JPH06159588A - 軸受用潤滑油の給油装置 - Google Patents

軸受用潤滑油の給油装置

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JPH06159588A
JPH06159588A JP31526392A JP31526392A JPH06159588A JP H06159588 A JPH06159588 A JP H06159588A JP 31526392 A JP31526392 A JP 31526392A JP 31526392 A JP31526392 A JP 31526392A JP H06159588 A JPH06159588 A JP H06159588A
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JP
Japan
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lubricating oil
oil
bearing
pipe
strainer
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JP31526392A
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English (en)
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Kikuo Yokouchi
内 喜久夫 横
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軸受などを分解しなくても、また軸受が潤滑
油循環路に位置していても、大量の潤滑油を高流速で循
環し効率的にオイルフラッシングを行うことができる。 【構成】 軸受3に潤滑油を供給する給油管5には、ス
トレーナ7とオリフィスストレーナ8とが配置されてい
る。このオリフィスストレーナ8にはバイパス管12が
接続され、このバイパス管12には止め弁14が設置さ
れている。給油管5を流れる潤滑油はストレーナ7とオ
リフィスストレーナ8とで異物が除去された後に、一部
が軸受3に流入し、残部がバイパス管12に流入し、夫
々その後に戻り油配管6を介して潤滑油発生装置11に
循環される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発電用の蒸気タービン
やガスタービンなどに使用される軸受用潤滑油の給油装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】蒸気タービンやガスタービン等の機器に
はすべり軸受が多数使用され、これらの軸受を潤滑し冷
却するために軸受用潤滑油の給油装置が付設されてい
る。この給油装置は軸受に潤滑油を連続的かつ強制的に
供給する。軸受は、供給された潤滑油の薄い油膜によっ
て回転体を支持するので、潤滑油に異物が混入している
と、回転体や軸受に潤滑不良やそれに起因する発熱など
が発生し、更には摺動傷や損傷が生じたりする。そこ
で、このような事態を防止するために、機器の運転前に
オイルフラッシング作業を行い、潤滑油に混入した異物
を除去する。このオイルフラッシング作業は潤滑油を循
環させて、この循環流路内に設置したフィルター、即ち
ストレーナによって異物を捕捉し除去する。このような
オイルフラッシング作業は、一般に機器を新規に据付け
る時及び機器の定期点検時に行われる。
【0003】図7は従来の定期点検時のオイルフラッシ
ング作業を示したもので、軸受台1と上半カバー2との
間には軸受3が支持され、この軸受3はロータ4を支持
している。軸受台1には、軸受3に潤滑油を供給する給
油管5と、潤滑油を排出する戻り油配管6とが夫々接続
され、この給油管5にはストレーナ7とオリフィススト
レーナ8とが設置されている。ストレーナ7とオリフィ
スストレーナ8には、オイルフラッシング作業時には通
常のストレーナエレメントの代りにフラッシング用のエ
レメントが内蔵される。給油管5から供給された潤滑油
は、ストレーナ7とオリフィスストレーナ8を通過する
時に異物が除去され、軸受3に流入した後に戻り油配管
6に排出され、再び給油管5に循環される。定期点検は
全体の工程が短いため、定期点検時のオイルフラッシン
グ作業も時間的に制約される。従って、定期点検時のオ
イルフラッシング作業は、復旧時間が極く短時間となる
ように、分解点検後に軸受3やロータ4を組立て、更に
軸受台1の上カバー2を被せた状態で行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】オイルフラッシングを
効率的に行うためには、循環される潤滑油を高速化して
異物の搬送能力を上げる必要がある。ところが、上述し
た従来の軸受用潤滑油の給油装置によるオイルフラッシ
ング作業は、流体抵抗の大きい軸受が循環路内に位置し
ているため、給油管を流れる潤滑油の流速が低速とな
り、即ち給油管を流れる潤滑油の流量が小さく、効率的
なオイルフラッシングを行うことができないといった問
題がある。
【0005】なお、大量の潤滑油を高流速で循環するこ
