JPH06156083A - 扉開閉補助装置 - Google Patents

扉開閉補助装置

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Publication number
JPH06156083A
JPH06156083A JP4313392A JP31339292A JPH06156083A JP H06156083 A JPH06156083 A JP H06156083A JP 4313392 A JP4313392 A JP 4313392A JP 31339292 A JP31339292 A JP 31339292A JP H06156083 A JPH06156083 A JP H06156083A
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Japan
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force
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opening
assisting
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JP4313392A
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Inventor
Kenji Mimura
建治 三村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 扉に自然に開放または閉鎖しようとする力が
作用していても、扉を常に水平状態と同様に開閉させる
ことのできる扉開閉補助装置を提供する。 【構成】 車両のドア2が自然に開放または閉鎖しよう
とする力の方向及び大きさが制御部によって判定される
と、該判定結果に基づいて補助力発生機構10の補助力
の方向及び大きさが補助力設定機構30によって設定さ
れる。これにより、ドア2を開閉すると、ドア2の開閉
動作が伝達機構20によって補助力発生機構10に伝達
され、伝達機構20にはドア2が自然に開放または閉鎖
しようとする力に抵抗する補助力が付与される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は乗用車や建設機械のドア
等のように人手によって開閉される扉の開閉補助装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、乗用車や建設機械等の乗降用ドア
は一端をヒンジによって支持され、人手によって水平方
向に開閉するようになっているものが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、車両を
傾斜地に停めてドアを開けようとした場合、例えば車体
が左下がりに傾斜していると、左側のドアは開扉方向に
重力が作用するので僅かな力でも勢いよく開き、逆に右
側のドアではドアの重さに抗して開けるため相当な力を
必要とする。また、ドアを閉めようとする場合には、前
述とは反対に左側のドアが重く、右側のドアが軽くな
る。このような状況が原因でドアが予想以上に勢いよく
開いて付近の人や物にぶつかったり、反対にドアが急激
に閉まって体の一部を挟み怪我をするといった事態を生
じ易く、更にはドアが閉まりにくい場合に半ドア状態で
走行して何らかの事故の原因になるという問題点があっ
た。また、最近では乗用車の高級大型化が進み、これに
伴ってドアにも補強材やオーディオ部品、各種スイッチ
類等が多数組み込まれ、ドアの重量が増加する傾向にあ
る。従って、先に述べたようなドアの開閉操作における
不具合がより深刻化し、特に女性、老人及び子供等、非
力な人にとっては負担がより大きくなるという結果を生
ずる。更に、重く大きなドアを大きな音をたてて閉めな
ければならないというのは、高級化指向に対応する商品
としての性質を損なうものである。
【0004】本発明は前記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、扉に自然に開放また
は閉鎖しようとする力が作用していても、扉を常に水平
状態と同様に開閉させることのできる扉開閉補助装置を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の扉開閉補助装置
は前記目的を達成するために、扉が自然に開放または閉
鎖しようとする力に抵抗可能な補助力を発生する補助力
発生機構と、扉の開閉動作を補助力発生機構に伝達する
伝達機構と、扉が自然に開放または閉鎖しようとする力
の方向及び大きさを判定する状態検出手段と、状態検出
手段の判定結果に基づいて補助力発生機構の補助力の方
向及び大きさを設定する補助力設定機構とを備えてい
る。
【0006】
【作用】本発明の扉開閉補助装置によれば、扉が自然に
開放または閉鎖しようとする力の方向及び大きさが状態
検出手段によって判定されると、該判定結果に基づいて
補助力発生機構の補助力の方向及び大きさが補助力設定
機構によって設定される。これにより、扉を開閉する
と、扉の開閉動作が伝達機構によって補助力発生機構に
伝達され、伝達機構には扉が自然に開放または閉鎖しよ
うとする力に抵抗する補助力が付与される。
【0007】
【実施例】図1乃至図5は本発明の第1の実施例を示す
もので、図1は車両に組み込まれた扉開閉補助装置の概
略構成図、図2はその斜視図、図3はその側面図であ
り、1は乗用車の車体、2はドア、3はドアヒンジ、4
はエンジン、10は補助力発生機構、20は伝達機構、
30は補助力設定機構、40は制御部である。
【0008】補助力発生機構10は両端を閉塞した中空
筒状の可動式のシリンダ11と、シリンダ11の一端に
連結されたシリンダロッド12と、シリンダ11内の中
央に移動自在に収容されたピストン13と、ピストン1
3の一端に連結されシリンダ11の外部まで延びるピス
トンロッド14と、シリンダ11を移動自在に支持する
スライドガイド15とから構成されている。シリンダ1
1の内部には二つのコイルスプリング11aが収容さ
れ、各コイルスプリング11aはピストン13の両側に
それぞれ圧縮状態で配置されている。スライドガイド1
5はシリンダ11の外周を摺動自在に覆っており、その
側面にはシリンダ11の位置を検出するストロークセン
サ15aと、シリンダ11をロックするシリンダロック
15bが設けられている。
【0009】伝達機構20は一端をドア2に固定された
リンク21と、一端をリンク21の他端に連結されたプ
ッシュプルロッド22と、一端をプッシュプルロッド2
2の他端に連結されたロッキングアーム23とから構成
され、ロッキングアーム23の他端は前記シリンダロッ
ド12に連結されている。プッシュプルロッド22は両
端球面ジョイントを有し、相手部材の回動に追従できる
ようになっている。ロッキングアーム23は略中央を軸
ピン23aによって回動自在に支持されており、軸ピン
23aはブラケット24を介して車体1に固定されてい
る。
【0010】補助力設定機構30は上下二段に設けられ
た真空容器31と、各真空容器31内にそれぞれ収容さ
れたダイアフラム32と、真空容器31に接続された空
気管路33と、空気管路33の途中に設けられたバキュ
ームリザーブタンク34とから構成され、真空容器31
はその下端を回動自在に支持するブラケット35を介し
て車体1に固定されている。真空容器31の上端には前
記スライドガイド15の一端が固定されるとともに、前
記シリンダロッド12が貫入しており、シリンダロッド
12は各ダイアフラム32に連結されている。各ダイア
フラム32はそれぞれ板状に形成され、その周端を弾性
部材32aによって各真空容器31の内面に気密状態で
連結されている。空気管路33の一端はエンジン4の混
合空気取入口に接続され、混合空気の流動によって内部
に負圧を生ずるようになっている。空気管路33の他端
はバキュームリザーブタンク34を介して各真空容器3
1にそれぞれ分岐して接続され、各分岐管路にはそれぞ
れ電磁バルブ33aが設けられている。更に、各分岐管
路はダイアフラム32の両側にそれぞれ分岐して接続さ
れるとともに、この分岐管路の一方には大気中に解放さ
れた給排気管路を有し、この給排気管路には電磁バルブ
33bが設けられている。尚、空気管路33の他端側は
他のドア用に設けられた補助力設定機構(図示せず)に
も分岐している。また、空気管路33におけるエンジン
4とバキュームリザーブタンク34とも間には電磁バル
ブ33cが設けられ、バキュームリザーブタンク34に
は負圧センサ34aが設けられている。尚、前記各電磁
バルブ33a,33bは図2に示すようにバルブボック
ス36に収容され、バルブボックス36には空気管路3
3及び制御線37が接続されている。
【0011】制御部40はマイクロコンピュータ等から
なる状態検出手段をなし、その入力側には前記ストロー
クセンサ15a及び負圧センサ34aが、出力側には空
気管路33の各電磁バルブ33a,33b,33cがそ
れぞれ接続されている。また、制御部40には速度セン
サ41及び斜度センサ42が接続されている。
【0012】ここで、図4を参照して補助力発生機構1
0及び補助力設定機構30の動作について説明する。
【0013】まず、車両が停止状態または数km/h以下で
走行していることが速度センサ41及び制御部40によ
って判別されると、斜度センサ42によって車両の傾斜
状態が検出される。その際、車両がほぼ水平状態である
と判定されると、図4(a) に示すように空気管路33の
電磁バルブ33aを閉じて電磁バルブ33bを開き、ダ
イアフラム32の両側を大気中に連通するとともに、補
助力発生機構10のシリンダロック15bを解除する。
これにより、ダイアフラム32及びシリンダ11が自由
に移動できる状態となり、ドア2を開閉しても伝達機構
20には補助力は生じない。
【0014】次に、車両が傾斜状態にあることが斜度セ
ンサ42によって検出されると、扉が自然に開放または
閉鎖しようとする力の方向及び大きさが制御部40によ
って判定され、この判定結果に基づいて補助力の付与方
向と大きさが算定される。例えば、補助力をドア2の閉
じる方向に付与する場合は、図4(b) に示すようにダイ
アフラム32の一端側(伝達機構の反対側)の電磁バル
ブ33aを開いて電磁バルブ33bを閉じるとともに、
ダイアフラム32の他端側(伝達機構側)aの電磁バル
ブ33aを閉じて電磁バルブ33bを開き、ダイアフラ
ム32の一端側をエンジン4の空気吸入側に、他端側を
大気中にそれぞれ連通させる。これにより、ダイアフラ
ム32の一端側が負圧となり、ダイアフラム32及びシ
リンダ11が一端側へ移動する。その際、シリンダ11
の移動量がストロークセンサ15aによって検出され、
シリンダ11が先に算定された補助力の大きさに応じた
移動量に達すると、シリンダロック15bを作動し、シ
リンダ11をロックする。また、シリンダ11が移動し
てもピストン13は移動しないので、ピストン13の一
端側(伝達機構側)のコイルスプリング11aが圧縮さ
れる。従って、ドア2を開閉するとピストン13のみが
移動し、ピストン13にはコイルスプリング11aの復
元力(補助力)がドアの閉じる方向に作用する。そし
て、車両が走り出すとシリンダロック15bが解除され
るとともに、図4(a) の状態に戻る。
【0015】また、補助力をドア2の開く方向に付与す
る場合は、図4(c) に示すようにダイアフラム32の他
端側(伝達機構側)の電磁バルブ33aを開いて電磁バ
ルブ33bを閉じるとともに、ダイアフラム32の一端
側(伝達機構の反対側)aの電磁バルブ33aを閉じて
電磁バルブ33bを開き、ダイアフラム32の一端側を
大気中に、他端側をエンジン4の空気吸入側にそれぞれ
連通させる。これにより、ダイアフラム32の他端側が
負圧となり、ダイアフラム32及びシリンダ11が他端
側へ移動する。そして、シリンダ11が先に算定された
補助力の大きさに応じた移動量に達すると、シリンダロ
ック15bを作動し、シリンダ11をロックする。ま
た、シリンダ11が移動してもピストン13は移動しな
いので、ピストン13の他端側(伝達機構の反対側)の
コイルスプリング11aが圧縮される。従って、ドアを
開閉するとピストン13のみが移動し、ピストン13に
はコイルスプリング11aの復元力(補助力)がドア2
の開く方向に作用する。
【0016】尚、補助力設定機構50の大きさに関して
は、必要とされる力の大きさやストローク量、或いは設
置スペース等に基づいて、ダイアフラム32の面積やス
トローク量を決定する。また、ダイアフラム32の面積
を大きくできない場合は、複数の真空容器31を直列に
連結することにより大きな力を得ることができる。
【0017】一方、前記実施例では、エンジン4の空気
吸入側で発生する負圧を利用したものを示したが、負圧
の代りにエンジン4の回転によって循環する油圧を用い
てもよい。即ち、図5は油圧を利用した例を示すもの
で、50は油圧によって作動する補助力設定機構であ
る。
【0018】この補助力設定機構50は補助力発生機構
10のスライドガイド15に連結された油圧シリンダ5
1と、油圧シリンダ51内に移動自在に収容され、補助
力発生機構10のシリンダロッド12に連結されたピス
トン52と、油圧シリンダ51に接続されたオイル管路
53と、オイル管路53の油を循環するポンプ54と、
オイル管路53の途中に設けられたオイルタンク55と
から構成され、ポンプ54はエンジン4に連結されたベ
ルト4aによって駆動されるようになっている。オイル
管路53はオイル流入側及び流出側をそれぞれピストン
52の両側に接続され、流入側及び流出側管路には電磁
バルブ53a,53bが設けられている。オイル管路5
3の流入側における油圧シリンダ51とポンプ54との
間にはアキュムレータ56が設けられ、アキュムレータ
56の上流側には電磁バルブ53cが設けられている。
また、アキュムレータ56には、制御部40に接続され
た圧力センサ56aが設けられている。
【0019】以上のように構成された補助力設定機構5
0によれば、各電磁バルブ53a,53b,53cを制
御部40によって操作して油圧シリンダ51のピストン
52を移動させることにより、補助力発生機構10のシ
リンダ11が移動し、前記実施例のように補助力発生機
構10の補助力の付与方向及び大きさを設定することが
できる。
【0020】また、モータードライブシリンダ等を使用
して各機構を電気的エネルギによって駆動させるように
すれば、バッテリーさえ充電状態であればエンジンの形
式,状態に関係なく常時作動させることができる。
【0021】図6乃至図11は本発明の第2の実施例を
示すもので、図6は車両に組み込まれた扉開閉補助装置
の斜視図、図7はその要部分解斜視図、図8はその部分
拡大斜視図であり、乗用車の車体、2はドア、3はドア
ヒンジ、60は補助力発生機構、70は補助力設定機
構、80は伝達機構である。また、図示していないが各
機構を制御する制御部は前記第1の実施例と同等のもの
を用いるものとする。
【0022】補助力発生機構60はスプリングやエア等
の付勢手段(図示せず)を内部に圧縮状態で収容したシ
リンダ61と、シリンダ61のピストン(図示せず)に
連結されたピストンロッド62とから構成され、シリン
ダ61はその下端を回動自在に支持するブラケット63
を介して車体1に固定されている。
【0023】補助力設定機構70は円弧状に形成された
スイングアーム71と、スイングアーム71に移動自在
に取付けられたスイングガイド72とから構成され、ス
イングガイド72にはピストンロッド62の一端が連結
されている。スイングアーム71は長さ方向中央に一側
方に延びる回転シャフト71aを有し、回転シャフト7
1aは車体1に固定された軸受73に支持されている。
軸受け73はブラケット73aに一体に形成した軸受下
部73bに軸受上部73cがボルト73dによって組付
けられ、軸受下部73bと軸受上部73cとの間に回転
シャフト71aが挟持されている。また、スイングアー
ム71の側面には円弧に沿って延びる溝71b,71c
が形成され、円弧面には歯71dが形成されている。ス
イングガイド72はコ字状に形成されるとともに、その
中央部一端に形成した取付片72aにはモータ74が取
付けられ、モータ74の回転軸にはスイングアーム71
の歯71dに噛合するウォームギヤ75が取付けられて
いる。また、スイングアーム71、スイングガイド72
及びピストンロッド62の結合構造は図9に示すように
なっている。即ち、ピストンロッド62の先端には幅方
向に延びる連結シャフト62aが設けられ、連結シャフ
ト62aの一端はスイングガイド72の一片に設けた孔
72bに回動自在に挿入されるとともに、その先端に抜
止用のCリング72cを嵌着されている。また、連結シ
ャフト62aの他端にはスイングアーム71の一方の溝
71bに嵌合するフランジ62bが形成され、スイング
ガイド72の他片内側にはスイングアーム71の他方の
溝71cに嵌合する突起72dが形成されている。従っ
て、モータ74の回転により、歯71dがウォームギヤ
75に送り出され、スイングガイド72がスイングアー
ム71の各溝71b,71cに沿って移動するようにな
っている。尚、76は溝71bの一端に取付けられたス
トッパである。
【0024】伝達機構80は一端をドア2に固定された
リンク81と、一端をリンク21の他端に連結されたプ
ッシュプルロッド82と、一端をプッシュプルロッド8
2の他端に連結されたロッキングアーム83とから構成
され、ロッキングアーム83は前記スイングアーム71
に一体に設けられている。プッシュプルロッド82は両
端球面ジョイントを有し、相手部材の回動に追従できる
ようになっている。
【0025】ここで、図7、図10及びず11を参照し
て補助力発生機構60及び補助力設定機構70の動作に
ついて説明する。
【0026】まず、車両が停止状態または数km/h以下で
走行していることが図示しない制御部によって判別さ
れ、更に車両がほぼ水平状態であると判定されると、図
7の実線で示すようにスイングガイド72の位置がスイ
ングアーム71の中央(スイングアーム71の回転シャ
フト71aとピストンロッド62の連結シャフト62a
が一致する位置)に設定される。そして、ドア2を開閉
すると、スイングアーム71は回転シャフト71aを中
心に揺動するが、ピストンロッド62の連結シャフト6
2aは揺動の中心に位置するため、スイングアーム71
にはシリンダ61の補助力は作用しない。
【0027】次に、車両が傾斜状態にある場合は、制御
部によって補助力の付与方向と大きさが算定される。例
えば、補助力をドアの閉じる方向に付与する場合は、図
10に示すように算定された補助力の大きさに応じた量
だけスイングガイド72がスイングアーム71の一端側
(ドア2側)に移動する。これにより、ドア2を開閉す
ると、スイングアーム71が回転シャフト71aを中心
に揺動するとともに、スイングアーム71にはシリンダ
61の復元力(補助力)が回転シャフト71aを中心に
図中白抜矢印で示すようにドア2の閉じる方向に作用す
る。
【0028】また、補助力をドア2の開く方向に付与す
る場合は、図11に示すように算定された補助力の大き
さに応じた量だけスイングガイド72がスイングアーム
71の他端側(ドア2の反対側)に移動する。これによ
り、ドア2を開閉すると、スイングアーム71が回転シ
ャフト71aを中心に揺動するとともに、スイングアー
ム71にはシリンダ61の復元力(補助力)が回転シャ
フト71aを中心に図中白抜矢印で示すようにドア2の
開く方向に作用する。
【0029】また、図12乃至図22は伝達機構の変形
例を示すものである。即ち、図12に示す伝達機構90
はプッシュプルロッド91にユニバーサルジョイントを
用いたものである。
【0030】図13に示す伝達機構100は二本のプッ
シュプルロッド101をスライダークランク機構102
に組付けたものである。即ち、スライダークランク機構
102は略水平方向に移動するスライダ102aを有
し、このスライダ102aに各プッシュプルロッド10
1の一端が連結されている。
【0031】図14乃至ず16に示す伝達機構110は
プッシュプルロッド111をワットリンク機構112に
組付けたものである。即ち、ワットリンク機構112は
一端をドア2側に連結された第1リンク112aと、一
端を車体1側に連結された第2リンク112bとを他端
側で連結してなり、第1リンク112aの略中央にはプ
ッシュプルロッド111が連結されている。
【0032】図17乃至図19に示す伝達機構120は
プッシュプルロッドの代りに歯車機構121を設けたも
のである。即ち、歯車機構121は大小計5つの歯車1
22a,122b,122c,122d,122eを有
し、一端側の歯車122aにはドア2に固定された歯付
きのレバー123が噛合し、他端側の歯車122eには
補助力設定機構70に連結されたかさ歯車124に噛合
している。
【0033】図20乃至図22は補助力発生機構60を
車体の上側に配置したものである。即ち、図20に示す
伝達機構130では、プッシュプルロッド131の一端
はスイングアーム71の一端に回動自在に連結され、プ
ッシュプルロッド131の他端は二組のワットリンク機
構132,133に組付けられている。即ち、一方のワ
ットリンク機構132は縦向きに配置された二本のリン
ク132a,132bを有し、他方のワットリンク機構
133は横向きに配置されたリンク133aを有してい
る。そして、一方のワットリンク機構132はプッシュ
プルロッド131側に、他方のワットリンク機構133
はドア2側にそれぞれ連結されている。図21に示す伝
達機構140は一つのワットリンク機構141を有し、
プッシュプルロッド131をドア2側に連結された第1
リンク141aに組付けたものである。また、図22に
はプッシュプルロッド131を車体1側に連結された第
2リンク141bに組付けたものを示す。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の扉開閉補
助装置によれば、扉に自然に開放または閉鎖しようとす
る力が作用していても、扉を常に水平状態と同様に開閉
させることのできるので、扉が急激に開いたり、完全に
閉まらず半ドアになるなどの不具合を生ずることがな
く、事故や怪我の発生を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す扉開閉補助装置の
概略構成図
【図2】扉開閉補助装置の斜視図
【図3】扉開閉補助装置の側面図
【図4】補助力発生機構及び補助力設定機構の動作説明
【図5】扉開閉補助装置の変形例を示す概略構成図
【図6】本発明の第2の実施例を示す扉開閉補助装置の
斜視図
【図7】扉開閉補助装置の側面図
【図8】扉開閉補助装置の要部分解斜視図
【図9】扉開閉補助装置の部分拡大斜視図
【図10】補助力発生機構及び補助力設定機構の動作説
明図
【図11】補助力発生機構及び補助力設定機構の動作説
明図
【図12】伝達機構の変形例を示す斜視図
【図13】伝達機構の変形例を示す斜視図
【図14】伝達機構の変形例を示す斜視図
【図15】伝達機構の動作説明図
【図16】伝達機構の動作説明図
【図17】伝達機構の変形例を示す斜視図
【図18】伝達機構の動作説明図
【図19】伝達機構の動作説明図
【図20】伝達機構の変形例を示す斜視図
【図21】伝達機構の変形例を示す斜視図
【図22】伝達機構の変形例を示す斜視図
【符号の説明】
2…ドア、10,60…補助力発生機構、20,50,
70…補助力設定機構、30,80,90,100,1
10,120,130,140…伝達機構、40…制御
部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扉が自然に開放または閉鎖しようとする
    力に抵抗可能な補助力を発生する補助力発生機構と、 扉の開閉動作を補助力発生機構に伝達する伝達機構と、 扉が自然に開放または閉鎖しようとする力の方向及び大
    きさを判定する状態検出手段と、 状態検出手段の判定結果に基づいて補助力発生機構の補
    助力の方向及び大きさを設定する補助力設定機構とを備
    えたことを特徴とする扉開閉補助装置。
JP4313392A 1992-11-24 1992-11-24 扉開閉補助装置 Pending JPH06156083A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4313392A JPH06156083A (ja) 1992-11-24 1992-11-24 扉開閉補助装置

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JP4313392A JPH06156083A (ja) 1992-11-24 1992-11-24 扉開閉補助装置

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JPH06156083A true JPH06156083A (ja) 1994-06-03

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JP (1) JPH06156083A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8414062B2 (en) * 2011-08-04 2013-04-09 GM Global Technology Operations LLC Multi-phase closure check link mechanism
JP2019023420A (ja) * 2017-06-09 2019-02-14 ヨゼフ フェゲーレ アーゲー 操作台及びアクセス制御装置を備えた建設機械

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