JPH06155218A - ワークの搬入・搬出制御方法およびその装置 - Google Patents

ワークの搬入・搬出制御方法およびその装置

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JPH06155218A
JPH06155218A JP31873292A JP31873292A JPH06155218A JP H06155218 A JPH06155218 A JP H06155218A JP 31873292 A JP31873292 A JP 31873292A JP 31873292 A JP31873292 A JP 31873292A JP H06155218 A JPH06155218 A JP H06155218A
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work
feeder
pallet
carry
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JP31873292A
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English (en)
Inventor
Ryoichi Tokumoto
本 良 一 徳
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Takeda Machine Tools Co Ltd
Original Assignee
Takeda Machine Tools Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 加工機へワークを自動で連続して搬出入でき
るようにすると共に、ワークの大きさが変わっても自動
的に対応して種々の大きさのワークを安全にかつ効率良
く搬出入できるようにする。 【構成】 移動可能なパレット20を備えたワークスト
ッカー2と、ワークWを取り出して搬送するフィーダ3
を設け、ワークをパレット20上に複数ステーションに
分けて山積みする。フィーダ3のマグネット本体33を
ワークの大きさによって選択した後、ワークの大きさに
応じてパレット20あるいはフィーダ3を移動させるこ
とにより、マグネット本体33の吸着位置とワーク重心
を一致させ、マグネット本体33を油圧シリンダ37に
より下降させてワークを吸着し、ワーク搬入待機領域B
にワークを一枚ずつ搬入する。搬出もほぼ同様の構成で
あり、種々の大きさのワークが自動的に搬出入される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、一枚の平板あるいは
複数重ねた平板にドリル等により穿孔加工を施す全自動
穿孔機などにおいて、ワークを搬入・搬出するための制
御方法およびこの方法の実施に使用するワークストッカ
ー装置、フィーダ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ガセットスプライスプレート等の平板に
孔を明けるドリリング専用の穿孔機には、種々のタイプ
のものがあるが、従来の穿孔機としては、固定テーブル
の中央にドリルの主軸ヘッドを配置し、ワークを把持す
るクランプ装置を固定テーブルに沿って本体左右方向に
往復動可能に設け、さらに主軸ヘッドの近傍にツール自
動交換装置を備えたものが知られている。加工に際して
は、固定テーブルの一端側にワークを搬入し、このワー
クをクランプ装置でクランプして主軸ヘッドの下方へ搬
送し、加工が終了すると固定テーブルの他端側に搬出し
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ような従来の穿孔機において、ワークの搬出入は一般的
に人力に頼ることが多く、肉体疲労が激しく、また稼働
中の機械に接近することがあり、危険性を伴うといった
問題がある。また、近年の人材、労働力不足により、省
人化、自動化が要望されているが、ガセットスプライス
プレート等は種々の大きさがあり、単にワークを吸着し
て搬送するだけのフィーダでは、種々のサイズのワーク
を安全に、また効率良く搬出入することができない。
【0004】この発明は、前述のような問題を解消すべ
くなされたもので、その目的は、ワークを自動で連続し
て搬出入できると共に、ワークの大きさが変わっても自
動的に対応することができ、種々の大きさのワークを安
全にかつ効率良く搬出入することのできるワークの搬入
・搬出制御方法およびワークストッカー装置、フィーダ
装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明のワークの搬入
制御方法は、加工機本体の搬入側にストックされたワー
クを加工機本体のワーク搬入待機領域に搬入するに際
し、移動可能なパレットを備えた搬入側ワークストッカ
ーを加工機本体の搬入側に設置すると共に、前記パレッ
ト上のワークを取り出して前記ワーク搬入待機領域に搬
入する搬入用フィーダを加工機本体に設け、ワークを前
記パレット上に複数ステーションに分けて山積みし、前
