JPH06153599A - 水車発電機の調速制御装置 - Google Patents
水車発電機の調速制御装置Info
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- JPH06153599A JPH06153599A JP4319341A JP31934192A JPH06153599A JP H06153599 A JPH06153599 A JP H06153599A JP 4319341 A JP4319341 A JP 4319341A JP 31934192 A JP31934192 A JP 31934192A JP H06153599 A JPH06153599 A JP H06153599A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 水車水口の開閉機構(流入水量制御設備)を
省略し、水車のトルクを電磁クラッチを介して発電機に
伝達し、この電磁クラッチのトルク伝達力を無段階に制
御することにより調速制御を行う水車発電機の調速制御
装置を得ること。 【構成】 水車WTと、この水車に回転駆動される水車
発電機SGと、前記水車と前記水車発電機との間に設け
られ、前記水車の回転力を前記水車発電機に無段階に伝
達し得る制御可能なクラッチPCと、前記水車発電機に
駆動され、水車発電機の回転速度に応ずる速度信号を出
力する速度検出器TGと、前記速度信号を入力され、こ
の速度信号と前記水車発電機の予定の回転速度との偏差
に応ずる制御信号を出力するクラッチ制御装置10とか
ら構成し、前記制御信号により前記制御可能なクラッチ
を制御して、前記水車発電機の回転速度を前記予定の回
転速度に一致させることを特徴とする。
省略し、水車のトルクを電磁クラッチを介して発電機に
伝達し、この電磁クラッチのトルク伝達力を無段階に制
御することにより調速制御を行う水車発電機の調速制御
装置を得ること。 【構成】 水車WTと、この水車に回転駆動される水車
発電機SGと、前記水車と前記水車発電機との間に設け
られ、前記水車の回転力を前記水車発電機に無段階に伝
達し得る制御可能なクラッチPCと、前記水車発電機に
駆動され、水車発電機の回転速度に応ずる速度信号を出
力する速度検出器TGと、前記速度信号を入力され、こ
の速度信号と前記水車発電機の予定の回転速度との偏差
に応ずる制御信号を出力するクラッチ制御装置10とか
ら構成し、前記制御信号により前記制御可能なクラッチ
を制御して、前記水車発電機の回転速度を前記予定の回
転速度に一致させることを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水力発電所に設置され
る水車発電機(以下発電機と記す)の調速制御装置の改
良に関し、特に水車と発電機との間に、トルク伝達力を
無段階に制御出来る電磁クラッチ例えばパウダ−クラッ
チを設け、このクラッチのトルク伝達力を制御すること
により、発電機の回転速度を所望の速度に制御すること
を特徴とする水車発電機の調速制御装置に関するもので
ある。
る水車発電機(以下発電機と記す)の調速制御装置の改
良に関し、特に水車と発電機との間に、トルク伝達力を
無段階に制御出来る電磁クラッチ例えばパウダ−クラッ
チを設け、このクラッチのトルク伝達力を制御すること
により、発電機の回転速度を所望の速度に制御すること
を特徴とする水車発電機の調速制御装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、水力発電所の調速制御装置は、水
車主軸と発電機主軸とが直結され、水車と発電機とは実
質的に一体に構成されているため、水車の回転速度を制
御して間接的に発電機の回転速度を制御していた。
車主軸と発電機主軸とが直結され、水車と発電機とは実
質的に一体に構成されているため、水車の回転速度を制
御して間接的に発電機の回転速度を制御していた。
【0003】水車の回転速度制御は、周知の様に、水圧
管を介して水車のケ−シング又はノズルパイプ内に導入
され、更に水車のランナに流入する水量を調節して行っ
ている。この流入水量の制御を実施するための設備とし
て、フランシス,カプラン及びクロスフロ−水車等には
ガイドベ−ンが設けられ、ペルトン水車にはニ−ドル及
びデフレクタが設けられている。
管を介して水車のケ−シング又はノズルパイプ内に導入
され、更に水車のランナに流入する水量を調節して行っ
ている。この流入水量の制御を実施するための設備とし
て、フランシス,カプラン及びクロスフロ−水車等には
ガイドベ−ンが設けられ、ペルトン水車にはニ−ドル及
びデフレクタが設けられている。
【0004】近年、注目され開発が盛んに行われる様に
なった出力容量の小さい小水力発電所に設置される小容
量水車に於ても、流入水量の制御設備に関しては、大容
量水車と異なるところは無く、水車の種類に応じ、ガイ
ドベ−ン又はニ−ドル及びデフレクタを必要とする。そ
して、これらの流入水量制御設備の水車全体に占めるコ
ストの割合は、水車容量が小さくなるにつれて高くなる
