JPH06159584A - 管内へのケーブル挿入装置 - Google Patents
管内へのケーブル挿入装置Info
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- JPH06159584A JPH06159584A JP30669592A JP30669592A JPH06159584A JP H06159584 A JPH06159584 A JP H06159584A JP 30669592 A JP30669592 A JP 30669592A JP 30669592 A JP30669592 A JP 30669592A JP H06159584 A JPH06159584 A JP H06159584A
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- feed rollers
- rollers
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 途中に大径のブロック状体を備えたケーブル
を簡単に管内へ挿入できるようにする。 【構成】 ケーブル6を挟持した状態で回転してこのケ
ーブル6を送る一対の送りローラ45、46を、ブロック状
体の長さより長い間隔をあけて複数位置に配置する。各
一対の送りローラ45、46を互いに遠ざける手段が設けら
れ、この手段が、送りローラ45、46を回転自在に支持す
る移動軸受30、31、40、41と、送りねじ23、24とを有す
る。送りねじ23、24は、移動軸受にねじ合わされ、その
回転により、各送りローラ45、46を互いに反対方向に移
動させる。
を簡単に管内へ挿入できるようにする。 【構成】 ケーブル6を挟持した状態で回転してこのケ
ーブル6を送る一対の送りローラ45、46を、ブロック状
体の長さより長い間隔をあけて複数位置に配置する。各
一対の送りローラ45、46を互いに遠ざける手段が設けら
れ、この手段が、送りローラ45、46を回転自在に支持す
る移動軸受30、31、40、41と、送りねじ23、24とを有す
る。送りねじ23、24は、移動軸受にねじ合わされ、その
回転により、各送りローラ45、46を互いに反対方向に移
動させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は管内へのケーブル挿入装
置に関し、特にTVカメラを用いた管内内視工法におけ
るケーブルなど、途中に大径のブロック状体を備えたケ
ーブルを管内に挿入する場合に好適に利用される管内へ
のケーブル挿入装置に関する。
置に関し、特にTVカメラを用いた管内内視工法におけ
るケーブルなど、途中に大径のブロック状体を備えたケ
ーブルを管内に挿入する場合に好適に利用される管内へ
のケーブル挿入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、管内に水などの流体を流した
ままその状態を検査する方法として、先端部にTVカメ
ラを取り付けたケーブルを消火栓の部分から管内へ挿入
し、このTVカメラにて管内を内視して検査する管内内
視工法が知られている。
ままその状態を検査する方法として、先端部にTVカメ
ラを取り付けたケーブルを消火栓の部分から管内へ挿入
し、このTVカメラにて管内を内視して検査する管内内
視工法が知られている。
【0003】この管内内視工法におけるケーブル挿入装
置は、一対の送りローラにてケーブルを挟持した状態
で、この送りローラを回転駆動してケーブルを管内に送
り出すように構成されている。
置は、一対の送りローラにてケーブルを挟持した状態
で、この送りローラを回転駆動してケーブルを管内に送
り出すように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な従来の構成では、ケーブルの先端部にTVカメラなど
の大径のブロック状体を一つだけ備えている場合には、
送りローラよりも送り方向前方にこのブロック状体を位
置させておけば、ケーブルの送り出しを支障なく行える
が、TVカメラのほかに管内の状態を音で検知するマイ
クなど、複数のブロック状体が適当な間隔でケーブルに
取り付けられている場合には、簡単に送り出すことがで
きないという問題点がある。
な従来の構成では、ケーブルの先端部にTVカメラなど
の大径のブロック状体を一つだけ備えている場合には、
送りローラよりも送り方向前方にこのブロック状体を位
置させておけば、ケーブルの送り出しを支障なく行える
が、TVカメラのほかに管内の状態を音で検知するマイ
