JPH06153735A - 鶏の飼育装置 - Google Patents

鶏の飼育装置

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JPH06153735A
JPH06153735A JP34137192A JP34137192A JPH06153735A JP H06153735 A JPH06153735 A JP H06153735A JP 34137192 A JP34137192 A JP 34137192A JP 34137192 A JP34137192 A JP 34137192A JP H06153735 A JPH06153735 A JP H06153735A
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JP
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chickens
chicken
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floor belt
breeding
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JP34137192A
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Masayuki Takeuchi
正之 竹内
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AIPII TSUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 鶏を鶏糞の上で飼育して、コクシジュウム等
の病気を極減する。 【構成】 飼育装置は、飼育舎1と、飼育舎1の内部に
水平に設けられて上に直接に鶏を飼育する床ベルト2
と、床ベルト2の駆動手段3とを備えている。床ベルト
2の上に、有機繊維を抄紙したロール紙を敷設して鶏を
飼育する。 【効果】 床ベルトの上に敷設したロール紙は、鶏糞を
床ベルトから隔離する。したがって、鶏糞は床ベルトに
付着することなく、綺麗に除去され、鶏糞に起因する病
気の発生を効果的に阻止できる。また、鶏を直接に鶏糞
の上で飼育するので、餌の要求率を高くして理想的な環
境で飼育できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、鶏を飼育する装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】鶏の飼育において、病気を少なくするこ
とは極めて大切である。病気は、細菌の繁殖した鶏糞を
鶏が食べることが原因で鶏に伝染する。細菌は、飼育装
置に出入りする人間の足等に付着して侵入する。飼育装
置に侵入した細菌は、鶏糞で培養される。鶏糞に寄生す
る細菌が原因で発生する病気は、鶏糞を速やかに除去す
ることによって防止できる。鶏飼育において最も注意を
要する病気はコクシジュウムである。この病気は、鶏が
糞を食べることが原因で発生する。ただ、鶏が糞を食べ
るだけではコクシジュウムは発病しない。コクシジュウ
ムは、排泄して1週間以上経過した糞を鶏が食べたとき
に発病する。このため、鶏の飼育を開始した30日程度
では、コクシジュウムが発病することない。
【0003】コクシジュウムの発病を防止するために
は、鶏糞を頻繁に除去して衛生的にすることが大切であ
る。このことを実現するために、床下に鶏糞の排出ベル
トを設けた飼育装置が開発されている。この飼育装置
は、鶏糞が床を通過できるように、格子状としている。
床下に設けた排出ベルトを移動させることによって、床
下から鶏糞を除去する構造となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この構造の飼育装置
は、鶏糞を簡単に排出できる特長がある。このため、コ
クシジュウム等の病気を効果的に防止できる特長があ
る。しかしながら、この装置では、鶏が鶏糞を食べるこ
とができなくなる。鶏は、病気のことを考慮しないと、
鶏糞を食べさせて飼育するのが良い。それは、鶏糞に
は、ミネラル等の微量成分が含まれ、これを食べること
によって餌の要求率が高くなるからである。しかしなが
ら、鶏糞を食べると病気になりやすくなる。このため、
