JPH06153304A - 電気車 - Google Patents

電気車

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JPH06153304A
JPH06153304A JP29340492A JP29340492A JPH06153304A JP H06153304 A JPH06153304 A JP H06153304A JP 29340492 A JP29340492 A JP 29340492A JP 29340492 A JP29340492 A JP 29340492A JP H06153304 A JPH06153304 A JP H06153304A
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JP
Japan
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current
inclination angle
value
motor
electric motor
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Pending
Application number
JP29340492A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Nakamura
中村  秀男
Masaya Hanauchi
雅也 花内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP29340492A priority Critical patent/JPH06153304A/ja
Publication of JPH06153304A publication Critical patent/JPH06153304A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【構成】 あらかじめ傾斜角度に対する電動機8に流れ
る電流の標準値を記憶手段22に記憶し、傾斜角度検出手
段13によって走行時の傾斜角度と、電流検出手段12によ
って電動機8に流れる電流とを検出し、これらの値を比
較手段24によって比較する。そして、所定の差がある場
合には報知手段25によって報知することを特徴とする電
気車。 【効果】 傾斜角度に応じた異常検出ができ、従来検出
しなかったタイヤの空気圧の不足等によって電動機に流
れる電流が異常な値になった場合においても異常を報知
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】電動機を駆動源として走行する電
気車に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電気車は、特開平4-1380
01号公報(B60L3/08)に示す如く、電動機7の異常を検知
するために、電動機電流検出回路28を設け、該電動機電
流検出回路28の検出出力に基づき設定値以上であれば警
報を発生させるようになっている。また、第2の設定値
以上であれば、電動機の通電を停止するようになってい
る。通常この機能は、上り坂等において電動機の限界に
達したときに限界を知らせて使用者の使用禁止を促すも
のとなっている。この実施例では、上り坂での限界電流
値を設定しており、第1の設定値を50A、第2の設定
値を60Aとしている。
【0003】しかしながら、以上のような電気車であれ
ば、タイヤの空気圧の不足や、荷物の積み過ぎ等によっ
て電動機に負担がかかり、例えば平地走行において、電
動機に流れる電流が、時速6キロで通常10Aのところ
が25Aと平地走行の割に流れる電流が大きくなってし
まっても、予め設定した電動機の限界電流値が50Aに
達していないため異常電流の警報が鳴らない状態で使用
者は走行させてしまい、タイヤの空気圧の不足が本体の
転倒を引き起こしたり、荷物の積み過ぎが本体や駆動部
分の故障につながったり、またはバッテリの消費を早め
たりしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題を
解決するために、電気車の電動機の電流値を検出する
際、傾斜角度を考慮した上で傾斜角度に応じた異常を報
知することができる電気車を提供することを課題とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、電動機を駆動
源として走行する電気車において、本体の傾斜角度に対
する電動機に流れる電流の標準値を記憶した記憶手段
と、走行時の傾斜角度を検出する傾斜角度検出手段と、
前記電動機に流れる電流を検出する電流検出手段と、前
記傾斜角度検出手段と前記電流検出手段とによって検出
された実測値と前記記憶手段に記憶されている標準値と
を比較する比較手段と、該比較手段によって標準値と実
測値との間に所定の差がある場合には報知する報知手段
とを設けたことを特徴とする。
【0006】また、前記傾斜角度検出手段は、磁性体を
振り子状に吊し、該磁性体が振れる軌跡上に配置された
リードスイッチによって角度を検出することを特徴とす
る。
【0007】更に、前記傾斜角度検出手段は、振り子の
