JPH06155717A - 多色印刷機の印刷品質制御装置 - Google Patents
多色印刷機の印刷品質制御装置Info
- Publication number
- JPH06155717A JPH06155717A JP4335541A JP33554192A JPH06155717A JP H06155717 A JPH06155717 A JP H06155717A JP 4335541 A JP4335541 A JP 4335541A JP 33554192 A JP33554192 A JP 33554192A JP H06155717 A JPH06155717 A JP H06155717A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- color
- printing
- ink
- unit
- ink key
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】各インキキーの調整量を常に紙面の濃度によっ
て自動的に最適値に制御し、天地、ひねり方向の見当ず
れについても自動的に補正制御され、更に高度な熟練を
必要としない等の改善を図ることにある。 【構成】分割ブレードと相関関係をもつ位置に、印刷色
数と同数のコントロールカラーマークを紙の流れ方向に
対して基準とするカラーマークと一致した軸方向位置の
紙面に印刷し、各色の印刷ユニットごとのカラーマーク
を読み取るセンサでインキ濃度を計測し、先に設定して
ある標本値と演算し、インキキー調整駆動部を動かして
インキ濃度のフィードバック制御を行い、また基準カラ
ーマークと各色のカラーマークの流れ方向の差を検出
し、自動版見当合わせ制御を行うように構成したもので
ある。
て自動的に最適値に制御し、天地、ひねり方向の見当ず
れについても自動的に補正制御され、更に高度な熟練を
必要としない等の改善を図ることにある。 【構成】分割ブレードと相関関係をもつ位置に、印刷色
数と同数のコントロールカラーマークを紙の流れ方向に
対して基準とするカラーマークと一致した軸方向位置の
紙面に印刷し、各色の印刷ユニットごとのカラーマーク
を読み取るセンサでインキ濃度を計測し、先に設定して
ある標本値と演算し、インキキー調整駆動部を動かして
インキ濃度のフィードバック制御を行い、また基準カラ
ーマークと各色のカラーマークの流れ方向の差を検出
し、自動版見当合わせ制御を行うように構成したもので
ある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インキ供給量制御装置
機能と自動版見当制御機能を併せもつオフセット印刷機
の印刷品質制御装置に関するものである。
機能と自動版見当制御機能を併せもつオフセット印刷機
の印刷品質制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、オフセット印刷機におけるインキ
供給装置は、刷版から絵柄面積率測定装置より軸方向に
対して等間隔に分割された幅ごとにインキ供給量を演算
し、プリセットし、尚かつオペレータが試刷りにより印
刷紙面のインキ濃度を目視して補正しているオープンル
ープ制御であった。
供給装置は、刷版から絵柄面積率測定装置より軸方向に
対して等間隔に分割された幅ごとにインキ供給量を演算
し、プリセットし、尚かつオペレータが試刷りにより印
刷紙面のインキ濃度を目視して補正しているオープンル
ープ制御であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような制
御は、インキ供給装置を構成するインキブレードとイン
キツボロールとのギャップを調整し、そこから流れ出る
インキ量を加減し、印刷紙面のインキ濃度を間接的に調
整するものであり、温度変化によるインキの軟度の変動
インキツボの量の変化によるインキ自重の変動及び印刷
速度等により、該キャップを一定に保っても印刷紙面の
インキ濃度は一定にはならず、ロットごとにオペレータ
の印刷紙面の目視による補正が必要であった。また、見
当合せ作業については試し刷りを行ない、ルーペでトン
ボマークの各色のズレを目視にてオペレータが測定し、
版の相対位置を調整しているが、これもオペレータの熟
練を要する作業であるととともに、本刷りまでの準備時
間と多くの損紙を生じる作業であった。
御は、インキ供給装置を構成するインキブレードとイン
キツボロールとのギャップを調整し、そこから流れ出る