クなど、複数のブロック状体が適当な間隔でケーブルに
取り付けられている場合には、簡単に送り出すことがで
きないという問題点がある。
【0005】そこで本発明はこのような問題点を解決
し、途中に複数のブロック状体が取り付けられたケーブ
ルであっても簡単に送り出すことができる管内へのケー
ブル挿入装置を提供することを目的とする。
し、途中に複数のブロック状体が取り付けられたケーブ
ルであっても簡単に送り出すことができる管内へのケー
ブル挿入装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、途中に大径のブロック状体を備えたケーブル
を管内に挿入するための装置であって、ケーブルを挟持
した状態で回転することによってケーブルを送る少なく
とも一対の送りローラを、ブロック状体の長さより長い
間隔をあけて複数位置に配置し、前記送りローラを回転
駆動する手段と、各一対の送りローラどうしを互いに遠
ざける手段とを設け、この送りローラどうしを互いに遠
ざける手段が、送りローラを回転自在に支持する移動軸
受と、この移動軸受にねじ合わされて回転により各送り
ローラを互いに反対方向に移動させる送りねじとを有す
る構成したものである。
本発明は、途中に大径のブロック状体を備えたケーブル
を管内に挿入するための装置であって、ケーブルを挟持
した状態で回転することによってケーブルを送る少なく
とも一対の送りローラを、ブロック状体の長さより長い
間隔をあけて複数位置に配置し、前記送りローラを回転
駆動する手段と、各一対の送りローラどうしを互いに遠
ざける手段とを設け、この送りローラどうしを互いに遠
ざける手段が、送りローラを回転自在に支持する移動軸
受と、この移動軸受にねじ合わされて回転により各送り
ローラを互いに反対方向に移動させる送りねじとを有す
る構成したものである。
【0007】また本発明は、送りねじが移動軸受のケー
スの内部を貫通し、前記ケース内に、送りねじの長さ方
向に移動可能であるとともに前記送りねじにねじ合わさ
れるナット体と、前記ケースと前記ナット体との間に配
置されて送りねじの長さ方向に伸縮可能なばねとが設け
られている構成としたものである。
スの内部を貫通し、前記ケース内に、送りねじの長さ方
向に移動可能であるとともに前記送りねじにねじ合わさ
れるナット体と、前記ケースと前記ナット体との間に配
置されて送りねじの長さ方向に伸縮可能なばねとが設け
られている構成としたものである。
【0008】
【作用】このような構成によれば、送りローラを回転す
ることによってケーブルを管内に送り出し、このケーブ
ルの途中に設けられたブロック状体がある一対の送りロ
ーラに近づくと、そのローラを互いに遠ざけてブロック
状体の通過を許すとともに、他の対の送りローラにてケ
ーブルを挟持して送り出す。ブロック状体が前記一対の
送りローラ間を通過すると、再びこれらローラにてケー
ブルを挟持して送り出す。かつ、他の一対の送りローラ
にブロック状体が近づいたときには、同様にこれら送り
ローラを遠ざけてブロック状体を通過させることによ
り、途中にブロック状体が設けられたケーブルが容易に
管内に挿入される。このとき、送りねじによって各送り
ローラを互いに反対方向に移動させるようにしたため、
これら送りローラどうしを遠ざけたり、再びケーブルを
挟持したりするときに送りローラが迅速に動作される。
ることによってケーブルを管内に送り出し、このケーブ
ルの途中に設けられたブロック状体がある一対の送りロ
ーラに近づくと、そのローラを互いに遠ざけてブロック
状体の通過を許すとともに、他の対の送りローラにてケ
ーブルを挟持して送り出す。ブロック状体が前記一対の
送りローラ間を通過すると、再びこれらローラにてケー
ブルを挟持して送り出す。かつ、他の一対の送りローラ
にブロック状体が近づいたときには、同様にこれら送り
ローラを遠ざけてブロック状体を通過させることによ
り、途中にブロック状体が設けられたケーブルが容易に
管内に挿入される。このとき、送りねじによって各送り
ローラを互いに反対方向に移動させるようにしたため、
これら送りローラどうしを遠ざけたり、再びケーブルを
挟持したりするときに送りローラが迅速に動作される。
【0009】送りローラでケーブルを挟持する際には、
送りねじによってナットを移動させ、このナットおよび
ばねを介して移動軸受のケースを移動させ、これによっ
て一対の送りローラどうしを互いに接近させる。このと
き、送りねじに過剰な送りが生じても、ばねによってこ
れが吸収され、ケーブルが圧し潰されるような事態の発
生が防止される。また、ばねはケース内に収容されてい
