JPH06157212A - 殺菌性粒状組成物およびその製造方法 - Google Patents

殺菌性粒状組成物およびその製造方法

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JPH06157212A
JPH06157212A JP5221253A JP22125393A JPH06157212A JP H06157212 A JPH06157212 A JP H06157212A JP 5221253 A JP5221253 A JP 5221253A JP 22125393 A JP22125393 A JP 22125393A JP H06157212 A JPH06157212 A JP H06157212A
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slurry
granular
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Yili Guo
グオ イリ
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Rohm and Haas Co
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 新規かつ改良された殺菌性粒状組成物を提供
する。 【構成】 ジチオカルバメートの1種またはそれ以上の
成分、および粒状組成物の流動性を有意に強化し、該組
成物のこなだち度を有意に減少し、該組成物のかさ密度
を有意に増加し、および/または該組成物のエチレンチ
オ尿素含量を有意に減少させるための湿分成分の有効量
を含有する粒状組成物。また、調節されたスラリーの生
成および噴霧乾燥が、前記粒状組成物の製造に有効であ
る、粒状組成物の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】発明の分野 本発明は、新規かつ改良された殺菌性のジチオカルバメ
ート(dithiocarbamate)の粒状組成物
に関する。
【0002】発明の背景 殺菌性のジチオカルバメート化合物は、粉末(powd
ers)または微粒(granules)として粒状組
成物中に含有されるときに効用がある。そのような粉末
および微粒は、しばしば、液体に分散させ、溶解させ、
さもなければ混合させて、農業用の噴霧剤に使用するた
めのスラリーまたはその他の混合物を生成する。そのよ
うな混合物は、しばしば、粒状組成物を貯蔵する前後
に、それらを施用する場所において造られている。
【0003】そのようなジチオカルバメート組成物の貯
蔵、取扱い、分散および施用には、複雑さを伴ってお
り、かついろいろな問題を伴っている。そのような問題
は、貯蔵中の分解を防ぐための安定剤の使用;こなだっ
て(dustiness)ゆく粒子の磨砕および細分化
および生成物の損失を減少させるためのコストのかかる
結合剤および製造方法;分散剤、湿潤剤および界面活性
剤;および噴霧剤混合物の配合および取扱いを助けるた
めの機械的方法、を必要とする。また、望ましいこと
は、望ましくない副生成物、例えば前記活性化合物の間
に生起されるエチレンチオ尿素の生成を最小化すること
である。それ故、改良された特性を有する殺菌性のジチ
オカルバメート組成物およびそのような組成物の製造方
法のための要求が続けられている。
【0004】発明の概要 新規かつ改良された殺菌性のジチオカルバメートの粒状
組成物が、本明細書に具体的に記載されている。そのよ
うな組成物は、ジチオカルバメートの1種またはそれ以
上の成分の殺菌有効量および粒状組成物の流動性を有意
に強化し、該組成物のこなだち度を減少し、および/ま
たは組成物のエチレンチオ尿素含量を減少させるための
湿分の有効量から成っている。そのようなジチオカルバ
メートの粒状組成物を製造する方法が提供されるが、そ
の方法においては、調節されたスラリーの製造および噴
霧乾燥が、強化された性質を有するそのような組成物の
製造において有効である。そのような方法は、新規であ
り、かつ製造された組成物の強化された特性に加えて経
済的な利益を提供する。
【0005】好ましい態様の記述 組成物 本発明の1つの態様は、ジチオカルバメートの1種また
はそれ以上の成分の殺菌有効量および粒状組成物の流動
性を有意に強化するための湿分含量の有効量を含有する
