JPH06154467A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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Publication number
JPH06154467A
JPH06154467A JP4313413A JP31341392A JPH06154467A JP H06154467 A JPH06154467 A JP H06154467A JP 4313413 A JP4313413 A JP 4313413A JP 31341392 A JP31341392 A JP 31341392A JP H06154467 A JPH06154467 A JP H06154467A
Authority
JP
Japan
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washing machine
unit module
integrated circuit
control unit
frame member
Prior art date
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Pending
Application number
JP4313413A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiju Maehara
栄寿 前原
Hisashi Shimizu
永 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP4313413A priority Critical patent/JPH06154467A/ja
Publication of JPH06154467A publication Critical patent/JPH06154467A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/22Secondary treatment of printed circuits
    • H05K3/28Applying non-metallic protective coatings
    • H05K3/284Applying non-metallic protective coatings for encapsulating mounted components

Landscapes

  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)
  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)
  • Structures Or Materials For Encapsulating Or Coating Semiconductor Devices Or Solid State Devices (AREA)
  • Multi-Conductor Connections (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 洗濯機に取り付けられる制御ユニットモジュ
ールの制御基板を枠部材よりも短くして、制御基板を水
湿から保護するウレタン樹脂量を減少させ、モジュール
の自重量を軽減させる。 【構成】 制御ユニットモジュール(1)を操作パネル
の裏面側に取り付けた洗濯機の制御ユニットモジュール
(1)の制御基板(3)上に洗濯機を駆動制御するため
の複数の回路素子を絶縁基板上に実装し集積化した混成
集積回路(5)が実装され、制御基板(3)の配線パタ
ーン(3a)と混成集積回路(5)の外部リード端子
(5a)(5b)が接続され、制御基板(3)の上下面
にのみ耐水性樹脂(11)を配置したことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洗濯機に関し、特に洗
濯機の操作パネルの裏面側に取り付けられる制御ユニッ
トモジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に水湿環境化で使用される回転機
