JPH06149626A - 電子制御装置 - Google Patents

電子制御装置

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JPH06149626A
JPH06149626A JP4303927A JP30392792A JPH06149626A JP H06149626 A JPH06149626 A JP H06149626A JP 4303927 A JP4303927 A JP 4303927A JP 30392792 A JP30392792 A JP 30392792A JP H06149626 A JPH06149626 A JP H06149626A
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JP
Japan
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gate
cpu
program
predetermined
electronic control
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JP4303927A
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Inventor
Yoshihiro Sasaki
義弘 佐々木
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Denso Ten Ltd
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Denso Ten Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子制御装置に用いられているCPUと、そ
の中で使用されるALUおよびレジスタ部の機能をチェ
ックし、信頼性の向上を図る。 【構成】 CPUが実行するメインルーチンに挿入され
た複数のゲート処理ごとに、メインルーチンの処理手順
に従って演算処理し、処理結果を順次記憶させる(n
2,n4,n6,n8)。最終ゲートにおいて前記記憶
された値と、期待値とを比較する(n10,n11)こ
とにより、前記CPUをはじめALU、レジスタ部の機
能の良否をチェックする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子制御装置、特に自
己診断機能を有する電子制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、自動車にはマイクロコンピュ
ータを用いた電子制御装置が搭載され、燃料噴射制御な
どのエンジン系統や、サスペンション制御などの走行系
統の制御を行わせており、電子制御装置への依存度が高
まっている。したがって、それぞれの電子制御装置の動
作を監視し、確認することは、安全運転上、絶対に必要
不可欠であり、とりわけマイクロコンピュータを構成す
るCPUが、不測の原因により暴走するようなことがあ
ってはならず、その場合には即時にこれを検出し、異常
が報知されなければならない。このため、CPUが実行
するプログラム中に、当該プログラムを所定の順序どお
り、即ち設定されたステップにしたがって実行したかど
うかを確認するための処理プログラムを、電子制御装置
本来の動作プログラムに付加し、CPUの動作を確認す
る手法が用いられる。このような所定のステップに対応
して挿入される動作チェックのための処理プログラム
を、一般にゲートと称する。
【0003】図10は、プログラムとゲートの関係を示
すフローチャートである。一つのメインルーチンは、処
理A,B,C,Dの4つの動作プログラムと、それぞれ
に対応して設けられた4個のゲートG1,G2,G3,
G4(総称するときはゲートGという)と、1個の判断
ゲートG5の5個のゲートプログラムから成り、処理A
〜Dのプログラムが所定回数繰返されるものとする。そ
れぞれに枠で囲んで示された4つの処理A〜Dと、ゲー
トG1〜G5は、いずれも枠内には当然に複数のステッ
プを含むものであるが、ここでは便宜上、1つの枠を1
つのステップと考える。図10から明らかなように、た
とえば電子制御装置本来の動作の1つである処理Aのプ
ログラムを実行した後、次の処理Bのプログラムに進む
ためには、その間に必ずゲートG2のステップを通過し
なければならない。即ち1つの処理が終わって次の処理
に移るために必ず通らなければならないステップ箇所に
ゲートGによる処理が設けられ、ゲートGのプログラム
により当該ゲートを通過したことを表す処理結果が記憶
され、後段でゲート通過数がチェックされるようになっ
ている。
【0004】ステップm1でメインルーチンに入ると、
