側フレームを自重によりリニヤガイドに沿い下降
させて、検査機の全高を低くするので、溶接部検査機の
全高が迅速に低くなって、溶接部検査機が円滑に引き上
げられる。
【0017】
【実施例】次に本発明の大型二重容器の溶接部検査機用
駆動機構を図1〜図5に示す一実施例により説明する
と、図1は大型二重容器の溶接部検査機用駆動機構の斜
視図、図2はその正面図、図3は駆動モータ及び方向変
換用モータの部分を示す縦断面図、図4(a)ばね式押
付機構の正面図、図4(b)は同ばね式押付機構の側面
図、図4(c)は同ばね式押付機構の縮小時の側面図、
図5(a)はばね式押付機構と複合ケーブルとを示す平
面図、図5(b)はその側面図、図5(c)は同ばね式
押付機構の転倒状態を示す側面図である。
【0018】図1、図2の1が検査機台車、2、2が同
検査機台車1の前後部に取付板20を介して装着したガ
ードパイプ側自走輪、3が上記検査機台車1の中央部に
傾倒可能なばね式押付機構4とリニヤガイド5とを介し
て昇降可能に保持した入口管側フレーム、7、7が同入
口管側フレーム3の左右端部に取付板20を介して入口
管6の中心を向くように装着した入口管側自走輪、8が
上記入口管側フレーム3の中央部に方向変換可能に設け
た走行距離計、9が上記検査機台車1後部のストッパ
(図5の42参照)に着脱自在に係合した複合ケーブル
で、図5に示すように滑車44に掛け回したワイヤ39
により、同複合ケーブル9の先端部と上記ばね式押付機
構4の下端部とを接続している。
【0019】図3の14が駆動モータ、23が方向変換
用モータで、これらのモータ14、23が上記各ガード
パイプ側自走輪2のそれぞれ及び上記各入口管側自走輪
7のそれぞれに設置されている。また10が軸受21を
介して取付板20に回転可能に取付けた車輪用フレー
ム、11が各入口管側自走輪7のうち、一方の入口管側
自走輪7の車輪用フレーム10のみに設けた歯車、19
が同車輪用フレーム10に取付けた車輪で、駆動モータ
14が車輪用フレーム10に取付けられ、方向変換用モ
ータ23が取付板20に取付けられている。
【0020】22が上記車輪用フレーム10に取付けた
歯車、24が中間軸に取付けた歯車で、同歯車24が上
記方向変換用モータ23の出力軸に取付けた歯車に噛合
しており、この方向変換用モータ23の回転が歯車24
→歯車22を介して車輪用フレーム10に伝えられ、同
車輪用フレーム10が回転して、車輪19が方向変換す
る。また各入口管側自走輪7のうち、一方の入口管側自
走輪7では、車輪用フレーム10の回転が歯車11→歯
車装置12(図2参照)→走行距離計8に伝えられて、
同走行距離計8が車輪19に追随して方向変換する。
【0021】15が上記駆動モータ14の出力軸に取付
けた駆動歯車、16が上記車輪用フレーム10内の歯車
装置、17が同車輪用フレーム10内の傘歯車、18が
車輪19に取付けた内歯歯車で、駆動モータ14の回転
が駆動歯車15→歯車装置16→傘歯車17→内歯歯車
18を介し車輪19に伝えられて、同車輪19が駆動さ
れる。
【0022】図4のばね式押付機構4は、2つの多重ば
ね機構を有し、それぞれは、平均直径の異なる外ばね2
5、中ばね26、内ばね27と、ばね受28、29と、
ばねガイド30、31、32と、昇降ガイド33、3
4、35、36とにより構成され、外ばね25は、ばね
受28とばねガイド31とにより支持され、中ばね26
は、ばねガイド31とばねガイド32とにより支持さ
れ、内ばね27は、ばねガイド33により支持されて、
互いが直列に作用する。
【0023】上記昇降ガイド33の下端部は、ばね受2
8に固定され、上記昇降ガイド36の上端部は、ばね受
け29に固定され、上記昇降ガイド33の上部は、昇降
ガイド34内に摺動自在に挿入され、上記昇降ガイド3
4の上部は、昇降ガイド35内に摺動自在に挿入され、
上記昇降ガイド35の上部は、昇降ガイド36内に摺動
自在に挿入されている。
【0024】37が上記ばね受28の下面に設けた突起