に取付けられる制御ユニットモジュールの制御基板は耐
湿処理が施されている(特開昭60−158693号公
報参照)。その理由として、制御基板上に水滴が付着す
るとその水滴により、制御基板上に実装した電子部品の
リード端子間、あるいは導体パターン間で短絡し、制御
回路の誤動作、故障等の不具合の発生を防止するためで
ある。
【0003】上記した制御基板上には、抵抗、コンデン
サ、マイクロコンピュータおよび発熱を有するトライア
ック等から成る制御回路が実装されており、外部からの
入力信号を受けると、信号に基づいて回転機の駆動モー
タ等の外部負荷の動作を制御する。図9〜図13は上述
した制御ユニットモジュールを特に水湿環境化で用いら
れる洗濯機に取付けた場合の構造を示し、以下に簡単に
説明する。
【0004】(119)は前記基板(118)を収納す
る長方形箱状の枠部材であり、合成樹脂にて形成され
る。前記枠部材(119)に於いて、(120)…は該
枠部材(119)の短手方向側壁(119a)(119
b)に沿って底面より突出形成されたボス状の下受け部
であり、両端部と中央寄りに計6ケ所設けられ、この
内、短手方向一側壁(119a)に沿うものには、他側
壁(119b)に向かうリブ(121)…を連接してい
る。(122)(122)は前記基板(118)の浮き
上がりを上方から押さえるために前記短手方向一側壁
(119a)に形成された上受け部である。
【0005】(123)(123)は前記枠部材(11
9)の短手方向他側壁(119b)に沿って底面より突
出形成された弾性係止片である。(126)…は前記枠
部材(119)を前記前面パネル(160a)の裏面に
設けたボス(127)…に螺子止めするための螺子穴で
ある。前記枠部材(119)の外底面に於いて、(12
8)は該枠部材(119)の長手方向端部(前記固定部
(124)の位置する方)に設けられ、内方へ向けて開
口する嵌合凹所であり、前記薄形スイッチ(116)の
端部より突出させた嵌合片(129)を嵌合する。(1
30)(130)は前記枠部材(119)の長手方向他
端部近傍の両側に設けられた係合爪であり、前記薄形ス
イッチ(116)の他端部近傍の両側縁より突出させた
係合片(131)(131)を係合させる。
【0006】尚、前記下受け部(120)…、上受け部
(122)(122)、掛止片(123)(123)、
固定部(124)、螺子穴(126)…、嵌合凹所(1
28)及び係合爪(130)(130)は全て前記枠部
材(119)の成形時に一体に設けられる。枠部材(1
19)内にはウレタン樹脂等の耐湿剤となるコーティン
グ剤(132)が注入されており、基板(118)およ
び基板(118)上に実装された電子部品はコーティン
グ剤(132)によって完全被覆され、水滴等の水分に
よる不具合を防止している。
【0007】こうして、コーティング処理を施した制御
基板(118)及び薄形スイッチ(116)をユニット
化し、前記薄形スイッチ(116)を前記前面パネル
(160a)の操作釦(図示しない)に近接対向させ
て、前記枠部材(119)を複数カ所で螺子止めし、回
転機に取付けられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した制御基板には
一般的にプリント基板が主に用いられている。回転機の
主要部を駆動制御するための回路が形成されるプリント
基板は、回転機への取付けの収納スペースを最小限小型
化にするためにできるだけ小さくする様に設計されるの
が一般的である。しかし、近年では洗濯機の高級化に伴
う多機能化によりプリント基板上に実装される回路素子
および電子部品数は増加し、配線パターンが複雑する反
面洗濯機の小型化が望まれているため、制御ユニットモ
ジュールを収納するスペースが制約され、制御ユニット
モジュールの大きさ(長さ)も制約される。その結果、
制御ユニットモジュールの枠部材内に配置されるプリン
ト基板の大きさにある程度の制限があり、多機能洗濯機
の小型化に限界があった。
【0009】また、大きさ(長さ)が制約された制御基
板(プリント基板)を用いる場合には、部品配置および
パターン配線を考慮して行うべきところを考慮できずに
プリント基板上にパターン配線を形成し多数の部品を実
装するために、以下の不具合が発生する。すなわち、 自己ノイズに対して非常に弱くなり、ノイズによる
誤動作が発生する。
【0010】 上記したように基板サイズの大きさに
制約があるため、多数の電子部品等を接続する配線パタ
ーンの引回し線が細くなり断線が発生し制御基板自体が
不良となる場合が数多くある。 回転機の主要部と接続するためのリード線をプリン
ト基板上の定めた位置から導出させるのが困難となり、
例えばプリント基板上に実装された比較的高い電子部品
の近傍に多数のリード線が導出され取付け作業が困難と
なる問題があった。
【0011】また、従来の制御ユニットモジュールで
は、制御基板(プリント基板)上に多数のディスクリー
ト部品等よりなる電子部品が半田付け実装されているの
で、半田接続点数が非常に多くなると共に半田接続後に
おける後処理工程が煩雑となり作業性が低下する問題が
あった。更に従来の制御ユニットモジュールでは上述し
たように、洗濯機の多機能に伴い、制御ユニットモジュ
ールの枠部材内には、枠部材と略同一の大きさ(長さ)
のプリント基板が配置されて、そのプリント基板の略全
面を利用して電子部品が搭載されるために、プリント基
板上に形成された配線パターンおよび電子部品を水湿か
ら保護するためのウレタン樹脂を枠部材の内の全領域に
充填する必要があった。その結果、制御ユニットモジュ
ールの自重が重くなり、モジュールにスイッチ手段が一
体形成され、洗濯機にモジュールをネジ固定した場合、
経時変化により、モジュール自体の重みでネジ固定力が
弱くなり、スイッチ動作の不良となる問題がある。ま
た、ウレタン樹脂を多量に使用するためにコストが高く
なる問題がある。
【0012】更に、従来の制御ユニットモジュールを例
えば洗濯機等の回転機に取付けた場合、制御基板の形状
は洗濯機の構造上細長形状となるために、基板をウレタ
ン樹脂で完全被覆すると基板とウレタン樹脂との膨張係
数αの差が著しく異なるために温度変化によって基板が
歪その結果、基板上に実装した電子部品の半田接合部に
おいて、クラックが発生し不良率が向上する問題があっ
た。
【0013】最後に、従来の制御ユニットモジュールで
は回転機のモータを駆動させるトライアック等の発熱素
子が短絡等によって破壊する際に発火し、ウレタン樹脂
およびその周辺部分が発火して火災になるという大きな
問題があった。この発明は上述した課題に鑑みて為され
たもので、この発明の目的は、多機能化された洗濯機の
制御ユニットモジュール内に配置される制御基板を枠部
材よりも小さく(短く)し、制御基板を水湿から保護す
るウレタン樹脂量を減少させ、モジュールの自重量を軽
減させることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するため、この発明の第1に係わる洗濯機
は、制御ユニットモジュールを操作パネルの裏面側に取
り付けた洗濯機の制御ユニットモジュールの枠部材より
長さの短い制御基板上に洗濯機を駆動制御するための複
数の回路素子を絶縁基板上に実装し集積化した混成集積
回路が実装され、制御基板の配線パターンと混成集積回
路の外部リード端子が接続され、枠部材より長さの短い
制御基板の上下面にのみ耐水性樹脂が配置されたことを
特徴としている。
【0015】また、この発明の第2に係わる洗濯機は、
制御ユニットモジュールの制御基板上に洗濯機を駆動制
御するための所望回路機能を絶縁基板上に集積化した混
成集積回路がソケットを介して実装されてなる制御ユニ
ットモジュールを操作パネルの裏面側に取り付けた洗濯
機のソケットの上部には係止部が設けられ、その係止部
より離間する位置にリード端子の一端を湾曲状に形成し
た湾曲部を有したリード端子が配置され、係止部と湾曲
部との離間部に混成集積回路基板の周端部を嵌入させ、
その基板周端部に形成された接続用電極とソケットのリ
ード端子を圧接接続すると共に、制御ユニットモジュー
ルの枠部材内に制御基板および混成集積回路基板の回路
形成面を被覆する耐水性の樹脂が充填されたことを特徴
としている。
【0016】
【作用】以上のように構成される洗濯機においては、制
御ユニットモジュールの制御基板上に洗濯機を駆動制御
するための最小限の回路を絶縁基板上に集積化した混成
集積回路を実装することにより、制御基板の大きさを制
御ユニットモジュールの枠部材の長さより短くすること
ができる。その結果、制御基板をウレタン等の耐水性樹
脂によって完全被覆する場合、耐水性樹脂の使用量を従
来に比べて著しく減らすことができる。
【0017】また、以上のように構成される洗濯機にお
いては、混成集積回路基板の周端部を制御基板上に実装
されたソケットに嵌入させ、その周端部をソケットで押
止し、混成集積回路基板の接続用電極とソケットのリー
ド端子を圧接接続することにより、混成集積回路基板に
外部リード端子を不要とすることができる。その結果、
混成集積回路基板に形成される接続用電極間ピッチを大
巾に挾く設定することができる。
【0018】
【実施例】以下に図1〜図 7に示した一実施例に基づ
いて本発明の洗濯機を説明する。図1は本発明の洗濯機
の上部断面図であり、(1)は本発明の制御ユニットモ
ジュール、(2)はモジュール(1)を構成する枠部
材、(3)は制御基板、(5)は混成集積回路、(1
1)はコーティング樹脂、(160)はモジュール
(1)を螺着固定する操作部、(200)はモジュール
(1)を螺着固定した操作部(160)を収納し且つ洗
濯機の衣類投入口を形成する枠部を有した洗濯機の上面
板である。尚、各構成部分について従来例と同一の符号
のものは、ここでの各部分の説明は省略する。
【0019】本発明の特徴とするところは、洗濯機を駆
動制御するための種々の電子部品が実装された制御ユニ
ットモジュール(1)にある。図2は制御ユニットモジ
ュール(1)を示す断面図であり、モジュール(1)
は、枠部材(2)と、制御基板(3)と、電源トランス
(4)と、混成集積回路(5)と、コンデンサ(6)
と、電子ブザー(7)と、外部スイッチ基板を接続する
コネクタ(8)と、パワー用および小信号用のリード線
が導出される孔(9a)(9b)と、スリット孔(1
0)とは耐水性樹脂(11)とから構成される。
【0020】枠部材(2)は図2および図3に示す如
く、エポリエスチレン等の合成樹脂で制御基板(3)よ
り長く形成される。具体的には、後述する操作パネルと
略同一の長さで箱状に形成される。その、枠部材(2)
の底部の一定領域(斜線部分)には後述する制御基板
(3)と所定の間隔を保つための弾性力を有した間隔部
(2a)が設けられ、また、枠部材(2)の側面側には
基板(3)を係止する係止部(2b)が設けられる。更
に、枠部材(2)の所定のカ所には洗濯機へ取付ける
(螺子止め)際必要な螺子部(2c)が設けられてい
る。
【0021】制御基板(3)はプリント基板が用いら
れ、図2および図4に示す如く、その一主面(裏面側)
には銅箔回路による所望形状のパターン(3a)が形成
されており、基板(3)上にトランス(4)、電子ブザ
ー(7)、コンデンサ(6)等の比較的大型の電子部品
および主要回路を集積化した混成集積回路(5)、コネ
クタ(8)が実装され洗濯機の主要部を駆動制御する。
【0022】ところで、最近では、高級化に伴い小型化
で且つ多機能を有した洗濯機が主流となっている。図5
は水湿環境化が使用される代表的存在の洗濯機の操作部
分を示す平面図であり、(27)は洗い時間設定釦、
(28)はすすぎ回数設定釦、(29)は脱水時間設定
釦、(20)は水流強度設定釦、(21)は注水すすぎ
をするか否かの選択釦、(22)は標準コース又は各工
程時間を手動で入力するおこのみコースの設定兼スター
ト釦、(23)は全工程を23分で行なうスピーディー
コースの設定兼スタート釦、(24)は一時停止用スト
ップ釦である。前記各種操作釦には、夫々にLEDが対
応しており、操作に応じて適宜点消灯する。また、(2
5)は温度検知装置により検知した水温ランクの表示部
であり高温、中温、低温の表示に対応して、夫々LED
(26a)(26b)(26c)が点灯するものであ
る。この様な各釦およびLED表示に対応して駆動制御
するための回路が基板(3)上に形成され、増々回路構
成が複雑になる傾向になる。
【0023】この発明では、上述したように多機能化に
伴い、洗濯機を駆動制御する主要回路を混成集積回路内
に集積化し、制御基板(3)上に実装する。本実施例で
用いられる混成集積回路(5)の基板(5a)(5b)
は夫々絶縁処理されたアルミニウム基板が使用される。
アルミニウム基板以外のものとして、例えばセラミック
ス、ガラスエポキシ等の基板を用いることも可能である
