JPH0614928B2 - フェイズドアレイ受信装置 - Google Patents

フェイズドアレイ受信装置

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JPH0614928B2
JPH0614928B2 JP63321650A JP32165088A JPH0614928B2 JP H0614928 B2 JPH0614928 B2 JP H0614928B2 JP 63321650 A JP63321650 A JP 63321650A JP 32165088 A JP32165088 A JP 32165088A JP H0614928 B2 JPH0614928 B2 JP H0614928B2
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通 島崎
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Yokogawa Medical Systems Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は電子走査を行う超音波診断装置のフエイズドア
レイ受信装置に関し、特に同時に2音線受信を行うフエ
イズドアレイ受信装置に関する。
(従来の技術) 超音波診断装置は超音波を被検体内に照射し、体内の組
織や病巣等から反射してくる超音波を受信し、電気信号
に変換して信号処理することにより画像化して診断する
装置である。この超音波システムでは超音波信号を絞っ
てビーム状にして振らせることにより分解能の良好な画
像を得ている。この技法は電子フォーカスと呼ばれ、フ
エイズドアレイシステムを用いてビームのステアリング
とフォーカシングを行っている。フエイズドアレイシス
テムというのは多数の振動子エレメントで構成される超
音波探触子を用い、各振動子エレメントに与える送波信
号に遅延分布を与えて電子走査を行うことによりビーム
を形成させて送波し、受波信号に送波時とは逆の遅延分
布を与えて復元し画像化するシステムである。
このフエイズドアレイシステムにおいて、送波ビームの
幅に含まれる範囲内で送波ビームの中心方向から左右に
ずれた2方向からの反対信号をそれぞれ別の受信ビーム
として受信して2方向の反射信号を一度に取る2音線受
信の方式がある。これは1つの送波ビームに対して2音
線の受信を行うので走査時間が短くなり、フレームレー
トを上げることができる利点があるために用いられる。
この2音線受信を行う装置として、従来、第6図に示す
受信装置が用いられている。図において、1は送波用ビ
ームフォーマ(図示せず)によりそれぞれ遅延を与えら
れた送波信号を電力増幅するn個の送波ドライバであ
る。この出力はアレイトランスデューサ2において超音
波信号に変換されて送波される。反射体から反射された
信号は、アレイトランスデューサ2で受信され、電気信
号に変換され、受信回路3に入力される。受信回路3は
受信増幅器とダイナミックフォーカス回路、可変開口の
ための回路を含んでいる回路で、反射点の深さによりフ
ォーカス位置、開口幅等を自動的に変更する。
受信回路3の出力は遅延加算回路4Aと遅延加算回路4
Bに入力されて2音線の受信ビームとして処理される。
遅延加算回路4A,4Bはそれぞれクロスポイントスイ
ッチ5A,5B及びディレイライン6A,6Bとで構成
されている。遅延加算回路4Aと4Bにおいて形成され
るディレイマップは図の点線で示すセンターライン(送
波ビーム方向)に対し反射方向に僅かにずらせていて、
これによりエコーA,エコーBの2音線データが出力さ
れる。
第7図は2音線受信の他の形式の装置の図である。図に
おいて、第6図と同等の部分分には同一の符号を付して
ある。図中、7は2音線の受信ビームの方位角の差に相
当する量だけずらせる微小角セクタ用サブアレイであ
る。この回路では受信信号の中1音線分はそのまま遅延
加算回路4Aに入力され、他の音線分の信号は微小角セ
クタ用サブアレイ7により予め2音線の方位角差だけず
らされ、遅延加算回路4Bにおいて遅延加算回路4Aと
同様な整相加算処理を受ける。
(発明が解決しようとする課題) ところで、この様な方法による2音線受信において、第
6図の場合には、2個の遅延加算回路4A,4Bにより
小さな角度差の2音線に分離されるため、ディレイライ
ン6A,6Bに設けられるタップは、遅延量を細かく分
割する必要があって多数のタップを必要とする。タップ
数を多くするためには遅延加算回路の分解能の精密なも
のを必要とし、製作上の手数の増加と共にコストアップ
の大きな原因となっている。更にこれに伴ってクロスポ
イントスイッチ5A,5Bのスイッチ数も多数となり、
コストを引き上げる要因となっている。特にフエイズド
アレイのように主ディレイが長い場合、タップ数やクロ
スポイントスイッチのスイッチ数が膨大になる欠点を有
している。
第7図の方式で微小角の差は微小角セクタ用サブアレイ
7によって作られるため、第6図の場合に比べて細かく
タップを設ける必要はないが、エコーBのパスはエコー
Aのパスに比べて微小角セクタ用サブアレイ7が含まれ
るため、両者のパスには違いを生じ、周波数特性、含有
ノイズ等の特性がアンバランスになる欠点を有してい