インキ量を加減し、印刷紙面のインキ濃度を間接的に調
整するものであり、温度変化によるインキの軟度の変動
インキツボの量の変化によるインキ自重の変動及び印刷
速度等により、該キャップを一定に保っても印刷紙面の
インキ濃度は一定にはならず、ロットごとにオペレータ
の印刷紙面の目視による補正が必要であった。また、見
当合せ作業については試し刷りを行ない、ルーペでトン
ボマークの各色のズレを目視にてオペレータが測定し、
版の相対位置を調整しているが、これもオペレータの熟
練を要する作業であるととともに、本刷りまでの準備時
間と多くの損紙を生じる作業であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、従来のインキ
キーの開き量のプリセット調整だけのインキ供給装置の
欠点を補うべく、印刷紙面のコントロールマークのイン
キ濃度をフォトセンサによりインラインで測定し、イン
キキーの開き量を自動補正するとともに、基準色(1色
目)カラーマークとの流れ方向の相対位置を検出するこ
とにより、自動版見当制御機能を併せもつ制御装置を供
するものであり、損紙の低減はもとより、高度な熟練オ
ペレータの調整技術を必要とせず、印刷品質の均一化を
可能にするメリットがある。
キーの開き量のプリセット調整だけのインキ供給装置の
欠点を補うべく、印刷紙面のコントロールマークのイン
キ濃度をフォトセンサによりインラインで測定し、イン
キキーの開き量を自動補正するとともに、基準色(1色
目)カラーマークとの流れ方向の相対位置を検出するこ
とにより、自動版見当制御機能を併せもつ制御装置を供
するものであり、損紙の低減はもとより、高度な熟練オ
ペレータの調整技術を必要とせず、印刷品質の均一化を
可能にするメリットがある。
【0005】
【作用】その作用は、次に述べる実施例と併せて説明す
る。
る。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
述する。図1は4色刷り印刷機の制御を例にとりその1
色分の構成を表すブロック図であり、図1においては、
1は最後の印刷ユニットを通過した印刷紙面の一部で、
絵柄と絵柄の間の余白部分にコントロールカラーマーク
1a-1,1a-2,1a-3,1a-4,1b-1,1b-2,────が印刷
されている。2a-4,2b-4,2r-4はフォトセンサ、3は接
続ユニット、4,5はエンコーダ、6はゲート信号発生
回路、7は濃度データ収集回路、8はマイクロコンピュ
ータ部、9は増巾器、10はタイミング測定回路、11はイ
ンキキーコントロールユニット、12は接続ユニット、13
a-4 ,13b-4 はインキキーアクチュエータ、14a-4 ,14
b-4 はインキキー、15は版見当制御回路、16は版見当駆
動回路である。ここで、それぞれのカラーマーク、 1a-1は、1色目ユニットの1番目のインキキー 14a-1 1a-2は、2色目ユニットの1番目のインキキー 14a-2 1a-3は、3色目ユニットの1番目のインキキー 14a-3 1a-4は、4色目ユニットの1番目のインキキー 14a-4 で、印刷濃度が制御されるカラーマークである。
述する。図1は4色刷り印刷機の制御を例にとりその1
色分の構成を表すブロック図であり、図1においては、
1は最後の印刷ユニットを通過した印刷紙面の一部で、
絵柄と絵柄の間の余白部分にコントロールカラーマーク
1a-1,1a-2,1a-3,1a-4,1b-1,1b-2,────が印刷
されている。2a-4,2b-4,2r-4はフォトセンサ、3は接
続ユニット、4,5はエンコーダ、6はゲート信号発生
回路、7は濃度データ収集回路、8はマイクロコンピュ
ータ部、9は増巾器、10はタイミング測定回路、11はイ
ンキキーコントロールユニット、12は接続ユニット、13
a-4 ,13b-4 はインキキーアクチュエータ、14a-4 ,14
b-4 はインキキー、15は版見当制御回路、16は版見当駆
動回路である。ここで、それぞれのカラーマーク、 1a-1は、1色目ユニットの1番目のインキキー 14a-1 1a-2は、2色目ユニットの1番目のインキキー 14a-2 1a-3は、3色目ユニットの1番目のインキキー 14a-3 1a-4は、4色目ユニットの1番目のインキキー 14a-4 で、印刷濃度が制御されるカラーマークである。