傾向にある。
なった出力容量の小さい小水力発電所に設置される小容
量水車に於ても、流入水量の制御設備に関しては、大容
量水車と異なるところは無く、水車の種類に応じ、ガイ
ドベ−ン又はニ−ドル及びデフレクタを必要とする。そ
して、これらの流入水量制御設備の水車全体に占めるコ
ストの割合は、水車容量が小さくなるにつれて高くなる
傾向にある。
【0005】又、水車容量が小さくなると当然のことな
がら、ガイドベ−ンの高さ,その設置間隔も狭くなり、
ガイドベ−ンの隙間等に流入水中に混入したごみ等が引
掛り易く、水車出力を低下させる原因となっている。
がら、ガイドベ−ンの高さ,その設置間隔も狭くなり、
ガイドベ−ンの隙間等に流入水中に混入したごみ等が引
掛り易く、水車出力を低下させる原因となっている。
【0006】更に、小容量水力発電所に於ては、発電所
の土木建設費を安価にするために、最近は水圧管に樹脂
製管を採用する場合が多くなり、その強度上の問題か
ら、発電機の負荷遮断時等に要求される水車水口の急閉
鎖速度を、あまり早くすることが出来なくなっている。
このため、発電機の許容過速度値は、従来よりも大きな
値を考慮する必要が生じ、この許容過速度値に対し、従
来にも増してより高い強度が発電機に要求される様にな
っている。
の土木建設費を安価にするために、最近は水圧管に樹脂
製管を採用する場合が多くなり、その強度上の問題か
ら、発電機の負荷遮断時等に要求される水車水口の急閉
鎖速度を、あまり早くすることが出来なくなっている。
このため、発電機の許容過速度値は、従来よりも大きな
値を考慮する必要が生じ、この許容過速度値に対し、従
来にも増してより高い強度が発電機に要求される様にな
っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する問題点は、小容量水車に於ては、流入水量制御設備
の水車全体に占めるコストの割合は、水車容量が小さく
なるにつれて高くなり、流入水中に混入したごみ等が引
掛り易く、特に水圧管に樹脂製管を採用する場合には、
水車に回転駆動される発電機の許容過速度に対する強度
を増大する必要があることである。
する問題点は、小容量水車に於ては、流入水量制御設備
の水車全体に占めるコストの割合は、水車容量が小さく
なるにつれて高くなり、流入水中に混入したごみ等が引
掛り易く、特に水圧管に樹脂製管を採用する場合には、
水車に回転駆動される発電機の許容過速度に対する強度
を増大する必要があることである。
【0008】従って本発明の目的は、上記諸問題点を解
決すべく、水車水口の開閉機構(流入水量制御設備)を
省略し、水車のトルクを電磁クラッチを介して発電機に
伝達し、この電磁クラッチのトルク伝達力を無段階に制
御することにより調速制御を行う水車発電機の調速制御
装置を得ることである。
決すべく、水車水口の開閉機構(流入水量制御設備)を
省略し、水車のトルクを電磁クラッチを介して発電機に
伝達し、この電磁クラッチのトルク伝達力を無段階に制
御することにより調速制御を行う水車発電機の調速制御
装置を得ることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、水車と、この水車に回転駆動される水車発電
機と、前記水車と前記水車発電機との間に設けられ、前
記水車の回転力を前記水車発電機に無段階に伝達し得る
制御可能なクラッチと、前記水車発電機に駆動され、水
車発電機の回転速度に応ずる速度信号を出力する速度検
出器と、前記速度信号を入力され、この速度信号と前記
水車発電機の予定の回転速度との偏差に応ずる制御信号
を出力するクラッチ制御装置とから構成し、前記制御信
号により前記制御可能なクラッチを制御して、前記水車
発電機の回転速度を前記予定の回転速度に一致させるこ
とを特徴とするものである。
本発明は、水車と、この水車に回転駆動される水車発電
機と、前記水車と前記水車発電機との間に設けられ、前
記水車の回転力を前記水車発電機に無段階に伝達し得る
制御可能なクラッチと、前記水車発電機に駆動され、水
車発電機の回転速度に応ずる速度信号を出力する速度検
出器と、前記速度信号を入力され、この速度信号と前記
水車発電機の予定の回転速度との偏差に応ずる制御信号
を出力するクラッチ制御装置とから構成し、前記制御信
号により前記制御可能なクラッチを制御して、前記水車
発電機の回転速度を前記予定の回転速度に一致させるこ
とを特徴とするものである。
【0010】
【作用】水車水口の開閉機構を省略し、水車と発電機と
の間に、トルク伝達力を無段階に制御出来るクラッチを
設け、このクラッチのトルク伝達力を制御することによ
り、発電機の回転速度を所望の速度に制御する。
の間に、トルク伝達力を無段階に制御出来るクラッチを
設け、このクラッチのトルク伝達力を制御することによ
り、発電機の回転速度を所望の速度に制御する。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明を説明する。図
1は、本発明を横軸水車に適用した場合の一実施例を示
す図であり、図示の都合から、図1(a),図1(b)