るため、これを外部に設ける場合に比べ、その構造が小
形になる。
送りねじによってナットを移動させ、このナットおよび
ばねを介して移動軸受のケースを移動させ、これによっ
て一対の送りローラどうしを互いに接近させる。このと
き、送りねじに過剰な送りが生じても、ばねによってこ
れが吸収され、ケーブルが圧し潰されるような事態の発
生が防止される。また、ばねはケース内に収容されてい
るため、これを外部に設ける場合に比べ、その構造が小
形になる。
【0010】
【実施例】まず図4により管内内視工法について説明す
る。ここで1は地中に埋設された上水などの管路であ
り、その上方には、適当距離ごとに地下式消火栓用のピ
ット2が設けられている。このピット2の内部には管路
1から分岐管3が導かれ、この分岐管3の上端に副弁4
を介して図示しない消火栓を取り付けるように構成され
ている。管内内視工法を実施するときには、副弁4を閉
じて消火栓を取り外し、この副弁4に図示のようにケー
ブル挿入装置5を接続する。
る。ここで1は地中に埋設された上水などの管路であ
り、その上方には、適当距離ごとに地下式消火栓用のピ
ット2が設けられている。このピット2の内部には管路
1から分岐管3が導かれ、この分岐管3の上端に副弁4
を介して図示しない消火栓を取り付けるように構成され
ている。管内内視工法を実施するときには、副弁4を閉
じて消火栓を取り外し、この副弁4に図示のようにケー
ブル挿入装置5を接続する。
【0011】ケーブル挿入装置5は、管路1の内部に挿
入されるケーブル6を巻き付けたケーブルドラム7と、
このケーブルドラム7の近傍で管路1の内外の密封を維
持した状態でケーブル6を通過させる二つ割りのシール
装置8と、ケーブル6を通すための耐圧ホース9と、こ
の耐圧ホース9に接続されて、ケーブル6を管内に向け
て送り出すケーブル送り出し装置10と、このケーブル送
り出し装置10の下端に接続された緊急遮断弁11と、この
緊急遮断弁11と副弁4との間に介装された挿入外筒12
と、この挿入外筒12の内部に配置された挿入内筒13とを
有した構成とされている。
入されるケーブル6を巻き付けたケーブルドラム7と、
このケーブルドラム7の近傍で管路1の内外の密封を維
持した状態でケーブル6を通過させる二つ割りのシール
装置8と、ケーブル6を通すための耐圧ホース9と、こ
の耐圧ホース9に接続されて、ケーブル6を管内に向け
て送り出すケーブル送り出し装置10と、このケーブル送
り出し装置10の下端に接続された緊急遮断弁11と、この
緊急遮断弁11と副弁4との間に介装された挿入外筒12
と、この挿入外筒12の内部に配置された挿入内筒13とを
有した構成とされている。
【0012】挿入内筒13にはケーブル送り出し装置10を
貫通して上方に突出するように挿入棒14が取り付けら
れ、副弁4を開いた後に、挿入外筒12の中の挿入内筒13
を副弁4および分岐管3を通して管路1の内部に挿入操
作するように構成されている。さらに挿入内筒13の下端
には挿入棒14にて操作可能なガイド手段15が設けられ、
ケーブル6を直角方向に曲げて管路1の中に送り出すよ
うに構成されている。ケーブル6には、その先端部から
適当間隔おきに、TVカメラ、その照明、制御装置など
の複数の大径のブロック状体16が取り付けられている。
貫通して上方に突出するように挿入棒14が取り付けら
れ、副弁4を開いた後に、挿入外筒12の中の挿入内筒13
を副弁4および分岐管3を通して管路1の内部に挿入操
作するように構成されている。さらに挿入内筒13の下端
には挿入棒14にて操作可能なガイド手段15が設けられ、
ケーブル6を直角方向に曲げて管路1の中に送り出すよ
うに構成されている。ケーブル6には、その先端部から
適当間隔おきに、TVカメラ、その照明、制御装置など
の複数の大径のブロック状体16が取り付けられている。
【0013】ケーブル送り出し装置10は、図4に示すよ
うに、外部に対して密閉された円筒状の箱体21を有して
いる。図1および図2に示すように、箱体21の内部には
フレーム22が設けられており、このフレーム22には、一
対の水平方向の送りねじ23、24が、水平方向に互いに間
隔をおいて平行に配置されている。
うに、外部に対して密閉された円筒状の箱体21を有して
いる。図1および図2に示すように、箱体21の内部には
フレーム22が設けられており、このフレーム22には、一
対の水平方向の送りねじ23、24が、水平方向に互いに間
隔をおいて平行に配置されている。
【0014】送りねじ23、24どうしの中間位置における