粒状組成物である。更に詳細には、湿分成分の量は、任
意的であるが、該組成物のこなだち度を減少し、組成物
のかさ密度(bulk density)を増加し、お
よび/またはエチレンチオ尿素が該組成物中に存在する
化合物の製造可能な生成物であるときに、組成物のエチ
レンチオ尿素を減少させるのに、有効である。
【0006】具体化された組成物の1種またはそれ以上
のジチオカルバメートは、エチレンビスジチオカルバメ
ート金属塩、ジメチルジチオカルバメート金属塩、およ
びプロピレンビスジチオカルバメート金属塩から選ばれ
る。好ましいエチレンビスジチオカルバメート金属塩
は、マンコゼブ(mancozeb){エチレンビスジ
チオカルバミン酸亜鉛およびマンガンの配位生成物}、
マネブ(maneb){エチレンビスジチオカルバミン
酸マンガン}およびジネブ{エチレン−ビスジチオカル
バミン酸亜鉛}である。好ましいジメチルジチオカルバ
メート金属塩は、ジラム(ziram){ジメチルジチ
オカルバミン酸亜鉛}である。好ましいプロピレン−ビ
スジチオカルバメート金属塩は、プロピネブ(prop
ineb){〔〔(1−メチル)−1,2−(エタネジ
ル)ビス〔カルバマトチオアト〕〕(2−)〕亜鉛単独
重合体}である。その他の好ましいジチオカルバメート
は、メチラム(metiram){トリス〔アミン−
〔エチレン−ビス(ジチオカルバマト)〕亜鉛(II)〕
〔テトラヒドロ−1,2,4,7−ジチアジア−ゾシン
−3,8−ジチオン〕重合体}である。
【0007】好ましくは、ジチオカルバメート含有量
は、具体化された粒状組成物の約20〜約95重量%、
更に好ましくは少なくとも約50重量%、そしてなお更
に好ましくは少なくとも約80重量%である。
【0008】具体化された組成物の湿分成分は、予想さ
れない価値のある利益を提供した。湿分成分は、液体形
態または蒸気形態における、そして化学的に結合し、水
和し、または水和されていない状態における、広い種類
の物質である。好ましい1つの態様においては、湿分
は、水、アルコール、アンモニア、二硫化炭素、および
グリコールから選ばれた1種またはそれ以上の成分から
成っている。更に好ましくは、湿分成分は、主として水
である。湿分含量は、好ましくは、具体化された粒状組
成物の約2.5〜約20重量%、更に好ましくは具体化
された粒状組成物の約2.5〜約10重量%である。湿
分成分の好ましい態様の1つは、主として水和の水であ
る。
【0009】具体化された組成物は、具体化された粒状
組成物の湿分成分約2.5〜約20重量%を有さない組
成物と比較して、有意に強化された流動性を有する。好
ましくは、具体化された組成物の流動性は、そのような
組成物のための静置角度(angle of resp
ose)が、水平から約60度以下になるようにする。
【0010】製造後の具体化された組成物は、全組成物
重量の約0.1重量%より少ない最初のエチレンチオ尿
素含量を有することができる。好ましい態様の1つは、
ジチオカルバメートがマンコゼブから成り、そして最初
のエチレンチオ尿素含量が全組成物重量の約0.01〜
約0.05重量%である組成物である。更に好ましく
は、組成物の製造後に、約54℃の温度において2週間
維持された粒状組成物のエチレンチオ尿素含量が、全組
成物重量の約0.3重量%より少なく、更に好ましくは
約0.10〜約0.25重量%であり、なお更に好まし
くは約0.20重量%より少ない。組成物の製造後に、
約54℃の温度において4週間維持された他の具体化さ
れた組成物は、全組成物重量の約0.3重量%より少な
く、更に好ましくは約0.15重量%より少ないエチレ
ンチオ尿素含量を有する。
【0011】具体化された組成物は、好ましくは、少な
くとも約0.5g/cm3 、更に好ましくは少なくとも
約0.75g/cm3 、なお更に好ましくは約0.75
〜約1.0g/cm3 のかさ密度を有する。
【0012】具体化された組成物は、好ましくは、約2
0〜約400ミクロメーター(μm)の乾燥粒径中央値
範囲(dry particle median si
zerange)を有する。好ましくは、粒径および分
布は、具体化された組成物が、有意に減少されたほこな
だち、すなわち、約5μmより少なく、更に好ましくは
約10μmより少ない粒径を有する粒子の減少された容
量を有するようにし、かつ粒子の少なくとも約50容量
%が5μmより大きく、更に好ましくは10μmより大
きい直径を有するようにすることである。態様の1つに
