JPH0614936A - レーザープローブ、ハンドピースおよびこれらを備えた手持ち器具並びに装置 - Google Patents

レーザープローブ、ハンドピースおよびこれらを備えた手持ち器具並びに装置

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JPH0614936A
JPH0614936A JP5048427A JP4842793A JPH0614936A JP H0614936 A JPH0614936 A JP H0614936A JP 5048427 A JP5048427 A JP 5048427A JP 4842793 A JP4842793 A JP 4842793A JP H0614936 A JPH0614936 A JP H0614936A
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JP
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optical fiber
handpiece
waveguide
laser
laser light
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JP5048427A
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English (en)
Inventor
Gulife Douglas
ダグラス・グライフ
Deane Crawford L
エル・ディーン・クロフォード
Sarek Stanislav
スタニスラフ・サレック
M G Hussein Honey
ハニー・エム・ジー・フセイン
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Trimedyne Inc
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Trimedyne Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レーザー源より延出された光ファイバーを
取り替えることなく、容易に、光ファイバーを損傷する
ことなくプローブ先端を取り替えることができる外科手
術用のレーザー器具を提供する。 【構成】 レーザー源から延びる光ファイバー導波管
16を収納するハンドピースと、これに連結されるレー
ザープローブからなる。ハンドピースは、導波管16用
のガイド手段50と、これを収納するハンドル28と、
このハンドル28先端にある接続部44とを有する。こ
の接続部44は、中空結合体を介してプローブと着脱可
能に結合する。プローブは、光ファイバーセグメント8
0を収納し、これは、ガイド手段144を有して、導波
管16と同芯状に位置づけられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光ファイバーによるレー
ザーエネルギーの伝達を制御状態で行う手持ち器具並び
に装置およびこれらを構成するレーザープローブ、ハン
ドピースに関し、特に本発明は、内視鏡手術などのよう
に、患者の体内や皮膚の患部を治療する医学機器として
の利用に適している。
【0002】
【従来の技術】手術用のレーザー機器はレーザー源よ
り、患者の体内や皮膚の患部にレーザーエネルギーを導
くことを目的に開発されてきた。従来、このような器材
では、レーザー光をフレキシブルな光ファイバーにより
レーザー源より標的である組織に伝達することを目的と
するが、これは通常、単に磨いたか、或いは特定の形状
に成形した先端を備えた光ファイバーで行われている。
強度を増すため、或いは破損を避けるため光ファイバー
の先端は、金属製チューブ、カニューレ、或いは、プラ
スチックのカテーテルのようなプローブの一部で覆われ
ている場合もある。
【0003】上記の医療器具は光ファイバーレーザー伝
達システム、光ファイバーシステム、或いはレーザー伝
達システムと呼ばれている。通常、レーザー伝達システ
ムで、光ファイバーの先端が金属製のカニューレで覆わ
れているものは、剛性のプローブか、柔軟なプローブ、
或いはフレキシブルなプローブが接続されている保持用
部材或いはハンドピースを持ち、これが自然にある、或
いは手術であけられた、レーザーエネルギーを通過させ
る管腔、通過孔、空洞などに挿入される。従来のシステ
ムのいくつかは、特に内視鏡による手術に適応するよう
に設計されており、これはレーザー源よりハンドピー
ス、或いはハンドルを介し、金属製のカニューレ、また
はプローブを貫通して延びる第1光ファイバーを持って
いる。金属製のカニューレの先端は真っ直ぐのものもあ
り、レーザーエネルギーを障害物を避けて通すように曲
がっているものもある。このようなシステムの一つに
は、ハンドピース、突起カニューレを含む光ファイバー
の全体が一度きりの使用の後、処分できる無菌システム
として売られているものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】外科医がこのような器
具を複数回使いたいときや、外科手術で複数の先端の形
状が必要な場合、必要な先端の形状を持つものを複数買
い求める必要がある。内視鏡によるものを含む外科手術
の中には、2種以上の先端を必要とするものもある。従
って、このような使い捨ての、ユニット化されたレーザ
ーシステムにより、手術コストが増大する結果となる。
【0005】レーザー手術用器具には再使用を可能にし
たものがある。ハンドピースに挿入され、中空のチュー
ブを通り、機械的に保持されている、使い捨て可能で、
フレキシブルな単一、或いは複数の光ファイバーを使用
でき、再使用可能のハンドピースを備えているものがあ
る。しかし、このようなシステムでは、光ファイバーを
ハンドピースのみ、或いはハンドピースと中空のプロー
ブの両方に挿入或いは貫通させなければならないため、
このような取付けの過程で、光ファイバーが破損する可
能性もあり、固定される際に位置が狂う可能性もある。
光ファイバーが、ハンドピースかプローブ或いは両方に
装着、固定する過程で破損した場合、光ファイバーは新
しいものと取り替えられなければならない。これは外科
医の時間を無駄にすることは勿論のこと、手術の設備費
を大幅に増加させる。光ファイバーが成形された先端
(円錐、円形、のみ型など)を持つ場合、挿入と固定作
業中の破損の確率は高くなる。
【0006】上記の問題に鑑みて、レーザー光を伝達す
る器具、特に内視鏡手術用の手持ち部分に改良の余地が
ある。先端形状の異なるプローブや先端が異なる形状に
成形されているファイバーを再利用できるユニット化さ
れたハンドピースを備えた改良されたレーザー手術用器
具の出現が望まれる。更に、このレーザー伝導システム
が効率のよい、経済的な生産過程で生産でき、プローブ
部分、或いはその一部が一回の使用の後、或いは数回の
使用の後、処理が可能であることも望まれる。好適に
は、このような改良システムは、大きさも手頃で、必要
以上に複雑でないものがよい。
【0007】このような改良システムでは、ハンドピー
スと取り外し可能なプローブとが高い協働性を持ち、プ
ローブにレーザーエネルギーを効率良く伝達するよう適
切な位置決めと確実な連結のできるものが望まれる。伝
達されるエネルギーのロスと、ハンドピースと取り外し
可能なプローブとの間で熱エネルギーの蓄積を抑えるこ
とにより、レーザー源の必要供給量を削減し、ハンドピ
ースの過熱を避ける設計も望まれている。このようなシ
ステムは、内視鏡手術、腹腔鏡手術、関節鏡手術、一般
的、或いは、開腹手術など、異なるタイプの外科手術に
対応するために設計変更の行い易いものがよい。
【0008】最後に、このような改良システムでは、各
種の、例えば、次のようなレーザー源で作り出されるレ
ーザーと対応できるものでなければならない。:エルビ
ウム:イットリウム アルミニウム ガーネット(E
r:YAG)、ホルミウム:イットリウム アルミニウ
ム ガーネット(Ho:YAG)、ネオジウム:イット
リウム アルミニウム ガーネット(Nd:YAG)、
アルゴンイオン、高調波Nd:YAG(KTP レーザ
ー)、エキシマーレーザー、その他これに類似のもの。
【0009】この発明は、制御状態でレーザーにより手
術患部を治療し、上記の利点や特徴をもつ新規に設計さ
れたものを提供することを目的とする。この発明は、容
易に組み立てられ、数々の形状を持つことができる改良
レーザー伝達システムを提供し、ハンドピース中のレー
ザー光導波管と、任意の患部にレーザー光を投射するた
めの取り外し可能なプローブ内の光ファイバーセグメン
トの効率の高い連結を可能にする。本発明は、医療器
具、特に、パルスや連続波などを含むレーザーエネルギ
ーのビームを制御状態で任意の患部に照射するための装
置として実現されている。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明にかかるレーザープローブの特徴構成は、フ
レキシブルな光ファイバーセグメントと、この光ファイ
バーセグメントを収納し、両端に開口部を持ち前記光フ
ァイバーセグメントを受け入れる中央貫通孔を備える筒
状のハウジングと、これらハウジングの一端と結合する
ための、前記ハウジングに形成される前記中央貫通孔と
同芯状である中央通路を備え前記ハンドピースと結合す
る中空結合体と、この中空結合体にあって、前記光ファ
イバーセグメントの手前側端部と前記ハンドピースのレ
ーザー光導波管とを同芯状に配列させる光ファイバーガ
イド手段とを備えている点にある。
【0011】さらに、本発明にかかるハンドピースの特
徴構成は、レーザープローブの手前側端部を取り外し可
能に受け入れると共に、このレーザープローブの光ファ
イバーセグメントにレーザー光を伝達するものであっ
て、レーザーエネルギー源と光学的に連結されていて前
記レーザー光を照射する先端側端部をもつ細長くフレキ
シブルなレーザー光導波管と、手前側と先端側での開口
部の間に延出されて前記レーザー光導波管を受け入れる
通路を形成する管状のハンドルと、前記レーザープロー
ブと結合する固着部を持ち前記ハンドルの先端部に位置
する接続部と、前記レーザープローブの前記光ファイバ
ーセグメントと前記レーザー光導波管の先端部を同芯状
に配列させるための、前記ハンドルに設けられたガイド
手段とを有する点にある。
【0012】更に又、本発明にかかる手持ち器具の特徴
構成は、レーザーエネルギー源からのレーザー光を伝達
するハンドピースと、このハンドピースに取り外し可能
に取り付けられたレーザープローブとからなり、前記ハ
ンドピースが、前記レーザーエネルギー源と光学的に連
結していて前記レーザー光を照射する先端を有する細長
いフレキシブルなレーザー光導波管と、手前側端部と先
端側端部との間にわたって延出されて前記レーザー光導
波管を受け入れる通路を有する管状のハンドルと、結合
部分を有する前記ハンドルの先端側端部にある接続部
と、この接続部に対して前記ハンドル内で前記レーザー
光導波管の先端側端部を同芯状に位置づける、前記ハン
ドル内に設けられた導波管ガイド手段とからなると共
に、前記レーザープローブが、フレキシブルな光ファイ