る。
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、その目的
は、コストが低減され、且つ特性のバランスしたフエイ
ズドアレイ受信装置を実現することにある。
(課題を解決するための手段) 前記の課題を解決する本発明は、各チャネルの受信信号
をそれぞれ二組の信号に分離すると共にそれぞれの分離
信号に遅延を与える信号分離手段と、 信号分離手段によって二組に分離されたそれぞれの信号
群の各チャネルに遅延を与えて整相加算する二組の遅延
加算回路であって、遅延時間の異なる複数の入力タップ
を途中に備えると共に各タップへの入力信号を遅延し加
算して一端から出力するディレイラインと、信号分離手
段によって二組に分離された各チャネルの信号をディレ
イラインの所望のタップに選択的に接続するスイッチ手
段とを備えた二組の遅延加算回路と、 を備えたことを特徴とするものである。
(作用) 入力された複数の受信信号はそれぞれの複数の信号分離
手段に入力され、切り替え手段によって選択された信号
分離手段中の遅延手段のタップから前記遅延手段に入力
され、前記遅延手段の両端末において2群の受信信号に
分離され2つの遅延加算手段においてそれぞれ整相加算
される。
(実施例) 以下図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。
第1図は本発明の一実施例の装置のブロック図である。
図において、第6図と同等の部分には同一の符号を付し
てある。図中、11は受信信号をエコーAとエコーBと
に振り分ける信号分離手段を構成するビームスプリッタ
で、出力の2音線信号は遅延加算回路12Aと遅延加算
回路12Bに入力され、遅延加算回路12Aの出力はエ
コーAとして、遅延加算回路12Bの出力はエコーBと
して出力される。
第2図はビームスプリッタ11と遅延加算回路12A,
12Bとの関係を示した図である。図において、第1図
と同等の部分には同一符号を付してある。図中、13
A,13Bはビームスリッタ11から各チャネルの信号
をディレイライン14A,14Bのタップに選択接続し
て入力させるため、ビームスプリッタ11からの入力ラ
インとディレイライン14A,14Bの各タップへの出
力ラインとの交点にスイッチを設けたクロスポイントス
イッチである。ディレイライン14A,14Bには各チ
ャネルの入力信号を整相加算するため多くのタップが設
けられ、出力端の反対側の端末には無反射終端15A,
15Bが接続されている。出力端からの出力信号は増幅
器16A,16Bで増幅されて次段に進む。
第3図はビームスプリッタ11の1チャネルの回路を示
す図である。図において、17はタップ付きのディレイ
ラインで、各タップはスイッチ18の接点a〜iに接続
されている。スイッチ18の動接点には受信回路3から
の1チャネルの信号が入力されており、制御信号により
切り替えられて、ディレイライン17の所望のタップに
接続される。この例ではスイッチ18の動接点は接点d
に接続されており、この場合、受信回路3からd接点へ
の入力信号はディレイライン17において接点a側と接
点i側に分離されて進みエコーAとエコーBとなる。エ
コーAはτの遅延を、エコーBはτの遅延を受け、
それぞれ増幅器19と増幅器20により増幅されて出力
される。
次に上記のように構成された実施例の装置の動作を説明
する。送波用ビームフォーマのnチャネルの送波信号は
送波ドライバ1で電力増幅されて、アレイトランスデュ
ーサ2から被検体内に送波される。送波超音波はビーム
を形成している。被検体内の反射点から反射されて帰っ
て来た超音波はアレイトランスデューサ2で受波され、
電気信号に変換され、受信回路3に入力される。受信回
路3は入力信号に対し可変開口、ダイナミックフォーカ
ス等の処理を行い、増幅した後ビームスプリッタ11に
信号を送る。ビームスプリッタ11においては第2図に
示すように各チャネルの信号はそれぞれ各チャネル毎の
回路に入力される。この入力信号は第3図に示すように
スイッチ18によりディレイライン17の所定のタップ
に接続されて、図の左側へ進む信号と右側へ進む信号に
分離される。これにより、分離された両信号の特性がバ
ランスし、ビームスプリッタ11のディレイラインのタ
ップ切り替えの為のスイッチは、チャネルごとに1つの
選択スイッチがあれば良い。更に、無駄になるディレイ
ラインがなく、ディレイラインの種頼も少なくて済むよ
うになる。ここで、第3図に示す或る1チャネルの信号
に注目すると、左側へ進んだ信号はτの遅延を受けて
増幅器19で増幅された後遅延加算回路12Aに入力さ
れる。右側へ進んだ信号はτの遅延を受けて増幅器2
0で増幅された後、遅延加算回路12Bに入力される。
次に、遅延加算回路12Aの動作を第4図を参照して説
明する。ビームスプリッタ11の増幅器19a〜19n
で増幅されたチャネル(以下CHと記す)のCH1〜C
Hnの信号はクロスポイントスイッチ13Aに入力され
る。クロスポイントスイッチ13Aには格子状の各交点
にスイッチがあり、図の白丸の点はオンになっているス
イッチを示している。入力された信号は、各白丸のポイ
ントにおいて上方に向かい、ディレイライン14Aの各
タップに入力され、チャネル毎にそれぞれ遅延を受けて