鶏の好ましい生育環境と、病気の予防環境では互いに反
対の条件となる。理想的な環境で鶏を飼育するために
は、鶏が鶏糞を食べても病気にならない環境である。
【0005】また、排出ベルトの上に格子状の床を張設
する飼育装置は、胸肉の品質を低下させる欠点もある。
それは、格子状の床で飼育すると、鶏の胸が床にあたっ
て「ムナタコ」となるからである。ムナタコは、肉鶏の
品質を著しく低下させる。このため、格子の下に排出ベ
ルトを設けた鶏舎は、採卵鶏の飼育に限って使用されて
いるのが実状である。肉鶏は土間飼いしている。しかし
ながら、土間飼いは、飼育途中で、床に堆積する鶏糞を
除去することができない。通常、肉鶏は、1平方メート
ルに約20羽飼育される。20羽の肉鶏は、成育するま
でに約140kgの餌を食べる。したがって、土間に
は、食べた餌に相当する鶏糞が堆積する。このため、肉
鶏が成長するまでに、床には数十cmにも鶏糞が堆積す
る。土間に堆積した鶏糞は、鶏を取り出すまで除去され
ない。このように、土間に多量に堆積する鶏糞は、細菌
の繁殖に極めて適した環境となり、細菌感染の原因とな
っているのが実状である。
【0006】本発明者は、この欠点を解決するために、
床ベルトの上で鶏を飼育する飼育装置を開発した。この
装置は、鶏を飼育する床ベルトをゆっくりと移動させ、
飼育室に隣接して設けた鶏糞除去室に移送する。鶏糞除
去室には回転ブラシを配設し、回転ブラシで床ベルトに
付着する鶏糞を掻き取って除去する。
【0007】この構造の鶏の飼育装置が、回転ブラシで
床ベルトの鶏糞を綺麗に除去できるなら、理想的な環境
で鶏を飼育できる。しかしながら、回転ブラシで鶏糞を
除去する装置は、床ベルトの移動速度を早く移動する必
要がある。それは、鶏糞が床ベルトに付着した後、速や
かに除去する必要があるからである。床ベルトに付着し
て時間が経過すると、鶏糞は固く硬化して回転ブラシで
は簡単に除去できなくなる。鶏糞が局部的に床ベルトに
強固に付着して回転ブラシで除去できなくなると、その
上に次第に鶏糞が付着して厚く堆積する欠点がある。そ
れは、床ベルトは鶏糞を除去しやすいように平滑に設計
されるので、比較的スムーズに鶏糞を除去できるが、床
ベルトに鶏糞が付着すると、その上の付着した鶏糞は簡
単に除去できなくなるからである。
【0008】したがって、回転ブラシで鶏糞を除去する
飼育装置は、床ベルトの移動速度を早くして、鶏糞が強
固に付着する前に除去する必要があった。床ベルトに付
着した鶏糞を簡単に除去できる時間は比較的短く、数時
間も経過すると鶏糞は床ベルトに強固に付着する。床ベ
ルトの全長が短い飼育装置は、短時間で床ベルトを鶏糞
除去室に移動できる。しかしながら、このように鶏糞を
自動的に排出する機構を装備する飼育装置は、ほとんど
例外なく極めて多量の鶏を飼育する装置である。このた
め、床ベルトの全長は非常に長くなり、鶏糞が強固に付
着する前に床ベルトを一周して鶏糞除去室に移動するこ
とが難しくなる。それは、床ベルトの移動速度が早すぎ
ると、全ての鶏は、常に床ベルトの移動方法と反対に移
動する必要があるからである。このため、極めて多くの
鶏を飼育する装置は、床ベルトの移動速度に制限を受け
て付着する鶏糞を確実に除去することが難しくなる欠点
があった。
【0009】この発明は、さらにこの欠点を解決するこ
とを目的に開発されたもので、この発明の重要な目的
は、鶏が鶏糞を食べる状態で飼育すると共に、多数の鶏
を飼育して鶏糞を確実に除去でき、飼育室を衛生的にす
ることによって、病気を極減できる鶏の飼育装置を提供
するにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の鶏の飼育装置
は、前述の目的を達成するために、下記の構成を備えて
いる。すなわち、本発明の鶏糞の除去手段を有する鶏の
飼育舎は、飼育舎1と、飼育舎1の内部に水平に設けら
れた上に直接鶏を飼育する床ベルト2と、床ベルト2の
駆動手段3とを備えている。さらに、本発明の鶏の飼育
装置は、床ベルト2の上に、鶏糞を簡単に除去し、さら
に、鶏糞と一緒に腐食する有機繊維を抄紙したロール紙
14を敷設して鶏を飼育することを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明の鶏の飼育装置は、下記のようにして鶏
を飼育する。 最初、飼育装置に鶏を入れない状態で、ロール紙1