バーセグメントと、両端で開口部を持ち前記光ファイバ
ーセグメントを受け入れる中央貫通孔を備える筒状のハ
ウジングと、このハウジングにある中央貫通孔と同芯の
中央通路を備え前記ハンドピースの接続部と係合するハ
ウジングのための中空結合体と、前記ハンドピースの前
記レーザー導波管と前記光ファイバーセグメントの手前
側端部とを同芯状に配列させる光ファイバーガイド手段
とからなる点にある。
【0013】更に又、本発明にかかる装置の特徴構成
は、レーザーエネルギー源より目標地点にレーザー光を
伝達する装置であって、前記レーザーエネルギー源に光
学的に連結する手前側端部と前記レーザー光を投射する
先端側端部とを持つ第1光ファイバーと、前記第1光フ
ァイバーの先端部からのレーザー光を受ける手前側端部
と、前記目標地点に前記レーザー光を照射する先端側端
部を有する第2光ファイバーと、前記第1光ファイバー
の先端側端部と前記第2光ファイバーの手前側端部とを
連結する連結手段とを備え、前記第1光ファイバーが比
較的低い開口数を持つ点にある。
【0014】
【作用】この発明の一実施例では、取り外し可能の管状
のレーザー端(プローブ)が、ハンドピースの先端に取
り付けられ、フレキシブルな光ファイバーが、プローブ
の管状のハウジング内の、両端で外部に開く中央貫通孔
で保持されている。
【0015】ハウジングの貫通孔が、光ファイバーの一
部を受け入れ接着剤その他で、固定保持されていること
が好ましい。レーザープローブのハウジングの一端で中
空結合体が備えられていて、ハウジングに形成される中
央貫通孔と同芯の中央通路を形成している。光ファイバ
ーガイド手段が中空結合体内にあって、光ファイバーの
手前側端部とハンドピースのレーザー光導波管とを同芯
状に配列させるために形成されている。このような導波
管は、レーザーエネルギーをガイドするように設計さ
れ、レーザー源よりハンドセットに延びている。中空結
合体はカラーとスリーブを有していて、これは、ハンド
ピースと結合して機構全体を形成するようになっている
のが好ましい。
【0016】本発明の別の一面としてのハンドピース
は、プローブにレーザー光を照射する端部があり、細長
いフレキシブルな、レーザー源との光学的連結のための
レーザーガイドと、導波管を受け入れるハンドルの手前
側と先端側の開口部の間で延びる導管を形成する管状ハ
ンドルを持つ。導波管は、当業者によく知られる方法で
レーザー源と機械的あるいは光学的に連結されている光
ファイバーであることが好ましい。
【0017】ハンドルの先端側には接続部があり、これ
は、カラーやその他のプローブの、例えばねじ切りされ
ている部分、と結合する部分を有する。レーザー光導波
管の先端部とプローブの光ファイバーセグメントを同芯
状に配列させるために、繊細に機械加工された中空の孔
であるガイド手段がハンドルに設けられている。そし
て、ハンドル接続部には、プローブの手前側を受ける雌
端部が備えられていることが好ましい。組み立てられ、
結合した状態では、このシステムはハンドピースの導波
管とプローブの光ファイバーセグメントとの機械的、光
学的連結をもたらす。
【0018】本発明のさらなる一面としてのプローブ
は、ハンドピースから取り外し可能で、従って、ハンド
ピースには異なる形状のプローブを取り付けることがで
きる。プローブがハンドピースに正確に取り付けられた
状態では、プローブの連結部の光ファイバーガイド手段
により、光ファイバーセグメントの手前側端部とハンド
ピースのレーザー導波管とが配列する。これにより、ハ
ンドピース導波管とプローブの光ファイバーセグメント
との間で、効率の高い連結が行われる。その結果、光の
ロスが軽減され、ハンドピース内で発生する熱が比較的
低く抑さえられる。
【0019】ハンドピースとプローブを接続する機構に
より、プローブのハンドピースへの取り付け、取り外し
が比較的簡単になる。好適な実施例での接続システムで
重要な点は、導波管と光ファイバーセグメントの配列す
る端部にガイド手段が設けられていることである。導波
管と光ファイバーセグメントは、これらのガイド手段を
越えて延びていないことが好ましい。導波管と光ファイ
バーセグメントは、プローブがハンドピースから取り外
されても、保護されるのである。
【0020】本発明のさらなる特徴としての、レーザー
エネルギー源から発っせられるレーザー光を目標患部に
伝達する装置は、第1と第2光ファイバーを備えてい
る。この第1光ファイバーは、レーザーエネルギー源と
光学的に連結する手前側の端部と、レーザー香を照射す
る先端側端部とを持っている。第2光ファイバーは、第
1光ファイバーの先端側からのレーザー光を受ける手前
側端部と、目標患部にレーザーを照射する先端側端部を
備えており、第1光ファイバーの先端部と第2光ファイ
バーの手前端部を光学的に連結する連結手段が備えられ
ている。第1光ファイバーは、比較的小さい開口数を持
ち、第2光ファイバーは、比較的小さい開口数を持つも
のと、比較的大きい開口数を持つものとがある。好適な
実施例では、第1光ファイバーは、約0.27以下の開
口数をもち、第2光ファイバーは、第1光ファイバーの
開口数とほぼ同じ値か或いは、約0.36よりも大であ
る。
【0021】
【発明の効果】本発明が以上のような構成を有すること
から、レーザー源よりの光ファイバーを交換することな
く、簡単に形状の異なるプローブを交換できるようにな
った。更に、この交換の際、レーザー源より延びる光フ
ァイバーの先端はハンドピース内に保護された状態なの
で、光ファイバーを損傷することなく交換が行えるよう
になった。これと同時に、プローブ内の光ファイバーセ
グメントと、ハンドピースの光ファイバーの導波管との
光学的連結が確実で、効率のよい連結手段も提供できる
ようになった。更に又、比較的簡単な構造により、レー
ザーの手持ち部分の製造を経済的に行うことができるに
至った。
【0022】
【実施例】本発明は、手術に利用する改良されたレーザ
ー伝達システムを提供するものである。このシステムに
は、2個の部品があり、このうちの一つ或いは両方が使
い捨て可能である。これらの部品は簡単に取り付け、取
り外しができ交換性に優れており、レーザーエネルギー
の伝達するための効率の高い機械的、光学的な連結を行
い、レーザー光が伝達される光ファイバーを含む内部部
品を保護するように設計されている。本発明の考え方
は、数々の異なる実施例として表現できるが、この明細
書と図面では、本発明の実施例の一部を示しているに過
ぎない。従って、本発明は明細書で説明される実施例に
限定されるものではなく、この出願の権利範囲は、特許
請求の範囲で示されるものである。本発明の器具では、
従来からある適当なレーザー源と、これに使われる連結
システムを使用できる。これらレーザー源、連結システ
ムや、これらの作用は、詳細にわたって説明されていな
いが、当業者にとっては自明のものである。これらの装
置の詳細なる説明は本発明を理解するうえで必要ではな
く、発明の対象となる部分ではないため、ここではこれ
らの説明は行われていない。
【0023】図1では、ハンドピース12、交換可能の
プローブ14を含む本発明による器具10の重要部分
が、部分断面図として示されている。プローブ14は人
体表面上の、或いは人体が生まれながらにもつ管腔内、
また、手術領域の空洞や、人体組織の通過孔内の目標組
織に対向する(即ち近接する)ように設計されている。
外科的に設けられた通過孔あるいは領域は、例えば、関
節鏡手術や開腹手術あるいは、腹腔鏡手術による腹部の
手術などに見られる。通常、プローブが挿入される空洞
や貫通孔、レーザーエネルギーが照射される表面組織が
レーザー光のエネルギーにより変化が起こされる対象物
である。この対象物は、組織の一部自体である場合と、
癌組織のように、組織が変化したものである場合とがあ
る。また、この対象物は、組織に付着する付着物である
場合もある。
【0024】器具10は、レーザー源からハンドピース
12に延びるレーザー光導波管16を有していて、これ
は、レーザーエネルギーをガイドする管あるいは、その
他のガイド手段でもよい。導波管16は、好適には長く
延びた、レーザーエネルギーを伝達する管の作用を持つ
フレキシブルな光ファイバーがよく、手前側の端部は、
導波管16にレーザーエネルギーを発生させ、供給する
レーザーエネルギー源(図示されず)に連結されている
通常の連結機構(図示されず)と連結されるようになっ
ている。レーザー源や、レーザー源用の連結機構の設計
や、構造、操作についてはこの分野ではよく知られてい
るものであり、詳細については、ここでは触れない。レ
ーザー源や、レーザー源用の連結機構の設計や、構造、
操作についての詳細は、本発明に関するものの一部では
ない。
【0025】この明細書で使われる、レーザーエネルギ
ー、レーザー光、レーザービームなどの表現は、広い電
磁波の様態を示すものであり、これはパルス波、連続波
(CW)、異なる周波数、強度、フラックス、その他の
特徴を有するものを含んでいる。レーザー光は、必要と
される波長を発生する通常のレーザー装置で作り出さ
れ、その例として、ネオジウム:イットリウム アルミ
ニウム ガーネット(Nd:YAG)、倍周波数Nd:
YAG (KTP レーザー)、ホルミウム:イットリウ
ム アルミニウム ガーネット(Ho:YAG)、エル
ビウム:イットリウム アルミニウム ガーネット(E
r:YAG)、アルゴンイオン、エキシマーレーザー、
その他類似のものが挙げられる。
【0026】導波管16は、好ましくは、硝子材、或い
は、シリカ結晶からできた円筒状コア18(図2参照)
を持つ、中実で単一の光ファイバーであることが望まし
い。このような光ファイバーは、エキシマーレーザーと
使用する場合、高い割合でOHを含み、Ho:YAGレ
ーザーと使用する場合は、低い割合でOHを含む場合が
ある。場合によって、ファイバーコア18は例えば、ポ
リ(メチルメタクリレート)やポリスチレンなどの重合
体で形成されてもよいし、Er:YAGなどのような中
赤外線、或いは赤外線レーザーなどと使用される場合、
フッ化ジルコニウム(ZF)や、フッ化アルミニウム
(AF)などの結晶体で形成されてもよい。このコアの
直径は、好適には、約0.1mmから約1.0mmの範
囲がよく、本発明の実施例では、約0.4mmから約
0.8mmの範囲が好適である。
【0027】実施例では、コア18の外側の円筒状面は
外側クラッド20でカバーされている。このクラッド材
は、ファイバーコア18の屈折率よりも低い屈折率を持
っている。コアの外部を覆うクラッド20の材質は、ロ
スが最小限の状態でレーザー光をファイバーコア18内
に閉じ込めておくようなコア屈折率に対する屈折率を持
つことを基準に選ばれる。この実施例では、光ファイバ
ーのレーザー光導波管16は、比較的低い開口数と開度
を持つことが望ましい。
【0028】クラッド材に適する材質としては、シリコ
ン、シリカ、ガラス、プラスチック、空気などが挙げら
れる。クラッドに適するプラスチック材としては、ポリ
メチルメタクリレートや、ポリメチルメタクリレートと
ポリスチレンの混合物が挙げられる。クラッド20の厚
さの例は、約0.1mmである。導波管としての各種の
光ファイバーが、市販されている。例えば、直径が0.