ステップm2でゲートG1の処理により、RAMの所定
のエリアに「1」が書き込まれ、ゲートG1を通過した
ことが記憶される。ゲートG1を通過するとステップm
3に進み、処理Aのプログラムが実行される。次いでス
テップm4に進みゲートG2によって前記RAMの値に
「1」が加算され、「2」が記憶される。加算は前記A
LU3によって行われる。これによってゲートG2を通
過したことが記憶される。ステップm5で処理Bのプロ
グラムが実行されると、ステップm6でRAMの値にさ
らに「1」が加算され、「3」となる。次のステップm
7で処理Cが実行されると、ステップm8でゲートG4
による処理で、RAMには「4」が記憶される。ステッ
プm9で処理Dが実行された後ステップm10で、判断
ゲートG5により前記RAMの値が、所定値である
「4」になっているかどうかがチェックされる。「4」
であれば4個のゲートG1〜G4を通過して正常と判断
されてステップm2へ戻り、「4」でなければ所定のゲ
ート数ではないため異常と判断されてステップm11へ
移って異常フラグがONされた後にステップm2へ戻
る。このようにして、ゲートGでの処理によって常に電
子制御装置の動作が所定のステップを通過したかどうか
が確認される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
先行技術による電子制御装置でのチェック動作は、ゲー
ト通過ごとに1を加えて記憶するといった単純な処理に
過ぎず、このため順序どおりにステップを通過したかど
うかについての判断できない。たとえばなんらかの原因
で、ミスステップして、処理A→C→D→Bと進んだ場
合でも、RAMには「4」が記憶されるので、正常と判
断されてしまう。また先行技術ではCPU内部のAL
U、レジスタ部などのチエックは行われていない。この
ため電子制御装置内のCPUの動作をチェックする上で
問題がある。
【0006】本発明の目的は、前述の問題点に鑑みてな
されたものであって、電子制御装置の動作が正しい順序
で行われているかどうかをチェックすることができ、さ
らに演算処理のチェックもあわせて行えるようにするこ
とである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、予め定めるプ
ログラムに従って制御が行われる電子制御装置におい
て、処理の順序によって結果が異なる予め定める複数の
演算処理を、プログラム実行中に処理が必ず行われる箇
所に挿入して、予め定める順序で実行する処理手段と、
処理手段の演算処理結果を予め定める期待値と比較し、
比較結果が不一致のとき異常状態であると判断する監視
手段とを含むことを特徴とする電子制御装置である。
【0008】
【作用】本発明による電子制御装置は、処理の順序によ
って結果が異なる予め定める複数の演算処理を、プログ
ラム実行中に処理が必ず行われる箇所に挿入して、予め
定める順序で実行する処理手段と、処理手段の演算処理
結果を予め定める期待値と比較し、比較結果が不一致の
とき異常状態であると判断する監視手段とを含む。処理
手段は処理の順序によって結果が異なる演算処理を行わ
せ、その演算結果と期待値とを、監視手段によって比較
する。比較結果が不一致のときは、プログラムの実行順
序または演算処理が正しく行われていないので、異常状
態と判断する。
【0009】
【実施例】図1は、本発明の一実施例による電子制御装
置の構成を示すブロック図である。マイクロコンピュー
タ1は、CPU2、ROM,RAMなどのメモリ部7、
I/Oポート8など、集積化された各ブロックと、入力
インターフェース9、出力インターフェース10および
警告ランプやメータなどの表示部11から構成され、エ
ンジンなどの制御対象に配置された複数のセンサ12と
アクチュエータ13が、ワイヤハーネスL2,L3を介
して前記入/出力インターフェース9,10にそれぞれ
接続されている。CPU2と前記各ブロック間には、バ
スラインL1が配設され、センサ12−CPU2−アク
チュエータ13によるフィードバック制御が所定のプロ
グラムに従って実行される。プログラムの過程で異常と
判断されると、CPU2は表示部11に対してアラーム
を出力し、メータ指示やランプ点灯などの警告動作を行
わせる。
【0010】CPU2は、算術論理演算部3、レジスタ
部4、RAM5、制御部6などから構成される。算術論
理演算部(以下、ALUという)3は、図示しないアキ
ュムレータやフラグフリップフロップなどにより構成さ
れ、2進数による算術演算とAND,ORなどの論理演
算を行う。演算過程でのデータはレジスタ部4に出し入
れされ、演算結果はRAM5あるいはレジスタ部4の所
定のメモリセルに記憶される。レジスタ部4には、アキ
ュムレータAcや、X,Y番地を指定して対応するメモ
リセルを呼び出すX,Yレジスタが含まれる。
【0011】図2は、図1に示す実施例のCPU2をチ