おいては、約15μmより少ない乾燥粒子の容量%の量
は、組成物を1%湿分含量に乾燥したときに存在する乾
燥粒子の容量%の量の多くとも約50%である。更に好
ましくは、15μmより少ない乾燥粒子の容量%の量
は、前記組成物を1%湿分含量に乾燥したときに存在す
る乾燥粒子の容量%の多くとも約50%である。また、
いくつかの好ましい態様においては、約20μmより大
きい乾燥粒子の容量%の量は、前記組成物を1%湿分含
量に乾燥したときに存在する乾燥粒子の容量%の量の少
なくとも50%である。
【0013】好ましい態様は、(a)エチレンビスジチ
オカルバメート金属塩、ジメチルジチオカルバメート金
属塩、プロピレンジチオカルバメート金属塩、メチラム
(methiram)およびチラム(thiram)か
ら選ばれは1種またはそれ以上の成分、および(b)水
を含有している組成物であって、かつ前記成分の全重量
は、前記組成物の約20〜約90重量%であり、そして
前記組成物は、少なくとも約0.5g/cm3 のかさ密
度および多くとも約60度の静置角度の特性を有し、そ
して乾燥粒子としての前記粒子の少なくとも約50容量
%は、5μmより大きい直径を有している、前記組成物
である。
【0014】方法 本発明の他の態様には、具体化された組成物の製造方法
が包含される。具体化された方法の1つは、ジチオカル
バメートの具体化された粒状組成物の約20〜約95重
量%を含有する粒状組成物の製造方法であって、この製
造方法は、(1)ジチオカルバメートの粒子であって、
該粒子は約2〜約7μmの粒径中央値を有する前記粒子
を含有するスラリーを生成し、(2)このスラリーを噴
霧乾燥して、具体化された粒状組成物の約2〜約10重
量%の湿分成分を有する前記粒状組成物を生成し、前記
(1)の生成および(2)の噴霧乾燥は、前記粒状組成
物の流動性を有意に強化するのに有効である、ことから
成っている。
【0015】好ましい態様の1つは、前記ジチオカルバ
メートがマンコゼブである方法である。そのような方法
において、スラリー中の前記粒子は、好ましくは、約3
〜約6μmの粒径中央値を有することができる。
【0016】他の具体化された方法は、強化された流動
性を有し、かつジチオカルバメートの具体化された粒状
組成物の約50〜約95重量%を含有する粒状組成物の
製造方法であって、この製造方法は、(1)(a)前記
ジチオカルバメートの粒子であって、好ましくはスラリ
ー重量の少なくとも約10重量%、(b)1種またはそ
れ以上の水溶性亜鉛塩、好ましくは塩化亜鉛および/ま
たは硫酸亜鉛、および(c)水から成る第1スラリーを
製造し、(2)前記第1スラリーを湿潤微粉砕して、約
2〜約7μmの粒径中央値を有する第2スラリーを生成
し、そして(3)前記第2スラリーを噴霧乾燥して、具
体化された粒状組成物の約2〜約10重量%の湿分成分
を有する前記粒状組成物を製造することから成ってい
る。
【0017】好ましい態様の1つにおいては、第1スラ
リーは、(a)マネブの湿潤ケーキ(wet cak
e)の少なくとも10重量%、(b)約10〜1のそれ
ぞれのモル比におけるマンガンイオンおよび亜鉛イオ
ン、および(c)水の少なくとも約40重量%から成っ
ている。
【0018】なお、更に好ましくは、第1スラリーは、
マネブの湿潤ケーキの少なくとも約50重量%を有し、
そして第2スラリーは、約5μmの粒径中央値を有して
いる。
【0019】更に、態様においては、第1スラリーは、
安定剤、分散剤、消泡剤、湿潤剤、結合剤、充填剤、お
よび増量剤を更に含有している。
【0020】次の実験は、本発明の態様を例示している
が、しかしこれらにより本発明の範囲が限定されること
は意図されていない。
【0021】実験1 ジチオカルバメートスラリーの製造 ジチオカルバメートスラリーの配合を、次の組成を有す
る各スラリーを造るために、諸成分を混合することによ
り行った:
【表1】 成 分 重量% 湿潤ケーキ(60% A.I.* ) 72.07 WafexTM分散剤 2.60 消泡剤 0.02 ヘキサメチレンテトラミン(HMT)安定剤 1.42 ZnSO4 ・7H20 4.85 水 19.04 100%
【0022】(注)* A.I.−活性成分、例えばマン
コゼブ(亜鉛イオン2%、マンガンイオン16%及びエ
チレンビスカーバネートイオンの配位化合物)
【0023】実験2 「標準」ジオカーバメート組成物の製造 実験1からのスラリーを、約320−330℃の入口温