6mmのコアを有する光ファイバーは、アメリカ合衆国
コネチカット州のエンザインビックフォード社により、
HCT600と言う名で販売されている。光ファイバー
により伝達できるパワーは、ファイバーの大きさにより
決まる。上記のHCT600を使用した場合、本発明の
医療器具では、Nd:YAGのレーザー源からの連続パ
ワーで、約60Wまで伝達できる。
【0029】全ての使用様態で必要であるわけではない
が、シース21が外側クラッド20を覆っていることが
望ましい。このシースに使われるものとしては、例え
ば、約0.2mmの厚さを持つポリエチレンあるいはポ
リアミドが挙げられる。
【0030】最後に、レーザー源(或いはこれに連結す
る連結部)とハンドピース12との間に延びる光ファイ
バー導波管の一部には、保護ジャケット或いは、保護チ
ューブ22である外側管状カバーが設けられる場合もあ
る。これは、シースが使われる場合、シースの上に装着
される。保護ジャケット22はアメリカ合衆国で、テフ
ロンと言う商標のもとに販売されているポリマーのよう
な合成樹脂ポリマーでよい。他にジャケット22として
使えるものとしては、シリコンラバー、天然ゴム、フッ
化ポリビニル、ポリウレタン、ポリエステル共重合体、
熱可塑性プラスチックゴム、ポリカーボネートシリコン
共重合体、ポリエチレンビニルアセテート共重合体、織
物ポリエステルファイバーや、これらの組み合わせなど
がある。
【0031】光ファイバーの導波管16はハンドピース
12に挿入され、プローブ14にレーザーを照射する点
にある先端24まで延びている。ハンドピース12内で
は、光ファイバー導波管16は長手軸26に沿って延
び、導波管16の保護ジャケット22はハンドピース1
2の先端24より手前で止っている。導波管16の先端
24は軸26に垂直で全体的に平面的である。
【0032】ハンドピース12は管状のハンドル28を
持ち、これは外科医やオペレータが具合よく握ることが
できるようになっている。ハンドル28は、比較的剛性
で、ステンレスあるいは熱可塑性材料などの適当な材質
により製造され、手前側にある開口部32と先端側にあ
る開口部34を結ぶ通路30を備えている。図示された
実施例では、この通路30は、この軸芯に同芯で、複数
の径の異なる穴として形成されており、以下に詳細に説
明される他の部分と共に導波管である光ファイバー16
がハンドル12に収納される。
【0033】ハンドピース12は更に、フレキシブル
で、弾力性のある中空の取付け部36を持ち、これはハ
ンドル28の手前側開口部32から後方に延びている。
光ファイバーの導波管16は、この取付け部36に受け
入れられ、貫通しており、光ファイバー16がハンドル
の手前側端部で曲げられた場合、フレキシブルな光ファ
イバー16にかかる力を制限することにより、曲げ力制
限機能を果たす。取付け部36は、シリコンラバー或い
は類似の弾力性のある材質で作られることが望ましい。
中空の取付け部36の内径と外径の両方は、手前側から
先端側に行くにつれて大きくなっており、小径の円筒壁
38を先端側にもち、これがハンドル28の開口部に受
け入れられる。この取付け部36は、ハンドル28に摩
擦、その他の適した方法(例えば、機械ファスナーなど
の接続機構、エポシキ系接着剤、気密性の密閉材その
他)などにより保持される。光ファイバー導波管16の
取付け部36の手前部分に挿入される部分の周りには、
適当な長さの熱収縮チューブ40が熱収縮によりフィッ
トされ、この熱収縮チューブ40の外側は、取付け部3
6の手前側端の内側に直接接当している。
【0034】管状のハンドル28の先端の内壁には、4
2で示されるように、ねじが切られ、接続部44を含む
結合部あるいは連結アダプター機構と係合保持する。接
続部44は中空で細長く、ハンドル28のねじ切りされ
ている部分に一部が挿入されている。接続部44の先端
部分は、ハンドルの開口部34よりも突出しており、プ
ローブ14と以下に詳細に述べる方法で係合している。
接続部44の外側は、46で示されるようにねじが切ら
れており、ハンドルの内部のねじ部分42と係合してい
る。係合部44と管状ハンドル28は、両者が相対的に
回転しないように螺合することが好ましい。これは、例
えば、アメリカ合衆国でロックタイトというブランド名
で販売されているねじ用接着剤、或いは気密性の密閉材
などを使うことにより行われる。
【0035】中空の接続部44には、その内部に孔48
があり、ハンドルの貫通孔30と同芯状に配列してい
る。接続部44の手前側には中空体50が取り付けら
れ、これには通路52があり、光ファイバーの導波管1
6を受け入れる通路30と同芯状に配列している。中空
体50は中空の接続部44に挿入される小径の先端部分
54を持ち、これらは適当な接着剤や、気密性の密閉材
により保持される。中空体50の先端部54は光ファイ
バーの導波管16を配列させるガイド手段の役割を果た
し、このために、中空体50の先端部54には内側に突
出し、光ファイバー導波管と係合するフランジ56が設
けられている。この係合は、シース21の一部を取り除
き、光ファイバーのクラッド20がガイドフランジ56
の円筒面と直接接当するようにすることによりなされ
る。光ファイバーの導波管16の先端は、フランジ56
より先に突出しないことが望ましい。これにより、光フ
ァイバーの導波管16の保護ができる。更に、導波管の
先端24とフランジ56の先端はハンドピース12の先
端より奥に収まっている。従って、接続部44に形成さ
れる孔48の一部は、プローブ14の突出端を受け入れ
ることができるようになっている。
【0036】中空体50は接続部44から後方に延び、
管状のハンドル28内の開口部58まで延びており、光
ファイバーの導波管16の保護ジャケット22は中空体
50の手前側開口部58まで延びている。このジャケッ
トの先端からスリーブ60が、導波管のシース21を包
んで中空体50の貫通孔52に延びている。このスリー
ブ60は、好適には真鍮製で光ファイバーのシース21
に圧着されている。しかし、ステンレスなどの他の材料
でもよい。スリーブ60の外面と中空体の貫通孔52の
内面の環状の空間は通常の適当な気密製の密閉材62で
埋められ、中空体50と圧着されているスリーブ60の
密接な接続ができている。
【0037】中空体50の手前側開口端58は、熱収縮
性チューブ64により保護されている。熱収縮チューブ
64には中空体50の外部に熱収縮フィットされる大径
部66と、光ファイバーの導波管16の保護ジャケット
に熱収縮フィットさせる後方に延びる小径部66’があ
る。チューブ64の比較的径の大きな部分66は、中空
部50から外方向に突出するフランジ70までで止って
いることが望ましい。必要ならば、チューブ64が取り
付けられる前に、中空体50の後部端の空間72には適
当な樹脂系接着剤を使用してもよい。
【0038】プローブ14がハンドピースから取り外さ
れる際、ハンドピース12の先端を保護する保護キャッ
プ76(図1と4)により塵や汚染から保護してもよ
い。保護キャップ76は全体的に半球状の端部77をも
ち、結合部のねじ部分46の山の部分と摩擦力により係
合することが望ましいが、結合部のねじ部分46と羅着
するねじを備えていてもよい。
【0039】プローブ14は、ねじ切りされたハンドピ
ース12の先端部に取り外し可能に装着できるように設
計されており、内部に光ファイバーのセグメント80を
備えている。この光ファイバーセグメント80は、上記
の光ファイバーの導波管16と同様の構造を持っている
ものでよい。具体的には、プローブ14の光ファイバー
セグメント80には適当なクラッド82に覆われている
コア81(図3)があり、クラッド82はシース84に
より覆われている。
【0040】ファイバーセグメントのコア81、クラッ
ド82、シース84は、ハンドピースの光ファイバー導
波管のコア81、クラッド82、シース84の夫々と同
様の材質でできているものを利用してよい。しかし、プ
ローブの光ファイバーセグメント80は、ハンドピース
の光ファイバーの導波管16よりも少し大径であった方
がよい。特に、プローブの光ファイバーセグメント80
のコア81はハンドピースの光ファイバー導波管のコア
18よりも大径である。これにより、ハンドピースの光
ファイバー導波管からプローブの光ファイバーセグメン
ト80へのレーザー光の伝達を効率よく行える。好適に
は、ハンドピースの光ファイバー導波管のコア18の断
面積に対するプローブの光ファイバーセグメントのコア
81の断面積の比は1より大で、できれば約1.25以
上が望ましい。実施例においては、プローブ光ファイバ
ーのコア81の直径は約0.4mmから約0.8mm、
好適には、0.6mmであって、ハンドピースの光ファ
イバーの導波管16のコアの直径は約0.5mmから約
1.0mmである。
【0041】プローブ14は先端カニューレ90と、こ
れより後側に延びている外側チューブ92と外側チュー
ブより後方に延びている内側チューブ94を備えてい
る。この3つの部分は、内側チューブ94の手前側の端
部と先端カニューレの先端側端部の間に延びる中央貫通
孔を持つハウジングとして機能し、光ファイバーセグメ
ント80は、この中央貫通孔に挿入される。先端カニュ
ーレの先端には、光ファイバークラッド82が出るよう
にシース84の一部が取り除かれており、さらに筒状の
受容部98がある。受容部98の円筒壁は、シースの取
り除かれた光ファイバーセグメント80の先端を受け入
れるハウジングの中央貫通孔の一部を形成する。受容部
分98の円筒壁の内面は、先端カニューレ90内で光フ
ァイバーセグメント80を中央に位置させるために、ク
ラッド82の外面とスリップフィットしている。
【0042】図2、3に示されているように、実施例の
