JPH06157689A - 熱応答性高分子ゲル、熱応答性高分子ゲル膜及びその製造法 - Google Patents
熱応答性高分子ゲル、熱応答性高分子ゲル膜及びその製造法Info
- Publication number
- JPH06157689A JPH06157689A JP31054392A JP31054392A JPH06157689A JP H06157689 A JPH06157689 A JP H06157689A JP 31054392 A JP31054392 A JP 31054392A JP 31054392 A JP31054392 A JP 31054392A JP H06157689 A JPH06157689 A JP H06157689A
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- JP
- Japan
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- polymer
- film
- meth
- polymer gel
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- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
- Graft Or Block Polymers (AREA)
- Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 N−イソプロピル(メタ)アクリルアミド重
合体の主鎖と、水に不溶性の側鎖とからなるグラフトコ
ポリマーを主成分とする熱応答性高分子ゲル並びに該高
分子ゲル膜を提供する。また、前記グラフトコポリマー
を溶媒に溶解し、キャスト法にて成膜する上記高分子ゲ
ル膜の製造法を提供する。 【効果】 温度の変化により異なる膨潤度を示すので、
吸水性材料、特に、生体適合材料、機能性分離膜、イオ
ン透過膜、人工筋肉、人工眼、ドラックデリバリーシス
テム、メカノケミカル材料、センサー、スイッチ、記憶
素子、イオン交換樹脂などに利用可能である。
合体の主鎖と、水に不溶性の側鎖とからなるグラフトコ
ポリマーを主成分とする熱応答性高分子ゲル並びに該高
分子ゲル膜を提供する。また、前記グラフトコポリマー
を溶媒に溶解し、キャスト法にて成膜する上記高分子ゲ
ル膜の製造法を提供する。 【効果】 温度の変化により異なる膨潤度を示すので、
吸水性材料、特に、生体適合材料、機能性分離膜、イオ
ン透過膜、人工筋肉、人工眼、ドラックデリバリーシス
テム、メカノケミカル材料、センサー、スイッチ、記憶
素子、イオン交換樹脂などに利用可能である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規な架橋性高分子よ
りなる吸水性材料、特に、生体適合材料、機能性分離
膜、イオン透過膜、人工筋肉、人工眼、ドラッグデリバ
リーシステム、メカノケミカル材料、センサー、スイッ
チ、記憶素子、イオン交換樹脂などに利用可能な熱応答
性高分子ゲル、熱応答性高分子ゲル膜及びその製造法に
関する。
りなる吸水性材料、特に、生体適合材料、機能性分離
膜、イオン透過膜、人工筋肉、人工眼、ドラッグデリバ
リーシステム、メカノケミカル材料、センサー、スイッ
チ、記憶素子、イオン交換樹脂などに利用可能な熱応答
性高分子ゲル、熱応答性高分子ゲル膜及びその製造法に
関する。
【0002】
【従来の技術】今までに、多くの架橋性高分子よりなる
吸水性材料に関する報告がなされている。例えば、高分
子論文集、Vol.39,No.4,pp.187(1
982)には、2−ヒドロキシメタクリレートと末端に
重合可能な二重結合を有する反応性ポリスチレンとを共
重合し、その共重合体を成膜して得られたヒドロゲル膜
が、抗凝血性を示すことが開示されている。また、J.
CHEM.PHYS.87(2),15JULY198
7には、イオン性基を導入したN−イソプロピルアクリ
ルアミドゲルが熱応答性高分子ヒドロゲルとなることが
開示されている。更にまた、特開昭62−5882号公
報には、アクリルアミド系架橋ポリマーの水性ゲルを熱
で相転移の生じるポリマーゲル層とし、熱転写記録方法
に応用することが開示されている。
吸水性材料に関する報告がなされている。例えば、高分
子論文集、Vol.39,No.4,pp.187(1
982)には、2−ヒドロキシメタクリレートと末端に
重合可能な二重結合を有する反応性ポリスチレンとを共
重合し、その共重合体を成膜して得られたヒドロゲル膜
が、抗凝血性を示すことが開示されている。また、J.
