JPH0615955U - シヤンク周面と、シヤンク端面に寸法表示のあるエンドミルとドリル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は機械工具のエンドミルとドリルに関
するものである。従来のエンドミル及びドリルの、刃径
の寸法表示の刻印は、消えて読み取りできないことが多
かった。 【構成】 本考案は、シャンク周上の刻印は従来通りと
し、新たにシャンク端面に、寸法表示の刻印を設ける、
又は刻印の代りに、ラベルを固着し、シャンク端面に、
刃径の寸法表示をしたものである。 【効果】 使用中に、シャンク周上の従来の刻印が消え
ることがあっても、外力の作用のない端面の刻印は消え
ずに残る。又、刻印の代りに、ラベルを固着すれば、読
み取りやすい。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、機械工具のエンドミルとドリルに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来のエンドミルとドリルの、刃径の寸法表示は、シヤンク周上に刻印を打っ たものであった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来のシヤンク周上の刻印は、作業中の切りくずの目づまりとか、過重切削に より、シヤンク部の保持力を越え工具が空転し刻印が消え、文字が読み取れなく なり、以後は使用の都度ノギスで刃径を確認しなければならないことが多かった 。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

課題を解決するために、シヤンク周上の刻印は従来通りとし、新たにシヤンク 端面５及び１２に刻印を設けた。

【０００５】

【作用】

シヤンク周上の刻印は従来通りとし、新たにシヤンク端面５及び１２に刻印７ 及び１４を設け、刃径の寸法表示をしたものである。

【０００６】

【実施例】

本考案の実施例を、図面を参照しながら説明する。 実施例１ 図１及び図２は、本考案の実施例１を示す正面図である。 図１のエンドミル１のシヤンク３の周上に従来通り刻印６を打つ、新たにシヤ ンク端面５に刻印７を打つ。 図２のドリル８は、シヤンク端面が平面であるドリルの場合で、ドリル８のシ ヤンク１０の周上に従来通り刻印１３を打つ、新たにシヤンク端面１２に刻印１ ４を打つ。 従来のシヤンク周上の刻印６及び１３が消えることがあっても、シヤンク端面 ５及び１２は外力が作用しないので刻印は消えることはない。 実施例２ 図３は本考案の実施例２を示す斜視図である。 シヤンク端面５に、実施例１の刻印７及び１４の代りに、ラベル１５を接着剤 などで固着する。ラベルは耐水、耐油性とすれば、文字は刻印よりはっきりと見 やすい。

【０００７】

【考案の効果】

本考案は、シヤンク周上に従来通り刻印を設け、新たにシヤンク端面５及び１ ２に刻印してあるために、シヤンク周上の刻印が消えることがあっても、端面の 刻印は外力が作用しないため消えることはない。 刻印の代りに、ラベル１５を使用したものは、刻印にくらべて文字が見やすい 。 本考案はエンドミルとドリル以外の工具類の、端面が平面であるもの（リーマ 等）に実施するものであって、図４に示す公知のラベルシートを製造し、使用者 がラベルを貼るようにすればたやすく実施できる。 更に端面５及び１２に刃径寸法を表示したものは、市販の工具保管台で、端面 を上にして保管する場合、周上に寸法表示のあるものより見やすい。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例１を示す正面図である。

【図２】本考案の実施例１を示す正面図である。

【図３】本考案の実施例２を示す斜視図である。

【図４】本考案の実施例２のラベルのラベルシートの斜
視図の部分断面図である。

【符号の説明】

１ エンドミル ２ 刃径 ３ シヤンク ４ シヤンク径 ５ シヤンク端面 ６ 刻印 ７ 刻印 ８ ドリル ９ 刃径 １０ シヤンク １１ シヤンク径 １２ シヤンク端面 １３ 刻印 １４ 刻印 １５ ラベル １６ ラベルシート １７ 粘着剤 １８ 非粘着シート

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 シヤンク端面（５）及び（１２）に、寸
   法表示の刻印のあるエンドミルとドリル。
2. 【請求項２】 シヤンク端面（５）及び（１２）に、寸
   法表示のラベル（１５）を固着したエンドミルとドリ
   ル。