一つでは、ほぼ平行なリップあるいは歯102が先端受
容部98の円筒壁から先端方向に突出していてもよい。
このリップ102は、光ファイバーセグメント80の先
端面より外方向に突出しており、各々のリップ102に
は、中空部98の円筒壁の長手軸に対し傾斜した溝部1
04があり、溝部104より続いている外側凸面106
がある。この複雑な構造を持った先端カニューレ90に
より、光ファイバーセグメント80の先端を保護するこ
とができ、小さな空洞に先端カニューレ90を挿入する
ことができる。先端カニューレ90の後部、或いは手前
側には小径部分108があり、これは先端カニューレ9
0の一部108と同芯状に装着される外側チューブ92
の先端部を受け入れる。光ファイバーセグメント80は
外側チューブ92を貫通している。
【0043】先端カニューレ90はステンレスから機械
加工され、外側チューブ92は皮下チューブのようなス
テンレスのチューブであることが望ましい。この2つの
部分は、気密性の密閉材のような適当な接着剤により付
けられていることが望ましい。プローブの外側チューブ
92はハウジングの中央貫通孔の一部を形成する内側チ
ューブ94に取り付けられており、手前側端部と先端側
端部がある。内側チューブ94の先端側端部は外側チュ
ーブ92の手前側端部の内側に同芯状態で取り付けら
れ、光ファイバーセグメント80が内側チューブ94を
貫通できるようになっている。内側チューブ94は、適
当な金属から形成されていることが好ましく、光ファイ
バーセグメントのシース84の周りに圧着されている。
外側チューブ92は内側チューブ94に、圧着あるい
は、気密性の密着材などの接着剤など、適当な手段で取
り付けられている。
【0044】プローブ14をハンドピース12に連結す
るために、プローブ14の手前側端部には特殊な連結部
が備えられている。この連結部にはスリーブ110とそ
れに取り付けられている周辺カラー112が取り付けら
れている。このスリーブ110は、ハウジングの内側チ
ューブ94、外側チューブ92、先端カニューレ90に
より形成される中央貫通孔と同芯の連結通路を形成す
る。スリーブ110の手前側端部はハンドピース12に
挿入され、スリーブ110の先端側端部は内側チューブ
94の手前側端部の外側と、チューブ94と同芯状に取
り付けられている。光ファイバーセグメント80はスリ
ーブ110を貫通し、スリーブ110の手前側端まで延
び、ハンドピース12の光ファイバーの導波管16から
のレーザー光を受ける手前側端部面114を持ってい
る。
【0045】スリーブ110は、適当な金属で形成さ
れ、内側チューブ94の外側に圧着されていることが望
ましい。熱収縮チューブ116は、スリーブ110の先
端と、これに隣接する外側チューブ92の手前側端部に
収縮フィットされ、湿気防止など目張りの役目を果た
す。実質的に環状の領域118がスリーブ110の外側
チューブ92の隣接する部分にあり、必要であれば、こ
れは熱収縮チューブ116を装着する以前に樹脂性接着
剤や気密性密封材で埋めることができる。カラー112
にはハンドピースの接続部44の突出部のねじ部分と螺
合するねじ切り部分134があり、プローブのスリーブ
110がハンドピースの接続部44の孔48に挿入され
る際、プローブのカラー112が、図2に示されるよう
に接続部44と螺合することができる。スリーブ110
には径方向外側に延びるフランジ128があり、カラー
112には径方向内側に延びるフランジ128がある。
カラー112のフランジ128は、スリーブ110のフ
ランジ124と係合している。この2つのフランジは、
ハンドピース12とプローブカラー112が螺合する
際、ハンドピース12方向にプローブ14を保持する係
合手段の役目を果たす。無論、カラー112はハンドピ
ースの接続部44の突起部分より十分に短くなってお
り、プローブスリーブ110がハンドピース12に装着
される際、カラー112の端部がハンドピースのハンド
ル28の端部34と接当しないようになっている。
【0046】プローブのスリーブ110はハンドピース
の接続部44に設定量だけ挿入でき、この設定量は、ハ
ンドピースの接続部44の先端部と係合するプローブの
スリーブ110にある肩部138により決定されてい
る。プローブスリーブの肩部138とハンドピースの接
続部44の先端部の係合により、プローブの光ファイバ
ーセグメント80の端面114の軸に対する位置決めが
なされる。プローブの光ファイバーセグメント80の端
部面114の位置は、さらに、光ファイバーセグメント
80の手前側端部とハンドピースの光ファイバーの導波
管16を配列させる光ファイバーガイド手段により制御
される。具体的には、光ファイバーセグメントガイド手
段は、プローブの光ファイバーセグメント80の手前側
端部を軸芯に重ねるように係合する円筒面を持つ円筒壁
144で形成されている。ここで、軸芯に重ねるような
係合は、光ファイバーセグメント80の手前側端部から
シース84を取り除くことにより、プローブスリーブ1
10の円筒壁144が光ファイバークラッド82の円筒
表面の外側と係合することでなされている。
【0047】光ファイバーセグメント80の端部面11
4は、好適には、プローブのスリーブガイド手段の円筒
壁144内に同芯状に固定され、プローブ14がハンド
ピース12に装着されている状態で、端部面114はハ
ンドピースの光ファイバー導波管の先端側端部面24と
接当しているか、設定距離で離れていることが望まれ
る。図示されている実施例では、2つの面は、0.00
3インチ(0.762mm)の設定距離で離れている。
【0048】ハンドピースである光ファイバーの導波管
16の面とプローブの光ファイバーセグメント80の面
は、直接接当していてもよい。上記したように、本実施
例では、プローブの光ファイバーセグメントのコア81
の直径は、ハンドピースの光ファイバーの導波管のコア
18のそれよりも大であると述べたが、好適には、ハン
ドピースの光ファイバー導波管のコア18の断面積に対
するプローブの光ファイバーセグメントのコア81の断
面積の比は、1より大で、できれば約1.25以上であ
ることが望ましい。これにより、ハンドピース12から
プローブ14へのレーザー光の伝達が、必要以上のロス
や、熱発生を起こすことなく行われる。このような設計
では、小径の導波管16とプローブの光ファイバーセグ
メント80の開口数は同じであるか、プローブの光ファ
イバーセグメントの開口数の方が比較的大きいことが望
まれる。一方、場合によっては、プローブの光ファイバ
ーセグメントの開口数が比較的小さい場合でもよい結果
が得られる可能性もある。好ましくは、ハンドピースの
光ファイバーの導波管16は比較的小さい開口数をもち
(例えば、400ミクロンから100ミクロンの直径を
もつファイバーでは、0.22)、プローブの光ファイ
バーセグメント80は比較的大きな開口数(上記のファ
イバーより大径ファイバーで、0.37)を持つものが
望まれる。これにより、導波管16からのレーザーエネ
ルギー(ビーム)の開度がプローブの光ファイバーセグ
メント80に対して許容できる範囲にあることが補償さ
れる。これにより、比較的効率の高い光学連結ができる
と同時に、ハンドピースの導波管16の先端面24とプ
ローブの光ファイバーセグメント80の手前側端面11
4を離すことにより、面の損傷を防ぐことも可能にな
る。
【0049】プローブの光ファイバーセグメント80と
ハンドピースの光ファイバーの導波管16は、実質的に
同じ直径のコアを持っていてもよい。このような場合、
ハンドピースの光ファイバーの導波管16は比較的小さ
い開口数を持っており、プローブの光ファイバーセグメ
ント80は比較的小さい開口数を持ち、両方のファイバ
ーは、ガラス対ガラスのクラッディングを持つことが望
ましい。このような構造では、硝子のコアがドープされ
た硝子の外皮あるいは領域で覆われており、過熱や損傷
の可能性が少ない。従って、光ファイバーの導波管16
と光ファイバーセグメント80の配列の誤差の許容範囲
が比較的広く、プローブの光ファイバーセグメントのコ
アの手前側のビーム吸収面の大きさに比べ、導波管16
よりの大径ビームを受け入れる能力にも優れている。
【0050】さらに別の設計(図示されず)では、ハン
ドピースの光ファイバーの導波管16とプローブの光フ
ァイバーセグメント80のコアの直径が、同じかほぼ同
じである場合に適している。この場合、少なくともプロ
ーブの光ファイバーセグメント80の周りに硝子製のス
リーブが設けられている。スリーブが、正確に揃ってい
ない入力ビームからの外れたビームのいくらかのエネル
ギーを吸収できるため、このスリーブにより導波管16
と光ファイバー80の配列に関連して、設計誤差、或い
は製作誤差の許容性を持っている。ハンドピース導波管
16のプローブの光ファイバーセグメント80との光学
的結合は、機構内部のハンドピース導波管16とプロー
ブの光ファイバーセグメント80の正確な直線的位置決
めにより、より良質のものとなる。このような位置決め
は、ハンドピース12の中空体50に上記のガイド手段
のフランジ56を設けることと、プローブのスリーブ1
10に上記のガイド手段の円筒壁144を設けることに
より行われる。
【0051】器具10には回転位置決めシステムが備え
られている。具体的には、プローブのスリーブ110に
は長手軸方向に延びる溝あるいはスロット150があ
り、ハンドピースの接続部44にあるねじ切りされた孔
160と螺合するセットねじたる部材156の突出端を
受け入れている。プローブ14がハンドピース12から
分離された際、スリーブフランジ124はプローブスリ
ーブ110の前側端よりカラー112が滑り落ちること