フレーム22の部分には回転軸25が支持されている。この
回転軸25は、その先端部が箱体21を水密状態で貫通して
その外部に到達しており、その部分にハンドル26が取り
付けられている。そして、回転軸25に取り付けられた歯
車27が、両送りねじ23、24にそれぞれ取り付けられた同
一歯数の歯車28、29と噛み合っている。したがってハン
ドル26を回転させることで、両送りねじ23、24は互いに
同方向に回転する。
フレーム22の部分には回転軸25が支持されている。この
回転軸25は、その先端部が箱体21を水密状態で貫通して
その外部に到達しており、その部分にハンドル26が取り
付けられている。そして、回転軸25に取り付けられた歯
車27が、両送りねじ23、24にそれぞれ取り付けられた同
一歯数の歯車28、29と噛み合っている。したがってハン
ドル26を回転させることで、両送りねじ23、24は互いに
同方向に回転する。
【0015】送りねじ23によって一対の移動軸受30、31
が支持されている。送りねじ23はねじ部32と軸部33とを
有し、移動軸受30は、ねじ部32にねじ合わされて、送り
ねじ23の回転にもとづきこの送りねじ23の軸方向に移動
される。詳細には、移動軸受30はケース34を有し、送り
ねじ23はこのケース34内を貫通している。このケース34
の内部には、送りねじ23にねじ合わされるナット体35が
収容され、このナット体35は、ケース34内のスリーブ36
の内部を送りねじの長さ方向に摺動自在である。スリー
ブ36の内部におけるナット体35の端面とケース34の端部
内面との間には、送りねじ23の長さ方向に伸縮可能な圧
縮コイルばね42が、この送りねじ23に外ばめされた状態
で配置されている。移動軸受31は、その内部における円
筒状のスライダ37が軸部33により支持されて、送りねじ
17の軸方向にスライド自在である。
が支持されている。送りねじ23はねじ部32と軸部33とを
有し、移動軸受30は、ねじ部32にねじ合わされて、送り
ねじ23の回転にもとづきこの送りねじ23の軸方向に移動
される。詳細には、移動軸受30はケース34を有し、送り
ねじ23はこのケース34内を貫通している。このケース34
の内部には、送りねじ23にねじ合わされるナット体35が
収容され、このナット体35は、ケース34内のスリーブ36
の内部を送りねじの長さ方向に摺動自在である。スリー
ブ36の内部におけるナット体35の端面とケース34の端部
内面との間には、送りねじ23の長さ方向に伸縮可能な圧
縮コイルばね42が、この送りねじ23に外ばめされた状態
で配置されている。移動軸受31は、その内部における円
筒状のスライダ37が軸部33により支持されて、送りねじ
17の軸方向にスライド自在である。
【0016】送りねじ24には、送りねじ23のねじ部32お
よび軸部33に対応する位置に、それぞれ軸部38およびね
じ部39が形成されている。そして軸部38には、移動軸受
30に対応して位置する移動軸受40が、送りねじ24の軸方
向にスライド自在に支持されている。またねじ部39に
は、移動軸受31に対応して位置する移動軸受41がねじ合
わされて、送りねじ24の回転にもとづきこの送りねじ24
の軸方向に移動される。詳細構造の図示は省略するが、
移動軸受40は移動軸受31と同様の構成であり、また移動
軸受41は移動軸受31と同様の構成である。
よび軸部33に対応する位置に、それぞれ軸部38およびね
じ部39が形成されている。そして軸部38には、移動軸受
30に対応して位置する移動軸受40が、送りねじ24の軸方
向にスライド自在に支持されている。またねじ部39に
は、移動軸受31に対応して位置する移動軸受41がねじ合
わされて、送りねじ24の回転にもとづきこの送りねじ24
の軸方向に移動される。詳細構造の図示は省略するが、
移動軸受40は移動軸受31と同様の構成であり、また移動
軸受41は移動軸受31と同様の構成である。
【0017】移動軸受30、40間には回転軸43がわたされ
て回転自在に支持されており、また移動軸受31、41間に
は、回転軸44がわたされて回転自在に支持されている。
図1においては、移動軸受40、41のみについて回転軸4
3、44の軸受構造が図示されているが、軸受30、31も同
様の軸受構造を有している。各回転軸43、44には送りロ
ーラ45、46が取り付けられており、この送りローラ45、
46は、鼓形に形成されてその表面にゴムライニングが施
されている。
て回転自在に支持されており、また移動軸受31、41間に
は、回転軸44がわたされて回転自在に支持されている。
図1においては、移動軸受40、41のみについて回転軸4
