JPH06155566A - ブロー成形機における樹脂替え方法 - Google Patents
ブロー成形機における樹脂替え方法Info
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- JPH06155566A JPH06155566A JP4317121A JP31712192A JPH06155566A JP H06155566 A JPH06155566 A JP H06155566A JP 4317121 A JP4317121 A JP 4317121A JP 31712192 A JP31712192 A JP 31712192A JP H06155566 A JPH06155566 A JP H06155566A
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- die
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- accumulator
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C49/00—Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
- B29C49/02—Combined blow-moulding and manufacture of the preform or the parison
- B29C49/04—Extrusion blow-moulding
-
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- B29C49/02—Combined blow-moulding and manufacture of the preform or the parison
- B29C49/04—Extrusion blow-moulding
- B29C49/041—Extrusion blow-moulding using an accumulator head
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ブロー成形機における樹脂替えを効率よく行
なう。 【構成】 従来のアキュムレータおよび押出機(第1押
出機)から構成される樹脂供給装置に,ダイスとアキュ
ムレータ間を結び樹脂通路途中に新たに押出機(第2押
出機)を配設し,アキュムレータ側から吐出される溶融
樹脂中に第2押出機から吐出される新未溶融ペレット樹
脂を供給し,これら混合比率を1:0.4〜0.7の範
囲で混合しながらダイスへ供給し新・旧樹脂替えを要領
よく短時間で行なう。
なう。 【構成】 従来のアキュムレータおよび押出機(第1押
出機)から構成される樹脂供給装置に,ダイスとアキュ
ムレータ間を結び樹脂通路途中に新たに押出機(第2押
出機)を配設し,アキュムレータ側から吐出される溶融
樹脂中に第2押出機から吐出される新未溶融ペレット樹
脂を供給し,これら混合比率を1:0.4〜0.7の範
囲で混合しながらダイスへ供給し新・旧樹脂替えを要領
よく短時間で行なう。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はブロー成形機における樹
脂替え方法に関するものである。
脂替え方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来においては,ブロー成形機によって
ブロー成形を行なう際,押出機より供給された溶融樹脂
を成形品の量に見合うだけ貯蔵させた後,図示しない射
出装置のプランジャの移動によりダイス吐出口よりチュ
ーブ状に樹脂を吐出させてパリソンとし,空気を吹込み
所望の製品を得る。こうしたブロー成形機用ダイスの芯
金の外周面には,押出機の吐出口が接続するダイスハウ
ジングの樹脂供給口方向側と180゜反対側の2方向に
分配された樹脂がその下流側で合流する形状の樹脂分配
路が形成されている。こうした上記ブロー成形機におい
て樹脂替え(樹脂の材質,色などを変えること)する場
合,従来は単に樹脂を替え,新樹脂をプランジャの移動
によりダイスへ供給して旧樹脂を新樹脂と完全に置換す
るまで繰返すことによって行なっていた。
ブロー成形を行なう際,押出機より供給された溶融樹脂
