JPH06151789A - 半導体基体の形成方法 - Google Patents

半導体基体の形成方法

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JPH06151789A
JPH06151789A JP32229492A JP32229492A JPH06151789A JP H06151789 A JPH06151789 A JP H06151789A JP 32229492 A JP32229492 A JP 32229492A JP 32229492 A JP32229492 A JP 32229492A JP H06151789 A JPH06151789 A JP H06151789A
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substrate
semiconductor substrate
semiconductor
single crystal
silicon
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Tetsuro Asaba
哲朗 浅羽
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 絶縁物基板上に、結晶性が単結晶ウエハ並に
優れたSi結晶層を得るうえで生産性、均一性、制御
性、経済性の面において優れた方法を提供する。 【構成】 半導体単結晶基体205に対し、該基体の反
対導電型の拡散層201を形成した後、材質を特定しな
い別基体204に該半導体基体205を貼り合わせ、有
機アルカリ溶液中の電界エッチングによって、前記半導
体基体205の前記拡散層201以外の単結晶部分を除
去することを特徴とする半導体基体の形成方法。また、
前記拡散層201上にシリコン熱酸化膜202、及びリ
フラクトリ・メタル206を形成し、シリコンとのシリ
サイド反応によって、前記貼り合わせの接着を行ったこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体基板の形成方法
に関し、更に詳しくは、誘電体分離あるいは、絶縁物上
の単結晶半導体層に作成される電子デバイス、集積回路
に適する半導体基板の形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】絶縁物上の単結晶Si半導体層の形成
は、シリコン オン インシュレーター(SOI)技術
として広く知られ、通常のSi集積回路を作製するバル
クSi基板では到達しえない数々の優位点をSOI技術
を利用したデバイスが有することから多くの研究が成さ
れてきた。すなわち、SOI技術を利用することで、 1.誘電体分離が容易で高集積化が可能、 2.対放射線耐性に優れている、 3.浮遊容量が低減され高速化が可能、 4.ウエル工程が省略できる、 5.ラッチアップを防止できる、 6.薄膜化による完全空乏型電界効果トランジスタが可
能、 等の優位点が得られる。
【0003】上記したようなデバイス特性上の多くの利
点を実現するために、ここ数十年に渡り、SOI構造の
形成方法について研究されてきている。この内容は、例
えば以下の文献にまとめられている。
【0004】Special Issue:“Sing
le−crystal silicon on non
−single−crystal insulator
s”;edited by G.W.Cullen,J
ournal of Crystal Growth,
volume 63,no 3,pp429〜590
(1983). また、古くは、単結晶サファイア基板上に、SiをCV
D(化学気相法)で、ヘテロエピタキシさせて形成する
SOS(シリコン オン サファイア)が知られてお
り、最も成熟したSOI技術として一応の成功を収めは
したが、Si層と下地サファイア基板界面の格子不整合
により大量の結晶欠陥、サファイア基板からのアルミニ
ュームのSi層への混入、そして何よりも基板の高価格
と大面積化への遅れにより、その応用の広がりが妨げら
れている。
【0005】比較的近年には、サファイア基板を使用せ
ずにSOI構造を実現しようという試みが行なわれてい
る。この試みは、次の二つに大別される。
【0006】1.Si単結晶基板を表面酸化後に、窓を
開けてSi基板を部分的に表出させ、その部分をシード
として横方向へエピタキシャル成長させ、SiO2 上へ
Si単結晶層を形成する(この場合には、SiO2 上に
Si層の堆積をともなう。)。
【0007】2.Si単結晶基板そのものを活性層とし