3、44の軸受構造が図示されているが、軸受30、31も同
様の軸受構造を有している。各回転軸43、44には送りロ
ーラ45、46が取り付けられており、この送りローラ45、
46は、鼓形に形成されてその表面にゴムライニングが施
されている。
【0018】このため、送りねじ23によって移動軸受30
が移動されると、それにともなって送りローラ45および
移動軸受40が一体に移動され、また送りねじ24によって
移動軸受41が移動されると、それにともなって送りロー
ラ46および移動軸受31が一体に移動される。
が移動されると、それにともなって送りローラ45および
移動軸受40が一体に移動され、また送りねじ24によって
移動軸受41が移動されると、それにともなって送りロー
ラ46および移動軸受31が一体に移動される。
【0019】送りねじ23のねじ部32と送りねじ24のねじ
部39とは、互いに逆ねじの関係となるように構成されて
いる。したがって、ハンドル26を操作して両送りねじ2
3、24を同方向に回転させると、送りローラ45、46どう
しは、互いに近づいたり離れたりするように迅速に移動
して、その間隔が変化する。近づいたときには、これら
鼓形の送りローラ45、46どうしによってケーブル6を挟
持する。
部39とは、互いに逆ねじの関係となるように構成されて
いる。したがって、ハンドル26を操作して両送りねじ2
3、24を同方向に回転させると、送りローラ45、46どう
しは、互いに近づいたり離れたりするように迅速に移動
して、その間隔が変化する。近づいたときには、これら
鼓形の送りローラ45、46どうしによってケーブル6を挟
持する。
【0020】図1に示した部分のすぐ下側には、図1の
ものと同様の構成によって同様に移動する、他の一対の
送りローラ45、46が設けられている。その概略の配置を
図3に示す。図2に示すように、ハンドル26に直結され
た歯車27と、送りねじ23、24に取り付けられた歯車28、
29とは、高さ方向における異なった位置に配置されてい
る。そして、歯車27は、下側の送りローラ45、46のため
の送りねじ23、24に同様に取り付けられた歯車28、29に
も噛み合っている。したがって、一つのハンドル26を操
作することで、これら四つの送りローラ45、46のすべて
を同時に移動させることができる。
ものと同様の構成によって同様に移動する、他の一対の
送りローラ45、46が設けられている。その概略の配置を
図3に示す。図2に示すように、ハンドル26に直結され
た歯車27と、送りねじ23、24に取り付けられた歯車28、
29とは、高さ方向における異なった位置に配置されてい
る。そして、歯車27は、下側の送りローラ45、46のため
の送りねじ23、24に同様に取り付けられた歯車28、29に
も噛み合っている。したがって、一つのハンドル26を操
作することで、これら四つの送りローラ45、46のすべて
を同時に移動させることができる。
【0021】箱体21の外部には他のハンドル48が設けら
れており、このハンドル48の回転軸49は、箱体21を水密
状態で貫通してその内部て回転自在に支持されている。
そして、この回転軸49は、自在継手50を介して、一方の
送りローラ46の回転軸44に連結されている。他方の送り
ローラ45の回転軸43には自在継手51が連結されており、
この自在継手51は、同一歯数の一対の歯車52、53により
回転軸49に連動されている。このため、送りローラ45、
46どうしは、同一回転数で互いに逆方向に回転可能であ
る。なお、図1において、54はのぞき窓であり、箱体21
の内部を観察可能とされている。
れており、このハンドル48の回転軸49は、箱体21を水密
状態で貫通してその内部て回転自在に支持されている。
そして、この回転軸49は、自在継手50を介して、一方の
送りローラ46の回転軸44に連結されている。他方の送り
ローラ45の回転軸43には自在継手51が連結されており、
この自在継手51は、同一歯数の一対の歯車52、53により
回転軸49に連動されている。このため、送りローラ45、
46どうしは、同一回転数で互いに逆方向に回転可能であ
る。なお、図1において、54はのぞき窓であり、箱体21
の内部を観察可能とされている。
【0022】図3に示すように、上述の四つの送りロー
ラ45、46にて上側送り装置55が構成されている。そし
て、この上側送り装置55から、ケーブル6のブロック状
体16の長さより長い間隔をあけた下方の位置には、同一
の箱体21の内部において、上側送り装置55と同様の構成
の下側送り装置56が設けられている。図4に示すよう