4の先端を床ベルト2に固定する。 この状態で床ベルト2を移動すると、ロール紙14
が繰り出されて床ベルト2の上に敷設される。 床ベルト2にロール紙14を敷設した状態で、床ベ
ルト2の上で鶏を飼育する。 所定の日数が経過すると、鶏を飼育する状態で、床
ベルト2をゆっくりと移動させる。 床ベルト2の上に載った鶏糞を除去する。このと
き、床ベルト2と鶏糞との間にロール紙14が介在し
て、両者を隔離する。このため、床ベルト2の上に載っ
た鶏糞は、床ベルト2に付着することなく簡単に、しか
も綺麗に除去される。ロール紙14は、敷設して除去す
るまでの期間を、好ましくは15日〜45日程度に調整
される。それは、この程度の日数では、コクシジュウム
がほとんど発病しないからである。鶏糞と一緒に除去さ
れるロール紙14は、腐食して鶏糞に混合される。この
状態で除去される鶏糞は肥料に使用される。肥料となる
鶏糞には、ロール紙14の有機繊維が混合されている。
ただ、有機繊維の混合量は、鶏糞に比較して極めて少な
く、肥料としての性能を低下させることはない。
【0012】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。但し、以下に示す実施例は、この発明の技術思
想を具体化する為の飼育装置を例示すものであって、こ
の発明の飼育装置は、構成部品の構造、材質、形状、配
置等を下記のものに特定するものでない。この発明の飼
育装置は、特許請求の範囲において、種々の変更を加え
ることができる。
【0013】更に、この明細書は、特許請求の範囲を理
解し易いように、実施例に示される部材に対応する番号
を、「特許請求の範囲」、および「課題を解決する為の
手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許
請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定する
ものでは決してない。
【0014】図1に示す鶏の飼育装置は、飼育舎1と、
飼育舎1の内部に設けられた床ベルト2と、この床ベル
トの上に敷設されるロール紙14と、床ベルト2を駆動
する駆動手段3とを備えている。飼育舎1の両端部分に
は、床ベルト2に堆積した鶏糞をロール紙14と一緒に
除去する鶏糞除去室13を設けている。
【0015】床ベルト2は、この上で鶏を飼育できるよ
うに、水平に設けられている。床ベルト2は、効率よく
鶏を飼育するために、上段と下段の両方のベルト上面を
鶏の飼育室4としている。
【0016】図2と図3とは床ベルト2の平面と側面と
を示している。これ等の図に示す床ベルト2は、床板5
と、この床板5をベルト状に連結して駆動するチェーン
7とを備えている。
【0017】床板5は、片側(図において左側)を中心
として水平の姿勢から垂直に傾動する。床板5の断面形
状は、図4に示すように、両端を筒状に折曲して補強リ
ブとしている。床板5の左端の筒には回転軸8を挿入し
ている。回転軸8は、両端をチェーン7の連結片9の内
側に固定している。この構造の床板5は、回転軸8に回
転自在に挿入されている。ただ、図示しないが、回転軸
8を床板5に固定し、これを回転自在にチェーン7の連
結片9に連結することも可能である。
【0018】図1に示す飼育装置は、床ベルト2を移動
させて、床板の上に堆積した鶏糞を鶏糞除去室で下段に
落下させる。したがって、床板は、鶏糞除去室で水平の
姿勢から垂直の姿勢に傾動する。さらに、床ベルト2
は、これを移動して、成長した鶏を最下段から排出する
こともできる。
【0019】鶏を飼育する状態で、床板の上に堆積する
鶏糞を次第に下段に移送して排出することができる。こ
の場合、隔壁を開放しない状態で床ベルト2をゆっくり
と移動させる。移動する床ベルト2は、飼育室4で水平
に、鶏糞除去室13で垂直に傾動する。水平の床板5
は、下面を支持して水平の姿勢に保持される。床板5の
下面を支持しないと、床板5は自重で垂直に傾動する。
床板5の下面を支持するために、図4に示すように、床
ベルト2の下方に水平ガイド10を配設している。水平
ガイド10は、この上に床板5を載せて摺動させること
によって、床板5を水平の姿勢に保持する。水平ガイド
10は、床板5を水平に保持する部分、言いかえると、
床ベルト2の両端を除く部分に設けられている。床板5
が水平ガイド10の降下部分を移動すると、自重で垂直
に垂れ下がり、上に載せた鶏糞とロール紙14とを下段