を防ぐ。カラー112が反対方向に滑ることを防ぐため
に、割リングからなる係止リング164がプローブスリ
ーブ110の外面にある受け溝166にはめ込まれてい
る。
【0052】器具10に備えられた、この新規の連結シ
ステムにより光ファイバーセグメント80とハンドピー
スの導波管16の効率のよい位置決めがなされる。更
に、この新規の設計により、プローブ14とハンドピー
ス12の比較的迅速な係合が可能となり、プローブ14
の離脱も容易になる。この器具では、異なる種類のプロ
ーブの使用も可能である。図1、2、3、のプローブ1
4は使用できるプローブの一例に過ぎない。ハンドピー
ス12には、図5にある14Aのような少し折れ曲がっ
た先端を持つものや、図6の14Bのような折れ曲がり
角度が更に大きなプローブなど、異なる形状のプローブ
を使うこともできる。(図5と6の14Aと14Bのよ
うに)屈曲したプローブを使う際には、外科医がプロー
ブを人体に挿入する際、プローブの向きが確認できる事
が望ましい。このため、ハンドピースのハンドル28
は、長手軸に対し非対照的な外形を持っている。また、
感触位置表示、或いは突起170がハンドル28の平坦
な領域から外方向に突出しており、外科医はハンドル2
8を持ちながら突起170に触れることができる。他の
感触による、或いは視覚による表示器具を、非対照的な
外観と突起170以外に、或いはこれらに加えて利用し
てもよい。
【0053】〔別実施例〕本発明の、新規の光学的連結
部をもつ第2実施例が図7に示されている。この器具に
は、ハンドピースのハンドル28A、ねじ切りされたカ
ラー112Aにより着脱自在にプローブのスリーブ11
0Aに固定されるねじ切りされた接続部44Aが設けら
れている。スリーブ110Aや、カラー112Aや、関
連するプローブの部品は、図1と2に示す第1実施例の
対応する部品と同じ構造を持っている。スリーブ110
Aには、クラッド82Aとシース84Aを持つ光ファイ
バーセグメント80Aを受け入れる中央通路が形成され
ている。この光ファイバーセグメント80Aはスリーブ
110内で、この手前側端部面114Aが僅かに引き込
んだ形で位置決めがされている。図7には示されていな
いが、プローブの外側に突出した部分は図2の第1実施
例で示されたものと実質的に同じものである。
【0054】ハンドピースのハンドル28Aの図に示さ
れていない後方に延びている手前側の部分は、図2に示
す第1実施例の部分と実質的に同じである。しかし、第
2実施例のハンドル28Aの図7に示されている部分
は、大幅に異なっている。具体的に述べると、ハンドル
28Aは中空体50Aを受け入れる小径部分130Aを
持つ内部通路を持ち、これに光ファイバーの導波管16
Aの先端部分が位置する。導波管16Aはクラッド20
Aを持ち、中空体50Aの前側端の先端面24Aまで延
びている。中空体50Aは適当な接着剤や、気密性製密
着材などによりハンドル28A内に収容されている。ハ
ンドル28Aの先端側端部には、接続部44Aは、ハン
ドル28A内に接着剤や、気密性製密着材などにより固
定された小径部を有する。接続部44Aにはカラー11
2Aの雌ねじ134Aと螺合する雄ねじ46Aを持つ突
起部がある。カラー112Aは接続部44Aの突起部と
協働して、図2の第1実施例のカラー112Aと接続部
44Aと実質的に同じ方法でプローブのスリーブ110
Aを器具内に保持している。第1実施例と同様に、プロ
ーブのスリーブ110Aには、接続部44Aに設けられ
たねじの切った孔160Aと螺合するセットねじ156
Aの突出端を受け入れる長手方向に延びるスロット15
0Aが形成されている。これにより、ハンドル28Aと
プローブの相対的な角度位置が決められる。
【0055】ハンドル28Aには、間隔を開けておかれ
た一対の非球面レンズ172A、174Aとスペーサス
リーブ176Aを持つ光学レンズ連結部を収納する円筒
領域170Aがある。レンズ172Aは、ハンドル28
Aに形成された肩部に接当するように位置しており、ス
リーブ176Aにより保持されている。スペーサ170
Aは、レンズ174Aを接続部44Aの内側端181A
に対し保持している。これらのレンズやスペーサスリー
ブは適当な接着剤や、気密性密着材などにより固定され
ていてもよい。
【0056】この器具の使用時には、導波管16Aの先
端側面24Aからのレーザービームはレンズ172Aに
向かって発散され、レンズ172Aにより視準され、こ
の視準されたビームは、レンズ174Aを通過し、ここ
でプローブの光ファイバーセグメント80Aの手前側端
面114Aに集束する。このレンズシステムにより、ハ
ンドピースの導波管の先端側照射面24Aとプローブの
光ファイバーセグメント80Aの受光面との間で起きる
許容範囲以上の発散を防止し、ロスを最小限に抑さえる
ことができる。
【0057】図8を参照して、本発明による器具の第3
実施例を説明する。ここでは、図7にある第2実施例の
非球形レンズ172Aと174Aに代わって、一対の距
離を置いておかれたボールレンズ172Bと174Bが
使われている。これらのボールレンズは、適当なスペー
サースリーブ176Bと接着材或いは密着材により保持
されている。このほかの部分は、図7に示される第2実
施例と実質的に同じである。
【0058】第4実施例を図9に示す。ここでは、レン
ズシステムは、距離をおいて置かれた両凸レンズ172
C、174Cからなる。これらのボールレンズは、適当
なスペーサースリーブ176Cと接着材あるいは密着材
により保持されている。その他の部分は、図7に示す第
2実施例と実質的に同じである。
【0059】第5実施例を図10に示す。これは、非球
形レンズを使用している点で、図7の第2実施例と似て
いる。しかし、プローブの光ファイバーセグメント80
Dが小さくなっており、そのコアの直径は導波管である
光ファイバー16Dのコアの直径とほぼ同じになってい
る。これに伴い、クラッド82Dの手前側端部近傍のス
リーブ110Dの内径も小さくなっている。
【0060】実質的に同じ直径のコアのを持つものを他
の実施例に使用してもよい。即ち、クラッドや導波管の
光ファイバーとプローブの光ファイバーセグメントの開
口数によっては、図9に図示される第4実施例、図8に
ある第3実施例、図2にある第1実施例で、導波管の光
ファイバーのコアの直径がプローブの光ファイバーセグ
メントのそれと実質的に同じものを使ってもよい。
【0061】本発明の特徴の1つとして、光ファイバー
の効率のよい連結システムを考慮していることが挙げら
れる。好適実施例では、レーザーエネルギー源から目標
患部にレーザーを伝達する装置で、第1と第2光ファイ
バーが備えられ、第1光ファイバーは、レーザーエネル
ギー源と光学的に連結されている手前側端部と、レーザ
ー光を照射する先端側端部を備え、第2光ファイバー
は、第1光ファイバーからレーザー光を受ける手前側端
部と、目標領域にレーザー光を照射する先端側端部とを
持つ。第1光ファイバーの先端側端部と、第2光ファイ
バーの手前側端部を光学的に連結する連結手段が備えら
れ、これは上記の導波管とプローブの光ファイバーを連
結する構造のようなものを備えてもよい。
【0062】ここで述べられる実施例では、第1光ファ
イバーは比較的低い開口数(即ち、ファイバー端部に隣
接する媒介の屈折率と光ファイバーに入っていく光の入
射角を2で割った値の正弦値を掛け合わせたもの)を持
っている。第2光ファイバーは、比較的低い開口数また
は、比較的高い開口数を持っていてもよい。例として、
第1と第2光ファイバーの開口数は、両方とも比較的低
く、実質的に同じものであってもよい。このような実施
例では、各ファイバーの開口数は、好適には、約0.2
7以下、例えば約0.22くらいがよい。これに代わる
ものとして、第1光ファイバーが比較的低い開口数を有
するとき(約0.27以下)、第2光ファイバーの開口
数が約0.36から約0.4の比較的高いものを使って
もよい。
【0063】以上で説明された考え方に沿って、医療機
器の使用者や、製造者などにより本発明の更なる応用
や、改良がなされるであろう。従って、本発明は、特許
請求の範囲にある表現により解釈されるものであり、発
明の考え方を示唆する実施例のみにより解釈されるべき
ではない。明細書の一部である以下の図面では、一貫し
て同様の部分には、同様の符号が使われている。
【0064】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】レーザー手術用システムの手持ち部分の第1実
施例を示す分解斜視図
【図2】部品が接続された状態の器具の長手方向に沿っ
た断面図
【図3】図2で示される3−3線から見た、器具の取り
外し可能なプローブの端面図
【図4】プローブにかわって保護用キャップが取り付け
られたハンドピースの端部の部分断面図
【図5】形状の異なるプローブ先端部の斜視図
【図6】更に形状の異なる別のプローブ先端部の斜視図
【図7】レーザー手術用システムの手持ち部分の第2実
施例を示す部分拡大断面図
【図8】レーザー手術用システムの手持ち部分の第3実
施例を示す部分拡大断面図
【図9】レーザー手術用システムの手持ち部分の第4実
施例を示す部分拡大断面図
【図10】レーザー手術用システムの手持ち部分の第5
実施例を示す部分拡大断面図
【符号の説明】
12 ハンドピース 14 プローブ 16 導波管 24 先端面 28,28A ハンドル 30 通路 36 取付け部 44,44A 接続部 48 孔 50,50A ガイド手段 56 フランジ 60 スリーブ 76 保護キャップ 80,80A,80D 光ファイバーセグメント 90,92,94 ハウジング 98 受容部 102 リップ 104 内側溝部 110,110A スリーブ 112,112A カラー 124 スリーブフランジ 128 フランジ 144 光ファイバーガイド手段 150 スロット 156 突起部材 160 スロット 164 係止リング 170 突起 172A,174A レンズ 172B,174B レンズ 172C,174C レンズ
