JPH0615904Y2 - カセット用ケース - Google Patents

カセット用ケース

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JPH0615904Y2
JPH0615904Y2 JP1988146254U JP14625488U JPH0615904Y2 JP H0615904 Y2 JPH0615904 Y2 JP H0615904Y2 JP 1988146254 U JP1988146254 U JP 1988146254U JP 14625488 U JP14625488 U JP 14625488U JP H0615904 Y2 JPH0615904 Y2 JP H0615904Y2
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JP
Japan
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cassette
case
plate
back plate
long
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JP1988146254U
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JPH0293278U (ja
Inventor
豊 竹渕
Original Assignee
第二しなのポリマー株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ビデオ用、音楽用、コンピューター記録媒体
等の各種カセット、特にはテープカセット、さらには磁
気テープカセット等に用いられるケースに関する。
[従来の技術] 従来のカセット用のケースは、例えば、ビデオ用の磁気
テープカセットとしては、第4図に示すようなブックケ
ース型のものが広く用いられている。また、音楽用の磁
気テープカセットとしては、第5図に示す蝶番型の開閉
式のものが知られている。
[考案が解決しようとする課題] 上記従来の技術で述べたもののうち、前者においては、
ケースに係止機構がないため取扱中にカセットがケース
から容易に滑り落ち、カセットに重大な損傷を与え、ま
たブックケース型であるため、入出動作が面倒であると
いう難点がある。
さらに、このケースは紙、ポリプロピレンシート等を折
り曲げ、サイドをそれぞれ溶着、接合する工程が必要な
ため、製造に手間がかかり、コスト高になる。
また、後者においては、カセットのケース内への入出動
作に、1.ケースの開蓋、2.カセットの入出、3.ケ
ースの閉蓋の3動作を要し手数がかかる。また、ケース
は、樹脂を射出成形して作られるから、コストがかさ
み、さらに、ケースに印刷する場合には、成形後に印刷
を施さねばならないという不利がある。
本考案は、従来のケースのこのような問題点に鑑みてな
されたもので、その目的とするところは、一つの動作で
カセットの入出を確実に行え、取扱い中にカセットをケ
ースから落下させることがなく、製造が容易でコストを
大幅に下げることのできるカセット用ケースを提供しよ
うとするものである。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案のカセット用ケース
は、カセットの表側と裏側を覆う略長方形の弾性板体
が、上記カセットの一つの側面を覆い長方形の長辺を連
接する背板を介して一体に形成され、上記板体には、上
記カセットの軸孔に対応する位置に、内側に突出した係
止用突部が形成され、上記表裏を覆う板体の背板に対向
する辺の開口幅を上記背板の幅と同じか、または小さく
形成させて成るカセット用ケースであって、表裏の弾性
板体の開口長辺縁部のほぼ中央に、長短の二つの線分を
組合せてなる鈍角をなすへの字状の切欠を、点対称状
に、逆向きに組合せた一対の切欠を設けてなるものであ
る。
本考案におけるカセット用ケースには、収納カセットを
挟持状に保持収納するため、バネ効果のある弾性板体が
用いられる。この弾性板体としては、ポリ塩化ビニル、
ポリプロピレン、ポリエチレン、ABS樹脂、テフロン
(商品名)、ポリアセタール樹脂等のプラスチックシー
トや鉄、ステンレス等の金属板が代表的であるが、例え
ばガラス繊維、炭素繊維、金属繊維で強化した樹脂シー
トも使用できる。さらに、これら各種シートの二種ある
いは三種を組合わせたラミネート複合材、例えば、上記
樹脂シート同士または樹脂シートと不織布、金属シート
類とのラミネート複合材料が挙げられる。
さらにまた、上記各樹脂シートに金属粉末や炭素粉末等
の導電性付与剤を含有したラミネートシートや、あるい
はこれら導電性付与剤を含有した塗膜や印刷を全面ある
いは部分的に施したものが好適に用いられる。
上記樹脂シートは、厚さ約0.5〜1.5mmのものが好
適に採用され、金属板あるいは金属板と複合材料との組