度および約80℃の出口温度において噴霧乾燥して中間
組成物を造り、その組成物をコンベックス回転式ドライ
ヤー中、約110−130℃の温度で第2の乾燥工程に
かけて造った。
【0024】実験3 本発明の組成物の製造 実験1のやり方を用いて8つのスラリー試料、例えば第
1セットのための1−W、2−W、3−W、および4−
W、および第2セットのための1−R、2−R、3−
R、および4−R、を造った。「W」と「R」は、使用
された分散剤がそれぞれWafexT.M.分散剤、Rea
x100MT.M.分散剤であることを示す。次いで、これ
らの8つのスラリ試料を、第2の乾燥工程なしに単一の
噴霧乾燥に処理した。それぞれの噴霧乾燥条件は、32
0〜330℃の入口温度および次の出口温度であった:
【表2】 試 料 出口温度 1−W、1−R 115℃ 2−W、2−R 100℃ 3−W、3−R 90℃ 4−W、4−R 70℃
【0025】次の表は試料間の性質を比較したものであ
る。
【表3】
【表4】
【0026】
【表5】 A.I.a 湿度を考慮なしの単位重量当り有効成分 W=ワフェックス(Wafex) R=レアックス100M(Reax100M) 標準=ダイセンM45WP 注)粒径はマルバーン粒子サイザー(Malvern particle
sizer)を用いて測定し及び懸濁性は標準方法を用いて決
定した。
【0027】実験4 実験 表2に列挙された成分のすべてを混合することによっ
て、ジチオカルバメートスラリー試料を造った。各スラ
リー試料を、ミニ250エイガーモーターミル(MINI 2
50Eiger Motormill)を用いて湿潤粉砕した。次いで、
ニロアトマイザーポータブルスプレドライヤー(Niro A
tomizer portable spray dryer) を使用して、これらの
試料を噴霧乾燥した。入口温度を250℃にセットし、
そしてスラリーの供給速度を変えることにより、出口温
度を100℃に調節した。スラリー試料を流速69ml/
分で供給するのに、エッチ.アール.フローインデュサ
ー(タイプ200)〔H.R.Flow inducer(type 20
0)〕を使用した(ただし、較正はスラリー試料の代り
に水を使用して行った。)。各スラリー試料を噴霧乾燥
するプロセス中において、入口および出口のための温度
の変動を5℃以下にした。窒素を回転式噴霧ノズル(noz
zle)のために80psi にセットし、そして電気式エアー
ヒーター(electrical air heater) のために45psi に
セットした。湿気のレベルは、メトラー湿気秤り(Mettl
er moisture balance)を用いて得た。それぞれの測定の
ために、試料2gを100℃において30分間加熱し
た。粒径は、マルバーンパーティクルサイザー(モデル
3600E)〔Malvern particle sizer(Model3600
E)〕を用いて測定した。湿潤時間〔wet out time(W
OT)〕および分散性は、標準方法によって測定した。
湿潤ケーキおよび生成物中の活性成分およびETUの分
析を行った。貯蔵安定性試験は、54℃におけるオーブ
ン(oven)中に、試料を含有するふたをしたバイアル(via
l)を、2週間および3週間置いた後に行った。
【0028】結果および考察 湿潤粉砕後の各試料の組成および粒径を表2に示し、そ
して噴霧乾燥後の生成物の物性を表3に示した。これら
の結果は、5μm以上の最初の粒径を有する試料は、3
μm以下の最初の粒径を有する試料よりも、より良好に
分散することを示している。表2に示されているよう
に、試料No.5の最初の粒径は、試料No.1の最初の粒
径よりも約2倍大きい。分散性のための尺度として、噴
霧乾燥した試料を水中に入れた後に得られた使用粒径
は、試料No.5およびNo.1が同じ配合であってさえ
も、試料No.5は良く分散しているが、試料No.1は良
く分散していない。試料No.1および試料No.2を比較
すると、湿潤ケーキの量に対する分散剤の量間の比は2
倍であるが、しかし両試料は同じような分散性を示して
いる。噴霧乾燥した微粒を顕微鏡で検査すると、>5μ
mの最初の粒径を有する多孔度は、<3μmの粒径を有
する微粒の多孔度よりも、より多く見えた。
【0029】試料の湿潤レベルは、54℃において貯蔵
した後でも大きく変化しなかった(表3参照)。54℃
における噴霧乾燥した試料のA.I.安定性は、ダイセ
