JPH06160441A - ケーブルの死活確認方法及び装置 - Google Patents
ケーブルの死活確認方法及び装置Info
- Publication number
- JPH06160441A JPH06160441A JP31676692A JP31676692A JPH06160441A JP H06160441 A JPH06160441 A JP H06160441A JP 31676692 A JP31676692 A JP 31676692A JP 31676692 A JP31676692 A JP 31676692A JP H06160441 A JPH06160441 A JP H06160441A
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- Japan
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- cable
- life
- coils
- death
- currents
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 地絡事故が発生することなく、安全にケーブ
ルの死活を確認する。 【構成】 トリプレックス型ケーブルの中央部から径方
向に等距離で、かつ１２０度ずつずれて３つのサーチコ
イルを配置し、これらのサーチコイルで検出される電流
の位相関係に基づき前記トリプレックス型ケーブルの死
活を判定する。
ルの死活を確認する。 【構成】 トリプレックス型ケーブルの中央部から径方
向に等距離で、かつ１２０度ずつずれて３つのサーチコ
イルを配置し、これらのサーチコイルで検出される電流
の位相関係に基づき前記トリプレックス型ケーブルの死
活を判定する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、既設の電力ケーブルの
引き換えや系統変更に伴うケーブルの切断時に、当該電
力ケーブルが死線であるかどうかを事前に安全に確認す
るためのケーブルの死活確認方法及び装置に関する。
引き換えや系統変更に伴うケーブルの切断時に、当該電
力ケーブルが死線であるかどうかを事前に安全に確認す
るためのケーブルの死活確認方法及び装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、既設の電力ケーブルを切断する場
合、サーチコイルによる負荷電流あるいはケーブルの外
部半導電層の電位を測定することによって死活の判定を
行い、最終的には、接地した金鋸等でケーブルの導体層
まで刃を入れて死活を確認するようにしていた。
合、サーチコイルによる負荷電流あるいはケーブルの外
部半導電層の電位を測定することによって死活の判定を
行い、最終的には、接地した金鋸等でケーブルの導体層
まで刃を入れて死活を確認するようにしていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな方法にあっては、他の活線ケーブルによる誘導電流
が流れていた場合には、死活の判定が困難になる場合が
あり、安全性の上で問題があった。
うな方法にあっては、他の活線ケーブルによる誘導電流
が流れていた場合には、死活の判定が困難になる場合が
あり、安全性の上で問題があった。
【０００４】また、ケーブルの外部半導体層の電位を測
定することにより、死活状態を判定する方法があるが、
ケーブルのシース、銅テープをナイフ等で除去する必要
があるため、この際に、ケーブルの絶縁体に傷を付けて
しまうという問題があった。そして、もしも当該ケーブ
ルが活線状態であった場合、地絡事故が発生し、安全が
保証されないという問題があった。
定することにより、死活状態を判定する方法があるが、
ケーブルのシース、銅テープをナイフ等で除去する必要
があるため、この際に、ケーブルの絶縁体に傷を付けて
しまうという問題があった。そして、もしも当該ケーブ
ルが活線状態であった場合、地絡事故が発生し、安全が
保証されないという問題があった。
【０００５】本発明は、地絡事故が発生することなく、
安全にケーブルの死活を確認することができるケーブル
の死活確認方法及び装置を提供することを目的としてい
る。
安全にケーブルの死活を確認することができるケーブル
の死活確認方法及び装置を提供することを目的としてい
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明におけるケーブルの死活確認方法は、トリプレッ
クス型ケーブルの中央部から径方向に等距離で、かつ１
２０度ずつずれて３つのサーチコイルを配置し、これら
のサーチコイルで検出される電流の位相関係に基づき前
記トリプレックス型ケーブルの死活を判定するようにし
たものである。