エックする動作を説明するためのフローチャートであ
る。メインルーチンは、たとえば処理A,B,C,Dか
ら成る4つのプログラムと、その間に挿入された4つの
ゲートG1,G2,G3,G4(総称するときはゲート
Gという)と、1つの判断ゲートG5の計5つのゲート
処理プログラムとを含む。本実施例では、処理手段であ
る複数のゲートG1〜4ごとに予め設定されたゲート処
理プログラムによる演算処理を行い、その演算結果と予
め定められた期待値とを、監視手段である判断ゲートG
5により比較し、比較結果が不一致のとき異常と判断す
るのである。演算には前記ALU3とレジスタ部4が用
いられる。
【0012】図1のブロック図をあわせて参照して説明
する。ステップn1でメインルーチンの実行手順に入
り、ステップn2でゲート1による処理が行われ、予め
定められたコード「1001B(Bは2進表記を示
す)」がRAM5のうちでメインルーチンには使用しな
い所定のメモリエリアに書き込まれ、ゲートG1を通過
したことが記憶される。次のステップn3で処理Aのプ
ログラムに基づく動作が実行されると、ステップn4に
進んでゲートG2による処理が行われる。ここでは前記
RAM5のメモリエリアの値(1001B)に「1」が
加算される算術演算が予め設定されており、RAM5の
メモリエリアの値は「1010B」に更新される。これ
によりゲートG2を通過したことが記憶される。
【0013】次のステップn5で処理Bのプログラムが
実行されると、ステップn6に進んでゲートG3による
処理が行われる。ここではRAM5のメモリエリアの値
(1010B)が2倍される算術演算が予め設定されて
おり、RAM5のメモリエリアの値は「0100B」に
更新される。これによりゲートG3を通過したことが記
憶される。次のステップn7で処理Cのプログラムが実
行されると、ステップn8に進んでゲートG4による処
理が行われる。ここでは予め定められた値0010B
と、RAM5のメモリエリアの値0100BとでORを
とる論理演算が設定されており、RAM5のメモリエリ
アの値は「0110B」に更新される。これによりゲー
トG4を通過したことが記憶される。次のステップn9
で、処理Dのプログラムが実行されたると、ステップn
10に進み、判断ゲートG5による処理が行われる。こ
れまで述べたように、ステップを順序どおりに通過すれ
ば、RAM5のメモリエリアには期待値と同一の「01
10B」が記憶されている筈であり、期待値とRAM5
のメモリエリアの値とが一致すればステップn2へ戻
る。不一致の場合には、メインルーチンが正しい順序で
実行されなかった異常状態と判断され、ステップn11
へ移って異常フラグがONされた後、ステップn2へ戻
る。なお、異常フラグとしては、RAM5の中の特定の
メモリセルを使用する。
【0014】このように本実施例では、ゲートG1〜4
ごとに、定数と、算術演算と、論理演算の順序を予め定
めて期待値を設定し、一方ステップが進行して最終ゲー
トG5で、得られた値を前記期待値と比較するとによ
り、正常か異常かを判断するのである。したがって先行
技術のように、単に1を加算して判断する方法とは異な
り、一つでもプログラムの実行順序が異なれば、絶対に
期待値とは一致せず、ただちに異常が発見されるのであ
る。これによりプログラムが所定のステップで順序どお
りに実行されたかどうかを的確にチェックでき、プログ
ラムの暴走などを速やかに検知することができる。
【0015】本実施例では、前記演算を行うALU3の
機能が正常かどうかを判断するチェック機能を備えてい
る。図3と図4は、その動作を示すフローチャートであ
る。ここではゲートGを繰り返し何回か通過するプログ
ラムが含まれるメインルーチンを想定している。プログ
ラムが進行し、ステップp1でゲートG1に入ると、制
御部6は今回のゲートG1通過が何回目であるかを判断
する。通過回数の判断にはたとえば図示しないカウンタ
が用いられる。ゲートG1の通過が1回目であれば、ス
テップp3に進み、2回目であればステップp5に、3
回目であればステップp7に進む。それ以上の回数につ
いても同様である。通過回数に対応してステップp3,
p5,p7,…での演算手順が予め定められており、た
とえば1回目であるステップp3では、RAM5内に予
め定められたエリアRの値に「1」が加算される。2回
目であるステップp5では、Rの値が2倍される。3回
目であるステップp7ではRの値とたとえば定数「10
01B」とのANDがとられる。このように回数に対応
する演算手順とその結果に基づいて更新されたRの値
(1,2,3,…)が記憶され、ステップp8で次のプ
ログラム、たとえば処理Aに進む。以下、ゲートG2,
G3,…,ごとに同様手順の演算が行われ、通過回数
1,2,3,…に対応する最終の演算結果である値R
1,R2,R3,…が、次に述べるゲートG5で期待値