に、送りローラ45、46どうしの間隔を調節するためのハ
ンドル26は、上下の送り装置55、56にそれぞれ設けられ
ている。したがって、これら上下の送り装置55、56は、
互いに独立して送りローラ45、46どうしの間隔を調節可
能である。
ラ45、46にて上側送り装置55が構成されている。そし
て、この上側送り装置55から、ケーブル6のブロック状
体16の長さより長い間隔をあけた下方の位置には、同一
の箱体21の内部において、上側送り装置55と同様の構成
の下側送り装置56が設けられている。図4に示すよう
に、送りローラ45、46どうしの間隔を調節するためのハ
ンドル26は、上下の送り装置55、56にそれぞれ設けられ
ている。したがって、これら上下の送り装置55、56は、
互いに独立して送りローラ45、46どうしの間隔を調節可
能である。
【0023】これに対し、送りローラ45、46を回転させ
るためのハンドル48は、図1に示すものが一つだけ設け
られている。そして、上下の送り装置55、56における回
転軸49どうしは、スプロケット57とチェーン58とによっ
て互いに連動されている。したがって、ハンドル48を操
作することで、すべての送りローラ45、46が同一回転数
で回転する。
るためのハンドル48は、図1に示すものが一つだけ設け
られている。そして、上下の送り装置55、56における回
転軸49どうしは、スプロケット57とチェーン58とによっ
て互いに連動されている。したがって、ハンドル48を操
作することで、すべての送りローラ45、46が同一回転数
で回転する。
【0024】このような構成において、管路1を内視検
査する場合には、まず、図4に示すように、消火栓を取
り外して、その代わりに、ケーブル挿入装置5を設置す
る。そして、ケーブルドラム7からケーブル6を繰り出
して、耐圧ホース9の内部に挿入する。またハンドル26
を操作し、送りローラ45、46どうしを互いに近づく方向
に移動させて、これら送りローラ45、46により、移動軸
受30、41のばね42の作用によって、所定の力でケーブル
6を挟持可能な状態としておく。さらに、挿入内筒13を
挿入外筒12から管路1内へ突出させて、そのガイド手段
15を動作状態に保持させる。
査する場合には、まず、図4に示すように、消火栓を取
り外して、その代わりに、ケーブル挿入装置5を設置す
る。そして、ケーブルドラム7からケーブル6を繰り出
して、耐圧ホース9の内部に挿入する。またハンドル26
を操作し、送りローラ45、46どうしを互いに近づく方向
に移動させて、これら送りローラ45、46により、移動軸
受30、41のばね42の作用によって、所定の力でケーブル
6を挟持可能な状態としておく。さらに、挿入内筒13を
挿入外筒12から管路1内へ突出させて、そのガイド手段
15を動作状態に保持させる。
【0025】次にハンドル48を操作して送りローラ45、
46を回転させ、図3(a)に示すようにケーブル6を送
り出す。このとき、上側送り装置55および下側送り装置
56は、それぞれ上下に一対ずつの送りローラ45、46を有
し、それぞれ四つの送りローラ45、46によってケーブル
6を挟持するため、可撓性を有するケーブル6が安定状
態で送り出される。
46を回転させ、図3(a)に示すようにケーブル6を送
り出す。このとき、上側送り装置55および下側送り装置
56は、それぞれ上下に一対ずつの送りローラ45、46を有
し、それぞれ四つの送りローラ45、46によってケーブル
6を挟持するため、可撓性を有するケーブル6が安定状
態で送り出される。
【0026】次にブロック状体16が上側送り装置55に近
づいたことをのぞき窓54で確認すると、この上側送り装
置55のハンドル26を操作し、送りローラ45、46どうしを
互いに遠ざかる方向に移動させて、図3(b)に示すよ
うにブロック状体16がこの上側送り装置55を通過できる
ようにする。そしてその状態でハンドル48を操作するこ
とにより、下側送り装置56にてケーブル6を送り出す。
づいたことをのぞき窓54で確認すると、この上側送り装
置55のハンドル26を操作し、送りローラ45、46どうしを
互いに遠ざかる方向に移動させて、図3(b)に示すよ
うにブロック状体16がこの上側送り装置55を通過できる
ようにする。そしてその状態でハンドル48を操作するこ
とにより、下側送り装置56にてケーブル6を送り出す。
【0027】ブロック状体16が上側送り装置55を通過し
たなら、そのハンドル26を逆方向に操作して、送りロー
ラ45、46どうしを互いに接近させる。このとき、移動軸
