JPH0615047A - 遊技用装置 - Google Patents

遊技用装置

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JPH0615047A
JPH0615047A JP17354992A JP17354992A JPH0615047A JP H0615047 A JPH0615047 A JP H0615047A JP 17354992 A JP17354992 A JP 17354992A JP 17354992 A JP17354992 A JP 17354992A JP H0615047 A JPH0615047 A JP H0615047A
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JP
Japan
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ball
payout
input
winning
balls
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JP17354992A
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English (en)
Inventor
Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0615047A publication Critical patent/JPH0615047A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 玉詰まり状態が発生したことに起因して玉が
払出されない状態となった場合においてもその旨を表示
することのできる遊技用装置を提供する。 【構成】 玉誘導レール67の所定箇所にタンク玉切れ
検出スイッチ150a,150bを設けるとともに、そ
のタンク玉切れ検出スイッチよりも下手側にレール玉切
れスイッチ68a,68bを設け、タンク玉切れ検出ス
イッチの玉切れ検出に基づいて玉切れランプを点灯さ
せ、タンク玉切れ検出スイッチの玉切れ検出がないにも
関わらずレール玉切れ検出スイッチの玉切れ検出があっ
た場合には、玉切れランプを点滅させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パチンコ遊技機やアレ
ンジボール式パチンコ遊技機あるいは、遊技球を用いた
スロットマシン等で代表される遊技用装置に関し、詳し
くは、所定の玉流下径路が設けられ、予め定められた玉
払出し条件の成立に基づいて、前記玉流下径路を流下し
てきた遊技用の玉を払出す玉払出装置を含む遊技用装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の遊技用装置において、従来から
一般的に知られているものに、たとえば、パチンコ遊技
機等の場合には、払出すべき玉を貯留している玉タンク
からの玉を流下させるタンクレール(玉誘導レール)等
からなる玉流下径路が設けられており、この玉流下径路
の所定箇所に玉の存否を検出するための検出手段が設け
られ、この検出手段によってタンク内の玉切れが発生し
たか否かが検出可能に構成されたものがあった。そし
て、玉切れ状態となれば予め定められた玉払出し条件が
成立したにも関わらず玉が払出されない状態となるので
あるが、この玉切れ状態が前記検出手段により検出され
て所定の玉切れ報知手段により報知されるために、玉切
れ状態が発生したことが容易に認識できた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この種の従来
の遊技用装置においては、玉切れ報知手段により玉切れ
が報知されていないにも関わらず玉が払出されない状態
が発生する場合があった。その原因としては、前記玉流
下径路における前記検出手段が設けられている箇所より
も下手側において玉詰まりが発生し、玉が流下できない
状態となり玉が払出されない状態となっているにも関わ
らず、その玉詰まり箇所よりも上手側においては玉が存
在するために前記検出手段による玉がなくなった旨の検
出が行なわれず、前記玉切れ報知手段による報知が行な
われない状態となるためである。
【0004】本発明は、係る実情に鑑み考え出されたも
のであり、その目的は、前述の玉詰まり状態が発生した
ことに起因して玉が払出されない状態となった場合にお
いてもその旨を報知することができる遊技用装置を提供
することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、所定の玉流下
径路が設けられ、予め定められた玉払出し条件の成立に
基づいて、前記玉流下径路を流下してきた遊技用の玉を
払出す玉払出装置を含む遊技用装置であって、前記玉流
下径路の所定箇所に設けられ、流下玉の存否を検出可能
な第1の検出手段と、該第1の検出手段よりも下手側の
前記玉流下径路に設けられ、流下玉の存否を検出可能な
第2の検出手段と、前記玉流下径路の流下玉の存否の状
態を報知するための流下玉状態報知手段と、前記第1の
検出手段が流下玉の存在しないことを検出した場合に前
記流下玉状態報知手段を第1の態様で報知させ、前記第
2の検出手段が流下玉の存在しないことを検出しかつ前
記第1の検出手段が流下玉を検出した場合に前記流下玉
状態報知手段を第2の態様で報知させる報知制御手段と
を含むことを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明によれば、玉流下径路の所定箇所に設け
られている第1の検出手段よりも下手側の玉流下径路に
第2の検出手段が設けられており、その第1の検出手段
により流下玉の存在しないことが検出された場合には流
下玉状態報知手段が第1の態様で報知され、第2の検出
手段により流下玉の存在しないことが検出されかつ第1
の検出手段により流下玉が検出された場合には、流下玉
状態報知手段が第2の態様で報知される。
【0007】
【発明の実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づい
て詳細に説明する。なお、本実施例においては、遊技用
装置の一例としてパチンコ遊技機をとりあげて説明する
が、本発明はこれに限らず、アレンジボール式パチンコ
遊技機や遊技球を投入してゲームを行なうスロットマシ
ン等、所定の玉流下径路が設けられ、予め定められた玉
払出条件の成立に基づいて、前記玉流下径路を流下して
きた遊技用の玉を払出す玉払出装置を含む遊技用装置で
あればどのようなものであってもよい。
【0008】図1は、本発明に係る遊技用装置の一例の
パチンコ遊技機60およびカード処理器62を示す正面
図である。
【0009】パチンコ遊技機60の左右方向一側部(図
面では左側)にはカード処理機62がパチンコ遊技機6
0に対し分離可能な状態で設けられている。図中130
は処理機使用可表示器であり、カード処理機62が作動
中で使用可能である旨を点灯表示するためのものであ
る。カード処理機62にはカードリーダライタが設けら
れたカードリーダライタ制御部134が設けられてお
り、カード挿入・排出口133からカードを挿入すれば
そのカードに記録されている記録情報がこのカードリー
ダライタにより読取られる。その読取られたカード情報
に含まれている挿入時のカード残額が残金額表示器(カ
ード残高表示器)50により表示される。このカード処
理機62にはCPU,ROM,RAM等が内蔵されたカ
ード処理機制御部135が設けられており、このカード
処理機制御部135によりカード処理機62全体が制御
される。また、カード処理機62には、接続方向表示器
131a,131bが設けられており、カード処理機6
2側で予め設定された接続方向の表示器が点灯表示さ
れ、遊技者がカード挿入時にどちらの遊技機で遊技が可
能かが判断できる。
【0010】遊技者がパチンコ遊技機60により遊技を
行ないたい場合には、カード残額等の遊技者所有の有価
価値が記録されている記録媒体の一例のカードをカード
挿入・排出口133に挿入する。その挿入されたカード
が適正でかつカード残額が残っている場合で玉貸操作が
可能な場合には、カード処理機制御部135からパチン
コ遊技機60側に玉貸可LED点灯用の制御信号が出力
されて打球待機部の一例の玉貯留皿59に設けられてい
る玉貸可LED(玉貸可表示器)48dが点灯される。
この玉貸可LED(玉貸可表示器)48dは玉貸操作が
できる旨を点灯表示するものである。遊技者がこの玉貸
可LED(玉貸可表示器)48dの点灯していることを
確認して玉貸ボタン44cを押圧操作する。すると、カ
ード処理機62側からパチンコ遊技機60側の払出制御
用マイクロコンピュータに玉払出指令信号が出力されて
後述するたとえばロータリスイッチ等からなる貸玉額設
定スイッチ137(図2参照)によって予め設定されて
いる1回の玉貸操作により払出される貸玉額(以下、単
に貸玉額という)分の遊技玉(パチンコ玉)が打球供給
皿59内に払出される。この貸玉額分の払出が終了する
までは玉貸可LED(玉貸可表示器)48dが消灯する
とともに貸出中表示器46dが点滅表示される。そして
貸玉額分のパチンコ玉の払出が終了した段階でカード処
理機62内に挿入されているカードのカード残額が貸玉
額分減額更新される。カード処理機62により、遊技者
所有の有価価値を特定可能な情報が記録された記録媒体
の記録情報を読取る記録媒体処理装置が構成されてい
る。
【0011】図中42cは返却ボタンであり、玉貸可L
ED(玉貸可表示器)48dの点灯している期間中操作
が有効なものである。この返却ボタン42cが遊技者に
よって押圧操作されることにより、カード処理機62内
に挿入されているカードがカード挿入・排出口133か
ら遊技者側に返却される。このカード挿入・排出口13
3は、カード挿入・排出される溝部分の外周に突条が設
けられており、図示右側の突条133aより左側の突条
133bのほうが突出量の大きい突条に構成されてお
り、このカード処理機62の図示左側に設置されている
パチンコ遊技機(図示せず)で遊技をせんとする遊技者
が間違ってこのカード処理機62のカード挿入・排出口
133にカードを挿入する不都合を極力防止できるよう
にしている。図中132はカード挿入ランプであり、カ
ード挿入・排出口133にカードが挿入されている所定
位置に保持された状態で点灯するものである。
【0012】カード挿入時のカード残額と、玉貸が行な
われ減額更新された後のカードの残金額とが打球供給皿
59に設けられている残金額表示器(カード残高表示
器)50により表示される。打球供給皿59内でパチン
コ玉が払出された状態で遊技者が打球操作ハンドル12
1を操作すれば、パチンコ玉が1つずつ遊技領域120
内に打込まれる。遊技領域120には、複数種類の識別
情報が可変表示可能な可変表示装置14が設けられてい
る。遊技領域120には、さらに始動入賞口1a,1
b,1cが設けられており、この始動入賞口1a,1
b,1cに入賞した入賞玉が始動入賞玉検出スイッチ2
a,2b,2cにより検出される。その始動入賞玉検出
スイッチ2a,2b,2cの検出信号に基づいて、可変
表示装置14が可変開始し、それぞれの可変表示部14
a,14b,14cによって複数種類の識別情報の一例
の図柄が可変表示された後停止制御される。なお、この
可変表示装置14の可変表示中に再度打玉が始動入賞口
1a〜1cのいずれかに入賞すれば、その始動入賞が記
憶されて始動入賞記憶表示器10によりその入賞記憶値
が表示される。この始動入賞記憶は、たとえば最大4個
の始動入賞を記憶できるように構成されており、4個を
上限として、始動入賞がある毎に「1」ずつ加算記憶さ
れるとともに可変表示装置14が可変開始される毎に
「1」ずつ減算更新される。なお、この可変表示装置1
4は、本実施例においては回転ドラム式の可変表示装置
を示すが、本発明はこれに限らず、7セグメント,液
晶,蛍光表示管,LED,エレクトロルミネセンス等の
表示装置を用いたものであってもよく、また、ドットマ
トリックス方式の可変表示装置であってもよい。さら
に、通常時可変表示しているものであってもよく、その
場合には始動入賞により明るさあるいは可変表示の速度
を変化させて再可変表示された旨がわかるように構成す
るのが望ましい。
【0013】この可変表示装置14には、中央横一列と
斜め対角線上とで合計3本の当りライン(組合せ有効
列)が定められており、可変表示装置14の停止時に3
本の当り列のうち或る当り列上で特定の識別情報の組合
せ(たとえば777)が揃った場合には大当りとなり、
可変入賞球装置3のソレノイド5が励磁されて開閉板4
が開成され、打玉が入賞しやすい遊技者にとって有利な
第1の状態となる。開閉板4が開成している場合に遊技
領域120内に打込まれたパチンコ玉がこの可変入賞球
装置3内に入賞すれば、その入賞玉が10カウント検出
スイッチ8により検出される。この可変入賞球装置3の
第1の状態は、打玉が所定個数(たとえば10個)入賞
するかあるいは第1の状態となった後所定時間(たとえ
ば30秒間)経過するかのうちいずれか早いほうの条件
が成立することにより終了し、開閉板4が閉成されて打
玉が入賞しない遊技者にとって不利となる第2の状態と
なる。この可変入賞球装置3内に入賞したパチンコ玉が
特定入賞口(Vポケット)6に入賞すれば、その特定入
賞玉が特定入賞玉検出スイッチ7により検出され、その
検出出力に基づいて、可変入賞球装置3の第1の状態が
終了した後再度開閉板4が開成されて第1の状態の繰返
し継続制御が行なわれる。この繰返し継続制御の上限回
数はたとえば10回に定められている。この繰返し継続
制御の回数がラッキーナンバー・回数表示LEDとして
の7セグメント表示器11により表示される。また、可
変入賞球装置3の第2の状態としては、打玉が全く入賞
しないのでなく打玉が入賞可能であるが入賞困難な状態
であってもよい。また、始動入賞口1a,1b,1cに
打玉が入賞した場合には、その1個の始動入賞玉につき
たとえば5個の景品玉が打球供給皿59内に払出され
る。一方、始動入賞口1a〜1c以外の入賞口や可変入
賞球装置内に打玉が入賞した場合には1個の入賞につき
15個の景品玉が打球供給皿59内に払出される。この
景品玉の払出の最中に払出ランプ126が点灯または点
滅表示される。
【0014】この打球供給皿59内に払出される景品玉
は後述する玉タンク151(図2参照)内に貯留されて
いるのであり、この玉タンク151内の貯留玉がなくな
ればタンク玉センサ150a,150bが玉を検出しな
くなり、その時点で玉切れ表示器(玉切れランプ)12
7が点灯表示して貯留玉がなくなったことを表示する。
打球供給皿59は景品玉で満杯となりそれ以上貯留でき
なくなった余剰玉は余剰玉貯留皿122内に払出され
る。この余剰玉貯留皿122も満杯になった場合に、そ
れ以降払出すべき景品玉が生じたときにその景品玉の個
数またはその景品玉に相当する金額等を記憶して表示す
るクレジット得点表示器を打球供給皿59に設けてもよ
い。その場合には、打球供給皿59や余剰玉貯留皿12