に2分割し、図1(a)の下部と図1(b)の上部と
は、理解を容易にするために一部を重複して示してあ
る。図1(a)は、本発明制御装置の起動・停止制御部
(通常発電機盤に設けられる)の接続図であり、図1
(b)は、上記重複部分を除くと、発電機の調速制御部
のブロック図であり、本発明の主要部である。
1は、本発明を横軸水車に適用した場合の一実施例を示
す図であり、図示の都合から、図1(a),図1(b)
に2分割し、図1(a)の下部と図1(b)の上部と
は、理解を容易にするために一部を重複して示してあ
る。図1(a)は、本発明制御装置の起動・停止制御部
(通常発電機盤に設けられる)の接続図であり、図1
(b)は、上記重複部分を除くと、発電機の調速制御部
のブロック図であり、本発明の主要部である。
【0012】順序は逆になるが先ず、図1(b)に於
て、符号WTは横軸水車であり、そのランナRNは水圧
管PS,水車入口弁Vを介して導入される流水により回
転駆動され、流水は吸出し管DTより排出される。SG
は、この水車WTに回転駆動される発電機であり、水車
WTのランナRNと発電機SGの各々の主軸は、そのト
ルク伝達力が無段階に制御し得る電磁クラッチ例えばパ
ウダ−クラッチPCを介して連結される。
て、符号WTは横軸水車であり、そのランナRNは水圧
管PS,水車入口弁Vを介して導入される流水により回
転駆動され、流水は吸出し管DTより排出される。SG
は、この水車WTに回転駆動される発電機であり、水車
WTのランナRNと発電機SGの各々の主軸は、そのト
ルク伝達力が無段階に制御し得る電磁クラッチ例えばパ
ウダ−クラッチPCを介して連結される。
【0013】発電機SGには、その回転速度を検出する
ための速度検出器TGが設けられ、その電力出力端子
は、導線Lに接続された並列用しゃ断器CBを介して図
示しない電力系統に接続される。導線Lには、発電機S
Gの出力電力を検出するための計器用変流器CT,計器
用変圧器PTの各々の1次巻線が接続され、それらの各
々の2次巻線は電力リレ−Rに接続される。
ための速度検出器TGが設けられ、その電力出力端子
は、導線Lに接続された並列用しゃ断器CBを介して図
示しない電力系統に接続される。導線Lには、発電機S
Gの出力電力を検出するための計器用変流器CT,計器
用変圧器PTの各々の1次巻線が接続され、それらの各
々の2次巻線は電力リレ−Rに接続される。
【0014】全体を一点鎖線で囲み符号10で示す装置
は、パウダ−クラッチPCのトルク伝達力を無段階に制
御するパウダ−クラッチ制御装置で、回転速度信号変換
回路11、比較器12、PID演算回路13、パウダ−
クラッチドライブ回路14、ON状態変化検出回路(以
下ON状変回路と記す)15、基準値設定器16、アン
ド(AND)回路17及び速度設定器18から構成され
る。
は、パウダ−クラッチPCのトルク伝達力を無段階に制
御するパウダ−クラッチ制御装置で、回転速度信号変換
回路11、比較器12、PID演算回路13、パウダ−
クラッチドライブ回路14、ON状態変化検出回路(以
下ON状変回路と記す)15、基準値設定器16、アン
ド(AND)回路17及び速度設定器18から構成され
る。
【0015】回転速度信号変換回路11には、速度検出
器TGにより検出された発電機SGの速度信号TGaが
入力され、この速度信号TGaは、クラッチ制御装置1
0に適合する信号レベルに変換されて出力され、比較器
12の一方の入力端子に帰還信号として入力される。比
較器12の他方の入力端子には、後述する速度設定器1
8の出力(予め設定された発電機SGの無負荷定格速
度)が基準信号として入力され、比較器12は両入力の
偏差をPID演算回路13に出力する。PID演算回路
13は、入力された上記偏差に、PID演算を施した値
をパウダ−クラッチドライブ回路14に出力する。
器TGにより検出された発電機SGの速度信号TGaが
入力され、この速度信号TGaは、クラッチ制御装置1
0に適合する信号レベルに変換されて出力され、比較器
12の一方の入力端子に帰還信号として入力される。比
較器12の他方の入力端子には、後述する速度設定器1
8の出力(予め設定された発電機SGの無負荷定格速
度)が基準信号として入力され、比較器12は両入力の
偏差をPID演算回路13に出力する。PID演算回路
13は、入力された上記偏差に、PID演算を施した値
をパウダ−クラッチドライブ回路14に出力する。
【0016】15は、ON状変検出回路で、後述する図
1(a)にその接続図を示す本発明制御装置の起動・停
止制御部(通常図示しない発電機盤に設けられる)の主
制御開閉器1の 運転 接点の閉路操作,その他の条件
成立により送出される発電機SGの調速制御運転指令6
5A(連続信号)が入力される。ON状変検出回路15
は、この入力により入力信号がOFFからONに変化し
たことを検出し、その常開接点15aを閉路して、パウ
ダ−クラッチドライブ回路14の出力端子をパウダ−ク
ラッチPCに接続すると共にプリセット信号を出力し、
このプリセット信号をアンド回路17の一方の端子に入
力する。