整相加算され、増幅器16Aで増幅された後、エコーA
として出力される。遅延加算回路12Bにおいても同様
な動作を行って、整相加算されエコーBが出力される。
上記の回路によって、受波ビームは第5図に示すような
2音線のビームとなる。図において、20は速波ビーム
角に等しい角θの主ビームで、ビームスプリッタ11が
ないとしたとき遅延加算回路12A,12Bで形成され
るビームである。21はビームスプリッタ11の左半分
における信号遅延により主ビームよりΔθだけ偏向され
たエコーAの受波ビーム、22はビームスプリッタ11
の右半分における信号遅延より主ビームより−Δθだけ
偏向されたエコーBの受波ビームである。このように、
ビームスプリッタ11を追加することにより、小角度Δ
θの偏向はビームスプリッタが行い、遅延加算回路12
A,12Bは大まかな偏向角θの偏向のみを行えばよい
ので、遅延加算回路12A,12Bにおけるディレイラ
インのタップを細かく分離する必要がなく、クロスポイ
ントススイッチ13A,13Bのスイッチ数も多くする
必要がなくて、コストを下げることができる。又、ビー
ムスプリッタ11により微小角分離を行っているため、
主たる遅延加算回路12A,12Bは同じタップを用い
ることができ、エコーA,エコーBの2音線とも通るパ
スが同形となるので、周波数特性,ノイズ等の特性がバ
ランスする。また、先に分離を行ってから整相加算する
ようにしているので、遅延加算回路12A及び12Bで
ビームステアリング等のための整相加算に用いるディレ
イライン14A,14Bとしては、図4に示すようにタ
ップ付きのものを各組毎にそれぞれ1つ用意すればよ
い。
尚、本発明は上記実施例に限定されるものではない。こ
の発明はセクタスキャンの場合のみでなく、リニアスキ
ャンやコンベックススキャンにも適応できる。又、遅延
加算回路は同じディレイマップを用いることで説明した
が、別々にコントロールするようにすればビーム偏向と
焦点とは別々に設定できる。更に受信信号が一旦サブア
レイマトリクスにより合成されてビームスプリッタに入
力されるようにしてもよい。
(発明の効果) 以上詳細に説明したように本発明によれば、コストが低
減され、特性のバランスしたフエイズドアレイ受信装置
を実現することができて、実用上の効果は大きい。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例の装置のブロック図、第2図
ビームスプリッタと遅延加算回路との拡大説明図、第3
図はビームスプリッタの1チャネルの回路図、第4図は
遅延加算回路の動作説明図、第5図は本実施例によって
ビーム偏向と2音線分離を受けたビームの説明図、第6
図は従来の2音線受信装置のブロック図、第7図は従来
の他の2音線受信装置のブロック図である。 1……送波ドライバ 2……アレイトランスデューサ、3……受信回路 4A,4B,12A,12B……遅延加算回路 5A,5B,13A,13B……クロスポイントスイッ
チ 6A,6B,14A,14B……ディレイライン 11……ビームスプリッタ、18……スイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各チャネルの受信信号をそれぞれ二組の信
    号に分離すると共にそれぞれの分離信号に遅延を与える
    信号分離手段と、 信号分離手段によって二組に分離されたそれぞれの信号
    群の各チャネルに遅延を与えて整相加算する二組の遅延
    加算回路であって、遅延時間の異なる複数の入力タップ
    を途中に備えると共に各タップへの入力信号を遅延し加
    算して一端から出力するディレイラインと、信号分離手
    段によって二組に分離された各チャネルの信号をディレ
    イラインの所望のタップに選択的に接続するスイッチ手
    段とを備えた二組の遅延加算回路と、 を備えたことを特徴とするフェイズドアレイ受信装置。
  2. 【請求項2】前記信号分離手段は、受信信号が入力され
    る複数のタップを途中に備えたディレイラインと、受信
    信号を入力するタップを選択する切り替え手段とを各チ
    ャネル毎に備え、各チャネル毎のディレイラインの両端
    部から遅延された信号をそれぞれ出力するものであるこ
    とを特徴とする請求項1記載のフェイズドアレイ受信装
    置。
JP63321650A 1988-12-20 1988-12-20 フェイズドアレイ受信装置 Expired - Lifetime JPH0614928B2 (ja)

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JPH02167145A JPH02167145A (ja) 1990-06-27
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59120140A (ja) * 1982-12-28 1984-07-11 株式会社東芝 超音波診断装置
JPH0614930B2 (ja) * 1985-02-19 1994-03-02 株式会社日立メデイコ 超音波診断装置

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