受30、41においては、ナット体35がばね42を介してケー
ス34を押すことで、その移動が行われる。このとき、送
りねじ23、24に過剰な送りが生じても、ばね42によって
これが吸収され、ケーブル6が圧し潰されるような事態
の発生が防止される。
たなら、そのハンドル26を逆方向に操作して、送りロー
ラ45、46どうしを互いに接近させる。このとき、移動軸
受30、41においては、ナット体35がばね42を介してケー
ス34を押すことで、その移動が行われる。このとき、送
りねじ23、24に過剰な送りが生じても、ばね42によって
これが吸収され、ケーブル6が圧し潰されるような事態
の発生が防止される。
【0028】そして下側送り装置56のハンドル26を操作
し、送りローラ45、46どうしを互いに遠ざかる方向に移
動させて、図3(c)に示すようにブロック状体16がこ
の下側送り装置56を通過できるようにする。そしてその
状態でハンドル48を操作することにより、上側送り装置
55にてケーブル6を送り出す。
し、送りローラ45、46どうしを互いに遠ざかる方向に移
動させて、図3(c)に示すようにブロック状体16がこ
の下側送り装置56を通過できるようにする。そしてその
状態でハンドル48を操作することにより、上側送り装置
55にてケーブル6を送り出す。
【0029】ブロック状体16が下側送り装置56を通過し
たなら、上側送り装置55の場合と同様にして、送りロー
ラ45、46どうしを互いに接近させ、図3(d)に示すよ
うに再び上下の送り装置55、56でケーブル6を挟持す
る。そして、その状態でハンドル48を操作することによ
って、さらにケーブル6を送り出す。こうして、TVカ
メラやマイクなどのブロック状体16が通過する際に送り
装置55または56の送りローラ45、46どうしを開いて、他
方の送り装置56または55にてケーブル6を送り出すこと
ができる。
たなら、上側送り装置55の場合と同様にして、送りロー
ラ45、46どうしを互いに接近させ、図3(d)に示すよ
うに再び上下の送り装置55、56でケーブル6を挟持す
る。そして、その状態でハンドル48を操作することによ
って、さらにケーブル6を送り出す。こうして、TVカ
メラやマイクなどのブロック状体16が通過する際に送り
装置55または56の送りローラ45、46どうしを開いて、他
方の送り装置56または55にてケーブル6を送り出すこと
ができる。
【0030】
【発明の効果】以上述べたように本発明によると、送り
ローラを回転することによってケーブルを管内に送り出
すことができるとともに、ケーブルの途中に設けられた
ブロック状体を通過させる際には順次送りローラどうし
を遠ざけることによってブロック状体を通過させること
ができて、途中にブロック状体が設けられたケーブルを
簡単に管内に挿入することができるのみならず、送りね
じによって各送りローラを互いに反対方向に移動させる
ようにしたため、これら送りローラどうしを遠ざけた
り、再びケーブルを挟持したりするときに送りローラを
迅速に移動させることができて能率良く作業することが
できる。
ローラを回転することによってケーブルを管内に送り出
すことができるとともに、ケーブルの途中に設けられた
ブロック状体を通過させる際には順次送りローラどうし
を遠ざけることによってブロック状体を通過させること
ができて、途中にブロック状体が設けられたケーブルを
簡単に管内に挿入することができるのみならず、送りね
じによって各送りローラを互いに反対方向に移動させる
ようにしたため、これら送りローラどうしを遠ざけた
り、再びケーブルを挟持したりするときに送りローラを
迅速に移動させることができて能率良く作業することが
できる。
【0031】送りねじによって移動される移動軸受の内
部に送り動作のためのナット体とばねとを収容したた
め、送りねじに過剰な送りが生じても、ばねによりこれ
を吸収できて、ケーブルが圧し潰されるような事態の発
生を防止でき、しかも、ばねをケース内を収容したた
め、これを外部に設ける場合に比べ、その構造を小形化
することとができる
部に送り動作のためのナット体とばねとを収容したた
め、送りねじに過剰な送りが生じても、ばねによりこれ
を吸収できて、ケーブルが圧し潰されるような事態の発
生を防止でき、しかも、ばねをケース内を収容したた
め、これを外部に設ける場合に比べ、その構造を小形化
することとができる
【図1】本発明の一実施例の管内へのケーブル挿入装置
におけるケーブル送り出し装置の平面視の断面図であ
る。
におけるケーブル送り出し装置の平面視の断面図であ
る。
【図2】同ケーブル送り出し装置における歯車列を示す