1(a)にその接続図を示す本発明制御装置の起動・停
止制御部(通常図示しない発電機盤に設けられる)の主
制御開閉器1の 運転 接点の閉路操作,その他の条件
成立により送出される発電機SGの調速制御運転指令6
5A(連続信号)が入力される。ON状変検出回路15
は、この入力により入力信号がOFFからONに変化し
たことを検出し、その常開接点15aを閉路して、パウ
ダ−クラッチドライブ回路14の出力端子をパウダ−ク
ラッチPCに接続すると共にプリセット信号を出力し、
このプリセット信号をアンド回路17の一方の端子に入
力する。
【0017】基準値設定器16には基準値(設定された
発電機SGの無負荷定格速度)が設定されており、この
基準値はアンド回路17の他方の端子に入力されてい
る。アンド回路17の出力は速度設定器18に出力さ
れ、速度設定器18には、上記基準値が設定され、この
基準値は前述の様に、比較器12の他方の入力端子に加
えられる。
発電機SGの無負荷定格速度)が設定されており、この
基準値はアンド回路17の他方の端子に入力されてい
る。アンド回路17の出力は速度設定器18に出力さ
れ、速度設定器18には、上記基準値が設定され、この
基準値は前述の様に、比較器12の他方の入力端子に加
えられる。
【0018】尚、65A,66Aは共に、後述する図1
(a)に示す起動・停止制御部より送出される制御指令
を示し、理解を容易にするために特に重複して記載した
ものであり、65Aは発電機SGの調速制御運転指令、
66Aは発電機SGの停止時負荷減指令である。又、1
9は、本願発明が適用される水力発電所に、一般に設置
される発電機の負荷調整装置又は回転速度調整装置であ
り、速度設定器18に夫々の調整制御のための 増・減
指令を送出する。
(a)に示す起動・停止制御部より送出される制御指令
を示し、理解を容易にするために特に重複して記載した
ものであり、65Aは発電機SGの調速制御運転指令、
66Aは発電機SGの停止時負荷減指令である。又、1
9は、本願発明が適用される水力発電所に、一般に設置
される発電機の負荷調整装置又は回転速度調整装置であ
り、速度設定器18に夫々の調整制御のための 増・減
指令を送出する。
【0019】次に、図1(a)は、本発明制御装置の起
動・停止制御部(通常発電機盤に設けられる)の接続図
であり、単に本発明の関連機器を含めた全体像を示すた
めに記載したものであるので、その詳細な説明は省略す
る。
動・停止制御部(通常発電機盤に設けられる)の接続図
であり、単に本発明の関連機器を含めた全体像を示すた
めに記載したものであるので、その詳細な説明は省略す
る。
【0020】図1(a)に於て、P,Nは制御回路母線
である。1,1は主制御開閉器で、その 運転・停止
接点を交互に閉路することにより、主制御用キ−プリレ
−1Xを交互に付勢して ON・OFF 切換作動さ
せ、その3個のb接点(常閉接点)1Xbとa接点(常
開接点)1Xaとを 開・閉 させる。
である。1,1は主制御開閉器で、その 運転・停止
接点を交互に閉路することにより、主制御用キ−プリレ
−1Xを交互に付勢して ON・OFF 切換作動さ
せ、その3個のb接点(常閉接点)1Xbとa接点(常
開接点)1Xaとを 開・閉 させる。
【0021】86aは、水車WTを停止すべき何等かの
理由(通常は故障)が発生した時に作動する閉塞リレ−
(本体は図示せず)の3個の手動復帰a接点であり、V
Xaは、図1(b)に記した水車入口弁Vの全開を検出
して作動する全開検出リレ−(本体は図示せず)のa接
点である。
理由(通常は故障)が発生した時に作動する閉塞リレ−
(本体は図示せず)の3個の手動復帰a接点であり、V
Xaは、図1(b)に記した水車入口弁Vの全開を検出
して作動する全開検出リレ−(本体は図示せず)のa接
点である。
【0022】TCb,TCa(2個)は、図1(b)に
記した並列用しゃ断器CBの開閉に連動して開閉する補
助接点で、TCbはb接点,TCaはa接点である。T
Cは並列用しゃ断器CBの引外コイルで、その通電によ
り並列用しゃ断器CBを開路させる。
記した並列用しゃ断器CBの開閉に連動して開閉する補
助接点で、TCbはb接点,TCaはa接点である。T
Cは並列用しゃ断器CBの引外コイルで、その通電によ
り並列用しゃ断器CBを開路させる。
【0023】65Xは調速制御用キ−プリレ−であり、
上記各接点の開閉状態の組合わせにより定まる条件成立
で付勢されて ON・OFF 切換制御され、ON切換
動作でそのa接点(65Xa)を閉路し、図1(b)に
記したパウダ−クラッチ制御装置10に発電機SGの調
速制御運転指令65A(連続信号)を送出し、OFF切
換動作でそのa接点(65Xa)を開路し、調速制御運
転指令65Aを解除する。
上記各接点の開閉状態の組合わせにより定まる条件成立
で付勢されて ON・OFF 切換制御され、ON切換
動作でそのa接点(65Xa)を閉路し、図1(b)に
記したパウダ−クラッチ制御装置10に発電機SGの調
速制御運転指令65A(連続信号)を送出し、OFF切
換動作でそのa接点(65Xa)を開路し、調速制御運