に落下させる。
【0020】床ベルト2は駆動手段3でゆっくりと駆動
される。駆動手段3は、床ベルト2のチェーン7をかけ
たスプロケット11を駆動する。したがって、スプロケ
ット11の軸には、駆動チェーンを介して減速モーター
12を連結している。駆動手段3は床ベルト2をゆっく
りと移動させる。
【0021】図1に示す鶏の飼育装置は、飼育舎1に隔
壁6を設けている。隔壁6は、床ベルト2の上面を複数
に区画する。隔壁6は、床ベルト2の上方を複数に区画
するときには、垂直の姿勢となり、床ベルトで鶏を移送
するとはき水平に傾動させる。したがって、隔壁は、垂
直の姿勢から水平の姿勢に傾動できるように飼育舎1に
取り付けられる。隔壁6は、上端縁に沿って回動軸(図
示せず)を固定し、回動軸の両端を、軸受でもって飼育
舎1に取り付ける。さらに、図示しないが、回動軸には
隔壁6を90度回動させるシリンダー(図示せず)を連
結している。
【0022】隔壁の間隔を調整すると、飼育室4の大き
さを調整できる。隔壁6の間隔を広くすると、ひとつの
飼育室4を大きくできる。隔壁6の間隔は、例えば、5
0cm〜数mの範囲に調整される。
【0023】床ベルト2の上面にはロール紙14が敷か
れる。ロール紙14は、床板5を傾動して鶏糞を落下さ
せるまでに腐食するのがよい。このため、ロール紙14
には、有機繊維を抄紙た紙が使用される。このロール紙
14は、床板5の上に敷設するので強靱な強度は要求さ
れない。したがって、ロール紙14には再生紙が最適で
ある。さらに、ロール紙14は、冬期に鶏を暖かく飼育
できる効果もある。それは、鶏の足が冷たい鉄製の床板
に直接に接触するのを防止するからである。
【0024】ロール紙14の断熱性を改善するために、
凹凸状にプレス加工するのが良い。凹凸のあるロール紙
14は、床板5との間に空気層を設けることでできる。
また、鶏の足がロール紙14や床板に面接触するのを防
止する。したがって、断熱性を改善して冬期に暖かく飼
育できる特長がある。さらに、凹凸状にプレス加工した
ロール紙14は、平面状の紙に比較すると好ましい柔軟
性がある。柔軟なクッションを敷設した床ベルトは、鶏
を快適な環境で飼育できる。
【0025】ロール紙14は、厚くして断熱性を改善で
きる。ただ、厚すぎて腰の強いロール紙14は、床ベル
トの表面に沿わせるのが難しい。反対に、薄すぎるロー
ル紙14は、床ベルトに敷設するとき、あるいは、鶏が
上を歩行すると破損する欠点がある。このため、ロール
紙14の厚さは、強度と、クッション性と、断熱性とを
考慮して、例えば、0.1〜3mm、好ましくは0.2
〜2mmの範囲に設計される。
【0026】ロール紙14は、床ベルト2を移動してそ
の上に敷設する。したがって、ロール紙14は、図1に
示すように、床ベルト2の後端部に配設される。ロール
紙14は、先端を床ベルトで引っ張ると、回転して紙を
繰り出す。このため、ロール紙14の中心には回転シャ
フト15を通している。回転シャフト15は、図5に示
すように、ベアリング17を介して、一端を回転自在に
支持柱18に回転できるように水平に取り付けている。
図5において回転シャフト15の左端には、ストッパ1
6を設けている。ストッパ16は、ロール紙14の中心
孔よりも小さい。この構造の回転シャフト15は、ロー
ル紙14を持ち上げてセットする。回転シャフト15に
セットされたロール紙14は、ストッパ16で脱落する
のが防止される。この構造の回転シャフト15は、ロー
ル紙14を簡単に交換できる特長がある。引き出される
ロール紙14を、床ベルト2の表面に沿わせるために、
図1に示す装置は、床ベルト2の近傍に押圧ロールを配
設している。
【0027】この構造の鶏の飼育装置は、下記のように
して使用する。 飼育室に鶏を入れない状態で、ロール紙14の先端
を床ベルト2の上面に固定する。ロール紙14は、上に
重りを載せて簡単に床ベルト2に連結できる。このよう
にして、全ての段の床ベルト2にロール紙14の先端を
固定する。 全ての床ベルト2をゆっくりと移動させる。床ベル
ト2が移動すると、ロール紙14は次第に繰り出されて
床ベルト2に敷かれる。 ロール紙14の先端が床ベルト2の端まで移動され
ると、床ベルト2の移動を停止する。 床ベルト2の上に鶏を入れる。このとき、隔壁6で
区画した各飼育室4に、決められた数の鶏を供給する。
この状態で、一定期間、例えば、30日間は鶏を飼育す
る。 床ベルト2の上に鶏糞が堆積すると、隔壁6を垂直