記搬入用フィーダに複数設けられた吸着装置(電動マグ
ネット本体)をワークの大きさによって選択した後、ワ
ークの大きさに応じてパレットあるいは搬入用フィーダ
を移動させることにより、前記吸着装置の吸着中心とワ
ーク重心とを一致させ、吸着装置を昇降用アクチュエー
タにより下降させてワークを吸着し、前記ワーク搬入待
機領域にワークを一枚ずつ搬入する。
【0006】また、前記搬入制御方法において、吸着装
置の昇降用アクチュエータに磁気式、光学式リニアエン
コーダ等の昇降位置検出器を設け、1回目はパレット上
のワーク山の最上段に対して吸着装置を低速で下降させ
ると共に、前記昇降位置検出器で吸着装置の下降距離を
検出し、2回目以降は前記検出下降距離に基づいて吸着
装置を高速で下降させる。
【0007】この発明のワークの搬出制御方法は、加工
機本体のワーク搬出待機領域のワークを加工機本体の搬
出側へ搬出するに際し、移動可能なパレットを備えた搬
出側ワークストッカーを加工機本体の搬出側に設置する
と共に、前記ワーク搬出待機領域上のワークを取り出し
て前記パレット上に搬出する搬出用フィーダを加工機本
体に設け、前記搬出用フィーダに複数設けられた吸着装
置(電動マグネット本体)をワークの大きさによって選
択した後、ワークの大きさに応じて搬出用フィーダを移
動させることにより、前記吸着装置の吸着中心とワーク
重心とを一致させ、吸着装置を昇降用アクチュエータに
より下降させてワークを吸着し、前記パレット上にワー
クを一枚ずつ搬出して複数ステーションに分けて山積み
する。
【0008】この発明のワークストッカーは、原点部材
により複数のワークのステーションが形成されたパレッ
トと、このパレットをステーション配列方向に移動自在
に案内支持するリニアガイドと、このパレットを移動制
御する油圧シリンダ、電動モータ・ラック・ピニオン方
式等のアクチュエータから構成する。
【0009】この発明のフィーダは、加工機本体のワー
ク待機領域とワークストッカーのパレット上まで往復動
可能なフィーダ本体と、このフィーダ本体に油圧シリン
ダ等により上下動可能に設けられ、下部に電動マグネッ
トを有するマグネット本体を備え、このマグネット本体
はワークの大きさに応じて複数に分割され、独立して作
動するように構成する。
【0010】
【作用】以上のような構成において、加工機のNC制御
装置にワークの大きさ・ドリル径等を入力し、起動させ
ると、搬入側ワークストッカーのパレット上に山積みさ
れたワークが、パレットの移動により搬入用フィーダの
下方に順次移動し、搬入用フィーダにより1山から一枚
ずつ吸着されて加工機本体のワーク搬入待機領域に自動
的に搬入される。搬入用フィーダの吸着装置であるマグ
ネット本体は、ワークの大きさに対応した一つが自動的
に選択され、また搬入用フィーダあるいはパレットの移
動により、マグネット本体の吸着中心がワーク中心に自
動的に一致し、安全確実に搬入がなされる。
【0011】また、ワークの山の最上段を取り出すに際
して、吸着装置を低速で下降させて昇降位置検出器で下
降距離を検出することにより、2回目以降を高速で取り
出し下降させることができ、パレット上のワーク山高さ
が未知でも自動的に取り出し搬入ができると共に、迅速
かつ確実にワークを搬入することができる。
【0012】ワークの搬出に際しては、ワーク搬出待機
領域のワークが搬出用フィーダにより一枚ずつ吸着され
て搬出側ワークストッカーのパレット上に搬出される。
この場合にも、ワークの大きさに応じて搬出用フィーダ
のマグネット本体の一つが自動的に選択され、また搬出
用フィーダの移動により、マグネット本体の吸着中心が
ワーク中心に自動的に一致し、安全確実にワークの搬出
がなされる。
【0013】
【実施例】以下、この発明を図示する一実施例に基づい
て詳細に説明する。これは、ガセットスプライスプレー
ト等の矩形平板を一枚あるいは複数枚積み重ねて穿孔加
工を施す全自動穿孔機に適用した例である。図1、図2
はこの発明に係る搬入側ワークストッカーと搬入用フィ
ーダを示す正面図、側面図、図3、図4はワーク位置決
め装置を示す平面図、正面図、図5、図6は自動クラン
プ装置とワーク固定装置を示す断面図、平面図、図7は
自動クランプ装置のシフト機構を示す断面図、図8はそ
のシフト状態を示す概略図、図9、図10はツール自動
交換装置とツール自動測定装置を示す側面図、平面図、
図11、図12はワーク分離装置を示す平面図、正面
図、図13、図14は平板用全自動穿孔機全体を示す平
面図、正面図である。
【0014】図13、図14に示すように、平板用自動
穿孔機は、大別して穿孔機本体1と、搬入側ワークスト
ッカー2と、搬入用フィーダ3と、搬出用フィーダ4
と、搬出側ワークストッカー5から構成され、穿孔機本
体1には、ワーク位置決め装置6、自動クランプ装置
7、ワーク固定装置8、ツール自動交換装置9、ツール
自動測定装置10、ワーク分離装置11、NC制御装置
18などが設置されている。
【0015】穿孔機本体1は、本体の左右方向(X軸方
向)に延在し、ロール状の支持棒12aがX軸方向に間
隔をおいて多数配設された固定テーブル12と、この固
定テーブル12のX軸方向中央部に配置され、ドリルD