2内のパチンコ玉が少なくなった後においてこのクレジ
ット得点表示器に表示されている得点分の景品玉を払出
す。残金額表示器(カード残高表示器)50は7セグメ
ント表示器で構成されているが、その代わりに、複数の
発光ダイオードを貸玉額や100円単位に対応させて設
けてもよい。また、残金額表示器(カード残高表示器)
50により貸玉額を表示してもよく、さらに別の表示器
を設けてそれに1回の玉貸操作により貸出される貸玉額
を表示したり、貸玉額が印刷されたシールを貼りつけた
りしてもよい。図中15はスピーカであり、大当り時の
効果音等が発せられる。
【0015】カード処理機62の正面側には、端数表示
スイッチ136が設けられている。この端数表示スイッ
チ136は、残金額表示器(カード残高表示器)50に
より表示される挿入カードの現時点における残額に予め
定められた単位数(たとえば100円)未満の端数が生
じた場合に表示桁を切換えることによりその予め定めら
れた単位数(たとえば100円)未満の端数を表示させ
るためのものである。つまり、貸玉レートが変更されて
貸出されるパチンコ玉の金銭等価価値が変わったこと等
に起因して予め定められた単位数(たとえば100円)
未満のカード残額が生ずる場合にこの端数表示スイッチ
136を切換えると、まず1万円単位の残額がある場合
には端数を切り捨てて残金額表示器(カード残高表示
器)50により点滅表示され、1万円単位の残額がなく
なった時点で自動的に表示器が切換わり100円未満の
端数まで点灯表示される。この残金額表示器(カード残
高表示器)50は幕板等に設けてもよい。図中、18は
遊技効果ランプ、19はレール飾りランプ、20は風車
ランプ,21は肩ランプ、22はサイドランプ、23は
アタッカーランプ、24は袖ランプ、17はドラム飾り
ランプ、26は飾りLED(A)、27は飾りLED
(B)、28はV入賞表示LEDである。
【0016】図2は、カード処理機およびパチンコ遊技
機の一部内部構造を示す背面図である。
【0017】カード処理機62のカード処理機制御部1
35とパチンコ遊技機60に設けられているインタフェ
ース基板138とは電気的に接続されており、カード処
理機制御部135とインタフェース基板138とが互い
に情報の送受信ができるように構成されている。またこ
のインタフェース基板138と払出制御基板ボックス1
45内に収納されている払出集中制御基板146が電気
的に接続されている。さらに、インタフェース基板13
8と中継端子基板139とは電気的に接続されており、
この中継端子基板139と、ゲーム制御基板ボックス1
48内に収納されているゲーム制御用基板148′,遊
技機用ターミナルボックス149,玉払出器63の払出
モータ223が、それぞれ電気的に接続されている。さ
らに、打球供給皿59に設けられている前述した各種表
示器や各種操作ボタンのスイッチがインタフェース基板
138に接続されている。なお、カード処理機制御部1
35と打球供給皿59に設けられている各種表示器や各
種操作ボタンのスイッチならびに払出制御基板ボックス
145内の払出集中制御基板146とをインタフェース
基板138や中継端子基板139を介することなく直接
配線により接続し、払出集中制御基板146と払出モー
タ223とを中継端子基板139を介して接続するよう
にしてもよい。また、カード処理機制御部135と払出
集中制御基板146とを直接コネクタにより接続するよ
うにしてもよい。
【0018】カード処理機62の裏面側には、1回の玉
貸し操作により払出される貸玉額を予め入力設定するた
めの貸玉額設定スイッチ137が設けられており、図示
するように、100円,200円,300円,400
円,500円の5種類の金額が入力設定できるようにな
っている。たとえば遊技場の係員により図示のように貸
玉額が300円に設定されればその300円が貸玉額と
してカード処理機制御部135のマイクロコンピュータ
(図示せず)に記憶される。そして、遊技者がカードを
カード挿入・排出口133に挿入し、玉貸ボタン44c
を押圧操作することにより自動的にこの玉貸額(300
円)分のパチンコ玉が打球供給皿59内に払出されてカ
ード残額から減額されることになる。図中134はカー
ドリーダライタおよびその制御回路を含むカードリーダ
ライタ制御部である。
【0019】玉払出器63は、払出モータ223が設け
られており、玉誘導レール67から供給されてきたパチ
ンコ玉がこの払出モータ223の回転力により横送りさ
れ、その横送りされたパチンコ玉が1つずつ下方に落下
して打球供給皿59内に払出される。この玉払出器63
は、機構板40に設けられている金属板54に取付けら
れている。そして、玉払出器63の下方には、玉払出器
63から払出される玉に帯電した静電気を除去するため
の金属カバー板55が設けられており、この金属カバー
板55にはアース線56が取付けられている。
【0020】前記玉誘導レール67は、玉タンク151
内の貯留玉を2列に整列させながら流下させるものであ
り、その2列の流下径路にそれぞれタンク玉切れスイッ
チ150a,150bとレール玉切れスイッチ68a,
68bとが設けられており、玉タンク151内の貯留玉
がなくなったことおよび玉誘導レール67上の流下玉が
なくなったことが検出され、その検出信号が遊技機用タ
ーミナルボックス149,中継端子基板139を介して
払出制御用基板ボックス145内の払出集中制御基板1
46に入力される。このタンク玉切れスイッチ150
a,150bが玉を検出しなくなった時点で玉切れ表示
器(玉切れランプ)127を点灯表示させるとともに、
後述するように玉払出し速度が減速される。
【0021】前記タンク玉切れ検出スイッチ150a,
150bの下手側でかつこのレール玉切れ検出スイッチ
68a,68bの上手側箇所において玉詰まりが生じた
場合には、タンク玉切れ検出スイッチ150a,150
bからは玉切れ状態の検出が何らされないにも関わら
ず、レール玉切れ検出スイッチ68a,68bからは玉
切れ状態の検出が行なわれるのであり、そのような場合
には玉切れランプ127が点滅するように構成されてお
り、玉詰まりが発生したことが容易に認識できるように
構成されている。玉誘導レール67により玉流下径路が
構成されており、前記タンク玉切れ検出スイッチ150
a,150bにより、前記玉流下径路の所定箇所に設け
られ流下玉の存否を検出可能な第1の検出手段が構成さ
れている。また、前記レール玉切れ検出スイッチ68
a,68bにより、前記第1の検出手段よりも下手側の
前記玉流下径路に設けられ、流下玉の存否を検出可能な
第2の検出手段が、構成されている。さらに、玉切れラ
ンプ127により、前記玉流下径路の流下玉の存否の状
態を報知するための流下玉状態報知手段が構成されてい
る。
【0022】玉タンク151には、島に設けられる補給
樋152からパチンコ玉を補給玉検出器を含む補給装置
153を介して供給される。この玉タンク151に供給
される補給玉が補給装置153の補給玉検出器により検
出されるのであり、所定個数a(たとえば10個)のパ
チンコ玉が供給されたことを検出して1パルスの検出信
号がこの補給玉検出器から出力される。この出力信号は
コネクタ154に伝達される。カード処理機62からの
玉貸要求信号を受けてタンク151内のパチンコ玉を打
球供給皿59に払出すのではなく遊技者が玉貸機から購
入してきた貸玉を打球供給皿59内に投入して遊技を行
なう従来の一般的なパチンコ遊技機の場合には、コネク
タ154とホール用管理コンピュータに接続されている
コネクタ155と接続し、補給玉検出器からの検出信号
をホール用管理コンピュータに送信し、ホール管理用コ
ンピュータではその送信されてきた検出信号に基づいて
遊技場にとって不利益となる不利益球数を集計する。と
ころが、本実施例のように、カード処理器62からの玉
貸要求信号に基づいて玉タンク151内の貯留玉の一部
を打球供給皿59内に払出す方式のパチンコ遊技機にお
いては、その遊技場にとって何ら不利益球数とはならな
い貸玉が補給樋152から玉タンク151に供給される
ことになり、その供給された貸玉が補給玉検出器により
検出されてしまって不利益球数情報としてホール用管理
コンピュータに入力されてしまい、ホール用管理コンピ
ュータで正確な不利益球数を集計できない不都合が生じ
る。そこで、本実施例のパチンコ遊技機においては、ホ
ール用管理コンピュータに接続されているコネクタ15
5を補給装置153の補給玉検出器に接続させるコネク
タ154から外して遊技機用ターミナルボックス149
に接続されているコネクタ156に接続する。そして、
パチンコ玉の入賞に基づいて払出される景品玉が所定個
数a(たとえば10個)に達する毎に払出集中制御基板
146から所定のパルス信号を出力してその所定のパル
ス信号が遊技機用ターミナルボックス149,コネクタ
156,コネクタ155を介してホール用管理用コンピ
ュータに伝送されるように構成されている。このように
構成することにより、パチンコ玉の貸出については何ら
不利益球数情報としてのパルス信号がホール用管理コン
ピュータに出力されることなく、入賞に伴う景品玉の払
出に関してのみパルス信号がホール用管理コンピュータ
に送信され、ホール用管理コンピュータでは正確な不利
益球数情報を集計できる。
【0023】遊技領域120内に打込まれて入賞口に入
賞した入賞玉とアウト口に回収されたアウト玉は合流し
て打込玉タンク159に落下し、その打込玉が打込玉検
出器(打込球カウンタ)160により検出された後島に
設けられている集球樋161上に落下する。図中15
8,157は遊技機用ターミナルボックス149とホー
ル用管理コンピュータとを接続するコネクタであり、単
位額売上信号がこのコネタクタ158,157を介して
ホール用管理コンピュータに送信される。この単位額売
上信号とは、カード処理機62に挿入されたカードに記
録されているカード残額を使用して玉貸が行なわれた場
合の一単位の売上額のことであり、一単位の売上額に相
当するカード残額(たとえば100円)が使用される度
にこの単位額売上信号がホール用管理コンピュータに送
信され、ホール用管理コンピュータにおいて玉貸による
売上額を集計できるようになっている。
【0024】図中830はユニットボックスであり、カ
ード処理機用の電源の機能と単位額売上信号の伝送機能
とを併せもつ。このユニットボックス830には、AC
100V用のコンセント831が設けられており、この
コンセント831を介してAC100Vの電圧がユニッ
トボックス830に供給されて、このユニットボックス
830で所定の電圧に変圧された電圧が、接続ケーブル
837を介してカード処理機制御部135に供給され
る。また、このカード処理機制御部135から接続ケー
ブル837を介してユニットボックス830に単位額売
上データ等が伝送される。ユニットボックス830で
は、伝送されてきた単位額売上信号を、配線834を介
してホール用管理コンピュータに送信するとともに、配
線838を介してカード処理機用ターミナルボックスに
送信する。このように、単位額売上信号は、パチンコ遊
技機60からとカード処理機62からとの両方からホー
ル用管理コンピュータに送信されることになる。その結
果、いずれか一方が故障したり誤動作したりして一方の
単位額売上信号が狂った場合には、他方の単位額売上信
号と食違うために、異常が発生したことが即座に判断で
き、売上の正確な管理が可能となる。このユニットボッ
クス830には、通電状態を表示するための通電中表示
器833と、カード処理機62に異常が生じた場合等に
手動操作により電源を再立上げするためのリセットスイ
ッチ832とが設けられている。なお、前記単位額売上
信号をホール用管理コンピュータに送信する場合には、
どのカード処理機での売上かを特定するためにカード処
理機番号等のIDデータをも併せてホール用管理コンピ
ュータに送信するのが望ましい。そのIDデータをユニ
ットボックス830からホール用管理コンピュータに送
信する場合には、カード処理機62をパチンコ遊技機6
0に接続する度にまたは電源が投入される度にカード処
理機制御部135に記憶されているIDデータをパチン
コ遊技機60側に送信し、払出集中制御基板146やゲ
ーム制御用基板148′にその送信されてきたIDデー
タを記憶し、その記憶されているIDデータをユニット
ボックス830からホール用管理コンピュータに送信す
るようにする。
【0025】また、ゲーム制御基板148′は、可変表
示装置14のドラムユニットの中継端子基板(図示せ
ず)および各種ランプ・LED・センサなどが接続され
ている中継端子基板81と配線により接続されている。
ゲーム制御用基板ボックス148の背面右側には、キー
スイッチ75が設けられている。このキースイッチ75
は、可変表示装置14の可変停止時の表示結果が特定の
識別情報の組合せ(たとえば777)となる確率を可変
設定するためのものであり、ノーマル位置,設定位置,
確認位置の3つの位置に切換操作ができる。このキース
イッチ75に所定の鍵を挿入して切換操作をすることに
より確率が変更設定できるのであり、この切換操作回数
に応じて異なった確率を設定することができる。なお、
キースイッチ75に代えて、たとえばスライドスイッ
チ,押ボタンスイッチ,スナップスイッチ,プッシュプ
ルスイッチ,ロータリスイッチ,ディジタルスイッチ等
でもよい。さらに、ゲーム制御基板ボックス148内に
は、キースイッチ75の操作により設定された確率を表
示するための設定確率表示器76a,76b,76cが
設けられている。図中88は打球発射装置であり、打球
モータ612を備えている。また図中41は機構板40
に形成された開口であり、可変表示装置14の遊技板裏
面側への突出部分がこの開口41内に収まるように構成
されている。図中、53は電源スイッチであり、これを
操作することにより電源を一旦切った後再投入すること
ができ、電源の立ち上げに伴うゲーム制御基板148′
のゲーム制御用マイクロコンピュータ65をリセットす
ることができまた、後述する確率設定操作の際に操作し
やすくすることができる。
【0026】図3は、入賞玉処理機構445の構造およ
び作用を説明するための断面図である。入賞玉センサA
(170a),B(170b)のそれぞれの脇には、払
出ソレノイドA(171a),B(171b)で揺動さ
れる揺動体29a,29bが設けられている。この揺動
体29a,29bは、支軸31a,31bにより回動自
在に取付けられており、それぞれにウエート33a,3
3bが設けられている。そして払出ソレノイドB(17
1b)が図示のように励磁が解除されている状態では、
ウエート33bの自重により揺動体29bが図示時計回
り方向に回動している。その状態では、払出ソレノイド
B(171b)のアクチュエータ25bが第1の入賞玉
集合樋45内に入込んだ状態となり、その入込んだアク
チュエータ25bにより入賞玉が入賞玉センサB(17
0b)内で停止された状態となる。そして払出ソレノイ
ドB(171b)が励磁されると、図示左側の払出ソレ
ノイドA(171a)のように、アクチュエータ25a
が引寄せられて第2の入賞玉集合樋47から退避した状