転指令65Aを解除する。
【0024】Rb,Raは、図1(b)に記した電力リ
レ−Rのb接点,a接点で、電力リレ−Rの動作時(発
電機SGが図示しない電力系統に接続され、その出力電
力を電力系統に送出時)に開閉する。66Xは断続リレ
−であり、上記各接点の開閉状態の組合わせにより定ま
る条件により制御され、条件成立で付勢されて ON動
作状態となり,条件不成立で付勢は解除されOFFされ
る。ON動作状態では、そのa接点66Xaを予定の周
期で反復開閉し、図1(b)に記したパウダ−クラッチ
制御装置10に停止時負荷減指令66Aを反復送出し、
OFFされると、a接点66Xaは反復開閉動作を停止
し開路して図示の状態となる。
レ−Rのb接点,a接点で、電力リレ−Rの動作時(発
電機SGが図示しない電力系統に接続され、その出力電
力を電力系統に送出時)に開閉する。66Xは断続リレ
−であり、上記各接点の開閉状態の組合わせにより定ま
る条件により制御され、条件成立で付勢されて ON動
作状態となり,条件不成立で付勢は解除されOFFされ
る。ON動作状態では、そのa接点66Xaを予定の周
期で反復開閉し、図1(b)に記したパウダ−クラッチ
制御装置10に停止時負荷減指令66Aを反復送出し、
OFFされると、a接点66Xaは反復開閉動作を停止
し開路して図示の状態となる。
【0025】以下、上記構成の本発明に係る水車発電機
の調速制御装置の作用を説明する。調速制御装置の起動
に先立って、水車WTには水圧管PS,全開している水
車入口弁Vを介して流水が導入され、水車WTは略々無
拘束速度で回転している。この時、パウダ−クラッチド
ライブ回路14の出力は、ON状変回路15には調速制
御運転指令65Aの入力が無く、そのa接点15aは図
示の様に開路しているから、パウダ−クラッチPCには
加えられず、パウダ−クラッチPCの出力(トルク伝達
力)は0である。従って、水車WTのトルクは発電機S
Gには伝達されず、発電機SGは停止している。
の調速制御装置の作用を説明する。調速制御装置の起動
に先立って、水車WTには水圧管PS,全開している水
車入口弁Vを介して流水が導入され、水車WTは略々無
拘束速度で回転している。この時、パウダ−クラッチド
ライブ回路14の出力は、ON状変回路15には調速制
御運転指令65Aの入力が無く、そのa接点15aは図
示の様に開路しているから、パウダ−クラッチPCには
加えられず、パウダ−クラッチPCの出力(トルク伝達
力)は0である。従って、水車WTのトルクは発電機S
Gには伝達されず、発電機SGは停止している。
【0026】次に、発電機SGを起動するには、主制御
開閉器1[図1(a)]の運転接点を閉操作し、主制御
用キ−プリレ−1Xを付勢しON側に切換え、そのa接
点1Xaを閉路させる。a接点1Xaの閉路と、水車入
口弁V全開(全開検出リレ−のa接点VXaの閉路)を
条件に、調速制御用キ−プリレ−65Xを付勢しON側
に切換え、そのa接点65Xaを閉路させ、ON状変回
路15[図1(b)]に調速制御運転指令65Aを入力
する。ON状変回路15は、その入力信号がOFF状態
からON状態に変化したことを検出しその常開接点15
aを閉路して、パウダ−クラッチドライブ回路14の出
力端をパウダ−クラッチPCに接続すると共にプリセッ
ト信号を出力し、このプリセット信号をアンド回路17
の一方の端子に入力する。基準値設定器16には基準値
(予め設定された発電機SGの無負荷定格速度)が設定
されており、この基準値はアンド回路17の他方の端子
に入力されているからアンド条件が成立し、アンド回路
17の出力は速度設定器18に出力され、速度設定器1
8には上記基準値が設定され、更にこの基準値は比較器
12に加えられる。
開閉器1[図1(a)]の運転接点を閉操作し、主制御
用キ−プリレ−1Xを付勢しON側に切換え、そのa接
点1Xaを閉路させる。a接点1Xaの閉路と、水車入
口弁V全開(全開検出リレ−のa接点VXaの閉路)を
条件に、調速制御用キ−プリレ−65Xを付勢しON側
に切換え、そのa接点65Xaを閉路させ、ON状変回
路15[図1(b)]に調速制御運転指令65Aを入力
する。ON状変回路15は、その入力信号がOFF状態
からON状態に変化したことを検出しその常開接点15
aを閉路して、パウダ−クラッチドライブ回路14の出
力端をパウダ−クラッチPCに接続すると共にプリセッ
ト信号を出力し、このプリセット信号をアンド回路17
の一方の端子に入力する。基準値設定器16には基準値
(予め設定された発電機SGの無負荷定格速度)が設定
されており、この基準値はアンド回路17の他方の端子
に入力されているからアンド条件が成立し、アンド回路
17の出力は速度設定器18に出力され、速度設定器1
8には上記基準値が設定され、更にこの基準値は比較器
12に加えられる。
【0027】前述の様に、この時点では、発電機SGは
未だ起動(回転)していないので、速度検出器TGから
の速度信号TGaは0であり、回転速度信号変換回路1
1の出力も0であるから、比較器12への入力信号は、
前述の速度設定器18から加えられる発電機SGの無負