で、同突起37により、ばね式押付機構4が検査機台車
1の所定位置に位置決めされる。38が上記ばね受28
に設けたワイヤ孔で、同ワイヤ孔38によりワイヤ39
(図5参照)の一端部が固定される。40がばね受29
に設けたローラで、ばね式押付機構4の転倒時、ばね受
29が入口管側フレーム3の内面を円滑に滑動するよう
になっている。
【0025】図4(a)(b)は、同ばね式押付機構4
のばね最大伸長時の状態を示し、図4(c)は、同ばね
式押付機構7のばね最短圧縮時の状態を示している。図
5の9がモータ用電源、制御、計測などに使用する複合
ケーブルで、同複合ケーブル9の前端部がケーブル側の
ライナ41と台車側のストッパ42とにより検査機台車
1の後端部に着脱自在に取付けられている。そして上記
ワイヤ39の他端部がライナ41に取付けられている。
43は検査機台車1の複数箇所に設けたワイヤガイドで
ある。
【0026】正常時には、ストッパ42により複合ケー
ブル9が検査機台車1に結合されているが(図5(a)
(b)参照)、ガードパイプ側自走輪2や入口管側自走
輪7の駆動機構が故障したり、検査機が引っ掛かったり
した異常時には、複合ケーブル9を強く引いて、複合ケ
ーブル9をストッパ42から外し、複合ケーブル9の動
きをワイヤ39を介しばね式押付機構4に伝えて、同ば
ね式押付機構4を傾倒させ、入口管側フレーム3を自重
によりリニヤガイド5に沿い下降させて、検査機の全高
を低くする(図5(c)参照)。
【0027】次に前記図1〜図5に示す大型二重容器の
溶接部検査機用駆動機構の作用を具体的に説明する。各
入口管側自走輪58の各車輪19と各ガードパイプ側自
走輪59の各車輪19とを、ばね式押付機構4により、
入口管6とガードパイプ13とに押し付けながら、図6
に示す二重管部分53内を移動して、溶接部を検査す
る。また溶接部検査機の姿勢はそのままで、各入口管側
自走輪58の各車輪19と各ガードパイプ側自走輪59
の各車輪19とを90°方向変換させ、溶接部検査機を
溶接線に沿い横移動させて、溶接線を検査する。
【0028】このとき、各入口管側自走輪7の各車輪1
9と各ガードパイプ側自走輪2の各車輪19とがそれぞ
れに設けた駆動モータ14及び方向変換用モータ23に
より別々に駆動、旋回されるので、電気的同期が簡単
で、これらの車輪が正確に同期駆動される。また一方の
入口管側自走輪7の車輪用フレーム10及び車輪19が
方向変換するとき、この動きが歯車装置12を介し走行
距離計8に伝えられて、同走行距離計8が同じ角度旋回
するので、走行距離が正確に検知される。
【0029】また正常時には、ストッパ42により複合
ケーブル9が検査機台車1に結合されているが(図5
(a)(b)参照)、ガードパイプ側自走輪2や入口管
側自走輪7の駆動機構が故障したり、検査機が引っ掛か
ったりした異常時には、複合ケーブル9を強く引き、複
合ケーブル9をストッパ42から外して、複合ケーブル
9の動きをワイヤ39を介しばね式押付機構4に伝え、
同ばね式押付機構4を傾倒させて、入口管側フレーム3
を自重によりリニヤガイド5に沿い下降させるので(図
5(c)参照)、溶接部検査機の全高が迅速に低くなっ
て、溶接部検査機が円滑に引き上げられる。
【0030】
【発明の効果】本発明の大型二重容器の溶接部検査機用
駆動機構は前記のように各入口管側自走輪の各車輪と各
ガードパイプ側自走輪の各車輪とを、ばね式押付機構に
より、入口管とガードパイプとに押し付けながら、二重
管部分内を移動して、溶接部を検査する。また溶接部検
査機の姿勢はそのままで、各入口管側自走輪の各車輪と
各ガードパイプ側自走輪の各車輪とを90°方向変換さ
せ、溶接部検査機を溶接線に沿い横移動させて、溶接線
を検査するとき、各入口管側自走輪の各車輪と各ガード
パイプ側自走輪の各車輪とをそれぞれに設けた駆動モー
タ及び方向変換用モータにより別々に駆動、旋回するの
で、電気的同期が簡単で、これらの車輪を正確に同期駆
動できる。
【0031】また一方の入口管側自走輪の車輪用フレー