態となるとともに、揺動体29aがアクチュエータ25
aにより押上げられて図示時計回り方向に回動してその
上方端から第1の入賞玉集合樋47内に入り込む。そし
てアクチュエータ25aにより支えられていた入賞玉が
下方に落下するとともにその上方に位置する入賞玉が揺
動体29aの上方端により支えられて保持される。以上
のように、払出ソレノイドが1回励磁される毎に入賞玉
が1個玉抜き径路420内に排出されて機外に排出され
る。
【0027】そして、第1の入賞玉集合樋47に導かれ
た入賞玉が入賞玉センサA(170a)により検出され
れば所定個数の景品玉が払出され、その払出が完了した
段階で払出ソレノイドA(171a)を1回励磁して解
除する。そして、次の入賞玉が第1の入賞玉集合樋47
に存在すれば再度入賞玉センサA(170a)により検
出されて、前述と同様に所定個数の景品玉が払出され
る。また、第2の入賞玉集合樋45に導かれた入賞玉は
入賞玉センサB(170b)により検出され、所定個数
k個(たとえば15個)の景品玉が払出され、払出ソレ
ノイドB(170b)が励磁されて次の入賞玉があれば
再度所定個数k個の景品玉の払出が行なわれる。以上の
ように、入賞玉が連続して発生したとしても、揺動体2
9a,29bにより、景品玉の払出が終了した入賞玉だ
け流下して未だに景品玉の払出が終了していない入賞玉
については流下が阻止されて第1,第2の入賞玉集合樋
47,45内に証拠玉として貯留された状態となるため
に、景品玉の払出個数をめぐるトラブルを防止できる利
点がある。なお、証拠玉を貯留する代わりにマイクロコ
ンピュータ等で入賞個数等を記憶しておき、その記憶値
に基づいて払出制御を行なうようにしてもよい。その場
合には、バツクアップ電源を利用して記憶値が停電等で
消去されないようにすることが望ましい。
【0028】なお、払出ソレノイドA(171a),B
(171b)が故障して励磁不能状態になれば、アクチ
ュエータ25aまたは25bが第1の入賞玉集合樋47
や第2の入賞玉集合樋45に入込んだままの状態となる
ため、排出ソレノイド励磁指令信号が導出されたにもか
かわらず、パチンコ玉が入賞玉センサA(170a)ま
たは入賞玉センサB(170b)の内部で停止して入賞
玉検出信号が継続して導出される状態となるのであり、
この入賞玉センサの連続したON状態を検出して払出ソ
レノイドA(171a)またはB(171b)が故障し
た旨の判定を行なって異常状態の報知を行うように構成
されている。なお、入賞玉センサA(170a),B
(170b)はパチンコ玉の通過に伴って出力信号が所
定の電圧から変化するいわゆる近接スイッチにより構成
されているのであるが、この入賞玉検出センサA(17
0a),B(170b)が断線した場合には出力信号の
電圧が0Vとなるために、その0Vになった旨を検出し
て入賞玉センサA(170a),B(170b)が断線
した旨の判定を行ない報知をしてもよい。また、この入
賞玉センサA(170a),B(170b)がショート
した場合には出力電圧が正常な電圧を超えた異常な電圧
となってしまうのであり、その異常電圧を検出してショ
ートした旨の判定を行ない、その旨の報知を行なうよう
にしてもよい。
【0029】図4は、玉払出器63およびその周辺機器
を説明するための縦断面図である。玉払出器63は機構
板40側に設けられている金属板54に設けられてお
り、玉誘導レール67から2条に整列されて送られてく
るパチンコ玉が玉通路64a,64bから玉払出器63
内に供給されてくる。この玉払出器63は、払出モータ
223、その払出モータ223によって回転する玉送り
部材800、玉送り部材800の図示左端部に形成され
ている切欠813内に設けられている投光器802a、
玉送り部材800が半回転する毎に投光器802aから
の投光を受光する半回転検出センサ802bが設けられ
ている。さらに、投光器102a,半回転検出センサ8
02b,払出モータ223に接続されている各配線81
0が配線孔808を通って中継端子基板139を介して
払出集中制御基板730に接続される。
【0030】玉誘導レール67の屈曲部分には、玉抜き
部材881が揺動自在に設けられている。この玉抜き部
材881は、通常時は図示実線で示すように玉誘導レー
ル67の屈曲部分を閉塞する姿勢となっている。そし
て、遊技場の係員が前面枠前方から操作棒(図示せず)
の操作により玉抜き部材881を開放する操作を行なう
と、玉抜き部材881が図示反時計回り方向に揺動して
図示破線で示す姿勢となる。すると、玉誘導レール67
の屈曲部分か開放されて玉タンク151(図2参照)内
のパチンコ玉が玉誘導レール67,排出径路1を通って
機外に排出される。また、遊技場の係員が前記操作棒を
再度操作すると、玉抜き部材881が時計回り方向に回
動して図示実施例に示す閉塞姿勢となり、その閉塞姿勢
でロックされた状態となる。
【0031】玉通路64a,64bのそれぞれには玉感
知部材920a,920bが回動自在に設けられてい
る。玉誘導レール67からパチンコ玉が供給されていな
い状態では、玉感知部材920a,920bが図示時計
回り方向に回動して破線で示す姿勢となり、この玉感知
部材920a,920bの回動を検出するレール玉切れ
スイッチ68a,68bがOFFとなる。一方、玉誘導
レール67からパチンコ玉が供給されれば、その供給さ
れてきたパチンコ玉の自重により玉感知部材920a,
920bが反時計回り方向に回動し、図示実施例に示す
姿勢となる。するとレール玉切れスイッチ68a,68
bがONとなる。
【0032】玉払出器63の下方には金属カバー板55
が設けられている。この金属カバー板は、玉の流下を誘
導するための起立壁部55a,55bが設けられてお
り、玉払出器63により払出されたパチンコ玉がこの起
立壁部55a,55bに誘導されてスムーズに下方に落
下するように構成されている。この金属カー板55には
アース線56が取付けられており、玉払出器63により
払出された玉が帯電している場合には、その玉がカバー
板55に接触することによりアースされて除電される。
図中、419a,419bは払出口、805a,805
bは玉送り通路、880a,880bは玉通路部材、4
1は開口、806は玉圧受け部材である。
【0033】図5は、玉送り部材800の回転軸に対し
直交する方向から見た縦断面図である。玉払出器63の
玉入口884a,884bにパチンコ玉を供給する玉通
路部材880a,880bは、玉入口884a,884
bの高さ位置に合わせた形状をしている。玉払出器63
の玉入口884a,884bの少し下方部分では、玉圧
緩和部材885が設けられており、玉通路64a,64
bを通って供給されてきたパチンコ玉の玉圧がこの玉圧
緩和部材885の形状部分に加えられ、玉送り通路80
5a,805bに加えられるパチンコ玉の玉圧が緩和さ
れる。この玉圧緩和部材885内には、空間886が形
成されており、投光器802a,半回転検出センサ80
2bの配線がこの空間886を通して外部に引き出され
るように構成されている。玉送り部材800の端部に
は、1対の凸部887と切込部が設けられており、この
1対の凸部887の間が切欠813となる。そして、こ
の1対の凸部887の間に投光器802aが位置するよ
うに設けられており、図5に示す状態では、投光器80
2aから投光された光は凸部887に遮られて半回転検
出センサ802bに検出されないように構成されてい
る。そして、玉送り部材800が図5に示す状態から4
5度回転することにより投光器802aから投光された
光が1対の凸部887の間を通って半回転検出センサ8
02bに到達する状態となり、結局、玉送り部材800
が半回転するごとに半回転検出センサ802bが投光器
802aからの投光を受光する状態となる。図中915
はカバーあり、54は金属板、55は金属カバー板、4
0は機構板である。
【0034】図6は、カード処理機制御部の制御回路を
示すブロック図である。
【0035】カード処理機制御部135(図2参照)に
はカード処理機制御用マイクロコンピュータ300が組
込まれている。カード処理機制御用マイクロコンピュー
タ300は以下に述べるような各種機器の動作を制御す
る機能を有する。このため、カード処理機制御用マイク
ロコンピュータ300は、たとえば数チップのLSIで
構成されており、その中には制御動作を所定の手順で実
行することのできるCPU301と、CPUの動作プロ
グラムデータを格納するROM302と、必要なデータ
の書込および読出ができるRAM303とが含まれる。
【0036】さらに、カード処理機制御用マイクロコン
ピュータ300は、入力信号を受けてCPU301に入
力データを与えるとともに、CPU301からの出力デ
ータを受けて外部に出力する入出力回路304と、電源
投入時にCPU301にリセットパルスを与えるパワー
オンリセット回路305と、CPU301にクロック信
号を与えるクロック発生回路306と、クロック発生回
路306からのクロック信号を分周してリセットパルス
を定期的(たとえば2msec毎)にCPU301に与
えるパルス分周回路(定期リセット回路)307と、C
PU301からのアドレスデータをデコードするアドレ
スデコード回路308とが含まれる。
【0037】アドレスデコード回路308はCPU30
1からのアドレスデータをデコードし、ROM302,
RAM303,入出力回路304にそれぞれチップセレ
クト信号を与える。
【0038】なお、この実施例では、ROM302に
は、その内容の書換え、すなわち必要が生じた場合に
は、その中に格納されたCPU301のためのプログラ
ムデータを変更することができるようにプログラマブル
ROMが用いられている。そして、CPU301からこ
のROM302内に格納されたプログラムデータに従っ
て、かつ以下に述べる各制御信号の出力に応答して、種
々の機器に対して制御信号を与える。
【0039】カード処理機制御用マイクロコンピュータ
300は、入力信号として、次のような信号が与えられ
る。
【0040】遊技場の係員が貸玉額設定スイッチ137
(図2参照)を操作して貸玉額を設定することにより、
その設定信号が検出回路309を介してカード処理機制
御用マイクロコンピュータ300に入力される。端数表
示スイッチ136(図1参照)が操作されることによ
り、そのスイッチ操作信号が検出回路309を介してカ
ード処理機制御用マイクロコンピュータ300に入力さ
れる。遊技者が玉貸ボタン44c(図1参照)を押圧操
作すれば、その押圧操作が玉貸操作検出器44dにより
検出され、その検出信号がインターフェイス基板13
8,検出回路309を介してカード処理機制御用マイク
ロコンピュータ300に入力される。遊技者が返却ボタ
ン42c(図1参照)を押圧操作すれば、その押圧操作
が返却操作検出器42dにより検出され、その検出信号
がインターフェイス基板138,検出回路309を介し
てカード処理機制御用マイクロコンピュータ300に入
力される。カードリーダライタ制御部134(図1,図
2参照)から、後述するカード受付信号,カード異常信
号,カード処理完了信号が入力される。
【0041】払出制御用マイクロコンピュータ350か
らインターフェイス基板138,情報入力回路312を
介して、後述する払出可能信号,玉貸準備信号,玉貸完
了信号,玉貸可能信号が入力される。この情報入力回路
312はフォトカプラが内蔵されており、払出制御用マ
イクロコンピュータ350からの前述した各種信号がフ
ォトカプラを介してカード処理機制御用マイクロコンピ
ュータ300に入力される。このようにフォトカプラを
介して信号が入力されるために、払出制御用マイクロコ
ンピュータ350に発生した故障による悪影響がカード
処理機制御用マイクロコンピュータ300にまで及ばな
いために、払出制御用マイクロコンピュータ350の故
障に起因してカード処理機制御用マイクロコンピュータ
300まで故障してしまうという不都合が極力防止でき
る。
【0042】次に、カード処理機制御用マイクロコンピ
ュータ300は以下の回路や機器に対して制御信号を出
力する。
【0043】LED駆動回路310,インターフェイス
基板138を介して、玉貸可表示器48d,カード残高
表示器50(図1参照)にそれぞれ表示用制御信号を出
力する。ランプ駆動回路311を介して、カード挿入表
示器132,処理機使用可表示器130にそれぞれ表示
用制御信号を与える。カードリーダライタ制御部134
(図1,図2参照)に、後述する現在の残高データ,カ
ード書込排出指令信号,残高ゼロデータ,カード回収指
令信号を出力する。情報出力回路313,インターフェ
イス基板138を介して払出制御用マイクロコンピュー
タ350に、後述する玉貸要求信号を出力する。ユニッ
トボックス830,カード処理機用ターミナルボックス
320を介して玉貸カード集中管理コンピュータに後述
する単位額売上信号を出力する。この玉貸カード集中管
理コンピュータは、玉貸カードの発行会社等に設置され
ている集中管理コンピュータであり、日本全国の各遊技
場に設置されているカード処理機62に対しカード処理
機用ターミナルボックス320を介して通信回線により
接続されている。ユニットボックス830を介して、ホ
ール用管理コンピュータに単位額売上信号を送信すると
ともに、カード処理機62に所定の電源を供給する。
【0044】図7は、払出制御用マイクロコンピュータ
に接続された各種制御回路や各種制御機器を示すブロッ
ク図である。
【0045】払出制御用マイクロコンピュータ内350
は、図6に示したカード処理機制御用マイクロコンピュ
ータ300と同様の構成を有するために、ここでは説明
の繰返しを省略する。なお、払出制御用マイクロコンピ
ュータ350は、ワンチップのマイコンで構成され、マ
スク化されている。払出センサ802bが中継端子基板
139を介してセンサ回路352に接続されており、払
出センサ802bの検出信号がセンサ回路352から払
出制御用マイクロコンピュータ350に入力される。入
賞玉スイッチ(入賞玉センサ)170a,170bが中
継端子基板139を介してスイッチ回路351に接続さ
れており、入賞玉スイッチ(入賞玉センサ)170a,
170bの検出信号がスイッチ回路350から払出制御
用マイクロコンピュータ350に入力される。タンク玉
切れスイッチ150a,150bが中継端子基板139
を介してスイッチ回路351に接続されており、タンク
玉切れ検出信号がスイッチ回路351から払出制御用マ
イクロコンピュー350に入力される。満タンスイッチ
162が中継端子基板139を介してスイッチ回路35
1に接続されており、満タン検出信号がスイッチ回路3
51から払出制御用マイクロコンピュー350に入力さ
れる。レール玉切れスイッチ68a,68bが中継端子
基板139を介してスイッチ回路351に接続されてお
り、レール玉切れ検出信号がスイッチ回路351から払
出制御用マイクロコンピュー350に入力される。
【0046】また、カード処理器制御用マイクロコンピ
ュー300がインタフェース基板138を介して払出制
御用マイクロコンピュー350に接続されており、カー
ド処理器制御用マイクロコンピュータ300と払出制御
用マイクロコンピュータ350との間でデータの送受信
が可能となるように構成されている。ゲーム制御用マイ
クロコンピュータ65(ゲーム制御用基板148′)が
賞球個数情報入力回路361と入賞情報出力回路362
とを介して払出制御用マイクロコンピュータ350に接
続されており、ゲーム制御用マイクロコンピュータ65
(ゲーム制御用基板148′)からの賞球個数情報が賞
球個数情報入力回路361を介して払出制御用マイクロ
コンピュータ350に入力され、払出制御用マイクロコ
ンピュータ350から入賞情報が入賞情報出力回路36
2を介してゲーム制御用マイクロコンピュータ65(ゲ
ーム制御用基板148′)に出力される。リセットスイ
ッチ147がリセット回路353を介して払出制御用マ
イクロコンピュータ350に接続されており、リセット
スイッチ147(図2参照)が操作されたことに基づい
てリセット信号がリセット回路353を介して払出制御
用マイクロコンピュータ350に入力される。
【0047】さらに、払出制御用マイクロコンピュータ
350はモータ回路354,中継端子基板139を介し
て払出モータ223にモータ駆動制御信号を出力する。
払出制御用マイクロコンピュータ350はリレー回路3
55、中継端子基板139を介してハンドルモータ(打
球モータ)612にモータ電源供給制御信号を出力す
る。払出制御用マイクロコンピュータ350はソレノイ
ド回路356,中継端子基板139を介して払出ソレノ
イド171a,171bにそれぞれソレノイド駆動用制
御信号を出力する。払出制御用マイクロコンピュータ3
50は情報出力回路357,中継端子基板139を介し
て、前述した景品玉の所定個数a(たとえば10個)の
払出が行なわれた旨の情報である補給情報と、所定額
(たとえば100円)の玉貸が行なわれた旨の情報であ
る玉貸情報をホール用管理コンピュータに出力する。払
出制御用マイクロコンピュータ350はブザー回路35
8,中継端子基板139を介してブザー359にブザー
制御用信号を出力する。払出制御用マイクロコンピュー
タ350はランプ回路360,中継端子基板139を介
して、払出ランプ126と玉切れランプ127とにそれ
ぞれランプ制御信号を出力する。
【0048】これら制御回路や各種機器には、電源回路
363から所定の直流電圧が供給される。なお、図中1
46は払出集中制御基板であり、この払出集中制御基板
146の一点鎖線で囲まれた範囲内に示された各種回路
や各種電子機器が、払出集中制御基板146上に装着さ
れている。
【0049】図8は、パチンコ遊技機に使用される制御
回路を示すブロック図である。
【0050】パチンコ遊技機の制御回路は、その一部が
ゲーム制御用基板148′に設けられており、各種機器
を制御するためのプログラムに従って動作するマイクロ
コンピュータなどを含む基本回路65を有する。この基
本回路65には、CPU91,RAM92,ROM9
3,I/Oポート90,サウンドジェネレータ94,ク
ロック発生回路95が含まれている。また、パチンコ遊
技機の制御回路には、電源投入時に基本回路65にリセ
ットパルスを与えるための初期リセット回路97と、基
本回路65から与えられるクロック信号を分周して定期
的(たとえば2msec毎)にリセットパルスを基本回
路65に与えるパルス分周回路からなる定期リセット回
路98と、基本回路65からのアドレスデータをデコー
ドし、基本回路65内のRAM92,ROM93,I/
Oポート90,サウンドジェネレータ94にそれぞれチ
ップセレクト信号を与えるアドレスデコード回路96と
を含む。基本回路65には、入力信号として次のような
信号が与えられる。打玉が入賞して入賞玉処理器400
(図2参照)により処理されて入賞玉が入賞玉センサ1
70a,170b(図3参照)により検出されれば、払
出集中制御基板146,中継端子基板139,入賞情報
入力回路853を介して入賞情報が基本回路65に入力
される。打玉が可変入賞球装置3内に入賞して10カウ
ント検出スイッチ8により検出されれば、その検出信号
がスイッチ・センサ入力回路109を介して基本回路6
5に入力される。可変入賞球装置3内に進入したパチン
コ玉が特定入賞口(Vポケット)に入賞して特定入賞玉
検出スイッチ7により検出されれば、その検出信号がス
イッチ・センサ入力回路109を介して基本回路65に
入力される。パチンコ玉が始動入賞口1a,1b,1c
に入賞すれば、その始動入賞玉が始動入賞玉検出スイッ
チ2a,2b,2cにより検出され、その検出信号がス
イッチ・センサ入力回路109を介して基本回路65に
入力される。ステッピングモータ35a〜35cが回転
して可変表示装置14の各回転ドラムが回転し、その各
回転ドラムに形成されている無反射部分(図示せず)が
ドラムセンサ51a〜51cにより検出されれば、その
検出信号がスイッチ・センサ入力回路109を介して基
本回路65に入力される。ゲーム制御用基板148′に
は、EEPROM(Electrically Era
sable Programmable Read−O
nly Memory)99とデータ入力回路100と
データ出力回路101とが設けられており、パチンコ遊
技機60の電源投入時に、このEEPROM99に記憶
されている大当り発生用の確率データがデータ入力回路
100を介して基本回路65に入力される。その入力さ
れた確率データはI/Oポート90,CPU91を介し
てRAM92にロードされる。この確率データは、少し
高い第1の確率データ(設定1)と中程度の第2の確率
データ(設定2)と少し低い第3の確率データ(設定
3)との3種類があり、そのうちのいずれか1つの確率
データがEEPROM99に記憶されている。
【0051】RAM92にロードされた確率データが第
1の確率データ(設定1)であったと仮定し、その状態
でキースイッチ75が操作されたときを説明する。キー
スイッチ75は、ノーマル位置と設定位置と確認位置と
の3つの位置に切換えることが可能であり、確認位置で
電源が投入されたことを条件として、ノーマルモードか
ら設定モードにキースイッチ75が1回操作された場合
には、RAM92にロードされている第1の確率データ
(設定1)が第2の確率データ(設定2)に更新され
る。その状態で、さらにキースイッチ75が再度ノーマ
ルモードから設定モードに操作された場合には、RAM
92にロードされている第2の確率データ(設定2)が
第3の確率データ(設定3)に更新される。その状態で
再度キースイッチ75がノーマルモードから設定モード
に操作された場合には、RAM92にロードされている
第3の確率データ(設定3)が第1の確率データ(設定
1)に更新される。そして、確率データの更新が行なわ
れる毎にEEPROM99に記憶されている確率データ
が更新され、キースイッチをノーマルモードにした状態
で所定時間(たとえば5秒)経過した場合には、確率デ
ータが確定され、現時点におけるEEPROM99に記
憶されている確率データがRAM92にロードされてそ
のロードされた確率データを用いて可変表示装置14の
制御が行なわれる。電源投入時にキースイッチ75がノ
ーマルモードとなっている場合には、キースイッチ75
の操作による確率データの書替えができない。この実施
例にように、確率データをEEPROM99により記憶
保持するようにしたために、機械的な記憶保持に比べて
確率の設定値の増減に柔軟に対応できるとともに、特
に、たとえばRAM等に記憶させることに比べて、バッ
クアップ電源を必要としないという利点がありかつ記憶
保持する期間が長くなった場合には有利となる。なお、
キースイッチ75等からなる確率設定操作手段は、各パ
チンコ遊技機に設ける代わりに、たとえば、ホール用管
理コンピュータに接続されたキーボード等で構成しても
よく、遊技場の管理室等において各パチンコ遊技機を指
定して確率の設定操作が行なわれるようにしてもよい。
【0052】次に、基本回路65からは以下に述べる各
種回路や機器に対し制御信号が出力される。
【0053】音回路66を介してスピーカ15に音発生
用の制御信号が出力される。賞球個数情報出力回路10
4,中継端子基板138を介して払出集中制御基板14
6に対し払出されるべき景品玉の数を指定する情報であ
る賞球個数情報が出力される。セグメント・LED回路
105を介して、7セグメント表示器11,始動入賞記
憶表示器10,入賞個数表示器16,設定確率表示器7
6a〜76c,飾りLED27,26,V表示LED2
8にそれぞれ表示用の制御信号が出力される。ドラムラ
ンプ回路106を介してドラムランプ25a〜25gに
それぞれランプ点灯用の制御信号が出力される。ランプ
・ソレノイド大当り情報回路107を介して、ソレノイ
ド5にソレノイド励磁用制御信号を出力するとともにド
ラム飾りランプ17,遊技効果ランプ18,レール飾り
ランプ19,風車ランプ20,肩ランプ21,サイドラ
ンプ22,センターランプ(アタッカーランプ)23,
袖ランプ24にそれぞれランプ点灯(点滅)用制御信号
を出力する。モータドライブ回路108を介して、各ス
テッピングモータ35a〜35cを駆動させるための制
御信号を出力する。図中71は、大当り発生情報をホー
ル用管理コンピュータ等に出力するための出力線であ
る。
【0054】なお、これら制御回路や各種機器には、電
源回路102から所定の直流電圧が供給される。
【0055】図9は、払出集中制御基板とゲーム制御用
基板との間で、景品玉の払出個数データ等の送受信を行
なうための回路を示す図である。
【0056】パチンコ遊技機60のインタフェース基板
138とカード処理機62のカード処理機制御部135
とが接続された段階でフォトカプラ852にVL(+1
8V)の電圧が与えられ、ゲーム制御用基板148′に
設けられているカード処理機接続情報入力回路854を
介して基本回路65(図8参照)に信号が入力される。
このカード処理機接続情報入力回路854を介して基本
回路65に信号が入力されて初めてパチンコ遊技機60
は遊技可能となる。この点に関しては後に詳しく説明す
る。ゲーム制御用基板148′の基本回路65には、パ
チンコ玉の入賞態様に応じて払出すべき景品玉の個数が
記憶されている。すなわち、打玉が始動入賞口1a,1
b,1c(図1参照)に入賞した場合にはn(5個)、
その始動入賞口1a〜1c以外の入賞口や入賞球装置に
入賞した場合にはm(15個)払出すように払出個数が
記憶されている。そして、始動入賞口1a〜1cに入賞
した入賞玉は入賞玉処理器400に導かれて入賞玉セン
サ170aにより検出され、その検出信号が入賞玉セン
サ回路351,フォトカプラ859aを介して入賞情報
入力回路853に入力されてその入力情報が基本回路6
5に入力される。始動入賞口1a〜1c以外の入賞口や
入賞球装置に入賞した入賞玉は、入賞玉処理器400に
導かれて入賞玉センサ170bにより検出され、その検
出信号が入賞玉センサ回路351,フォトカプラ859
bを介して入賞情報入力回路853に入力され、その入
力情報が基本回路65に入力される。基本回路65で
は、その入力された入賞情報に基づいてD0,D1,D
2,D3の4つの出力ポートを利用して賞球個数信号を
払出制御基板の賞球個数情報入力回路361に出力す
る。つまり、D0〜D3の4つの出力ポートにより4ビ
ットの賞球個数信号(景品玉払出個数信号)を出力する
ことができるために、1個〜15個の15種類の賞球個
数信号を出力することが可能である。出力ポートD0か
ら出力された信号は賞球個数情報入力回路361のフォ
トカプラ855で一旦光信号に変換された後再度電気信
号に変換されて入力回路350に入力される。同様に、
出力ポートD1,D2,D3からそれぞれ出力された賞
球個数信号がフォトカプラ856,857,858によ
り一旦光信号に変換された後再度電気信号に変換され、
その電気信号が入力回路350に入力される。入力回路
350に入力された賞球個数データに基づいて払出集中
制御基板146が玉払出器63を制御して所定個数の景
品玉が払出されるように制御する。前記各フォトカプラ
855〜858には、ゲーム制御用基板148′側から
供給されるカプラ電源Vpが与えられ、各出力ポートD
0〜D3からの信号が対応するフォトカプラ855〜8
58に入力されることにより、その入力されたフォトカ
プラからの信号が払出集中制御基板146の入力回路3
51に入力される。このように、払出集中制御基板14
6とゲーム制御用基板148′との間のデータの送受信
がフォトカプラを介して行なわれるために、互いの基板
間が電気的に絶縁された状態となり、一方の基板の故障
が他方の基板に悪影響を及ぼしてしまう不都合が防止で
きる。
【0057】次に、カード処理機制御部135とインタ
ーフェイス基板138とが非接続状態(情報の伝達不能
状態)になった場合には、フォトカプラ852からの信
号が入力されなくなるために、払出集中制御基板におい
て、カード処理機との接続エラーが発生していると判定
し、その判定結果に基づいて、リレー355を作動させ
て打球モータ612への電流の供給を遮断して打玉が発
射されない遊技不能状態とする。
【0058】図10は、図7に示された情報出力回路3
57の具体的な構成を示す回路図である。
【0059】情報出力回路357は、主として、フォト
カプラ部380とブリッジダイオード381A,381
Bとからなる。それぞれのブリッジダイオード381
A,381Bに接続されているデータ線384,38
5,386,387とホール用管理コンピュータとが接
続されており、ホール用管理コンピュータからは補給情
報があるか否かを検出するための検出用信号がデータ線
384または385のいずれかを介してブリッジダイオ
ード381Aに出力される。このホール用管理コンピュ
ータから出力される検出用信号は、ホール用管理コンピ
ュータ側のコネクタとデータ線384,385に接続さ
れているコネクタとの接続をある方向で差込接続するか
またはそれとは逆方向に差込接続するかによって、デー
タ線384に入力されたりまたはデータ線385に入力
されたりする。同様に、ホール用管理コンピュータから
は玉貸情報があるか否かを検出するための検出用信号が
データ線386または387のいずれか一方に入力され
る。この検出用信号がデータ線386または387のい
ずれに入力されるかは、前述と同様に、ホール用管理コ
ンピュータ側のコネクタとデータ線386,387に接
続されているコネクタとの差込接続の方向次第で決ま
る。いずれにしても、データ線384あるいは385の
いずれに検出信号が入力されたとしても、ブリッジダイ
オード381Aを介してトランジスタ382Aおよび3
83Aに検出用信号の電圧が印加されることとなる。同
様に、データ線386または387のいずれに検出用信
号が入力されたとしても、ブリッジダイオード381B
を介してトランジスタ382Bおよび383Bに検出用
信号の電圧が印加されることとなる。
【0060】払出制御用マイクロコンピュータ350
は、前述したように所定個数a(たとえば10個)の景
品玉の払出が行なわれた場合に1パルスの信号をフォト
カプラ380A側に出力する。フォトカプラ380Aで
は、その1パルス信号に基づいてトランジスタ382A
が導通状態となり、トランジスタ382Aに印加されて
いる検出用信号の電圧がトランジスタ383Aのベース
に印加されることとなり、トランジスタ383Aが導通
状態となり、検出用信号がトランジスタ383Aを通っ
てブリッジダイオード381Aを介してデータ線384
まは385のうちの検出用信号が入力されていない方の
データ線を通ってホール用管理コンピュータに入力され
る。
【0061】一方、払出制御用マイクロコンピュータ3
50は、前述したように、所定額(たとえば100円)
の玉貸が行なわれた場合に1パルスの信号をフォトカプ
ラ380B側に出力するのであり、フォトカプラ380
Bでは、その出力パルス信号に基づいてトランジスタ3
82Bが導通状態となる。すると、トランジスタ382
Bに印加されていた入力用信号の電圧がトランジスタ3
83Bのベースに印加されることとなり、トランジスタ
383Bが導通状態となる。トランジスタ383Bが導
通状態となれば、検出用信号がトランジスタ383Bを
通ってブリッジダイオード381Bを介し、データ線3
86または387のうちの入力用信号が入力されていな
い方のデータ線を通ってホール用管理コンピュータに入
力される。
【0062】このように、払出制御用マイクロコンピュ
ータ350からホール用管理コンピュータへの補給情報
と玉貸情報との送信が、フォトカプラ380A,380
Bにより一旦光信号に変換された後再度電気信号に変換
されて行なわれるために、払出制御用マイクロコンピュ
ータ350とホール用管理コンピュータとで電気的に絶
縁された状態となり、払出制御用マイクロコンピュータ
350またはホール用管理コンピュータのうちの一方の
故障が他方に悪影響を及ぼすことが防止できる利点があ
る。このような利点を達成する他の方法としては、フォ
トカプラ380A,380Bの代わりにリレーを用いる
ことが考えられる。しかし、リレーを用いた場合には、
リレーが接点を有するために、払出制御用マイクロコン
ピュータ350から信号がリレーに出力される度にリレ
ーの接点がON,OFFを繰返えすこととなり、リレー
の接点が早期に磨耗して耐久性が劣るという欠点が生ず
る。この実施例は、フォトカプラを用いたために、その
ようなリレーが有する耐久性の問題点は解決できる。し
かし、フォトカプラの場合にはトランジスタ382A,
382Bがプラス,マイナスの極性を有するために、ブ
リッジダイオード381A,381Bを介すことなくフ
ォトカプラとホール用管理コンピュータとを直接接続し
た場合には、ホール用管理コンピュータ側のコネクタと
フォトカプラに接続されているコネクタとの差込方向次
第で、フォトカプラから出力される補給情報や玉貸情報
がホール用管理コンピュータの入力信号の出力ポート側
に入力されてしまうという不都合が生ずる。しかし、こ
の実施例により、フォトカプラ380A,380Bとホ
ール用管理コンピュータとの間にブリッジダイオード3
81A,381Bを仲介させたために、ホール用管理コ
ンピュータ側のコネクタをデータ線384,385ある
いは386,387に接続されているコネクタとの差込
方向をいずれの方向にしても前述した不都合が生じな
い。
【0063】図11ないし図13は、図8に示した制御
回路の動作を説明するためのフローチャートである。
【0064】図11はメインルーチンが示されており、
たとえば2msec毎に1回実行される。まずステップ
S1(以下単にSという)により、スタックセットの処
理が行なわれ、S2より、RAMエラーがあったか否か
の判断が行なわれる。この判断は図8に示された基本回
路65内のRAM92の所定アドレスの内容を読出し、
その値が所定の値と等しいか否かを調べることにより行
なわれる。プログラムの暴走時や電源投入時直後には、
RAM92の格納データは不定であるため、判断の答え
はNOとなって制御S3に進む。S3では、RAMに初
期データが書込まれる。このとき、EEPROM99に
記憶されている大当りの発生の確率データである設定値
が読込まれてRAMにロードされて以降その読込まれた
値に従って定まる確率で、可変表示装置14の識別情報
が表示されるように制御される。その後制御はS10に
進む。S3において初期データが書込まれるため、以後
このメインルーチンの実行時には、S2における判断の
答えがYESとなり、制御はS4に進むこととなる。
【0065】S4においては、I/Oポートからのデー
タの出力処理が行なわれ、図8に示された各種回路や機
器に対し制御信号が出力される。次にS5に進み、10
カウントエラーがあるか否かおよびドラムエラーがある
か否かの判断が行なわれる。この10カウントエラーで
は、特定入賞玉検出スイッチ7や入賞個数検出スイッチ
8がショートあるいは断線している場合であり、具体的
には、特定入賞玉検出スイッチ7や10カウント検出ス
イッチ8の出力信号が所定時間(たとえば2.9秒)を
超えて導出された場合あるいは可変入賞球装置3の1回
の開成中に入賞玉が1個も検出されなかった場合に10
カウントエラーありと判断される。ドラムエラーとは、
可変表示装置14の回転ドラム(図示せず)が回転途中
で停止したり回転制御できない状態となった場合であ
る。10カウントエラーがなくかつドラムエラーもなか
った場合にはS6に進み、プロセス処理が行なわれた後
S7に進むが、10カウントエラーまたはドラムエラー
があった場合には直接S7に進み、入賞情報入力処理が
行なわれ、次にS8に進み、スイッチ入力処理が行なわ
れて、S9に進む。
【0066】S9では、確率設定スイッチ入力の処理が
行なわれる。この確率設定スイッチ入力では、キースイ
ッチ75(図2参照)の操作に基づいた大当り発生の確
率の設定状態を入力する処理である。このS9の後制御
はS10に進む。S10では、ランダム1カウンタ,ラ
ンダム2カウンタ,ランダム4カウンタの更新処理が行
なわれる。このランダム1カウンタとは、大当りを発生
させるか否かに関する1次抽選用のカウンタである。ラ
ンダム2カウンタとは、大当りを発生させるか否かに関
する2次抽選用および当り図柄決定用のカウンタであ
る。大当りを発生させるか否かは、まずランダム1カウ
ンタに基づく1次抽選の結果当りと決定され、さらにラ
ンダム2カウンタに基づく2次抽選の結果当りと決定す
る必要がある。ランダム4カウンタとは、大当りを発生
させることが決定された場合に、3本の当りラインのう
ちどの当りライン上に当り図柄の組合せを成立させるか
を決定するための当りライン選択用のカウンタである。
この当り図柄はランダム2カウンタのカウント値に基づ
いて決定される。そして、キースイッチ75を操作した
後には、このランダム1カウンタのカウント値の上限が
変化する。すなわち、設定1の場合にはランダム1カウ
ンタは0〜41の範囲内でカウントする。設定2の場合
には0〜44の範囲内でカウントする。設定3の場合に
は0〜49の範囲内でカウントする。一方、ランダム2
カウンタは、0〜49の範囲内でカウントする。またラ
ンダム4カウンタは、0〜2の範囲内でカウントし、ピ
ックアップされたカウント値が0のときには中段の当り
ラインが選択決定され、1のときには右上がり斜めの当
りラインが選択決定され、2のときには右下がり斜めの
当りラインが選択決定される。
【0067】次に、S11に進み、リセット回数が0か
または4かまたは1か2,3,5,6,7かのいずれか
が判断される。このリセット回数とは、定期リセット回
路98(図8参照)から基本回路65に入力されるリセ
ット信号によって基本回路64がリセットされた回数を
意味し、リセットされる毎に「0」から「1」ずつ加算
されて「7」まで達し、その状態でさらに「1」加算さ
れることにより「0」となり、「0」から再度カウント
アップされるものである。このリセット回数は0の場合
にはS12に進み、音データが出力されてスピーカ15
から所定の音が発せられる。一方、リセット回数が4の
場合にはS13に進み、出力データテーブル選択,ドラ
ムランプデータセットの処理が行なわれてS15に進
み、そのセットされたデータが出力されて、ドラムラン
プが点灯制御される。一方、リセット回数が1,2,
3,5,6,7の場合にはS14に進み飾りLED,ラ
ンプデータがセットされてS15によりそのセットされ
たデータが出力され、飾りLED27,26および各種
ランプ18ならびに24が点灯または点滅制御される。
次に、S16に進み入賞記憶エリア格納処理が行なわ
れ、S17に進みランダム1カウンタ,ランダム2カウ
ンタ,ランダム3カウンタ,ランダム5カウンタの更新
処理が行なわれる。このS17による処理は、定期リセ
ット回路98からのリセット信号に基づく基本回路65
のリセットが行なわれるまでの定期リセット待ち時間を
利用して繰返えしカウント値の更新処理が行なわれる。
ランダム3カウンタは、大当りを発生させないことが決
定された場合にどの外れ図柄で停止制御するかを決定す
るためのカウンタであり、0〜5831の範囲内でカウ
ントアップされる。ランダム5カウンタは、大当りを発
生させないことが決定された場合にどの外れ図柄で停止
制御するかを決定するためのカウンタであり、0〜58
31の範囲内でカウントアップされる。ランダム5カウ
ンタは、ラッキーナンバ用図柄を決定するためのカウン
タであり、0〜99の範囲内でカウントアップされる。
なお、ラッキーナンバとは、遊技場において所定のサー
ビスを遊技者に与えるために予め決定されている番号で
あり、たとえば大当り発生時にその大当りの発生したパ
チンコ遊技機で表示されている番号が予め決定されたラ
ッキーナンバと一致すれば、その大当りの発生に基づい
て獲得した景品玉を景品交換するこなく再度遊技に使用
できる等の特典が与えられる。
【0068】図12は、S7で示された入賞情報入力処
理のサブルーチンプログラムを示すフローチャートであ
る。
【0069】この入賞情報入力処理は、パチンコ玉が入
賞した場合の入賞判定処理を行なうものである。まずS
18によりポート入力が行なわれる。そして、S19に
より、賞球データ出力フラグがセットされているか否か
の判断が行なわれる。この賞球データ出力フラグは、後
述するS23およびS29によりセットされS32によ
りクリアされるものであり、パチンコ玉の入賞が判定さ
れたことに基づきその入賞玉に基づいて払出すべき景品
玉個数データである賞球データを払出集中制御基板側に
出力するために必要となるフラグである。賞球データフ
ラグがセットされていない場合にはS20に進み、払出
制御基板からセンサAに対応する情報入力があったか否
かの判断が行なわれ、入賞玉センサ170a(図3参
照)に対応する入賞情報信号がフォトカプラ859aか
ら入力された場合には、S21に進み、センサA入力カ
ウンタを「1」歩進した後S22により入力判定値(た
とえば「3」)になったか否かの判断が行なわれる。セ
ンサA入力カウンタのカウント値が入力判定値に達して
いない場合にはS22によりNOの判断がなされる。そ
して次回のこのサブルーチンプログラムの実行に際し再
度S20によりセンサA情報入力ありと判断された場合
にはS21によりセンサA入力カウンタがさらに「1」
歩進されるのであり、このセンサA入力カウンタのカウ
ント値が入力判定値に達するまでこのS20,S21の
処理が繰返えされる。そしてセンサA入力カウンタのカ
ウント値が入力判定値に達した場合にはS23に進み、
賞球データ出力フラグがセットされ、賞球データを
「5」にセットし、賞球データ出力カウンタをクリアす
る処理が行なわれる。一方、遊技場のノイズ等に起因し
たノイズ信号が入賞玉センサAから入賞情報入力回路8
53までのライン上から入力される場合があるが、その
ノイズ信号はパルス幅がほとんど0に近い一瞬発生する
信号であるために、たとえばそのノイズ信号に起因して
S20によりYESの判断がなされたとしても、次回の
このサブルーチンプログラムの実行時にはそのノイズ信
号が消えているためにS22よりNOの判断がなされる
ことになるのであり、ノイズ信号に起因してセンサA入
力カウンタのカウント値が入賞判定値に達することがな
く、ノイズ信号に基づいて誤ってS52の処理が行なわ
れてしまう不都合が防止できる。このノイズ対策はセン
サBについても同様に施されている。すなわち、センサ
A情報入力がなかった場合にはS24よりセンサA入力
カウンタがクリアされ、次にS25よりセンサB情報入
力があったか否かの判断がなされ、ある場合にはセンサ
Aの場合と同様にS27によりセンサB入力カウンタが
「1」歩進され、S28によりそのセンサB入力カウン
タのカウント値が入賞判定値に達したか否かの判断が行
なわれ、達した場合にのみS29の処理がなされるので
ある。またセンサB情報入力がなかった場合にはS26
によりセンサB入力カウンタがクリアされる。
【0070】S23またはS29より賞球データ出力フ
ラグがセットされた場合には次回のこのサブルーチンプ
ログラムの実行に際してはS19によりYESの判断が
なされてS30に進み、賞球データ(S23は「5」,
S29の場合には「15」)がゲーム制御用基板から払
出集中制御基板側に出力される。また、S30により出
力カウンタが「1」歩進されてS31によりその出力カ
ウンタのカウント値が最大値(たとえば8)に達したか
否かの判断が行なわれ、最大値に達していない場合には
次回のサブルーチンプログラムの実行に際して再度S3
0により賞球データ出力処理と出力カウンタを「1」歩
進する処理が行なわれる。そして出力カウンタのカウン
ト値が最大値に達するまでこのS30の処理が繰返えし
行なわれ、最大値に達した段階でS32に進み、賞球デ
ータ出力フラグがクリアされる。このように、賞球デー
タ出力フラグがセットされた場合には、出力カウンタが
最大値に達するまで賞球データがゲーム制御用基板から
払出集中制御基板に出力され続けることとなり、払出集
中制御基板では、出力カウンタが最大値に達するまでの
所定時間継続して入力された賞球データに基づいてその
賞球データに相当する個数の検出玉の払出制御を行な
う。なお、出力カウンタの値によって賞球データの出力
を終了する代わりに、払出集中制御基板から、入賞球情
報が入力されなくなることによって、賞球データの出力
を終了するようにしてもよい。
【0071】次に、図13に基づいて確率設定スイッチ
チェック動作を説明する。S33よりポート入力処理が
行なわれ、ポートからのデータが入力される。このポー
トは図13の(b)に示されているようにポート1とポ
ート2との2種類のポートがありポート1とポート2共
にOFFの場合には故障である旨のデータが入力された
こととなり、ポート1がONでポート2がOFFの場合
にはキースイッチ75がノーマルモードである旨のデー
タが入力されたこととなる。また、ポート1がOFFで
ポート2がONの場合にはキースイッチ75が確認モー
ドである旨のデータが入力されたこととなる。さらに、
ポート1とポート2共にONの場合にはキースイッチ7
5が設定モードである旨のデータが入力されたこととな
る。
【0072】S34では、S33のポート入力データに
基づいて、キースイッチが設定モードであるか否かの判
断が行なわれる。キースイッチが設定モードである場合
にはS35に進み、イニシャル中であるか否かの判断が
行なわれる。このイニシャル中とは、電源が投入された
電源立上げ状態を意味し、電源立上げ状態でない場合に
はこのサブルーチンプログラムが終了する。一方、イニ
シャル中である場合には、S36に進み、キースイッチ
がノーマルモードから設定モードに切換わったか否かの
判断がなされ、切換わっていない場合にはS48に進む
が、切換わった場合にはS37に進み設定データを
「1」加算する処理が行なわれる。これによって、確率
設定データがたとえば設定1となっていた場合にはS3
7の処理により設定2となる。次にS38に進み、設定
データが4であるか否かの判断がなされ、4の場合には
S39に進み、設定データを「1」にした後S40に進
むが、設定データが4でない場合には直接S40に進
む。これにより、設定データの上限値は3となり、
「1」加算した結果4になった場合には設定データが1
に更新され、1からS37により再度「1」ずつ加算さ
れる。次にS40では、設定データが出力されてEEP
ROM99に書込更新され、設定完了タイマがセットさ
れる。キースイッチ75がノーマルモードから設定モー
ドへの操作を行なった後ノーマルモードに切換えられた
状態で所定期間経過した場合にはその設定確率データが
登録されて確率設定が完了するのであり、その確率設定
が完了するまでの時間が前記設定完了タイマで計時され
るのものであり、たとえば5秒程度の時間を計時する。
S36によるノーマルモードから設定モードへの切換が
行なわれないと判断された場合にはS48により現時点
での設定確率状態が設定表示LED76a〜76cによ
り表示される。また、S37ないしS39により設定デ
ータが更新された場合には、その更新された確率設定デ
ータがS48に従って設定表示LED76a〜76c
(図2参照)により表示される。
【0073】一方、キースイッチが設定モードでない場
合にはS34によりNOの判断がなされてS41に進
み、キースイッチが確認モードであるか否かの判断がな
される。キースイッチが確認モードである場合にS42
に進みイニシャル中か否かの判断がなされ、イニシャル
中でない場合にはS48に進み、現時点での設定データ
が表示され、イニシャル中である場合にはS43によ
り、設定データの入力と設定完了タイマのセットが行な
われる。この設定データの入力とは、EEPROM99
の確率データをRAM90にロードする処理であり、こ
のロードされた設定データに従って可変表示装置14の
制御が行なわれる。そして、そのロードされたデータが
S48に従って設定表示LED76a〜76c(図2参
照)により表示される。
【0074】一方、キースイッチが確認モードでない場
合すなわちノーマルモードの場合にはS44に進み、設
定表示をクリアする処理が行なわれた後にS45に進
み、イニシャル中であるか否かの判断が行なわれ、イニ
シャル中でない場合には、そのままサブルーチンプログ
ラムが終了する。一方、イニシャル中である場合にはS
46に進み、設定完了タイマが終了したか否かの判断が
なされ、終了していない場合にはS48により現時点に
おける設定データの表示が行なわれる。一方、設定完了
タイマが終了したばあいにはS47に進み、設定データ
の入力が行なわれる。この設定データの入力とは、EE
PROM99に書込まれている確率設定データをRAM
92にロードする処理である。このように、キースイッ
チがノーマルモードに切換えられた状態で設定完了タイ
マが終了すると設定データがRAM92にロードされて
確率設定が完了する。
【0075】図14ないし図18は、図7に示された制
御回路の動作を説明するためのフローチャートである。
【0076】図14は、リセットスタート処理動作を説
明するためのフローチャートである。S101によりス
タックセットが行なわれ、S102に進み、I/Oポー
トが初期化されてウォッチドックタイマの機能が停止さ
れる。ウォッチドックタイマとは、クロック発生回路9
5のクロック信号に基づいてカウントアップされ、CP
U91が正常な動作をしているときには所定期間毎にそ
のカウント値がクリアされてリセットされるものであ
る。そして、CPU91が暴走した場合には、このウォ
ッチドクライマがリセットされなくなるために、カウン
トアップされ続けることとなり、その結果、カウント値
が所定の上限値を超えることとなり、そのカウント値が
所定の上限値を超えた場合にはCPU91が暴走したと
判定でき、CPU91をリセットして電源投入時と同じ
状態にするために利用される。この実施例では、プログ
ラムに基づいてカウントアップするソフトウェア上のウ
ォッチドックタイマが用いられている。次にS103に
進み、データローダ起動条件がOKとなったか否かの判
断がなされる。このデータローダ起動条件とは、ROM
93に記憶されているプログラム等のデータをチェック
するべく外部に読出すための条件であり、読出信号(本
実施例では、電源投入時の玉貸可能信号線からのON信
号)が基本回路65に入力されれば、S103によりY
ESの判断がなされS103に進み、データローダ処理
が行なわれる。本実施例においては、ROM93は製造
コストの安いマスクROMを用いている。マスクROM
は、工場の製造段階でデータを格納するタイプのROM
であるために、その格納内容は一般に読出が困難であ
る。そこで、読出すためのプログラムをROM93に記
憶させておき、その読出用プログラムに従ってS104
によりROM記憶データの読出処理が行なわれる。この
ROM記憶データの読出には、定期リセット回路98に
よるリセット処理が行なわれなくなるために、前述した
ウォッチドックタイマのカウント値のリセット処理も行
なわれなくなる。その結果、仮にS102の処理を行な
われなかった場合には、その後ウォッチドックタイマの
カウント値が所定の上限値を超えてしまってCPU91
が電源投入時と同じ状態に自動的にリセットされてしま
う不都合が生じる。そこで、S102により、ウォッチ
ドックタイマの機能を停止させてしまうのである。な
お、S102によるウォッチドックタイマの機能停止を
行なう代わりに、S104の処理中に、ウォッチドック
タイマのカウント値を所定期間毎にクリアしてリセット
する処理を行なってもよい。また、ウォッチドックタイ
マは、プログラムによってカウントするソフトウェア上
のものに限らず、クロック信号をカウントする回路から
なるハードウェア上のもので構成してもよい。
【0077】S103によりNOの判断がなされた場合
にはタイマ割込スタートがなされて、S105よりスタ
ックセットが行なわれ、S106により、ウォッチドッ
クタイマの機能停止が解除される。次にS107に進
み、RAMが正常であるか否かの判断がなされ、正常で
ない場合にはS108に進み、RAMをクリアする処理
が行なわれた後タイマ割込待ちとなる。一方、RAMが
正常である場合にはS109に進み、賞球数のNGチェ
ックが行なわれる。賞球数は、図9に基づいて説明した
ようにゲーム制御基板から払出制御基板側に入力される
のであり、払出制御基板側に入力された賞球数情報(賞
球個数情報)は、払出制御用マイクロコンピュータ35
0内に設けられている一般記憶領域とバックアップ用記
憶領域との2つの記憶領域に記憶される。そして、一般
記憶領域に記憶されている賞球個数情報に基づいて賞球
の払出制御が行なわれるのであるが、この一般記憶領域
に記憶されている賞球個数情報が賞球の払出制御が行な
われる度に制御のために用いられる関係上、この一般記
憶領域の賞球個数情報が誤った賞球個数情報に変更され
てしまう恐れがあり、そのような場合には、S109に
より一般記憶領域とバックアップ用記憶領域との賞球数
を比較して不一致の場合には一般記憶領域の賞球数をバ
ックアップ用記憶領域の賞球数(正しい賞球数)に書換
える制御が行なわれる。次にS110に進み、払出モー
タの制御が行なわれ、S111に進み、スタックカウン
タが奇数か偶数かの判断が行なわれる。このスタックカ
ウンタは、このリセットスタートプログラムが1回実行
される毎にカウントアップされるものであり、その値が
奇数の場合には、S112に進み、スイッチ入力チェッ
ク,ランプ制御,ブザー制御,カード処理機信号制御,
補給情報・玉貸情報制御の各制御が行なわれた後にタイ
マ割込待ちとなる。一方、スタックカウンタの値が偶数
の場合にはS113に進み、カード処理機との接続状態
をチェックするカード処理機接続チェック処理,賞球数
(賞球個数)を読込む処理,賞球動作プロセスタイマを
減算する処理,プロセス制御,カード処理機エラー制
御,データ出力処理の各処理が行なわれた後にタイマ割
込待ちとなる。このカード処理機エラー制御は、払出制
御用マイクロコンピュータ350側でカード処理機のエ
ラーがチェックできる範囲内のエラーをチェックし、そ
のエラーが発生した場合にはエラー表示を行なう制御で
ある。
【0078】図15ないし図18は、図14のフローチ
ャートにより行なわれる制御を概略的に示すフローチャ
ートであり、玉払出制御動作を示すフローチャートであ
る。S201によりカード処理機接続信号があるか否か
の判断が行なわれ、ない場合にはS202に進み、リレ
ー355(図9参照)をONにして打球モータ612を
不能動化して遊技ができない状態にする。次にS203
に進み、エラーコード12を表示する制御が行なわれ
る。このエラーコードを表示する制御は、具体的には、
ブザー359から警報音を発生するとともに、払出ラン
プ126と玉切れランプ127(図1参照)との点滅状
態の組合せによってエラー内容の表示が行なわれる。こ
のS203によるエラーコード表示は、カード処理機6
2側とパチンコ遊技機60側との接続が行なわれていな
い旨の表示である。後述する他の処理のエラーコードの
表示も、ブザー359から警報音が発せられるとともに
払出ランプ126と玉切れランプ127との点滅状態の
組合せでエラー内容の表示が行なわれる。
【0079】次にカード処理機接続信号があると判断さ
れた場合にはS204に進みレール玉切れ検出があった
か否かの判断がなされ、ない場合にはS208に進む
が、レール玉切れ検出スイッチ68a,68b(図2参
照)からレール玉切れ検出信号が入力された場合にはS
205に進み、タンク玉切れ検出があったか否かの判断
がなされる。タンク玉切れ検出スイッチ150a,15
0b(図2参照)からの玉切れ検出信号がない場合には
S206に進み、玉切れランプ127が点滅制御され
る。一方、タンク玉切れ検出信号の入力があった場合に
はS207に進み、玉切れランプ127が点灯制御され
る。つまり、タンク玉切れ検出スイッチ150a,15
0bから玉切れ検出信号があり、しかもレール玉切れ検
出スイッチ68a,68b(図2参照)からの玉切れ検
出信号の入力があったということは、玉タンク151お
よびタンクレール67内のパチンコ玉がなくなった場合
であり、その場合には玉切れランプ127が点灯制御さ
れ、玉切れが発生した旨の表示が行なわれる。一方、タ
ンク玉切れ検出スイッチ150a,150bから玉切れ
検出信号が入力されないにも関わらずレール玉切れ検出
スイッチ68a,68bから玉切れ検出信号が入力され
たということは、タンク玉切れ検出スイッチ150a,
150bとレール玉切れ検出スイッチ68a,68bと
の間の流下径路途中で玉詰まりが発生し、玉が流下しな
い状態となっていること、あるいは、タンク玉切れ検出
スイッチ150a,150bの故障が想定され、その場
合には玉切れランプ127が点滅表示されてその旨の表
示が行なわれる。このS204ないし207により、前
記第1の検出手段が流下玉の存在しないことを検出した
場合に前記流下玉状態報知手段を第1の態様で報知さ
せ、前記第2の検出手段が流下玉の存在しないことを検
出しかつ前記第1の検出手段が流下玉を検出した場合に
前記流下玉状態報知手段を第2の態様で報知させる報知
制御手段が構成されている。
【0080】次にS206またはS207の制御が行な
われた後あるいはレール玉切れ検出がなくかつS208
による満タンスイッチ126に基づいた満タン検出があ
った場合には、S209に進み玉払出中であるか否かの
判断が行なわれ、玉払出中でない場合にはS201に戻
るが、玉払出中である場合にはS210に進み払出モー
タ223を減速させた後停止制御する。つまり、玉タン
ク151およびタンクレール67内のパチンコ玉がなか
った場合あるいはタンクレール67の途中箇所で玉詰ま
りが発生した場合さらには払出された景品玉が満タン状
態となりそれ以上払出されない状態となった場合には、
S210により玉の払出が停止されるのである。次にS
211に進み、未払出数が「0」であるか否かの判断が
行なわれる。この「未払出数」は、払出すべきパチンコ
玉のうち未だに払出が行なわれていないパチンコ玉の数
を意味し、S216,S238によりそれぞれの値にセ
ットされ、S251により「1」ずつ減算され、S22
0によりクリアされる。
【0081】そして、未払出数が「0」の場合には、S
212に進み、カード処理機制御用マイクロコンピュー
タから玉貸要求信号があったか否かの判断が行なわれ
る。このS212の判断は玉貸優先タイマがタイムアッ
プするまで繰返し行なわれ、玉貸優先タイマが終了する
までの間にカード処理機制御用マイクロコンピュータか
ら玉貸要求信号がなかった場合にはS222に進む。こ
の玉貸優先タイマは、一定期間に限り入賞玉の受付より
も玉貸要求の受付の方を優先させるために設けられたも
のであり、後述するS275によりセットされる。一
方、玉貸優先タイマが終了する以前において、カード処
理機制御用マイクロコンピュータから払出制御用マイク
ロコンピュータに玉貸要求信号が送られてきた場合に
は、S213に進み、タンク玉切れスイッチが玉を検出
しているか否かの判断が行なわれる。玉タンク151内
にパチンコ玉がなかった場合には玉貸要求信号に基づい
て玉の払出制御ができないために、S214に進んで玉
切れランプを点灯させた後S215に進むが、タンク玉
切れ検出スイッチ150a,150b(図2参照)によ
り玉タンク151内にパチンコ玉が存在することが検出
された場合にはS216に進み、未払出数に貸玉数をセ
ットするとともに、払出モードを「玉貸」にセットして
玉貸動作のための制御が行なわれる。この玉貸優先タイ
マが終了するまでは玉貸動作のための制御が優先され、
玉貸優先タイマが終了して始めてS222以後の入賞玉
に基づく景品玉の払出制御を行なうようにしたために、
貸出すべき玉の額が200円以上の場合に、景品玉の払
出制御よりも玉貸動作のための制御の方が優先されるこ
とになる。なお、S216の「貸玉数」とは玉貸単位額
(たとえば100円)に相当するパチンコ玉の個数であ
りたとえば25個に定められている。次に、S217に
進み、玉貸指令タイマがセットされた後S218に進
む。そして、この玉貸指令タイマが終了するまでS21
8による玉貸指令信号があるか否かの判断が繰返し行な
われるのであり、その間にS218により、玉貸指令信
号が送信されてきたと判断された場合には、S221に
進み、貸出中表示器を点滅開始させる制御が行なわれ、
S240に進むが、送信されてこない場合には、S22
0により未払出数がクリアされた後にS201に戻る。
【0082】次にS240では、未払出数が「4」以下
であるか否かの判断がなされ、以下でない場合にはS2
41により、払出モータ223を起動パターンにセット
した後にS243に進む。この払出モータ223はステ
ッピングモータが用いられており、停止状態にある払出
モータ223を無理なくスムーズに加速させる必要があ
るため、無理なくスムーズに加速できる程度のステッピ
ングモータの制御パターンからなる起動パターンがS2
21によりセットされるのである。一方、未払出数が
「4」以下の場合にはS242に進み、払出モータ22
3のモータ速度を減速パターンにセットする処理が行な
われた後にS243に進む。払出モータ223を起動さ
せて加速させた後一定速度で回転させてその後減速させ
て停止させるという一連の加速定速減速パターンに従っ
て払出モータ223を回転制御させた場合には、その一
連の制御によりどうしても「5」以上の玉が払出される
こととなるのであり、その一連の制御で払出される玉数
未満の玉数を払出す場合には、S242によりモータ速
度をいきなり減速パターンにセットし、減速パターンを
終了した後停止制御となることにより「5」未満のパチ
ンコ玉の払出が行なわれるように制御しているのであ
る。
【0083】S222では、入賞玉センサA170aが
玉有りを検出したか否かの判断がなされ、玉有りを検出
していなければS223Aに進み、入賞玉センサB17
0bが玉有りを検出した場合にはS228に進み、検出
していなればS223Bに進み、玉の払出が払出センサ
802bにより検出されたか否かの判断がなされ、検出
されていなればS201に戻る。また、払出が検出され
た場合にはS223Cに進み、エラーコード1の表示が
行なわれてS295に進む。つまり、入賞玉が入賞玉セ
ンサAおよび入賞玉センサBにより入賞玉が検出されな
いにも関わらず玉の払出が検出されるということは景品
玉を払出すべきでないにも関わらず玉が払出されたとい
うことになるために、S223Cによりその旨のエラー
表示が行なわれるのである。一方、入賞玉センサA(1
70a)により玉有りが検出された場合にはS224に
進み、払出モードがAとなっているか否かの判断がなさ
れ、払出モードがAになっていない場合にはS226に
進み、払出モードをAにセットするとともに、S227
によりセンサA入賞情報をゲーム制御用マイクロコンピ
ュータ側に出力する処理が行なわれてS230に進む。
一方、S220により払出モードが既にAとなっている
と判断された場合にはS225に進み、入賞玉センサB
が玉有りを検出したか否かの判断がなされ、NOの判断
の場合にはS226に進むが、YESの判断の場合には
S228に進み、払出モードをBにセットする処理が行
なわれた後S229によりセンサB入賞情報をゲーム制
御用マイクロコンピュータ側に出力する処理が行なわれ
て、S232に進む。さらに、入賞玉センサAが玉有り
を検出することなく入賞玉センサBが玉有りを検出した
場合にも、S228に進み、払出モードをBにセットす
る処理が行なわれる。この処理を行なうことにより、入
賞玉の処理が入賞玉センサAと入賞玉センサBと交互に
行なわれるため、一方の入賞玉処理通路に未処理の入賞
玉がたまってしまう不都合を防止できる。
【0084】次に、S230では、賞球データ入力があ
るか否かの判断がなされる。ゲーム制御用マイクロコン
ピュータから払出制御用マイクロコンピュータ側に賞球
データ(賞球個数データ)の入力がない場合(入力個数
が0の場合)にはS231に進み、エラーコード11を
表示する制御がなされた後S295に進む。つまり、打
玉の入賞が検出されてそれに基づいた賞球データがゲー
ム制御用マイクロコンピュータから払出制御用マイクロ
コンピュータ側に入力されなければならないはずのとき
に、その賞球データの入力がない場合にS231により
その旨のエラーコードが表示されるのである。一方、賞
球データの入力がある場合にはS232に進み、その入
力されたデータを読込み、S233により、読込中にデ
ータの内容が変化したか否かの判断が行なわれる。そし
て、読込データに変化がない場合にはS235に進み、
読込終了したか否かの判断がなされ、読込終了するまで
読込中データの確認が行なわれる。このS232による
データの読込およびその読込データの内容が変化してい
ないか否かの判断はたとえば8回繰返して行なわれこの
繰返しの最中に読込データの内容が変化した場合にS2
34に進み、エラーコード9の表示が行なわれた後にS
295に進む。一方、8回チェックの結果すべての読込
データが変化しなかった場合にはS236に進み、賞球
データが復帰したか否かの判断が行なわれる。このS2
35により読込が終了したと判断された場合には、ゲー
ム制御用マイクロコンピュータから払出制御用マイクロ
コンピュータ側への賞球データの入力が停止されるはず
であり、この段階で賞球データの入力が停止しなかった
場合(入力個数が0になっていない場合)にはその旨の
エラー表示がS237により行なわれた後にS295に
進む。一方、賞球データの復帰が正常に行なわれた場合
にはS238に進み、未払出数をゲーム制御用マイクロ
コンピュータから入力された入力個数にセットする処理
が行なわれ、S239により払出ランプを点滅開始する
制御が行なわれてS240に進む。
【0085】図16のS243では、払出モータを回転
させる制御が行なわれ、S244により、1個払出分モ
ータが回転したか否かの判断が行なわれ、未だに1個払
出分回転していない場合にはS245に進み、玉の払出
が検出されたか否かの判断が行なわれる。モータが1個
払出分回転して初めて玉が1個払出されるように構成さ
れているにも関わらず、モータが1個払出分回転してい
ないにも関わらず玉の払出が検出された場合には、異常
であるためにS246によりその旨のエラーコードが表
示された後S295に進む。一方、S245によりNO
の判断がなされた場合にはS266に進み、タンク玉切
れ検出スイッチ150a,150b(図2参照)による
タンク玉切れの検出が行なわれたか否かの判断がなさ
れ、玉切れ検出が行なわれていない正常な状態の場合に
はS268に進み、玉切れ復帰直後であるか否かの判断
がなされ、玉切れ復帰直後でない場合にはS269に進
み、入賞玉処理モードを通常時のモードにセットした後
にS201に戻る。すなわち、玉タンク151内にパチ
ンコ玉が貯留されている正常な状態であるために、入賞
玉に基づく景品玉の払出制御が通常どおり行なわれるた
めに、S269により入賞玉処理モードを通常時のモー
ドにセットし、払出ソレノイド171a,171b(図
3参照)が消磁されているインターバル期間をたとえば
0.5秒程度の短い期間に制御し、比較的高速で景品玉
の払出制御が行なえるように制御される。一方、S26
6によりタンク玉切れ検出が行なわれた場合にはS26
7に進み、玉タンク151内の玉がなくなった旨の表示
が玉切れランプ127を点灯させることにより表示さ
れ、次にS270に進み、入賞玉処理モードが玉切れ時
のモードにセットされた後S201に戻る。このS27
0により払出ソレノイド170a,170bが消磁され
るインターバル期間がたとえば0.9秒程度の長い期間
となり、それに応じて、入賞玉の検出に基づいた景品玉
の単位時間あたりの払出回数が比較的少なくなるように
制御される。なお、払出ソレノイド170a,170b
の励磁期間は、玉切れ時モードおよび通常時モードに関
わらず常にたとえば0.1秒程度の期間となっている。
また、S268により玉切れ復帰直後であると判断され
た場合には、玉タンク150内に未だ十分な玉が貯留さ
れていないために、所定期間だけS270の処理を行な
う。
【0086】次に、S244により、1個払出分回転し
たと判断された場合にはS247に進み、玉の払出が検
出されたか否かの判断がなされ、検出されていない場合
にはS248に進み、モータを所定角度逆転させた後同
じ角度だけ正転させる制御が行なわれ、次にS249に
より玉の払出が検出されたか否かの判断が行なわれる。
つまり、1個払出分払出モータが回転したにも関わらず
玉の払出が検出されない場合には、玉が途中で引っ掛か
って落下しないことが考えられるため、S248により
払出モータを所定角度だけ逆転させて再度正転させるこ
とにより、その玉の引っ掛かりが解消されて正常に玉が
落下して払出検出が行なわれる場合があるために、その
ような払出モータの逆転および正転制御を1回だけ行な
い、再度の払出の検出を行なうのである。そして、再度
検出の結果、払出検出された場合にはS251に進む
が、それでもなおかつ払出が検出されない場合にはS2
50に進みその旨の異常が発生したことをコード表示す
るのである。一方、S251では、玉が1個払出された
ために未払出数を「1」減算する処理が行なわれ、S2
52に進み、払出モータが玉貸か否かの判断が行なわれ
る。そして、払出モードが玉貸である場合にはS257
に進むが、払出モードが玉貸でない場合には景品玉の払
出であるためにS253に進み、景品玉払出数を「1」
加算し、S254に進み、景品玉の払出数が「a」に達
したか否かの判断がなされ、達していない場合にはS2
57に進む。この「a」は補給装置153の補給玉検出
器の出力単位個数と同じ値である。そして、景品玉払出
数が「a」に達した場合にはS255に進み、補給情報
を遊技機ターミナルボックス149,コネクタ156,
155を介してホール用管理コンピュータに出力する処
理がなされる。ホール用管理コンピュータでは、この景
品玉払出信号に基づいて遊技場にとって不利益となる不
利益球数を検出する。このように、所定個数の景品玉が
払出される毎に景品玉払出信号が1パルスだけホール用
管理コンピュータに出力されるのであり、この1パルス
の景品玉払出信号が出力されるのに要する景品玉の払出
個数が「a」であり、たとえば10個に設定されてい
る。そして、景品玉払出信号が出力されるとS256に
より景品玉払出数がクリアされてS257に進む。
【0087】S257では、払出モータ速度が起動パタ
ーンにセットされているか否かの判断がなされ、セット
されている場合にはS258に進み払出モータ速度を加
速パターンに更新する処理が行なわれてS266に進
む。これにより、払出モータ速度が起動時の速度から加
速時の速度に移行し、払出モータ223が無理なくスム
ーズに加速制御される。一方、モータ速度が既に加速パ
ターンにセットされている場合にはS259によりYE
Sの判断がなされてS260に進み、払出モータ速度を
定速パターンに更新する処理がなされてS266に進
む。つまり、払出モータ速度が既に加速パターンにセッ
トされてスムーズな加速が行なえた場合には次に加速さ
れた後の一定速度で払出モータを回転制御するのであ
る。次に、モータ速度が既に定速パターンにセットされ
ている場合にはS261によりYESの判断がなされて
S262に進み、未払出数が「2」であるか否かの判断
がなされ、未払出数が「2」になっていない場合には払
出モータ速度が定速パターンのまま維持されてS266
に進むが、未払出数が「2」になった場合にはS263
に進み払出モータ速度を減速パターンに更新し、未払出
数が残り少なくなったことに伴って払出モータの回転速
度をスムーズに減速させる制御に移行する。一方、払出
モータ速度が既に減速パターンにセットされている場合
にはS264に進み、未払出数が「0」に達したか否か
の判断がなされ、達していない場合にはモータ速度が減
速パターンのままS266に進むが、達した場合にはS
265に進み、払出モータ速度を停止パターンにセット
して払出モータの回転を停止させた後にS271に進
む。
【0088】図17のS271では、払出モードが「玉
貸」であるか否かの判断がなされ、「玉貸」である場合
にはS272により、玉貸完了信号をカード処理機制御
用マイクロコンピュータに出力する処理がなされ、S2
73に進み、貸出中表示器を消灯し、S274に進み、
遊技用ターミナルボックス149,コネクタ158,1
57を介してホール用管理コンピュータに玉貸情報を出
力する処理が行なわれる。この玉貸情報とは、単位額分
(たとえば100円)のパチンコ玉がカードを用いて貸
出されたことによる単位額分のパチンコ玉の売上信号を
意味し、この信号を受信したホール用管理コンピュータ
が、カードによる売上額の集計を行なう。次にS275
により玉貸優先タイマのセットが行なわれてS201に
戻る。
【0089】一方、払出モードが「玉貸」でない場合、
すなわち景品玉の払出の場合には、S276に進み、払
出モードがAすなわち入賞玉センサA170a(図3参
照)の入賞玉検出信号に基づく玉の払出か否かの判断が
行なわれ、YESと判断された場合にはS277に進
み、入賞玉センサAが玉有りを検出したか否かの判断が
なされる。入賞玉センサAに基づく玉の払出モードであ
るにも関わらず入賞玉センサAが玉を検出していない場
合には入賞玉センサAの故障等の異常が発生したことが
想定され、S278によりその異常がエラーコード6に
より表示される。一方、入賞玉センサAが玉有りを検出
した場合にS279に進み、排出ソレノイドA(171
a)をONにして入賞玉センサA(170a)の検出部
に位置するパチンコ玉の落下を阻止しているアクチュエ
ータ25aを退避させて入賞玉が落下可能な状態にす
る。次にS280に進み、排出ソレノイドAを励磁する
励磁時間(たとえば0.1秒)が終了したか否かの判断
がなされ、終了するまで排出ソレノイドAを励磁する。
そして、終了した段階でS281に進み、排出ソレノイ
ドAの励磁を解除してS282に進み、入賞玉センサA
(170a)が玉有りを検出したかいなかの判断がなさ
れる。排出ソレノイドA(171a)が励磁されて入賞
玉が下方に排出されたはずであるにも関わらず依然入賞
玉センサAが玉有りを検出している場合には、故障等の
異常が発生したことが想定されるためにS283により
その異常原因をコード4によって表示させる。一方、入
賞玉センサAが玉有りを検出しなくなった正常な状態の
場合にはS291に進む。
【0090】S276によりNOの判断がなされた場合
にはS284に進み、入賞玉センサB(170a)の検
出信号に基づく玉の払出か否かの判断がなされ、入賞玉
センサAに基づく玉の払出でもなく入賞玉センサBに基
づく玉の払出でもない場合には異常が発生しているため
に、S285によりその異常原因がコード7により表示
される。一方、入賞玉センサBに基づく玉の払出の場合
にはS286に進み、前述したS279ないしS283
の制御と同様に排出ソレノイドB(171b)による入
賞玉の排出制御が行なわれる。次にS291では、入賞
玉処理モードが通常時のモードであるか否かの判断がな
される。この通常時とは、前記S269により入賞玉処
理モードとしてセットされたものであり、通常時の場合
にはS292に進み、インターバルタイマに通常時時間
(たとえば0.5秒)がセットされる。一方、処理モー
ドが玉切れ時(S270参照)の場合にはS293に進
み、インターバルタイマに玉切れ時時間(たとえば0.
9秒)がセットされる。そして、S294により、S2
92,293によってセットされたインターバルタイマ
が終了したか否かの判断がなされ、終了するまで待機
し、終了した段階でS201に戻る。これにより、S2
92,S293によりセットされたインターバルタイマ
が終了するまで、S281による排出ソレノイドAのO
FF制御およびS288による排出ソレノイドBのOF
F制御が継続されるのであり、それぞれのインターバル
タイマが終了するまで排出ソレノイドの励磁が解除され
た消磁状態が維持される。その結果、処理モードが通常
時モードである場合には、消磁期間が短い分入賞玉が早
期に下方に落下されてそれに基づく景品玉の払出が比較
的速い速度で行なわれることになる一方、処理モードが
玉切れ時モードの場合には、排出ソレノイドの消磁期間
が長い分入賞玉が排出されてから次の入賞玉が排出され
るまでの期間が長くなり、その入賞玉の排出に基づく景
品玉の払出制御が比較的ゆっくりとした速度で行なわれ
ることとなる。
【0091】次に、図18のS295では、リセット操
作があったか否かの判断がなされ、ない場合にはS29
6により、エラーコードの種類(コード1ないしコード
12)に応じてランプ,ブザーを制御する処理がなさ
れ、リセットボタン147(図2参照)の押圧操作があ
った場合にS297に進み、エラーコードをクリアして
エラー発生時の状態に復帰する処理が行なわれる。な
お、本実施例では、点灯表示と点滅表示により、流下玉
状態の報知態様を異ならせるようにしたが、態様の違い
を認識できるものであれば、たとえば点滅速度を異なら
せたり、ランプを別個に設けて玉切れと玉詰りを専用に
表示する等他の報知態様であってもよい。また、ブザー
やスピーカ等により、玉切れ時と玉詰り時とで音を切換
えることにより報知の態様を異ならせるようにしてもよ
い。
【0092】
【発明の効果】本発明は、流下玉状態報知手段が第1の
態様で報知されることにより、払出すべき玉がなくなっ
た旨の報知が行なわれ、流下玉状態報知手段が第2の態
様で報知されることにより、玉流下径路途中で払出すべ
き玉が詰まり、払出ができない状態となったことが報知
されるために、玉詰まり状態の発生したことに起因して
玉が払出されない状態となった場合においてもその旨が
報知される遊技用装置を提供し得るに至った。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ遊技機およびカード処理機を示す全体
正面図である。
【図2】パチンコ遊技機およびカード処理機の一部内部
構造を示す全体背面図である。
【図3】入賞玉処理装置の構造および動作を説明するた
めの要部縦断面図である。
【図4】玉払出器の構造を示す縦断面図である。
【図5】玉払出器の構造を示す横断面図である。
【図6】カード処理機制御用の回路を示すブロック図で
ある。
【図7】払出制御用の回路を示すブロック図である。
【図8】ゲーム制御用の回路を示すブロック図である。
【図9】パチンコ遊技機とカード処理機との間での信号
の送受信を行なうための回路を示す回路図である。
【図10】払出制御用マイクロコンピュータとホール用
管理コンピュータとの間での信号の送信を行なうための
回路を示す回路図である。
【図11】図8に示す制御回路の動作を説明するための
フローチャートである。
【図12】図8に示す制御回路の動作を説明するための
フローチャートである。
【図13】図8に示す制御回路の動作を説明するための
図であり、(a)はそのフローチャートを示し、(b)
はポート入力状態と各種モードとの対応関係を示す表を
表した図である。
【図14】図7に示した制御回路の動作を説明するため
のフローチャートである。
【図15】図7に示した制御回路の動作を説明するため
のフローチャートである。
【図16】図7に示した制御回路の動作を説明するため
のフローチャートである。
【図17】図7に示した制御回路の動作を説明するため
のフローチャートである。
【図18】図7に示した制御回路の動作を説明するため
のフローチャートである。
【符号の説明】
60はパチンコ遊技機、63は玉貸器、146は払出集
中制御基板、148′はゲーム制御基板、350は払出
制御用マイクロコンピュータ、223は払出モータ、1
27は玉切れランプ、126は払出ランプ、62はカー
ド処理機、63は玉払出器、150a,150bはタン
ク玉切れスイッチ、68a,68bはレール玉切れスイ
ッチ、359はブザー、92はRAM、93はROM、
99はEEPROM、67は玉誘導レールである。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年9月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0045
【補正方法】変更
【補正内容】
【0045】払出制御用マイクロコンピュータ350
は、図6に示したカード処理機制御用マイクロコンピュ
ータ300と同様の構成を有するために、ここでは説明
の繰返しを省略する。なお、払出制御用マイクロコンピ
ュータ350は、ワンチップのマイコンで構成され、マ
スク化されている。払出センサ802bが中継端子基板
139を介してセンサ回路352に接続されており、払
出センサ802bの検出信号がセンサ回路352から払
出制御用マイクロコンピュータ350に入力される。入
賞玉スイッチ(入賞玉センサ)170a,170bが中
継端子基板139を介してスイッチ回路351に接続さ
れており、入賞玉スイッチ(入賞玉センサ)170a,
170bの検出信号がスイッチ回路350から払出制御
用マイクロコンピュータ350に入力される。タンク玉
切れスイッチ150a,150bが中継端子基板139
を介してスイッチ回路351に接続されており、タンク
玉切れ検出信号がスイッチ回路351から払出制御用
イクロコンピュータ350に入力される。満タンスイッ
チ162が中継端子基板139を介してスイッチ回路3
51に接続されており、満タン検出信号がスイッチ回路
351から払出制御用マイクロコンピュー350に入力
される。レール玉切れスイッチ68a,68bが中継端
子基板139を介してスイッチ回路351に接続されて
おり、レール玉切れ検出信号がスイッチ回路351から
払出制御用マイクロコンピュータ350に入力される。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】変更
【補正内容】
【0046】また、カード処理器制御用マイクロコンピ
ュータ300がインタフェース基板138を介して払出
制御用マイクロコンピュータ350に接続されており、
カード処理器制御用マイクロコンピュータ300と払出
制御用マイクロコンピュータ350との間でデータの送
受信が可能となるように構成されている。ゲーム制御用
マイクロコンピュータ65(ゲーム制御用基板14
8′)が賞球個数情報入力回路361と入賞情報出力回
路362とを介して払出制御用マイクロコンピュータ3
50に接続されており、ゲーム制御用マイクロコンピュ
ータ65(ゲーム制御用基板148′)からの賞球個数
情報が賞球個数情報入力回路361を介して払出制御用
マイクロコンピュータ350に入力され、払出制御用マ
イクロコンピュータ350から入賞情報が入賞情報出力
回路362を介してゲーム制御用マイクロコンピュータ
65(ゲーム制御用基板148′)に出力される。リセ
ットスイッチ147がリセット回路353を介して払出
制御用マイクロコンピュータ350に接続されており、
リセットスイッチ147(図2参照)が操作されたこと
に基づいてリセット信号がリセット回路353を介して
払出制御用マイクロコンピュータ350に入力される。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0056
【補正方法】変更
【補正内容】
【0056】パチンコ遊技機60のインタフェース基板
138とカード処理機62のカード処理機制御部135
とが接続された段階でフォトカプラ852にVL(+1
8V)の電圧が与えられ、ゲーム制御用基板148′に
設けられているカード処理機接続情報入力回路854を
介して基本回路65(図8参照)に信号が入力される。
このカード処理機接続情報入力回路854を介して基本
回路65に信号が入力されて初めてパチンコ遊技機60
は遊技可能となる。この点に関しては後に詳しく説明す
る。ゲーム制御用基板148′の基本回路65には、パ
チンコ玉の入賞態様に応じて払出すべき景品玉の個数が
記憶されている。すなわち、打玉が始動入賞口1a,1
b,1c(図1参照)に入賞した場合にはn(5個)、
その始動入賞口1a〜1c以外の入賞口や入賞球装置に
入賞した場合にはm(15個)払出すように払出個数が
記憶されている。そして、始動入賞口1a〜1cに入賞
した入賞玉は入賞玉処理器400に導かれて入賞玉セン
サ170aにより検出され、その検出信号が入賞玉セン
サ回路351,フォトカプラ859aを介して入賞情報
入力回路853に入力されてその入力情報が基本回路6
5に入力される。始動入賞口1a〜1c以外の入賞口や
入賞球装置に入賞した入賞玉は、入賞玉処理器400に
導かれて入賞玉センサ170bにより検出され、その検
出信号が入賞玉センサ回路351,フォトカプラ859
bを介して入賞情報入力回路853に入力され、その入
力情報が基本回路65に入力される。基本回路65で
は、その入力された入賞情報に基づいてD0,D1,D
2,D3の4つの出力ポートを利用して賞球個数信号を
払出制御基板の賞球個数情報入力回路361に出力す
る。つまり、D0〜D3の4つの出力ポートにより4ビ
ットの賞球個数信号(景品玉払出個数信号)を出力する
ことができるために、1個〜15個の15種類の賞球個
数信号を出力することが可能である。出力ポートD0か
ら出力された信号は賞球個数情報入力回路361のフォ
トカプラ855で一旦光信号に変換された後再度電気信
号に変換されて入力回路350に入力される。同様に、
出力ポートD1,D2,D3からそれぞれ出力された賞
球個数信号がフォトカプラ856,857,858によ
り一旦光信号に変換された後再度電気信号に変換され、
その電気信号が入力回路351に入力される。入力回路
351に入力された賞球個数データに基づいて払出集中
制御基板146が玉払出器63を制御して所定個数の景
品玉が払出されるように制御する。前記各フォトカプラ
855〜858には、ゲーム制御用基板148′側から
供給されるカプラ電源Vpが与えられ、各出力ポートD
0〜D3からの信号が対応するフォトカプラ855〜8
58に入力されることにより、その入力されたフォトカ
プラからの信号が払出集中制御基板146の入力回路3
51に入力される。このように、払出集中制御基板14
6とゲーム制御用基板148′との間のデータの送受信
がフォトカプラを介して行なわれるために、互いの基板
間が電気的に絶縁された状態となり、一方の基板の故障
が他方の基板に悪影響を及ぼしてしまう不都合が防止で
きる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図13
【補正方法】変更
【補正内容】
【図13】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図17
【補正方法】変更
【補正内容】
【図17】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の玉流下径路が設けられ、予め定め
    られた玉払出し条件の成立に基づいて、前記玉流下径路
    を流下してきた遊技用の玉を払出す玉払出装置を含む遊
    技用装置であって、 前記玉流下径路の所定箇所に設けられ、流下玉の存否を
    検出可能な第1の検出手段と、 該第1の検出手段よりも下手側の前記玉流下径路に設け
    られ、流下玉の存否を検出可能な第2の検出手段と、 前記玉流下径路の流下玉の存否の状態を報知するための
    流下玉状態報知手段と、 前記第1の検出手段が流下玉の存在しないことを検出し
    た場合に前記流下玉状態報知手段を第1の態様で報知さ
    せ、前記第2の検出手段が流下玉の存在しないことを検
    出しかつ前記第1の検出手段が流下玉を検出した場合に
    前記流下玉状態報知手段を第2の態様で報知させる報知
    制御手段とを含むことを特徴とする、遊技用装置。
JP17354992A 1992-06-30 1992-06-30 遊技用装置 Pending JPH0615047A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009112765A (ja) * 2007-10-17 2009-05-28 Sanyo Product Co Ltd 遊技機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20010313