が装着される主軸を有する主軸ヘッド13を備えてい
る。固定テーブル12の上面は、主軸ヘッド13の下方
が加工領域Aとされ、この加工領域Aの右側がワーク搬
入待機領域B、左側がワーク搬出待機領域Cとされてい
る。
【0016】主軸ヘッド13は、主軸を回転駆動するス
ピンドルモータを有し、ヘッド基体14に本体上下方向
(Z軸方向)に移動可能に取り付けられている。ヘッド
基体14は、固定テーブル12を跨ぐ門型のコラム15
の上部水平梁に本体前後方向(Y軸方向)に移動可能に
取り付けられている。また、自動クランプ装置7は、そ
のテレスコピックカバー16内に収納されている駆動機
構により固定テーブル12の側部をX軸方向に往復動可
能とされている。
【0017】従って、加工領域Aにおいて主軸ヘッド1
3をY軸方向に、ワークWを自動クランプ装置7により
X軸方向に移動させることにより、ワークに対するドリ
ル加工位置を変えることができる。さらに、自動クラン
プ装置7によりワークWをワーク搬入待機領域Bから加
工領域Aへ、加工領域Aからワーク搬出待機領域Cへ搬
送することができる。なお、これらX・Y・Z軸方向の
移動は、汎用のリニアガイドとACサーボモータ・ボー
ルねじ軸とにより行われる。
【0018】搬入側ワークストッカー2は、穿孔機本体
の搬入側にY軸と平行に設置され、ワークWを多数積み
重ねた山を複数収納し、後述する搬入用フィーダ3の吸
着部下方へワークの山を順次供給する装置であり、ワー
クWが積載される1軸移動制御のパレット20と、Y軸
に平行な一対のガイドレール21・パレット下面のスラ
イダ22からなるリニアガイドと、パレット20を駆動
する油圧シリンダ23を備えている。この油圧シリンダ
23はガイドレール21間に配設され、そのピストンロ
ッド先端がパレット下面に接続される。
【0019】また、この実施例では、パレット20上に
原点用の垂直棒材24がY軸方向に等ピッチで6本突設
され、ワークのステーションが6箇所形成される。最大
寸法ワークW1 の場合は、2ステーションを使用して3
山、最小寸法ワークW2 の場合は、各ステーションを使
用して6山積載できるようにされている。大きいワーク
1 は一つおきの垂直部材24に、小さいワークW2
各垂直棒材24に、その角部を当てて位置決めする。さ
らに、原点用の垂直部材24と同じ位置には、支え棒材
25が複数配設されてワークの山の崩れを防止する。な
お、この支え棒材25は、一対の載置部材26間に着脱
自在に取り付けられ、必要の無い部分を取り外せるよう
になっている。
【0020】このような搬入側ワークストッカー2にお
いて、パレット20の移動制御は、NC制御装置18に
入力されているワークWの大きさに基づいてなされる。
まず、搬入用フィーダ3の後述する吸着位置制御のため
パレット20を位置調整移動させ、次いで最初の1山が
取り出されると、パレット20をワークに対応した所定
ストロークだけ移動させ、搬入用フィーダ3の吸着部下
方に次の山を位置させる。この移動ストロークは、大き
いワークW1 では原点用の垂直部材24の2ピッチ分、
小さいワークW2 では1ピッチ分となる。
【0021】搬入用フィーダ3は、図1、図2に示すよ
うに、パレット20上からワークWを一枚づつ吸着して
取り出し、固定テーブル10上のワーク搬入待機領域B
に搬入する装置であり、X軸方向に往復動するフィーダ
本体30と、このフィーダ本体30のフィーダ突出部3
1にZ軸方向に上下動可能に取り付けられ、下部に電動
マグネット32を複数備えたマグネット本体33から構
成される。
【0022】フィーダ本体30は、穿孔機本体1の後部
立上がり部分1aに取り付けられたガイド装置34の上
下一対のX軸に平行なガイドレール34aと、フィーダ
本体30に取り付けられたスライダ34bからなるリニ
アガイドにより案内支持され、このガイド装置34の上
部に配置され、ACサーボモータ35(図13、図14
参照)により回転駆動されるX軸に平行なボールねじ軸
36により移動する。
【0023】マグネット本体33は、上方に向かって充
分な長さで突出するガイド棒材33Aを有し、ガイドレ
ール33aとスライダ33bからなるリニアガイドによ
りガイド棒材33Aがフィーダ突出部31に取り付けら
れ、これによりマグネット本体33がフィーダ突出部3
1に対して上下動自在とされる。駆動装置はリニアエン
コーダ付きの油圧シリンダ37であり、下部をフィーダ
突出部31に固定し、ピストンロッド先端をマグネット
本体33の上部に連結する。リニアエンコーダは、ピス
トンあるいはピストンロッドに設けられた検出ヘッド
と、磁気式あるいは光学式等のスケールからなる汎用の
ものが使用される。
【0024】また、マグネット本体は、大きいワーク用
のマグネット本体33ー1と、小さいワーク用のマグネ
ット本体33ー2に分離されており、それぞれがガイド
棒材33A等を有し、油圧シリンダ37−1、37−2
により個別に上下動可能とされている。マグネット本体
33−1は、幅広で電動マグネット32が2列で配設さ
れ、マグネット本体33−2は1列とされている。
【0025】なお、X軸方向に往復動するフィーダ本体
30には、穿孔機本体1側からの電力・通信ケーブル、
油圧ケーブル等がケーブルベヤ38(図13参照)によ
り供給され、フィーダ突出部31側から上下動するマグ
ネット本体33−1、33−2には、ボックス31a、
ケーブルベヤ39(図1参照)により電力・通信ケーブ
ル等が接続される。
【0026】また、搬入用フィーダ3のフィーダ突出部
31は、フィーダ本体30に固定され、マグネット本体
33をY軸方向にシフト調整することができないが、後
述する搬出用フィーダ4と同様に、Y軸方向に移動可能
にフィーダ本体30に取り付けられるフィーダ可動体3
1’としてもよい(図1(b) 参照)。この場合、フィー
ダ可動体31’は、フィーダ本体30の前面に設けられ
た上下一対のY軸に平行なガイドレール90と、フィー
ダ可動体31’に取り付けられたスライダ91とにより
案内支持され、油圧シリンダ(図示せず)により移動す
る。
【0027】このような搬入用フィーダ3において、N
C制御装置18に入力されているワークの大きさ(長さ
・幅・厚さ)、重ね板枚数に基づいて、マグネットの吸
着位置制御・下降制御がなされる。まず、ワークの大き
さに応じて二つのマグネット本体33−1、33−2の
一方を選択した後、マグネット本体33の吸着中心がパ
レット上のワークWの重心と一致するように、フィーダ
本体30をX軸方向に、パレット20をY軸方向に移動
させて(フィーダ可動体31’を採用した場合は、この
フィーダ可動体31’を移動させる)マグネット本体3
3をワークWに対して平面内で位置決めする。なお、マ
グネット本体33の吸着中心と垂直部材(原点)24と
の位置関係は既知であり、ワーク寸法から重心位置を演
算すれば、移動距離が求まる。
【0028】次いで、吸着位置制御が終了すると、マグ
ネット本体33を下降させて最初(最上段)のワークを
取りに行くが、ワークの山の高さは山毎に異なり未知な
ので低速で下降させる。マグネット本体33の下面に取
り付けた近接スイッチ、リミットスイッチ等によりワー
クを検出して下降を停止させる。この際、リニアエンコ
ーダにより最上段のワークまでの距離を検出し、二番目
のワークからは、前記検出距離と入力されている板厚と
の和を演算して下降距離を得、この算出下降距離と現在
の下降距離を比較しつつ、高速で下降させた後、手前で
減速させてワークを吸着するようにする。ワークの山毎
にこれを繰り返してワークの取り出しを行う。
【0029】なお、ワーク搬入待機領域Bにおいては、
マグネット本体33を上限位置から下降させてワークを
積み込むが、上限位置から固定テーブル12上面までの
距離は既知であるため、一枚目のワークは前記設定距離
を用いて下降制御し、二枚目以降は前記距離に板厚・枚
数分を減じて下降制御する。また、ワークが所定の重ね
板枚数積み込まれると、次の工程が終了してワーク搬入
待機領域Bが空くまで休止することになる。
【0030】ワーク位置決め装置6は、図3、図4に示
すように、ワーク搬入待機領域Bに設置され、搬入用フ
ィーダ3により所定の枚数が搬入されるとNC制御装置
18からの指令によりワークの位置を揃える装置であ
り、原点ブロック40と、X軸方向のプッシャー41
と、Y軸方向のプッシャー42からなる。原点ブロック
40は、固定テーブル12の支持棒12a間をシリンダ
により出没可能とされ、突出させてワークの大きさにか
かわらず位置決めの基準とする。また、ワークWを加工
領域Aに搬入する際には、固定テーブル12内に埋没さ
せる。
【0031】X軸方向のプッシャー41は、穿孔機本体
1の後部立上がり部分1aに取り付けたガイドレール4
3aと、プッシャー41に取り付けたスライダ43bか
らなるリニアガイドによりX軸方向に移動自在とし、油
圧シリンダ44により移動させ、ワークWを原点ブロッ
ク40と共に挟持してX軸方向端部を揃える。Y軸方向
のプッシャー42は、固定テーブル12の前部に設置
し、ガイド棒材42Aの下部をガイドレール46a・ス
ライダ46bでY軸方向に案内支持し、油圧シリンダ4
5で移動させ、ワークWを後述する自動クランプ装置7
の油圧クランパー50と共に挟持してY軸方向端部を揃
える。
【0032】自動クランプ装置7は、複数の油圧クラン
パー50でワークWの側部を把持して加工移動あるいは
搬送し、さらにワークWの大きさが異なっても自動的に
クランプ位置を調整できるようにした装置である。図2
に示すように、複数の油圧クランパー50はそれぞれ可
動板51に取り付けられ、この可動板51が、ガイドレ
ール52・スライダ53からなるリニアガイドによりX
軸方向に移動自在に案内支持され、図示しないACサー
ボモータで回転駆動されるボールねじ軸54によりX軸
方向に移動する。
【0033】また、図5、図6に示すように、油圧クラ
ンパー50は、油圧シリンダ55により上下動する可動
部材56に可動爪57を、シリンダ側に固定爪58を取
り付け、可動爪57と固定爪58で一枚のワークあるい
は積層した複数枚のワークを把持する。なお、油圧クラ
ンパー50自体は、ガイドレール59a・スライダ59
bを介して上下動可能に可動板51に取り付け、油圧ク
ランパー50自体を油圧シリンダ60で上昇させること
により、ワークWを固定テーブル12から若干浮かせて
搬送できるようにされている。
【0034】さらに、各油圧クランパー(この実施例で
は4つ)50それぞれもワークの大きさに応じて相互に
シフトし、自動的に位置調整できるようにされている。
即ち、図7に示すように、第1クランパー50−1の第
1可動板51−1のみをボールねじ軸54に螺着し、他
のクランパーの可動板51−2〜51−4は螺着せずに
第1可動板51−1に対して2つの油圧シリンダ61、
62により移動可能とする。
【0035】第1シリンダ61は、そのシリンダ前部を
第1可動板51−1に固定し、そのピストンロッド先端
を第2可動板51−2にピンを介して連結する。さら
に、第3可動板51−3と第4可動板51−4を一体化
し、第4可動板51−4に固定した第2シリンダ62の
ピストンロッド先端を第2可動板51−2にピンを介し
て連結する。従って、各可動板51はシリンダ61、6
2により一体化してボールねじ軸54により全体移動
し、シリンダ61、62によりシフトして位置調整され
る。
【0036】図8(i) は第1・第2シリンダ61、62
を収縮した状態であり、この状態から第2シリンダ62
を伸長させると図8(ii)の状態となり、この状態から第
1シリンダ61を伸長させると図8(iii) の状態とな
り、ワークの大きさに応じて3通りのクランプ間隔が得
られる。
【0037】このような自動クランプ装置7において、
NC制御装置18に入力されているワークの大きさ(長
さ)に基づいて第1・第2シリンダ61、62が選択的
に駆動制御され、ワークの大きさに対応した適正なクラ
ンプ位置が自動的に得られる。また、ワーク位置決め装
置6による位置決めが終了すると、油圧クランパー70
が作動し、次いで搬送のためボールねじ軸54のサーボ
モータが駆動される。
【0038】ワーク固定装置8は、加工領域Aに設置さ
れ、加工時にワークWを自動クランプ装置7と共に挟持
して固定する装置であり、図5、図6に示すように、自
動クランプ装置7の油圧クランパー50と同様の構造の
油圧クランパー70と、支持棒12a間に配置され、油
圧クランパー70をY軸方向に進退自在に案内する一対
のガイドレール71と、固定テーブル12の前面に固定
され、油圧クランパー70を進退移動させる油圧シリン
ダ72からなる。なお、油圧クランパー70はドリルD
の位置でワークの側部を把持するように配置されてい
る。
【0039】ツール自動交換装置9は、穿孔機本体1の
後部立上がり部分1aの後方中央に配置され、図9、図
10に示すように、ドリルを複数収納し、割り出し回転
する格納テーブル80からなる。この格納テーブル80
は、回転中心が主軸ヘッド13のドリル位置と一致する
ように配置され、ハイスドリル、コーティングドリル等
のドリルDが、格納テーブル80の収納切欠80a内に
一対のばね81に挟持されて着脱自在に格納される。
【0040】NC制御装置18からのドリル交換指令に
より、主軸ヘッド13がY軸方向に移動し、使用済のド
リルDが収納切欠80a内に格納され、次いで格納テー
ブル80が回転して次加工用のドリルDが割り出され、
主軸に装着される。なお、ドリルの主軸ヘッド13の主
軸への取り付けは、通常のプルスタッド方式とされてい
る。
【0041】ツール自動測定装置10は、ツール自動交
換装置9の主軸ヘッド側に配置され、交換されたドリル
Dの長さを自動測定する装置であり、テーブル85内か
らエアシリンダ等で突出し、ドリルDの先端中心に当接
する測定子86と、この測定子86の移動距離を精密に
検出する磁気式等のリニアエンコーダからなる。測定さ
れたドリル長は、NC制御装置18に入力され、加工送
り距離等の加工データが自動補正される。また、所定ド
リル長より短ければ、次のドリルと交換する。
【0042】また、このようなツール自動交換装置9に
おいて、NC制御装置18により工具寿命を監視する。
即ち、NC制御装置18には、ハイスドリル、コーティ
ングドリル等の工具寿命(加工累積長さ)、例えばハイ
スドリルで7m・コーティングドリルで12mが登録さ
れており、この工具寿命設定値と実際の加工累積長さを
比較する。また、突発的なトラブルによる工具破損を事
前に防止すべく、主軸用スピンドルモータの負荷電流値
を監視し、予め求めて登録しておいた負荷電流値(ドリ
ル径により異なる)と比較する。加工累積長さまたは負
荷電流値のいずれかが設定値を越えると、ツール交換が
自動的になされる。
【0043】搬出用フィーダ4および搬出側ワークスト
ッカー5は、搬入用フィーダ3および搬入側ワークスト
ッカー2と同様の構造であり、搬出の動作は搬入と逆
に、ワーク搬出待機領域Cの加工済のワークを一枚ずつ
吸着し、パレット20上に移載する。但し、ワーク搬出
待機領域Cにおけるワークはパレット上のワークのよう
にY軸方向に移動できないため、搬出用フィーダ4のフ
ィーダ本体30には、Y軸方向に移動するフィーダ可動
体31’(図1(b) 参照)を設け、ワークの大きさに応
じてマグネットの吸着位置制御ができるようにされてい
る。
【0044】このような搬出用フィーダ4においては、
ワークの大きさに応じて二つのマグネット本体33−
1、33−2の一方を選択した後、マグネット本体33
の吸着中心がワーク搬出待機領域C上のワークWの重心
と一致するように、フィーダ本体30をX軸方向に、フ
ィーダ可動体31’をY軸方向に移動させてマグネット
本体33をワークWに対して平面内で位置決めする。
【0045】次いで、吸着位置制御が終了すると、マグ
ネット本体33を下降させて最初(最上段)のワークを
取りに行く。この下降距離は、マグネット本体33の上
限位置と固定テーブル12上面までの距離と板厚・枚数
により既知であり、最初から高速で下降させることがで
きる。
【0046】搬出側ワークストッカー5ではワークWの
大きさに応じてパレット20が移動し、マグネット本体
33の下方にステーションが位置するようにされてい
る。パレット20への積み降ろしも、マグネット本体3
3の上限位置とパレット20上面までの距離が既知であ
るため、最初から高速で下降させることができる。
【0047】ワーク分離装置11は、図11、図12に
示すように、ワーク搬出待機領域Cに設置され、孔加工
後のバリを切除し、かつ切削液を排除し、ワークを一枚
ずつ分離してワークの吸着ミスを防止する装置である。
即ち、加工領域Aから搬入され、積み重ねられたワーク
Wは、孔加工によって生じた板間の加工バリと、切削液
により密着した状態となっており、これを搬出用フィー
ダ4で吸着搬出すると、ワークが複数枚取り出され、ワ
ークが搬送途中で落下する等の事故が発生する。
【0048】このようなワーク分離装置11は、分離用
原点ブロック100と、分離用プッシャー101から構
成されている。分離用原点ブロック100は、ワークの
大きさにかかわらず位置決めの基準となる部材であり、
固定テーブル12の支持棒12a間をシリンダにより出
没可能とされ、ワークWが当接する搬出側の面に上下方
向に傾斜する勾配面100aが形成されている。さら
に、上部には、Y軸方向に間隔をおいて複数配置された
ノズル102aを有するエア噴射装置102が設けら
れ、ワークとワークの隙間にエアを吹き込めるようにさ
れている。
【0049】分離用プッシャー101は、リニアガイド
103と油圧シリンダ104によりX軸方向に移動可能
とされ、ワークWが当接する搬入側の面に勾配面100
aと平行な勾配面101aが形成されている。リニアガ
イドのガイドレール103aと油圧シリンダ104は固
定テーブル12の前部に配置され、リニアガイドのスラ
イダ103bが分離用プッシャー101の片側端部に取
り付けられ、分離用プッシャー101が片持ち状態で固
定テーブル12上を移動できるようにされている。
【0050】ワーク搬出待機領域Cに加工後のワークW
が所定枚数積載されると、NC制御装置18からの指令
により、分離用原点ブロック100が上昇した後、分離
用プッシャー101が移動してワークを押圧する。ワー
クは、勾配面100aと101aにより一枚ずつずれて
加工バリが切除される。次いで、分離用原点ブロック1
00が下降し、この際ノズル102aからのエアがワー
クとワークの隙間に吹き込まれ、切削液が排除され、上
から順にワークが分離される。以上の操作により、搬出
用フィーダ4による搬出時に吸着ミスが防止される。
【0051】NC制御装置18は、グラフィック画像入
力・Gコード入力で、格納されたプログラムにより前記
各装置を制御し、監視・補正しながら加工を行う装置で
あり、次のように自動連続運転が行われる。
【0052】<ワークの搬入> (1) 図示しないコンベヤにより搬送されてきたワークを
搬入ロボット等、あるいは人手によりパレット20上に
移載する。 (2) NC制御装置18にワークの長さ・幅・厚さ、重ね
枚数、ドリル径を入力し、各装置を起動させる。
【0053】(3) ワークの大きさに応じてマグネット本
体33が選択され、さらにフィーダ本体30がX軸方向
に、パレット20がY軸方向にシフトし、吸着中心とワ
ーク重心位置が一致する。 (4) マグネット本体33が油圧シリンダ37により低速
で下降し、励磁した電動マグネット32により最初の1
山における最上段のワークが一枚吸着される。この際、
最上段のワークまでの距離が検出される。
【0054】(5) マグネット本体33が上昇し、上限位
置で停止させた後、フィーダ本体30が主軸ヘッド側へ
移動する。 (6) ワーク搬入待機領域Bに達すると、マグネット本体
33を下降させ、電動マグネット32を解磁してワーク
を固定テーブル12上に移載する。 (7) 以上のワーク取り出し・搬入を繰り返す。1回目の
ワークの検出距離と板厚から次のマグネット本体33の
取り出し下降距離が分かり、2回目以降は高速で取り出
し下降する。これによりワークの取り出し・搬入が迅速
になされる。
【0055】(8) ワーク搬入待機領域Bに所定のワーク
枚数が搬入されると、自動クランプ装置7の油圧クラン
パー50とY軸方向のプッシャー42でY軸方向端部が
揃えられ、次いで上昇した原点ブロック40と、X軸方
向のプッシャー41とでX軸方向端部が揃えられる。 (9) 油圧クランパー50は、ワークの大きさに応じて自
動的に移動して位置調整されており、この油圧クランパ
ー50によりワークの側部が把持され、原点ブロック4
0、プッシャー41、42が退避した後、ワークが加工
領域Aに搬送される。
【0056】<ワークの加工> (1) 加工領域Aにワークが搬入されると、ワーク固定装
置8の油圧クランパー70が移動し、ワークの側部を把
持する。 (2) ワークが自動クランプ装置7の油圧クランパー50
と、ワーク固定装置8の油圧クランパー70により固定
された状態で、入力ドリル径により選択されたドリルD
により穿孔がなされる。このドリルDは、ツール自動測
定装置10でドリル長が測定されており、この測定値に
基づいて補正された加工データで確実に加工が行われ
る。
【0057】(3) ワーク固定装置8が解除されて自動ク
ランプ装置7によりワークがX軸方向に移動し、かつ主
軸ヘッド13がY軸方向に移動することにより、次の加
工位置が割り出される。これにより、複数の穿孔加工が
施される。 (4) このワークの加工中に、次のワークが前述と同様の
工程でワーク搬入待機領域Bに搬入される。
【0058】<ワークの搬出> (1) 加工が終了したワークは、自動クランプ装置7によ
りワーク搬出待機位置Cに搬出される。 (2) 自動クランプ装置7は油圧クランパー50を解除し
てワーク搬入待機領域Aに戻る。既に搬入されているワ
ークは、位置決めを行った後、これをクランプして加工
領域Aに搬送する。
【0059】(3) ワーク搬出待機領域Cのワークは、搬
出用フィーダ4により一枚づつ搬出側ワークストッカー
5のパレット20上に搬出される。搬出用フィーダ4の
マグネット本体33は、ワークの大きさに応じて大小が
選択され、フィーダ本体30をX軸方向に、フィーダ可
動体31’をY軸方向に移動させることにより、ワーク
の大きさに応じた吸着位置制御がなされ、固定テーブル
12上のワークWを吸着する。マグネット本体33をパ
レット20上で下降させる際には、下降距離が分かって
いるため高速で積み降ろしがなされる。
【0060】(4) ワーク搬出待機領域Cに積み重ねられ
たワークは、ワーク分離装置11により一枚ずつ完全に
分離されており、搬出用フィーダ4により一枚ずつ取り
出すことができ、ワーク落下等の事故を防止することが
できる。 (5) パレット20上のワークは、搬出ロボット等、ある
いは人手を介して搬出コンベヤへ移載されて搬出され
る。
【0061】以上のような工程が自動的に繰り返され
て、ワークが無人で長時間連続して加工される。フィー
ダにおいては、ワークの大きさが変わっても、複数のマ
グネット本体から適当なマグネット本体33を選択し、
かつこのマグネット本体33の吸着位置をワークの重心
に容易に一致させることができ、安全確実に搬入・搬出
を行うことができる。また、リニアエンコーダ付き油圧
シリンダによる下降制御により、種々の大きさのワーク
の取り出し、取り降ろしを迅速に行うことができる。
【0062】なお、以上は平板用全自動穿孔機に適用し
た例について説明したが、これに限らず、板状のワーク
を加工機本体に搬出入する場合に適用できることはいう
までもない。
【0063】
【発明の効果】前述の通り、この発明は、搬入側ワーク
ストッカーの移動可能なパレットに山積みしたワーク
を、マグネット本体を備えた搬入用フィーダにより一枚
ずつ吸着して穿孔機本体の搬入待機領域に搬入し、また
同様の構造の搬出用フィーダによりワークを一枚ずつ吸
着して同様の構造の搬出側ワークストッカーに搬出する
ようにしたため、ワークを自動で連続して搬出入するこ
とができ、危険で手間のかかる作業を廃止し、省力化と
量産化を図ることができる。また、複数の電動マグネッ
ト本体の選択使用および吸着位置制御・下降制御によ
り、種々の大きさのワークに対しても、容易に自動的に
対応することができ、安全で効率の良いワーク搬出入を
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) は、この発明の搬入側ワークストッカーと
搬入用フィーダを示す正面図、(b) はフィーダ本体に可
動部分を設けた例を示す正面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】ワーク位置決め装置を示す平面図である。
【図4】ワーク位置決め装置を示す正面図である。
【図5】自動クランプ装置とワーク固定装置を示す断面
図である。
【図6】自動クランプ装置とワーク固定装置を示す平面
図である。
【図7】自動クランプ装置のシフト機構を示す断面図で
ある。
【図8】図7のシフト状態を示す概略図である。
【図9】ツール自動交換装置とツール自動測定装置を示
す側面図である。
【図10】ツール自動交換装置とツール自動測定装置を
示す平面図である。
【図11】ワーク分離装置を示す平面図である。
【図12】ワーク分離装置を示す正面図である。
【図13】平板用全自動穿孔機全体を示す平面図であ
る。
【図14】図13の平板用全自動穿孔機全体を示す正面
図である。
【符号の説明】
A 加工領域 B ワーク搬入待機領域 C ワーク搬出待機領域 W ワーク 1 穿孔機本体 20 パ
レット 2 搬入側ワークストッカー 21 ガ
イドレール 3 搬入用フィーダ 22 ス
ライダ 4 搬出用フィーダ 23 油
圧シリンダ 5 搬出側ワークストッカー 24 原
点用垂直棒材 6 ワーク位置決め装置 30 フ
ィーダ本体 7 自動クランプ装置 31 フ
ィーダ突出部 8 ワーク固定装置 31’ フ
ィーダ可動体 9 ツール自動交換装置 33 電
動マグネット 10 ツール自動測定装置 34
ガイド装置 11 ワーク分離装置 35
ACサーボモータ 12 固定テーブル 36
ボールねじ軸 13 主軸ヘッド 37
リニアエンコーダ付き 18 NC制御装置
油圧シリンダ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工機本体の搬入側にストックされたワ
    ークを加工機本体のワーク搬入待機領域に搬入するに際
    し、 移動可能なパレットを備えた搬入側ワークストッカーを
    加工機本体の搬入側に設置すると共に、前記パレット上
    のワークを取り出して前記ワーク搬入待機領域に搬入す
    る搬入用フィーダを加工機本体に設け、ワークを前記パ
    レット上に複数ステーションに分けて山積みし、前記搬
    入用フィーダに複数設けられた吸着装置をワークの大き
    さによって選択した後、ワークの大きさに応じてパレッ
    トあるいは搬入用フィーダを移動させることにより、前
    記吸着装置の吸着中心とワーク重心とを一致させ、吸着
    装置を昇降用アクチュエータにより下降させてワークを
    吸着し、前記ワーク搬入待機領域にワークを一枚ずつ搬
    入することを特徴とするワークの搬入制御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、吸着装置の昇降用ア
    クチュエータに昇降位置検出器を設け、1回目はパレッ
    ト上のワーク山の最上段に対して吸着装置を低速で下降
    させると共に、前記昇降位置検出器で吸着装置の下降距
    離を検出し、2回目以降は前記検出下降距離に基づいて
    吸着装置を高速で下降させることを特徴とするワークの
    搬入制御方法。
  3. 【請求項3】 加工機本体のワーク搬出待機領域のワー
    クを加工機本体の搬出側へ搬出するに際し、 移動可能なパレットを備えた搬出側ワークストッカーを
    加工機本体の搬出側に設置すると共に、前記ワーク搬出
    待機領域上のワークを取り出して前記パレット上に搬出
    する搬出用フィーダを加工機本体に設け、前記搬出用フ
    ィーダに複数設けられた吸着装置をワークの大きさによ
    って選択した後、ワークの大きさに応じて搬出用フィー
    ダを移動させることにより、前記吸着装置の吸着中心と
    ワーク重心とを一致させ、吸着装置を昇降用アクチュエ
    ータにより下降させてワークを吸着し、前記パレット上
    にワークを一枚ずつ搬出して複数ステーションに分けて
    山積みすることを特徴とするワークの搬出制御方法。
  4. 【請求項4】 原点部材により複数のワークのステーシ
    ョンが形成されたパレットと、このパレットをステーシ
    ョン配列方向に移動自在に案内支持するリニアガイド
    と、このパレットを移動制御するアクチュエータを備え
    ていることを特徴とするワークストッカー装置。
  5. 【請求項5】 加工機本体のワーク待機領域とワークス
    トッカーのパレット上まで往復動可能なフィーダ本体
    と、このフィーダ本体に上下動可能に設けられ、下部に
    電動マグネットを有するマグネット本体を備え、このマ
    グネット本体はワークの大きさに応じて複数に分割さ
    れ、独立して作動するように構成したことを特徴とする
    フィーダ装置。
JP31873292A 1992-11-27 1992-11-27 ワークの搬入・搬出制御方法およびその装置 Pending JPH06155218A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006123481A1 (ja) * 2005-05-16 2006-11-23 Juichi Hanada 切断装置、及び切断装置を搭載した作業車輌
KR101394660B1 (ko) * 2013-03-22 2014-05-14 (주) 한국웰딩 너클 공급기가 구비된 쇼바용 튜브 결합장치
JP2017170529A (ja) * 2016-03-18 2017-09-28 株式会社アマダホールディングス ワーク把持方法及びチャック装置
CN110253325A (zh) * 2019-07-05 2019-09-20 东莞盛翔精密金属有限公司 一种cnc自动升料夹具及升料方法

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CN110253325A (zh) * 2019-07-05 2019-09-20 东莞盛翔精密金属有限公司 一种cnc自动升料夹具及升料方法
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