回転軸に設け、前記回転軸の回転に連動して回動するボ
リウムによって角度を検出することを特徴とする。
【0008】
【作用】電気車の走行中、回転中の電動機の電流値と傾
斜角度とをそれぞれ電流検出手段と傾斜角度検出手段と
によって検出し、それらの実測値を記憶手段に記憶して
いる標準値と比較手段によって比較する。その時、所定
の差がある場合には報知手段によって報知する。
【0009】この傾斜角度検出手段は振り子によるもの
で、リードスイッチや振り子の軸に設けたボリウムで、
傾斜角度を電気信号に変換し、傾斜角度を検出する。
【0010】
【実施例】本発明の一実施例を電動三輪車を例に、図1
乃至図5に基づき詳述する。
【0011】1は電動三輪車本体であり、2はハンドル
3によって左右に動き、進行方向を定める前輪、4は駆
動輪で、バッテリーを電源とし、電動機8によって回転
駆動される。また、5は使用者が座る座席シートで、通
常使用者は前記座席シート5に座り、前記ハンドル3を
持ってハンドル3内側にあるアクセル6を上から押し下
げることによって電動三輪車本体1は前進する。また、
前記アクセル6を下から押し上げることによって電動三
輪車本体1は後進する。尚、このアクセル6は上下にバ
ネの力が働いており、常に中立、即ち停止の状態に戻る
ようになっている。
【0012】次に、この電動三輪車の制御回路につい
て、図1に基づき説明する。
【0013】7は、前記電動機8や後述するマイコン20
の電源で、該電源7は前記電動機8を回転させる場合は
そのままの電圧で、またマイコン20を起動させる場合に
は定電圧回路9を介し5Vに降圧して供給する。
【0014】10は、前記アクセル6の押圧度合いに応じ
た信号を後述するマイコン20に出力するアクセル回路
で、該アクセル回路10からの信号に応じて前記マイコン
20から信号を出力し、前記電動機8の回転制御をするよ
うになっている。
【0015】11は、前記ハンドル3近傍に設けてある最
高速度を切り換える速度切り換えスイッチで、該速度切
り換えスイッチ11は最高速度が3段階に切り換え可能
で、時速2キロ、時速4キロ、時速6キロに設定してあ
る。
【0016】12は、前記電動機8に流れる電流を常時検
出するための電流検出回路、即ち電流検出手段で、該電
流検出回路12によって検出された電流値は後述するマイ
コン20に入力するようになっている。
【0017】13は、前記電動三輪車本体1の走行中の傾
きを検出する傾斜角度検出回路、即ち傾斜角度検出手段
で、該傾斜角度検出回路13は、図3又は図5等に示す装
置によって、傾斜角度を電気信号に変えて出力する。
【0018】この傾斜角度検出回路13について図面に基
づき詳述すると、図3に示す如く、磁性体、例えばマグ
ネット14を糸のようなもので吊し、軸15を中心にマグネ
ット14が自由に動くように振り子の状態にして設置し、
このマグネット14の回転軌跡に等間隔にリードスイッチ
16を設けておき、電動三輪車本体1の走行中の傾斜角度
に従いマグネット14が左右に動き、リードスイッチ16が
入る位置によって角度を検出するようにしている。この
ような方法によって、傾きを電気的な信号に変換してマ
イコン20で処理できるようにしている。
【0019】他の傾斜角度の検出例として、図5に示す
如く、棒状の杆17におもり18を設け、その回動によって
ギアBが回転するようにする。また、ギアAにはボリウ
ム19が接続してあり、ギアAとギアBとは噛み合わせて
ある。これによって、おもり18が電動三輪車本体1の傾
斜によって傾いたとき、傾いた分だけボリウム19が回転
し、この傾きを電気的な信号に変換することができる。
【0020】20は、電動三輪車本体1の制御の中心とな
るマイクロコンピュータ(以下マイコンという)で、該
マイコン20には前記電動機8を回転させるための駆動回
路21が接続されている。この駆動回路21は、チョッパ回
路によってPWM制御を行っている。
【0021】また前記マイコン20には、図2に示す如
く、標準的な電動三輪車本体1の傾きに対する電動機8
に流れる標準的な電流がROM22、即ち記憶手段に記憶
してある。そして、マイコン20には、前記傾斜角度検出
回路13によって検出された傾きの場合、電流の標準値を
算出する正常電動機電流算出回路23が設けてあり、該正
常電動機電流算出回路23は前記ROM22からの標準値を
取り込み、マイコン20内に設けた比較回路、即ち比較手
段24によって標準値と実測値とを比較し、所定の差、こ
こでは標準値に対して+10%以上の差があれば、前記
マイコン20に接続してある報知手段25によって異常電流
が流れていることを報知する。図2の斜線部分で示すと
ころが報知しなくても良い許容範囲である。前記報知手
段25はブザー等による音表示でも良いし、また、LED
やLCDによる表示でも構わない。
【0022】次に、動作について説明する。
【0023】電動三輪車本体1は平地走行で、例えば走
行速度が時速6キロの場合、通常10Aの電流が電動機
8に流れ、この電流を電流検出回路12が検出する。この
時、マイコン20内ではROM22に記憶された平地走行に
おける電流値の標準値によって標準データを算出し、こ
の値と実測値とを比較し、同じか又は+10%の範囲で
