JPH06154872A - ベンディングロボットを用いた曲げ加工方法とその制御装置 - Google Patents

ベンディングロボットを用いた曲げ加工方法とその制御装置

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JPH06154872A
JPH06154872A JP30676392A JP30676392A JPH06154872A JP H06154872 A JPH06154872 A JP H06154872A JP 30676392 A JP30676392 A JP 30676392A JP 30676392 A JP30676392 A JP 30676392A JP H06154872 A JPH06154872 A JP H06154872A
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JP
Japan
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bending
plate material
die
robot
mold
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JP30676392A
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English (en)
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Otsutsugu Kawai
乙次 川合
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Amada Co Ltd
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Amada Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 予め定められた加工入力情報を作業者が入力
することにより、作業者の熟練の有無によらず均質な折
曲げ加工を実現して、製品の歩留まりの低下と作業効率
の向上を図ることを目的とする。 【構成】 折曲げ加工する板材の折曲げ部の長さより板
厚の2倍分幅の狭い上下移動自在に設けられた金型を用
い、作業者の入力する加工入力情報に基づいて、上下移
動自在に設けられた金型の移動量を最終移動値までピッ
チ送りにて行うとともに、ベンディングロボットにより
板材を前記金型に対して板厚分、前記金型の長手方向に
移動させながら最終移動値まで折曲げ加工を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、プレスブレーキ等の
折曲げ加工方法に関し、特に作業者の入力する加工情報
に基づいて折曲げ加工を数回に分けて行い、各折曲げ加
工時に金型に対する板材の位置を左右にずらしてから折
曲げ加工を行うようにして、所望の折曲げ角度になるま
で前記折曲げ加工及び板材の移動を繰り返す折曲げ加工
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プレスブレーキにより板材を折曲
げて箱型タイプの形状を生成する場合、板材の折曲げ部
の両端部において盛り上がりが発生した。
【0003】従って、精度を要求される板金加工では、
折曲げ終了時に例えば、盛り上がり部を押圧して外形を
修正したり、折曲げ部の両端部にいわゆる逃げ溝を設け
ることにより盛り上がりの発生防止を図っていた。
【0004】また、長尺のアルミ建材の折曲げ加工を行
う場合、熟練した作業者が二人して作業を行うことによ
り前記逃げ溝の効果を発揮させて盛り上がりの発生防止
を図ることができた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、板材の折曲
げ後に加工品の外形を修正するのでは多くの修正時間を
必要とし、また板材に逃げ溝を設けても熟練した作業者
の独自のノウハウが必要とされる。
【0006】従って、通常の作業者が精度の高い折曲げ
加工を行うことは困難であった。
【0007】そこで、この発明の目的は上記の問題点を
解決するために、作業者は予め定められた加工情報を入
力し、制御装置内で折曲げ加工に必要な加工動作を演算
処理で定め、その演算処理の内容に基づいて折曲げ加工
を行うことにより、作業者の熟練の有無によらず精度の
高い折曲げ加工を実現すると共に、製品の歩留まりの低
下と生産性の向上を図ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