本発明におけるケーブルの死活確認方法は、トリプレッ
クス型ケーブルの中央部から径方向に等距離で、かつ１
２０度ずつずれて３つのサーチコイルを配置し、これら
のサーチコイルで検出される電流の位相関係に基づき前
記トリプレックス型ケーブルの死活を判定するようにし
たものである。
【０００７】また、上記目的を達成するために、本発明
におけるケーブルの死活確認方法は、トリプレックス型
ケーブルの中央部から径方向に等距離に配置され、かつ
１２０度ずつずれて配置された３つのサーチコイルと、
これらのサーチコイルで検出される電流の位相関係に基
づき前記トリプレックス型ケーブルの死活を判定する判
定装置とから構成したものである。
におけるケーブルの死活確認方法は、トリプレックス型
ケーブルの中央部から径方向に等距離に配置され、かつ
１２０度ずつずれて配置された３つのサーチコイルと、
これらのサーチコイルで検出される電流の位相関係に基
づき前記トリプレックス型ケーブルの死活を判定する判
定装置とから構成したものである。
【０００８】
【作用】トリプレックス型ケーブルには、３相電流が流
れている。従って、トリプレックス型ケーブルの中央部
から径方向に等距離で、かつ１２０度ずつずれて配置し
たサーチコイルには、ケーブル活線状態においては１２
０度異なる位相の電流が検出される。しかし、活線状態
でなければ、電流は検出されないか、位相が１２０度で
はなくなる。
れている。従って、トリプレックス型ケーブルの中央部
から径方向に等距離で、かつ１２０度ずつずれて配置し
たサーチコイルには、ケーブル活線状態においては１２
０度異なる位相の電流が検出される。しかし、活線状態
でなければ、電流は検出されないか、位相が１２０度で
はなくなる。
【０００９】従って、１２０度異なる位相の電流が検出
された場合には活線状態、これ以外の場合は他の電力ケ
ーブルからの誘導電流が流れているか、全く電流が流れ
ていない状態であると判定できる。
された場合には活線状態、これ以外の場合は他の電力ケ
ーブルからの誘導電流が流れているか、全く電流が流れ
ていない状態であると判定できる。
【００１０】これによって、地絡事故を起こすことな
く、安全に死活状態を確認することができる。
く、安全に死活状態を確認することができる。
【００１１】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
１は本発明によるケーブルの死活確認装置の一実施例を
示す全体構成図であり、死活確認対象のトリプレックス
型ケーブル１ａ〜１ｃには、その中央部から径方向に等
距離で、かつ１２０度ずつずれた位置にサーチコイル２
ａ〜２ｃが配置されている。
１は本発明によるケーブルの死活確認装置の一実施例を
示す全体構成図であり、死活確認対象のトリプレックス
型ケーブル１ａ〜１ｃには、その中央部から径方向に等
距離で、かつ１２０度ずつずれた位置にサーチコイル２
ａ〜２ｃが配置されている。
【００１２】このサーチコイル２ａ〜２ｃの出力は位相
判定装置３に入力され、ここで位相関係が判定されるよ
うになっている。そして、この位相判定装置３の判定結
果は表示器４で表示されるようになっている。
判定装置３に入力され、ここで位相関係が判定されるよ
うになっている。そして、この位相判定装置３の判定結
果は表示器４で表示されるようになっている。
【００１３】なお、５はトリプレックス型ケーブル１ａ
〜１ｃの導体である。
〜１ｃの導体である。
【００１４】以上の構成において、トリプレックス型ケ
ーブル１ａ〜１ｃの死活状態を確認するに際しては、サ
ーチコイル２ａ〜２ｃを図示のような状態にセットす
る。
ーブル１ａ〜１ｃの死活状態を確認するに際しては、サ
ーチコイル２ａ〜２ｃを図示のような状態にセットす
る。
【００１５】すると、トリプレックス型ケーブル１ａ〜
１ｃが活線状態であれば、１２０度異なる位相の電流が
検出され、位相判定装置３に入力される。位相判定装置
３は検出電流が１２０度異なることにより、活線状態で
あると判定し、その結果を表示器４に表示する。
１ｃが活線状態であれば、１２０度異なる位相の電流が
検出され、位相判定装置３に入力される。位相判定装置
３は検出電流が１２０度異なることにより、活線状態で
あると判定し、その結果を表示器４に表示する。
【００１６】しかし、検出電流の位相が１２０度ではな
い場合は他の電力ケーブルからの誘導電流が流れている
か、全く電流が流れていない状態の死線状態であると判
定し、その結果を表示器４に表示する。
い場合は他の電力ケーブルからの誘導電流が流れている
か、全く電流が流れていない状態の死線状態であると判
定し、その結果を表示器４に表示する。
【００１７】この場合、トリプレックス型ケーブル１ａ
〜１ｃが活線状態の時であっても、他の電力ケーブルか
らの誘導電流が流れ、サーチコイル２ａ〜２ｃの検出電