Nと比較される。これを図4で説明する。前述したよう
に、ゲートG1〜4を通過するごとに、RAM5のRの
値が更新され、またゲートG1〜4の通過回数がカウン
タなどにより記憶されている。ステップq1でゲートG
5に入ると、ステップq2で制御部6はゲートG5の通
過回数を調べ、1回目であればステップq3に進み、2
回目であればステップq4からステップq5に、3回目
であればステップq6からステップq7にそれぞれ進
む。ゲートG5の通過回数に対応する期待値N1,N
2,N3,…が予め設定されており、ステップq3,q
5,q7,…で制御部6は、前記した値Rと前記期待値
N1,N2,N3,…とを比較する。両者が一致すれば
ステップq9で次のプログラムに進む。不一致であれば
ステップq8に移って異常フラグがONされる。その他
の回数に対応するステップについても同様である。ここ
でRAM5のRの値(1,2,3,…)は、ALU3の
演算結果であり、これと期待値N1,N2,N3,…と
を比較することによって、ALU3の機能の良否がチェ
ックされ、異常フラグがONされれば、ALU3に異常
が生じていることが検知される。このように本実施例で
は、CPU2のステップ動作の良否だけではなく、CP
U2を構成するALU3の機能の良否もチェックするこ
とができる。
【0016】本実施例は、またレジスタ部4をチェック
する機能を備えている。レジスタ部4には、図5に示さ
れるXおよびYレジスタが含まれる。CPU2には、レ
ジスタX,Yを用いてメモリをアクセスする命令が備え
られている。Xを1,2,3,4と順次変化させ、Yは
0001B,0010B,0100B,1000Bのよ
うに4ビットのうちのどれかを「1」としたコードで番
地指定すれば、対応するメモリセルM(1,1),M
(2,2),M(3,4),M(4,8)が選択され
る。たとえばX=1,Y=0001Bならばメモリセル
M(1,1)が呼び出される。したがってXを前記のよ
うに変化させ、Yのどれかの桁を1にして番地指定すれ
ば、4つのゲートG1〜4を通過する際に異なるメモリ
セルを特定できる。
【0017】次にレジスタ部4をチェックする動作につ
いて説明する。図6〜図9は、その動作を説明するため
のフローチャートであり、図6はゲートG1を、図7は
ゲートG2を、図8はゲートG3を、それぞれ通過する
際の動作を示している。メモリセルはチェック動作開始
の際には0にクリアされる。
【0018】図6を参照して、ステップr1でゲートG
1に入り、ステップr2でアキュムレータAcの内容が
0にクリアされ、ステップr3でアキュムレータAcに
1が加えられる。次いでステップr4,r5で前記X,
Yレジスタに対してX=1,Y=1を設定し、ステップ
r6で前記アキュムレータAcからメモリセルM(X,
Y)に内容が転送される。転送が終われば、ステップr
7でゲートG1から処理Aなどの次のステップ動作に移
行する。動作が正常なら、メモリセルM(1,1)には
「1」が記憶されている。
【0019】図7はゲートG2での動作を示す。ステッ
プs1でゲートG2に入ると、ステップs2,s3でX
=1,Y=1と設定され、ステップs4でX,Y番地の
内容がアキュムレータAcに転送され、ステップs5で
アキュムレータAcに1が加えられる。次いでステップ
s6,s7でX=2,Y=2と設定され、ステップs8
でアキュムレータAcからX,Yで指定されるメモリセ
ルに内容が転送される。転送が終わればステップr7で
ゲートG1から処理Bなどの次のステップ動作に移行す
る。動作が正常なら、メモリセルM(2,2)には
「2」が記憶されている。
【0020】図8はゲートG3での動作を示す。ステッ
プt1でゲートG3に入ると、ステップt2,t3でX
=2,Y=2と設定され、ステップt4でX,Yで指定
される番地の内容がアキュムレータAcに転送される。
ステップt5でアキュムレータAcに1が加えられる。
次のステップt6,t7でX=3,Y=4と設定され、
ステップt8でアキュムレータAcからメモリセルに内
容が転送される。転送が終わればステップt8でゲート
G3から処理Cなどの次のステップ動作に移行する。動
作が正常ならメモリセルM(3,4)には「3」が記憶
されている。なお次のゲートG4を通過する際の動作
は、前述までの動作と同様であって、ここでは動作が正
常なら、メモリセルM(4,8)に「4」が記憶されて
ゲートG4を通過するのであり、そこにいたるまでの動
作説明は省略する。
【0021】本実施例では、このように1のゲートを通
過する際に、当該ゲートに対応するメモリセルにアキュ
ムレータAcの値を記憶させ、ゲート通過ごとに1を加
算して内容を更新させるようにしている。したがって、
最終ゲートG4を通過した際にメモリセルM(4,8)
に「4」が記憶されていれば、レジスタ部4の動作には