荷定格速度に相当する基準値のみである。従ってPID
演算回路13には、上記の基準値が加えられ、PID演
算回路13は、この基準値にPID演算を施した値をパ
ウダ−クラッチドライブ回路14にその制御信号として
出力する。パウダ−クラッチドライブ回路14は、入力
された制御信号に応じて、既に閉路しているON状変回
路15のa接点15aを介してパウダクラッチPCに励
磁電流を与えこれを制御し、トルク伝達力を発生させ、
発電機SGを起動する。但しこの場合、発電機SGの起
動の際の衝撃を緩和するために、PID演算回路のP
(比例)ゲインは小さく、I(積分)時定数は大きく選
ぶ必要がある。
未だ起動(回転)していないので、速度検出器TGから
の速度信号TGaは0であり、回転速度信号変換回路1
1の出力も0であるから、比較器12への入力信号は、
前述の速度設定器18から加えられる発電機SGの無負
荷定格速度に相当する基準値のみである。従ってPID
演算回路13には、上記の基準値が加えられ、PID演
算回路13は、この基準値にPID演算を施した値をパ
ウダ−クラッチドライブ回路14にその制御信号として
出力する。パウダ−クラッチドライブ回路14は、入力
された制御信号に応じて、既に閉路しているON状変回
路15のa接点15aを介してパウダクラッチPCに励
磁電流を与えこれを制御し、トルク伝達力を発生させ、
発電機SGを起動する。但しこの場合、発電機SGの起
動の際の衝撃を緩和するために、PID演算回路のP
(比例)ゲインは小さく、I(積分)時定数は大きく選
ぶ必要がある。
【0028】発電機SGが起動し回転を開始すると速度
検出器TGも回転を開始し、発電機SGの回転速度に応
ずる速度信号TGaを発生する。この速度信号TGa
は,回転速度信号変換回路11を介して変換され比較器
12に入力されるから、その出力は発電機SGの加速に
応じて徐々に減少して行く。この様にして、パウダクラ
ッチPCのトルク伝達力を、発電機SGの加速に応じて
PID演算回路13を介して適宜に制御し、発電機SG
を徐々に加速して基準値(無負荷定格速度)まで昇速さ
せる。
検出器TGも回転を開始し、発電機SGの回転速度に応
ずる速度信号TGaを発生する。この速度信号TGa
は,回転速度信号変換回路11を介して変換され比較器
12に入力されるから、その出力は発電機SGの加速に
応じて徐々に減少して行く。この様にして、パウダクラ
ッチPCのトルク伝達力を、発電機SGの加速に応じて
PID演算回路13を介して適宜に制御し、発電機SG
を徐々に加速して基準値(無負荷定格速度)まで昇速さ
せる。
【0029】発電機SGが無負荷定格速度に達した後、
図示しない自動同期装置を使用し、同装置に内臓された
自動揃速装置から速度設定器18へ増速又は減速指令を
与えて、パウダクラッチPCのトルク伝達力を制御する
ことにより発電機SGの速度を制御し、更に図示しない
自動電圧調整装置により発電機SGに励磁を与えその出
力電圧を制御し、その出力電圧,出力電圧周波数及び出
力電圧位相を図示しない電力系統の夫々の値に一致さ
せ、並列用しゃ断器CBを閉路して発電機SGを電力系
統に並入する。
図示しない自動同期装置を使用し、同装置に内臓された
自動揃速装置から速度設定器18へ増速又は減速指令を
与えて、パウダクラッチPCのトルク伝達力を制御する
ことにより発電機SGの速度を制御し、更に図示しない
自動電圧調整装置により発電機SGに励磁を与えその出
力電圧を制御し、その出力電圧,出力電圧周波数及び出
力電圧位相を図示しない電力系統の夫々の値に一致さ
せ、並列用しゃ断器CBを閉路して発電機SGを電力系
統に並入する。
【0030】発電機2を電力系統に並入した後は、自動
負荷調整装置19から速度設定器18へ増速指令を与
え、上記と同様にして、パウダクラッチPCのトルク伝
達力を制御(増加)し、発電機SGに順次負荷を負わせ
所定の負荷とし、所定の出力電力を電力系統に送出させ
て定常の運転状態に入れる。発電機SGが電力系統に電
力の送出を開始すると、電力リレ−Rはこれを検出して
動作し、そのa接点Raを閉路しb接点Rbを開路す
る。
負荷調整装置19から速度設定器18へ増速指令を与
え、上記と同様にして、パウダクラッチPCのトルク伝
達力を制御(増加)し、発電機SGに順次負荷を負わせ
所定の負荷とし、所定の出力電力を電力系統に送出させ
て定常の運転状態に入れる。発電機SGが電力系統に電
力の送出を開始すると、電力リレ−Rはこれを検出して
動作し、そのa接点Raを閉路しb接点Rbを開路す
る。
【0031】次に、発電機SGを普通停止するには、主
制御開閉器1[図1(a)]の停止接点を閉操作し、主
制御用キ−プリレ−1Xを付勢してOFF側に切換え、
そのb接点1Xbを閉路させる。この時点では、発電機
SGは定常運転状態にあり、並列用しゃ断器CBは閉路
の状態にあるから、その補助b接点TCbは開路,補助
a接点TCaは閉路しており、同様に、電力リレ−Rも
動作状態にあるからそのa接点Raも閉路している。従
って、b接点1Xbが閉路しても調速制御用キ−プリレ