フロントページの続き (72)発明者 エル・ディーン・クロフォード アメリカ合衆国 カリフォルニア 92714 アーヴァイン イヤーリング・アベニュ ー 5121 (72)発明者 スタニスラフ・サレック アメリカ合衆国 テキサス 77381 ウッ ドランズ シサルウッド・プレイス 27 (72)発明者 ハニー・エム・ジー・フセイン アメリカ合衆国 カリフォルニア 92704 コスタ・メサ バルトラ 2001

Claims (54)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドピース(12)の先端側に装着さ
    れると共に、光ファイバーを通してレーザー光を伝達す
    る取り外し可能なレーザープローブであって、フレキシ
    ブルな光ファイバーセグメント(80),(80A),
    (80D)と、この光ファイバーセグメント(80),
    (80A),(80D)を収納し、両端に開口部を持ち
    前記光ファイバーセグメント(80),(80A),
    (80D)を受け入れる中央貫通孔を備える筒状のハウ
    ジング(90),(92),(94)と、これらハウジ
    ング(90),(92),(94)の一端と結合するた
    めの、前記ハウジング(90),(92),(94)に
    形成される前記中央貫通孔と同芯状である中央通路を備
    え前記ハンドピース(12)と結合する中空結合体と、
    この中空結合体にあって、前記光ファイバーセグメント
    (80),(80A),(80D)の手前側端部と前記
    ハンドピース(12)のレーザー光導波管(16)とを
    同芯状に配列させる光ファイバーガイド手段(144)
    とを備えていることを特徴とするレーザープローブ。
  2. 【請求項2】 前記中空結合体は、前記ハンドピース
    (12)と前記レーザープローブ(14)の一定の角度
    関係を設定する突出部材(156),(156A)と係
    合可能に軸方向に延びるスロット(150),(150
    A)を備える請求項1に記載のレーザープローブ。
  3. 【請求項3】 前記中空結合体は前記ハウジング(9
    0),(92),(94)に装着されており、これらハ
    ウジング(90),(92),(94)の中央貫通孔と
    同芯関係にある中央通路を形成するスリーブ(11
    0),(110A)を有していて、このスリーブ(11
    0),(110A)は前記光ファイバーガイド手段(1
    44)を形成していると共に、前記中空結合体は、さら
    に、前記ハンドピース(12)と結合し前記スリーブ
    (110),(110A)上に回転自在に取り付けてあ
    るカラー(112),(112A)を有する請求項1に
    記載のレーザープローブ。
  4. 【請求項4】 前記スリーブ(110),(110A)
    と前記カラー(112),(112A)の双方により係
    合手段が形成され、これにより、前記ハンドピース(1
    2)と前記カラー(112),(112A)が結合して
    いる際、軸方向で、かつ前記ハンドピース(12)の方
    向への保持力が形成されるようになっている請求項3に
    記載のレーザープローブ。
  5. 【請求項5】 前記係合手段は、前記カラー(11
    2),(112A)から径方向内側に延びるフランジ
    (128)と、前記スリーブ(110),(110A)
    より径方向外側に延びるスリーブフランジ(124)か
    ら形成される請求項4に記載のレーザープローブ。
  6. 【請求項6】 前記スリーブ(110),(110A)
    周りに装着され、前記カラー(112),(112A)
    と係合し、レーザープローブが前記ハンドピース(1
    2)より離脱する際に前記カラー(112),(112
    A)の軸方向の動きを制限すると元に、前記スリーブフ
    ランジ(124)と間隔を開けて配置されている係止リ
    ング(164)を備える請求項5に記載のレーザープロ
    ーブ。
  7. 【請求項7】 前記ハウジング(90)は、その先端部
    に前記光ファイバーセグメント(80),(80A),
    (80D)を受ける受容部(98)を備える請求項1に
    記載のレーザープローブ。
  8. 【請求項8】 前記光ファイバーセグメント(80),
    (80A),(80D)は、円筒状をなしていて、前記
    受容部(98)とスリップフィットして前記光ファイバ
    ーセグメント(80),(80A),(80D)を受け
    入れる円筒状内面を有する円筒壁を備える請求項7に記
    載のレーザープローブ。
  9. 【請求項9】 前記受容部(98)は、前記ハウジング
    (90)の端部に円筒壁を持ち、この円筒壁には、その
    先端より外方向に延びる一対の全体的に平行なリップ
    (102)を備えていて、これらリップ(102)は、
    前記円筒壁の長手軸に対して傾斜している内側溝部(1
    04)を備え、この内側溝部(104)から延びる外側
    凸面(106)を有している請求項7に記載のレーザー
    プローブ。
  10. 【請求項10】前記ハウジング(90),(92),
    (94)は先端カニューレを有していて、この先端カニ
    ューレは手前側端部と先端側端部との間で延出される前
    記光ファイバーセグメント(80),(80A),(8
    0D)を受け入れ、前記ハウジング(90),(9
    2),(94)の中央貫通孔の一部を形成する通路を有
    する請求項1に記載のレーザープローブ。
  11. 【請求項11】前記先端カニューレの先端側端部は、前
    記光ファイバーセグメント(80),(80A),(8
    0D)の先端を受け入れ、前記ハウジング(90)の中
    央貫通孔の一部を形成する円筒壁をもつ受容部(98)
    を形成するようになっている請求項10に記載のレーザ
    ープローブ。
  12. 【請求項12】前記ハウジング(92),(94)は、
    このハウジングの中央貫通孔の一部を形成し手前側端部
    と先端側端部とを有する外側チューブを有していて、こ
    の外側チューブの先端側端部は、前記先端カニューレの
    手前側端部に対し同芯状に装着されていて、前記光ファ
    イバーセグメント(80),(80A),(80D)が
    前記外側チューブを貫通するようになっている請求項1
    0に記載のレーザープローブ。
  13. 【請求項13】前記ハウジング(94)は、前記ハウジ
    ングの中央貫通孔の一部を形成し手前側端部と先端側端
    部とを有する内側チューブを有し、この内側チューブの
    先端側端部は、前記外側チューブ(92)の手前側端部
    と同芯状にその内部に装着されており、前記光ファイバ
    ーセグメント(80),(80A),(80D)は前記
    内側チューブを貫通し、この内側チューブは、前記光フ
    ァイバーセグメント(80),(80A),(80D)
    の周りに圧着されていると共に、前記外側チューブ(9
    2)に固定されている請求項12に記載のレーザープロ
    ーブ。
  14. 【請求項14】前記中空結合体は、前記ハウジング(9
    0),(92),(94)の中央貫通孔と同芯状の前記
    連結通路と、手前側端部と先端側端部を持つスリーブ
    (110),(110A)を有し、このスリーブ(11
    0),(110A)の先端側端部は前記内側チューブ
    (94)の手前側端部の外側と同芯状に装着されてお
    り、前記光ファイバーセグメント(80),(80
    A),(80D)は前記スリーブ(110),(110
    A)を貫通し、前記光ファイバーセグメント(80),
    (80A),(80D)が前記ハンドピース(12)の
    レーザー光導波管(16)からのレーザー光を受ける手
    前側端部を形成している前記スリーブ手前側端部まで延
    びており、さらに前記スリーブ(110),(110
    A)は、このスリーブ(110),(110A)の手前
    側端部で前記光ファイバーガイド手段(144)を形成
    し、この光ファイバーガイド手段(144)は前記光フ
    ァイバーの手前側端部を同芯状に受け入れる円筒状内面
    を形成する前記スリーブ(110),(110A)の円
    筒状壁を持つ請求項13に記載のレーザープローブ。
  15. 【請求項15】前記中空結合体は、ねじ切りされている
    前記ハンドピース(12)と螺合し、前記スリーブ(1
    10),(110A)上に回転自在に取り付けてある前
    記カラー(112),(112A)を有する請求項14
    に記載のレーザープローブ。
  16. 【請求項16】前記スリーブ(110),(110A)
    と前記カラー(112),(112A)の双方により係
    合手段が形成され、これにより、前記ハンドピース(1
    2)と前記カラー(112),(112A)が結合して
    いる際、軸方向で、かつ前記ハンドピース(12)の方
    向への保持力が形成されるようになっている請求項15
    に記載のレーザープローブ。
