JPH06159086A - 過給機の軸受装置 - Google Patents
過給機の軸受装置Info
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- JPH06159086A JPH06159086A JP4313737A JP31373792A JPH06159086A JP H06159086 A JPH06159086 A JP H06159086A JP 4313737 A JP4313737 A JP 4313737A JP 31373792 A JP31373792 A JP 31373792A JP H06159086 A JPH06159086 A JP H06159086A
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- JP
- Japan
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- oil film
- bearing
- damper
- turbine
- dampers
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Classifications
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C27/00—Elastic or yielding bearings or bearing supports, for exclusively rotary movement
- F16C27/04—Ball or roller bearings, e.g. with resilient rolling bodies
- F16C27/045—Ball or roller bearings, e.g. with resilient rolling bodies with a fluid film, e.g. squeeze film damping
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C19/00—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
- F16C19/54—Systems consisting of a plurality of bearings with rolling friction
- F16C19/546—Systems with spaced apart rolling bearings including at least one angular contact bearing
- F16C19/547—Systems with spaced apart rolling bearings including at least one angular contact bearing with two angular contact rolling bearings
- F16C19/548—Systems with spaced apart rolling bearings including at least one angular contact bearing with two angular contact rolling bearings in O-arrangement
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C2360/00—Engines or pumps
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Supercharger (AREA)
- Support Of The Bearing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 軸受部分の小型化を可能にする。
【構成】 タービン側オイルフィルムダンパ25とコン
プレッサ側オイルフィルムダンパ26との間に、軸受ハ
ウジング21に支承される少なくとも2本のピン28,
29を、これらオイルフィルムダンパ25,26の接線
方向に主軸22を挟んだ両側に配設し、タービン側オイ
ルフィルムダンパ25とコンプレッサ側オイルフィルム
ダンパ26の端部に、前記ピン28,29が嵌合するこ