て使用し、その下部にSiO2 を形成する(この方法
は、Si層の堆積をともなわない。)。
【0008】
【発明が解決しようとしている課題】上記1を実現する
手段として、CVDにより、直接、単結晶層Siを横方
向エピタキシャル成長させる方法や、非晶質Siを堆積
して、熱処理により固相横方向エピタキシャル成長させ
る方法や、非晶質あるいは、多結晶Si層に電子線、レ
ーザー光等のエネルギービームを収束して照射し、溶融
再結晶により単結晶層をSiO2 上に成長させる方法
や、そして、棒状ヒーターにより帯状に溶融領域を走査
する方法(Zone melting recryst
allization)が知られている。
【0009】これらの方法にはそれぞれ一長一短がある
が、その制御性、生産性、均一性、品質に多大の問題を
残しており、いまだに、工業的に実用化したものはな
い。
【0010】たとえば、CVD法は平坦薄膜化するに
は、犠牲酸化が必要となり、固相成長法ではその結晶性
が悪い。また、ビームアニール法では、収束ビーム走査
による処理時間と、ビームの重なり具合、焦点調整など
の制御性に問題がある。このうち、Zone Melt
ing Recrystallization法がもっ
とも成熟しており、比較的大規模な集積回路も試作され
てはいるが、依然として、点欠陥、線欠陥、面欠陥(亜
粒界)等の結晶欠陥は、多数残留しており、少数キャリ
ヤデバイスを作成するにいたってない。
【0011】上記2の方法であるSi基板をエピタキシ
ャル成長の種子として用いない方法に於ては、次の4種
類の方法が挙げられる。
【0012】1.V型の溝が表面に異方性エッチングさ
れたSi単結晶基板に酸化膜を形成し、該酸化膜上に多
結晶Si層をSi基板と同じ程厚く堆積した後、Si基
板の裏面から研磨によって、厚い多結晶Si層上にV溝
に囲まれて誘電分離されたSi単結晶領域を形成する。
【0013】この手法に於ては、結晶性は、良好である
が、多結晶Siを数百ミクロンも厚く堆積する工程、単
結晶Si基板を裏面より研磨して分離したSi活性層の
みを残す工程に、制御性、と生産性の点から問題があ
る。
【0014】2.サイモックス(SIMOX:epa
ration by ion−implanted
ygen)と称されるSi単結晶基板中に酸素のイオ
ン注入によりSiO2 層を形成する方法であり、Siプ
ロセスと整合性が良いため現在もっとも成熟した手法の
一つである。
【0015】しかしながら、SiO2 層形成をするため
には、酸素イオンを1018ions/cm2 以上も注入
する必要があるが、その注入時間は長大であり、生産性
は高いとはいえず、また、ウエハコストは高い。更に、
結晶欠陥は多く残存し、工業的に見て、少数キャリヤデ
バイスを作製できる充分な品質に至っていない。
【0016】3.多孔質Siの酸化による誘電体分離に
よりSOI構造を形成する方法。この方法は、P型Si
単結晶基板表面にN型Si層をプロトンイオン注入(イ
マイ他,J.Crystal Growth,vol
63,547(1983))、もしくは、エピタキシャ
ル成長とパターニングによって島状に形成し、表面より
Si島を囲むようにHF溶液中の陽極化成法によりP型
Si基板のみを多孔質化したのち、増速酸化によりN型
Si島を誘電体分離する方法である。
【0017】本方法では、分離されているSi領域は、
デバイス工程のまえに決定されており、デバイス設計の
自由度を制限する場合があるという問題点がある。
【0018】即ち、従来のSOI基板の形成方法は、そ
の制御性、生産性、均一性、品質に多大の問題を残して
おり、いまだに、工業的に十分に実用化することが難し
いという問題がある。
【0019】
【発明の目的】本発明は、絶縁物基板上に結晶性が単結
晶ウエハ並に優れたSi結晶層を得るうえで、生産性、
均一性、制御性、経済性の面においても優れた方法を提
供することを目的とする。
【0020】また本発明は、SOI構造の大規模集積回
路を作製する際にも、高価なSOSや、SIMOXの代
替足り得る優れた特性を有する半導体基板を短時間に経
済性よく形成する方法を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述した課題
を解決するための手段として、半導体単結晶基体に対
し、該基体の反対導電型の拡散層を形成した後、材質を
特定しない別基体に該半導体基体を貼り合わせ、有機ア
ルカリ溶液中の電界エッチングによって、前記半導体基
体の前記拡散層以外の単結晶部分を除去することを特徴
とする半導体基体の形成方法を有するものである。