CHEM.PHYS.87(2),15JULY198
7には、イオン性基を導入したN−イソプロピルアクリ
ルアミドゲルが熱応答性高分子ヒドロゲルとなることが
開示されている。更にまた、特開昭62−5882号公
報には、アクリルアミド系架橋ポリマーの水性ゲルを熱
で相転移の生じるポリマーゲル層とし、熱転写記録方法
に応用することが開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ヒドロゲル膜は熱応答性を示さず、また、前述の熱応答
性高分子ヒドロゲル及び前述のポリマーゲル層は、化学
結合で架橋点が形成されているため、一度架橋されたゲ
ルは再溶解後再利用することが不可能であるという欠点
がある。
ヒドロゲル膜は熱応答性を示さず、また、前述の熱応答
性高分子ヒドロゲル及び前述のポリマーゲル層は、化学
結合で架橋点が形成されているため、一度架橋されたゲ
ルは再溶解後再利用することが不可能であるという欠点
がある。
【0004】本発明の目的は温度変化により吸水性が変
化し、しかも再溶解が可能であるため再利用が可能な熱
応答性高分子ゲル、熱応答性高分子ゲル膜及び該ゲル膜
の製造法を提供することにある。
化し、しかも再溶解が可能であるため再利用が可能な熱
応答性高分子ゲル、熱応答性高分子ゲル膜及び該ゲル膜
の製造法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、N−イ
ソプロピル(メタ)アクリルアミドの重合体である主鎖
と水に不溶性である側鎖とからなるグラフトコポリマー
を主成分とする熱応答性高分子ゲルが提供される。
ソプロピル(メタ)アクリルアミドの重合体である主鎖
と水に不溶性である側鎖とからなるグラフトコポリマー
を主成分とする熱応答性高分子ゲルが提供される。
【0006】また、本発明によればN−イソプロピル
(メタ)アクリルアミドの重合体である主鎖と水に不溶
性である側鎖とからなるグラフトコポリマーを主成分と
する熱応答性高分子ゲル膜が提供される。
(メタ)アクリルアミドの重合体である主鎖と水に不溶
性である側鎖とからなるグラフトコポリマーを主成分と
する熱応答性高分子ゲル膜が提供される。
【0007】更にまた、本発明によれば前述の熱応答性
高分子ゲル膜を製造するにあたり、N−イソプロピル
(メタ)アクリルアミドの重合体である主鎖と水に不溶
性である側鎖とからなるグラフトコポリマーを溶媒に溶
解し、次いでキャスト法にて成膜することを特徴とする
熱応答性高分子ゲル膜の製造法が提供される。
高分子ゲル膜を製造するにあたり、N−イソプロピル
(メタ)アクリルアミドの重合体である主鎖と水に不溶
性である側鎖とからなるグラフトコポリマーを溶媒に溶
解し、次いでキャスト法にて成膜することを特徴とする
熱応答性高分子ゲル膜の製造法が提供される。
【0008】次に、本発明を更に詳細に説明する。
【0009】本発明で用いられるグラフトコポリマーと
は、N−イソプロピル(メタ)アクリルアミドの重合
体、すなわちN−イソプロピルアクリルアミドの重合体
及び/又はN−イソプロピルメタクリルアミドの重合体
である主鎖と、水に不溶性である側鎖とからなるグラフ
トコポリマーである。その平均分子量(重量平均)は成
膜性があれば特に限定されるものではないが、好ましく
は10,000〜7,000,000、更に好ましくは
50,000〜2,000,000である。10,00
0未満では、成膜性が劣る場合があり、一方7,00
0,000を超えると、合成が困難となる場合がある。
また、側鎖の分子量は、1,000〜200,000が
好ましいが、更に好ましくは2,000〜50,000
である。1,000未満では、熱応答性高分子ゲル膜を
水に膨潤させようとすると溶解してしまう傾向があり、
また200,000を超えると、合成上困難となること
がある。
は、N−イソプロピル(メタ)アクリルアミドの重合
体、すなわちN−イソプロピルアクリルアミドの重合体
及び/又はN−イソプロピルメタクリルアミドの重合体
である主鎖と、水に不溶性である側鎖とからなるグラフ
トコポリマーである。その平均分子量(重量平均)は成
膜性があれば特に限定されるものではないが、好ましく
は10,000〜7,000,000、更に好ましくは
50,000〜2,000,000である。10,00
0未満では、成膜性が劣る場合があり、一方7,00
0,000を超えると、合成が困難となる場合がある。
また、側鎖の分子量は、1,000〜200,000が
好ましいが、更に好ましくは2,000〜50,000
である。1,000未満では、熱応答性高分子ゲル膜を
水に膨潤させようとすると溶解してしまう傾向があり、
