JPH06148746A - 反射型スクリーンシート及びその製造方法 - Google Patents

反射型スクリーンシート及びその製造方法

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Publication number
JPH06148746A
JPH06148746A JP4302141A JP30214192A JPH06148746A JP H06148746 A JPH06148746 A JP H06148746A JP 4302141 A JP4302141 A JP 4302141A JP 30214192 A JP30214192 A JP 30214192A JP H06148746 A JPH06148746 A JP H06148746A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
screen sheet
reflection type
type screen
refractive index
Prior art date
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Pending
Application number
JP4302141A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukiteru Shibuya
幸照 渋谷
Kenjiro Kuroda
健二郎 黒田
Teruo Suzuki
輝男 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP4302141A priority Critical patent/JPH06148746A/ja
Publication of JPH06148746A publication Critical patent/JPH06148746A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】製造方法が簡易で、明室にて視野角が広く明る
い映像を再現する反射型スクリーンシートを提供するこ
と。 【構成】支持体上に、スクリーン面上に屈折率1.0〜
1.5の透明なビーズ1〜20面積割合で適度に分散し
て配したアルミペーストからなる光反射層を設けたこと
を特徴とするものであり、また、製造方法として、支持
体の上に、メジウムインキ、アルミペースト、墨インキ
等からなる光反射層用インキに屈折率1.0〜1.5の
透明な粒径50μm以下のビーズを1〜20重量%配合
したものを5〜100μmの層厚で塗布してなることを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像をプロジェクター
(スライドプロジェクター、ビデオプロジェクター等)
から投影し、当該画像をプロジェクターと同じ方向から
観察する場合に使用される反射形スクリーンシートおよ
びその製造方法に係り、特に画像の視野角を広げると同
時にスクリーン反射特性を向上させ、明るい部屋(以
下、明室と称する)においても投影画像を鮮明に観察し
得るようにした反射型スクリーンシートに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶型ビデオプロジェクターが開
発され、テレビ画像を簡単に大型スクリーンに投影して
楽しむことが可能になってきている。さらに最近では光
量が非常に多いタイプのビデオプロジェクターが開発さ
れ、明室においてもスクリーンの映像を楽しめるように
なってきた。
【0003】大型スクリーンとしては多様なタイプのも
のがあるが、その一つとして、透明ビーズを反射層の上
に一様に並べて接着形成したビーズスクリーンが提案さ
れている。これまでの透明ビーズを用いた反射型スクリ
ーンシートは、図1を参照して説明すると、光反射層の
上にビーズの層が設けられており、2層の構成から成り
立っていた。また明室にて、真正面から見たときの映像
を明るく見せるために、ビーズには光の再帰性に優れた
高屈折率のビーズが使われていた。
【0004】しかし、この構成では光反射層のほぼ全面
が透明ビーズで覆われることになり、ビーズの光再帰性
効果によって光が適度に分散せず、視野角が広がらない
という欠点があった。また画像を投影するプロジェクタ
ーの方の光量が最近では倍程度に増えており、光を真正
面方向へ帰す必要が無くなってきている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上のような
問題点に着目してなされたもので、製造方法が簡易で、
明室にて視野角が広く明るい映像を再現する反射型スク
リーンシートを提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、支持体上に、スクリーン面上に屈折率1.
0〜1.5の透明なビーズ1〜20面積割合で適度に分
散して配したアルミペーストからなる光反射層を設けた
ことを特徴とする反射型スクリーンシートを提供するも
のであり、また、製造方法として、支持体の上に、メジ