【0007】そして、隣接するカラーマーク、 1b-1は、1色目ユニットの2番目のインキキー 14b-1 1b-2は、2色目ユニットの2番目のインキキー 14b-2 1b-3は、3色目ユニットの2番目のインキキー 14b-3 1b-4は、4色目ユニットの2番目のインキキー 14b-4 で、それぞれ印刷濃度が制御される。このように、3番
目、4番目──n番目のインキキーについても同様に各
ユニット毎にそれぞれカラーマークを印刷する。最後の
ユニットを通過した印刷紙面には、 (紙幅分のインキキーの数)×(色ユニット数) のコントロールカラーマークを絵柄間の余白部分に印刷
することになる。
目、4番目──n番目のインキキーについても同様に各
ユニット毎にそれぞれカラーマークを印刷する。最後の
ユニットを通過した印刷紙面には、 (紙幅分のインキキーの数)×(色ユニット数) のコントロールカラーマークを絵柄間の余白部分に印刷
することになる。
【0008】印刷色ユニットのそれぞれの出力側には、
この印刷色ユニットで印刷したカラーマークのインキ濃
度及びマークの相対位置を検出するフォトセンサ2を取
り付ける。図2は各ユニットで印刷されるカラーマーク
とフォトセンサの関係図で、2a-1,2b-1,2c-1───は
フォトセンサであり、隣接する次の印刷ユニットのフォ
トセンサは基準まコントロールマーク1a-1をセンスする
フォトセンサ2r-2、マーク1n-1をセンスするフォトセン
サ2l-2が追加になり、フォトセンサ2a-2, 2b-2,2c-
2,───で3色ユニット、4色ユニットも同様にこの
印刷ユニットで印刷したカラーマーク位置に対応して配
置する。そして、基準色ユニットである1色目ユニット
の最端のカラーマークは、版見当のズレ量検出用として
使用し、後段の各ユニットではフォトセンサが版見当ズ
レ検出用として取り付けられる。
この印刷色ユニットで印刷したカラーマークのインキ濃
度及びマークの相対位置を検出するフォトセンサ2を取
り付ける。図2は各ユニットで印刷されるカラーマーク
とフォトセンサの関係図で、2a-1,2b-1,2c-1───は
フォトセンサであり、隣接する次の印刷ユニットのフォ
トセンサは基準まコントロールマーク1a-1をセンスする
フォトセンサ2r-2、マーク1n-1をセンスするフォトセン
サ2l-2が追加になり、フォトセンサ2a-2, 2b-2,2c-
2,───で3色ユニット、4色ユニットも同様にこの
印刷ユニットで印刷したカラーマーク位置に対応して配
置する。そして、基準色ユニットである1色目ユニット
の最端のカラーマークは、版見当のズレ量検出用として
使用し、後段の各ユニットではフォトセンサが版見当ズ
レ検出用として取り付けられる。
【0009】図3はここで使われるフォトセンサの一例
を示す構成図であり、カラーマークのインク濃度を電気
信号に変換する手段であれば、この例に限定するもので
はない。また、取付スペースの関係で光ファイバーを用
いることも考えられる。図3において、光源2-a から出
た光は、ハーフミラー2-b を通過し、レンズ2-c を通し
て測定対象のカラーマーク1n-m に当り、カラーマーク
の濃度と特定の関数関係にある反射光量がミラー2-b ,
2-d によりフィルター2-e に導かれ、このフィルター2-
e を通過した光量は減衰され、フォトトランジスタ2-f
を不飽和領域で動作せしめる。
を示す構成図であり、カラーマークのインク濃度を電気
信号に変換する手段であれば、この例に限定するもので
はない。また、取付スペースの関係で光ファイバーを用
いることも考えられる。図3において、光源2-a から出
た光は、ハーフミラー2-b を通過し、レンズ2-c を通し
て測定対象のカラーマーク1n-m に当り、カラーマーク
の濃度と特定の関数関係にある反射光量がミラー2-b ,
2-d によりフィルター2-e に導かれ、このフィルター2-
e を通過した光量は減衰され、フォトトランジスタ2-f
を不飽和領域で動作せしめる。
【0010】ここで、図1に示すフォトセンサ2b-4,2a
-4,2r-4の出力は、カラーマークの濃度に関係したアナ
ログ電気信号として得られ、接続ユニット3で同じ印刷
ユニットの他のフォトセンサユニットの出力信号線と集
合接続され、インキの濃度データ集収回路7に接続され
る。濃度データ集収回路7は、印刷軸に取り付けたエン
コーダ4,5により得られる印刷速度に比例したパルス
列と、マイクロコンピュータ部8でカラーマーク位置パ
ラメータにより作られるタイミング信号とで、カラーマ
ーク位置と同期したゲート信号を発生するゲート信号発
生回路6の出力により、アナログスイッチ7-1 をコント
ロールし、同期信号がオンの期間、アナログスイッチ7-
1 がオンとなり、コントロールカラーマークの部分の信
号のみがアナログスイッチ7-1 を通過し、絵柄部分はブ
ロックされる。アナログスイッチ7-1 の出力はピークホ
ルダ7-2 に入力され、信号の最大値を後段のA-D 変換部
が変換処理終了するまで保持し、サンプルデータを安定
化せしめる回路の役割を果す。
-4,2r-4の出力は、カラーマークの濃度に関係したアナ
ログ電気信号として得られ、接続ユニット3で同じ印刷
ユニットの他のフォトセンサユニットの出力信号線と集
合接続され、インキの濃度データ集収回路7に接続され
る。濃度データ集収回路7は、印刷軸に取り付けたエン
コーダ4,5により得られる印刷速度に比例したパルス
列と、マイクロコンピュータ部8でカラーマーク位置パ
ラメータにより作られるタイミング信号とで、カラーマ
ーク位置と同期したゲート信号を発生するゲート信号発
生回路6の出力により、アナログスイッチ7-1 をコント
ロールし、同期信号がオンの期間、アナログスイッチ7-
1 がオンとなり、コントロールカラーマークの部分の信
号のみがアナログスイッチ7-1 を通過し、絵柄部分はブ
ロックされる。アナログスイッチ7-1 の出力はピークホ
ルダ7-2 に入力され、信号の最大値を後段のA-D 変換部
が変換処理終了するまで保持し、サンプルデータを安定
化せしめる回路の役割を果す。
【0011】ここで、A-D 変換部は、マルチプレクサ7-
3 とサンプルホールド回路とA-D 変換器7-4 で構成さ
れ、それぞれマイクロコンピュータ部8により制御さ
れ、ピークホルダ7-2 に保持されているカラーマークの
濃度の電圧を全てデジタルコードに変換し、マイクロコ
ンピュータ部8に取り込む。図4は各部の信号のタイミ
ングチャート図であり、ここで、Sはフォトセンサの出
力信号、Gは絵柄部分をブロックするゲート信号で、こ
の信号のオン期間だけフォトセンサの信号がスルーとな
り、波形Pで表される。ピークホルダ7-2 で保持される
波形Pは破線で表され、フォトセンサの数のピークホル
ダの出力電圧をA-D 変換器が全て変換し、次の期間で演
算処理し、インキキーアクチェータの操作量を算出して
指令出力する。
3 とサンプルホールド回路とA-D 変換器7-4 で構成さ
れ、それぞれマイクロコンピュータ部8により制御さ
れ、ピークホルダ7-2 に保持されているカラーマークの
濃度の電圧を全てデジタルコードに変換し、マイクロコ
ンピュータ部8に取り込む。図4は各部の信号のタイミ
ングチャート図であり、ここで、Sはフォトセンサの出
力信号、Gは絵柄部分をブロックするゲート信号で、こ
の信号のオン期間だけフォトセンサの信号がスルーとな
り、波形Pで表される。ピークホルダ7-2 で保持される
波形Pは破線で表され、フォトセンサの数のピークホル
ダの出力電圧をA-D 変換器が全て変換し、次の期間で演
算処理し、インキキーアクチェータの操作量を算出して
指令出力する。
【0012】マイクロコンピュータ部8の処理は、A-D
変換した各カラーマークの濃度データを、前もって最適
濃度に印刷された時のカラーマークの濃度データと比較
演算し、その演算結果に応じて各インキキーの開量をイ
ンキキーコントロールユット11に出力し、インキキーコ
ントロールユニット11は各インキキーの制御量に変換ユ
ニット12を通して各アクチェータに供給し、インキキー
開度を最適値に自動調節する。この動作はゲート信号ご
とに毎回処理され、応答の早い濃度制御を実現する。
変換した各カラーマークの濃度データを、前もって最適
濃度に印刷された時のカラーマークの濃度データと比較
演算し、その演算結果に応じて各インキキーの開量をイ
ンキキーコントロールユット11に出力し、インキキーコ
ントロールユニット11は各インキキーの制御量に変換ユ
ニット12を通して各アクチェータに供給し、インキキー
開度を最適値に自動調節する。この動作はゲート信号ご
とに毎回処理され、応答の早い濃度制御を実現する。
【0013】次に、本発明のもう一つの機能である自動
版見当制御について説明する。版系統制御部は、紙幅方
向の両端のインキキー位置の濃度検出用フォトセンサと
基準となる1色目ユニットで印刷される該インキキー位
置に相当する見当検出用フォトセンサ、及び増幅回路9
とタイミング測定回路10、マイクロコンピュータ部8、
版見当制御出力回路15により構成される。図2に示すよ
うに、4色目ユニットを例にとってみると、見当検出用
のフォトセンサ2l-4と2r-4の2ケと、濃度検出用フォト
センサ2a-4と2n-4の2ケの出力信号を、図1に示す増幅
回路9に入力する。
版見当制御について説明する。版系統制御部は、紙幅方
向の両端のインキキー位置の濃度検出用フォトセンサと
基準となる1色目ユニットで印刷される該インキキー位
置に相当する見当検出用フォトセンサ、及び増幅回路9
とタイミング測定回路10、マイクロコンピュータ部8、
版見当制御出力回路15により構成される。図2に示すよ
うに、4色目ユニットを例にとってみると、見当検出用
のフォトセンサ2l-4と2r-4の2ケと、濃度検出用フォト
センサ2a-4と2n-4の2ケの出力信号を、図1に示す増幅
回路9に入力する。
【0014】図5に示すタイミングチャート図の方形波
状のパルス出力を得、その信号をタイミング測定回路10
に入力する。図5において、印刷速度と同期したカラー
マーク位置にオンとなるゲート信号発生回路6からのゲ
ート信号との立上り時間差を測定し、時間差tr,ta,t
l,tnを得る。ここで、 tr:aインキキー位置かおけるゲート信号と基準マーク
の立上り時間差、 ta:aインキキー位置におけるゲート信号と当該ユニッ
ト印刷するカラーマークの立上り時間差、 tl:nインキキー(最端のインキキー)位置におけるゲ
ート信号と基準マークの立上り時間差、 tn:nインキキー(最端のインキキー)位置におけるゲ
ート信号とカラーマークの立上り時間差、 である。なお、ここでは4色目を例にとったが、1色目
を除く他のユニットも同様な処理を行なう。測定した各
時間差データとエンコーダからのパルス間隔によりマイ
クロコンピュータ部8で計算した印刷速度VPと、カラー
マークの見当ズレを次の各式により算出する。
状のパルス出力を得、その信号をタイミング測定回路10
に入力する。図5において、印刷速度と同期したカラー
マーク位置にオンとなるゲート信号発生回路6からのゲ
ート信号との立上り時間差を測定し、時間差tr,ta,t
l,tnを得る。ここで、 tr:aインキキー位置かおけるゲート信号と基準マーク
の立上り時間差、 ta:aインキキー位置におけるゲート信号と当該ユニッ
ト印刷するカラーマークの立上り時間差、 tl:nインキキー(最端のインキキー)位置におけるゲ
ート信号と基準マークの立上り時間差、 tn:nインキキー(最端のインキキー)位置におけるゲ
ート信号とカラーマークの立上り時間差、 である。なお、ここでは4色目を例にとったが、1色目
を除く他のユニットも同様な処理を行なう。測定した各
時間差データとエンコーダからのパルス間隔によりマイ
クロコンピュータ部8で計算した印刷速度VPと、カラー
マークの見当ズレを次の各式により算出する。
【0015】天地方向 ───△Pt′=Vp×(tr−ta) ひねり方向 ──△Pc′=Vp×{(tl−tn)−(tr−t
a)} この値は、予じめ絵柄の見当併せが完全となった時の天
地方向カラーマークの見当ズレ△Ptとひねり方向のカラ
ーマークの見当ズレ△Pcとの差εt,εc 、 εt =△Pt−△Pt′ εc =△Pc−△Pc′ をマイクロコンピュータで演算し、版見当調整機構を調
整する版見当制御出力回路15に出力し、自動見当制御を
実現する。なお、本発明によるカラーマークの刷版への
焼付位置精度は必要とせず、全てマークトウマークの相
対位置の差により版見当の制御を行なうものである。
a)} この値は、予じめ絵柄の見当併せが完全となった時の天
地方向カラーマークの見当ズレ△Ptとひねり方向のカラ
ーマークの見当ズレ△Pcとの差εt,εc 、 εt =△Pt−△Pt′ εc =△Pc−△Pc′ をマイクロコンピュータで演算し、版見当調整機構を調
整する版見当制御出力回路15に出力し、自動見当制御を
実現する。なお、本発明によるカラーマークの刷版への
焼付位置精度は必要とせず、全てマークトウマークの相
対位置の差により版見当の制御を行なうものである。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、各
インキキーの調整量を常に紙面の濃度によって自動的に
最適値に自動制御することができ、更に、天地,ひねり
方向の見当ずれについても自動的に補正制御され、マニ
ュアル調整による個人差による印刷品質の不均一を改善
し、また高度な熟練を必要とせず高品質印刷を可能に
し、従来までのマニュアル設定完了時間迄に発生する損
紙が著しく減少し、本刷り立上げ時間の大幅な短縮がで
き、経済的な生産を可能とするものである。
インキキーの調整量を常に紙面の濃度によって自動的に
最適値に自動制御することができ、更に、天地,ひねり
方向の見当ずれについても自動的に補正制御され、マニ
ュアル調整による個人差による印刷品質の不均一を改善
し、また高度な熟練を必要とせず高品質印刷を可能に
し、従来までのマニュアル設定完了時間迄に発生する損
紙が著しく減少し、本刷り立上げ時間の大幅な短縮がで
き、経済的な生産を可能とするものである。
【0017】
【図1】図1は本発明の一ユニット分の構成を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図2】図2は各ユニットに対するカラーマークとフォ
トセンサの関係図である。
トセンサの関係図である。
【図3】図3はフォトセンサユニットの1例を示す構成
図である。
図である。
【図4】図4は濃度測定のタイミングチャート図であ
る。
る。
【図5】図5は見当ズレ測定のタイミングチャート図で
ある。
ある。
【0018】
1 印刷紙面の一部 2 フォトセンサ 3 接続ユニット 4 エンコーダ 5 エンコーダ 6 ゲート信号発生回路 7 濃度データ収集回路 8 マイクロコンピュータ部 9 増幅器 10 タイミング測定回路 11 インキキーコンロールユニット 12 接続ユニット 13 インキキーアクチエータ 14 インキキー 15 版見当制御出力回路 16 版見当駆動回路
Claims (1)
- 【請求項1】 分割ブレードインキキーの構造を有する
多色刷り印刷機の印刷品質制御装置において、分割ブレ
ードと相関関係を持つ位置に、印刷色数と同数のコント
ローラカラーマークを紙の流れ方向に対して基準とする
カラーマークと一致した軸方向位置の紙面に印刷し、各
色の印刷ユニットごとのカラーマークを読み取るフォト
センサで印刷インキ濃度を計測し、先に設定してある標
本値と演算し、インキキー調整駆動部を動かしてインキ
濃度のフィードバック制御を行い、また基準カラーマー
クと各色のカラーマークの流れ方向の差を検出し、自動
版見当合せ制御を行なうことを特徴とする多色印刷機の
印刷品質制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4335541A JPH06155717A (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | 多色印刷機の印刷品質制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4335541A JPH06155717A (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | 多色印刷機の印刷品質制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06155717A true JPH06155717A (ja) | 1994-06-03 |
Family
ID=18289733
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4335541A Pending JPH06155717A (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | 多色印刷機の印刷品質制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06155717A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004534670A (ja) * | 2001-06-04 | 2004-11-18 | クアド/テック,インコーポレイティド | カラーパッチターゲットを用いた印刷機の見当合わせ制御 |
-
1992
- 1992-11-20 JP JP4335541A patent/JPH06155717A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004534670A (ja) * | 2001-06-04 | 2004-11-18 | クアド/テック,インコーポレイティド | カラーパッチターゲットを用いた印刷機の見当合わせ制御 |
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