とでこれらオイルフィルムダンパ25,26がその周方
向に回転することを規制する嵌合部34を形成する。
プレッサ側オイルフィルムダンパ26との間に、軸受ハ
ウジング21に支承される少なくとも2本のピン28,
29を、これらオイルフィルムダンパ25,26の接線
方向に主軸22を挟んだ両側に配設し、タービン側オイ
ルフィルムダンパ25とコンプレッサ側オイルフィルム
ダンパ26の端部に、前記ピン28,29が嵌合するこ
とでこれらオイルフィルムダンパ25,26がその周方
向に回転することを規制する嵌合部34を形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車用内燃機関等
に搭載される過給機の軸受装置に関する。
に搭載される過給機の軸受装置に関する。
【0002】
【従来の技術】過給機の軸受装置として、例えば図5、
図6に示すようなものがある(実開平1ー159130
号公報等参照)。
図6に示すようなものがある(実開平1ー159130
号公報等参照)。
【0003】図において、軸受車室1の軸受ハウジング
2内には、油膜を介して支持される一対のオイルフィル
ムダンパ3,4が配設されている。オイルフィルムダン
パ3,4の内周にそれぞれタービン側玉軸受6およびコ
ンプレッサ側玉軸受7が配設されている。この両軸受
6,7に主軸(タービン軸)8が支承される。
2内には、油膜を介して支持される一対のオイルフィル
ムダンパ3,4が配設されている。オイルフィルムダン
パ3,4の内周にそれぞれタービン側玉軸受6およびコ
ンプレッサ側玉軸受7が配設されている。この両軸受
6,7に主軸(タービン軸)8が支承される。
【0004】また、両オイルフィルムダンパ3,4間
に、両軸受6,7の外輪を主軸8方向に沿って互いに遠
ざけようとする方向に予圧を付与するコイルスプリング
9と、両ダンパ3,4それぞれが選択的に当接可能な略
円筒状のスラスト受け部材10が配設されている。
に、両軸受6,7の外輪を主軸8方向に沿って互いに遠
ざけようとする方向に予圧を付与するコイルスプリング
9と、両ダンパ3,4それぞれが選択的に当接可能な略
円筒状のスラスト受け部材10が配設されている。
【0005】このスラスト受け部材10は、軸受ハウジ
ング2内壁に位置決めピン11によって位置決め、固定
され、これによってオイルフィルムダンパ3,4が主軸
8方向に移動するのを規制している。また、オイルフィ
ルムダンパ3,4とスラスト受け部材10との間に、図
示されない係合部が形成され、オイルフィルムダンパ
3,4が主軸8と共回りすることを併せて防止してい
る。
ング2内壁に位置決めピン11によって位置決め、固定
され、これによってオイルフィルムダンパ3,4が主軸
8方向に移動するのを規制している。また、オイルフィ
ルムダンパ3,4とスラスト受け部材10との間に、図
示されない係合部が形成され、オイルフィルムダンパ
3,4が主軸8と共回りすることを併せて防止してい
る。
【0006】給油口からの油は、軸受ハウジング2から
両オイルフィルムダンパ3,4の外周に供給され、その
油膜形成部5に形成される油膜を介してダンパ3,4が
浮動支持される一方、ダンパ3,4に設けた小孔12か
ら両軸受6,7に導かれ、潤滑が行われるようになって
いる。
両オイルフィルムダンパ3,4の外周に供給され、その
油膜形成部5に形成される油膜を介してダンパ3,4が
浮動支持される一方、ダンパ3,4に設けた小孔12か
ら両軸受6,7に導かれ、潤滑が行われるようになって
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この軸
受装置のように、オイルフィルムダンパ3,4の間にス
ラスト受け部材10を配設してスラストを受けるものだ
と、スラスト受け部材10の位置決めのために、固定用
のピン11に必要な強度を持たせることが重要である
が、この場合スラスト受け部材10にピン11が嵌まる
溝や孔を切り欠かなければならず、スラスト受け部材1
0の幅長さをそれほど短くはできない。
受装置のように、オイルフィルムダンパ3,4の間にス
ラスト受け部材10を配設してスラストを受けるものだ
と、スラスト受け部材10の位置決めのために、固定用
のピン11に必要な強度を持たせることが重要である
が、この場合スラスト受け部材10にピン11が嵌まる
溝や孔を切り欠かなければならず、スラスト受け部材1
0の幅長さをそれほど短くはできない。
