JPH06149375A - 無人搬送車の誘導装置 - Google Patents

無人搬送車の誘導装置

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Publication number
JPH06149375A
JPH06149375A JP4302437A JP30243792A JPH06149375A JP H06149375 A JPH06149375 A JP H06149375A JP 4302437 A JP4302437 A JP 4302437A JP 30243792 A JP30243792 A JP 30243792A JP H06149375 A JPH06149375 A JP H06149375A
Authority
JP
Japan
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sensor
guided vehicle
line
offset amount
guide line
Prior art date
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Pending
Application number
JP4302437A
Other languages
English (en)
Inventor
Akiyuki Ito
明之 伊藤
Seiji Tanaka
誠司 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Sharyo Ltd
Original Assignee
Nippon Sharyo Ltd
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Publication date
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Priority to JP4302437A priority Critical patent/JPH06149375A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 誘導センサと誘導ラインとのオフセット量だ
けでなく、誘導ラインに対する進入角を検出でき、走行
中の無人搬送車の蛇行量を少なくして円滑な走行を図れ
る無人搬送車の誘導装置を提供する 【構成】 センサ11を、中心線に対して対称で、か
つ、互いに交差する方向の線状の左右一対のセンサ部で
形成するとともに、誘導ライン12と左右一対の各セン
サ部との重なり長さから、操舵方向及び操舵量を算出す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無人搬送車の誘導装置
に関し、詳しくは、工場や倉庫の構内で貨物輸送等に使
用される無人搬送車の誘導装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の無人搬送車の一例を示す
ものである。この無人搬送車1は、車体の前後左右4か
所に、それぞれキャスタ2,2を設け、車体中央部左右
に設けた一対の駆動輪3,3で走行及び操舵を行うもの
で、車体中心線上の前後には、それぞれ前進用,後退用
の誘導センサ4,4が設けられている。
【0003】上記誘導センサ4は、図6に示すように、
走行路5に設けられた誘導ライン6と該誘導センサ4と
の重なり状態からそれぞれの中心線6c,4cのオフセ
ット量eを検出し、該オフセット量eと定数kとからオ
フセット量eに応じて所定の出力Gを発生するものであ
り、該出力Gを受けた制御装置(図示せず)は、出力G
の大きさに応じて駆動輪3,3の速度を変化させ、無人
搬送車1を誘導ライン6に沿うように操舵誘導する。
【0004】例えば、図5において、速度Vにて図左方
向に進行中の無人搬送車1の進行方向を変える(操舵す
る)場合は、左右の駆動輪3,3の走行速度をそれぞ
れ、V−ΔVとV+ΔVにする。このときの無人搬送車
中心の旋回半径Rは,次の式1で表される。
【0005】
【式1】R=(t・V)/(2・ΔV) 式中、t:駆動輪の輪距(間隔) V:無人搬送車の走行速度 ΔV:操舵のために駆動輪に与える速度差の1/2
【0006】上記式1から、走行速度に対する左右の駆
動輪の速度差、2ΔV/Vを大きくすると旋回半径Rは
小さくなり、急激に進行方向を変えられることが判る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
誘導装置は、該誘導センサ4と前記誘導ライン6とのオ
フセット量eの関数として2ΔV/Vの値を決めるのが
一般的である。したがって、図7に示すように、誘導ラ
イン6に対する車体角度αが異なる場合でも、オフセッ
ト量eが同一であれば同じ値を出力するので、同じ方向
に同量操舵することになる。
【0008】このため、図7(A)の場合に適正な旋回
半径Rが得られるとすると、図7(B)の場合には、誘
導センサ4の中心点が誘導ライン6を横切って反対側へ
進むことになり、また、図7(C)の場合には、誘導セ
ンサ4の中心点が誘導ライン6から遠く離れた位置まで
進むことになる。この結果として、無人搬送車1の蛇行