−65Xの動作状態は不変であり、他のb接点1Xbの
閉路により、断続リレ−66Xは付勢され動作を開始
し、そのa接点66Xaを予定の周期で反復開閉して停
止時負荷減指令66Aを速度設定器18[図1(b)]
に反復入力する。
制御開閉器1[図1(a)]の停止接点を閉操作し、主
制御用キ−プリレ−1Xを付勢してOFF側に切換え、
そのb接点1Xbを閉路させる。この時点では、発電機
SGは定常運転状態にあり、並列用しゃ断器CBは閉路
の状態にあるから、その補助b接点TCbは開路,補助
a接点TCaは閉路しており、同様に、電力リレ−Rも
動作状態にあるからそのa接点Raも閉路している。従
って、b接点1Xbが閉路しても調速制御用キ−プリレ
−65Xの動作状態は不変であり、他のb接点1Xbの
閉路により、断続リレ−66Xは付勢され動作を開始
し、そのa接点66Xaを予定の周期で反復開閉して停
止時負荷減指令66Aを速度設定器18[図1(b)]
に反復入力する。
【0032】速度設定器18の設定値は、停止時負荷減
指令66Aが入力される毎に減少して比較器12の出力
は負に転ずるから、パウダクラッチPCのトルク伝達力
も徐々に減少し、発電機SGは負荷を徐々に低下して無
負荷となり、電力系統への送出電力もOとなって(電力
系統の周波数に応ずる)無負荷定格速度で回転を継続す
る。発電機SGの送出電力がOになると電力リレ−Rは
復帰し、そのa接点Raは開路し,b接点Rbは閉路す
る。
指令66Aが入力される毎に減少して比較器12の出力
は負に転ずるから、パウダクラッチPCのトルク伝達力
も徐々に減少し、発電機SGは負荷を徐々に低下して無
負荷となり、電力系統への送出電力もOとなって(電力
系統の周波数に応ずる)無負荷定格速度で回転を継続す
る。発電機SGの送出電力がOになると電力リレ−Rは
復帰し、そのa接点Raは開路し,b接点Rbは閉路す
る。
【0033】電力リレ−Rのa接点Raが開路すると断
続リレ−66Xの付勢は解除され、そのa接点66Xa
は開路し、速度設定器18への入力である停止時負荷減
指令66Aも消滅するから、速度設定器18への入力は
0となる。同時にb接点Rbの閉路により並列用しゃ断
器CBの引外コイルTCが付勢され、並列用しゃ断器C
Bが開路され、発電機SGを電力系統から解列する。
続リレ−66Xの付勢は解除され、そのa接点66Xa
は開路し、速度設定器18への入力である停止時負荷減
指令66Aも消滅するから、速度設定器18への入力は
0となる。同時にb接点Rbの閉路により並列用しゃ断
器CBの引外コイルTCが付勢され、並列用しゃ断器C
Bが開路され、発電機SGを電力系統から解列する。
【0034】並列用しゃ断器CBが開路すると、そのa
接点TCaも開路し、そのb接点TCbは閉路するか
ら、調速制御用キ−プリレ−65Xは付勢されOFF側
に切換られ、図示の状態に復帰(a接点65Xaは開
路)する。従って、ON状変回路15への入力である調
速制御運転指令65Aは消滅し、ON状変回路15は不
動作となりそのa接点15aは開路され、パウダ−クラ
ッチPCの励磁制御は解除されてトルク伝達力は0とな
るから、発電機SGは水車WTから切離され徐々に停止
する。
接点TCaも開路し、そのb接点TCbは閉路するか
ら、調速制御用キ−プリレ−65Xは付勢されOFF側
に切換られ、図示の状態に復帰(a接点65Xaは開
路)する。従って、ON状変回路15への入力である調
速制御運転指令65Aは消滅し、ON状変回路15は不
動作となりそのa接点15aは開路され、パウダ−クラ
ッチPCの励磁制御は解除されてトルク伝達力は0とな
るから、発電機SGは水車WTから切離され徐々に停止
する。
【0035】一方、ON状変回路15の不動作によりア
ンド回路17への出力は消滅し、そのアンド条件は不成
立となるから、基準値設定器16から速度設定器18に
加えられていた基準値(発電機SGの無負荷定格速度)
は消滅し、一連の発電機SGの普通停止操作は完了す
る。
ンド回路17への出力は消滅し、そのアンド条件は不成
立となるから、基準値設定器16から速度設定器18に
加えられていた基準値(発電機SGの無負荷定格速度)
は消滅し、一連の発電機SGの普通停止操作は完了す
る。
【0036】発電機SGを急停止するには、閉塞リレ−
(本体は図示せず)の3個の手動復帰a接点86aを閉
路し、主制御用キ−プリレ−1X,調速制御用キ−プリ
レ−65XをOFF側に切換えると共に、並列用しゃ断
器CBの引外コイルTCを付勢してこれを開路(夫々を
図示の状態と)し、調速制御運転指令65A,停止時負
荷減指令66Aを消滅させて、前述と同様に、パウダ−
クラッチPCの励磁制御を解除しパウダ−クラッチPC
の出力を解放し、同時に発電機SGを電力系統から解列
し徐々に停止させる。
(本体は図示せず)の3個の手動復帰a接点86aを閉
路し、主制御用キ−プリレ−1X,調速制御用キ−プリ
レ−65XをOFF側に切換えると共に、並列用しゃ断
器CBの引外コイルTCを付勢してこれを開路(夫々を
図示の状態と)し、調速制御運転指令65A,停止時負
荷減指令66Aを消滅させて、前述と同様に、パウダ−