  17. 【請求項17】前記係合手段は、前記カラー(11
    2),(112A)から径方向内側に延びるフランジ
    (128)と、前記スリーブ(110),(110A)
    より径方向外側に延びるスリーブフランジ(124)と
    から形成される請求項16に記載のレーザープローブ。
  18. 【請求項18】レーザープローブ(14)の手前側端部
    を取り外し可能に受け入れると共に、このレーザープロ
    ーブ(14)の光ファイバーセグメント(80),(8
    0A),(80D)にレーザー光を伝達するハンドピー
    スであって、レーザーエネルギー源と光学的に連結され
    ていて前記レーザー光を照射する先端側端部をもつ細長
    くフレキシブルなレーザー光導波管(16)と、手前側
    と先端側での開口部の間に延出されて前記レーザー光導
    波管(16)を受け入れる通路(30)を形成する管状
    のハンドル(28),(28A)と、前記レーザープロ
    ーブ(14)と結合する固着部を持ち前記ハンドル(2
    8),(28A)の先端部に位置する接続部(44),
    (44A)と、前記レーザープローブ(14)の前記光
    ファイバーセグメント(80),(80A),(80
    D)と前記レーザー光導波管(16)の先端部を同芯状
    に配列させるための、前記ハンドル(28),(28
    A)に設けられたガイド手段(50),(50A)とを
    有することを特徴とするハンドピース。
  19. 【請求項19】前記接続部(44),(44A)は、前
    記ハンドル(28),(28A)と前記レーザープロー
    ブ(14)の角度位置を決めるため、前記レーザープロ
    ーブ(14)に形成されているスロット(160),
    (160A)と係合可能の径方向内側に突出する部材
    (156),(156A)を備えている請求項18に記
    載のハンドピース。
  20. 【請求項20】前記ハンドル(28),(28A)の前
    記ガイド手段(50),(50A)は、前記接続部(4
    4),(44A)と別体である請求項18に記載のハン
    ドピース。
  21. 【請求項21】前記ガイド手段(50),(50A)
    は、前記レーザー光導波管(16)を受け入れる前記ハ
    ンドル(28),(28A)の通路と同芯状の通路を有
    する中空体であって、この中空体は、前記レーザー光導
    波管(16)と係合するために内側方向に突出して前記
    レーザー光導波管(16)を位置決めするガイド手段と
    して機能するフランジ(56)を有する先端側端部を備
    える請求項20に記載のハンドピース。
  22. 【請求項22】前記接続部(44),(44A)は前記
    ガイド手段(50),(50A)とは別体であって、前
    記ハンドルの通路(30)と同芯の孔を備えており、ね
    じ切りされている中空の結合体を含むと共に、前記ガイ
    ド手段(50),(50A)は前記接続部(44),
    (44A)の孔に延出していて、前記接続部(44),
    (44A)は前記孔に前記レーザープローブ(14)の
    手前側端部を受け入れるため、前記ガイド手段(5
    0),(50A)と前記レーザー光導波管(16)の先
    端よりも突出している請求項20に記載のハンドピー
    ス。
  23. 【請求項23】前記ハンドル(28),(28A)は実
    質的に剛体をなしていて、前記ハンドピースはフレキシ
    ブルで、柔軟性があり、前記ハンドル(28),(28
    A)の手前側から延びている中空の取付け部(36)を
    持っていると共に、前記レーザー光導波管(16)は前
    記取付け部(36)に受け入れられて貫通しており、前
    記ハンドル(28),(28A)の手前側端部で前記レ
    ーザー光導波管(16)が折り曲げられる際、このレー
    ザー光導波管(16)にかかる力を制限する請求項18
    に記載のハンドピース。
  24. 【請求項24】前記ハンドル(28),(28A)の一
    端にねじ切りされていると共に、前記接続部(44),
    (44A)は前記ハンドル(28),(28A)とは別
    体をなして細長く中空の結合体を形成しており、これは
    ハンドル(28),(28A)のねじ切りされている部
    分内に一部に入り込んでいて、前記ハンドル(28),
    (28A)のねじ切りされている部分より更に突出して
    おり、前記中空の結合体は前記ハンドルの通路(30)
    と同芯状の孔(48)を備え、 前記結合体は、前記ハンドル(28),(28A)の内
    側のねじ切り部分と部分的に螺合する外側ねじ切り部分
    を持ち、前記外側ねじ切り部分の一部は、ねじ切りされ
    ている前記レーザープローブ(14)と螺合するよう
    に、前記ハンドル(28),(28A)よりさらに延出
    されている請求項18に記載のハンドピース。
  25. 【請求項25】前記ガイド手段(50),(50A)は
    前記ハンドル(28),(28A)に取り付けられてい
    る中空体であって、前記導波管(16)を受け入れる前
    記ハンドルの通路(30)と同芯状の通路を備えている
    と共に、前記中空体は前記中空の結合体(44),(4
    4A)に挿入されて、前記レーザー光導波管(16)の
    位置決めをする先端側端部を有する請求項24に記載の
    ハンドピース。
  26. 【請求項26】前記中空体(50)は、前記レーザー光
    導波管(16)の周りに圧着された金属製のスリーブ
    (60)の周りに延出していて、このスリーブ(60)
    に接着されている請求項25に記載のハンドピース。
  27. 【請求項27】レーザーエネルギー源からのレーザー光
    を伝達するハンドピース(12)と、このハンドピース
    (12)に取り外し可能に取り付けられたレーザープロ
    ーブ(14)とからなる手持ち器具であって、 前記ハンドピース(12)が、前記レーザーエネルギー
    源と光学的に連結していて前記レーザー光を照射する先
    端(24),(24A)を有する細長いフレキシブルな
    レーザー光導波管(16)と、手前側端部と先端側端部
    との間にわたって延出されて前記レーザー光導波管(1
    6)を受け入れる通路を有する管状のハンドル(2
    8),(28A)と、結合部分を有する前記ハンドル
    (28),(28A)の先端側端部にある接続部(4
    4),(44A)と、この接続部(44),(44A)
    に対して前記ハンドル(28),(28A)内で前記レ
    ーザー光導波管(16)の先端側端部を同芯状に位置づ
    ける、前記ハンドル(28),(28A)内に設けられ
    た導波管ガイド手段(50),(50A)とからなると
    共に、 前記レーザープローブ(14)が、フレキシブルな光フ
    ァイバーセグメント(80),(80A),(80D)
    と、両端で開口部を持ち前記光ファイバーセグメント
    (80),(80A),(80D)を受け入れる中央貫
    通孔を備える筒状のハウジング(90),(92),
    (94)と、このハウジング(90),(92),(9
    4)にある中央貫通孔と同芯の中央通路を備え前記ハン
    ドピース(12)の接続部(44),(44A)と係合
    するハウジングのための中空結合体と、前記ハンドピー
    ス(12)の前記レーザー導波管(16)と前記光ファ
    イバーセグメント(80),(80A),(80D)の
    手前側端部とを同芯状に配列させる光ファイバーガイド
    手段(144)とからなることを特徴とする手持ち器
    具。
  28. 【請求項28】前記レーザープローブ(14)の中空結
    合体は軸に沿ったスロット(150),(150A)を
    有していると共に、前記ハンドピース(12)の接続部
    (44)は前記スロット(150),(150A)に受
    け入れられ、前記ハンドピース(12)と前記レーザー
    プローブ(14)の一定の角度位置関係を決める突出部
    材(156),(156A)を備える請求項27に記載
    の手持ち器具。
  29. 【請求項29】前記中空結合体は、前記ハウジング(9
    0),(92),(94)に装着されており、前記レー
    ザープローブ(14)の中央貫通孔と同芯状の前記中央
    通路をもつスリーブ(110),(110A)を有して
    いて、このスリーブ(110),(110A)は前記光
    ファイバーガイド手段(144)を形成していると共
    に、前記中空結合体は、さらに、前記ハンドピース(1
    2)と結合し前記スリーブ(110),(110A)上
    に回転可能に取り付けられているカラー(112),
    (112A)を有する請求項27に記載の手持ち器具。
  30. 【請求項30】前記カラー(112),(112A)は
    径方向内側に延出するフランジ(128)を有している
    と共に、前記スリーブ(110),(110A)は径方
    向外側に延出していて、前記ハンドピース(12)の方
    向に前記スリーブ(110),(110A)の軸に沿っ
    た保持力を加えるため前記中空結合体のフランジ(12
    8)と係合するスリーブフランジ(124)を備える請
    求項29に記載の手持ち器具。
  31. 【請求項31】前記中空結合体は、前記ハウジング(9
    0),(92),(94)の中央貫通孔と同芯状の中央