とができるオイルフラッシング作業としては、機器を新
規に据付ける時のオイルフラッシングが知られている。
これは、図8に示したように軸受台1から上半カバー2
を取外し、かつ軸受3からはその上半部分及びロータ4
を取外し、残った軸受下半部分3aにフラッシング用の
絞り弁付きの配管9を接続し、更にオリフィスストレー
ナ8の内蔵ストレーナエレメントを取外す。これにより
大量の潤滑油を高流速で循環することができ、従って配
管9の末端のバスケットストレーナ10によって異物を
効率的に除去することができる。しかしながら、これ
は、軸受やロータや軸受台カバーなど取り外すことが必
要であるため、それらを組立てた状態でオイルフラッシ
ングを行う定期点検時の作業には適用することができな
い。そこで、本発明の目的は、軸受などを分解しなくて
も、また軸受が潤滑油循環路に位置していても、大量の
潤滑油を高流速で循環し効率的にオイルフラッシングを
行うことができる軸受用潤滑油の給油装置を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、潤滑油発生装置と、この潤滑油発生装置か
らの潤滑油を軸受に給油する給油管と、この給油管の途
中に配置され、ここを流れる潤滑油から異物を除去する
異物除去装置と、上記軸受からの潤滑油を上記潤滑油発
生装置に戻す戻り油配管とを具備する軸受用潤滑油の給
油装置において、上記異物除去装置の下流側の上記給油
管から分岐され、上記給油管から分流した潤滑油を上記
軸受に流すことなく上記戻り油配管に導くバイパス配管
と、このバイパス配管を閉止することができる閉止手段
とを具備することを特徴とするものである。
【0007】この構成にあっては、上記異物除去装置の
下流側の上記給油管に配置されたオリフィスストレーナ
と、上記バイパス配管に配置された流量調整可能な絞り
弁とを更に具備し、上記バイパス配管は上記オリフィス
ストレーナから分岐していることが望ましい。
【0008】
【作用】オイルフラッシング作業時には、閉止手段はバ
イパス配管を開放する。潤滑油発生装置から給油管に供
給された潤滑油は、異物除去装置によって異物が除去さ
れた後に、一部が分流されバイパス配管に流入し、残部
は軸受に流入する。バイパス配管に流入した潤滑油と軸
受に流入した潤滑油とは、共に戻り油配管を経て潤滑油
発生装置に循環される。このように、循環路には、軸受
をバイパスするバイパス配管が配置されているので、給
油管中の異物除去装置には多量の潤滑油が高流速で流通
し、これによって効率的に異物を除去することができ
る。オイルフラッシング作業の終了後には、バイパス配
管は閉止手段によって閉止される。
【0009】
【実施例】以下に本発明の軸受用潤滑油の給油装置の一
実施例を図7及び図8と同部分には同一符号を付して示
した図1乃至図6を参照して説明する。図1において、
軸受台1と上半カバー2との間には軸受3が支持され、
この軸受3はロータ4を支持している。軸受台1には、
軸受3に潤滑油を供給する給油管5と、潤滑油を排出す
る戻り油配管6とが接続され、この給油管5にはストレ
ーナ7とこれの下流側にオリフィスストレーナ8とが設
置されている。ストレーナ7とオリフィスストレーナ8
とには、オイルフラッシング作業時には通常のストレー
ナエレメントの代りに、フラッシング用のエレメントが
内蔵される。以上の構成は上述した図7の構成と同一で
ある。潤滑油発生装置11は油タンクと油ポンプと油冷
却器などから構成され、1〜3Kg/平方cmに加圧し
た潤滑油を給油管5に供給する。オリフィスストレーナ
8にはバイパス配管12の一端が接続され、このバイパ
ス配管12の他端は座13によって戻り油配管6に接続
されている。バイパス配管12には流量調節絞り弁兼用
の止め弁14が配置されている。図3に示したようにバ
イパス配管12とオリフィスストレーナ8との取合いフ
ランジ部には、閉止板15が挿脱可能に設置されてい
る。なお、ストレーナ7及びオリフィスストレーナ8に
内蔵されるストレーナエレメントは、タービンの運転時
には80メッシュ程度のものが使用されるが、フラッシ
ング用には140〜180メッシュのものが使用され
る。
【0010】次に、この実施例の作用を説明する。オイ
ルフラッシング作業の時には、図1及び図2に示したよ
うに閉止板15はバイパス配管12から取り除かれ、か
つ止め弁14が所定の開度に調整される。こうして、軸
受3をバイパスするバイパス流路が構成される。潤滑油
発生装置11から給油管5に圧送された潤滑油は、スト
レーナ7とオリフィスストレーナ8によって異物が除去
された後に、このオリフィスストレーナ8において一部
が分流されバイパス配管12に流入し、残部は軸受3に
流入する。バイパス配管12に流入した潤滑油は、そこ
を通って戻り油配管6に流入し、潤滑油発生装置11に
循環される。また、軸受3に流入した潤滑油は軸受台1
の底に落下し、戻り油配管6を経て潤滑油発生装置11
に循環される。バイパス配管12の設置によって、給油
管5の流量及び流速が増大するので、潤滑油に混入した
異物や給油管5の内壁に付着した異物は、高速流の潤滑
油に搬送され、効率的にストレーナ7とオリフィススト
レーナ8によって除去される。なお、この給油管5の流