ンWP(Dithane WP)のA.I.安定性に匹敵する
(例えば、54℃における貯蔵の4週間後において、5
〜6%の損失)。
【0030】表4に示されているように、試料(No.5
およびNo.8)の懸濁性は、54℃において貯蔵時間を
追加するにつれて減少する。湿潤剤、トリトンGR−5
M(Triton GR−5M)の添加は、懸濁性の貯蔵安定性
を助けるように思われる。
【0031】
【表6】
【表7】
【0032】
【表8】
【0033】実験5−粒径の分析 粒径の分析をコールターTMLS粒径分析器(CoulterTM
LS particle sizeanalyzer)を用いて行い、標準ジ
チオカルバメート組成物(試料A)および本発明の態様
であるジチオカルバメート組成物(試料B)における粒
径分布を比較した。試料は次の特性を有していた。
【表9】
【表10】
【0034】
【表11】他の試料の粒径分析の結果は次の通りであ
る。 試料 2 O% 粒径中央値(μm) Std <1 5.9 2−W 7 56 3−W 10 62 2−R 7 57 3−R 10 63 実験6−比較かさ密度2 O% かさ密度 A.I. 単位当りA.I. 試料 (%) (g/cc) (%) (g/cc) 標準 0.98 0.45 82.7 0.37 2−W 7.0 0.71 79.0 0.56
【0035】文献挿入 Yuli Guoにより同時に出願された米国特許出願
番号 ,発明の名称「固体
粒子の湿潤時間改善方法及び組成物」の明細書及び特許
請求の範囲の記載は、本明細書の記載の1部として本明
細書に挿入される。
【図面の簡単な説明】
【図1】試料A(低湿分の組成物)のための粒径分布図
および試料B(調節された湿分の組成物)のための粒径
分布図の2つを示している。

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジチオカルバメーの1種またはそれ以上
    の成分、および粒状組成物の流動性を有意に強化させる
    ための湿分成分の有効量、を含有する粒状組成物。
  2. 【請求項2】 ジチオカルバメートの1種またはそれ以
    上の成分、および粒状組成物のこなだちを有意に減少さ
    せるための湿分成分の有効量、を含有する粒状組成物。
  3. 【請求項3】 湿分成分が、粒状組成物のエチレンチオ
    尿素含量を有意に減少させる、請求項1〜2に記載の粒
    状組成物。
  4. 【請求項4】 1種またはそれ以上の成分が、エチレン
    ビスジチオカルバメート金属塩、ジメチルジチオカルバ
    メート金属塩、プロピレンジチオカルバメート金属塩、
    メチラムおよびチラムから選ばれる、請求項1に記載の
    粒状組成物。
  5. 【請求項5】 エチレンビスジチオカルバメート金属塩
    が、マンコゼブ、マネブおよびジネブである、請求項4
    に記載の粒状組成物。
  6. 【請求項6】 エチレンビスジチオカルバメート金属塩
    がマンコゼブである、請求項5に記載の粒状組成物。
  7. 【請求項7】 エチレンビスジチオカルバメート金属塩
    がマネブまたはジネブである、請求項5に記載の粒状組
    成物。
  8. 【請求項8】 ジメチルジチオカルバメート金属塩がジ
    ラムである、請求項5に記載の粒状組成物。
  9. 【請求項9】 ジチオカルバメート含有量が、粒状組成
    物の約20〜約95重量%である、請求項4に記載の粒
    状組成物。
  10. 【請求項10】 湿分成分が、粒状組成物の約2.5〜
    約20重量%である、請求項1に記載の粒状組成物。
  11. 【請求項11】 湿分成分が、粒状組成物の約2.5〜
    約10重量%である、請求項10に記載の粒状組成物。
  12. 【請求項12】 湿分成分が、水、アルコール、アンモ
    ニア、二硫化炭素およびグリコールから選ばれた1種ま
    たはそれ以上の成分から成っている、請求項1に記載の
    粒状組成物。
  13. 【請求項13】 湿分成分が主として水である、請求項
    12に記載の粒状組成物。
  14. 【請求項14】 湿分成分が、粒状組成物の約2.5〜
    約10重量%である、請求項12に記載の粒状組成物。
  15. 【請求項15】 湿分成分が、主として水和の水であ
    る、請求項13に記載の粒状組成物。
  16. 【請求項16】 製造後において、粒状組成物の約0.