あれば駆動回路21によってそのまま走行させる。
【0024】しかし、平地走行で+10%の範囲を越え
ていた場合、例えば15Aや20Aの電流が流れた場
合、電動機8、駆動輪4、積載重量等に問題があるとい
うことであるから、このことを報知手段25によって報知
する。
【0025】また、平地走行と同様、走行速度が時速6
キロで走行角度が5度の場合、電動機8に流れる電流は
標準で23.5Aで、23.5Aから25.85Aまで
の範囲であれば正常でありそのまま走行するが、この範
囲を越えたときに報知手段25によって報知される。
【0026】以上のように、本実施例では電動三輪車本
体1が走行する際、傾斜角度検出回路13によって検出さ
れた傾斜角度によって、電動機8の標準電流値を算出
し、これを電流検出回路12で検出される実測値と比較す
ることによって、電動三輪車本体1の異常を報知手段25
によって報知するようにしたので、タイヤの空気圧の不
足や、荷物の積み過ぎ等によって電動機8に流れる電流
が、平地において通常時速6キロで10Aのところが2
5Aと、大きくなってしまっても異常電流の報知がされ
ない状態で走行し、電気車の転倒、破損、或いは電源7
の異常消費を引き起こすことがなくなり、傾斜角度に応
じた電流値によって異常を報知することができる。
【0027】
【発明の効果】本発明は、電気車が走行する際、傾斜角
度検出手段によって検出された傾斜角度によって、標準
の電動機の電流値を算出し、これを電流検出回路で検出
される実測値と比較することによって、電気車の異常を
報知手段によって報知するようにしたので、従来できな
かった平地走行においてタイヤの空気圧の不足や、荷物
の積み過ぎ等によって電動機に流れる電流が平地におい
て異常な値になった場合にでも、異常を報知することが
できるため、傾斜角度に応じた異常を検出することがで
き、電気車の転倒、破損、電源の異常消費を無くすこと
ができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である電動三輪車の制御回路
のブロック図である。
【図2】同本体の傾斜角度に対する電動機に流れる電流
の標準値を示すグラフである。
【図3】同傾斜角度検出手段の正面図である。
【図4】同本体の全体側面図である。
【図5】本発明の他の実施例における傾斜角度検出手段
の正面図である。
【符号の説明】
8 電動機 22 記憶手段 13 傾斜角度検出手段 12 電流検出手段 24 比較手段 25 報知手段 16 リードスイッチ 19 ボリウム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動機を駆動源として走行する電気車に
    おいて、本体の傾斜角度に対する電動機に流れる電流の
    標準値を記憶した記憶手段と、走行時の傾斜角度を検出
    する傾斜角度検出手段と、前記電動機に流れる電流を検
    出する電流検出手段と、前記傾斜角度検出手段と前記電
    流検出手段とによって検出された実測値と前記記憶手段
    に記憶されている標準値とを比較する比較手段と、該比
    較手段によって標準値と実測値との間に所定の差がある
    場合には報知する報知手段とを設けたことを特徴とする
    電気車。
  2. 【請求項2】 前記傾斜角度検出手段は、磁性体を振り
    子状に吊し、該磁性体が振れる軌跡上に配置されたリー
    ドスイッチによって角度を検出することを特徴とする請
    求項1記載の電気車。
  3. 【請求項3】 前記傾斜角度検出手段は、振り子の回転
    軸に設け、前記回転軸の回転に連動して回動するボリウ
    ムによって角度を検出することを特徴とする請求項1記
    載の電気車。
JP29340492A 1992-10-30 1992-10-30 電気車 Pending JPH06153304A (ja)

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JP29340492A JPH06153304A (ja) 1992-10-30 1992-10-30 電気車

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100693891B1 (ko) * 2004-07-10 2007-03-12 최낙봉 실시간 열차고장 관리시스템
WO2016197044A1 (en) * 2015-06-05 2016-12-08 Gogoro Inc. Systems and methods for vehicle load detection and response
US10065525B2 (en) 2013-08-06 2018-09-04 Gogoro Inc. Adjusting electric vehicle systems based on an electrical energy storage device thermal profile
CN110032143A (zh) * 2019-03-28 2019-07-19 杨松 一种识别驱动电机负载异常的方法、装置及计算机设备

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