ウムインキ、アルミペースト、墨インキ等からなる光反
射層用インキに屈折率1.0〜1.5の透明な粒径50
μm以下のビーズを1〜20重量%配合したものを5〜
100μmの層厚で塗布してなることを特徴とするもの
である。
【0007】以下、本発明を図面に基づき詳細に説明す
る。図2は本発明に係る反射型スクリーンシートの構成
図であり、支持体2上に光反射層1が一層設けられてい
る。
【0008】支持体2としては、従来のものより任意に
選択できる。例えば20〜200μm厚のポリエステル
フィルム、10〜200μm厚で可塑剤の添加量が1〜
60重量部のPCVフィルム、100〜1000μm厚
のターポリンフィルム等が好適である。
【0009】本発明に係る屈折率1.0〜1.5のビー
ズとしては、例えば低屈折率のポリマービーズが使用で
きる。ビーズの粒径としては50μm以下とする。これ
以上であると塗工に支障をきたすからである。
【0010】本発明の反射型スクリーンシートの製造方
法においては、メジウム、アルミペースト、墨等からな
る従来よりの光反射層用インキに前記透明なビーズを1
〜20重量%配合したものを5〜100μmの層厚で塗
布してなるものである。
【0011】塗布方法としては従来よりのもので良く、
例えばグラビアコート、コンマコート等が好適である。
【0012】
【作用】以上に示したように、本発明の反射型スクリー
ンシートにおいて、光反射層中に透明な低屈折率のビー
ズが適度に分散していることにより、アルミペーストの
露出した部分でプロジェクターの光を真正面に反射さ
せ、ビーズの露出した部分で光を斜め方向に散らすこと
によって、広い角度で明るい映像を見ることができる。
【0013】また、以上に示した製造方法によって、ビ
ーズはインキ層中に適度に分散させることが容易に可能
となる。
【0014】
【実施例】<実施例1>支持体として厚さ100μmの
ポリエステルフィルムを用い、これに光反射層用インキ
として下記の様なインキサンプルをコンマコーターによ
り塗布厚60μmで塗布し、反射型スクリーンシートを
作成した。
【0015】 メジウムインキ100重量部 アルミペースト 10重量部 ビーズ 5重量部 (平均粒径25〜30μm、屈折率1.5のウレタンビ
ーズ、根上工業(株)製:「C-200 」) 墨インキ 5重量部
【0016】<比較例1>従来型の反射型スクリーンシ
ートとして、前記支持体上に実施例1で用いた光反射層
用インキにビーズを混ぜなかったものを15μm塗布
し、この上に平均粒径45μm以下、屈折率1.9のガ
ラスビーズ(ユニオン(株)製:「UB-02M」)を敷きつ
め、反射型スクリーンシートを作成した。
【0017】<比較例2>光反射層用インキとしてビー
ズを混ぜなかったのもを使用した事以外は実施例1と同
様にして反射型スクリーンシートを作成した。
【0018】以上の反射型スクリーンシートを用いて、
実際にプロジェクター映写機によって投影し光学物性を
評価したところ、下記の表の様な結果となった。
【0019】
【表1】
【0020】
【発明の効果】以上に示したように、本発明の反射型ス
クリーンシートでは、SG値が他の2種類より若干低い
が、半値角がほぼ倍ぐらいに広がっており、斜め方向か
らでも明るい、見易いスクリーンに仕上がっている。
【0021】
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のビーズタイプの反射型スクリーンシート
の構成図である。
【図2】本発明の反射型スクリーンシートの構成図であ
る。
【図3】ビーズを用いない反射型スクリーンシートの構
成図である。
【符号の説明】
1…光反射層 2…支持体 A…アルミペースト B…透明なビーズ C…墨インキ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持体上に、スクリーン面上に屈折率1.
    0〜1.5の透明なビーズを1〜20面積割合で適度に
    分散して配したアルミペーストからなる光反射層を設け
    たことを特徴とする反射型スクリーンシート。
  2. 【請求項2】支持体の上に、メジウムインキ、アルミペ
    ースト、墨インキ等からなる光反射層用インキに屈折率
    1.0〜1.5の透明な粒径50μm以下のビーズを1
    〜20重量%配合したものを5〜100μmの層厚で塗
    布してなることを特徴とする反射型スクリーンシートの
    製造方法。
JP4302141A 1992-11-12 1992-11-12 反射型スクリーンシート及びその製造方法 Pending JPH06148746A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100681415B1 (ko) * 2005-06-01 2007-02-12 안희종 글라스비드 스크린 및 상기 스크린의 제작방법
CN105352883A (zh) * 2015-10-13 2016-02-24 西安交通大学 一种针对不同咬合齿的等效静摩擦系数的测量装置及方法

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