JPH061579U - 床板支持装置 - Google Patents

床板支持装置

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JPH061579U
JPH061579U JP4674192U JP4674192U JPH061579U JP H061579 U JPH061579 U JP H061579U JP 4674192 U JP4674192 U JP 4674192U JP 4674192 U JP4674192 U JP 4674192U JP H061579 U JPH061579 U JP H061579U
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富泰 本多
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 置床構造に用いられる床板支持装置におい
て、床面からの衝撃力に対する衝撃吸収効果を向上させ
る。 【構成】 支持板3と相対回転可能な支柱2を立設せし
める台座1の上面に、繊維の植毛による繊維層20が設
けられる。台座1が床基盤15に載置された状態で荷重
を受けたとき、繊維層20による優れた緩衝作用が得ら
れ、台座1自体の弾性と相俟って、効果的な衝撃緩衝が
行われる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、集合住宅やオフィス等の床上に所定間隔を置いて床板を施工する置 床の構造に用いられる床板支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば実公昭54−3542号公報記載のような構成の床板支持装 置を用いて置床を施工する方法が採用されている。この床板支持装置は、方形状 の床支持材の少なくとも各隅部に遊孔を設けてこれにボルトを螺合又は嵌合し、 一方、モルタル等の床基盤上の適所に載置した台座にこのボルトの下端部を螺合 して直立状態に支持するよう構成されている。
【0003】 このようにして床支持材を順次取り付けて敷き詰めた状態とし、遊孔の上方よ りドライバーを挿入してボルトを回転することにより床支持材の高さ調節を行っ た後、敷き詰められた床支持材の上に所望の床仕上げ材を施工することにより、 置床を施工するものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記した従来の床板支持装置における台座は偏平な底面を有するため、床上の 衝撃に対する吸収作用は専ら台座の弾性体自体が有する弾性性能に依存し、十分 な衝撃吸収をなすことができなかった。
【0005】 弾性性能を向上するには弾性の高い材質のものを用いて台座を構成すれば良い が、この場合、施工後荷重が作用したときに沈み込みが大きくなり、歩行感が悪 くなり、家具等の安定設置が困難となる。
【0006】 また、長期荷重に対して台座にへたりが生じ、床自体のレベルに狂いが発生す る等の問題がある。
【0007】 更に、従来技術によるときは、床上の衝撃が、床支持材やボルト等を介して直 に台座に伝搬されるため、台座の弾性性能のみでは十分な防音性能を得ることが できなかった。
【0008】
【課題を解決するための手段】
そこで本考案は、上記従来技術の欠点を解消することのできる新規な床板支持 装置を提供することを目的とする。
【0009】 即ち、本考案は、床基盤上に設置される台座と床材を直接又は間接に支承する 受座とが相対回転可能な支柱によって高さ間隔調整可能に連結されてなる床板支 持装置において、前記台座の上面に、植毛による繊維層が設けられてなることを 特徴とする。
【0010】
【実施例】
図1は本考案による床板支持装置の構成例を示し、台座1と、この台座1によ って直立状態に支持される支柱2と、支持板3と、この支持板3に固定的に取り 付けられて支柱2の上端部を係着する受座4とから構成されている。
【0011】 台座1は、ゴム系、発泡ゴム系、合成樹脂系、発泡合成樹脂系等の弾性体より 形成され、衝撃力を緩衝吸収する。台座1の形状は任意であり、図示の断面略台 形状のものに限らず、例えば矩形状、方形状であっても良い。
【0012】 台座1の上面には、繊維の植毛による繊維層20が設けられる。この繊維層2 0は、台座1の上面に接着剤を塗布した後、繊維を静電植毛することによって形 成することができる。
【0013】 図示されないが、繊維の植毛による繊維層は台座1の底面にも同様に設けるこ とができ、また、台座1の外側面の全般に亙って形成しても良い。
【0014】 支柱2には金属製、合成樹脂製等のものが用いられる。
【0015】 支柱2は、台座1の上面中央部に形成された非貫通孔5の口径に対応する外径 を有する下端の丸棒6と、この丸棒6の上部に形成され台座1の非貫通孔5の口 径よりも十分に大きな径を有するツバ部7と、このツバ部7の上方に延長するボ ルト部8とが一体に形成されてなる。ボルト部8の先端には凹溝9が形成されて いる。支柱2は、その下端丸棒6が台座1の非貫通孔5に挿入されることにより 、台座1に対して相対回転自在に支持される。
【0016】 支持板3としては、合板(LVL、LVB等を含む)、繊維板、パーティクル ボード、木板、合成樹脂板等の材料が用いられ、一辺が5〜20cmの方形状で 任意厚のものとされる。一辺を5〜20cmとするのは、これより小さいと、こ の支持板3上に施工される置床用パネル16の保持面積が不十分となり、これよ り大きくなると重量増を招いて扱いにくくなってしまうためである。
【0017】 支持板3には、台座1に支持された支柱2のボルト部8と整列する位置に貫通 孔10が形成されている。この貫通孔10は、ボルト径よりも十分に大きな口径 を有している。
【0018】 支持板3の表面には、置床用パネル16の施工を容易にするために、剥離紙( 図示せず)に表面被覆された粘着層(図示せず)を積層形成させておくことがで きる。