【0022】また、前記拡散層上にシリコン熱酸化膜を
成長させたことを特徴とする半導体基体の形成方法であ
り、また、前記半導体単結晶基体と別基体の貼り合わせ
工程において、リフラクトリ・メタル(refractory met
al)とシリコンのシリサイド反応によって、前記貼り合
わせの接着を行ったことを特徴とする半導体基体の形成
方法である。
【0023】
【作用】本発明の半導体基板の形成方法は、基体に対し
て反対導電型の拡散層と、該拡散層上に熱酸化膜を有す
る基体Aを形成し、該酸化膜の表面に別の基体Bを貼り
合わせたのち、基体Aの前記拡散層以外の結晶層を有機
アルカリ溶液中の電解エッチングにより、除去すること
を特徴とする。
【0024】本発明は、前記構成を有することにより、
経済性に優れて、大面積に渡り均一平坦な、極めて優れ
た電気的特性、及び結晶性を有する単結晶性の半導体層
を有する基体を形成しうるものであり、一方の表面に薄
い拡散層の活性層を残し、その反対側の面から、拡散層
までの半導体層をエッチング除去して、欠陥の著しく少
ない半導体単結晶層と、熱酸化膜からなる下地材料を有
する基体を形成し得る。
【0025】
【実施例】以下、半導体材料としてシリコンを例に挙
げ、具体的に本発明の実施例を説明するが、本発明にお
ける半導体材料はシリコンのみに何等限定されるもので
はない。
【0026】〔実施例1〕図1は、本発明の特徴を最も
よく表わす本発明の方法により形成された半導体装置の
概略断面図であり、同図に於いて、101はシリコン等
半導体単結晶層、102はシリコン熱酸化膜等絶縁材
料、103はシリサイド層等接着層、104はシリコン
等の基体である。
【0027】また、図2は、本発明の方法による実施例
の工程断面図であり、以下、図2の工程図に沿って詳細
に説明する。
【0028】まず、比抵抗20〜30Ω程度のP型のシ
リコン単結晶基体205を準備する。この基体205
に、350Å程度の犠牲酸化を施し、リンを1.5×1
11ドーズ/cm2 、60keVの加速電圧で打ち込
む。その後、窒素雰囲気中で1000℃10分程度の熱
処理を行えば、n型の拡散層201が形成される。拡散
層201の深さは、およそ0.3μmになる(図2
(a))。
【0029】次に、水蒸気雰囲気中で1000℃の酸化
を行い、2000Åの熱酸化膜202を形成する。この
酸化膜202がSOI構造の絶縁物となるので、厚さが
不足する場合は、常圧CVD等を使用して、酸化膜20
2を増厚すればよい。
【0030】酸化膜202の形成後、電界エッチングを
施すための導通用のコンタクトホール301を、フォト
リソグラフィー技術によって開ける。
【0031】図3は、基体205にシリコンウエハを使
用した場合の、コンタクトホール301位置の一例を示
す平面図である。コンタクトホール部分は、素子形成
後、切断及び除去を行うので、なるべく、ウエハの端に
配置した方がよい。
【0032】次に、コンタクトホール301形成後、ス
パッタ法によってチタニウム206を堆積させる。スパ
ッタはアルゴン雰囲気中で行い、圧力は0.8〜0.9
paで行った。また、方式はDCスパッタで、DCパワ
ーは1.5kWに設定し、チタニウムの堆積厚さは20
00Å程度である(図2(b))。
【0033】このチタニウム層206の代わりにタング
ステンまたはモリブデン等のリフラクトリメタル(refr
actory metal)も使用できる。ただし、後工程のシリサ
イド化反応の熱処理がタングステン及びモリブデンは、
やや高い温度になる。
【0034】次に、シリコン単結晶基体204を別に用
意し、前述の基体205のチタニウム206堆積面と向
かい合わせる。この2つの基体205,204を接触さ
せると、ファンデル・ワールス力により密着する(図2
(c))。
【0035】この際、基体204は希フッ酸などで、表
面の自然酸化膜をあらかじめ除去しておくことが肝要で
ある。基体204と205を密着させた状態でシリサイ
ド化反応を起こさせるため、窒素雰囲気中800℃の熱
処理を30分間行う。この熱処理の間に基体204から
シリコンが、チタニウム層206からチタニウムが相互
拡散し、チタンシリサイド203が4700Å形成され
る。この結果、2枚の基体204,205は完全に接着
される(図2(d))。
【0036】なお、シリサイド化反応は600℃〜80
0℃でも進行するが、この領域ではTiSiの結晶組成
になり、800℃以上の領域ではTiSi2 の結晶組成
になる。 〔参考文献、J.Appl.Phys.51
(1980)p.342〜〕 次に、接着された基体204,205の基体205側を