    1重量%より少ない最初のエチレンチオ尿素含量を有す
    る、請求項1に記載の粒状組成物。
  17. 【請求項17】 ジチオカルバメートがマンコゼブから
    成り、そして最初のエチレンチオ尿素含量が粒状組成物
    の約0.01〜0.05重量%である、請求項1に記載
    の粒状組成物。
  18. 【請求項18】 粒状組成物の製造後、約54℃におい
    て2週間維持された粒状組成物のエチレンチオ尿素含量
    が、粒状組成物の約0.3重量%より少ない、請求項1
    に記載の粒状組成物。
  19. 【請求項19】 粒状組成物の製造後、約54℃におい
    て2週間維持された粒状組成物のエチレンチオ尿素含量
    が、粒状組成物の約0.10〜約0.25重量%であ
    る、請求項18に記載の粒状組成物。
  20. 【請求項20】 粒状組成物の製造後、約54℃におい
    て4週間維持された粒状組成物のエチレンチオ尿素含量
    が、粒状組成物の約0.3重量%より少ない、請求項1
    8に記載の粒状組成物。
  21. 【請求項21】 少なくとも約0.5g/cm3 のかさ
    密度を有する、請求項1に記載の粒状組成物。
  22. 【請求項22】 かさ密度が少なくとも約0.5〜約
    1.0g/cm3 である、請求項21に記載の粒状組成
    物。
  23. 【請求項23】 乾燥粒子の粒径中央値が、約20〜約
    400μmの範囲にある、請求項1に記載の粒状組成
    物。
  24. 【請求項24】 有意に減少されたこなだちを有する、
    請求項21に記載の粒状組成物。
  25. 【請求項25】 約15μmより少ない乾燥粒子の容量
    %の量が、粒状組成物が1%湿分含量に乾燥されたとき
    に存在する乾燥粒子の容量%の量の多くとも約50%で
    ある、請求項21に記載の粒状組成物。
  26. 【請求項26】 約15μmより少ない乾燥粒子の容量
    %の量が、粒状組成物が該組成物の全重量に基づいて1
    %湿分含量に乾燥されたときに存在する乾燥粒子の容量
    %の量の多くとも約25%である、請求項25に記載の
    粒状組成物。
  27. 【請求項27】 約20μmより大きい乾燥粒子の容量
    %の量が、粒状組成物が該組成物の全重量に基づいて1
    %湿分含量に乾燥されたときに存在する乾燥粒子の容量
    %の量の少なくとも約50%である、請求項21に記載
    の粒状組成物。
  28. 【請求項28】 約20〜約95重量%のジチオカルバ
    メートの殺菌有効量を含有する粒状組成物の製造方法で
    あって、前記方法は、 (1)前記ジチオカルバメートの粒子であって、前記粒
    子は約2〜約7μmの粒径中央値を有する前記粒子を含
    有するスラリーを生成し、そして (2)前記スラリーを噴霧乾燥して、約2〜約10重量
    %の湿分含量を有する前記粒状組成物を生成し、 前記(1)の生成および(2)の噴霧乾燥は、前記粒状
    組成物の流動性を有意に強化するのに有効である、前記
    粒状組成物の製造方法。
  29. 【請求項29】 ジチオカルバメートがマンコゼブであ
    る、請求項28に記載の方法。
  30. 【請求項30】 スラリー中において、粒子が約4〜約
    6μmの粒径中央値を有する、請求項28に記載の方
    法。
  31. 【請求項31】 強化された流動性を有し、かつ約50
    〜約95重量%のジチオカルバメートの殺菌有効量を含
    有する粒状組成物の製造方法であって、前記方法は、 (1)(a)前記ジチオカルバメート、 (b)1種またはそれ以上の水溶性亜鉛塩、および (c)水から成る第1スラリーを生成し、 (2)前記第1スラリーを湿潤微粉砕して、約2〜約7
    μmの粒径中央値を有する第2スラリーを生成し、 (3)前記第2スラリーを噴霧乾燥して、約2〜約10
    重量%の湿分含量を有する前記粒状組成物を製造する方
    法。
  32. 【請求項32】 第1スラリーが、 (a)少なくとも10重量%のマネブの湿潤ケーキ、 (b)約10〜1のそれぞれのモル比におけるマンガン
    イオンおよび亜鉛イオン、 (c)少なくとも約40重量%の水から成っている、請
    求項31に記載の方法。
  33. 【請求項33】 第1スラリーが、少なくとも約50重
    量%のマネブの湿潤ケーキを有し、そして第2スラリー
    が、約5μmの粒径中央値を有する、請求項31に記載
    の方法。
  34. 【請求項34】 ジチオカルバメートが、スラリーの少
    なくとも約10重量%において存在している、請求項3
    1に記載の方法。
  35. 【請求項35】 第1スラリー組成物が、安定剤、分散
    剤、消泡剤、湿潤剤、結合剤、充填剤、および増量剤か
    ら選ばれた1種またはそれ以上の添加剤の少なくとも約
    2重量%を更に含有している、請求項31に記載の方
    法。
  36. 【請求項36】 1種またはそれ以上の水溶性亜鉛塩
    が、塩化亜鉛および/または硫酸亜鉛から成っている、
    請求項31に記載の方法。
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