にこの発明は、板材をベンディングロボットで把持しな
がら折曲げ加工機の上下移動自在に設けられた金型と前
記金型に相対抗して設けられた金型間に配置する板材の
折曲げ加工を行う曲げ加工方法において、折曲げ加工す
る板材の折曲げ部の長さより板厚の2倍分幅の狭い前記
上下移動自在に設けられた金型を用い、折曲げ加工機の
制御装置に入力する加工入力情報に基づいて、前記上下
移動自在に設けられた金型の移動量を最終移動値までピ
ッチ送りにて行うとともに、ベンディングロボットによ
り板材を前記金型に対して板厚分、前記金型の長手方向
に移動させながら最終移動値まで折曲げ加工を行うもの
である。
【0009】
【作用】上記構成によれば、作業者の入力する情報に基
づいて、板材をベンディングロボットで把持しながら折
曲げ加工機の所定部位に配置し、上部テーブル及び下部
テーブルの一方を移動させて上部テーブル及び下部テー
ブル間に設置された板材を係合して曲げ加工を行った
後、前記移動した上部テーブルあるいは下部テーブルを
板材から遠ざかる方向に移動させてベンディングロボッ
トにより把持された板材を左右方向に移動させ、板材の
折曲げ部が目標の位置に到達するまで前記曲げ加工及び
板材の移動を繰り返す。
【0010】
【実施例】以下、この発明に係わる実施例を図1〜図8
に基づき説明する。
【0011】図7及び図8が示すように、折曲げ加工機
であるプレスブレーキ1の前部(図7において、右側方
向:Y軸方向)にはベンディングロボット3が設けら
れ、プレスブレーキ1の側部(図8において、右側方
向:X軸方向)には板材Wを収容するマガジン部5が設
けられている。
【0012】前記プレスブレーキ1は、上部フレーム7
を備えるとともに下部フレーム9を備えており、上部フ
レーム7には金型である上金型11が着脱自在に装着さ
れている。下部フレーム9には金型である下金型13が
装着されている。
【0013】上記構成において、上,下フレーム7,9
の一方を昇降移動させ、上金型11と下金型13を係合
することにより上金型11と下金型13の間に介在され
た板材Wを折曲げ加工するものである。尚、この発明に
係わる実施例においては、下部フレーム9が昇降するよ
うに構成されている。
【0014】さらにプレスブレーキ1の前後方向(図7
において、Y軸方向)には、板材Wの位置決めを行うバ
ックゲージ装置15がY軸方向へ移動位置決め自在に設
けられている。このバックゲージ装置15には、板材W
の当接を検出する複数のセンサ17が装着されている。
【0015】あらかじめ位置決めされたバックゲージ装
置15にベンディングロボット3が板材Wを当接して板
材Wの位置決めする場合、バックゲージ装置15は複数
のセンサ17の出力が所定の出力値に一致したか否かを
検知することにより、板材Wの端縁が上,下金型11,
13による折曲げ線と平行であるか否かを知ることがで
きるため、板材Wの正確な位置決めを行うことができ
る。上記センサ17からの出力信号は、制御装置である
ロボットコントローラ19に入力される。このロボット
コントローラ19は、ベンディングロボット3の作動,
プレスブレーキ1における各作動部の作動及びバックゲ
ージ装置15の作動を制御するものである。そして、上
記センサ17からの出力信号が入力されたときには、各
センサ17の出力値が所望の出力値となるように、ベン
ディングロボット3の作動を制御するものである。
【0016】前記ベンディングロボット3は、この実施
例においては昇降自在な下部フレーム9に一体的に取付
けたベースプレート21に装着されている。
【0017】より詳細には、上記ベースプレート21
は、下金型13の長手方向(図8において左右方向:X
軸方向)に延伸して設けられ、このベースプレート21
の前面(図8においてY軸方向)には第1移動台23が
X軸方向に移動自在に支承されている。この第1移動台
23には、前記ベースプレート21に備えたX軸方向の
ラック杆25に噛合した図示省略のピニオンが回転自在
に設けられているとともに、前記ピニオンを回転制御す
るための第1サーボモータ27が設けられている。
【0018】前記第1移動台23には、上部側がY軸方
向に拡大した扇形状部29が設けてあり、この扇形状部
29の上部には円弧状のラック部材31が設けられてい
る。このラック部材31には、ラック部材31に沿って
Y軸方向に移動自在の第2移動台33が支承されてい
る。この第2移動台33には、ラック部材31に噛合し
た図示省略のピニオンが回転自在に設けているととも
に、前記ピニオンを回転駆動する第2サーボモータ35
が装着されている。
【0019】前記第2移動台33には、第2移動台33
の移動方向に対して直行する上下方向(図8において上
下方向:Z軸方向)に移動自在な昇降支柱37が支承さ
