JPH061591Y2 - 起伏シリンダの負荷検出装置 - Google Patents

起伏シリンダの負荷検出装置

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JPH061591Y2
JPH061591Y2 JP11787687U JP11787687U JPH061591Y2 JP H061591 Y2 JPH061591 Y2 JP H061591Y2 JP 11787687 U JP11787687 U JP 11787687U JP 11787687 U JP11787687 U JP 11787687U JP H061591 Y2 JPH061591 Y2 JP H061591Y2
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load
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intermediate plate
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JP11787687U
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利夫 大橋
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Subaru Corp
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Fuji Jukogyo KK
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は起伏自在な伸縮ブームを有する作業車に装備さ
れた起伏シリンダの負荷検出装置に関する。
〔従来の技術〕
一般に、高所作業車では油圧シリンダによって起伏操作
される伸縮ブームの頂部に作業バスケットが設けられ、
この作業バスケット内に作業者が入って種々の作業がで
きるようになっている。この種の作業車のブームの基端
に作用する転倒モーメントは、ブームの長さ、ブームの
起伏角および作業バスケットに作用する重量によって決
定され、このモーメントの値が許容値を越えると危険で
あるので通常はモーメントの検出装置を含んだトルク制
限装置が設けられている。
この種のモーメントの検出装置としては、従来、実開昭
60−187190号公報に開示されたように、起伏シ
リンダを基台に対して支持する枢支ピン自体を負荷検出
ピンとしたもの、あるいは実開昭61−78192号公
報に開示されたように、起伏シリンダを基台に対して3
点支持機構で支持しそのうちの1点を負荷検出ピンとし
たもの等が知られている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、前者の検出装置では起伏シリンダの推力
が直接負荷検出ピンに作用するので負荷検出ピンの負荷
耐力を大きくしなければならず、そのためコストアップ
となり、また万一負荷検出ピンが破損した場合には事故
に繋がる等の問題がある。一方、後者の検出装置では作
用する横方向からの偏荷重に対しての負荷耐力を大きく
しなければならないので、上述したと同様にコストアッ
プとなる等の問題がある。
そこで、本考案の目的は、上述した従来の技術が有する
問題点を解消し、低コストで安全性に優れた構造簡単な
起伏シリンダの負荷検出装置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案は、基台に起伏自在
に枢着された伸縮ブームに対してロッドの先端を枢支し
た起伏シリンダのチューブの基端を、第1の枢支ピンと
負荷検出ピンとを介して中間プレートにピン結合すると
共に、この中間プレートを第2の枢支ピンを介して前記
基台にピン結合したことを特徴とするものである。
〔作用〕
本考案によれば、起伏シリンダの推力は、第1の枢支ピ
ンと負荷検出ピンと第2の枢支ピンとに分担して作用
し、負荷検出ピンには小さな分担負荷のみが作用するこ
とになり、この小さな分担負荷の検出値から起伏シリン
ダの推力を精度良く求めることができ、負荷検出ピンを
負荷耐力の小さなもので構成でき、負荷検出ピンが破損
しても第1の枢支ピン及び第2の枢支ピンで起伏シリン
ダを支持できる。
〔実施例〕 以下、本考案による起伏シリンダの負荷検出装置の一実
施例を添附図面を参照して説明する。
第1図は高所作業車を示しており、車台1の後部には旋
回台2が装備されてこの旋回台2には基台3が固設され
ている。基台3の先端にはテレスコープ状の伸縮ブーム
5の基部が枢支軸6を介して枢支され、この伸縮ブーム
5の頂部には作業バスケット7が設けられている。基台
3と伸縮ブーム5との間には伸縮ブーム5を起伏自在に
した起伏シリンダ8が介装され、起伏シリンダ8のロッ
ド8aの先端は伸縮ブーム5に突設されたブラケット9
にピン10を介して枢支されている。
