JPH0616032B2 - 超音波探傷装置 - Google Patents

超音波探傷装置

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JPH0616032B2
JPH0616032B2 JP61056829A JP5682986A JPH0616032B2 JP H0616032 B2 JPH0616032 B2 JP H0616032B2 JP 61056829 A JP61056829 A JP 61056829A JP 5682986 A JP5682986 A JP 5682986A JP H0616032 B2 JPH0616032 B2 JP H0616032B2
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ultrasonic
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勝好 加納
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、超音波探傷装置に関し、特にその装置の超音
波探傷子保持装置の改良に係る。
〔従来の技術〕
従来の超音波探傷装置は、特開昭60−198455号公報に記
載の如く、超音波探傷子と試験体表面との間の隙間に超
音波伝達媒体として水を流入口から流入させて、その隙
間に水膜を形成し、その水膜を通して超音波を超音波探
傷子から試験体へ表面波が試験体に発生するように投射
している。そして、その水膜を成す水は、超音波探傷子
の保持手段と試験体表面との隙間から垂れ流していた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
このような従来技術にあつては、垂れ流れた水が試験体
表面をつたわつて流れて、水滴状ないしは水膜状に水が
試験体に付着する。
このような状態にあつては、その試験体に付着した水に
よつて、試験体を伝播中の表面波等の超音波振動が減衰
して探傷作用に供しにくかつた。
その水の付着部をさけるようにして、従来、水の垂れ流
れ方向とは逆の方向側の試験体部位へ向けて超音波を入
射していた。
このように入射方向に限定が加えられると、任意の一方
向ないしは複数の方向に同時に超音波を入射して広範囲
を効率良く探傷検査することができなかつた。又、本質
的に超音波探傷子下方以外の部分の試験体に水が付着す
るので、入射した超音波振動も途中で減衰し、有効なる
探傷範囲が狭くなる。このように狭くなると、広範囲の
検査範囲を探傷するには、多くの探傷装置が必要となる
などの障害を発生して、効率がより一層悪下してしま
う。
本発明の目的は、効率のよい超音波探傷作業の成せる装
置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上述の目的は、試験体に対して超音波の送信と受信を行
なう超音波探傷子と、該超音波探傷子を外側から保持す
ると共に、これを挟むように配置され該超音波探傷子と
前記試験体表面との隙間に流体を供給する2つの流入路
を内蔵する探傷子ケースと、該探傷子ケースを外側から
保持し前記隙間の間隔を調整するホルダーと、該ホルダ
ーを外側から保持する保持装置とを備え、前記ホルダー
は、前記隙間から前記流体を流出させる流出路を内蔵す
ると共に、前記試験体に対向する面において前記探傷子
ケース及び前記流出路を取り囲むように配置され前記隙
間の流体を封水する内側封水手段と、該内側封水手段を
外側から保持する保持手段と、前記保持手段を取り囲む
ように配置され前記内側封水手段から漏れ出た前記流体
を封水する外側封水手段とを備え、前記内側封水手段か
ら漏れ出た前記流体を前記外側封水手段の内側で排水す
る排水路を内蔵することを特徴とする超音波探傷装置に
よって達成している。
[作用] 超音波探傷子を挟むように配置された2つの流入口から
超音波探傷子と試験体表面との隙間に流入した流体は、
その隙間に存在する気泡を巻き込みながら試験体表面上
の隙間をほぼ均一に流れ、流出口から流出する。このよ
うにして、超音波探傷時のノイズの原因となる前記隙間
の気泡を探傷子下方から除去する。内外二重の封水手段
のうち内側のものは外部への流体のむやみな流出及び外
側からの空気の混入や除去気泡の逆流を極力防いでい
る。外側封水手段は内側封水手段から漏れでた流体を封
水して試験体表面に垂れながす事なく捕水して排水口に
導く。このように試験体表面に液体を垂れながすことな
く、広範囲の超音波探傷を効率良く達成する。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図から第5図までの各図
に基づいて説明する。
第1図,第2図の如く、超音波探傷子4は流入口1を2
個持つ探傷子ケース5に保持され、このケース5はホル
ダー6に、ホルダー6は保持装置17(図示せず)に保
持される。ホルダー6により超音波探傷子4と板状の試
験体16の隙間15が定まる。Oリング8はゴム製であ
り、超音波探傷子保持装置17が試験体16上を摺動す
ると試験体16表面のうねりに応じて動き、封水機能を
保持する。また、Oリング8はOリング押え13により
保持され、Oリング押え13はビス14でホルダー6に
固定される。
シールリング9はテフロン製であり、その封水機能を向
上させるため、試験体16との接触部はラビリンス状に
なつており、かつバネ10により試験体16に押付けら
れている。
第3図,第4図は超音波探傷子保持装置17を支持する
支持装置の一例を示す。超音波探傷子保持装置17には
支持バー23が2個取付けられ、それぞれの支持バー2
3はナツト24によつてタイバー27に固定されてい
る。コネクシヨンバー25とタイバー27との接合部は
超音波探傷子保持装置17のA−A断面の上下方向の動
きの差を吸収するため隙間がある。A−A断面の左右方
向の動きの差はタイバー27とコネクシヨンバー25の
接合部がそれぞれ円柱と円筒になつているため吸収でき
る。タイバー27はピストン20に接続され、ピストン
20はシリンダー19を摺動することにより超音波探傷