れている。この昇降支柱37にはZ軸方向の図示省略の
ラックが形成している。このラックと噛合したピニオン
が前記第2移動台33に回転自在に支承されており、こ
のピニオンを回転駆動する第3サーボモータ39が第2
移動台33に装着されている。
【0020】前記昇降支柱37の上部には、Y軸方向に
延伸したアーム41が適宜に固定してある。このアーム
41の先端部には、板材Wの一側端部を把持自在なロボ
ットハンド43が装着している。ロボットハンド43
は、X軸と平行なB軸を中心として上下方向に回転自在
に設けられるとともに、前記B軸と直行するA軸を中心
として旋回自在に設けられている。前記A軸を中心とし
てロボットハンド43を上下に回動するための第4サー
ボモータ45及びB軸を中心としてロボットハンド43
を上下に回動するための第5サーボモータ47が前記ア
ーム41に装着されている。
【0021】前記下部フレーム9あるいはベースプレー
ト21の一側部には、板材Wを一時的に把持自在な補助
把持装置49が設けられている共に、サイドゲージ装置
51がブラケットを介して装着されている。
【0022】上記補助把持装置49は、板材Wを把持す
るための上部ジョー53と下部ジョー55を備えてお
り、上部ジョー53の上下動作は図示省略のアクチュエ
ータによって行なわれる。
【0023】前記サイドゲージ装置51は、ベンディン
グロボット3とロボットハンド43に把持された板材W
の一側部との位置関係を検出するときに使用するもので
側方センサ59を備えている。この側方センサ59は、
例えば、直動形のポテンションメータのごとき線形トラ
ンスデューサよりなるものである。
【0024】以下、図1から図4に基づいて、前記ロボ
ットコントローラ19の指令により板材Wの折曲げ加工
を行う方法を説明する。
【0025】図1に示すように、ロボットコントローラ
19の表示部19aには、作業者が直接入力する加工入
力情報20が表示される。加工入力情報20は、図2に
示すように、板材Wの曲げ角度θを決定するために最終
移動値である下金型13のミゾの底部と板材Wの折曲げ
外周部との距離(以下、最終目的D値と記す)と、板材
Wの加工精度を向上させるために一回の折曲げ加工を数
回に分けて行う場合の前記最終目的D値の変化量である
Dピッチ値と、板材Wを上金型11に対して左右に移動
させるシフト量である左シフト値(Δt1 )及び右シフ
ト値(Δt1 )と、上,下金型11,13間に係合する
板材Wを移動せさるためのすきまである下部フレーム9
の逃げ値(Δd)である。
【0026】上記入力された加工入力情報20に基づい
て、プレスブレーキ1が行う箱曲げ加工の処理内容を図
3及び図4のフローチャートで説明する。
【0027】ステップ1001では、作業者が板材Wの
箱曲げ加工を行う場合に必要な加工入力情報20をロボ
ットコントローラ19に後述する入出力装置を介して入
力する。
【0028】ステップ1003では、下部に待機する下
部フレーム9を上昇させて、下部フレーム9の速度制御
を始める位置まで移動させる。これにより、下部フレー
ム9の移動準備は完了する。
【0029】ステップ1005では、前記バックゲージ
装置15を予め決められた所定の位置に移動させ、ベン
ディングロボット3で把持された板材Wの端縁をバック
ケージ装置15に設けられた複数のセンサ17に突き当
てる(ステップ1007)。ステップ1009では、バ
ックケージ装置15のセンサ17の検出値より板材Wの
位置を確認する。具体的には、複数のセンサ17からの
出力値が所定の出力値に一致する場合には次のステップ
1011へ進み、一致しない場合には再測定またはエラ
ー表示を行う。ステップ1011では、図4に示すよう
なフローチャートにより板材Wの曲げ加工が行なわれ
る。
【0030】以下、板材の折曲げ加工を図4を用いて説
明する。
【0031】ステップ1101では、前記作業者により
入力された前記最終目的D値とDピッチ値に基づいて、
下金型13の移動ストロークを調整することにより、板
材Wを数回に分けて折曲げ加工を行うための第1回目の
折曲げ加工を行う。ステップ1103では、上,下金型
11,13間に係合する板材Wを移動させるために下部
フレーム9を降下させる。降下量(Δd)は、前記ロボ
ットコントローラ19に作業者が直接入力する加工入力
情報20の一部である。ステップ1105では、板材W
の折曲げ角度を一定にし、且つ折曲げ部の両端に盛り上
がりが発生しないように、第1回目の折曲げ加工を行っ
た板材Wを上金型11に対して右側方向(図8において
X軸方向)にΔt2 だけ移動させる。移動量であるΔt
2 は、上記降下量(Δd)と同様に前記ロボットコント
ローラ19に作業者が直接入力する加工入力情報20の