の姿勢に保持して、床ベルト2をゆっくりと移動させ
る。このとき、新しいロール紙14が引き出されて床ベ
ルト2に敷設される。移動する床ベルト2は、図1に示
すように、鶏糞除去室13で垂直に傾動する。垂直の床
板5は、上に載った鶏糞を落下させる。このとき、ロー
ル紙14も破損して鶏糞と一緒に落下される。このよう
にして、床ベルト2を移動して、上段の鶏糞を下段に移
動させる。 最上段の床ベルト2に堆積していた鶏糞が排出され
ると、全ての鶏糞が排出されので、床ベルト2の移動を
停止する。 その後、30日経過する毎に、との運転を繰り返し
て、床板の鶏糞を排出する。
【0028】以上の使用方法は、30日間は床板の運転
を停止し、鶏糞を取り出すときに限って床ベルトを移動
している。ただ、本発明の飼育装置は、床ベルトを常時
ゆっくりと移動して、鶏を飼育しながら、鶏糞を連続的
に排出することもできる。この場合、床ベルトの移動速
度を著しく遅くして、例えば、最上段の鶏糞が30日で
最下段の床ベルトから排出されるように設計する。
【0029】
【発明の効果】この発明の鶏の飼育装置は、鶏糞を食べ
る状態で飼育して、コクシジュウム等の病気の発病を防
止できる特長がある。それは、床ベルトの上にロール紙
を敷設し、その上で直接に鶏を飼育するからである。ロ
ール紙は、床ベルトと鶏糞との間に介在して、鶏糞が直
接に床ベルトに付着するのを防止する。このため、床ベ
ルトを移動させて鶏糞を除去するときに、鶏糞が床ベル
トに付着することなく、鶏糞を簡単かつ容易に、しかも
残らず綺麗に除去できる特長がある。したがって、本発
明の飼育装置は、鶏糞を一定の期間で綺麗に除去して、
コクシジュウム等の発病を防止でき。また、鶏を直接床
ベルトの上で飼育するので、鶏は、鶏糞を食べることが
でき、鶏の餌の要求率を高くして好ましい生育状態で飼
育できる特長もある。
【0030】さらにまた、本発明の装置は、鶏糞と一緒
に除去したロール紙を、鶏糞に混合した状態で肥料とし
て使用できる特長がある。それは、ロール紙に有機繊維
を抄紙した紙を使用するので、紙が腐食して鶏糞に混合
されるからである。
【0031】さらに本発明の飼育装置は、床ベルトの上
に極めて簡単に敷設できる特長がある。それは、床ベル
トに敷設する紙をロール紙としているからである。ロー
ル紙は、先端を床ベルトに固定した後、床ベルトを移動
することによって全面に敷設できる。このため、本発明
の装置は、床ベルトに、簡単かつ容易に、しかも速やか
にロール紙を敷設できる特長もある。
【0032】また、床ベルトの上に敷設したロール紙
は、鶏が直接に床ベルトに接触するのを防止する。床ベ
ルトには、通常金属板が使用される。このため、鶏の足
が直接に床ベルトに接触すると、冬期に冷たい欠点があ
る。本発明の飼育装置は、床ベルトにロール紙を敷いて
鶏を飼育する。このため、鶏は、ロール紙によって冬期
に暖かく、また、柔軟な床の上で快適に飼育できる特長
もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す鶏の飼育装置の概略
断面図
【図2】床ベルトの一例を示す平面図
【図3】床ベルトの一例を示す側面図
【図4】床ベルトの一例を示す断面図
【図5】ロール紙をセットする部分を示す正面図
【符号の説明】
1…飼育舎 2…床ベルト 3
…駆動手段 4…飼育室 5…床板 6
…隔壁 7…チェーン 8…回転軸 9
…連結片 10…水平ガイド 11…スプロケット 1
2…減速モーター 13…鶏糞除去室 14…ロール紙 1
5…回転シャフト 16…ストッパ 17…ベアリング 1
8…支持柱 19…押圧ロール

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 飼育舎(1)と、飼育舎(1)の内部に水平に
    設けられて上に直接に鶏を飼育する床ベルト(2)と、床
    ベルト(2)の駆動手段(3)とを備えている鶏の飼育装置に
    おいて、 床ベルト(2)の上に、有機繊維を抄紙したロール紙(14)
    を敷設して鶏を飼育することを特徴とする鶏の飼育装
    置。
JP34137192A 1992-11-26 1992-11-26 鶏の飼育装置 Pending JPH06153735A (ja)

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