が大きくなるという欠点があった。
【0009】この欠点をなくすためには、オフセット量
eと共に誘導ライン6に対する車体角度αを何らかの方
法で検知し、図7(B)の場合には、図に破線で示すよ
うに旋回半径R′で逆方向に操舵する必要があり、図7
(C)の場合には、2輪速度差2ΔV/Vをもっと大き
くして図に破線で示すように旋回半径R′で急激に操舵
する必要がある。
【0010】そこで本発明は、前述の誘導センサ4と誘
導ライン6とのオフセット量eだけでなく、誘導ライン
6に対する進入角を検出でき、走行中の無人搬送車の蛇
行量を少なくして円滑な走行を図れる無人搬送車の誘導
装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明の無人搬送車の誘導装置は、走行路に設け
られた誘導ラインを無人搬送車に設けた誘導センサで前
記誘導ラインとの重なり状態を検出し、無人搬送車を誘
導ラインに沿って操舵誘導する無人搬送車の誘導装置に
おいて、前記誘導センサを、中心線に対して対称で、か
つ、互いに交差する方向の線状の左右一対のセンサ部で
形成するとともに、前記誘導ラインと左右一対の各セン
サ部との重なり長さから、操舵方向及び操舵量を算出す
るよう構成したことを特徴としている。
【0012】
【作 用】上記構成によれば、無人搬送車の車体が誘導
ラインに対してある角度を有していると、誘導センサの
左右両センサ部が中心線に対して交差する形になってい
ることから、両センサ部における誘導ラインとの重なり
長さが異なることになる。したがって、両センサ部の重
なり長さの違いから車体の誘導ラインに対する角度を知
ることができるので、オフセット量と角度とから適切な
操舵方向及び操舵量を算出することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明を、図面に示す一実施例に基づ
いてさらに詳細に説明する。まず、本発明で用いること
ができるセンサは、図2に示す原理のセンサである。す
なわち、この種の用途に用いることができるセンサとし
ては、現在、様々なタイプのものが知られているが、本
発明で用いるセンサ11は、平面図上で誘導ライン12
とセンサ11とが重なって影響を受ける部分(検知部:
図の斜線部分)13のみを検知し、該検知部13の長さ
の中心とセンサ中心とのずれ量から、間接的に誘導ライ
ン12とセンサ11とのオフセット量eを算出し、これ
に基づいてセンサ出力を出すものである。
【0014】なお、図中、aは誘導ライン12の幅の1
/2(影響幅の1/2)、bはセンサ11の長さの1/
2、cはセンサ11の影響幅の1/2、eはセンサ11
の実オフセット量を表している。
【0015】そして、本発明におけるセンサの形状は、
例えば図3に一例を示すように。前記図2におけるセン
サと同一原理のセンサをV字状にし、進行方向に対して
前開きに配置したものである。すなわち、長さTのセン
サ部11R,11Lを中心線Oに対して左右対称になる
ようにそれぞれ角度θで配置し、その一端が中心線上で
交わるように形成したものである。
【0016】図1は、上記形状のセンサにおける検出原
理を説明する図であって、無人搬送車が矢印Yの方向に
進行し、センサ11は、誘導ライン12に対してある角
度αで進入し、両者の中心がずれている状態を表してい
る。
【0017】この状態で、センサ11における検知部分
は、図中、B点からD点,A点を経てC点に至る部分で
あり、A点はセンサ1の中心点、D点は検知部分全長に
おける中心点を示している。このとき、各点間の距離
は、次の式2の関係にある。
【0018】
【式2】 また、センサ1の修正オフセット量fは、次の式3で定
義し、これを元に出力する。
【0019】
【式3】 また、
【0020】
【式4】 であるから、これを前記式3に代入すると、
【0021】
【式5】 f=(1/2)・sinθ{|(a+e)/sin(θ+α)| −|(a−e)/sin(θ−α)|} 式中、f:センサ修正オフセット量 e:センサ実オフセット量 a:誘導ラインの幅又は影響幅の1/2 θ:センサのV形の角度の1/2 α:センサの誘導ラインに対する進入角 T:センサの一辺の長さ
【0022】但し、センサ実オフセット量e及びセンサ
の誘導ラインに対する進入角αは、図1における位置関
係のときに正の値とする。すなわち、図において、セン
サ中心Aが誘導ライン中心より下にあるときは、eの値
は負となり、進入方向が誘導ライン中心から上を向いて
いるときは、αの値は負となる。
【0023】ここで、例えば、センサの一辺の長さ
(T)が250mm、センサのV形の角度の1/2
(θ)が15度、誘導ラインの幅(2a)が50mmの
場合について、前記式5を用いて計算した結果を図4に
示す。
【0024】図4に示すように、進入角αが0から大き
くなるに従い、センサの修正オフセット量fは、実オフ
セット量eより小さくなる。例えば、実オフセット量e
が5mmのとき、進入角αが0度で修正オフセット量f
は5mm、進入角αが3度で修正オフセット量fは0m
m、進入角αが5度で修正オフセット量fは−3.6m
mとなり、進入角αが5度、すなわち、前記図7(b)
のような場合には、破線で示すように逆方向に操舵する