一部である。
【0032】ステップ1107では、ステップ1101
と同様に前記作業者により入力された最終目的D値とD
ピッチ値に基づいて、第2回目の折曲げ加工を行い、前
記ステップ1103と同様に下部フレーム9を降下させ
る(ステップ1109)。ステップ1111では、板材
Wの折曲げ角度を一定にし、且つ折曲げ部の両端に盛り
上がりが発生しないように、第2回目の折曲げ加工を行
った板材Wを上金型11に対して左側方向(図8におい
てX軸方向)にΔt1 だけ移動させる。移動量であるΔ
1 は、前記ロボットコントローラ19に作業者が直接
入力する加工入力情報の一部である。
【0033】ステップ1113では、ステップ1101
と同様に前記作業者により入力された最終目的D値とD
ピッチ値に基づいて、第3回目の折曲げ加工を行う。そ
の後、ステップ1115では、所望の板材W曲げ加工が
終了したかどうかを判断し、終了していなければ前記ス
テップ1103以降を繰り返す。また、終了していれば
板材Wの曲げ加工処理は終了する。
【0034】以下、前記ロボットコントローラ19のハ
ードウェア構成を図5に示す。
【0035】ロボットコントローラ19は、信号の伝達
通路であるシステムバス63にデータの処理や制御を行
うCPU65,記憶した内容を読み出すことのみが可能
なROM67,バッテリ(Bat)で電源バックアップ
され読み書きが自由な記憶装置であるRAM69、双方
向RAM(DP−RAM)71、データの入力部である
ディジタルインプット(Di)73、データの出力部で
あるディジタルアウトプット(Do)75、各種制御信
号を出力するプログラマブルコントローラ(Pc)7
7、インターフース(I/O)79が接続されている。
【0036】前記インターフース(I/O)79には、
コントローラ81を介して前記サーボモータ27,3
5,39,45,47が接続され、また、各種の入出力
装置83とも接続されている。
【0037】前記ディジタルインプット(Di)73及
びデータの出力部であるディジタルアウトプット(D
o)75は、コネクターモジュール85を介してプレス
ブレーキ1の動作制御のためのリミットスイッチ87
や、各種のアクチュエータ89等が接続されている。
【0038】前記DP−RAM71には、位置決めモジ
ュール91及びサーボアンプ93を介してエンコーダ
(E)付きのサーボモータ(M)が接続されている。こ
のサーボモータ(M)には、バックゲージ装置15内に
設けられたサーボモータ(M)が含まれる。
【0039】上記構成によりロボットコントローラ19
は、作業者が予めメニュー化されている加工入力情報2
0を前記入出力装置83を介して入力すると、CPU6
5は、RAM69内に記録されている板材の曲げ加工情
報を記録したNCプログラム95と共に、プレスブレー
キ1及びベンディングロボット3の作動指令を発信し
て、プレスブレーキ1は所望の折曲げ加工を行う。
【0040】以下、図6に示すように、ロボットコント
ローラ19のブロック図を説明する。 ロボットコント
ローラ19は前記NCプログラム95と、作業者が図示
省略のキーボード等より直接指令する加工入力情報20
とを入力する情報入力部97を備えている。情報入力部
97は、前記加工情報20,95を入力する加工情報入
力部99と、前記NCプログラム95より指令される情
報を取り込むための指令値データ取り込み部101と、
作業者が入力する加工入力情報20によりプレスブレー
キ1の作動を補正するデータを取り組む補正値データ取
込み部103より構成されている。
【0041】前記指令値データ取り込み部101及び補
正値データ取込み部103は、板材Wの折曲げ加工後の
形状や板材Wを把持して板材Wの加工形状に対応して移
動するベンディングロボット3の動作点を演算処理する
演算部105と接続されている。前記指令値データ取り
込み部101は、板材Wの折曲げ加工後の形状を算出す
る板材形状演算部107と接続されている。板材形状演
算部107は、板材Wの形状を記録する板材形状記憶部
109と接続されている。
【0042】また、前記補正値データ取込み部103
は、ベンディングロボット3の移動すべき動作点を算出
するための動作点演算部111と接続されている。動作
点演算部111は、演算した動作点を記憶する動作点記
憶部113と接続されている。さらに、演算部105
は、演算部105の処理内容に基づいてプレスブレーキ
1が行う板材Wの折曲げ加工に伴う形状変化に対応した
ベンディングロボット3の動作経路を決定するための動
作経路決定部115と接続されている。
【0043】前記板材形状演算部107,板材形状記憶
部109,動作点演算部111及び動作点記憶部113
は、ベンディングロボット3の動作経路を演算処理する