量及び流速は、バイパス管12の止め弁14の開度によ
って調整することができる。
【0011】他方、戻り油配管6を流れる異物は、潤滑
油発生装置11に流入すると、そこに設置した図示を省
略したストレーナによって捕捉されると共に、潤滑油が
潤滑油発生装置11の油タンク内で一時的に滞留した時
にその油タンクの底に沈殿する。この沈殿した異物は油
タンクの潤滑油を抜いて清掃する。また、オリフィスス
トレーナ8から軸受3までの潤滑油は、軸受3が充分に
清掃して組立てられており、またこの部分の管路が短く
かつオリフィスストレーナ8の直ぐ下流に位置している
ので、異物の混入が実質的にない。従って、この間の潤
滑油については、特に瀘過を必要としない。オイルフラ
ッシング作業の終了後には、閉止板15が図3に示した
ようにバイパス配管12に挿入されると共に、止め弁1
4が閉弁され、バイパス配管流路を遮断する。従って、
タービンの運転中には潤滑油はバイパス配管12には流
入しないので、止め弁14や閉止板15などは錆発生の
防止のために、ステンレス鋼を使用することが望まし
い。
【0012】なお、発電用のタービンには一般に軸受3
が4〜15個程度使用されているが、図1にはそのうち
の一つのみが図示されている。また、バイパス配管12
は各軸受毎に設置する必要はなく、複数の軸受に対して
共用することもできる。図4乃至図6は、上記実施例の
変形例を示したもので、図4及び図5は、夫々バイパス
配管12をオリフィスストレーナ8の直前及び直後に接
続した例である。また、図6はバイパス配管12をオリ
フィスストレーナ8の点検・交換作業用フランジ8aに
接続した例である。図6の場合、フランジ8aは内部清
掃やストレーナエレメントの交換の際に使用されるの
で、バイパス配管12はこれらの作業に支障をきたさな
いように接続することが望ましい。
【0013】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、異物除去装置の下流側の給油管から分岐され、
給油管から分流した潤滑油を軸受に流すことなく戻り油
配管に導くバイパス配管と、このバイパス配管を閉止す
ることができる閉止手段とを具備し、このバイパス配管
によって給油管を流れる潤滑油の流量及び流速を増大す
ることができるので、軸受などを分解しなくてもまた軸
受が潤滑油循環路に位置していても、効率的に潤滑油中
の異物を除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による軸受用潤滑油の給油装置の一実施
例を示した概略図。
【図2】上記実施例のバイパス配管を開放した状態を示
した拡大図。
【図3】上記実施例のバイパス配管を遮断した状態を示
した拡大図。
【図4】上記実施例の第1の変形例を示した概略図。
【図5】上記実施例の第2の変形例を示した概略図。
【図6】上記実施例の第3の変形例を示した概略図。
【図7】従来の軸受用潤滑油の給油装置を示した概略
図。
【図8】従来の別の軸受用潤滑油の給油装置を示した概
略図。
【符号の説明】
3 軸受 5 給油管 6 戻り油配管 7 ストレーナ(異物除去装置) 8 オリフィスストレーナ 11 潤滑油発生装置 12 バイパス配管 15 閉止板(閉止手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】潤滑油発生装置と、この潤滑油発生装置か
    らの潤滑油を軸受に給油する給油管と、この給油管の途
    中に配置され、ここを流れる潤滑油から異物を除去する
    異物除去装置と、上記軸受からの潤滑油を上記潤滑油発
    生装置に戻す戻り油配管とを具備する軸受用潤滑油の給
    油装置において、上記異物除去装置の下流側の上記給油
    管から分岐され、上記給油管から分流した潤滑油を上記
    軸受に流すことなく上記戻り油配管に導くバイパス配管
    と、このバイパス配管を閉止することができる閉止手段
    とを具備することを特徴とする軸受用潤滑油の給油装
    置。
  2. 【請求項2】上記異物除去装置の下流側の上記給油管に
    配置されたオリフィスストレーナと、上記バイパス配管
    に配置された流量調整可能な絞り弁とを更に具備し、上
    記バイパス配管は上記オリフィスストレーナから分岐し
    ていることを特徴とする請求項1に記載の軸受用潤滑油
    の給油装置。
JP31526392A 1992-11-25 1992-11-25 軸受用潤滑油の給油装置 Pending JPH06159588A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006138346A (ja) * 2004-11-10 2006-06-01 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 給油装置およびフラッシング方法
JP2010032039A (ja) * 2008-06-23 2010-02-12 Toshiba Corp 軸受装置、そのオイルフラッシング方法およびタービン

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