を成形品の量に見合うだけ貯蔵させた後,図示しない射
出装置のプランジャの移動によりダイス吐出口よりチュ
ーブ状に樹脂を吐出させてパリソンとし,空気を吹込み
所望の製品を得る。こうしたブロー成形機用ダイスの芯
金の外周面には,押出機の吐出口が接続するダイスハウ
ジングの樹脂供給口方向側と180゜反対側の2方向に
分配された樹脂がその下流側で合流する形状の樹脂分配
路が形成されている。こうした上記ブロー成形機におい
て樹脂替え(樹脂の材質,色などを変えること)する場
合,従来は単に樹脂を替え,新樹脂をプランジャの移動
によりダイスへ供給して旧樹脂を新樹脂と完全に置換す
るまで繰返すことによって行なっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし,上記従来の樹
脂替え方法においては,樹脂替えのために非常に多量の
樹脂と時間を要する問題を有していた。すなわち,新樹
脂をダイスに供給して旧樹脂の押出しを行なう際,ダイ
スハウジングと芯金間の樹脂通路を流れる樹脂は流速分
布が中央部が最も大きく,芯金やダイスハウジングの壁
面に近い位置は殆んど流れない状態(層流状態)が生じ
る。このため,樹脂替えを何回行なっても付着残留して
いた前の旧樹脂が剥離して混入し,製品の成形には使用
できないので,樹脂の無駄となるとともに樹脂替え作業
に長時間を要し,生産性が低下するといった問題があっ
た。
脂替え方法においては,樹脂替えのために非常に多量の
樹脂と時間を要する問題を有していた。すなわち,新樹
脂をダイスに供給して旧樹脂の押出しを行なう際,ダイ
スハウジングと芯金間の樹脂通路を流れる樹脂は流速分
布が中央部が最も大きく,芯金やダイスハウジングの壁
面に近い位置は殆んど流れない状態(層流状態)が生じ
る。このため,樹脂替えを何回行なっても付着残留して
いた前の旧樹脂が剥離して混入し,製品の成形には使用
できないので,樹脂の無駄となるとともに樹脂替え作業
に長時間を要し,生産性が低下するといった問題があっ
た。
【0004】また,この問題を解決するために,従来樹
脂替えの度に,ダイス自体を分解して清掃することが行
なわれているが,この場合は樹脂替えの度に必ずライン
全体を止める必要があるために,他の装置,作業への影
響が大きく,装置の稼動率も低下する問題があった。
脂替えの度に,ダイス自体を分解して清掃することが行
なわれているが,この場合は樹脂替えの度に必ずライン
全体を止める必要があるために,他の装置,作業への影
響が大きく,装置の稼動率も低下する問題があった。
【0005】本発明は,上記従来の問題点に着目し,ブ
ロー成形機における樹脂替えを効率よく行なわしめるこ
とを目的とする。
ロー成形機における樹脂替えを効率よく行なわしめるこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は,上記技術的課
題を解決するため,ダイスに前端樹脂通路を接合される
とともに内孔に進退自在に嵌合された射出プランジャを
備えたアキュムレータと,前記アキュムレータに前端樹
脂通路を接合された第1押出機と,前記ダイスと前記ア
キュムレータ間の樹脂通路に前端樹脂通路を接合された
第2押出機とを備えたブロー成形機の供給装置を用い,
材料替え時に,前記第1押出機から前記アキュムレータ
を介して吐出された新溶融樹脂中に前記第2押出機から
吐出された新未溶融ペレット樹脂を供給し,樹脂通路内
で混合しながら前記ダイスに供給して前記ダイス内に付
着残留する旧樹脂を除去するようにした。
題を解決するため,ダイスに前端樹脂通路を接合される
とともに内孔に進退自在に嵌合された射出プランジャを
備えたアキュムレータと,前記アキュムレータに前端樹
脂通路を接合された第1押出機と,前記ダイスと前記ア
キュムレータ間の樹脂通路に前端樹脂通路を接合された
第2押出機とを備えたブロー成形機の供給装置を用い,
材料替え時に,前記第1押出機から前記アキュムレータ
を介して吐出された新溶融樹脂中に前記第2押出機から
吐出された新未溶融ペレット樹脂を供給し,樹脂通路内
で混合しながら前記ダイスに供給して前記ダイス内に付
着残留する旧樹脂を除去するようにした。
【0007】
【作用】本発明では,アキュムレータから吐出された溶
融樹脂中に,ダイスとアキュムレータ間に新たに設置し
た押出機から未溶融ペレット樹脂を供給し,樹脂通路内
で混合させながらダイスに供給する。新未溶融ペレット