動作経路演算部117と接続されており、動作経路演算
部117は演算内容を記憶する動作経路記憶部119と
接続されている。
【0044】以上より、作業者が板材Wの曲げ加工を行
う場合に必要な加工入力情報20をロボットコントロー
ラ19に直接入力することにより、ロボットコントロー
ラ19は、折曲げ加工に必要な動作を演算処理し、ま
た、折曲げ加工を数回に分けて行い且つ折曲げ時に板材
Wを金型に対して左右に一定量ずらしてから折曲げ加工
を行うように指令する。
【0045】このため、作業者の熟練の有無に関わらず
プレスブレーキは板材を所望の折曲げ角度に折曲げるこ
とができ、且つ折曲げ部の両端に盛り上がりが発生せず
精度の高い製品が生成できる。
【0046】尚、この発明は、前述の実施例に限定され
るものではなく、前述の実施例以外の態様でもこの発明
を実施しうるものである。
【0047】
【発明の効果】以上説明してきたようにこの発明によれ
ば、折曲げ加工する板材の折曲げ部の長さより板厚の2
倍分幅の狭い上下移動自在に設けられた金型を用い、作
業者の入力する加工入力情報により、前記上下移動自在
に設けられた金型の移動量を最終移動値までピッチ送り
にて行うとともに、ベンディングロボットにより板材を
前記金型に対して板厚分、前記金型の長手方向に移動さ
せながら最終移動値まで折曲げ加工を行う。
【0048】このため、板材の折曲げ精度を向上するこ
とができ、製品の歩留まりの低下と生産性の向上を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明である加工情報の入力を示す説明図で
ある。
【図2】板材Wの折曲げ状態を模式的に示した説明図で
ある。
【図3】箱曲げ加工処理のフローチャートである。
【図4】板材Wの曲げ加工を示すフローチャートであ
る。
【図5】ロボットコントローラのハードウェアの構成図
である。
【図6】ロボット3コントローラのブロック図である。
【図7】この発明の全体構成を示す説明図である。
【図8】プレスブレーキ1等を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 プレスブレーキ(折曲げ加工機) 3 ベンディングロボット 11 上金型(金型) 13 下金型(金型) 19 ロボットコントローラ(制御装置) 20 加工入力情報 95 NCプログラム 97 情報入力部 105 演算部 115 動作経路決定部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板材をベンディングロボットで把持しな
    がら折曲げ加工機の上下移動自在に設けられた金型と前
    記金型に相対抗して設けられた金型間に配置する板材の
    折曲げ加工を行う曲げ加工方法において、折曲げ加工す
    る板材の折曲げ部の長さより板厚の2倍分幅の狭い前記
    上下移動自在に設けられた金型を用い、折曲げ加工機の
    制御装置に入力する加工入力情報に基づいて、前記上下
    移動自在に設けられた金型の移動量を最終移動値までピ
    ッチ送りにて行うとともに、ベンディングロボットによ
    り板材を前記金型に対して板厚分、前記金型の長手方向
    に移動させながら最終移動値まで折曲げ加工を行うこと
    を特徴とするベンディングロボットを用いた曲げ加工方
    法。
  2. 【請求項2】 板材をベンディングロボットで把持しな
    がら折曲げ加工機の上下移動自在に設けられた金型と前
    記金型に相対抗して設けられた金型間に配置する板材の
    折曲げ加工を行う曲げ加工の制御装置において、板材の
    曲げ加工情報を記録するNCプログラムと作業者が指定
    する板材の曲げ加工情報とを入力する情報入力部と、前
    記作業者が指定する曲げ加工情報に基づいて、上下移動
    自在に設けられた金型の移動量を最終移動値までピッチ
    送りにて行うとともに、ベンディングロボットにより把
    持された板材を前記金型に対して板厚分、前記金型の長
    手方向に移動させながら最終移動値まで折曲げ加工を行
    うための前記金型及びベンディングロボットの動作点
    と、前記NCプログラムより指定される板材の折曲げ位
    置より折曲げ後の折曲げ形状とを算出する演算部と、前
    記演算部のデータに基づいて板材を把持したまま移動す
    るベンディングロボットの動作経路を決定する動作経路
    決定部とを備えたことを特徴とするベンディングロボッ
    トを用いた曲げ加工の制御装置。
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