合わせのものは厚さ約0.3〜2.5mmのものが好適に
採用される。
本考案のカセット用ケースに用いられる弾性板体は、カ
セットの表面と裏面に一致する表側板体と裏側板体と
が、該カセットの厚さに相当する背板を介して一体に形
成されてなるもので、通常一枚の板体を断面コ字状に折
り曲げ加工して形成される。
本考案のカセット用ケースは、上記表裏の弾性板体の開
口長辺縁部のほぼ中央に、互いに鈍角をなす長短二辺か
らなるへの字状の切欠を、逆向きに、点対称状に組合せ
た一対の切欠が設けられている。この切欠部は、カセッ
トの収納の際、カセットのガードパネル側の隅部を一方
の板体の切欠長辺部に当接し、他方の板体を押し開くよ
うにねじりながらスライドさせると円滑に、右利きの人
でも、左利きの人であってもワンタッチでカセットを収
納することができる。
本考案のカセット用ケースは、前記背板に対向する表裏
板体の開口長辺部間の幅を上記背板の幅と同じにしても
よいし、あるいは小さく、例えば、背板の幅の50〜9
0%程度に形成してもよい。
さらに、カセット用ケースの表裏板体の開口長辺縁部
を、第3図に示すように、若干相互に外側に反らせ状に
形成することによりカセットの入出を容易にすることが
できる。
この弾性板体の内側に形成されるテープカセット係止用
突部は、各種カセットのリールの軸孔に対応する箇所及
び数だけ設けることが好ましい。
第3図では、裏側板にのみ係止用突部を設けたものを示
したが、これは収納されるカセットの両側に軸孔が形成
されている場合には、表側板にも設けてよいことは勿論
である。また、上記突部は、収納されたカセットが、が
たつかないように嵌着し得る形状のものが好ましく採用
される。
また、突部はこの他に、各種カセットの構造に応じてそ
れぞれの凹部に嵌着し得る形状のものを対応する箇所に
形成することにより、カセットのケースへの収納安定性
を一層高めることができる。
本考案のカセット用ケースは、例えば、プラスチック板
状体を所定形状に打ち抜き、プレスして係止用突部を形
成させ、次いで断面コ字状に折り曲げ加工して製造され
る。
また、本考案のカセット用ケースの材料に帯電防止剤を
塗布し、または炭素粉末、金属粉末等を含有した塗料イ
ンク、あるいはこれらを組合わせた塗膜を形成すること
によりケースに帯電防止効果を持たせることができる。
さらに、ケースの材料に、金属を用いたり、あるいは樹
脂に金属粉末あるいは導電材を含有させるか、または金
属をラミネートすることにより防磁効果を持たせること
ができる。さらにまた、ケースの内側にカセットを保護
する不織布等の材料と外側に耐久性のある材料とを組合
わせたラミネート材を使用することによりケースの機能
を一層高めることができる。
[作用] 本考案のカセット用ケースは、ディスクまたはテープカ
セットを収納したときに、ケースの係止用突部とカセッ
トのリールの軸孔が嵌着し、カセットを挟持状に保持す
るため、カセットがケースから落下することはないし、
表側板体と裏側板体とがカセットの厚さに相当する背板
を介して一体に成形された一枚の板体からなり、表裏の
弾性板体の開口長辺縁部のほぼ中央に、への字の切欠
を、逆向きに組合せた一対の切欠を設けているので、カ
セットの収納の際、カセットのガードパネル側の隅部を
一方の板体の切欠長辺部に当接し、他方の板体を押し開
くようにねじりながらスライドさせると円滑に、かつワ
ンタッチでカセットを収納することができる。
[実施例] 実施例について図面を参照して説明する。
第1図は、本考案に係るビデオ用の磁気テープカセット
用ケースの斜視図で、第2図は該ケースに収納するVH
S型カセットの斜視図である。
図において、ケース1は、カセット11の表側12を覆
う弾性板体2と裏側13を覆う弾性板体3とがテープ走
行面側14を覆う背板4を介して一体に断面コ字状に形
成されている。ケース1の裏側板体3には、カセットの
裏側13にある2個のリールの軸孔15に対応する内側
に突出した2個の係止用突部5が形成され、さらに、カ
セットの凹孔16に対応する内側に突出した突部6が形
成され、弾性板体3側に設けられ3ヶ所の突部5、5、
6によりカセットをケースでしっかりと係止するように
なっている。この場合、弾性板体2側には突部が設けら
れていないので、カセットの内容表示ラベル等を摩損す
るおそれが少ないという利点を有する。
ケース1の表裏の弾性板体2、3の開口長辺縁部7のほ
ぼ中央には、への字状の切欠8及び9が逆向きの組み合
わせで一対に設けられている。
この切欠は、カセットの収納の際、カセットのガードパ
ネル側の隅部を一方の板体の切欠長辺部に当接し、他方
の板体を押し開くようにねじりながらスライドさせると
円滑に、かつワンタッチでカセットを収納することがで
きる。
[考案の効果] 本考案は、上述のとおり構成されているので、次に記載
する効果を奏する。
カセットの表側と裏側を覆う弾性板体の開口長辺縁部