また200,000を超えると、合成上困難となること
がある。
【0010】本発明のグラフトコポリマーの主鎖はN−
イソプロピル(メタ)アクリルアミドの単独重合体又は
共重合体から構成されている。共重合体の場合かような
共重合可能な単量体としては、(メタ)アクリル酸、イ
タコン酸、マレイン酸、グルタコン酸、アコニット酸、
シトラコン酸、メサコン酸、フマル酸、チグリン酸、ク
ロトン酸、ムコン酸、イソクロトン酸、3−ブテン酸、
桂皮酸、アビエチン酸、無水マレイン酸、無水イタコン
酸、スチレンスルホン酸、2−(メタ)アクリルアミド
−2−メチル−1−プロパンスルホン酸、ビニルスルホ
ン酸、ビニルピリジン、N,N−ジメチルアミノエチル
(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノプロピ
ル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジエチルアミノエ
チル(メタ)アクリレート、N,N−ジエチルアミノプ
ロピル(メタ)アクリルアミド、ビニルカルバゾール、
ビニルイミダゾール、(4−ビニルベンジル)ジメチル
アミン、アリルアミン、t−ブチルアミノエチル(メ
タ)アクリレートあるいは、これらの置換体もしくは誘
導体などが挙げられる。
イソプロピル(メタ)アクリルアミドの単独重合体又は
共重合体から構成されている。共重合体の場合かような
共重合可能な単量体としては、(メタ)アクリル酸、イ
タコン酸、マレイン酸、グルタコン酸、アコニット酸、
シトラコン酸、メサコン酸、フマル酸、チグリン酸、ク
ロトン酸、ムコン酸、イソクロトン酸、3−ブテン酸、
桂皮酸、アビエチン酸、無水マレイン酸、無水イタコン
酸、スチレンスルホン酸、2−(メタ)アクリルアミド
−2−メチル−1−プロパンスルホン酸、ビニルスルホ
ン酸、ビニルピリジン、N,N−ジメチルアミノエチル
(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノプロピ
ル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジエチルアミノエ
チル(メタ)アクリレート、N,N−ジエチルアミノプ
ロピル(メタ)アクリルアミド、ビニルカルバゾール、
ビニルイミダゾール、(4−ビニルベンジル)ジメチル
アミン、アリルアミン、t−ブチルアミノエチル(メ
タ)アクリレートあるいは、これらの置換体もしくは誘
導体などが挙げられる。
【0011】水に対し不溶性の側鎖を形成する単量体と
しては、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)
アクリレート、n−プロピル(メタ)アクリレート、イ
ソプロピル(メタ)アクリレート、フェニル(メタ)ア
クリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、2−エチ
ルヘキシル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)
アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、デシ
ル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレー
ト、ステアリル(メタ)アクリレート、グリシジル(メ
タ)アクリレート、2,3−ジブロムプロピル(メタ)
アクリレート、スチレン、α−メチルスチレン、2,2
−ビス〔(メタ)アクリロイルオキシポリエトキシフェ
ニル〕プロパン、アクロレイン、2−ヒドロキシルプロ
ピル(メタ)アクリレート、3−クロロ−2−ヒドロキ
シプロピル(メタ)アクリレート、2,2’−ビス〔4
−(3−メタクリロイルオキシ−2−ヒドロキシプロポ
キシ)フェニル〕プロパン、(メタ)アクリロニトリ
ル、酢酸ビニルあるいは、これらの置換体もしくは誘導
体などが挙げられる。
しては、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)
アクリレート、n−プロピル(メタ)アクリレート、イ
ソプロピル(メタ)アクリレート、フェニル(メタ)ア
クリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、2−エチ
ルヘキシル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)
アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、デシ