異常がないことが確認されるのである。図9はその動作
を示すフローチャートである。前述のゲートG1〜G4
からそれに続く処理Dのプログラムが実行され、ステッ
プu1でゲートG5に入ると、ステップu2で制御部6
は、メモリセルM(4,8)の内容を読出し、「4」か
どうかを調べる。4であれば正常と判断され、ステップ
u3〜u6で前記メモリセルはすべてクリアされ、ステ
ップu8で次のメインルーチンへの移行などの動作には
いることになる。ただしステップu2で4でない場合に
は、異常と判断されてステップu7に移り、異常フラグ
がONされた後にステップ8に進む。これによって、ゲ
ートを通過する際のX,Yレジスタによる番地指定機能
のチェックが行われる。
【0022】前述の説明では、メインルーチンを4つの
処理プログラムと4つのゲートおよび1つの判断ゲート
から成り、またゲートを複数回通過する場合を想定した
けれども、本発明はこれに限定されるものではない。ま
た本発明の要旨をCPUのステップ動作と、ALUと、
レジスタ部の3つのチエック動作に分けて説明したけれ
ども、これらをゲートごとに共通のプログラムにまと
め、ゲート通過に際してこれら3つのチエックを適宜組
み合わせ、あるいは同時に行うようにしてもよい。いず
れの場合もチエックのために必要なプログラムは各ゲー
トごとに少数の処理しか行わないので所要時間は僅かで
あり、電子制御装置の本来の動作には影響を与えないも
のである。このように本発明によれば、電子制御装置を
構成するCPUおよびCPUの動作に不可欠なALUお
よびレジスタ部のチェックが、簡単な処理を付加するだ
けで正確に行うことができ、電子制御装置に依存するシ
ステムの信頼性をさらに向上させることができる。
【0023】
【発明の効果】以上のように、本発明による電子制御装
置は、予め定める複数の演算処理を予め定める順序で行
う処理手段と、処理手段の演算処理結果を予め定める期
待値と比較し、比較結果が不一致のとき異常状態である
と判断する監視手段とを設け、処理の順序によって結果
が異なる演算処理を行わせ、その演算結果と期待値とを
比較し、比較結果が不一致のとき異常と判断するように
したので、電子制御装置を構成するCPUおよびCPU
の動作に不可欠なALUおよびレジスタ部などのチェッ
クが、簡単な処理を付加するだけで正確に行うことがで
き、電子制御装置に依存するシステムの信頼性をさらに
向上させることができ、効果大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による電子制御装置の構成を
示すブロツク図である。
【図2】図1に示す実施例のCPUのステップ動作をチ
ェックする動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【図3】図1に示す演算部の機能をチェックする動作を
示すフローチャートである。
【図4】図1に示す実施例の演算部の機能をチェックす
る判断ゲートの動作を示すフローチャートである。
【図5】図1に示す実施例のレジスタ部に含まれるX,
Yレジスタの機能を示す図である。
【図6】図1に示す実施例のレジスタ部の機能をチェッ
クするための動作を示すフローチャートである。
【図7】図1に示す実施例のレジスタ部の機能をチェッ
クするための動作を示すフローチャートである。
【図8】図1に示す実施例のレジスタ部の機能をチェッ
クするための動作を示すフローチャートである。
【図9】図1に示す実施例のレジスタ部の機能をチェッ
クするための動作を示すブロック図である。
【図10】先行技術による電子制御装置のCPUの動作
をチェックするための動作を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 電子制御装置 2 CPU 3 算術論理演算部 4 レジスタ部 5 RAM 6 制御部 Ac アキュムレータ G1〜G4 ゲート G5 判断ゲート M(1,1),M(2,2),M(3,4),M(4,
8) メモリセル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】予め定めるプログラムに従って制御が行わ
    れる電子制御装置において、 処理の順序によって結果が異なる予め定める複数の演算
    処理を、プログラム実行中に処理が必ず行われる箇所に
    挿入して、予め定める順序で実行する処理手段と、 処理手段の演算処理結果を予め定める期待値と比較し、
    比較結果が不一致のとき異常状態であると判断する監視
    手段とを含むことを特徴とする電子制御装置。
JP4303927A 1992-11-13 1992-11-13 電子制御装置 Withdrawn JPH06149626A (ja)

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