ム及び車輪が方向変換するとき、この動きを歯車装置を
介し走行距離計に伝えて、同走行距離計を同じ角度旋回
させるので、走行距離を正確に検知できる。またガード
パイプ側自走輪や入口管側自走輪の駆動機構が故障した
り、検査機が引っ掛かったりした異常時には、複合ケー
ブルを強く引き、複合ケーブルをストッパから外して、
複合ケーブルの動きをワイヤを介しばね式押付機構に伝
え、同ばね式押付機構を傾倒させて、入口管側フレーム
を自重によりリニヤガイドに沿い下降させるので、溶接
部検査機の全高を迅速に低くできて、溶接部検査機を円
滑に引き上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の大型二重容器の溶接部検査機用駆動機
構の一実施例を示す斜視図である。
【図2】同駆動機構の正面図である。
【図3】同駆動機構の駆動モータ及び方向変換用モータ
部分を示す縦断面図である。
【図4】(a)は同駆動機構のばね式押付機構の正面
図、(b)は同ばね式押付機構の側面図、(c)は同ば
ね式押付機構の縮小時の側面図である。
【図5】(a)は同ばね式押付機構と複合ケーブルとを
示す平面図、(b)はその側面図、(c)は同ばね式押
付機構の転倒状態を示す側面図である。
【図6】大型二重容器を示す縦断側面図である。
【図7】従来の溶接部検査機用駆動機構を示す斜視図で
ある。
【図8】同溶接部検査機用駆動機構の正面図である。
【図9】(a)は同駆動機構の縦断正面図、(b)は同
駆動機構の平面図である。
【図10】(a)はばね式押付機構の縦断側面図、
(b)は(a)の矢視A−A線に沿う横断平面図であ
る。
【符号の説明】
1 検査機台車 2 ガードパイプ側自走輪 3 入口管側フレーム 4 ばね式押付機構 7 入口管側自走輪 8 走行距離計 9 複合ケーブル 10 車輪用フレーム 12 歯車装置 14 駆動用モータ 19 車輪 20 取付板 23 方向変換用モータ 39 ワイヤ 42 ストッパ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金内 信 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1 号 三菱重工業株式会社神戸造船所内 (72)発明者 白須 勲 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1 号 三菱重工業株式会社神戸造船所内 (72)発明者 留岡 勝 兵庫県神戸市兵庫区和田宮通7丁目1番14 号 西菱エンジニアリング株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検査機台車の前後部に取付板を介して装
    着したガードパイプ側自走輪と、同検査機台車の中央部
    に傾倒可能なばね式押付機構を介して保持した入口管側
    フレームと、同入口管側フレームの左右端部に取付板を
    介して装着した入口管側自走輪と、同入口管側フレーム
    の中央部に方向変換可能に設けた走行距離計と、検査機
    台車後部のストッパに着脱自在に係合した複合ケーブル
    の先端部を上記ばね式押付機構の下端部に接続するワイ
    ヤとを有し、前記各ガードパイプ側自走輪及び前記各入
    口管側自走輪を、前記取付板に旋回可能に取付けた車輪
    用フレームと同車輪用フレームに取付けた車輪の駆動用
    モータと前記取付板に取付けた車輪用フレームの方向変
    換用モータとにより構成し、前記各入口管側自走輪のう
    ち、一方の入口管側自走輪の車輪用フレームと前記走行
    距離計とを歯車装置を介して連結したことを特徴とする
    大型二重容器の溶接部検査機用駆動機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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