図である。
図である。
【図3】同ケーブル送り出し装置の動作説明図である。
【図4】本発明の一実施例の管内へのケーブル挿入装置
の全体構成を示す図である。
の全体構成を示す図である。
1 管路 6 ケーブル 16 ブロック状体 23 送りねじ 24 送りねじ 26 ハンドル 30 移動軸受 31 移動軸受 34 ケース 35 ナット体 40 移動軸受 41 移動軸受 42 圧縮コイルばね 45 送りローラ 46 送りローラ 48 ハンドル 55 上側送り装置 56 下側送り装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 静夫 兵庫県尼崎市大浜町2丁目26番地 株式会 社クボタ武庫川製造所内 (72)発明者 桜井 祥巳 兵庫県尼崎市大浜町2丁目26番地 株式会 社クボタ武庫川製造所内 (72)発明者 大濱 博保 兵庫県尼崎市大浜町2丁目26番地 株式会 社クボタ武庫川製造所内 (72)発明者 槇 厚 兵庫県尼崎市大浜町2丁目26番地 株式会 社クボタ武庫川製造所内 (72)発明者 戸島 敏雄 兵庫県尼崎市大浜町2丁目26番地 株式会 社クボタ武庫川製造所内
Claims (2)
- 【請求項1】 途中に大径のブロック状体を備えたケー
ブルを管内に挿入するための装置であって、ケーブルを
挟持した状態で回転することによってケーブルを送る少
なくとも一対の送りローラを、ブロック状体の長さより
長い間隔をあけて複数位置に配置し、前記送りローラを
回転駆動する手段と、各一対の送りローラどうしを互い
に遠ざける手段とを設け、この送りローラどうしを互い
に遠ざける手段は、送りローラを回転自在に支持する移
動軸受と、この移動軸受にねじ合わされて回転により各
送りローラを互いに反対方向に移動させる送りねじとを
有することを特徴とする管内へのケーブル挿入装置。 - 【請求項2】 送りねじは移動軸受のケースの内部を貫
通し、前記ケース内に、送りねじの長さ方向に移動可能
であるとともに前記送りねじにねじ合わされるナット体
と、前記ケースと前記ナット体との間に配置されて送り
ねじの長さ方向に伸縮可能なばねとが設けられているこ
とを特徴とする管内へのケーブル挿入装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30669592A JP2862046B2 (ja) | 1992-11-17 | 1992-11-17 | 管内へのケーブル挿入装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30669592A JP2862046B2 (ja) | 1992-11-17 | 1992-11-17 | 管内へのケーブル挿入装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06159584A true JPH06159584A (ja) | 1994-06-07 |
JP2862046B2 JP2862046B2 (ja) | 1999-02-24 |
Family
ID=17960198
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30669592A Expired - Fee Related JP2862046B2 (ja) | 1992-11-17 | 1992-11-17 | 管内へのケーブル挿入装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2862046B2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03277895A (ja) * | 1990-03-27 | 1991-12-09 | Kubota Corp | 管内へのケーブル挿入装置 |
-
1992
- 1992-11-17 JP JP30669592A patent/JP2862046B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03277895A (ja) * | 1990-03-27 | 1991-12-09 | Kubota Corp | 管内へのケーブル挿入装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2862046B2 (ja) | 1999-02-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |