JPH06157569A - メタロセン類の製造方法 - Google Patents

メタロセン類の製造方法

Info

Publication number
JPH06157569A
JPH06157569A JP5205601A JP20560193A JPH06157569A JP H06157569 A JPH06157569 A JP H06157569A JP 5205601 A JP5205601 A JP 5205601A JP 20560193 A JP20560193 A JP 20560193A JP H06157569 A JPH06157569 A JP H06157569A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
product
product mixture
transition metal
mixture
reaction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5205601A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3491841B2 (ja
Inventor
John Y Lee
ジヨン・ユーチユー・リー
Steven P Diefenbach
スチーブン・ポール・デイーフエンバツク
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ethyl Corp
Original Assignee
Ethyl Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ethyl Corp filed Critical Ethyl Corp
Publication of JPH06157569A publication Critical patent/JPH06157569A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3491841B2 publication Critical patent/JP3491841B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F17/00Metallocenes

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 式(RC542MX2[式中、Rは、1から
20個の炭素原子を有するヒドロカルビルもしくはシラ
ヒドロカルビルであり、Mはチタンまたはジルコニウム
であり、そしてXはハロゲンである]を有する遷移金属
化合物の製造方法を提供する。 【構成】 この方法は、 (a)Na(C55)とRX[ここで、RおよびXは、
上に定義したのと同じである]とを、有機溶媒中で反応
させることにより、RC54とC55を含んでいる反応
生成物混合物を生じさせ; (b)上記生成物混合物を周囲温度で減圧脱溶媒するこ
とにより、上記生成物混合物から上記C55の実質的全
てを除去し; (c)上記RC54の脱プロトン化を行い;そして (d)上記生成物混合物にMX4[ここで、MおよびX
は、上に定義したのと同じである]を添加することによ
り、該RC54と該MX4とを反応させて、C55含有
不純物を実質的に含んでいない遷移金属化合物を生じさ
せる; 段階を含んでいる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、一般に、オレフィンの重合触媒
として有効なメタロセン誘導体の製造に関するものであ
り、より詳細には、未置換のシクロペンタジエニル不純
物が実質的に含まれていないビス(単置換シクロペンタ
ジエニル)遷移金属メタロセン類を製造する改良方法に
関する。
【0002】式(RCp)2MX2[式中、Rは、1から
20個の炭素原子を有するヒドロカルビルもしくはシラ
ヒドロカルビル(silahydrocarbyl)であり、Cpはシ
クロペンタジエニル(C54−)であり、Mはチタンま
たはジルコニウムであり、そしてXはハロゲンである]
で表されるメタロセン誘導体がオレフィン重合に有効な
触媒であることは知られている。これらは、脱プロトン
化されたRCp化合物とMX4とを反応させることによ
って製造され得る。しかしながら、文献に示されている
ように、ハロゲン化アルキルを用いたシクロペンタジエ
ンのアルキル化でRCpを生じさせるのは、複雑な生成
物混合物が生じることから困難である(Inorg. Chem. 1
991、 30、 856-858)。この文献は、液体アンモニア(低
温)反応媒体を用いるか或は高い反応性を示すアルキル
化剤、例えばトリフルオロメタンスルホン酸エチルを用
いることを提案している。更に、アルキルハライド類を
用いると、常に、反応平衡のためシクロペンタジエンと
シクロペンタジエン二量体を含んでいる生成物が生じ
る。次のメタロセン製造において、該二量体は不活性で
あるが、該シクロペンタジエンは除去される必要があ
る。さもなければ、これは(Cp)2MX2不純物を生
じ、これは、該(RCp)2MX2メタロセン生成物を触
媒として用いてオレフィン重合を行う時生じるポリマー
類の分子量分布に悪い変化を与える。今までのところ、
該シクロペンタジエン二量体の分解が生じるため追加的
にシクロペンタジエンが生じることから、シクロペンタ
ジエンの完全な除去は達成されていなかった。我々は、
Cp不純物が入っていない上記遷移金属メタロセン類を
製造するに適した経済的なワンポット(one-pot)方法
をここに見い出した。更に、この方法は、周囲温度で行
うことが可能であり、これによって、冷蔵冷却システム
の費用が回避される。
【0003】本発明に従い、 (a)Na(C55)とRX[ここで、RおよびXは、
以下に定義するのと同じである]とを、有機溶媒中で反
応させることにより、RC54とC55を含んでいる反
応生成物混合物を生じさせ; (b)上記生成物混合物を周囲温度で減圧脱溶媒するこ
とにより、上記生成物混合物から上記C55の実質的全
てを除去し; (c)上記RC54の脱プロトン化を行い;そして (d)上記生成物混合物にMX4[ここで、MおよびX
は、以下に定義するのと同じである]を添加することに
より、上記脱プロトン化したRC54と上記MX4とを
反応させて、C55含有不純物を実質的に含んでいない
遷移金属化合物を生じさせる; 段階を含む、式(RC542MX2[式中、Rは、1か
ら20個の炭素原子を有するヒドロカルビルもしくはシ
ラヒドロカルビルであり、Mはチタンまたはジルコニウ
ムであり、そしてXはハロゲンである]を有する遷移金
属化合物の製造方法を提供する。
【0004】このアルキル化方法に従い、NaCpとハ
ロゲン化アルキルとを溶媒中で反応させる。このNaC
pは商業的に入手可能であり、そして本分野で知られて
いるように、シクロペンタジエン二量体を分解させた後
このシクロペンタジエンとナトリウム金属とを反応させ
ることによって製造され得る。好適なハロゲン化アルキ
ルは、式RX[式中、Rは、C1からC20(より好適に
はC4からC10)のヒドロカルビルもしくはシラヒドロ
カルビル、例えばメチル、エチル、n−プロピル、イソ
プロピル、n−ブチル、t−ブチル、イソブチル、ペン
チル、ヘキシル、ヘプチル、またはトリメチルシリルで
あり、そしてXはハロゲンである]で表される。臭素が
好適なハロゲンである。塩素も使用できるが、その反応
速度はゆっくりであり、そしてヨウ素はより高価であ
る。該NaCpとRX反応体は、ジアルキル置換もしく
は未置換のCpおよびCp2(シクロペンタジエン二量
体)副生成物の量を最小限にする目的で、好適には約
1:1のNaCp:RXモル比で用いられるが、1:
0.8から1:1.2の比率も用いられ得る。この反応
に好適な溶媒はエーテル類(例えばTHFまたはジエチ
ルエーテル)であるが、炭化水素溶媒、例えばベンゼン
またはトルエンなども用いられ得る。好適には、この溶
媒中で用いられる反応体の濃度は一緒にして5から20
重量%である。この反応は周囲温度で行われ得るが、こ
の反応は発熱反応である。一般に、この反応温度は20
から50℃の範囲である。このアルキル化反応の副生成
物には、典型的には、NaCl以外に、少量のR2Cp
およびCp/(Cp2)が含まれる。驚くべきことに、
我々は、真空(2−15mmHg)下、0から25℃の
温度で該反応混合物の体積を小さくすることにより、該
Cpの実質的に完全な除去(約1重量%未満)を行うこ
とが可能であることを見い出した。該シクロペンタジエ
ン二量体は残存しているが、次の反応および生成物処理
操作で分解が生じて追加的シクロペンタジエンが生じる
高温を避ける限り、これは不活性である。二置換シクロ
ペンタジエン(R2Cp)がいくらか存在していること
で生じるメタロセン副生成物は、溶媒を分離すること
で、その最終メタロセン生成物から容易に分離され得
る。この真空処理ではまた、如何なる未反応のハロゲン
化アルキルも除去され、これはその後再利用され得る。
このシクロペンタジエンの実質的全てを除去するには
(GCでは全くCpが検出されず、その結果、このCp
含有量は約0.1%未満であった)、この反応混合物の
体積を約25%まで減少させることで充分である。
【0005】その後、インサイチューで、例えばNa粉
末、BuLi、NaH、LiHまたはグリニヤール試薬
(RMgX)を用い、上記生成物RCpの脱プロトン化
を行ってもよい。脱プロトン化に先立って、この反応混
合物に溶媒を戻してもよい。好適には、用いられるRC
p対脱プロトン化剤のモル比は約1:1である。必要と
されるか或は望ましい脱プロトン化剤の過剰量は10%
以下である、と言うのは、我々は、該ジアルキル(R2
Cp)不純物よりも該モノ−アルキル生成物との塩生成
の方が優先することを見い出したからである。この脱プ
ロトン化は周囲温度で実施することが可能であり、冷却
は不必要であるが、−30℃から60℃の高温もしくは
低温も用いられ得る。この脱プロトン化剤としてナトリ
ウムを用いる場合、該ハロゲン化遷移金属との更に一層
の反応を行って生成物であるビス(モノ−アルキルシク
ロペンタジエニル)遷移金属メタロセンを生じさせるに
先立って、過剰のナトリウム金属をその反応混合物から
濾過する必要がある。
【0006】チタンまたはジルコニウムのハロゲン化遷
移金属、例えばTiCl4またはZrCl4を該脱プロト
ン化したモノアルキル置換シクロ−ペンタジエン配位子
に、好適には化学量論的比率に近い配位子対ハロゲン化
遷移金属(配位子対ハロゲン化遷移金属のモル比は1:
0.4から0.5、より好適には1.0:0.5)の比
率で加えることで、RCpMX3不純物の生成を最小限
にすると共に未反応のハロゲン化遷移金属(これをこの
生成物から除去するのは困難であり得る)の量を最小限
にすることにより、該(RCp)2MX2メタロセン誘導
体を製造する。この工程は周囲温度で実施され得る。一
般に、この反応温度は20から40℃の範囲である。
【0007】該脱プロトン化剤としてナトリウムを用い
る場合、エーテル溶媒、例えばグライム、ジエチルエー
テルまたはテトラヒドロフラン(THF)など中の溶媒
溶液として該ハロゲン化遷移金属を加えるのが好適であ
る。生じてくるハロゲン化ナトリウムは沈澱を生じ、こ
れをその生成物溶液から濾過することができる。該脱プ
ロトン化剤としてBuLiを用いる場合、LiClはテ
トラヒドロフランに可溶であるがジエチルエーテルには
不溶であることから、好適な反応溶媒はジエチルエーテ
ルである。代替法としてBuLiを用いる場合、該アル
キルシクロペンタジエン反応体をジエチルエーテルに溶
解させ、そしてBuLiをヘキサンに溶解させることに
より、LiRCpのスラリーを生じさせることも可能で
ある。その後、ZrCl4粉末またはTiCl4の如きハ
ロゲン化遷移金属を添加してもよい。LiClが沈澱を
生じ、これを濾過で除去することができる。このエーテ
ルを除去すると、このヘキサンから、生成物である(モ
ノアルキルCp)2ZrCl2生成物が結晶化してくる。
本発明の方法の利点は、如何なる中間体も除去する必要
がなく、ワンポット方法として実施可能な点である。生
成物を温ヘキサン(50℃)に溶解させた後、このヘキ
サン溶液を冷却して精製生成物を沈澱させることによ
り、この生成物の再結晶を行うことができる。
【0008】以下の実施例を用いて本方法の更に一層の
説明を行うが、限定することを意図したものではない。
【0009】
【実施例】実施例1 乾燥ボックス中、50mLのr.b.フラスコにBuB
r(12ミリモル、1.644g)とTHF(6.0
g、6.8mL)を仕込んだ。上記BuBr/THF溶
液に、NaCp(10ミリモル、0.88g)とTHF
(14mL)の混合物を、22から40℃で15分間か
けてゆっくりと加える。この反応混合物を22℃で3時
間撹拌することにより、BuCp(58モル%)、Bu
2Cp(21モル%)、Cp/(Cp)2(21モル%)
[仕込んだNaCpを基準]および痕跡量のBuBrを
含んでいる混合物を生じさせた。上記混合物の体積を真
空(0から22℃/2mmHg)下で小さくすることに
より、元の体積の25%にした。GCにより、該シクロ
ペンタジエンとBuBrの全てが除去され、そしてこの
生成物混合物の中には仕込みNaCpを基準にして40
モル%のBuCpが存在していることが示された。次
に、約20mLのTHFを加えた。10%過剰量のNa
粉末を用いて脱プロトン化を行った。このNaを上記溶
液に、22℃で1/2時間かけてゆっくりと加えた。水
素の発生が観察された。その後、この混合物を更に2時
間22℃で撹拌した。この生成物の1HNMRは、Na
BuCpの収率は>95%であることを示していた。該
NaとNaBrを濾過で除去した後、該NaBuCpを
更にZrCl4(0.46g、2ミリモル、4gのグラ
イムに溶解)(該NaBuCpのTHF溶液に5分間か
けてゆっくりと添加)と22℃で反応させることによ
り、>90%の収率(1HNMRによる)で(BuC
p)2ZrCl2が得られ、これはシクロペンタジエニル
ジルコノセン類を全く含んでいなかった。該グライムと
THFを除去した後、等量のEt2Oを加えることで、
LiClを沈澱させ、これを濾過で除去した。ヘキサン
(15mL)を加えた後、該Et2Oを40から45℃
でゆっくりと脱溶媒除去した。このヘキサン溶液を22
℃に冷却すると、(BuCp)2ZrCl2の結晶が生じ
た。この生成物を濾別し、乾燥した後、重量測定を行っ
た。この収率は、用いたBuCpを基準にして56%で
あった。1HNMRは、この生成物は(Bu2Cp)2
rCl2を6%含んでいるがシクロペンタジエニルジル
コノセン類は全く含んでいないことを示していた。融点
89−92℃(文献93℃)。更に一層の再結晶を行う
ことで純粋な生成物を得ることができる。
【0010】実施例2(比較) 乾燥ボックス中、500mLのフラスコに、BuCp
(94%純度、6.5g、0.05モル)[これは実施
例1の方法で製造したものではなく、蒸留で精製したも
のであり、シクロペンタジエンをまだ6%含んでいた]
と200mLのEt2Oを仕込んだ。上記溶液(22か
ら33℃の温度)に、ヘキサン20mL中のBuLi
(0.05モル、3.2g)を30分かけてゆっくりと
撹拌しながら加えることにより、非常に濃密なLiBu
Cp/Et2Oスラリーが得られた。この反応混合物を
更に22℃で30分間撹拌した。1HNMRは、95%
の変換率を示していた。上記スラリーにZrCl4粉末
(0.025モル)を撹拌しながら(20℃から33℃
の温度)30分間かけてゆっくりと直接加える。この反
応混合物を22℃で更に30分間撹拌した。1HNMR
は、(BuCp)2ZrCl2の生成は95%であること
を示していた。このEt2O/ヘキサン溶媒の反応媒体
中で、該LiClが100%沈澱した。このLiClを
濾過で除去し、この反応混合物に40mLのヘキサンを
加えた後、該Et2Oを40−45℃で脱溶媒除去し
た。このヘキサン溶液を22℃に冷却すると、(BuC
p)2ZrCl2の結晶が生じた。この生成物(BuC
p)2ZrCl2を濾別し、乾燥した後、重量測定を行っ
た。この収率は74%であった。この母液から(BuC
p)2ZrCl2が更に9%回収された。この生成物はま
たシクロペンタジエニルジルコノセン類を5%含んでい
た。この実施例は、出発BuCp中に存在しているCp
不純物が最後まで持続して生成物であるメタロセンを生
じることを説明している。この実施例はまた、本発明の
方法で用いられ得る脱プロトン化および生成物生成の代
替法を説明するものである。
【0011】本発明の特徴および態様は以下のとおりで
ある。
【0012】1. (a)Na(C55)とRX[ここ
で、RおよびXは、以下に定義するのと同じである]と
を、有機溶媒中で反応させることにより、RC54とC
55を含んでいる反応生成物混合物を生じさせ; (b)上記生成物混合物を周囲温度で減圧脱溶媒するこ
とにより、上記生成物混合物から上記C55の実質的全
てを除去し; (c)上記RC54の脱プロトン化を行い;そして (d)上記生成物混合物にMX4[ここで、MおよびX
は、以下に定義するのと同じである]を添加することに
より、上記脱プロトン化したRC54と上記MX4とを
反応させて、C55含有不純物を実質的に含んでいない
遷移金属化合物を生じさせる; 段階を含む、式(RC542MX2[式中、Rは、1か
ら20個の炭素原子を有するヒドロカルビルもしくはシ
ラヒドロカルビルであり、Mはチタンまたはジルコニウ
ムであり、そしてXはハロゲンである]を有する遷移金
属化合物の製造方法。
【0013】2. 該反応混合物から上記RC54を回
収することなく上記RC54の脱プロトン化を行う第1
項の方法。
【0014】3. RがC4からC10のヒドロカルビル
でありそしてXが塩素である第1項の方法。
【0015】4. 該化合物が二塩化ビス(n−ブチル
シクロペンタジエニル)ジルコニウムである第1項の方
法。
【0016】5. Na(C55)対RXのモル比が
1:0.8から1:1.2でありそして脱プロトン化R
54対MX4のモル比が1:0.4から1:06であ
る第1項の方法。
【0017】6. 上記生成物混合物を2−15mmH
gの圧力および0から25℃の温度で真空脱溶媒する第
5項の方法。
【0018】7. 上記有機溶媒がエーテル類、炭化水
素およびそれらのいずれかの組み合わせから成る群から
選択される第6項の方法。
【0019】8. 上記溶媒がテトラヒドロフランであ
り、RXがn−ブチルブロマイドであり、MX4がZr
Cl4であり、該遷移金属化合物が二塩化ビス(n−ブ
チルシクロペンタジエニル)ジルコニウムであり、そし
て上記RC54を、Na、NaH、LiH、BuLiお
よびグリニヤール試薬から成る群から選択される脱プロ
トン化剤で脱プロトン化する第7項の方法。
【0020】9. 上記脱プロトン化剤がNaでありそ
して上記ZrCl4をエーテル溶媒中の溶液として加え
る第8項の方法。
【0021】10. 上記脱プロトン化剤がヘキサン中
のBuLiであり、上記有機溶媒がジエチルエーテルで
あり、その結果として、上記BuLiと上記R(C
54)がLiBuC54含有スラリーを生じ、そして上
記スラリーに上記ZrCl4を固体粉末として添加する
ことにより、上記塩化ビス(n−ブチルシクロペンタジ
エニル)ジルコニウムとLiClを生じさせ、そしてこ
のLiClを沈澱させて該生成物溶液から除去する第8
項の方法。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)Na(C55)とRX[ここで、R
    およびXは、以下に定義するのと同じである]とを、有
    機溶媒中で反応させることにより、RC54とC55
    含んでいる反応生成物混合物を生じさせ; (b)上記生成物混合物を周囲温度で減圧脱溶媒するこ
    とにより、上記生成物混合物から上記C55の実質的全
    てを除去し; (c)上記RC54の脱プロトン化を行い;そして (d)上記生成物混合物にMX4[ここで、MおよびX
    は、以下に定義するのと同じである]を添加することに
    より、上記脱プロトン化したRC54と上記MX4とを
    反応させて、C55含有不純物を実質的に含んでいない
    遷移金属化合物を生じさせる; 段階を含む、式(RC542MX2[式中、Rは、1か
    ら20個の炭素原子を有するヒドロカルビルもしくはシ
    ラヒドロカルビルであり、Mはチタンまたはジルコニウ
    ムであり、そしてXはハロゲンである]を有する遷移金
    属化合物の製造方法。
JP20560193A 1992-08-03 1993-07-29 メタロセン類の製造方法 Expired - Fee Related JP3491841B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US923646 1992-08-03
US07/923,646 US5200537A (en) 1992-08-03 1992-08-03 Process for preparing metallocenes

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06157569A true JPH06157569A (ja) 1994-06-03
JP3491841B2 JP3491841B2 (ja) 2004-01-26

Family

ID=25449024

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20560193A Expired - Fee Related JP3491841B2 (ja) 1992-08-03 1993-07-29 メタロセン類の製造方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5200537A (ja)
EP (1) EP0582114B1 (ja)
JP (1) JP3491841B2 (ja)
CA (1) CA2100383A1 (ja)
DE (1) DE69327203T2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4312270A1 (de) * 1993-04-15 1994-10-20 Witco Gmbh Verfahren zur Herstellung von Übergangsmetallkomplexen mit monosubstituierten Cyclopentadienyl-Liganden
US5455333A (en) * 1993-08-16 1995-10-03 Albemarle Corporation Preparation of metallocenes
JP3301455B2 (ja) * 1993-11-26 2002-07-15 出光興産株式会社 芳香族ビニル化合物重合体の製造触媒及びそれを用いた芳香族ビニル化合物重合体の製造方法
EP0718303A1 (de) * 1994-12-22 1996-06-26 Witco GmbH Verfahren zur Herstellung von Übergangsmetallkomplexen mit disubstituierten Cyclopentadienyl-Liganden
US5569746A (en) * 1995-01-23 1996-10-29 Albemarle Corporation Process for preparing alkylsubstituted cyclopentadienyl metallocene compounds
EP0729967B1 (de) * 1995-02-17 1998-08-12 Witco GmbH Verfahren zur Herstellung von Übergangsmetallkomplexen mit 1,3-disubstituierten Cyclopentadienyl-Liganden
US5883278A (en) * 1995-04-24 1999-03-16 Albemarle Corporation Enhanced synthesis of racemic metallocenes
US5556997A (en) * 1995-04-24 1996-09-17 Albemarle Corporation Enhanced synthesis of racemic metallocenes
CN1061994C (zh) * 1995-07-14 2001-02-14 中国石油化工总公司 间规选择性复合金属茂催化剂、其制备及应用
CN1076731C (zh) * 1996-08-12 2001-12-26 中国石油化工集团公司 复合型限定几何构型金属茂催化剂、其制备及应用
US6057467A (en) * 1998-07-17 2000-05-02 Research Institute Of Petroleum Processing, Sinopec Metallocene adduct, its preparation and its application in olefin polymerization

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3224935A (en) * 1961-12-22 1965-12-21 Ethyl Corp Fungicidal compositions
DE3840772A1 (de) * 1988-12-03 1990-06-07 Hoechst Ag Verfahren zur herstellung einer heterogenen metallocenkatalysatorkomponente
US5117020A (en) * 1989-10-30 1992-05-26 Fina Research, S.A. Process for the preparation of metallocenes

Also Published As

Publication number Publication date
EP0582114A1 (en) 1994-02-09
US5200537A (en) 1993-04-06
EP0582114B1 (en) 1999-12-08
DE69327203D1 (de) 2000-01-13
CA2100383A1 (en) 1994-02-04
DE69327203T2 (de) 2000-05-11
JP3491841B2 (ja) 2004-01-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3419501B2 (ja) ビスインデニル型のブリッジドキラルメタロセン触媒の製法
JP3491841B2 (ja) メタロセン類の製造方法
EP0834514B1 (en) Process for synthesizing metallocene compounds
CA2144607C (en) Process for the synthesis of monomethylmetallocenes and dimethylmetallocenes and their solutions specifically for use in the polymerization of olefins
US4133824A (en) Organo-magnesium complexes and process for their preparation
US5600004A (en) Process for preparing pentafluorophenyl compounds
US4128501A (en) Process for the preparation of organo-magnesium complexes
JP3334881B2 (ja) 3a族金属のトリアルキル化合物の製法
JP3693403B2 (ja) アルキル置換シクロペンタジエニルメタロセン化合物の製造法
JP4390770B2 (ja) rac−ジオルガノシリルビス(2−メチルベンゾ[e]インデニル)ジルコニウム化合物のラセモ選択的合成法
US6093833A (en) Process for producing trivalent titanium coordination complex
US6489526B2 (en) Method for synthesis of hydrocarbyl bridged indenes
JP2001520233A (ja) 第vi族金属に基づくオレフィン重合触媒成分の製造方法
JP3661825B2 (ja) 有機インジウム化合物の製造方法
US4960869A (en) Uranium allylic complex
US3394157A (en) Process for the reduction of thiolesters to sulfides
JP2864985B2 (ja) トリ(第2級アルキル)シラン化合物の製造方法
JP6722525B2 (ja) 触媒の製造方法
JP3909781B2 (ja) 有機インジウム化合物の製造方法
JP3177881B2 (ja) 有機銅錯体の製造方法
EP1257516B1 (en) Process for preparing bisindenylalkanes
JPH04210988A (ja) バナジウム−アレーンの製法
US3240814A (en) Process for the production of alkali boron tetrallkyl complex compounds
JP2006503885A (ja) 置換インデンの製造方法
JPS591431A (ja) 4−イソブチルスチレンの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20031028

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081114

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091114

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091114

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101114

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees