JPH06154327A - 注射器 - Google Patents
注射器Info
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- JPH06154327A JPH06154327A JP5186098A JP18609893A JPH06154327A JP H06154327 A JPH06154327 A JP H06154327A JP 5186098 A JP5186098 A JP 5186098A JP 18609893 A JP18609893 A JP 18609893A JP H06154327 A JPH06154327 A JP H06154327A
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- sheath
- syringe
- barrel
- needle
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
- A61M5/00—Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
- A61M5/178—Syringes
- A61M5/31—Details
- A61M5/32—Needles; Details of needles pertaining to their connection with syringe or hub; Accessories for bringing the needle into, or holding the needle on, the body; Devices for protection of needles
- A61M5/3205—Apparatus for removing or disposing of used needles or syringes, e.g. containers; Means for protection against accidental injuries from used needles
- A61M5/321—Means for protection against accidental injuries by used needles
- A61M5/322—Retractable needles, i.e. disconnected from and withdrawn into the syringe barrel by the piston
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
- A61M5/00—Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
- A61M5/178—Syringes
- A61M5/24—Ampoule syringes, i.e. syringes with needle for use in combination with replaceable ampoules or carpules, e.g. automatic
- A61M5/2422—Ampoule syringes, i.e. syringes with needle for use in combination with replaceable ampoules or carpules, e.g. automatic using emptying means to expel or eject media, e.g. pistons, deformation of the ampoule, or telescoping of the ampoule
- A61M5/2429—Ampoule syringes, i.e. syringes with needle for use in combination with replaceable ampoules or carpules, e.g. automatic using emptying means to expel or eject media, e.g. pistons, deformation of the ampoule, or telescoping of the ampoule by telescoping of ampoules or carpules with the syringe body
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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- A61M5/322—Retractable needles, i.e. disconnected from and withdrawn into the syringe barrel by the piston
- A61M5/3221—Constructional features thereof, e.g. to improve manipulation or functioning
- A61M2005/3223—Means impeding or disabling repositioning of used needles at the syringe nozzle
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- A61M2005/3224—Means to disalign the needle tip and syringe nozzle
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- Environmental & Geological Engineering (AREA)
- Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
- Dental Tools And Instruments Or Auxiliary Dental Instruments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 安全な注射器として知られているタイプの注
射器であって、この種の従来注射器より構造が簡単で安
価なものを提供する。 【構成】 注射外筒2を含む注射器1で、筒2にはピス
トン両端の間に液通路を形成したピストン6が往復動可
能に嵌まっている。外側のピストン端は針に接続でき、
端が開口した管状鞘40が針側の端41及びハンドル端
42を有し、筒2に摺動可能に外嵌し、ピストン6に係
合でき、ピストン6が筒2のハンドル端42の方に置か
れるとき、筒2の周囲に延在する。ピストン6は、鞘4
0から離れることができ、このように離れた後、鞘40
から筒2が引かれることに伴い、ピストンに付設した針
手段を鞘40の中に引き込む。
射器であって、この種の従来注射器より構造が簡単で安
価なものを提供する。 【構成】 注射外筒2を含む注射器1で、筒2にはピス
トン両端の間に液通路を形成したピストン6が往復動可
能に嵌まっている。外側のピストン端は針に接続でき、
端が開口した管状鞘40が針側の端41及びハンドル端
42を有し、筒2に摺動可能に外嵌し、ピストン6に係
合でき、ピストン6が筒2のハンドル端42の方に置か
れるとき、筒2の周囲に延在する。ピストン6は、鞘4
0から離れることができ、このように離れた後、鞘40
から筒2が引かれることに伴い、ピストンに付設した針
手段を鞘40の中に引き込む。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は注射器、さらに詳しくは
安全な注射器として知られているタイプの注射器に関す
る。
安全な注射器として知られているタイプの注射器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】使用済みの注射器の針による病気感染の
可能性に対する認識が高まるに従い、使用済みの注射器
との接触から、取り扱い者を守るための装置が数多く提
案されている。これらの装置としては、針に手を触れる
ことなく針を貯蔵容器内に処分することができる、注射
外筒の使い捨てユニットや、針を処分する針焼却炉があ
る。また、使用済みの針を不慮の接触から守る防護装置
についても、様々なものが提案されている。
可能性に対する認識が高まるに従い、使用済みの注射器
との接触から、取り扱い者を守るための装置が数多く提
案されている。これらの装置としては、針に手を触れる
ことなく針を貯蔵容器内に処分することができる、注射
外筒の使い捨てユニットや、針を処分する針焼却炉があ
る。また、使用済みの針を不慮の接触から守る防護装置
についても、様々なものが提案されている。
【0003】このような装置の一つに針の上に被せる鞘
がある。例えば米国特許第5106379号は、ばね偏
倚力を受けて動くことができ、ロック位置で針の周りを
取り囲む、注射外筒の周りの鞘を開示している。PCT
出願WO90/07349号は、針をその周りの鞘の中
に取り込むことができる注射器で、特に繰り返し使う場
合、典型例として筋肉内注射のために血液を抜いたり、
静脈注射のために静脈を探し出したりする場合の防護に
関するものである。
がある。例えば米国特許第5106379号は、ばね偏
倚力を受けて動くことができ、ロック位置で針の周りを
取り囲む、注射外筒の周りの鞘を開示している。PCT
出願WO90/07349号は、針をその周りの鞘の中
に取り込むことができる注射器で、特に繰り返し使う場
合、典型例として筋肉内注射のために血液を抜いたり、
静脈注射のために静脈を探し出したりする場合の防護に
関するものである。
【0004】さらにフランス特許第9002944号は
鞘の別の例を開示しており、この鞘では、鞘動作の終了
時に、鞘の中に針が取り込まれる。外鞘のさらに別の例
として、米国特許第4915699号は、かなり短い注
射外筒を囲む外鞘であって、該注射外筒を最終的にその
鞘の中に取り込む際に、該注射外筒がその鞘の中を後方
へスライドできるものを開示している。可変摩擦力が外
鞘内の注射外筒の動作よりも優先させて注射外筒と鞘と
の間の摺動動作で注射するように構成してある。
鞘の別の例を開示しており、この鞘では、鞘動作の終了
時に、鞘の中に針が取り込まれる。外鞘のさらに別の例
として、米国特許第4915699号は、かなり短い注
射外筒を囲む外鞘であって、該注射外筒を最終的にその
鞘の中に取り込む際に、該注射外筒がその鞘の中を後方
へスライドできるものを開示している。可変摩擦力が外
鞘内の注射外筒の動作よりも優先させて注射外筒と鞘と
の間の摺動動作で注射するように構成してある。
【0005】この変形例として、針を囲む中空の鞘の中
に針を入れ込む針装置もある。この技術の一例として、
米国特許第4927414号は中空の鞘の中に針が回収
されるものを開示している。これは非常に複雑な機構に
より行われ、製造コストが高くなる筈である。また、P
CT出願WO91/10461号は、針とその構造につ
いて、鞘の端で針を鞘から分離し、中空の鞘の中に移動
させるものを開示している。
に針を入れ込む針装置もある。この技術の一例として、
米国特許第4927414号は中空の鞘の中に針が回収
されるものを開示している。これは非常に複雑な機構に
より行われ、製造コストが高くなる筈である。また、P
CT出願WO91/10461号は、針とその構造につ
いて、鞘の端で針を鞘から分離し、中空の鞘の中に移動
させるものを開示している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した従来の注
射器は、その機構が複雑であり、部品が多様である。そ
のため、多くの成形型や多段階の組み立てプロセスを要
し、これらはすべてコスト高を招く原因となっている。
使い捨ての安全な注射器の主な使用者は世界の中でも恵
まれない社会の人々であり、このような使用環境の下で
は、高価格は批判されるものと考えられる。安全な使い
捨て注射器が普通の使い捨て注射器の価格より少し高い
だけの価格で供給されるのでなければ、これは商業的に
普及しない。本発明は従来注射器におけるこのような問
題点を解決しようとするものである。
射器は、その機構が複雑であり、部品が多様である。そ
のため、多くの成形型や多段階の組み立てプロセスを要
し、これらはすべてコスト高を招く原因となっている。
使い捨ての安全な注射器の主な使用者は世界の中でも恵
まれない社会の人々であり、このような使用環境の下で
は、高価格は批判されるものと考えられる。安全な使い
捨て注射器が普通の使い捨て注射器の価格より少し高い
だけの価格で供給されるのでなければ、これは商業的に
普及しない。本発明は従来注射器におけるこのような問
題点を解決しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による注射器は、
針側の端及びハンドル端を有する注射外筒と、動作方向
における内端及び外端を有し、該外端を前記注射外筒の
針側の端に向けて該注射外筒の中を往復動可能であるピ
ストンであって、ピストン両端の間に、前記外側ピスト
ン端で針手段に連絡できる液通路を有するピストンと、
針側の端及びハンドル端を有し、該両端が開口してい
て、前記注射外筒に外嵌摺動できる略管状の鞘とを備
え、前記鞘は、前記ピストンが前記注射外筒のハンドル
端の方にあるとき、該注射外筒の周囲に延在するように
前記ピストンに係合でき、前記ピストンは、前記鞘から
離れて動くことができ、該分離のあと前記注射外筒が前
記鞘から引き出されるに伴い、該ピストンに付設してい
た針手段を該鞘の中に引くことができることを特徴とす
るものである。
針側の端及びハンドル端を有する注射外筒と、動作方向
における内端及び外端を有し、該外端を前記注射外筒の
針側の端に向けて該注射外筒の中を往復動可能であるピ
ストンであって、ピストン両端の間に、前記外側ピスト
ン端で針手段に連絡できる液通路を有するピストンと、
針側の端及びハンドル端を有し、該両端が開口してい
て、前記注射外筒に外嵌摺動できる略管状の鞘とを備
え、前記鞘は、前記ピストンが前記注射外筒のハンドル
端の方にあるとき、該注射外筒の周囲に延在するように
前記ピストンに係合でき、前記ピストンは、前記鞘から
離れて動くことができ、該分離のあと前記注射外筒が前
記鞘から引き出されるに伴い、該ピストンに付設してい
た針手段を該鞘の中に引くことができることを特徴とす
るものである。
【0008】本発明の一実施例では、注射器使用におい
て、前記ピストンが前記鞘に係合しているとき、該鞘の
ハンドル端が前記注射外筒を超えてピストンの全体にわ
たって延在し、前記鞘のハンドル端は指支持部を有して
いる。
て、前記ピストンが前記鞘に係合しているとき、該鞘の
ハンドル端が前記注射外筒を超えてピストンの全体にわ
たって延在し、前記鞘のハンドル端は指支持部を有して
いる。
【0009】前記ピストンは、好ましくは、長く形成さ
れ、ピストン内端に前記注射外筒に密封状態で往復動可
能に配置されるピストンヘッドを有し、ピストン外端に
ピストンを前記鞘に係合できる係合手段を有する。該係
合手段は、好ましくは、前記鞘から前記ピストンの組み
立て体を外すように該鞘内側から操作できる、解放手段
を備えた留め手段を含んでいる。
れ、ピストン内端に前記注射外筒に密封状態で往復動可
能に配置されるピストンヘッドを有し、ピストン外端に
ピストンを前記鞘に係合できる係合手段を有する。該係
合手段は、好ましくは、前記鞘から前記ピストンの組み
立て体を外すように該鞘内側から操作できる、解放手段
を備えた留め手段を含んでいる。
【0010】前記注射外筒は、好ましくは、注射器使用
において、該外筒が完全に前記鞘の中に押し込まれたと
きに前記解放手段を操作できるように形成された針側の
端を有しており、前記留め手段は、前記鞘の針側の端の
周辺のほぼ半径方向内側に向けられた面に係合できる半
径方向外向きに偏よせられたクリップを含んでいる。
において、該外筒が完全に前記鞘の中に押し込まれたと
きに前記解放手段を操作できるように形成された針側の
端を有しており、前記留め手段は、前記鞘の針側の端の
周辺のほぼ半径方向内側に向けられた面に係合できる半
径方向外向きに偏よせられたクリップを含んでいる。
【0011】前記クリップは、前記針側の端から離れる
方向への軸線方向の引きに対して引っ掛かるように前記
鞘面を掴むように、使用時に半径方向外側へ延び、前記
内側のピストン端に向け傾斜する面を有することがで
き、また、前記留め手段はさらに、前記鞘端に係合した
クリップを引くことができるように該鞘端の内側の面に
当接配置されたテンション部材(tensioning members)
を備えることができる。
方向への軸線方向の引きに対して引っ掛かるように前記
鞘面を掴むように、使用時に半径方向外側へ延び、前記
内側のピストン端に向け傾斜する面を有することがで
き、また、前記留め手段はさらに、前記鞘端に係合した
クリップを引くことができるように該鞘端の内側の面に
当接配置されたテンション部材(tensioning members)
を備えることができる。
【0012】前記解放手段は、少なくとも一つの、前記
鞘端との係合から外れるように前記クリップを半径方向
内側に旋回させるためのほぼ軸線方向に動くことができ
るレバーを有することができ、また、前記注射外筒の針
側の端は、該筒の軸線方向の動作に伴って前記クリップ
を係合状態から旋回させるように前記解放手段のレバー
を前記針側の端へ向け軸線方向に動かすように該レバー
に当接するように該解放手段に係合できるように形成さ
れ得る。
鞘端との係合から外れるように前記クリップを半径方向
内側に旋回させるためのほぼ軸線方向に動くことができ
るレバーを有することができ、また、前記注射外筒の針
側の端は、該筒の軸線方向の動作に伴って前記クリップ
を係合状態から旋回させるように前記解放手段のレバー
を前記針側の端へ向け軸線方向に動かすように該レバー
に当接するように該解放手段に係合できるように形成さ
れ得る。
【0013】また、前記注射外筒の針側の端は、例え
ば、前記注射外筒を前記鞘の中に最初に挿入するに際
し、前記レバーが半径方向内側へ弾力的に圧縮された位
置にある状態で該レバー端の周りに位置することがで
き、該レバー端の周囲位置から注射外筒端を引き出した
後は、該レバーが、該注射外筒の軸線方向の動作経路中
へ半径方向外側に向かって動くように偏よせられる。
ば、前記注射外筒を前記鞘の中に最初に挿入するに際
し、前記レバーが半径方向内側へ弾力的に圧縮された位
置にある状態で該レバー端の周りに位置することがで
き、該レバー端の周囲位置から注射外筒端を引き出した
後は、該レバーが、該注射外筒の軸線方向の動作経路中
へ半径方向外側に向かって動くように偏よせられる。
【0014】前記ピストンは、好ましくは、前記注射外
筒の中に密封状態に配置されて往復動できるピストンヘ
ッドを有するピストン組み立て体を有し、該ピストン組
み立て体は、注射器の操作針側の端に向かいピストンヘ
ッドから軸線方向に延びる細長く先細り(テーパ)にな
った管状の楔状部分を有し、該楔状部分は留め手段を備
えた管状の鞘の中に位置し、該楔状部分はその長さにわ
たって延びる軸線方向の溝を有し、それによって、外側
の前記鞘と共にピストン自身を通る液体通路開口部を提
供する。
筒の中に密封状態に配置されて往復動できるピストンヘ
ッドを有するピストン組み立て体を有し、該ピストン組
み立て体は、注射器の操作針側の端に向かいピストンヘ
ッドから軸線方向に延びる細長く先細り(テーパ)にな
った管状の楔状部分を有し、該楔状部分は留め手段を備
えた管状の鞘の中に位置し、該楔状部分はその長さにわ
たって延びる軸線方向の溝を有し、それによって、外側
の前記鞘と共にピストン自身を通る液体通路開口部を提
供する。
【0015】また、これに代わり、前記ピストンを、前
記注射外筒に密封状態で配置されて往復動可能のピスト
ン部を有するピストン組み立て体とし、該組み立て体
に、ピストンヘッドの最も広い部分から延びる先細り形
状の開口部を有するとともに前記ヘッドとは反対側の端
部に留め手段を備える管体を含め、前記注射外筒は、該
管体の内部傾斜に合う傾斜を有して該管体内に摺動可能
に嵌められる駆動ロッドを有し、前記ピストンヘッドが
前記注射外筒のハンドル端の内側に押しつけられる状態
で前記駆動ロッドが該ピストン組み立て体の前記管体の
傾斜部分内部に丁度合致するようにしてもよい。
記注射外筒に密封状態で配置されて往復動可能のピスト
ン部を有するピストン組み立て体とし、該組み立て体
に、ピストンヘッドの最も広い部分から延びる先細り形
状の開口部を有するとともに前記ヘッドとは反対側の端
部に留め手段を備える管体を含め、前記注射外筒は、該
管体の内部傾斜に合う傾斜を有して該管体内に摺動可能
に嵌められる駆動ロッドを有し、前記ピストンヘッドが
前記注射外筒のハンドル端の内側に押しつけられる状態
で前記駆動ロッドが該ピストン組み立て体の前記管体の
傾斜部分内部に丁度合致するようにしてもよい。
【0016】また、前記鞘が針側端で結合された二重壁
の管体であり、前記ピストンが該二重管の内側の管の端
に付設されることができ、該内側の管は、前記注射外筒
内を前記ピストンと共に往復動でき、この動作の間、前
記鞘の内外壁の間に前記注射外筒が受け入れられるよう
になっていてもよい。
の管体であり、前記ピストンが該二重管の内側の管の端
に付設されることができ、該内側の管は、前記注射外筒
内を前記ピストンと共に往復動でき、この動作の間、前
記鞘の内外壁の間に前記注射外筒が受け入れられるよう
になっていてもよい。
【0017】前記ピストンは、前記鞘の内と外の管を繋
ぐ弱められたライン部に沿う継合部が破壊されることで
該鞘から離れることができるものでもよい。
ぐ弱められたライン部に沿う継合部が破壊されることで
該鞘から離れることができるものでもよい。
【0018】前記弱められたライン部は、例えば、前記
鞘の針側の端から後退した位置で支持管上に位置し、使
用により前記弱められたライン部に沿って前記継合部が
破られた後、内側に向けて延びる管状のスカート部が残
るように形成される。
鞘の針側の端から後退した位置で支持管上に位置し、使
用により前記弱められたライン部に沿って前記継合部が
破られた後、内側に向けて延びる管状のスカート部が残
るように形成される。
【0019】また、前記ピストンが前記注射外筒に取り
込まれるときの状態に前記鞘を保持する手段が備えら
れ、それが少なくとも反対動作を阻止するように該鞘を
保持するように構成してもよい。
込まれるときの状態に前記鞘を保持する手段が備えら
れ、それが少なくとも反対動作を阻止するように該鞘を
保持するように構成してもよい。
【0020】使用において前記ピストンが前記注射外筒
に取り込まれるとき、該ピストン組み立て体が中心に対
し傾くように、かつ、該傾きによって、前記針手段が実
質上、前記残されるスカート部後方の鞘壁の方に向かわ
せられるように該ピストンが弾力的に偏倚力を受けてい
てもよい。
に取り込まれるとき、該ピストン組み立て体が中心に対
し傾くように、かつ、該傾きによって、前記針手段が実
質上、前記残されるスカート部後方の鞘壁の方に向かわ
せられるように該ピストンが弾力的に偏倚力を受けてい
てもよい。
【0021】前記ピストンが回動ロック機構により前記
鞘に付設され、又は該鞘から分離されるようになってい
てもよい。
鞘に付設され、又は該鞘から分離されるようになってい
てもよい。
【0022】前記ピストンは、使用において、該ピスト
ンが前記鞘から取外されるとき、該ピストンを前記注射
外筒と共に動かせる程度に該外筒内に十分、しっかりと
嵌合されるように形成されることができる。
ンが前記鞘から取外されるとき、該ピストンを前記注射
外筒と共に動かせる程度に該外筒内に十分、しっかりと
嵌合されるように形成されることができる。
【0023】前記ピストンは、その操作状態で、実質
上、前記鞘の自由端へ延在するように形成されることが
できる。
上、前記鞘の自由端へ延在するように形成されることが
できる。
【0024】本発明は前述の注射器の使用に適するピス
トン、鞘及び注射外筒に及んでいる。本発明はまた、前
述の注射器の使用に特に適した皮下注射の注射針手段に
も及んでいる。
トン、鞘及び注射外筒に及んでいる。本発明はまた、前
述の注射器の使用に特に適した皮下注射の注射針手段に
も及んでいる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の好ましい実施例を図面を参照
して説明する。図1から図6に示すように、注射器1は
注射外筒2を有し、該注射外筒は管状であり、開口した
針側の端3と、手で握れるように環状に半径方向に拡が
った鍔を有する閉じたハンドル端4とを備えている。二
つの細長い部分からなるピストン6は密封状態で注射外
筒の中を往復運動できるようになっており、ピストンヘ
ッド部分7を備え、それは注射外筒の内側を注射器の残
りの部分から分けるシールを有している。該ヘッド部分
は、注射器の操作針側の端の方へ軸線を同じくして延び
る先細りロッド9を有している。該ロッドは、その針側
端10からロッド長手方向にヘッド貫通開口11へ向け
延びるキー溝8を備え、該開口11はヘッドをその面即
ち内側端部の皿形凹所12へと貫ぬいている。
して説明する。図1から図6に示すように、注射器1は
注射外筒2を有し、該注射外筒は管状であり、開口した
針側の端3と、手で握れるように環状に半径方向に拡が
った鍔を有する閉じたハンドル端4とを備えている。二
つの細長い部分からなるピストン6は密封状態で注射外
筒の中を往復運動できるようになっており、ピストンヘ
ッド部分7を備え、それは注射外筒の内側を注射器の残
りの部分から分けるシールを有している。該ヘッド部分
は、注射器の操作針側の端の方へ軸線を同じくして延び
る先細りロッド9を有している。該ロッドは、その針側
端10からロッド長手方向にヘッド貫通開口11へ向け
延びるキー溝8を備え、該開口11はヘッドをその面即
ち内側端部の皿形凹所12へと貫ぬいている。
【0026】ピストンの第2の部分は管状の外鞘15で
あり、それは、ロッド9の周囲に軸線を同じくして位置
することができ、ヘッド端に鍔16を有しており、該鍔
は、前記ヘッド部分外面の留め構造部17の中に確実に
位置している。外鞘の反対側の端に向かい針側端部18
が形成されており、それに留め装置19が設けられてい
る。該留め装置は、以下に説明される鞘40の外側端と
係合するための、正反対に位置した一対の、半径方向外
側に拡がるクリップ20を有している。一対の弾力のあ
る、テンションタブ(tensioning tabs)21が、クリ
ップ20に対し90°の角度をなして互いに正反対に位
置しており、前記鞘の同じ端の内側に係合することがで
きるように半径方向外側に向かって延びている。
あり、それは、ロッド9の周囲に軸線を同じくして位置
することができ、ヘッド端に鍔16を有しており、該鍔
は、前記ヘッド部分外面の留め構造部17の中に確実に
位置している。外鞘の反対側の端に向かい針側端部18
が形成されており、それに留め装置19が設けられてい
る。該留め装置は、以下に説明される鞘40の外側端と
係合するための、正反対に位置した一対の、半径方向外
側に拡がるクリップ20を有している。一対の弾力のあ
る、テンションタブ(tensioning tabs)21が、クリ
ップ20に対し90°の角度をなして互いに正反対に位
置しており、前記鞘の同じ端の内側に係合することがで
きるように半径方向外側に向かって延びている。
【0027】各クリップ20はそれと一体的なヒンジ部
25を有し、該ヒンジ部によって鞘に当接され、また、
ヒンジ部の基部から針側端に向かって延びている軸方向
クリップ部分26を含んでいる。そして該クリップ部分
26の先端は、鞘のピストンヘッド端部16の方に向
く、引っ掛かりのあるフック部分27とされている。レ
バー30がほぼ、クリップ部分の基部でヒンジ部分25
と一直線に並んでさらに半径方向に外に向かって延び、
各端に、ピストンのヘッド端部16に向かい軸方向に後
方に延びる耳部31を有している。
25を有し、該ヒンジ部によって鞘に当接され、また、
ヒンジ部の基部から針側端に向かって延びている軸方向
クリップ部分26を含んでいる。そして該クリップ部分
26の先端は、鞘のピストンヘッド端部16の方に向
く、引っ掛かりのあるフック部分27とされている。レ
バー30がほぼ、クリップ部分の基部でヒンジ部分25
と一直線に並んでさらに半径方向に外に向かって延び、
各端に、ピストンのヘッド端部16に向かい軸方向に後
方に延びる耳部31を有している。
【0028】管状の保護鞘40が、組み立てられた注射
器の針側の端に開口する針側端41と、反対側のハンド
ル端42とを有し、該ハンドル端は開口しており、半径
方向外側に向かって延びる指つまみ43を備えている。
鞘の針側端41はその端面に環状の凹所44を備え、該
凹所は前記クリップ19の引っ掛かりのあるフック部分
27を受ける傾斜した基部を有している。内側には前記
テンションタブ21と接するように配置された環状の支
持面45がある。
器の針側の端に開口する針側端41と、反対側のハンド
ル端42とを有し、該ハンドル端は開口しており、半径
方向外側に向かって延びる指つまみ43を備えている。
鞘の針側端41はその端面に環状の凹所44を備え、該
凹所は前記クリップ19の引っ掛かりのあるフック部分
27を受ける傾斜した基部を有している。内側には前記
テンションタブ21と接するように配置された環状の支
持面45がある。
【0029】図1に示すように、注射器を組み立てるに
は、外鞘15の中にピストンヘッド部7が挿入され、外
鞘の鍔16が留め構造部17に係合される。この状態
で、キー溝8及び貫通開口11が共に、組み立てられた
ピストンのヘッド7から針側端10に向かって連通する
開口部を形成する。組み立てられたピストンはそれから
注射外筒の中に挿入され、そのヘッドが注射外筒のハン
ドル端4の内面に接するまで挿入される。
は、外鞘15の中にピストンヘッド部7が挿入され、外
鞘の鍔16が留め構造部17に係合される。この状態
で、キー溝8及び貫通開口11が共に、組み立てられた
ピストンのヘッド7から針側端10に向かって連通する
開口部を形成する。組み立てられたピストンはそれから
注射外筒の中に挿入され、そのヘッドが注射外筒のハン
ドル端4の内面に接するまで挿入される。
【0030】注射外筒はその内側に、ピストンヘッドの
皿形凹所12に嵌まり込む凸面46を有している。この
位置で注射外筒の針側の端3はレバー30の周りに置か
れ、それによって支持面31は、注射外筒の端の中に置
かれる。また、この状態で、ヒンジ部25の周りに外に
向けてクリップ27を旋回させることにより、半径方向
外側に向けて位置するようにクリップに圧力がかかる。
組み立ての最終段階では、前述のように保護鞘40の中
に、組み立てたピストンと共に注射外筒が挿入される。
挿入はハンドル端42を通り、針側端41に向かって行
われる。組み立て体は、鞘の外側端でクリップ27がさ
ねはぎ42の上を滑り通るまで鞘40に押し込まれ、同
時に、テンションタブ21が鞘の端の内面を支え、この
ようにして鞘端の内外環状面間の圧力の下にクリップ留
めされる。使用に際して注射器には、鞘40の端の外方
へ延びるピストン外鞘端18に図示しない注射針が装着
される。
皿形凹所12に嵌まり込む凸面46を有している。この
位置で注射外筒の針側の端3はレバー30の周りに置か
れ、それによって支持面31は、注射外筒の端の中に置
かれる。また、この状態で、ヒンジ部25の周りに外に
向けてクリップ27を旋回させることにより、半径方向
外側に向けて位置するようにクリップに圧力がかかる。
組み立ての最終段階では、前述のように保護鞘40の中
に、組み立てたピストンと共に注射外筒が挿入される。
挿入はハンドル端42を通り、針側端41に向かって行
われる。組み立て体は、鞘の外側端でクリップ27がさ
ねはぎ42の上を滑り通るまで鞘40に押し込まれ、同
時に、テンションタブ21が鞘の端の内面を支え、この
ようにして鞘端の内外環状面間の圧力の下にクリップ留
めされる。使用に際して注射器には、鞘40の端の外方
へ延びるピストン外鞘端18に図示しない注射針が装着
される。
【0031】そして、筒4が、該針、キー溝8及びピス
トン開口部11を通して液体を吸引するために引かれ、
液体はピストンヘッド7と、引かれた注射外筒の内部と
の間に形成された内部の空間50に入る(図2参照)。
この状態で、筒4の端3はクリップのレバー30の端か
ら離れ移動し、これによりレバー30端が外向き弾力下
に外筒端3の軸方向に動く通路の中に入る。
トン開口部11を通して液体を吸引するために引かれ、
液体はピストンヘッド7と、引かれた注射外筒の内部と
の間に形成された内部の空間50に入る(図2参照)。
この状態で、筒4の端3はクリップのレバー30の端か
ら離れ移動し、これによりレバー30端が外向き弾力下
に外筒端3の軸方向に動く通路の中に入る。
【0032】一旦、注射位置が選ばれ、針が挿入される
と、注射外筒4がピストンに被った鞘40の中に押し下
げられ、通常の方法で液体が排出される(図3参照)。
注射外筒内へのピストンの動きが止まると、注射外筒の
端3は今度は端3の軸方向の動作通路の中に入った留め
装置のレバーのタブ31に一端で接する。さらに鞘40
の中に筒を押し下げることによりレバーと係合し、該レ
バーを動かすことで(図4)、鞘の端から外れているク
リップ端27を旋回させる。かくして留め構造部は自由
に動くことができる。ピストンヘッドとの摩擦は、この
状況下で筒と共にピストンを動かせるほど十分であり、
筒は再びピストン組み立て体及びその端の図示しない注
射針とともに鞘から引かれることができ(図5)、引き
終わると、針は確実に鞘40内に収められる。留め構造
部51は、鞘のハンドル端及び筒の針側端で形成され、
針が鞘の中に引き込まれる安全な位置で互いに係合する
ことができるようになっており、それが好ましい。
と、注射外筒4がピストンに被った鞘40の中に押し下
げられ、通常の方法で液体が排出される(図3参照)。
注射外筒内へのピストンの動きが止まると、注射外筒の
端3は今度は端3の軸方向の動作通路の中に入った留め
装置のレバーのタブ31に一端で接する。さらに鞘40
の中に筒を押し下げることによりレバーと係合し、該レ
バーを動かすことで(図4)、鞘の端から外れているク
リップ端27を旋回させる。かくして留め構造部は自由
に動くことができる。ピストンヘッドとの摩擦は、この
状況下で筒と共にピストンを動かせるほど十分であり、
筒は再びピストン組み立て体及びその端の図示しない注
射針とともに鞘から引かれることができ(図5)、引き
終わると、針は確実に鞘40内に収められる。留め構造
部51は、鞘のハンドル端及び筒の針側端で形成され、
針が鞘の中に引き込まれる安全な位置で互いに係合する
ことができるようになっており、それが好ましい。
【0033】図7から図12に本発明の第2実施例を示
す。この実施例には前記実施例と類似点が多く、図7か
ら図12で使用する図1から図6と同じ数字について
は、既述の要素と同じ要素を示している。注射器60は
前述の実施例と実質的に同様の保護鞘61及び注射外筒
62を有し、ハンドル端4から針側の端3の外れまで筒
の中を同軸方向に延びる駆動ロッド63を有している。
該ロッドは、ハンドル端4の内部に固定された基部の最
も広い部分65から、鞘の端から外方へも延びる狭い部
分66に向かい先細りになっている。この実施例ではピ
ストン70は1部材からのみ成っており、筒の中に密封
状態で往復動可能なピストンヘッド71を有し、また、
先の実施例の組み立てられた外鞘15及びロッド9に類
似した管72を有している。該管の開口部は駆動ロッド
63のテーパに合うように先細りになっている。外鞘7
2は先に説明したと同様の留め構造部75を有してい
る。
す。この実施例には前記実施例と類似点が多く、図7か
ら図12で使用する図1から図6と同じ数字について
は、既述の要素と同じ要素を示している。注射器60は
前述の実施例と実質的に同様の保護鞘61及び注射外筒
62を有し、ハンドル端4から針側の端3の外れまで筒
の中を同軸方向に延びる駆動ロッド63を有している。
該ロッドは、ハンドル端4の内部に固定された基部の最
も広い部分65から、鞘の端から外方へも延びる狭い部
分66に向かい先細りになっている。この実施例ではピ
ストン70は1部材からのみ成っており、筒の中に密封
状態で往復動可能なピストンヘッド71を有し、また、
先の実施例の組み立てられた外鞘15及びロッド9に類
似した管72を有している。該管の開口部は駆動ロッド
63のテーパに合うように先細りになっている。外鞘7
2は先に説明したと同様の留め構造部75を有してい
る。
【0034】注射器60は、管状の鞘70の開口部に延
びる駆動ロッド63とともに該鞘70を注射外筒の内側
に挿入することで組み立てられている(図7参照)。ピ
ストンヘッド71は注射外筒のハンドル端4の内部と一
端で接し、ロッド63は鞘部72の内部全体を満たすこ
とできる。注射外筒の針側端3は前述のようにクリップ
のレバーの周りに位置している。この第2の実施例にお
いて、鞘と注射外筒が接合するときのクリップの動き
は、鞘の中に確実に針を引っ込めるために、図1から図
6に述べたように正確である。本注射器60を使用する
に際しては、外筒が鞘から引かれ、駆動ロッド63が鞘
70から引かれ、このようにして注射器が開かれ、液体
が筒と駆動ロッド63の周りの空間76に吸引される。
びる駆動ロッド63とともに該鞘70を注射外筒の内側
に挿入することで組み立てられている(図7参照)。ピ
ストンヘッド71は注射外筒のハンドル端4の内部と一
端で接し、ロッド63は鞘部72の内部全体を満たすこ
とできる。注射外筒の針側端3は前述のようにクリップ
のレバーの周りに位置している。この第2の実施例にお
いて、鞘と注射外筒が接合するときのクリップの動き
は、鞘の中に確実に針を引っ込めるために、図1から図
6に述べたように正確である。本注射器60を使用する
に際しては、外筒が鞘から引かれ、駆動ロッド63が鞘
70から引かれ、このようにして注射器が開かれ、液体
が筒と駆動ロッド63の周りの空間76に吸引される。
【0035】液排出に際しては(図9)、ロッドが鞘7
0の中に押し込まれ、このようにしてその中にある全て
の液体が追い出され、ピストンヘッドが筒の内側に接す
ると、ロッドがその端を密封し、このようにして確実に
液浪費が防止される。このとき筒の自由端3は図3で述
べたように留め装置の楔状部分に突き合わせられる。留
め装置部分での筒端の最終動作は図10に示すとおりで
あり、その後、鞘から注射外筒が引かれると共に(図1
1)、ピストンも該筒と共に引かれ、このようにして針
は鞘61の中の安全な位置に移される。
0の中に押し込まれ、このようにしてその中にある全て
の液体が追い出され、ピストンヘッドが筒の内側に接す
ると、ロッドがその端を密封し、このようにして確実に
液浪費が防止される。このとき筒の自由端3は図3で述
べたように留め装置の楔状部分に突き合わせられる。留
め装置部分での筒端の最終動作は図10に示すとおりで
あり、その後、鞘から注射外筒が引かれると共に(図1
1)、ピストンも該筒と共に引かれ、このようにして針
は鞘61の中の安全な位置に移される。
【0036】図13に示すように101の数字が付され
た注射器は、放射状乃至半径方向に拡がる親指支持部分
104を有する外側のハンドル端103を備えた注射外
筒102、及び反対側の針側の端105を有している。
針側端105は106の数字が付された保護鞘の中に位
置している。この鞘は弾力のある又は弾性ゴム素材でで
きているピストン109の周りに付着された内側の針端
108と共に内側の管107を有する2重壁の管であ
る。ピストンは注射外筒102の中に往復動可能に嵌め
られている。内側管107は外筒102のハンドル端か
ら離れたピストンから、操作方向に、実質的にピストン
に対する注射外筒の動作距離分、外側の針側端110ま
で延びている。
た注射器は、放射状乃至半径方向に拡がる親指支持部分
104を有する外側のハンドル端103を備えた注射外
筒102、及び反対側の針側の端105を有している。
針側端105は106の数字が付された保護鞘の中に位
置している。この鞘は弾力のある又は弾性ゴム素材でで
きているピストン109の周りに付着された内側の針端
108と共に内側の管107を有する2重壁の管であ
る。ピストンは注射外筒102の中に往復動可能に嵌め
られている。内側管107は外筒102のハンドル端か
ら離れたピストンから、操作方向に、実質的にピストン
に対する注射外筒の動作距離分、外側の針側端110ま
で延びている。
【0037】外側の針側端110は、内部の管107に
間隔おいて外嵌する外部の鞘管112に結合された半径
方向に延びるスカート部111と一体に形成されてい
る。外部の管112は内管の針端108上を通るととも
に、スカート部111から延びており、ほぼピストン1
09の位置の周囲に放射状に外に向かい拡がる指支持部
分113を有している。注射外筒102は、ピストン1
09の内側の端113が注射外筒のハンドル端103の
内部と接するまで外管112と内管107との間の空間
を摺動できる。ピストン109は軸方向の開口部114
を有しており、それは内側端から外側端116まで延び
ており、皮下注射針装置117を受けるように形成され
ている。
間隔おいて外嵌する外部の鞘管112に結合された半径
方向に延びるスカート部111と一体に形成されてい
る。外部の管112は内管の針端108上を通るととも
に、スカート部111から延びており、ほぼピストン1
09の位置の周囲に放射状に外に向かい拡がる指支持部
分113を有している。注射外筒102は、ピストン1
09の内側の端113が注射外筒のハンドル端103の
内部と接するまで外管112と内管107との間の空間
を摺動できる。ピストン109は軸方向の開口部114
を有しており、それは内側端から外側端116まで延び
ており、皮下注射針装置117を受けるように形成され
ている。
【0038】皮下注射針装置117はその操作上の内側
端にキャップ119を有し、該キャップがピストンの外
端に装着され、支持管の形でスチール製の針120の周
囲を外部端121に向かい延びている。外部端121は
太くなっており、鞘管107の内面に載る構造122と
なっている。このような構造はまた、ピストンが鞘への
当接から外れ、筒と共に動くとき、管107の中を摺動
することができる。針は、該太くなった端121から外
に向かい針点124で終わる長さ分延びている。ピスト
ン109は、バヨネット式装着機構107Aによって内
管に付着され、それによって鞘端の中に挿入されること
ができ、その位置から軸方向の動きを封じるように回さ
れ、又は捩じられることができる。ピストンをアンロッ
ク位置に回し、又は捩じることで、ピストンを鞘管から
軸方向に引くことができる。
端にキャップ119を有し、該キャップがピストンの外
端に装着され、支持管の形でスチール製の針120の周
囲を外部端121に向かい延びている。外部端121は
太くなっており、鞘管107の内面に載る構造122と
なっている。このような構造はまた、ピストンが鞘への
当接から外れ、筒と共に動くとき、管107の中を摺動
することができる。針は、該太くなった端121から外
に向かい針点124で終わる長さ分延びている。ピスト
ン109は、バヨネット式装着機構107Aによって内
管に付着され、それによって鞘端の中に挿入されること
ができ、その位置から軸方向の動きを封じるように回さ
れ、又は捩じられることができる。ピストンをアンロッ
ク位置に回し、又は捩じることで、ピストンを鞘管から
軸方向に引くことができる。
【0039】図14に示すように、注射外筒が完全にピ
ストンまで押し込まれると、それによって注射外筒は内
管107とそれとは離れた鞘外管112との間の管状の
空間の中に入り込む。注射器は、図14に示した状態で
注射対象物に針を挿入するように使用され、図13に示
した位置に向かい外に向けて注射外筒が引かれる。これ
により対象物は針及びピストンの開口部を通り、注射外
筒の中に吸引され、注射器に装填される。
ストンまで押し込まれると、それによって注射外筒は内
管107とそれとは離れた鞘外管112との間の管状の
空間の中に入り込む。注射器は、図14に示した状態で
注射対象物に針を挿入するように使用され、図13に示
した位置に向かい外に向けて注射外筒が引かれる。これ
により対象物は針及びピストンの開口部を通り、注射外
筒の中に吸引され、注射器に装填される。
【0040】針は注入位置に挿入され、注射が行われ
る。この状態で、注射器は図14に示した位置に戻ると
共に、注射外筒は完全に鞘の中に押され、針が鞘の端か
ら押し出される。注射器を安全にするために、注射外筒
はここで鞘に対して捩じられる。指支持部分113及び
104がこのために使われる。この捩じり動作は、バヨ
ネット式固定機構のロックからアンロックに至り、これ
によってピストンが鞘の端から離れる。
る。この状態で、注射器は図14に示した位置に戻ると
共に、注射外筒は完全に鞘の中に押され、針が鞘の端か
ら押し出される。注射器を安全にするために、注射外筒
はここで鞘に対して捩じられる。指支持部分113及び
104がこのために使われる。この捩じり動作は、バヨ
ネット式固定機構のロックからアンロックに至り、これ
によってピストンが鞘の端から離れる。
【0041】ピストンと注射外筒との間の摩擦は、筒が
鞘から引かれるときピストンが、付設した皮下注射針装
置と共に外筒動作に伴い引き出されるに十分もなのとし
てある。かくして筒を引き、ハンドル端でピストンを移
動させる。これにより不慮の針との接触に対して該針を
覆うことにより保護するように、針が鞘の中に引き込ま
れる。一方向クリップ機構124Aが設けられることが
好ましく、これにより、注射外筒が鞘に対してある位置
を通過すると、注射外筒がロックされ、もはや注射動作
できないように構成できる。このことにより、確実に針
周囲を囲むことができ、注射器の再使用を防ぐことがで
きる。
鞘から引かれるときピストンが、付設した皮下注射針装
置と共に外筒動作に伴い引き出されるに十分もなのとし
てある。かくして筒を引き、ハンドル端でピストンを移
動させる。これにより不慮の針との接触に対して該針を
覆うことにより保護するように、針が鞘の中に引き込ま
れる。一方向クリップ機構124Aが設けられることが
好ましく、これにより、注射外筒が鞘に対してある位置
を通過すると、注射外筒がロックされ、もはや注射動作
できないように構成できる。このことにより、確実に針
周囲を囲むことができ、注射器の再使用を防ぐことがで
きる。
【0042】次に図16、図17及び図18に本発明の
さらに他の実施例を示す。図13から図15に示す注射
器における部品と同じ部品には同じ参照番号が付してあ
る。但し、この実施例の場合、鞘106の内管はピスト
ン134の細長い管状部分133の周囲に位置してい
る。ピストン134及びその管状部分133は中央部に
軸線方向に延びる開口部135を有しており、該開口部
は、同軸鞘管130、132の丁度端まで、内側のピス
トン端136から外側のピストン端137に向かって延
びている。内部管132の始まりの部分138は、該管
の残部より若干直径が大きく、ピストンの外部端137
を囲んでいる。半径方向の段状結合部が弱められた環状
ライン139を形成している。外側のピストン端137
は標準的な皮下注射針を受けるように形成されている。
さらに他の実施例を示す。図13から図15に示す注射
器における部品と同じ部品には同じ参照番号が付してあ
る。但し、この実施例の場合、鞘106の内管はピスト
ン134の細長い管状部分133の周囲に位置してい
る。ピストン134及びその管状部分133は中央部に
軸線方向に延びる開口部135を有しており、該開口部
は、同軸鞘管130、132の丁度端まで、内側のピス
トン端136から外側のピストン端137に向かって延
びている。内部管132の始まりの部分138は、該管
の残部より若干直径が大きく、ピストンの外部端137
を囲んでいる。半径方向の段状結合部が弱められた環状
ライン139を形成している。外側のピストン端137
は標準的な皮下注射針を受けるように形成されている。
【0043】使用に際して(図17)、注射外筒は、ピ
ストンの内側端136が注射外筒の自由端103の内側
と接するまで2つの同心配置の管130と132の間に
摺動押し込みされる。注入される液体は図16に示した
位置まで外筒が外に向けて摺動することにより該筒の中
に吸引される。注射はそれから行われ、外筒が、図17
で示したように、鞘106の中に完全に押し込まれる位
置まで戻される。
ストンの内側端136が注射外筒の自由端103の内側
と接するまで2つの同心配置の管130と132の間に
摺動押し込みされる。注入される液体は図16に示した
位置まで外筒が外に向けて摺動することにより該筒の中
に吸引される。注射はそれから行われ、外筒が、図17
で示したように、鞘106の中に完全に押し込まれる位
置まで戻される。
【0044】この状態でピストンは筒の自由端103の
内側で一端を接し、指支持部分104は鞘の指支持部分
113から離れて位置する。ピストンは該ピストンの伸
長した部分133により形成された細い部分の周囲に位
置する管132に留められた恰好になっている。注射器
を安全にするために、注射器は、その注射外筒のハンド
ル端を下方に向けて保持され、硬い表面に対して鋭く打
ちつけられる。これにより注射外筒は指支持部分104
及び113の間で動き、前記弱められた部分139に添
って内側管132が破壊される。かくしてピストンは鞘
から離され、注射外筒と共に引かれることができる。こ
れによってピストンの外部端に付設してある針は鞘の外
管130の中に引き込まれる。
内側で一端を接し、指支持部分104は鞘の指支持部分
113から離れて位置する。ピストンは該ピストンの伸
長した部分133により形成された細い部分の周囲に位
置する管132に留められた恰好になっている。注射器
を安全にするために、注射器は、その注射外筒のハンド
ル端を下方に向けて保持され、硬い表面に対して鋭く打
ちつけられる。これにより注射外筒は指支持部分104
及び113の間で動き、前記弱められた部分139に添
って内側管132が破壊される。かくしてピストンは鞘
から離され、注射外筒と共に引かれることができる。こ
れによってピストンの外部端に付設してある針は鞘の外
管130の中に引き込まれる。
【0045】この実施例においては、筒が引かれ終わっ
たとき、ピストンの管部の弾力のある偏よせ作用によ
り、ピストンは軸方向に対し片側に傾けられる。これ
は、このピストンの端を針140と共に、スカート部1
38の後方に位置する針点を中心から傾けさせるように
設定されている。この状態では、筒が注射動作のために
再び押し下げられれば、針は前方に進み、スカート部1
38と外部管130との間の空間の中に、突入せしめら
れるであろう。
たとき、ピストンの管部の弾力のある偏よせ作用によ
り、ピストンは軸方向に対し片側に傾けられる。これ
は、このピストンの端を針140と共に、スカート部1
38の後方に位置する針点を中心から傾けさせるように
設定されている。この状態では、筒が注射動作のために
再び押し下げられれば、針は前方に進み、スカート部1
38と外部管130との間の空間の中に、突入せしめら
れるであろう。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
安全な注射器として知られているタイプの注射器であっ
て、この種の従来注射器より構造が簡単で安価なものを
提供することができる。
安全な注射器として知られているタイプの注射器であっ
て、この種の従来注射器より構造が簡単で安価なものを
提供することができる。
【図1】 本発明の1実施例の組み立てた状態を示す断
面図である。
面図である。
【図2】 図1に示す実施例の液体を吸引した状態を示
す断面図である。
す断面図である。
【図3】 図1に示す実施例の液体を排出した状態を示
す断面図である。
す断面図である。
【図4】 図1に示す実施例の注射外筒とピストン組み
立て体とが係合した状態を示す断面図である。
立て体とが係合した状態を示す断面図である。
【図5】 図1に示す実施例の注射外筒、ピストン組み
立て体及び注射針が鞘から引き抜かれた状態を示す断面
図である。
立て体及び注射針が鞘から引き抜かれた状態を示す断面
図である。
【図6】 図1に示す実施例の鞘、注射外筒、ピストン
ロッド部分及びピストン外鞘部分の各々を示す分解断面
図である。
ロッド部分及びピストン外鞘部分の各々を示す分解断面
図である。
【図7】 本発明の他の実施例の組み立てた状態を示す
断面図である。
断面図である。
【図8】 図7に示す実施例の液体を吸引した状態を示
す断面図である。
す断面図である。
【図9】 図7に示す実施例の液体を排出した状態を示
す断面図である。
す断面図である。
【図10】 図7に示す実施例の注射外筒とピストン組
み立て体とが係合した状態を示す断面図である。
み立て体とが係合した状態を示す断面図である。
【図11】 図7に示す実施例の注射外筒、ピストン組
み立て体及び注射針が鞘から引き抜かれた状態を示す断
面図である。
み立て体及び注射針が鞘から引き抜かれた状態を示す断
面図である。
【図12】 図7に示す実施例の鞘、注射外筒、ピスト
ンロッド部分及びピストン外鞘部分の各々を示す分解断
面図である。
ンロッド部分及びピストン外鞘部分の各々を示す分解断
面図である。
【図13】 本発明のさらに他の実施例の液体を吸引し
た状態を示す断面図である。
た状態を示す断面図である。
【図14】 図13に示す他の実施例の液体を排出した
状態を示す断面図である。
状態を示す断面図である。
【図15】 図13に示す実施例の針が鞘の中に引き込
まれた状態を示す断面図である。
まれた状態を示す断面図である。
【図16】 本発明のさらに他の実施例の液体を吸引し
た状態を示す断面図である。
た状態を示す断面図である。
【図17】 図16に示す実施例の液体を排出した状態
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図18】 図16に示す実施例の針が鞘の中に引き込
まれた状態を示す断面図である。
まれた状態を示す断面図である。
1 注射器 2 注射外筒 3 注射外筒の針の端 4 ハンドル端 6 ピストン 8 キー溝 15 ピストン外鞘 21 テンションタブ 30 レバー 40 鞘 41 鞘40の針側端 42 鞘40のハンドル
端
端
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヘンドリクス・ヨハネス・ファン・デア・ メイデン 南アフリカ共和国トランスバール州イーデ ンベイル、ダンブガン、アメリア・ストリ ート19エイ番
Claims (22)
- 【請求項1】 針側の端及びハンドル端を有する注射外
筒と、 動作方向における内端及び外端を有し、該外端を前記注
射外筒の針側端に向けて該注射外筒の中を往復動可能で
あるピストンであって、ピストン両端の間に、前記外側
ピストン端で針手段に連絡できる液通路を有するピスト
ンと、 針側の端及びハンドル端を有し、該両端が開口してい
て、前記注射外筒に外嵌摺動できる略管状の鞘とを備
え、 前記鞘は、前記ピストンが前記注射外筒のハンドル端の
方にあるとき、該注射外筒の周囲に延在するように前記
ピストンに係合でき、 前記ピストンは、前記鞘から離れて動くことができ、該
分離のあと前記注射外筒が前記鞘から引き出されるに伴
い、該ピストンに付設していた針手段を該鞘の中に引く
ことができることを特徴とする注射器。 - 【請求項2】 注射器使用において、前記ピストンが前
記鞘に係合しているとき、該鞘のハンドル端が前記注射
外筒を超えてピストンの全体にわたって延在し、前記鞘
のハンドル端は指支持部を有している請求項1記載の注
射器。 - 【請求項3】 前記ピストンは、長く形成され、ピスト
ン内端に前記注射外筒に密封状態で往復動可能に配置さ
れるピストンヘッドを有し、ピストン外端にピストンを
前記鞘に係合できる係合手段を有している請求項2記載
の注射器。 - 【請求項4】 前記係合手段は、前記鞘から前記ピスト
ンの組み立て体を外すように該鞘内側から操作できる、
解放手段を備えた留め手段を含んでいる請求項3記載の
注射器。 - 【請求項5】 前記注射外筒は、注射器使用において、
該外筒が完全に前記鞘の中に押し込まれたときに前記解
放手段を操作できるように形成された針側の端を有して
いる請求項4記載の注射器。 - 【請求項6】 前記留め手段は、前記鞘の針側の端の周
辺のほぼ半径方向内側に向けられた面に係合できる半径
方向外向きに偏ったクリップを含んでいる請求項5記載
の注射器。 - 【請求項7】 前記クリップは、前記針側の端から離れ
る方向への軸線方向の引きに対して引っ掛かるように前
記鞘面を掴むように、使用時に半径方向外側へ延び、前
記内側のピストン端に向け傾斜する面を有し、前記留め
手段はさらに、前記鞘端に係合したクリップを引くこと
ができるように該鞘端の内側の面に当接配置されたテン
ション部材を備えている請求項6記載の注射器。 - 【請求項8】 前記解放手段は、少なくとも一つの、前
記鞘端との係合から外れるように前記クリップを半径方
向内側に旋回させるためのほぼ軸線方向に動くことがで
きるレバーを有している請求項6又は7に記載の注射
器。 - 【請求項9】 前記注射外筒の針側の端は、該外筒の軸
線方向の動作に伴って前記クリップを係合状態から旋回
させるように前記解放手段のレバーを前記針側の端へ向
け軸線方向に動かすように該レバーに当接するように該
解放手段に係合できるように形成されている請求項8記
載の注射器。 - 【請求項10】 前記注射外筒の針側の端は、前記注射
外筒を前記鞘の中に最初に挿入するに際し、前記レバー
が半径方向内側へ弾力的に圧縮された位置にある状態で
該レバー端の周りに位置することができ、該レバー端の
周囲位置から注射外筒端を引き出した後は、該レバー
が、該注射外筒の軸線方向の動作経路中へ半径方向外側
に向かって動くように偏よせられる請求項9記載の注射
器。 - 【請求項11】 前記ピストンが、前記注射外筒の中に
密封状態に配置されて往復動できるピストンヘッドを有
するピストン組み立て体を有し、該ピストン組み立て体
は、注射器の操作針側の端に向かいピストンヘッドから
軸線方向に延びる細長く先細りになった管状の楔状部分
を有し、該楔状部分は留め手段を備えた管状の鞘の中に
位置し、該楔状部分はその長さにわたって延びる軸線方
向の溝を有し、それによって、外側の前記鞘と共にピス
トン自身を通る液体通路開口部を提供している請求項1
0記載の注射器。 - 【請求項12】 前記ピストンは、前記注射外筒に密封
状態で配置されて往復動可能のピストン部を有するピス
トン組み立て体であり、該組み立て体はピストンヘッド
の最も広い部分から延びる先細り形状の開口部を有する
とともに前記ヘッドとは反対側の端部に留め手段を備え
る管体を含み、前記注射外筒は、該管体の内部傾斜に合
う傾斜を有して該管体内に摺動可能に嵌められる駆動ロ
ッドを有し、前記ピストンヘッドが前記注射外筒のハン
ドル端の内側に押しつけられる状態で前記駆動ロッドが
該ピストン組み立て体の前記管体の傾斜部分内部に丁度
合致するようになっている請求項10記載の注射器。 - 【請求項13】 前記鞘が針側端で結合された二重壁の
管体であり、前記ピストンが該二重管の内側の管の端に
付設されることができ、該内側の管は、前記注射外筒内
を前記ピストンと共に往復動でき、この動作の間、前記
鞘の内外壁の間に前記注射外筒が受け入れられる請求項
2記載の注射器。 - 【請求項14】 前記ピストンは、前記鞘の内と外の管
を繋ぐ弱められたライン部に沿う継合部が破壊されるこ
とで該鞘から離れることができる請求項13記載の注射
器。 - 【請求項15】 前記弱められたライン部は、前記鞘の
針側の端から後退した位置で支持管上に位置し、使用に
より前記弱められたライン部に沿って前記継合部が破ら
れた後、内側に向けて延びる管状のスカート部が残るよ
うに形成されている請求項14記載の注射器。 - 【請求項16】 前記ピストンが前記注射外筒に取り込
まれるときの状態に前記鞘を保持する手段が、少なくと
も反対動作を阻止するように該鞘を保持する手段である
請求項15記載の注射器。 - 【請求項17】 使用において前記ピストンが前記注射
外筒に取り込まれるとき、該ピストン組み立て体が中心
に対し傾くように、かつ、該傾きによって、前記針手段
が実質上、前記残されるスカート部後方の鞘壁の方に向
かわせられるように該ピストンが弾力的に偏倚力を受け
ている請求項16記載の注射器。 - 【請求項18】 前記ピストンが回動ロック機構により
前記鞘に付設され、又は該鞘から分離されるようになっ
ている請求項16記載の注射器。 - 【請求項19】 前記ピストンは、使用において、該ピ
ストンが前記鞘から取外されるとき、該ピストンを前記
注射外筒と共に動かせる程度に該筒内に十分、しっかり
と嵌合されるように形成されている請求項1記載の注射
器。 - 【請求項20】 前記ピストンは、その操作状態で、実
質上、前記鞘の自由端へ延在するように形成されている
請求項19記載の注射器。 - 【請求項21】 前記いずれかの請求項に記載の注射器
に適用されるように形成されている鞘。 - 【請求項22】 前記いずれかの請求項に記載の注射器
に適用されるように形成されているピストン。
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