【0008】そのため、オイルフィルムダンパ3,4の
間をある程度離さざるを得ず、したがって軸受部分の小
型化つまり過給機の小型化が難しいという問題があっ
た。
間をある程度離さざるを得ず、したがって軸受部分の小
型化つまり過給機の小型化が難しいという問題があっ
た。
【0009】この発明は、スラスト受け部材を複数のピ
ンによって構成することで、このような問題点を解決す
ることを目的としている。
ンによって構成することで、このような問題点を解決す
ることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、軸受ハウジ
ング内に油膜を介して浮動状態に配設されるオイルフィ
ルムダンパと、該オイルフィルムダンパの内周の両端部
にそれぞれ配設されて主軸を支承するタービン側軸受お
よびコンプレッサ側軸受とを備える過給機の軸受装置に
おいて、前記オイルフィルムダンパをタービン側軸受を
有するタービン側オイルフィルムダンパとコンプレッサ
側軸受を有するコンプレッサ側オイルフィルムダンパと
に分割し、タービン側オイルフィルムダンパとコンプレ
ッサ側オイルフィルムダンパとの間で、タービン側オイ
ルフィルムダンパおよびコンプレッサ側オイルフィルム
ダンパが主軸方向へ変位することを規制し、かつこれら
オイルフィルムダンパの姿勢を軸受ハウジングの軸線方
向に保持するピンを、主軸を挟んだ両側に少なくとも2
本それぞれ配設し、タービン側オイルフィルムダンパと
コンプレッサ側オイルフィルムダンパの端部に、前記ピ
ンが嵌合することでこれらオイルフィルムダンパがその
周方向に回転することを規制する嵌合部を形成する。
ング内に油膜を介して浮動状態に配設されるオイルフィ
ルムダンパと、該オイルフィルムダンパの内周の両端部
にそれぞれ配設されて主軸を支承するタービン側軸受お
よびコンプレッサ側軸受とを備える過給機の軸受装置に
おいて、前記オイルフィルムダンパをタービン側軸受を
有するタービン側オイルフィルムダンパとコンプレッサ
側軸受を有するコンプレッサ側オイルフィルムダンパと
に分割し、タービン側オイルフィルムダンパとコンプレ
ッサ側オイルフィルムダンパとの間で、タービン側オイ
ルフィルムダンパおよびコンプレッサ側オイルフィルム
ダンパが主軸方向へ変位することを規制し、かつこれら
オイルフィルムダンパの姿勢を軸受ハウジングの軸線方
向に保持するピンを、主軸を挟んだ両側に少なくとも2
本それぞれ配設し、タービン側オイルフィルムダンパと
コンプレッサ側オイルフィルムダンパの端部に、前記ピ
ンが嵌合することでこれらオイルフィルムダンパがその
周方向に回転することを規制する嵌合部を形成する。
【0011】
【作用】主軸を挟んだ両側に配設した少なくとも2本の
ピンによって、両オイルフィルムダンパは主軸に直交す
る面にて主軸方向の動きが規制されるので、オイルフィ
ルムダンパの姿勢を適正に保ちつつ、スラストを受けら
れる。
ピンによって、両オイルフィルムダンパは主軸に直交す
る面にて主軸方向の動きが規制されるので、オイルフィ
ルムダンパの姿勢を適正に保ちつつ、スラストを受けら
れる。
【0012】また、オイルフィルムダンパの端部に、ピ
ンが嵌合して周方向の回転を規制する嵌合部を設けたの
で、主軸との共回りが防止されるのであり、このような
ピン構造によって軸受部分の長さを小さくすることが可
能になる。
ンが嵌合して周方向の回転を規制する嵌合部を設けたの
で、主軸との共回りが防止されるのであり、このような
ピン構造によって軸受部分の長さを小さくすることが可
能になる。
【0013】
【実施例】図1〜図3は本発明の実施例を示すもので、
軸受車室20には軸受ハウジング21が設けられてい
る。軸受ハウジング21には、タービン軸22が貫通し
て配設されており、タービン軸22はタービン側玉軸受
23とコンプレッサ側玉軸受24によって支持されてい
る。
軸受車室20には軸受ハウジング21が設けられてい
る。軸受ハウジング21には、タービン軸22が貫通し
て配設されており、タービン軸22はタービン側玉軸受
23とコンプレッサ側玉軸受24によって支持されてい
る。
【0014】軸受ハウジング21内には、油膜形成部2
5a,26aにおける油膜を介して浮動状態に支持され
て、前記タービン側玉軸受23を支持するタービン側オ
イルフィルムダンパ25と、同様に支持されて前記コン
プレッサ側玉軸受24を支持するコンプレッサ側オイル
フィルムダンパ26とが配設されている。