子保持装置17の試験体16表面との垂直の動きを吸収
するとともに、スプリング21により超音波探傷子保持
装置17を試験体16に押付けている。シリンダー19
はビス22で支持板18に固定されている。
第1図において、超音波探傷子保持装置17を試験体1
6に設定した場合等には、隙間15に空気又は気泡が存
在するが、流入口1より水を連続的に流入させると空気
又は気泡は水の流れに巻込まれ、ホルダー6と試験体1
6の間隙を通り流出溝7を経て、流出口2より流出し、
隙間15の空気又は気泡は除去される。この時、第2図
のように、2つの流入口1を超音波探傷子4を挟むよう
に配置し、Oリング8の内側に流出口2を配置すること
によって、隙間15内に流体をほぼ均一に流すことがで
きるので、隙間15に存在する気泡を確実に除去でき
る。流出溝7の水はOリング8により封水される。探傷
子保持装置17が試験体16上を摺動したとき、試験体
16のうねり等によるOリング8部の間隙の変化を可撓
性Oリングは吸収し、その封水機能を保持する。Oリン
グ8からの漏水は排水溝12又はシールリング9のラビ
リンスにそつて下降し、最下部にある排水口3に至り、
排水される。
このようにして超音波探傷子保持装置17の隙間15は
水で満され、本装置から外部への漏水がないため、第5
図に示す位置に超音波探傷子保持装置17を第3図,第
4図に示す支持装置により支持し、超音波探傷子4の振
動子11の試験体16となす超音波入射角等の条件を板
波が試験体16内へ進行するように設定した場合、約1
50mm角厚さ約3mmの試験体16(チヤンネルボツク
ス)の4つの曲げコーナー部28,29,30,31及
び2つの組み立て溶接部32,33の内面、外面及び内
部の探傷が超音波探傷子保持装置17を軸方向に1回摺
動させることにより全長にわたり実施できる。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明によれば、超音波探傷時のノイズ
の原因となる気泡を超音波探傷子と試験体表面との隙間
から確実に除去できるので、常に高感度で探傷できる。
また、試験体表面に流体が垂れ流れないので、探傷範囲
が広くなると共に、超音波の入射方向も限定されること
がなくなるので、効率の良い超音波探傷作業が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による超音波探傷装置の探傷
ヘッドの縦断面図、第2図は第1図の平断面図、第3図
は本発明の一実施例による保持装置の支持装置を一部断
面表示にて示した立面図、第4図は第3図のA−A矢視
平面図(尚、保持装置部分は概略表示にて図示し
た。)、第5図は第1図に示した装置による探傷作業状
態を示した全体図である。 1……流入口、2……流出口、3……排水口、4……超
音波探傷子、7……流出溝、8……Oリング、9……シ
ールリング、11……振動子、12……排水溝、15…
…隙間、16……試験体、17……探傷子保持装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】試験体に対して超音波の送信と受信を行な
    う超音波探傷子と、 該超音波探傷子を外側から保持すると共に、これを挟む
    ように配置され該超音波探傷子と前記試験体表面との隙
    間に流体を供給する2つの流入路を内蔵する探傷子ケー
    スと、 該探傷子ケースを外側から保持し前記隙間の間隔を調整
    するホルダーと、 該ホルダーを外側から保持する保持装置とを備え、 前記ホルダーは、前記隙間から前記流体を流出させる流
    出路を内蔵すると共に、 前記試験体に対向する面において前記探傷子ケース及び
    前記流出路を取り囲むように配置され前記隙間の流体を
    封水する内側封水手段と、該内側封水手段を外側から保
    持する保持手段と、前記保持手段を取り囲むように配置
    され前記内側封水手段から漏れ出た前記流体を封水する
    外側封水手段とを備え、 前記内側封水手段から漏れ出た前記流体を前記外側封水
    手段の内側で排水する排水路を内蔵することを特徴とす
    る超音波探傷装置。
JP61056829A 1986-03-17 1986-03-17 超音波探傷装置 Expired - Lifetime JPH0616032B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP61056829A JPH0616032B2 (ja) 1986-03-17 1986-03-17 超音波探傷装置

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JP61056829A JPH0616032B2 (ja) 1986-03-17 1986-03-17 超音波探傷装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62214352A JPS62214352A (ja) 1987-09-21
JPH0616032B2 true JPH0616032B2 (ja) 1994-03-02

Family

ID=13038264

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JP61056829A Expired - Lifetime JPH0616032B2 (ja) 1986-03-17 1986-03-17 超音波探傷装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52152788U (ja) * 1976-05-17 1977-11-19
JPS5555407Y2 (ja) * 1976-11-09 1980-12-22

Also Published As

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JPS62214352A (ja) 1987-09-21

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