電界エッチングする。図4は、この電解エッチング工程
の概念図を示すものである。同図において、まず、基体
204側を金属電極410側に接触させ、正の電圧+5
Vを印加する。この結果、基体205は対向電極411
側に向くことになる。対向電極411は白金板を使用
し、負の電圧−5Vを印加する。エッチング液412
は、有機アルカリ溶液として、例えばエチレンジアミン
−パイロケートコール−水混合液を使用し、組成比は、
7.5リットルエチレンジアミン−1.2kgパイロケ
ートコール−2.4リットル水である。温度は110℃
に設定し、十分撹拌を行っている。
【0037】この電界エッチングは、T.N.JACK
SONらによって開発されたものでIEEE DEVI
CE LETTERS.VOL.EDL−2.No.2
1981年 p44〜に詳細が記載されている。この
電界エッチングによって、基体205は拡散層201と
の間に大きな選択比を持ち、事実上拡散層201の接合
面でエッチングは止まることになる。エッチングレート
はP領域で約1.5μm/min、n領域で5Å/mi
nなので、選択比は約3000になる。
【0038】またシリコンウエハを基体205に使用し
た場合、厚さバラツキは15μm以下と見積ることがで
き、この電界エッチングで残るn領域の厚さバラツキ
は、50Å以内に押さえられる。
【0039】最終的に電界エッチングによってn型の拡
散層領域のみが残され、基体204の中央部にSOI構
造が形成される(図2(e))。
【0040】なお、電界エッチングの極性を逆にして、
かつ基体204及び拡散層201の導電性を逆にすれ
ば、P型の単結晶を残すSOI構造を形成することもで
きる。
【0041】この後、単結晶n領域201に素子を公知
の技術で作り込み、基体204とコンタクトをとってい
る部分301を切断,除去すれば、SOI構造素子が完
成する(図2(f))。
【0042】〔実施例2〕前記実施例では、基体204
に単結晶シリコンウエハを使用したが、この部分をガラ
ス基板に置き替えることもできる。
【0043】まず図2(a)及び(b)に示すように、
基体205に拡散層201等を作り込む。この部分は前
述の実施例同様、単結晶シリコンウエハを使用する。異
なる点は基体204の形態である。以下、図5の本実施
例の工程断面図に沿って説明する。
【0044】まず、図2のシリコン単結晶基体204の
代わりに150mm□のガラス板521を準備し、スパ
ッタ法により、チタニウム522を1000Å堆積させ
る。次に、プラズマCVD法、もしくはRFスパッタ法
によって2500Åの非晶質シリコン層523を堆積さ
せる(図5(a))。
【0045】次に2枚の基体205及び521を前述の
実施例同様、ファンデス・ワール力によって密着させる
(図5(b))。
【0046】次に、窒素雰囲気中620℃、30分の熱
処理にて、シリサイド化反応を起こさせ、2枚の基体を
完全に接着させる。温度が620℃なので、形成された
シリサイド層524の組成は、TiSiの結晶形態にな
っている(図5(c))。
【0047】図6は、このようにして接着された2枚の
基体の状態を示す模式的斜視図である。
【0048】次に、電界エッチングを行うため、図7の
概念図に示すように、基体をクリップではさみ、シリサ
イド層524を通し、n型拡散層201に電位を与え
る。
【0049】エッチング液412、電圧等のエッチング
条件は、前述した実施例1と同様とした。
【0050】最終的に3000Å程度の単結晶201が
残り、SOI構造が完成する。
【0051】本実施例の方法によれば、絶縁基板とし
て、ガラス基板等の透明基板を用いた半導体基体を容易
に形成することができる。
【0052】〔実施例3〕前記実施例とは別に、基体の
貼り合わせに、シリサイド反応を使用しない方法も可能
である。
【0053】まず図2(a)に示すように、前記実施例
1の単結晶基体205に拡散層201を形成した所で熱
酸化膜は形成しない。
【0054】次に、別基体804にシリコンウエハを準
備し、水蒸気酸化により1μmのシリコン熱酸化膜80
2を成長させる。
【0055】次に、図8に示すように、これらの2つの
基体205,804を密着させ、窒素雰囲気中900℃
で熱処理を行うことにより完全に密着させる。
【0056】次に、これを図9のような形で前述した実
施例と同様の電界エッチングを行えば、基体205のP
型領域205が取り除かれ、SOI構造が完成する。
【0057】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