ル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレー
ト、ステアリル(メタ)アクリレート、グリシジル(メ
タ)アクリレート、2,3−ジブロムプロピル(メタ)
アクリレート、スチレン、α−メチルスチレン、2,2
−ビス〔(メタ)アクリロイルオキシポリエトキシフェ
ニル〕プロパン、アクロレイン、2−ヒドロキシルプロ
ピル(メタ)アクリレート、3−クロロ−2−ヒドロキ
シプロピル(メタ)アクリレート、2,2’−ビス〔4
−(3−メタクリロイルオキシ−2−ヒドロキシプロポ
キシ)フェニル〕プロパン、(メタ)アクリロニトリ
ル、酢酸ビニルあるいは、これらの置換体もしくは誘導
体などが挙げられる。
【0012】本発明におけるグラフトコポリマーの合成
法としては、レドックス反応(セリウム塩などを開始
剤)を用いる方法、パーオキシド基を含む重合体を用い
る方法、ジアゾ基を含む重合体を用いる方法、二重結合
を含む重合体を用いる方法、メルカプト基を用いる方
法、酸発生基を含む重合体を用いる方法、マクロモノマ
ーを用いる方法、高分子間の縮合反応を用いる方法など
が挙げられる。また、(共)重合反応方法としては公知
のラジカル重合、イオン重合、光重合などを用いること
ができる。
法としては、レドックス反応(セリウム塩などを開始
剤)を用いる方法、パーオキシド基を含む重合体を用い
る方法、ジアゾ基を含む重合体を用いる方法、二重結合
を含む重合体を用いる方法、メルカプト基を用いる方
法、酸発生基を含む重合体を用いる方法、マクロモノマ
ーを用いる方法、高分子間の縮合反応を用いる方法など
が挙げられる。また、(共)重合反応方法としては公知
のラジカル重合、イオン重合、光重合などを用いること
ができる。
【0013】本発明の熱応答性高分子ゲル膜を製造する
には、得られたN−イソプロピル(メタ)アクリルアミ
ドの重合体である主鎖と水に対し不溶性である側鎖とか
らなるグラフトコポリマーを所定量採取し適当な溶媒に
て溶解する。溶媒としては、グラフトコポリマーが溶解
し更にキャスト法により成膜化が可能なものであれば特
に限定されるものではないが、好ましくは、N,N−ジ
メチルホルムアミド、N−メチルホルムアミド、N,N
−ジエチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、メタ
ノール、エタノール、プロパノール、酢酸エチル、酢酸
ブチル、アセトン、メチルエチルケトン、テトラヒドロ
フラン、クロロホルム、塩化メチレン、エーテル、ベン
ゼン、トルエン、キシレン、アセトニトリル及びこれら
の混合液などが挙げられる。溶液の濃度は、キャスト法
によりフィルム形成ができれば特に限定されるものでは
ないが、好ましくは0.1〜50重量%、更に好ましく
は0.3〜30重量%である。0.1重量%未満では、
膜に破損が生じる傾向があり積層などの繰り返しキャス
トをしない限り成膜化が困難となる場合がある。また、
50重量%を超えると、溶液の粘度が高くキャストに支
障を生じる傾向があり均一な成膜が困難となる場合があ
る。次に、かようにして得られた溶液をキャスト法にて
成膜する。具体的には前述の溶液を適当な基盤上に流し
込み溶媒を蒸発させるのが望ましい。該基板としては特
に限定されるものではないが、テフロンを基板にすれ
ば、フィルムの剥離が容易である。また、溶媒の蒸発時
の温度は、特に限定されるものではないが、好ましくは
0〜300℃、より好ましくは10〜100℃である。
溶媒が蒸発した後、場合によっては、更に真空乾燥など
の処理を行ってもよい。0℃未満では、溶媒の蒸発が非
常に遅く不経済である。また、300℃を超えると、ポ
リマーが酸化などの変性を起こすので好ましくない。以
上の操作により本発明の熱応答性高分子ゲル膜を調製す
ることができる。このようにして調製された本発明の新
規な熱応答性高分子ゲル膜は、その膜厚を溶液濃度また
は基板上に流し込む溶液量により自由に制御でき、また
適当な溶媒に対し再溶解が可能で、更にキャスト法など
でゲル膜を再形成でき、更にまた熱刺激に伴う膨潤挙動
を示す。
には、得られたN−イソプロピル(メタ)アクリルアミ
ドの重合体である主鎖と水に対し不溶性である側鎖とか
らなるグラフトコポリマーを所定量採取し適当な溶媒に
て溶解する。溶媒としては、グラフトコポリマーが溶解
し更にキャスト法により成膜化が可能なものであれば特
に限定されるものではないが、好ましくは、N,N−ジ
メチルホルムアミド、N−メチルホルムアミド、N,N
−ジエチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、メタ
ノール、エタノール、プロパノール、酢酸エチル、酢酸
ブチル、アセトン、メチルエチルケトン、テトラヒドロ
フラン、クロロホルム、塩化メチレン、エーテル、ベン
ゼン、トルエン、キシレン、アセトニトリル及びこれら
の混合液などが挙げられる。溶液の濃度は、キャスト法
によりフィルム形成ができれば特に限定されるものでは
ないが、好ましくは0.1〜50重量%、更に好ましく
は0.3〜30重量%である。0.1重量%未満では、
膜に破損が生じる傾向があり積層などの繰り返しキャス
トをしない限り成膜化が困難となる場合がある。また、
50重量%を超えると、溶液の粘度が高くキャストに支
障を生じる傾向があり均一な成膜が困難となる場合があ
る。次に、かようにして得られた溶液をキャスト法にて
成膜する。具体的には前述の溶液を適当な基盤上に流し
込み溶媒を蒸発させるのが望ましい。該基板としては特
に限定されるものではないが、テフロンを基板にすれ
ば、フィルムの剥離が容易である。また、溶媒の蒸発時
の温度は、特に限定されるものではないが、好ましくは
0〜300℃、より好ましくは10〜100℃である。
溶媒が蒸発した後、場合によっては、更に真空乾燥など
の処理を行ってもよい。0℃未満では、溶媒の蒸発が非
常に遅く不経済である。また、300℃を超えると、ポ
リマーが酸化などの変性を起こすので好ましくない。以
上の操作により本発明の熱応答性高分子ゲル膜を調製す
ることができる。このようにして調製された本発明の新
規な熱応答性高分子ゲル膜は、その膜厚を溶液濃度また
は基板上に流し込む溶液量により自由に制御でき、また
適当な溶媒に対し再溶解が可能で、更にキャスト法など
でゲル膜を再形成でき、更にまた熱刺激に伴う膨潤挙動
を示す。
【0014】
【発明の効果】本発明の熱応答性高分子ゲルは、温度の
変化に伴って異なる膨潤度を示すので、吸水性材料、特
に、生体適合材料、機能性分離膜、イオン透過膜、人工
筋肉、人工眼、ドラッグデリバリーシステム、メカノケ
ミカル材料、センサー、スイッチ、記憶素子、イオン交
換樹脂などに応用できる。また本発明の熱応答性高分子
ゲルは、従来法と比べ非常に簡便なキャスト法で成膜す
ることが可能である。更に、高分子ゲルは従来再生また
は再利用が不可能であったが、本発明の高分子ゲルは、
溶媒を選択することにより再溶解でき、更にまた再成膜
化も可能である。
変化に伴って異なる膨潤度を示すので、吸水性材料、特
に、生体適合材料、機能性分離膜、イオン透過膜、人工
筋肉、人工眼、ドラッグデリバリーシステム、メカノケ
ミカル材料、センサー、スイッチ、記憶素子、イオン交
換樹脂などに応用できる。また本発明の熱応答性高分子
ゲルは、従来法と比べ非常に簡便なキャスト法で成膜す
ることが可能である。更に、高分子ゲルは従来再生また
は再利用が不可能であったが、本発明の高分子ゲルは、
溶媒を選択することにより再溶解でき、更にまた再成膜
化も可能である。
【0015】
【実施例】次に、実施例によって具体的に説明する。分
子量はGPC法(ゲルパーミエーションクロマトグラフ
法)による重量平均分子量を表わす。
子量はGPC法(ゲルパーミエーションクロマトグラフ
法)による重量平均分子量を表わす。
【0016】
【実施例1】スチレンの重合体で、片末端がメタクリレ
ートであるマクロモノマー(数平均分子量=6,00
0)2.5g、N−イソプロピルアクリルアミド2.5
g、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル0.01g
及び酢酸エチル35gを封管中に入れ、脱気操作後封管
し、60℃で68時間重合した。得られた重合体のGP
Cによるポリスチレン換算分子量は、693,000で
あった。
ートであるマクロモノマー(数平均分子量=6,00
0)2.5g、N−イソプロピルアクリルアミド2.5
g、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル0.01g
及び酢酸エチル35gを封管中に入れ、脱気操作後封管
し、60℃で68時間重合した。得られた重合体のGP
Cによるポリスチレン換算分子量は、693,000で
あった。
【0017】得られたポリマー0.6gを酢酸エチル6
mlに溶解し、この溶液を5cm四方のテフロン板上に
滴下し、室温下で24時間放置した。膜をテフロン板か
ら剥離し、50℃で真空乾燥を24時間行った。膜厚は
110μmであった。膨潤度を表1に示す。ここで膨潤
度とは、得られた膜を所定の温度条件で24時間浸清、
膨潤させた後、重量を測定したものであり、1回目の5
℃と50℃の膨潤度と、5℃と50℃を繰り返し行った
100回目の膨潤度とを式1に従い求めたものである。
mlに溶解し、この溶液を5cm四方のテフロン板上に
滴下し、室温下で24時間放置した。膜をテフロン板か
ら剥離し、50℃で真空乾燥を24時間行った。膜厚は
110μmであった。膨潤度を表1に示す。ここで膨潤
度とは、得られた膜を所定の温度条件で24時間浸清、
膨潤させた後、重量を測定したものであり、1回目の5
℃と50℃の膨潤度と、5℃と50℃を繰り返し行った
100回目の膨潤度とを式1に従い求めたものである。
【0018】
【表1】
【0019】
【数1】
【0020】
【実施例2】スチレンの重合体で、片末端がメタクリレ
ートであるマクロモノマー(数平均分子量=6,00
0)2.5g、N−イソプロピルメタクリルアミド2.
5g、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル0.01
g及び酢酸エチル35gを封管中に入れ、脱気操作後封
管し、60℃で70時間重合した。得られた重合体のG
PCによるポリスチレン換算分子量は、538,000
であった。
ートであるマクロモノマー(数平均分子量=6,00
0)2.5g、N−イソプロピルメタクリルアミド2.
5g、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル0.01
g及び酢酸エチル35gを封管中に入れ、脱気操作後封
管し、60℃で70時間重合した。得られた重合体のG
PCによるポリスチレン換算分子量は、538,000
であった。
【0021】得られたポリマー0.6gを酢酸エチル6
mlに溶解し、この溶液を5cm四方のテフロン板上に
滴下し、室温下で24時間放置した。膜をテフロン板か
ら剥離し、50℃で真空乾燥を24時間行った。膜厚は
125μmであった。膨潤度を表2に示す。膨潤度は式
1に従い求めたものである。
mlに溶解し、この溶液を5cm四方のテフロン板上に
滴下し、室温下で24時間放置した。膜をテフロン板か
ら剥離し、50℃で真空乾燥を24時間行った。膜厚は
125μmであった。膨潤度を表2に示す。膨潤度は式
1に従い求めたものである。
【0022】
【表2】
【0023】
【実施例3】スチレンの重合体で、片末端がメタクリレ
ートであるマクロモノマー(数平均分子量=6,00
0)1.2g、N−イソプロピルアクリルアミド3.8
g、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル0.01g
及び酢酸エチル35gを封管中に入れ、脱気操作後封管
し、60℃で68時間重合した。得られた重合体のGP
Cによるポリスチレン換算分子量は、611,000で
あった。
ートであるマクロモノマー(数平均分子量=6,00
0)1.2g、N−イソプロピルアクリルアミド3.8
g、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル0.01g
及び酢酸エチル35gを封管中に入れ、脱気操作後封管
し、60℃で68時間重合した。得られた重合体のGP
Cによるポリスチレン換算分子量は、611,000で
あった。
【0024】得られたポリマー0.6gを酢酸エチル6
mlに溶解し、この溶液を5cm四方のテフロン板上に
滴下し、室温下で24時間放置した。膜をテフロン板か
ら剥離し、50℃で真空乾燥を24時間行った。膜厚は
135μmであった。膨潤度を表3に示す。膨潤度は式
1に従い求めたものである。
mlに溶解し、この溶液を5cm四方のテフロン板上に
滴下し、室温下で24時間放置した。膜をテフロン板か
ら剥離し、50℃で真空乾燥を24時間行った。膜厚は
135μmであった。膨潤度を表3に示す。膨潤度は式
1に従い求めたものである。
【0025】
【表3】
【0026】
【実施例4】メチルメタクリレートの重合体で、片末端
がメタクリレートであるマクロモノマー(数平均分子量
=6,000)2.5g、N−イソプロピルアクリルア
ミド2.5g、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル
0.01g及び酢酸エチル35gを封管中に入れ、脱気
操作後封管し、60℃で68時間重合した。得られた重
合体のGPCによるポリスチレン換算分子量は、71
2,000であった。
がメタクリレートであるマクロモノマー(数平均分子量
=6,000)2.5g、N−イソプロピルアクリルア
ミド2.5g、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル
0.01g及び酢酸エチル35gを封管中に入れ、脱気
操作後封管し、60℃で68時間重合した。得られた重
合体のGPCによるポリスチレン換算分子量は、71
2,000であった。
【0027】得られたポリマー0.6gを酢酸エチル6
mlに溶解し、この溶液を5cm四方のテフロン板上に
滴下し、室温下で24時間放置した。膜をテフロン板か
ら剥離し、50℃で真空乾燥を24時間行った。膜厚は
115μmであった。膨潤度を表4に示す。膨潤度は式
1に従い求めたものである。
mlに溶解し、この溶液を5cm四方のテフロン板上に
滴下し、室温下で24時間放置した。膜をテフロン板か
ら剥離し、50℃で真空乾燥を24時間行った。膜厚は
115μmであった。膨潤度を表4に示す。膨潤度は式
1に従い求めたものである。
【0028】
【表4】
【0029】
【実施例5】メチルメタクリレートの重合体で、片末端
がメタクリレートであるマクロモノマー(数平均分子量
=6,000)2.5g、N−イソプロピルメタクリル
アミド2.5g、2,2’−アゾビスイソブチロニトリ
ル0.01g及び酢酸エチル35gを封管中に入れ、脱
気操作後封管し、60℃で71時間重合した。得られた
重合体のGPCによるポリスチレン換算分子量は、57
1,000であった。得られたポリマー0.6gを酢酸
エチル6mlに溶解し、この溶液を5cm四方のテフロ
ン板上に滴下し、室温下で24時間放置した。膜をテフ
ロン板から剥離し、50℃で真空乾燥を24時間行っ
た。膜厚は115μmであった。膨潤度を表5に示す。
膨潤度は式1に従い求めたものである。
がメタクリレートであるマクロモノマー(数平均分子量
=6,000)2.5g、N−イソプロピルメタクリル
アミド2.5g、2,2’−アゾビスイソブチロニトリ
ル0.01g及び酢酸エチル35gを封管中に入れ、脱
気操作後封管し、60℃で71時間重合した。得られた
重合体のGPCによるポリスチレン換算分子量は、57
1,000であった。得られたポリマー0.6gを酢酸
エチル6mlに溶解し、この溶液を5cm四方のテフロ
ン板上に滴下し、室温下で24時間放置した。膜をテフ
ロン板から剥離し、50℃で真空乾燥を24時間行っ
た。膜厚は115μmであった。膨潤度を表5に示す。
膨潤度は式1に従い求めたものである。
【0030】
【表5】
【0031】
【実施例6】実施例1で使用した膜を50℃で24時間
真空乾燥した後、酢酸エチル6mlに溶解した。この溶
液を5cm四方のテフロン板上に滴下し、室温下で24
時間放置した。膜をテフロン板から剥離し、50℃で真
空乾燥を24時間行った。膜厚は100μmであった。
膨潤度を表6に示す。膨潤度は式1に従い求めたもので
ある。
真空乾燥した後、酢酸エチル6mlに溶解した。この溶
液を5cm四方のテフロン板上に滴下し、室温下で24
時間放置した。膜をテフロン板から剥離し、50℃で真
空乾燥を24時間行った。膜厚は100μmであった。
膨潤度を表6に示す。膨潤度は式1に従い求めたもので
ある。
【0032】
【表6】
【0033】
【実施例7】実施例2で使用した膜を50℃で24時間
真空乾燥した後、酢酸エチル6mlに溶解した。この溶
液を5cm四方のテフロン板上に滴下し、室温下で24
時間放置した。膜をテフロン板から剥離し、50℃で真
空乾燥を24時間行った。膜厚は115μmであった。
膨潤度を表7に示す。膨潤度は実施例1に従い求めたも
のである。
真空乾燥した後、酢酸エチル6mlに溶解した。この溶
液を5cm四方のテフロン板上に滴下し、室温下で24
時間放置した。膜をテフロン板から剥離し、50℃で真
空乾燥を24時間行った。膜厚は115μmであった。
膨潤度を表7に示す。膨潤度は実施例1に従い求めたも
のである。
【0034】
【表7】
【0035】
【比較例1〜3】ポリ(N−イソプロピルアクリルアミ
ド)(分子量200,000)、ポリスチレン(分子量
180,000)及びポリメチルメタアクリレート(分
子量250,000)(ポリMMAと略す)の膜を実施
例1に順じて作成した。5℃と50℃の膨潤度を式1に
従い求めた結果を表8に示す。各々の膜厚は125μ
m、115μm及び115μmであった。
ド)(分子量200,000)、ポリスチレン(分子量
180,000)及びポリメチルメタアクリレート(分
子量250,000)(ポリMMAと略す)の膜を実施
例1に順じて作成した。5℃と50℃の膨潤度を式1に
従い求めた結果を表8に示す。各々の膜厚は125μ
m、115μm及び115μmであった。
【0036】
【表8】
Claims (3)
- 【請求項1】 N−イソプロピル(メタ)アクリルアミ
ドの重合体である主鎖と水に不溶性である側鎖とからな
るグラフトコポリマーを主成分とする熱応答性高分子ゲ
ル。 - 【請求項2】 N−イソプロピル(メタ)アクリルアミ