に、逆向きに組合せた一対のへの字状の切欠を、点対称
状に設けたので、カセットの収納の際、右利きの人であ
っても、左利きの人であってもカセットのガードパネル
側の隅部を一方の板体の切欠長辺部に当接し、他方の板
体を押し開くようにねじりながらスライドさせると円滑
に、かつワンタッチでカセットを収納することができ
る。
カセットは、ケースへの入出が簡単で、嵌着・挟持状
に収納されるため、ケースの開口を下側に向けてもカセ
ットが落下することがない。
製造工程が、シートのプレス及び折り曲げ加工のみで
済むため、シートに金属や複合材を用いることが可能と
なり、ケースの付加価値を高めることができる。
製造工程が簡略化できるため製造コストを大幅に下げ
ることができ、また、ケース自体への印刷も、シート状
態のときに行なうことができるので安価にできる。
ケースの内面および外面にエンボス加工を施し、耐指
紋性を向上させたり、ケースの内面をエンボス加工し
て、内面の滑性化をはかることもできる。
なお、上記した説明では、主として磁気テープカセット
用ケースについて説明したが、本考案のカセット用ケー
スは磁気テープカセットのケースに限らず、光記録ディ
スクカセット、8ミリフィルム等の非磁気テープカセッ
ト等、外部装置の回転軸を挿通して回転させることので
きる軸孔を有するカセットであれば適用可能であること
に留意すべきである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施態様を示すビデオ用の磁気テ
ープカセット用ケースの斜視図、第2図は、該ケースに
収納するVHS型カセットの斜視図、第3図は他の実施
態様を示す断面図、第4図、第5図は、従来の異なるケ
ースの斜視図である。 1……カセット用ケース 2、3……弾性板体 4……背板 5、6……係止用突部 7……開口長辺縁部 8、9……への字状の切欠 11……カセット 15……リールの軸孔 16……凹孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】カセットの表側と裏側を覆う略長方形の弾
    性板体が、上記カセットの一つの側面を覆い長方形の長
    辺を連接する背板を介して一体に形成され、上記板体に
    は、上記カセットの軸孔に対応する位置に、内側に突出
    した係止用突部が形成され、上記表裏を覆う板体の背板
    に対向する辺の開口幅を上記背板の幅と同じか、または
    小さく形成させて成るカセット用ケースであって、表裏
    の弾性板体の開口長辺縁部のほぼ中央に、長短の二つの
    線分を組合せてなる鈍角をなすへの字状の切欠を、点対
    称状に、逆向きに組合せた一対の切欠を設けてなること
    を特徴とするカセット用ケース。
JP1988146254U 1988-11-09 1988-11-09 カセット用ケース Expired - Lifetime JPH0615904Y2 (ja)

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JP1988146254U JPH0615904Y2 (ja) 1988-11-09 1988-11-09 カセット用ケース

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JP1988146254U JPH0615904Y2 (ja) 1988-11-09 1988-11-09 カセット用ケース

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Publication Number Publication Date
JPH0293278U JPH0293278U (ja) 1990-07-24
JPH0615904Y2 true JPH0615904Y2 (ja) 1994-04-27

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ID=31415571

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JP1988146254U Expired - Lifetime JPH0615904Y2 (ja) 1988-11-09 1988-11-09 カセット用ケース

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58135082U (ja) * 1982-03-05 1983-09-10 信見 茂 カセツトケ−ス

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JPH0293278U (ja) 1990-07-24

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