5a,26aにおける油膜を介して浮動状態に支持され
て、前記タービン側玉軸受23を支持するタービン側オ
イルフィルムダンパ25と、同様に支持されて前記コン
プレッサ側玉軸受24を支持するコンプレッサ側オイル
フィルムダンパ26とが配設されている。
【0015】オイルフィルムダンパ25,26の間に
は、両軸受23,24の外輪を遠ざける方向に予圧を付
与するコイルスプリング27が介装されている。
は、両軸受23,24の外輪を遠ざける方向に予圧を付
与するコイルスプリング27が介装されている。
【0016】オイルフィルムダンパ25,26には、こ
れらの外周に設けられた環状室25b,26bと連通し
て、両玉軸受23,24の転動部付近に潤滑油を導く潤
滑油供給用の小孔25c,26cが設けられている。
れらの外周に設けられた環状室25b,26bと連通し
て、両玉軸受23,24の転動部付近に潤滑油を導く潤
滑油供給用の小孔25c,26cが設けられている。
【0017】図3のように、オイルフィルムダンパ2
5,26の間の前記コイルスプリング27の外周には、
オイルフィルムダンパ25,26それぞれが選択的に当
接可能なスラスト受けピン28,29が、タービン軸2
2と垂直な方向に2等配されている。
5,26の間の前記コイルスプリング27の外周には、
オイルフィルムダンパ25,26それぞれが選択的に当
接可能なスラスト受けピン28,29が、タービン軸2
2と垂直な方向に2等配されている。
【0018】スラスト受けピン28,29は、ピン部2
8a,29a、ネジ部28b,29b、ボルトヘッド部
28c,29cからなり、ピン部28a,29aが軸受
ハウジング21に設けられたピン孔30,31、溝3
2,33にそれぞれ嵌入され、ネジ部28b,29bを
介して固定される。そして、ピン部28a,29aは円
筒を呈する。
8a,29a、ネジ部28b,29b、ボルトヘッド部
28c,29cからなり、ピン部28a,29aが軸受
ハウジング21に設けられたピン孔30,31、溝3
2,33にそれぞれ嵌入され、ネジ部28b,29bを
介して固定される。そして、ピン部28a,29aは円
筒を呈する。
【0019】ピン孔30,31は、軸受ハウジング21
の内周面の接線方向、すなわちオイルフィルムダンパ2
5,26の外周面の接線方向と平行な軸線に沿って形成
され、ハウジング21の内側に開通される。溝32,3
3は、ピン孔30,31の延長方向に、軸受ハウジング
21の内周面に沿って、その下側半周に形成される。
の内周面の接線方向、すなわちオイルフィルムダンパ2
5,26の外周面の接線方向と平行な軸線に沿って形成
され、ハウジング21の内側に開通される。溝32,3
3は、ピン孔30,31の延長方向に、軸受ハウジング
21の内周面に沿って、その下側半周に形成される。
【0020】スラスト受けピン28,29、ピン孔3
0,31等の平行度、タービン軸22に対する垂直度等
は、スラスト受けピン28,29にオイルフィルムダン
パ25,26が当接したとき、オイルフィルムダンパ2
5,26の姿勢がずれて、軸受ハウジング21の内周面
に接することのないように設定される。
0,31等の平行度、タービン軸22に対する垂直度等
は、スラスト受けピン28,29にオイルフィルムダン
パ25,26が当接したとき、オイルフィルムダンパ2
5,26の姿勢がずれて、軸受ハウジング21の内周面
に接することのないように設定される。
【0021】スラスト受けピン28,29とピン孔3
0,31、溝32,33との嵌め合いは、しまりばめに
近い中間ばめとする。
0,31、溝32,33との嵌め合いは、しまりばめに
近い中間ばめとする。
【0022】オイルフィルムダンパ25,26の端部に
は、図3のよく示されるように、スラスト受けピン2
8,29の側面形状に合わせて切欠かれ、スラスト受け
ピン28,29と嵌合する嵌合部34が対称的に形成さ
れる。
は、図3のよく示されるように、スラスト受けピン2
8,29の側面形状に合わせて切欠かれ、スラスト受け
ピン28,29と嵌合する嵌合部34が対称的に形成さ
れる。
【0023】なお、35は給油口、36は排油口であ
る。
る。
【0024】このような構成のため、スラスト受けピン
28,29は、ピン部28a,29aの基部側が軸受ハ
ウジング21のピン孔30,31に、ピン部28a,2
9aの先端部がその内周面の溝32,33に位置決め、
支持され、この状態で、タービンからコンプレッサの方
向(図1、図2の矢印A方向)に作用するスラスト力を
タービン側玉軸受23とタービン側オイルフィルムダン
パ25を介して受け、かつコンプレッサからタービンの
方向(図1、図2の矢印B方向)に作用するスラスト力
をコンプレッサ側玉軸受24とコンプレッサ側オイルフ
ィルムダンパ26を介して受ける。
28,29は、ピン部28a,29aの基部側が軸受ハ
ウジング21のピン孔30,31に、ピン部28a,2
9aの先端部がその内周面の溝32,33に位置決め、
支持され、この状態で、タービンからコンプレッサの方
向(図1、図2の矢印A方向)に作用するスラスト力を
タービン側玉軸受23とタービン側オイルフィルムダン
パ25を介して受け、かつコンプレッサからタービンの
方向(図1、図2の矢印B方向)に作用するスラスト力
をコンプレッサ側玉軸受24とコンプレッサ側オイルフ
ィルムダンパ26を介して受ける。
【0025】このため、2本のスラスト受けピン28,
29によって確実にタービン方向、コンプレッサ方向の
スラストを受けられると共に、これらのピン28,29
によってタービン軸22と直角方向の面が形成されるの
で、オイルフィルムダンパ25,26の姿勢が軸受ハウ
ジング21の軸線方向に保たれる。なお、オイルフィル
ムダンパ25,26の姿勢が軸受ハウジング21の軸線
方向に保たれることは、必ずしもオイルフィルムダンパ
25,26の軸線と軸受ハウジング21の軸線とが一致
することを必要とせず、これら両軸線の平行度が確保さ
れれば足りる。ここで、ピン28,29とオイルフィル
ムダンパ25,26とは、線で当接するので、ピン2
8,29とオイルフィルムダンパ25,26との間に形
成される面は、安定した状態で確保される。
29によって確実にタービン方向、コンプレッサ方向の
スラストを受けられると共に、これらのピン28,29
によってタービン軸22と直角方向の面が形成されるの
で、オイルフィルムダンパ25,26の姿勢が軸受ハウ
ジング21の軸線方向に保たれる。なお、オイルフィル
ムダンパ25,26の姿勢が軸受ハウジング21の軸線
方向に保たれることは、必ずしもオイルフィルムダンパ
25,26の軸線と軸受ハウジング21の軸線とが一致
することを必要とせず、これら両軸線の平行度が確保さ
れれば足りる。ここで、ピン28,29とオイルフィル
ムダンパ25,26とは、線で当接するので、ピン2
8,29とオイルフィルムダンパ25,26との間に形
成される面は、安定した状態で確保される。
【0026】一方、スラスト受けピン28,29に当接
するオイルフィルムダンパ25,26の端部に、スラス
ト受けピン28,29の側面形状に合わせた嵌合部34
が形成されており、このためオイルフィルムダンパ2
5,26の回転が規制され、オイルフィルムダンパ2
5,26のタービン軸22との共回りが防止されるので
ある。
するオイルフィルムダンパ25,26の端部に、スラス
ト受けピン28,29の側面形状に合わせた嵌合部34
が形成されており、このためオイルフィルムダンパ2
5,26の回転が規制され、オイルフィルムダンパ2
5,26のタービン軸22との共回りが防止されるので
ある。
【0027】このようなスラスト受けピン28,29に
よって、オイルフィルムダンパ25,26間の距離を短
くすることができ、したがって軸受部分を容易に小型に
でき、過給機の小型化、軽量化を図ることができる。
よって、オイルフィルムダンパ25,26間の距離を短
くすることができ、したがって軸受部分を容易に小型に
でき、過給機の小型化、軽量化を図ることができる。
【0028】また、スラスト受けピン28,29によっ
て、直接オイルフィルムダンパ25,26を受けるた
め、軸方向の隙間の管理を容易に行え、タービン翼車、
コンプレッサ翼車と各車室とのクリアランスを適正に保
つことができる。
て、直接オイルフィルムダンパ25,26を受けるた
め、軸方向の隙間の管理を容易に行え、タービン翼車、
コンプレッサ翼車と各車室とのクリアランスを適正に保
つことができる。
【0029】なお、溝32,33を設ける代わりに、ピ
ン孔30,31に続き孔を開けても良いが、この場合は
加工が難しい。
ン孔30,31に続き孔を開けても良いが、この場合は
加工が難しい。
【0030】図4は本発明の他の実施例を示すもので、
一方のスラスト受けピン40を他方のスラスト受けピン
29と直交する方向に、タービン軸22の中心に向けて
配置するようにしたものである。
一方のスラスト受けピン40を他方のスラスト受けピン
29と直交する方向に、タービン軸22の中心に向けて
配置するようにしたものである。
【0031】このスラスト受けピン40は、ピン部41
が軸受ハウジング21に設けたピン孔42に嵌入され、
ネジ部43を介して固定されると共に、ピン部41がコ
イルスプリング27に接触しない長さに形成される。ま
た、オイルフィルムダンパ25,26との嵌合部44は
半円形状の溝とする。
が軸受ハウジング21に設けたピン孔42に嵌入され、
ネジ部43を介して固定されると共に、ピン部41がコ
イルスプリング27に接触しない長さに形成される。ま
た、オイルフィルムダンパ25,26との嵌合部44は
半円形状の溝とする。
【0032】このようにすれば、ピン40とピン孔42
との嵌合長さが短くなるので、分解、組み立てがし易く
なり、加工もし易くなる。また、冷却構造等の設計の自
由度が増すと共に、ピン40とオイルフィルムダンパ2
5,26との接触長さが短くなり、それだけ浮動状態に
あるオイルフィルムダンパ25,26を適正なる姿勢を
保持する範囲で自由な状態に保つことができ、タービン
軸22の滑らかな回転が確保される。
との嵌合長さが短くなるので、分解、組み立てがし易く
なり、加工もし易くなる。また、冷却構造等の設計の自
由度が増すと共に、ピン40とオイルフィルムダンパ2
5,26との接触長さが短くなり、それだけ浮動状態に
あるオイルフィルムダンパ25,26を適正なる姿勢を
保持する範囲で自由な状態に保つことができ、タービン
軸22の滑らかな回転が確保される。
【0033】
【発明の効果】以上のようにこの発明は、軸受ハウジン
グ内に油膜を介して浮動状態に配設されるオイルフィル
ムダンパと、該オイルフィルムダンパの内周の両端部に
それぞれ配設されて主軸を支承するタービン側軸受およ
びコンプレッサ側軸受とを備える過給機の軸受装置にお
いて、前記オイルフィルムダンパをタービン側軸受を有
するタービン側オイルフィルムダンパとコンプレッサ側
軸受を有するコンプレッサ側オイルフィルムダンパとに
分割し、タービン側オイルフィルムダンパとコンプレッ
サ側オイルフィルムダンパとの間で、タービン側オイル
フィルムダンパおよびコンプレッサ側オイルフィルムダ
ンパが主軸方向へ変位することを規制し、かつこれらオ
イルフィルムダンパの姿勢を軸受ハウジングの軸線方向
に保持するピンを、主軸を挟んだ両側に少なくとも2本
それぞれ配設し、タービン側オイルフィルムダンパとコ
ンプレッサ側オイルフィルムダンパの端部に、前記ピン
が嵌合することでこれらオイルフィルムダンパがその周
方向に回転することを規制する嵌合部を形成したので、
オイルフィルムダンパの姿勢を適正に保ちつつスラスト
を的確に受けることができ、オイルフィルムダンパの共
回りを防止できると共に、軸受部分を小型化でき、過給
機を小型、軽量化できる。
グ内に油膜を介して浮動状態に配設されるオイルフィル
ムダンパと、該オイルフィルムダンパの内周の両端部に
それぞれ配設されて主軸を支承するタービン側軸受およ
びコンプレッサ側軸受とを備える過給機の軸受装置にお
いて、前記オイルフィルムダンパをタービン側軸受を有
するタービン側オイルフィルムダンパとコンプレッサ側
軸受を有するコンプレッサ側オイルフィルムダンパとに
分割し、タービン側オイルフィルムダンパとコンプレッ
サ側オイルフィルムダンパとの間で、タービン側オイル
フィルムダンパおよびコンプレッサ側オイルフィルムダ
ンパが主軸方向へ変位することを規制し、かつこれらオ
イルフィルムダンパの姿勢を軸受ハウジングの軸線方向
に保持するピンを、主軸を挟んだ両側に少なくとも2本
それぞれ配設し、タービン側オイルフィルムダンパとコ
ンプレッサ側オイルフィルムダンパの端部に、前記ピン
が嵌合することでこれらオイルフィルムダンパがその周
方向に回転することを規制する嵌合部を形成したので、
オイルフィルムダンパの姿勢を適正に保ちつつスラスト
を的確に受けることができ、オイルフィルムダンパの共
回りを防止できると共に、軸受部分を小型化でき、過給
機を小型、軽量化できる。
【図1】実施例の軸受装置の断面図である。
【図2】そのX−X線断面図である。
【図3】そのY−Y線断面図である。
【図4】他の実施例の要部断面図である。
【図5】従来例の断面図である。
【図6】そのD−D線断面図である。