流にもその影響が現れ、電流波形が歪む。しかし、位相
判定装置３はサーチコイル２ａ〜２ｃの検出電流を演算
処理することにより、他の電力ケーブルからの誘導電流
の影響を除去した後に、電流位相を判定するように構成
されている。
〜１ｃが活線状態の時であっても、他の電力ケーブルか
らの誘導電流が流れ、サーチコイル２ａ〜２ｃの検出電
流にもその影響が現れ、電流波形が歪む。しかし、位相
判定装置３はサーチコイル２ａ〜２ｃの検出電流を演算
処理することにより、他の電力ケーブルからの誘導電流
の影響を除去した後に、電流位相を判定するように構成
されている。
【００１８】このため、隣接して他の電力ケーブルが配
設されている場合であっても、高精度で死活状態を判定
できる。
設されている場合であっても、高精度で死活状態を判定
できる。
【００１９】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明によれば、トリプレックス型ケーブルの中央部から径
方向に等距離で、かつ１２０度ずつずらして３つのサー
チコイルを配置し、これらのサーチコイルで検出される
電流の位相関係に基づき前記トリプレックス型ケーブル
の死活を判定するようにしたため、地絡事故を起こすこ
となく、安全に死活状態を確認することができる。
明によれば、トリプレックス型ケーブルの中央部から径
方向に等距離で、かつ１２０度ずつずらして３つのサー
チコイルを配置し、これらのサーチコイルで検出される
電流の位相関係に基づき前記トリプレックス型ケーブル
の死活を判定するようにしたため、地絡事故を起こすこ
となく、安全に死活状態を確認することができる。
【図１】本発明に係るケーブルの死活確認方法及びケー
ブルの死活確認装置の実施例を示す全体構成図である。
ブルの死活確認装置の実施例を示す全体構成図である。
１ａ〜１ｃ……………………………………………トリプ
レックス型ケーブル ２ａ〜２ｃ……………………………………………サーチ
コイル ３………………………………………………………位相判
定装置 ４………………………………………………………表示器
レックス型ケーブル ２ａ〜２ｃ……………………………………………サーチ
コイル ３………………………………………………………位相判
定装置 ４………………………………………………………表示器
Claims (3)
- 【請求項１】 トリプレックス型ケーブルの中央部から
径方向に等距離で、かつ１２０度ずつずれて３つのサー
チコイルを配置し、これらのサーチコイルで検出される
電流の位相関係に基づき前記トリプレックス型ケーブル
の死活を判定することを特徴とするケーブルの死活確認
方法。 - 【請求項２】 ３つのサーチコイルでの検出電流を演算
処理し、他の活線ケーブルからの誘導を除去して前記ト
リプレックス型ケーブルの死活を判定することを特徴と
する請求項１記載のケーブルの死活確認方法。 - 【請求項３】 トリプレックス型ケーブルの中央部から
径方向に等距離に配置され、かつ１２０度ずつずれて配
置された３つのサーチコイルと、これらのサーチコイル
で検出される電流の位相関係に基づき前記トリプレック
ス型ケーブルの死活を判定する判定装置を備えたことを
特徴とするケーブルの死活確認装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31676692A JPH06160441A (ja) | 1992-11-26 | 1992-11-26 | ケーブルの死活確認方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31676692A JPH06160441A (ja) | 1992-11-26 | 1992-11-26 | ケーブルの死活確認方法及び装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06160441A true JPH06160441A (ja) | 1994-06-07 |
Family
ID=18080693
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31676692A Pending JPH06160441A (ja) | 1992-11-26 | 1992-11-26 | ケーブルの死活確認方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06160441A (ja) |
-
1992
- 1992-11-26 JP JP31676692A patent/JPH06160441A/ja active Pending
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