一方の表面に薄い拡散層の活性層を残し、その反対側の
面から、拡散層までの半導体層を有機アルカリ溶液中で
電解エッチング除去することにより、欠陥の著しく少な
い半導体単結晶層と、熱酸化膜からなる下地材料を有す
る基体を形成することができる。
【0058】また本発明によれば、経済性に優れて、大
面積に渡り均一平坦な、極めて優れた電気的特性、及び
結晶性を有する単結晶性の半導体層を有する基体を形成
することができるという効果が得られる。
【0059】すなわち、本発明によれば、絶縁物基板上
に結晶性が単結晶ウエハと同等のSi結晶層を得るうえ
で、生産性、均一性、制御性、経済性の面において卓越
した方法を提供することができる。
【0060】更に、本発明によれば、従来のSOIデバ
イスの利点を実現し、応用可能な半導体基板の作製方法
を提供することができる。
【0061】また、本発明によれば、SOI構造の大規
模集積回路を作製する際にも、高価なSOSや、SIM
OXの代替足り得る半導体基板の作製方法を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の特徴を最もよく表わす半導体基体の模
式的断面図である。
【図2】本発明の一実施例における製作工程断面図であ
る。
【図3】電界エッチングをするための、コンタクトホー
ル配置の一実施例の平面図である。
【図4】実施例1の電界エッチングの概念模式図であ
る。
【図5】本発明の実施例2における製作工程断面図であ
る。
【図6】実施例2の製作途中で、基体を貼り合わせた際
の模式的斜視図である。
【図7】実施例2の製作工程の電界エッチングの概念模
式図である。
【図8】実施例3の貼り合わせ前の断面図である。
【図9】実施例3の電界エッチング模式図である。
【符号の説明】
101,102 シリコン等単結晶膜 102,202,802 シリコン熱酸化膜等の絶縁
膜 103,230,524 チタンシリサイド等、金属
シリサイド 104 (所定の厚さを持つ材質を特定しない)基体 204 シリコンウエハ等シリコン基体 205,804 シリコンウエハ 206 チタニウム等リフラクトリ・メタル(refrac
tory metal) 301 コンタクトホール 410 金属電極 411 プラチナ電極 412 エチレンジアミン−パイロケートコール−水
混合液 521 ガラス板等、所定の厚さを持つ基体 522 チタニウム等リフラクトリ・メタル(refrac
tory metal) 523 非晶質シリコン

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体単結晶基体に対し、該基体の反対
    導電型の拡散層を形成した後、材質を特定しない別基体
    に該半導体基体を貼り合わせ、有機アルカリ溶液中の電
    界エッチングによって、前記半導体基体の前記拡散層以
    外の単結晶部分を除去することを特徴とする半導体基体
    の形成方法。
  2. 【請求項2】 前記拡散層上にシリコン熱酸化膜を成長
    させたことを特徴とする請求項1に記載の半導体基体の
    形成方法。
  3. 【請求項3】 前記半導体単結晶基体と別基体の貼り合
    わせ工程において、リフラクトリ・メタル(refractory
    metal)とシリコンとのシリサイド反応によって、前記
    貼り合わせの接着を行ったことを特徴とする請求項1に
    記載の半導体基体の形成方法。
  4. 【請求項4】 チタニウムとシリコンとのシリサイド反
    応により、前記貼り合わせの接着を行なったことを特徴
    とする請求項3に記載の半導体基体の形成方法。
  5. 【請求項5】 前記半導体単結晶基体と別基体の貼り合
    わせ工程において、前記拡散層と前記別基体の貼り合わ
    せ面に形成したシリコン熱酸化膜とを密着させ、窒素雰
    囲気中の熱処理により、前記貼り合わせの接着を行った
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体基体の形成方
    法。
  6. 【請求項6】 前記別基体が、該基体の貼り合わせ面上
    にチタニウム層と非晶質シリコン層を形成したガラス板
    であることを特徴とする請求項1に記載の半導体基体の
    形成方法。
  7. 【請求項7】 前記有機アルカリ溶液がエチレンジアミ
    ンを含む溶液であることを特徴とする請求項1に記載の
    半導体基体の形成方法。
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