【0019】 金属製や合成樹脂製の受座4は、支柱2のボルト部8を螺合せしめる雌ネジが 刻設されている下端のナット部11と、このナット部11の上方に拡径形成され る受ツバ部12と、この受ツバ部12の上方にあって支持板3の貫通孔10内に 嵌着される上端の筒状部13とが一体に形成されてなる。上端筒状部13は、接 着剤を用いて支持板3の貫通孔10に接着固定される。また、上端筒状部13を 貫通孔10に挿入した後、上部よりかしめ、その先端開口を広げることによって 固定しても良い。接着とかしめによる固定とを併用しても良い。
【0020】 少なくとも下端のナット部11には、支柱2のボルト部8を螺合せしめる雌ネ ジが内刻されており、上端筒状部13には床材支持装置の上面に開口する孔14 が設けられる。
【0021】 支持板3上に載置施工される置床用パネル16としては、合板(LVL、LV B等を含む)、繊維板、パーティクルボード、木板、合成樹脂板等の材料が用い られる。この置床用パネルのサイズは、持ち運びを容易にし施工性を良好にする ためには小さくすることが好ましいが、反面、余り小さくすると施工に必要な枚 数が増大して却って施工が面倒になる。また、幅寸法に対して長さ寸法が余りに 大きくなると、荷重を受けたときに長手方向における撓みが発生しやすくなって しまう。これらの理由により、置床用パネルは、幅30〜75cm×長さ90〜 300cmとすることが好ましく、より好ましくは幅45〜75cm×長さ18 0〜240cmとする。
【0022】 置床用パネル16を部屋全体に敷設した後、その上に直接、或いは捨て張り合 板を接着剤や釘等を用いて固着した後、所望の床材を接着剤や釘等を用いて固着 することによって、置床構造が得られる。
【0023】 床材としては、木質フロア、裏面に緩衝材が貼着された木質フロア、絨毯等の 敷物、床タイル、畳等が例示される。
【0024】 また、捨て貼り合板の表面に床用塗材を塗布することによって床を構成するこ ともできる。
【0025】 受座4の上端筒状部13をナット部11よりも大口径に形成し、支柱2のボル ト部8がナット部11に螺合された状態において、上端筒状部13とボルト部8 との間に空隙を形成することができる。
【0026】 この空隙には、支持板3及び置床用パネル16の高さ調節を行った後に、常温 硬化型の樹脂又は接着剤(発泡性接着剤、発泡接着剤を含む)が注入される。注 入された樹脂は空隙内に充填されると共に、一部はナット部11にまで浸入する 。注入された樹脂が硬化することにより、ボルト部8は受座4に対して完全に固 定され、支持板3が所定の高さ位置に不動に保持される付加的な効果が得られる 。
【0027】 図1に示される施工例では、隣接する置床用パネル16の対向端部を支持板3 上に載置支持するようにしているが、置床用パネル16の中央部を支持板3上に 載置支持するように施工しても良い。
【0028】 また、図示されるような床板支持装置は、所定寸法の比較的大きな台板の裏面 における複数の所定位置に予め固着して用いることができる。この場合は、支持 板3における貫通孔10と整列する貫通孔が台板にも形成される。
【0029】 更に、支持板3を大寸法にして上記台板と一体化させても良い。
【0030】
【考案の効果】
本考案によれば、置床構造における床面からの衝撃力に対する緩衝吸収効果、 防音効果に優れた床板支持装置を提供することができる。
【0031】 台座の材質自体の弾性を必要以上に高めることなく、所望の衝撃吸収効果が得 られるため、施工後の荷重に伴う床面の沈み込みや、長期荷重によるへたりに起 因する歩行感の悪化、床自体のレベルの狂いの発生等の問題を生ずることがない 。
【0032】 緩衝作用に優れた繊維層が台座の上面に設けられているので、床上からの衝撃 力は緩衝されつつ台座に伝搬され、台座の持つ弾性性能と相俟って、優れた防音 効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の床板支持装置の構成例を、その上に施
工される置床用パネルと共に示す断面図である。
【符号の説明】
1 台座 2 支柱 3 支持板 4 受座 5 非貫通孔 6 丸棒 7 ツバ部 8 ボルト部 9 凹溝 10 貫通孔 11 下端ナット部 12 受ツバ部 13 上端筒状部 15 床基盤 16 置床用パネル 20 繊維層

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床基盤上に設置される台座と床材を直
    接又は間接に支承する受座とが相対回転可能な支柱によ
    って高さ間隔調整可能に連結されてなる床板支持装置に
    おいて、前記台座の上面に、植毛による繊維層が設けら
    れてなることを特徴とする床板支持装置。
JP1992046741U 1992-06-11 1992-06-11 床板支持装置 Expired - Fee Related JP2582518Y2 (ja)

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JPH061579U true JPH061579U (ja) 1994-01-14
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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61131439U (ja) * 1985-02-06 1986-08-16
JPS6391645U (ja) * 1986-12-04 1988-06-14
JPS63134049U (ja) * 1987-02-24 1988-09-01
JPH01169032A (ja) * 1987-12-24 1989-07-04 Taisei Denki Kogyo:Kk 防振脚体

Patent Citations (4)

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