JPH0615016U - レンズの取付構造 - Google Patents

レンズの取付構造

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JPH0615016U
JPH0615016U JP5685892U JP5685892U JPH0615016U JP H0615016 U JPH0615016 U JP H0615016U JP 5685892 U JP5685892 U JP 5685892U JP 5685892 U JP5685892 U JP 5685892U JP H0615016 U JPH0615016 U JP H0615016U
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JP
Japan
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lens
adhesive
mounting structure
holder
fitting wall
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Pending
Application number
JP5685892U
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English (en)
Inventor
和夫 柴
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Nidec Sankyo Corp
Original Assignee
Nidec Sankyo Corp
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Publication date
Application filed by Nidec Sankyo Corp filed Critical Nidec Sankyo Corp
Priority to JP5685892U priority Critical patent/JPH0615016U/ja
Publication of JPH0615016U publication Critical patent/JPH0615016U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プラスチックレンズをホルダに嵌め合わせ、
接着剤により接着固定するレンズの取付構造において、
接着剤の使用によるレンズへの応力発生の影響を少なく
する。 【構成】 プラスチックレンズ体Aの筒部2をホルダB
の嵌合壁部3に嵌め込み、プラスチックレンズ成型時の
ゲート方向線上の1点で、筒部2の外周面と嵌合壁部3
の上面とにかけて施した接着剤5により、レンズ体Aを
ホルダBに接着固定する。 【効果】 一点接着であるから、接着剤のレンズへの応
力歪の影響は低減する。また、接着剤の接着点をプラス
チック成型時のゲート方向(X−Y)上に設定すること
で、前記応力歪の低減効果は、更によくなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、各種光学機器に適用可能なレンズの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、各種光学機器においては、ガラスレンズに代ってプラスチックレンズが 広く用いられている。例えば、CDプレーヤ用ピックアップでは、軽量で各種サ ーボの追従性を向上させるため、対物レンズにプラスチックレンズが多用されて いる。また、レンズを支持するレンズホルダにも、コスト軽減の目的でプラスチ ックレンズが使用されている。 プラスチックレンズをホルダに支持させる取付構造としては、レンズ体の筒部 をホルダに嵌め込み、筒部外周面とホルダ上面とが、両者をまたがるように施し た接着剤により、レンズ体をホルダに固定する取付構造が一般に用いられている 。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
CDプレーヤ用ピックアップ等に用いられる小型のプラスチックレンズは外力 等に対して非常に弱く、上述した接着剤を用いた取付構造では、接着剤の硬化収 縮や熱膨張により応力が発生し、必ず歪んでしまう。この応力歪の発生が光学系 全体としての性能を劣化させる。
【0004】 現状では、レンズの周囲を何点かの接着ポイントを決めて接着固定しているが 、接着剤の収縮により、その接着方向に内部応力が発生するので、非点収差等が 接着時に起こってしまう。
【0005】
【考案の目的】
本考案は、接着剤の使用によるレンズへの応力発生の影響を少なくすることが できるレンズの取付構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、プラスチックレンズ体の筒部をホルダの嵌合壁部に嵌め込み、接着 剤により接着固定するレンズの取付構造において、レンズ成型時のゲート方向の 線上の一点で、前記レンズ筒部の外周面と嵌合壁部上面とが、両者をまたがるよ うに施した接着剤により接着固定されている構成を要旨としている。
【0007】
【作用】
上記構成によれば、プラスチックレンズ体の筒部とホルダは1点接着であり、 かつその接着点は、レンズ成型時のゲート方向線上の一点に置かれているので、 接着剤の収縮によりレンズが受ける応力は大幅に低減される。
【0008】
【実施例】
図1〜図2に、本考案の一実施例を示す。 同図において、Aはプラスチックレンズ体、1はそのレンズ部、2はその外周 を一体に囲む円筒状の筒部であり、一体成型されている。プラスチックとしては 、アクリル系樹脂やポリカーボネートを用いる。一方、ホルダBは、精度の出し やすいエポキシ系樹脂またはPPS(ポリフェニレンサルファイド)により形成 されるものであり、前記レンズ体の筒部2を支持する段付き嵌合壁部3を有し、 この嵌合壁部3にレンズ体Aの筒部2を嵌め込むことで、ホルダに形成された孔 4の中心とレンズ部1の光軸とが一致される。
【0009】 上記の如く嵌め込まれたレンズ体Aは、レンズ成型時のゲート方向(X−Y) 線上にあたる筒部2の外周面と、ホルダ側嵌合壁部3の上面とにかけて接着剤5 が施され、この接着剤によりレンズ体AはホルダBに接着固定されている。
【0010】 プラスチックレンズの製作では、レンズを型を用いて成型する際に、樹脂(プ ラスチック)を型に流し込む入口および出口があり、その樹脂の流れ方向をゲー ト方向と呼称している。図3に、そのゲート方向をX−Y線で示しており、その ゲート方向の入口側の樹脂の流れをけずって平面部2aとすることで、その平面 部2aによりレンズ体のゲート方向を知ることができる。
【0011】 図1〜図2に示した実施例では、前述したレンズ体AをホルダBの嵌合壁部3 に嵌め込み、レンズ収差の影響が小さくなる位置をレンズを回して計測して求め たあとで、前記ゲート方向の一端で、筒部2と嵌合壁部3とにかけて接着剤5が 施されている。接着剤5を施す際の塗布幅は1〜4mmの範囲内にするのが好まし い。
【0012】 上記の如く、プラスチックレンズをホルダに対し1点接着とし、しかもレンズ のゲート方向線上で接着することで、接着剤の収縮によりレンズが受ける応力を 大幅に減少させることが可能となる。
【0013】 また、前記レンズのゲート方向(X−Y)を、図4に示すレンズの厚み方向の 中心を通る中心線(X’−Y’)に一致させることにより、前記した応力減少の 効果はさらによくなる。つまり、レンズの筒部2では厚みが少なく、歪の影響を 受けやすいが、前記中心線(X’−Y’)線上に接着位置を設定することで、レ ンズの歪が断面方向に起こるのを防ぐ効果がある。
【0014】 図5〜図6に、本考案の他の実施例を示す。 本実施例では、ホルダ側の嵌合壁部3の一部に切欠凹部3aが設けられ、その 凹部3aの底面3bがテーパ面に形成されて、そのテーパ底面3bとホルダ側の 嵌合壁部3の外周面とにかけて接着剤5が施されている。この場合にも、前述し たレンズ体のゲート方向線(X−Y)および中心線(X’−Y’)に凹部3aを 位置づけさせる。このように嵌合壁部3に設け、そのテーパ底面3bに接着剤を 施す構成によれば、テーパ底面3bにより接着剤のレンズ受け面へ余分な接着剤 の流れ出しを防ぐのに効果がある。
【0015】
【考案の効果】 以上に述べたように、本考案によれば、プラスチックレンズ体の筒部をホルダ の嵌合壁部に嵌め込み、接着剤により接着固定する取付構造において、下記の効 果が得られる。 (1)従来の多数接着から1点接着とすることで、接着剤によるレンズへの応力 歪の影響が極めて少なくなる。 (2)レンズ成型の時のゲート方向(樹脂の流れ方向)の線上に接着点を置くの で、前記項の1点接着と相俟ってレンズが受ける応力の低減に効果がある。 (3)また、前記ゲート方向にレンズ部の中心線を一致させ、その線上に接着点 を置くことにより、レンズが受ける応力低減効果が更に向上する。 (4)加えて、ホルダの嵌合壁部に切欠凹部を設け、その底面をテーパとし、そ のテーパ底面に接着剤を施す構造とすれば、レンズ受け面への余分な接着剤の流 れ出しを防げる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すレンズの取付構造の断
面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】レンズ成型時のゲート方向を説明するレンズ体
の平面図である。
【図4】図3の平面図である。
【図5】本考案の他の実施例を示すレンズの取付構造の
断面図である。
【図6】図5の平面図である。
【符号の説明】
A プラスチックレンズ 1 レンズ部 2 筒部 B ホルダ 3 レンズを嵌め合わせるホルダの嵌合壁部 4 孔 5 接着剤 2a レンズに形成された平面部 3a 凹部 3b テーパ底面

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチックレンズ体の筒部をホルダの
    嵌合壁部に嵌め込み、接着剤により接着固定するレンズ
    の取付構造において、レンズ成型時のゲート方向の線上
    の一点で、前記レンズ筒部の外周面と嵌合壁部上面と
    が、両者をまたがるように施した接着剤により接着固定
    されていることを特徴とするレンズの取付構造。
  2. 【請求項2】 前記レンズ成型時のゲート方向線がレン
    ズ厚み中心を通る中心線と一致されている請求項1に記
    載のレンズの取付構造。
  3. 【請求項3】 前記ホルダの嵌合壁部の前記ゲート方向
    線上にあたる部位に凹部を設け、その凹部の底面をテー
    パ底面となし、前記レンズ筒部の外周面と嵌合壁部と
    が、両者をまたがるように施した接着剤で接着固定され
    ている請求項1または請求項2に記載のレンズの取付構
    造。
JP5685892U 1992-07-21 1992-07-21 レンズの取付構造 Pending JPH0615016U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002091036A1 (en) * 2001-05-09 2002-11-14 Hamamatsu Photonics K.K. Optical lens base material, optical lens, and method of producing optical lens
WO2002091035A1 (fr) * 2001-05-09 2002-11-14 Hamamatsu Photonics K.K. Verre filtrant et dispositif laser semi-conducteur

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