クラッチPCの励磁制御を解除しパウダ−クラッチPC
の出力を解放し、同時に発電機SGを電力系統から解列
し徐々に停止させる。
【0037】上記は、本発明を横軸水車に適用した場合
に就いての説明であるが、本発明は上記実施例にのみ限
定されるものではなく、例えば、電磁クラッチ制御装置
は、アナログ回路,ディジタル回路又はマイクロコンピ
ュ−タのソフトウエア等でも実現することが出来、又そ
の制御方法も任意でよく、更に必要に応じて、電磁クラ
ッチと発電機との間に増速機を設けても良い。
に就いての説明であるが、本発明は上記実施例にのみ限
定されるものではなく、例えば、電磁クラッチ制御装置
は、アナログ回路,ディジタル回路又はマイクロコンピ
ュ−タのソフトウエア等でも実現することが出来、又そ
の制御方法も任意でよく、更に必要に応じて、電磁クラ
ッチと発電機との間に増速機を設けても良い。
【0038】
【発明の効果】以上、本発明に就いて詳細に説明した
が、本発明によれば、水車水口の開閉機構(流入水量制
御設備)を省略し、水車のトルクを電磁クラッチを介し
て発電機に伝達し、この電磁クラッチのトルク伝達力を
無段階に制御することにより水車発電機の調速制御を行
うようにしたから、水力発電所の建設費を低廉に抑える
ことが可能となり、又ガイドベ−ンを省略したので、木
の葉等による水車のごみ詰まりの発生が少なくなり、水
車の保守に要する手間と時間との削減が出来る。更に、
水車の急停止に際しては、電磁クラッチの出力解放によ
り水車から発電機を急速に分離することが出来るから、
発電機の許容最大過速度を低値に抑えることが出来るの
で、発電機本体の強度設計上有利であり、発電機軸受け
の設計にも有利となり発電機を安価に製作することが出
来る等の利点が得られる。
が、本発明によれば、水車水口の開閉機構(流入水量制
御設備)を省略し、水車のトルクを電磁クラッチを介し
て発電機に伝達し、この電磁クラッチのトルク伝達力を
無段階に制御することにより水車発電機の調速制御を行
うようにしたから、水力発電所の建設費を低廉に抑える
ことが可能となり、又ガイドベ−ンを省略したので、木
の葉等による水車のごみ詰まりの発生が少なくなり、水
車の保守に要する手間と時間との削減が出来る。更に、
水車の急停止に際しては、電磁クラッチの出力解放によ
り水車から発電機を急速に分離することが出来るから、
発電機の許容最大過速度を低値に抑えることが出来るの
で、発電機本体の強度設計上有利であり、発電機軸受け
の設計にも有利となり発電機を安価に製作することが出
来る等の利点が得られる。
【図1(a)】本発明制御装置の起動・停止制御部の接
続図。
続図。
【図1(b)】本発明制御装置の発電機の調速制御部の
ブロック図。
ブロック図。
WT……水車、 PC……パウダ−クラッチ、 SG……水車発電機、 TG……速度検出器、 10……クチッチ制御装置。
Claims (1)
- 【請求項1】 水車と、この水車に回転駆動される水車
発電機と、前記水車と前記水車発電機との間に設けら
れ、前記水車の回転力を前記水車発電機に無段階に伝達
し得る制御可能なクラッチと、前記水車発電機に駆動さ
れ水車発電機の回転速度に応ずる速度信号を出力する速
度検出器と、前記速度信号を入力され、この速度信号と
前記水車発電機の予定の回転速度との偏差に応ずる制御
信号を出力するクラッチ制御装置とから成り、前記制御
信号により前記制御可能なクラッチを制御して、前記水
車発電機の回転速度を前記予定の回転速度に一致させる
ことを特徴とする水車発電機の調速制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4319341A JPH06153599A (ja) | 1992-11-04 | 1992-11-04 | 水車発電機の調速制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4319341A JPH06153599A (ja) | 1992-11-04 | 1992-11-04 | 水車発電機の調速制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06153599A true JPH06153599A (ja) | 1994-05-31 |
Family
ID=18109084
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4319341A Pending JPH06153599A (ja) | 1992-11-04 | 1992-11-04 | 水車発電機の調速制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06153599A (ja) |
-
1992
- 1992-11-04 JP JP4319341A patent/JPH06153599A/ja active Pending
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