ことになる。
【0025】また、進入角αが0から小さくなるに従
い、センサの修正オフセット量fは、実オフセット量e
より大きくなる。例えば、実オフセット量eが5mmの
とき、進入角αが−3度で修正オフセット量fは10m
mとなり、進入角αが−3度、すなわち、前記図7
(c)のように誘導ラインから遠ざかる方向に走行して
いる場合には、破線で示すように急激に操舵してコース
から外れるのを防ぐようにする。
【0026】このように、センサ11と誘導ライン12
との実オフセットeだけでなく、進入角αを検出して操
舵することにより、走行状態に応じた適切な操舵を行う
ことができ、無人搬送車の蛇行動を防止して円滑な走行
状態を得ることができる。
【0027】また、前記式5から明らかなように、セン
サの開き角度θの値に応じて前述の修正オフセット量f
が変化することから、無人搬送車の大きさや操向方式等
に合わせてセンサの開き角度を選定することにより、最
適なコントロールが可能になる。
【0028】なお、無人搬送車自体や操舵システムは、
従来のものをそのまま使用することができ、センサ部だ
けを本発明のセンサに交換するだけで上記作用を得るこ
とが可能である。また、センサの形状も上記実施例に示
すものに限らず、オフセット量と進入角とを同様な原理
で検出できる形状ならば、任意に設定することが可能で
ある。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の無人搬送
車の誘導装置は、センサと誘導ラインとのオフセット量
及び進入角度から適切な操舵方向及び操舵量を算出して
無人搬送車を誘導するので、走行中の無人搬送車の蛇行
量を少なくして円滑な走行を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示すセンサの検出原理を
説明する平面図である。
【図2】 センサの原理を説明する平面図である。
【図3】 センサの平面図である。
【図4】 実オフセット量と進入角度とに対する修正オ
フセット量を示す図である。
【図5】 従来の無人搬送車の一例を示す説明図であ
る。
【図6】 従来のセンサの作用を説明するための図であ
る。
【図7】 無人搬送車の走行状態における操舵状態の説
明図である。
【符号の説明】
11…センサ、12…誘導ライン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行路に設けられた誘導ラインを無人搬
    送車に設けた誘導センサで前記誘導ラインとの重なり状
    態を検出し、無人搬送車を誘導ラインに沿って操舵誘導
    する無人搬送車の誘導装置において、前記誘導センサ
    を、中心線に対して対称で、かつ、互いに交差する方向
    の線状の左右一対のセンサ部で形成するとともに、前記
    誘導ラインと左右一対の各センサ部との重なり長さか
    ら、操舵方向及び操舵量を算出するよう構成したことを
    特徴とする無人搬送車の誘導装置。
JP4302437A 1992-11-12 1992-11-12 無人搬送車の誘導装置 Pending JPH06149375A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4302437A JPH06149375A (ja) 1992-11-12 1992-11-12 無人搬送車の誘導装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP4302437A JPH06149375A (ja) 1992-11-12 1992-11-12 無人搬送車の誘導装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06149375A true JPH06149375A (ja) 1994-05-27

Family

ID=17908923

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4302437A Pending JPH06149375A (ja) 1992-11-12 1992-11-12 無人搬送車の誘導装置

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JP (1) JPH06149375A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11231939A (ja) * 1998-02-16 1999-08-27 Shinko Electric Co Ltd 無人車の操向制御方法及びその装置
JP2013114460A (ja) * 2011-11-29 2013-06-10 Nippon Yusoki Co Ltd 無人車両

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JPH11231939A (ja) * 1998-02-16 1999-08-27 Shinko Electric Co Ltd 無人車の操向制御方法及びその装置
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