樹脂を含む新溶融樹脂の流速分布が中央部と芯金やダイ
スハウジングの壁面に近い位置でほとんどなくなった状
態(栓流状態)を呈しながら樹脂替えを行なうと,ダイ
ス内に付着する旧樹脂はこさぎ取られて容易に除去され
る。
融樹脂中に,ダイスとアキュムレータ間に新たに設置し
た押出機から未溶融ペレット樹脂を供給し,樹脂通路内
で混合させながらダイスに供給する。新未溶融ペレット
樹脂を含む新溶融樹脂の流速分布が中央部と芯金やダイ
スハウジングの壁面に近い位置でほとんどなくなった状
態(栓流状態)を呈しながら樹脂替えを行なうと,ダイ
ス内に付着する旧樹脂はこさぎ取られて容易に除去され
る。
【0008】
【実施例】以下,本発明を図面を参照しつつ説明する。
図1および図2は本発明に係るダイスへの樹脂供給装置
の実施例を示し,図1はその概略横断面図,図2はこれ
を実施したブロー成形機の概略正面図である。
図1および図2は本発明に係るダイスへの樹脂供給装置
の実施例を示し,図1はその概略横断面図,図2はこれ
を実施したブロー成形機の概略正面図である。
【0009】図において,ブロー成形機20は床上に立
設された一対のプラテン21を備えており,各プラテン
21には,垂直接合面を有する金型22,23がそれぞ
れ固定されている。左右のプラテン21外方に設けられ
た各シリンダ台24には,型開閉シリンダ25,26が
それぞれ固定されていて,これら各型開閉シリンダ2
5,26のピストンロッドには,前記金型22,23が
それぞれ装着されており,ピストンロッドを進退させる
ことにより,金型22,23が開閉されるように構成さ
れている。
設された一対のプラテン21を備えており,各プラテン
21には,垂直接合面を有する金型22,23がそれぞ
れ固定されている。左右のプラテン21外方に設けられ
た各シリンダ台24には,型開閉シリンダ25,26が
それぞれ固定されていて,これら各型開閉シリンダ2
5,26のピストンロッドには,前記金型22,23が
それぞれ装着されており,ピストンロッドを進退させる
ことにより,金型22,23が開閉されるように構成さ
れている。
【0010】金型22,23の接合面真上には,制御装
置27を備えた垂直状のダイス28が設けられており,
このダイス28には,全体を符号30で示す樹脂供給装
置が付設されている。この樹脂供給装置30は,円筒状
に形成されて前端部の樹脂通路31をダイス28に接合
されたアキュムレータ32を備えており,このアキュム
レータ32には,これと直交する第1押出機33の先端
部に形成された樹脂通路34が接合されている。
置27を備えた垂直状のダイス28が設けられており,
このダイス28には,全体を符号30で示す樹脂供給装
置が付設されている。この樹脂供給装置30は,円筒状
に形成されて前端部の樹脂通路31をダイス28に接合
されたアキュムレータ32を備えており,このアキュム
レータ32には,これと直交する第1押出機33の先端
部に形成された樹脂通路34が接合されている。
【0011】ダイス28には円筒状に形成されたアキュ
ムレータ32が前端部の樹脂通路31を介して接合され
ており,また,アキュムレータ32の前端部には,これ
と直交する第1押出機33の先端部に形成された樹脂通
路34が接合されている。この第1押出機33の内孔3
3aには,スクリュ35が回転自在に遊嵌されており,
また,アキュムレータ32の内孔32aには,図示しな
い射出シリンダに駆動されて進退するプランジャ38が
嵌合されている。40は樹脂通路34を開閉する開閉弁
であり,また,39は樹脂通路31を開閉する開閉弁で
ある。なお,第1押出機33やアキュムレータ32,ダ
イス28,樹脂通路31,34等は,成形条件の樹脂温
度とほぼ等しい温度になるように加熱されている。
ムレータ32が前端部の樹脂通路31を介して接合され
ており,また,アキュムレータ32の前端部には,これ
と直交する第1押出機33の先端部に形成された樹脂通
路34が接合されている。この第1押出機33の内孔3
3aには,スクリュ35が回転自在に遊嵌されており,
また,アキュムレータ32の内孔32aには,図示しな
い射出シリンダに駆動されて進退するプランジャ38が
嵌合されている。40は樹脂通路34を開閉する開閉弁
であり,また,39は樹脂通路31を開閉する開閉弁で
ある。なお,第1押出機33やアキュムレータ32,ダ
イス28,樹脂通路31,34等は,成形条件の樹脂温
度とほぼ等しい温度になるように加熱されている。
【0012】また,前記樹脂通路31の途中にこれと直
交する第2押出機50の先端部に形成された樹脂通路5
1が接合され,この第2押出機50の内孔50aには,
スクリュ52が回転自在に遊嵌され,ホッパ57へ供給
した新未溶融ペレット樹脂42を押出機50内で溶融し
ない程度に加熱した後,開閉弁55を用いて樹脂通路3
1に滞留する新溶融樹脂41中に供給して混入させ得る
構造となっている。なお,符号55は樹脂通路51を開
閉する開閉弁である。また,符号36,57は樹脂供給
用ホッパを示す。
交する第2押出機50の先端部に形成された樹脂通路5
1が接合され,この第2押出機50の内孔50aには,
スクリュ52が回転自在に遊嵌され,ホッパ57へ供給
した新未溶融ペレット樹脂42を押出機50内で溶融し
ない程度に加熱した後,開閉弁55を用いて樹脂通路3
1に滞留する新溶融樹脂41中に供給して混入させ得る
構造となっている。なお,符号55は樹脂通路51を開
閉する開閉弁である。また,符号36,57は樹脂供給
用ホッパを示す。
【0013】以上のように構成されたブロー成形機の作
用を説明する。まず,新・旧樹脂替え時は,開閉弁40
が開かれ開閉弁39,55が閉じられた状態で,図示し
ないホッパから押出機33の内孔33aへ樹脂を供給し
てこれを加熱しながらスクリュ35を回転させると,樹
脂が溶融されてこの新溶融樹脂41は,射出プランジャ
38を鎖線38aで示すように後退させながらアキュム
レータ32内に蓄えられる。次いで,開閉弁40を閉じ
開閉弁39,55を開いて射出プランジャ38を前進さ
せると,新溶融樹脂41は樹脂通路31を通ってダイス
28に供給される。
用を説明する。まず,新・旧樹脂替え時は,開閉弁40
が開かれ開閉弁39,55が閉じられた状態で,図示し
ないホッパから押出機33の内孔33aへ樹脂を供給し
てこれを加熱しながらスクリュ35を回転させると,樹
脂が溶融されてこの新溶融樹脂41は,射出プランジャ
38を鎖線38aで示すように後退させながらアキュム
レータ32内に蓄えられる。次いで,開閉弁40を閉じ
開閉弁39,55を開いて射出プランジャ38を前進さ
せると,新溶融樹脂41は樹脂通路31を通ってダイス
28に供給される。
【0014】このとき,樹脂通路31に充満された新溶
融樹脂41中に,第2押出機50から溶融直前まで加熱
され,かつ溶融樹脂圧より若干高目に保持された新未溶
融ペレット樹脂42がスクリュ52の回転に伴って少し
ずつ定量供給される。
融樹脂41中に,第2押出機50から溶融直前まで加熱
され,かつ溶融樹脂圧より若干高目に保持された新未溶
融ペレット樹脂42がスクリュ52の回転に伴って少し
ずつ定量供給される。
【0015】新溶融樹脂41中に供給された新未溶融ペ
レット樹脂42は樹脂通路31内で適宜混合されながら
ダイス28へ供給される。この場合,新溶融樹脂41と
新未溶融ペレット樹脂42との混合比率(重量比)は
1:0.4〜0.7が好ましく,ダイス28内に付着残
留する樹脂量が多い程,前記混合比率を大きくして早く
新・旧樹脂替えを完了することが可能であり,樹脂替え
パターンに応じて混合比率を自由に選択できる。
レット樹脂42は樹脂通路31内で適宜混合されながら
ダイス28へ供給される。この場合,新溶融樹脂41と
新未溶融ペレット樹脂42との混合比率(重量比)は
1:0.4〜0.7が好ましく,ダイス28内に付着残
留する樹脂量が多い程,前記混合比率を大きくして早く
新・旧樹脂替えを完了することが可能であり,樹脂替え
パターンに応じて混合比率を自由に選択できる。
【0016】また,1ショット中の上記混合比1:0.
4〜0.7は一定でも良く,これとは逆に,例えば前半
の方では混合比率を1:0.7で樹脂替えを行ない,後
半の方では新溶融樹脂41だけにして適宜供給するとい
ったように,新溶融樹脂41と新未溶融ペレット樹脂4
2の混合比率を変化させて波動的に栓流を発生させても
良い。
4〜0.7は一定でも良く,これとは逆に,例えば前半
の方では混合比率を1:0.7で樹脂替えを行ない,後
半の方では新溶融樹脂41だけにして適宜供給するとい
ったように,新溶融樹脂41と新未溶融ペレット樹脂4
2の混合比率を変化させて波動的に栓流を発生させても
良い。
【0017】こうした樹脂通路31内で新溶融樹脂41
に途中から新未溶融ペレット樹脂42を例えば1:0.
4〜0.7の範囲で供給して混合すると,新未溶融ペレ
ット樹脂42を含む新溶融樹脂41は流れを促す完全溶
融体の中にまだら状に半固形物が分散された状態を呈す
ることになる。これにより,マクロ的には新未溶融ペレ
ット樹脂42の粘度が付着残留する旧樹脂の粘度より高
くなる結果,栓流(プラグフロー)状態でダイス28内
の樹脂通路を流れることとなり,従来のように前記樹脂
通路壁面での樹脂流速がゼロに近い,いわゆる層流現象
が解消されて,樹脂通路壁面近傍でも高流速・高剪断流
が生じ,旧樹脂の掻き取りによる除去が容易に行なわれ
るのである。
に途中から新未溶融ペレット樹脂42を例えば1:0.
4〜0.7の範囲で供給して混合すると,新未溶融ペレ
ット樹脂42を含む新溶融樹脂41は流れを促す完全溶
融体の中にまだら状に半固形物が分散された状態を呈す
ることになる。これにより,マクロ的には新未溶融ペレ
ット樹脂42の粘度が付着残留する旧樹脂の粘度より高
くなる結果,栓流(プラグフロー)状態でダイス28内
の樹脂通路を流れることとなり,従来のように前記樹脂
通路壁面での樹脂流速がゼロに近い,いわゆる層流現象
が解消されて,樹脂通路壁面近傍でも高流速・高剪断流
が生じ,旧樹脂の掻き取りによる除去が容易に行なわれ
るのである。
【0018】また,ミクロ的にも,新未溶融ペレット樹
脂42が,いわゆる研摩材のごとき同様な作用で樹脂通
路壁面をこさぎつつ転がることにより乱流状態を形成
し,樹脂通路壁面の樹脂流速を促すとともに,掻き取り
効果が促進されて旧樹脂は新樹脂と短時間に要領よく置
換されるのである。
脂42が,いわゆる研摩材のごとき同様な作用で樹脂通
路壁面をこさぎつつ転がることにより乱流状態を形成
し,樹脂通路壁面の樹脂流速を促すとともに,掻き取り
効果が促進されて旧樹脂は新樹脂と短時間に要領よく置
換されるのである。
【0019】このため,本発明では,ダイス28内に付
着残留し,かつダイス28の温度によって劣化した旧樹
脂は前記新混合樹脂41,42によってこさぎ取られる
ことになるため短時間で少量の樹脂を費やすのみで完了
可能である。樹脂替え完了後は,開閉弁55を閉じて数
分程度放置すれば,樹脂通路31およびダイス28内の
新未溶融ペレット樹脂42は完全に溶融し均一樹脂流と
なる。
着残留し,かつダイス28の温度によって劣化した旧樹
脂は前記新混合樹脂41,42によってこさぎ取られる
ことになるため短時間で少量の樹脂を費やすのみで完了
可能である。樹脂替え完了後は,開閉弁55を閉じて数
分程度放置すれば,樹脂通路31およびダイス28内の
新未溶融ペレット樹脂42は完全に溶融し均一樹脂流と
なる。
【0020】新・旧樹脂の完全置換後は,新溶融樹脂4
1のみを用いてブロー成形機による中空成形が行なわれ
る。すなわち,ダイス28に供給された新溶融樹脂41
は型開された金型22,23の両キャビティを狙って射
出され,樹脂筒であるパリソンが形成されるので,これ
を金型22,23で挟み込んだ後,パリソン内へエア等
のガスを吹込み,このあと新溶融樹脂41が冷却固定さ
れると,中空状の成形品が得られる。
1のみを用いてブロー成形機による中空成形が行なわれ
る。すなわち,ダイス28に供給された新溶融樹脂41
は型開された金型22,23の両キャビティを狙って射
出され,樹脂筒であるパリソンが形成されるので,これ
を金型22,23で挟み込んだ後,パリソン内へエア等
のガスを吹込み,このあと新溶融樹脂41が冷却固定さ
れると,中空状の成形品が得られる。
【0021】本発明では第2押出機50をダイス28と
アキュムレータ32間の樹脂通路31上に配設したが,
第1押出機33先端の樹脂通路34からダイス28間の
任意の位置に配設可能であり,特に樹脂替え困難な部分
に出来るだけ近づけて設けると樹脂替えの効果が大き
い。
アキュムレータ32間の樹脂通路31上に配設したが,
第1押出機33先端の樹脂通路34からダイス28間の
任意の位置に配設可能であり,特に樹脂替え困難な部分
に出来るだけ近づけて設けると樹脂替えの効果が大き
い。
【0022】
【発明の効果】以上説明したことからも明らかなよう
に,本発明に係るブロー成形機における樹脂替え方法で
は,ダイスに前端樹脂通路を接合されるとともに内孔に
進退自在に嵌合された射出プランジャを備えたアキュム
レータと,前記アキュムレータに前端樹脂通路を接合さ
れた第1押出機と,前記ダイスと前記アキュムレータ間
の樹脂通路に前端樹脂通路を接合された第2押出機とを
備えたブロー成形機の供給装置を用い,材料替え時に,
前記第1押出機から前記アキュムレータを介して吐出さ
れた新溶融樹脂中に前記第2押出機から吐出された新未
溶融ペレット樹脂を供給し,樹脂通路内で混合しながら
前記ダイスに供給して前記ダイス内に付着残留する旧樹
脂を除去するようにしたことにより,新・旧樹脂替えが
要領よく,早く,完全に置換され,生産性が向上すると
ともに,準備作業中に新樹脂を浪費することがなく,樹
脂の消費量が減少する。
に,本発明に係るブロー成形機における樹脂替え方法で
は,ダイスに前端樹脂通路を接合されるとともに内孔に
進退自在に嵌合された射出プランジャを備えたアキュム
レータと,前記アキュムレータに前端樹脂通路を接合さ
れた第1押出機と,前記ダイスと前記アキュムレータ間
の樹脂通路に前端樹脂通路を接合された第2押出機とを
備えたブロー成形機の供給装置を用い,材料替え時に,
前記第1押出機から前記アキュムレータを介して吐出さ
れた新溶融樹脂中に前記第2押出機から吐出された新未
溶融ペレット樹脂を供給し,樹脂通路内で混合しながら
前記ダイスに供給して前記ダイス内に付着残留する旧樹
脂を除去するようにしたことにより,新・旧樹脂替えが
要領よく,早く,完全に置換され,生産性が向上すると
ともに,準備作業中に新樹脂を浪費することがなく,樹
脂の消費量が減少する。
【図1】実施例に係るダイスへの樹脂供給装置の概略横
断面図である。
断面図である。
【図2】実施例に係るブロー成形機の概略正面図であ
る。
る。
20 ブロー成形機 22,23 金型 28 ダイス 30 樹脂供給装置 31,34,51 樹脂通路 32 アキュムレータ 33 第1押出機 35,52 スクリュ 38 射出プランジャ 39,40,55 開閉弁 41 新溶融樹脂 42 新未溶融ペレット樹脂 50 第2押出機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29L 22:00 4F
Claims (1)
- 【請求項1】 ダイスに前端樹脂通路を接合されるとと
もに内孔に進退自在に嵌合された射出プランジャを備え
たアキュムレータと,前記アキュムレータに前端樹脂通
路を接合された第1押出機と,前記ダイスと前記アキュ
ムレータ間の樹脂通路に前端樹脂通路を接合された第2
押出機とを備えたブロー成形機の供給装置を用い,材料
替え時に,前記第1押出機から前記アキュムレータを介
して吐出された新溶融樹脂中に前記第2押出機から吐出
された新未溶融ペレット樹脂を供給し,樹脂通路内で混
合しながら前記ダイスに供給して前記ダイス内に付着残
留する旧樹脂を除去するようにしたことを特徴とするブ
ロー成形機における樹脂替え方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4317121A JPH06155566A (ja) | 1992-11-26 | 1992-11-26 | ブロー成形機における樹脂替え方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4317121A JPH06155566A (ja) | 1992-11-26 | 1992-11-26 | ブロー成形機における樹脂替え方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06155566A true JPH06155566A (ja) | 1994-06-03 |
Family
ID=18084674
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4317121A Pending JPH06155566A (ja) | 1992-11-26 | 1992-11-26 | ブロー成形機における樹脂替え方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06155566A (ja) |
-
1992
- 1992-11-26 JP JP4317121A patent/JPH06155566A/ja active Pending
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