が比較的発熱性を有する回路部があるために本実施例で
はアルミニウム基板を用いる。
【0024】混成集積回路基板(5a)(5b)の構造
について簡単に説明すると、混成集積回路基板(5a)
(5b)上にはエポキシあるいはポリイミド樹脂等の絶
縁樹脂層(図示されない)が設けられ、その上面に銅箔
によって形成された所望形状の導電路(5c)が形成さ
れる。一方の混成集積回路基板(5a)上には回転機の
モータを駆動させる複数のトライアック素子および複数
の整流ダイオードからなる電源回路等の発熱を有する回
路素子(5d)が実装され、他方の混成集積回路基板
(5b)上には洗濯機のモータおよび所定部分をコント
ロールするマイコン等の制御回路を構成する複数の回路
素子(5e)が実装される。両基板(5a)(5b)上
に実装された回路素子(5d)(5e)は全てチップ状
で実装される。また、夫々の基板(5a)(5b)上に
は必要に応じて印刷抵抗、チップ抵抗、チップコンデン
サ等の素子が実装形成される。更に、両基板(5a)
(5b)の一周端側辺には、導電路が延在形成された接
続用電極に複数の外部リード端子(5f)(5g)が半
田によって固着接続され、両リード端子(5f)(5
g)が制御基板(3)の導体パターン(3a)と半田接
続される。
【0025】ところで、両基板(5a)(5b)は夫々
の回路素子(5d)(5e)が対向する様に樹脂性のケ
ース材(5x)によって対向配置され、強固に固着一体
化され、混成集積回路(5)内の耐湿性を向上させてい
る。また、制御基板(3)上には、混成集積回路(5)
以外にトランス(4)、コンデンサ(6)等の大型の電
子部品およびコネクタ(8)が実装され基板(3)の導
体パターン(3a)と半田接続される。尚、トランス
(4)は電圧を変換するものであり、例えばAC100
Vを10Vに変換し、コンデンサ(6)はハイブリッド
IC(5)の出力電圧を整流するものであり、コネクタ
(8)はスイッチ入力基板と接続されるものである。
【0026】複数の穴(9a)(9b)はパワー用、小
信号用のリード線(図示しない)を導出させるためのも
のであり、パワー用および小信号用となる穴(9a)
(9b)は夫々ひと塊で所定間隔離間する様に設けられ
る。夫々のリード線は上記した様に夫々ひと塊で所定間
隔離間配置した方が、回転機の各主要部と接続する場
合、作業上都合よい。
【0027】本発明においては、主要回路を混成集積回
路(5)内に集積化しているため、制御基板(3)上に
実装されるのは、上述したように混成集積回路(5)、
トランス(4)、コンデンサ(6)およびコネクタ
(8)等の数個のものである。そのため、制御基板
(3)上に形成される導体パターン(3a)は最小限の
引回しパターンでよいことになるため、導体パターン
(3a)を効率よく設定できる。その結果、制御基板
(3)のサイズを著しく小さくすることができると共
に、リード線導出用の穴(9a)(9b)をパワー用、
小信号用と区分けして任意に設けることが可能となる。
【0028】混成集積回路(5)等の各実装部品が実装
された制御基板(3)は箱状の枠部材(2)に配置され
る。この際、制御基板(3)は上述したように枠部材
(2)よりも著しく小さく(短く)設定されるため(図
3の斜線領域)、枠部材(2)には制御基板(3)と重
畳されない領域が出来る。枠部材(2)の長さを短くし
制御基板(3)と長さを等しくすることも可能である
が、枠部材(2)は操作パネルを保持する必要があるた
め、操作パネルが長くなると枠部材(2)もその長に対
応して長く設定しなければならない。
【0029】制御基板(3)を図3に示した枠部材
(2)の斜線領域に配置すると、図1に示す如く、枠部
材(2)の間隔部(2a)によって基板(3)と枠部材
(2)との間に所定間隔の空間が設けられ、且つ基板
(3)は枠部材(2)に設けられた係止部(2b)によ
って係止される。基板(3)を枠部材(2)に配置する
場合、枠部材(2)内にはウレタン等の耐湿剤用のコー
ティング樹脂(11)が充填される。このコーティング
樹脂(11)は基板(3)と枠部材(2)とで形成され
る上記空間部内に充填される様にコーティング樹脂(1
1)の量が設定される。即ち、コーティング樹脂(1
1)によって保護されるのは導体パターン(3a)およ
び各実装部品と導体パターン(3a)との半田接合部
(5z)が保護されるため、上記した空間内に樹脂(1
1)を充填するだけでよい。本実施例においては、あら
かじめ、間隔部(2a)と略同一高さまでコーティング
樹脂(11)を充填すれば基板(3)の導体パターン
(3a)と各接合部は確実に樹脂(11)によって保護
される。更に確実に保護を行うために、コーティング樹
脂(11)の量を少し多めにしておき、基板(3)の表
面をもコーティング樹脂(11)で被覆保護する。
【0030】制御基板(3)を枠部材(2)内に収納
し、その基板(3)を耐水処理するためのコーティング
樹脂(11)は、枠部材(2)の全領域に充填されず、
基板(3)が収納される領域にのみ充填される。従っ
て、コーティング樹脂量は従来よりも著しく軽減するこ
とができる。この様にして形成された制御ユニットモジ
ュール(1)は洗濯機の所定部分に枠部材(2)の螺子
部(2c)にて螺着固定される。
【0031】この種のモジュール(1)を洗濯機へ取付
ける場合、洗濯機の構造上モジュール(1)の露出面側
に各種入力スイッチを有したスイッチ基板が配置され
る。そのスイッチ基板と制御基板(3)とはフレキシブ
ルリード線(図示しない)によってコネクタ(8)を介
して互いに接続される。図6は各種入力スイッチに対し
て形成されたスイッチ基板(30)であり、フレキシブ
ルフィルムに成形された導電性の接点部を絶縁スペーサ
の開口部を介して対向配置させたものである。また、
(31)はスイッチ基板(30)と制御基板(3)とを
接続する帯状のフレキシブルリード線である。
【0032】制御ユニットモジュールの枠部材(2)は
上述したように制御基板(3)よりも長く形成されてい
る。即ち、スイッチ基板(図示しない)のスイッチ動作
を支持し確実に行うためにスイッチ基板と略同一の長さ
となる様に設定される。図3において、(2x)は枠部
材(2)の外枠を示し、(2c)は洗濯機に固定するた
めの螺着部であり、点線領域で示す部分は枠部材(2)
の変形を防止するための補強部(2y)である。この補
強部(2y)は図中からは明らかにされないが枠部材
(2)の外側面に形成され、その面上にスイッチ基板が
配置される。また、斜線領域は制御基板(3)が配置さ
れ、上述したように斜線領域にのみ耐湿処理が施され
る。
【0033】図7〜図8はこの発明の第2の実施例を示
すものであり、図7は制御ユニットモジュール(1)の
断面図、図8は制御基板(3)を示す平面図である。上
述した第1の実施例では制御基板(3)サイズを小型化
にするために二枚の基板から構成される混成集積回路
(5)を用いて行っている。そして、混成集積回路
(5)から導出された外部リード端子と制御基板(3)
とを半田接続することによって両者の接続を行うもので
あることは、上述で説明したとおりである。
【0034】上述の混成集積回路(5)では外部リード
端子を有するために以下のような問題がある。すなわ
ち、両混成集積回路基板(5a)(5b)の周端部に外
部リード端子が半田固着されているために、リード端子
を固着する固着パッドピッチを挾くすると、隣接するパ
ッドから半田が流出し短絡する恐れがあることからリー
ド端子間ピッチをあまり挾くすることができず高密度且
つ小型化の混成集積回路を提供することができない。そ
の結果、洗濯機の機能がさらに向上した場合には混成集
積回路自体も大きくなり制御基板サイズも大きくなると
いう問題がある。
【0035】そこで、この第2の実施例では、洗濯機の
多機能に伴い制御基板サイズを更に小型化に抑制するた
めに、外部リード端子を不要とし混成集積回路基板上に
形成された接続用電極と制御基板とを接続させている。
図7および図8を用いて具体的に説明すると、混成集積
回路基板(10)は前述したようにアルミニウム基板が
用いられ、その表面には絶縁樹脂層(図示しない)を介
して所望形状の導電路(図示しない)が形成されてい
る。
【0036】基板(10)の周端部には導電路が延在さ
れたその導電路の先端部は制御基板(3)と接続される
接続用電極(図示しない)となる。この接続用電極は基
板の相対向する側辺周端部に複数個配置される。さら
に、この接続用電極上には、制御基板(3)の配線パタ
ーン(3a)と接続するための外部リード端子が半田固
着されないために、接続用電極間ピッチは最小限約1mm
ピッチまで挾くすることが可能となるのである。
【0037】この接続用電極は後述するソケットを介し
て制御基板(3)接続することになるため、ソケットの
リード端子との接触を良好にするため接続用電極上には
約100〜150μm程度の半田ニッケルメッキ層が設
けられている。導電路上には図示されないが、洗濯機を
駆動するためのトライアック、トランジスタ、マイクロ
コンピュータ素子等の半導体素子およびチップ抵抗、チ
ップコンデンサ等の回路素子が半田等のろう材によって
実装接続される。これにより、基板(10)は洗濯機を
駆動制御することができる回路機能を備えた混成集積回
路となる。
【0038】かかる混成集積回路は電気的にソケット
(30)を介して制御基板(3)上に実装接続されるこ
とになる。ソケットは、図7に示す如き、その断面が略
L字型となるように形成され、そのL字型の上部に係止
部(31)を有し、その係止部(31)より下方向に離
間する位置にリード端子(32)の一端を湾曲状に形成
した湾曲部(32A)が配置されている。
【0039】さらに述べると、ソケット(30)は基板
と略同一の長さを有し、係止部(31)と湾曲部(32
A)間の離間距離は基板の厚みよりも小さくなるように
設計される。一端が湾曲状に形成されたリード端子(3
2)の他端は垂直方向に下向に延在されるようにソケッ
ト(30)と一体化して形成される。リード端子(3
2)は上述したように湾曲部(32A)を有し、その湾
曲部(32A)を弾性力を利用するために、リード端子
(32)の材質は弾性力を有する金属材料を用いる必要
がある。
【0040】リード端子(32)の湾曲部(32A)は
略円形状となっていることから湾曲部(32A)の弾性
力を向上させるために湾曲部(32A)にはすき間
(X)が設けられている。このソケット(30)のリー
ド端子(32)を配線回路基板(20)上に形成された
複数の穴に挿入し、リード端子(32)と回路パターン
(21)を半田(40)で接続する。この際、ソケット
(30)は基板(10)の巾と略同一の間隔だけ離間し
て一対のソケット(30)が制御基板(3)上に実装さ
れる。
【0041】一対のソケット(30)の係止部(31)
とリード端子(32)の湾曲部(32A)間の離間部に
基板(10)の接続用電極が設けられた周端部が嵌入す
るように配置する。このとき、ソケット(30)は樹脂
により形成されるために外側へ広げられるようにソケッ
ト(30)と一体化される基板(10)の周端部はリー
ド端子(32)の湾曲部(32A)と係止部(31)で
押止されることになり、基板の接続用電極とソケット
(30)のリード端子(32)の湾曲部(32A)が圧
接されて両者が圧接接続されることになる。
【0042】制御基板(3)と混成集積回路基板(1
0)をソケットを介して実装した後、制御基板(3)を
図7に示す如く、枠部材(2)内に収納させて、枠部材
(2)内に耐水性樹脂(11)を充填する。耐水性樹脂
(11)は第1の実施例で説明したとおり、小型化され
た制御基板(3)のみを被覆すれば良く耐水性樹脂量が
多くなることはない。また、この実施例では耐水性樹脂
(11)は制御基板(3)および混成集積回路基板(1
0)の回路形成面のみを被覆すれば良く、耐水性樹脂
(11)の厚みを比較的薄くすることができるために上
述のように耐水性樹脂量が多くなることはない。
【0043】斯る本発明に依れば、洗濯機に取り付けら
れる制御ユニットモジュールの制御基板上に回転機を駆
動制御するための最小限の回路を絶縁基板上に集積化し
た混成集積回路を実装することにより、制御基板のサイ
ズを従来に比べて著しく小型化にすることができ、制御
基板をウレタン等の耐水性樹脂によって完全被覆したと
しても樹脂量を著しく軽減することができる。その結
果、洗濯機に取り付けられる制御ユニットモジュールの
重量を従来よりも著しく軽くすることができると共にコ
スト面での影響も大である。
【0044】
【発明の効果】以上に詳述した如く、本発明に依れば、
洗濯機を駆動制御するための制御ユニットモジュールの
制御基板サイズを著しく小さくすることができ、耐湿剤
のコーティング樹脂量を著しく減少させることができ
る。その結果、制御ユニットモジュール自体の重量を従
来よりも著しく軽くすることができ、洗濯機に制御ユニ