起伏シリンダ8のチューブ8bの基端には、第2図に示
されるように、一対のクレビス11,11が固設され、
両者の間には中間プレート12が差し込まれ、この中間
プレート12と上記クレビス11とは、第3図からも明
らかなように、第1の枢支ピン13と、負荷検出ピン1
5とでピン結合され、さらに中間プレート12は上記基
台3に固設された一対の固定プレート16,16の間に
差し込まれ、第2の枢支ピン17を介して上記固定プレ
ート16に対してピン結合されている。また、第4図に
示されるように、負荷検出ピン15にはその軸上の2箇
所に歪ゲージ18が貼設され、この歪ゲージ18のケー
ブル19は負荷検出ピン15のほぼ中心を通して端部か
ら導出されている。
上述の構成により、起伏シリンダ8のロッド8aを伸縮
させて伸縮ブーム5を起伏させると、シリンダの推力
は、第1の枢支ピン13と負荷検出ピン15とに作用す
ると同時に、第2の枢支ピン17に作用する。
ここで、第2図に示されるように、起伏シリンダ8の軸
線上に第2の枢支ピン17を配置し、この軸線の両側に
距離l1、距離l2を隔てて負荷検出ピン15、第1の枢支
ピン13をそれぞれ配置したとすれば、起伏シリンダ8
の推力をF、負荷検出ピン15の分担負荷をfとしたと
き、 の関係が成立ち、この(1)式から明らかなように、分担
負荷fは推力Fに比べて小さくなる。
しかして、本考案によれば、この小さな分担負荷fを負
荷検出ピン15で検出することにより、伸縮ブーム5の
基端に作用する転倒モーメントを検出することができ、
負荷検出ピン15での検出値が所定値に達したとき伸縮
ブーム5の作動を停止させたり、警報器を作動させたり
するよう構成すれば、高所作業車の転倒等を未然に防止
することができる。また、伸縮シリンダ5の推力Fを距
離l1及び距離l2に応じた分担負荷fとして検出するよう
にしたので、検出精度を落とすことなく、負荷耐力の小
さな負荷検出ピン15を使用することができ、低コスト
化を図ることができる。さらに、もし負荷検出ピン15
が破損しても第1及び第2の枢支ピン13,17で起伏
シリンダ8は支持されるので、危険を防止でき、安全性
の優れたものとすることができる。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなように、本考案によれば、起伏
シリンダのチューブの基端を、第1の枢支ピンと負荷検
出ピンとを介して中間プレートにピン結合すると共に、
この中間プレートを第2の枢支ピンを介して基台にピン
結合したから、負荷検出ピンには小さな分担負荷のみが
作用し、負荷検出ピンを負荷耐力の小さなもので構成で
き、低コスト化を図ることができる。また、負荷検出ピ
ンが破損しても第1及び第2の枢支ピンで起伏シリンダ
は支持されるので、危険を防止でき、安全性の優れたも
のにすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は高所作業車を示す側面図、第2図は本考案によ
る起伏シリンダの負荷検出装置の一実施例を示す側面
図、第3図は第2図のIII−III断面図、第4図は負荷検
出ピンを示す側面図である。 5…伸縮ブーム、8…起伏シリンダ、8a…ロッド、8
b…チューブ、11…クレビス、12…中間プレート、
13…第1の枢支ピン、15…負荷検出ピン、17…第
2の枢支ピン、18…歪ゲージ。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】基台に起伏自在に枢着された伸縮ブームに
    対してロッドの先端を枢支した起伏シリンダのチューブ
    の基端を、第1の枢支ピンと負荷検出ピンとを介して中
    間プレートにピン結合すると共に、この中間プレートを
    第2の枢支ピンを介して前記基台にピン結合したことを
    特徴とする起伏シリンダの負荷検出装置。
  2. 【請求項2】前記チューブの基端に一対のクレビスを固
    設し、これらクレビスの間に前記中間プレートを差し込
    み、これら両者を前記第1の枢支ピンと前記負荷検出ピ
    ンとでピン結合し、前記中間プレートを前記基台に固設
    された一対の固定プレートの間に差し込み、これら両者
    を前記第2の枢支ピンでピン結合したことを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の起伏シリンダの負
    荷検出装置。
JP11787687U 1987-07-31 1987-07-31 起伏シリンダの負荷検出装置 Expired - Lifetime JPH061591Y2 (ja)

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JPS6424098U JPS6424098U (ja) 1989-02-09
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