21 軸受ハウジング 22 タービン軸 23 タービン側玉軸受 24 コンプレッサ側玉軸受 25 タービン側オイルフィルムダンパ 26 コンプレッサ側オイルフィルムダンパ 27 コイルスプリング 28,29 スラスト受けピン 30,31 ピン孔 32,33 溝 34 嵌合部 40 スラスト受けピン 42 ピン孔 44 嵌合部
Claims (1)
- 【請求項1】 軸受ハウジング内に油膜を介して浮動状
態に配設されるオイルフィルムダンパと、該オイルフィ
ルムダンパの内周の両端部にそれぞれ配設されて主軸を
支承するタービン側軸受およびコンプレッサ側軸受とを
備える過給機の軸受装置において、前記オイルフィルム
ダンパをタービン側軸受を有するタービン側オイルフィ
ルムダンパとコンプレッサ側軸受を有するコンプレッサ
側オイルフィルムダンパとに分割し、タービン側オイル
フィルムダンパとコンプレッサ側オイルフィルムダンパ
との間で、タービン側オイルフィルムダンパおよびコン
プレッサ側オイルフィルムダンパが主軸方向へ変位する
ことを規制し、かつこれらオイルフィルムダンパの姿勢
を軸受ハウジングの軸線方向に保持するピンを、主軸を
挟んだ両側に少なくとも2本それぞれ配設し、タービン
側オイルフィルムダンパとコンプレッサ側オイルフィル
ムダンパの端部に、前記ピンが嵌合することでこれらオ
イルフィルムダンパがその周方向に回転することを規制
する嵌合部を形成したことを特徴とする過給機の軸受装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4313737A JPH06159086A (ja) | 1992-11-24 | 1992-11-24 | 過給機の軸受装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4313737A JPH06159086A (ja) | 1992-11-24 | 1992-11-24 | 過給機の軸受装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06159086A true JPH06159086A (ja) | 1994-06-07 |
Family
ID=18044922
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4313737A Pending JPH06159086A (ja) | 1992-11-24 | 1992-11-24 | 過給機の軸受装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06159086A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002010566A1 (en) * | 2000-07-19 | 2002-02-07 | Hong Soon Mu | A pressure blower for internal combustion-engine |
WO2012064575A2 (en) * | 2010-11-09 | 2012-05-18 | Borgwarner Inc. | Exhaust-gas turbocharger |
-
1992
- 1992-11-24 JP JP4313737A patent/JPH06159086A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002010566A1 (en) * | 2000-07-19 | 2002-02-07 | Hong Soon Mu | A pressure blower for internal combustion-engine |
WO2012064575A2 (en) * | 2010-11-09 | 2012-05-18 | Borgwarner Inc. | Exhaust-gas turbocharger |
WO2012064575A3 (en) * | 2010-11-09 | 2012-07-12 | Borgwarner Inc. | Exhaust-gas turbocharger |
CN103180571A (zh) * | 2010-11-09 | 2013-06-26 | 博格华纳公司 | 排气涡轮增压器 |
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