ドの重合体である主鎖と水に不溶性である側鎖とからな
るグラフトコポリマーを主成分とする熱応答性高分子ゲ
ル膜。 - 【請求項3】 請求項2の熱応答性高分子ゲル膜を製造
するにあたり、N−イソプロピル(メタ)アクリルアミ
ドの重合体である主鎖と水に不溶性である側鎖とからな
るグラフトコポリマーを溶媒に溶解し、次いでキャスト
法にて成膜することを特徴とする熱応答性高分子ゲル膜
の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31054392A JPH06157689A (ja) | 1992-11-19 | 1992-11-19 | 熱応答性高分子ゲル、熱応答性高分子ゲル膜及びその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31054392A JPH06157689A (ja) | 1992-11-19 | 1992-11-19 | 熱応答性高分子ゲル、熱応答性高分子ゲル膜及びその製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06157689A true JPH06157689A (ja) | 1994-06-07 |
Family
ID=18006505
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31054392A Pending JPH06157689A (ja) | 1992-11-19 | 1992-11-19 | 熱応答性高分子ゲル、熱応答性高分子ゲル膜及びその製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06157689A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010101196A1 (ja) * | 2009-03-03 | 2010-09-10 | 関西ペイント株式会社 | 水性塗料用流動調整剤及びそれを含有する水性塗料組成物 |
KR20180114640A (ko) * | 2017-04-11 | 2018-10-19 | 단국대학교 천안캠퍼스 산학협력단 | pH-온도 감응성 공중합체 및 이를 이용한 소장 표적 약물 전달체 |
JP2022140462A (ja) * | 2011-08-19 | 2022-09-26 | 国立大学法人九州大学 | 温度応答性電解質材料、温度応答性電解質フィルム、膜、並びにイオン濃度勾配を生じさせる装置及び方法 |
-
1992
- 1992-11-19 JP JP31054392A patent/JPH06157689A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010101196A1 (ja) * | 2009-03-03 | 2010-09-10 | 関西ペイント株式会社 | 水性塗料用流動調整剤及びそれを含有する水性塗料組成物 |
GB2480414A (en) * | 2009-03-03 | 2011-11-16 | Kansai Paint Co Ltd | Flow modifier for water-based coating material and water-based coating composition containing same |
JP5570495B2 (ja) * | 2009-03-03 | 2014-08-13 | 関西ペイント株式会社 | 水性塗料用流動調整剤及びそれを含有する水性塗料組成物 |
US9139740B2 (en) | 2009-03-03 | 2015-09-22 | Kansai Paint Co., Ltd. | Flow modifier for water-based coating material and water-based coating composition containing same |
JP2022140462A (ja) * | 2011-08-19 | 2022-09-26 | 国立大学法人九州大学 | 温度応答性電解質材料、温度応答性電解質フィルム、膜、並びにイオン濃度勾配を生じさせる装置及び方法 |
KR20180114640A (ko) * | 2017-04-11 | 2018-10-19 | 단국대학교 천안캠퍼스 산학협력단 | pH-온도 감응성 공중합체 및 이를 이용한 소장 표적 약물 전달체 |
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