ットモジュールを取付けした際にスイッチ基板の固定が
強固に行えるので、従来のような制御ユニットモジュー
ルの重みによる螺着部の緩みの発生がなくなり、経時変
化に関係なくスイッチ動作を安定して行うことができ、
信頼性の極めて優れた洗濯機を実現することができる。
【0045】また、本発明では主要回路が混成集積回路
(あるいは混成集積回路基板)内に集積化されているた
めに制御基板上に実装される部品数を著しく少なくする
ことができる。その結果、多機能型の洗濯機であっても
制御基板のサイズを小さくでき且つ制御基板上に形成す
る導体パターン幅をある程度均一に幅広に形成でき、従
来の如き、導体パターンの断線による不良を極めて抑制
することができる。
【0046】更に、本発明では制御基板上に実装したソ
ケットと混成集積回路基板の周端部に形成した接続用電
極を押圧接続することにより、接続用電極間ピッチを著
しく挾くすることができ高集積化且つ小型化の混成集積
回路を提供することができる。その結果、多機能型の洗
濯機であっても制御基板サイズを大きくすることなく制
御ユニットモジュールを構成することができ、上述した
ように耐水性樹脂が増加することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】洗濯機の操作部を示す断面図である。
【図2】制御ユニットモジュールを示す断面図である。
【図3】制御ユニットモジュールの枠部材を示す平面図
である。
【図4】制御ユニットモジュールの制御基板を示す平面
図である。
【図5】洗濯機の表示部を示す平面図である。
【図6】スイッチ基板を示す平面図である。
【図7】他の実施側の制御ユニットモジュールを示す断
面図である。
【図8】他の実施例の制御基板を示す平面図である。
【図9】従来の洗濯機の操作部を示す断面図である。
【図10】従来のモジュールを示す平面図である。
【図11】図10の平面図である。
【図12】図10の断面図である。
【図13】図10の断面図である。
【符号の説明】
(1) 制御ユニットモジュール (2) 枠部材 (3) 制御基板 (5) 混成集積回路 (10) 混成集積回路基板 (30) ソケット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御ユニットモジュールを操作パネルの
    裏面側に取り付けた洗濯機において、 前記制御ユニットモジュールの枠部材より長さの短い制
    御基板上に洗濯機を駆動制御するための複数の回路素子
    を絶縁基板上に実装し集積化した混成集積回路が実装さ
    れ、前記制御基板の配線パターンと前記混成集積回路の
    外部リード端子が接続され、前記枠部材より長さの短い
    制御基板の上下面にのみ耐水性樹脂が配置されたことを
    特徴とする洗濯機。
  2. 【請求項2】 制御ユニットモジュールの制御基板上に
    洗濯機を駆動制御するための所望回路機能を絶縁基板上
    に集積化した混成集積回路がソケットを介して実装され
    てなる制御ユニットモジュールを操作パネルの裏面側に
    取り付けた洗濯機において、 前記ソケットの上部には係止部が設けられ、その係止部
    より離間する位置にリード端子の一端を湾曲状に形成し
    た湾曲部を有したリード端子が配置され、前記係止部と
    湾曲部との離間部に前記混成集積回路基板の周端部を嵌
    入させ、その基板周端部に形成された接続用電極と前記
    ソケットのリード端子を圧接接続すると共に、前記制御
    ユニットモジュールの枠部材内に前記制御基板および前
    記混成集積回路基板の回路形成面を被覆する耐水性の樹
    脂が充填されたことを特徴とする洗濯機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013123442A (ja) * 2011-12-13 2013-06-24 Panasonic Corp 制御装置
CN108301170A (zh) * 2017-01-12 2018-07-20 青岛海尔滚筒洗衣机有限公司 一种洗衣机控制面板及洗衣机

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