    通路を持ち、手前側端部と先端側端部を持つスリーブ
    (110),(110A)を有し、前記光ファイバーセ
    グメント(80),(80A),(80D)は前記スリ
    ーブ(110),(110A)を貫通し、前記ハンドピ
    ース(12)のレーザー光導波管(16)からのレーザ
    ー光を受ける手前側端部面を形成する前記スリーブ(1
    10),(110A)の手前側端部まで延びており、さ
    らに前記スリーブ(110),(110A)は、この手
    前側端部で前記光ファイバーガイド手段(144)を形
    成し、この光ファイバーガイド手段(144)は光ファ
    イバーの手前側端部を中心に位置させるように受け入れ
    る円筒状内面を有する前記スリーブ(110),(11
    0A)の円筒状壁を備える請求項27に記載の手持ち器
    具。
  32. 【請求項32】前記ガイド手段(50),(50A)
    は、前記レーザー光導波管(16)を受け入れる前記ハ
    ンドルの通路(30)と同芯の通路を持つ中空体であ
    り、この中空体は、前記レーザー光導波管(16)と係
    合し、このレーザー光導波管(16)を位置ぎめをする
    前記導波管ガイド手段として機能する内側に突出するフ
    ランジ(56)を有する請求項27に記載の手持ち器
    具。
  33. 【請求項33】前記ハンドピース(12)の接続部(4
    4),(44A)は前記導波管ガイド手段(50),
    (50A)とは別体であって、前記ハンドルの通路(3
    0)と同芯の孔を持つねじ切りされた中空の結合部を備
    え、前記ガイド手段(50),(50A)は前記結合部
    の孔に入り込んでおり、前記結合部は前記孔に前記レー
    ザープローブ(14)の光ファイバーと光ファイバーガ
    イド手段を受け入れるために前記ガイド手段(50),
    (50A)の先端側端部や前記レーザー光導波管(1
    6)より突出している請求項27に記載の手持ち器具。
  34. 【請求項34】前記ハンドル(28),(28A)は実
    質的に剛体をなしていて、前記ハンドピース(12)は
    フレキシブルで柔軟性があり前記ハンドルの手前側から
    延びている中空の取付け部(36)を持ち、前記フレキ
    シブルな導波管(16)は前記取付け部(36)に受け
    入れられ、貫通しており、前記ハンドル(28),(2
    8A)の手前側端部で前記導波管(16)が折り曲げら
    れる際、前記フレキシブルな導波管(16)にかかる力
    を制限する請求項27に記載の手持ち器具。
  35. 【請求項35】前記ハンドル(28),(28A)は、
    その先端側端にねじが切られており、前記ハンドピース
    の接続部(44),(44A)は前記ハンドル(2
    8),(28A)とは別体で、このハンドル(28),
    (28A)のねじ切りされている端部内に一部入り込ん
    でいると共に、前記ハンドル(28),(28A)のね
    じ切りされている部分よりも突出しており、前記中空の
    接続部(44)は、前記ハンドルの通路(30)と同芯
    状の孔を持ち、前記中空の接続部(44)は、前記ハン
    ドル(28),(28A)の内側のねじ切り部と部分的
    に係合し、前記ハンドル(28),(28A)より先に
    延びて、前記レーザープローブ(14)の連結部と螺合
    する外側ねじ切り部を有する請求項27に記載の手持ち
    器具。
  36. 【請求項36】前記ガイド手段(50),(50A)を
    構成する中空体が、前記ハンドピース(12)のハンド
    ル(28),(28A)内部に装着されていて、前記導
    波管(16)を受けるハンドルの通路(30)と同芯の
    通路を備えていると共に、前記中空体は前記中空の接続
    部(44),(44A)を受け入れ、前記導波管(1
    6)を位置づける前記導波管ガイド手段(50),(5
    0A)を形成した先端側端部を有する請求項35に記載
    の手持ち器具。
  37. 【請求項37】前記レーザープローブ(14)が前記ハ
    ンドピース(12)から取り外された際に、前記ハンド
    ル(28),(28A)の先端に摩擦により取り付けら
    れる保護キャップ(76)を設ける請求項27に記載の
    手持ち器具。
  38. 【請求項38】前記ハンドピース(12)の導波管(1
    6)はドープされた硝子領域に包まれたガラスコアを有
    していると共に、前記レーザープローブ(14)の光フ
    ァイバーセグメント(80),(80A),(80D)
    はドープされた硝子領域に包まれたガラスコアを有し、
    前記導波管(16)の光ファイバーのコアは前記光ファ
    イバーセグメント(80),(80A),(80D)の
    コアと実質的に同じ直径を持ち、前記導波管(16)の
    光ファイバーと前記光ファイバーセグメント(80),
    (80A),(80D)の夫々は比較的低い開口数を有
    する請求項27に記載の手持ち器具。
  39. 【請求項39】前記開口数が0.22である請求項38
    に記載の手持ち器具。
  40. 【請求項40】前記導波管(16)は、設定された直径
    のコアを有する光ファイバーを有し、前記光ファイバー
    セグメント(80),(80A),(80D)は前記設
    定された直径より大径のコアを有する請求項27に記載
    の手持ち器具。
  41. 【請求項41】前記光ファイバーセグメント(80),
    (80A),(80D)の開口数は、前記導波管(1
    6)の光ファイバーの開口数より大である請求項40に
    記載の手持ち器具。
  42. 【請求項42】前記導波管(16)の光ファイバーと前
    記光ファイバーセグメント(80),(80A),(8
    0D)が実質的に同じ開口数を有する請求項40に記載
    の手持ち器具。
  43. 【請求項43】前記ハンドピース(12)は前記ハンド
    ル(28),(28A)内部で、前記導波管(16)の
    先端部と前記光ファイバーセグメント(80),(80
    A),(80D)の手前側端部の間に間隔をあけて位置
    する、一対の同軸上のレンズ(172A),(172
    B),(172C),(174A),(174B),
    (174C)を備える請求項27に記載の手持ち器具。
  44. 【請求項44】前記導波管(16)の光ファイバーと前
    記光ファイバーセグメント(80),(80A),(8
    0D)の夫々は比較的高い開口数を有する請求項43に
    記載の手持ち器具。
  45. 【請求項45】前記開口数が0.37である請求項44
    に記載の手持ち器具。
  46. 【請求項46】前記導波管(16)はコアを持つ光ファ
    イバーを有すると共に、前記光ファイバーセグメント
    (80),(80A),(80D)はコアを有してい
    て、前記導波管(16)の光ファイバーのコアの直径
    は、前記光ファイバーセグメント(80),(80
    A),(80D)のコアと実質的に同じである請求項4
    5に記載の手持ち器具。
  47. 【請求項47】前記導波管(16)はコアを持つ光ファ
    イバーを有すると共に、前記光ファイバーセグメント
    (80),(80A),(80D)はコアを有してい
    て、前記導波管(16)の光ファイバーのコアの直径
    は、前記光ファイバーセグメント(80),(80
    A),(80D)のコアより実質的に小さい請求項45
    に記載の手持ち器具。
  48. 【請求項48】前記光ファイバーセグメント(80),
    (80A),(80D)の少なくとも手前側を包む硝子
    スリーブを備えている請求項27に記載の手持ち器具。
  49. 【請求項49】レーザーエネルギー源より目標地点にレ
    ーザー光を伝達する装置であって、前記レーザーエネル
    ギー源に光学的に連結する手前側端部と前記レーザー光
    を投射する先端側端部とを持つ第1光ファイバーと、前
    記第1光ファイバーの先端部からのレーザー光を受ける
    手前側端部と、前記目標地点に前記レーザー光を照射す
    る先端側端部を有する第2光ファイバーと、前記第1光
    ファイバーの先端側端部と前記第2光ファイバーの手前
    側端部とを連結する連結手段とを備え、前記第1光ファ
    イバーが比較的低い開口数を持つことを特徴とする装
    置。
  50. 【請求項50】前記第2光ファイバーが、比較的低い開
    口数を持っている請求項49に記載の装置。
  51. 【請求項51】前記第2光ファイバーが、比較的高い開
    口数を持っている請求項49に記載の装置。
  52. 【請求項52】前記第2光ファイバーの開口数が実質的
    に第1光ファイバーの開口数と等しい請求項50に記載
    の装置。
  53. 【請求項53】前記第1光ファイバーの開口数が約0.
    27以下である請求項50に記載の装置。
  54. 【請求項54】前記第2光ファイバーの開口数が約0.
    36以上である請求項51に記載の装置。
JP5048427A 1992-03-10 1993-03-10 レーザープローブ、ハンドピースおよびこれらを備えた手持ち器具並びに装置 Pending JPH0614936A (ja)

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