JPH06148153A - 超音波検査装置 - Google Patents

超音波検査装置

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Publication number
JPH06148153A
JPH06148153A JP4189894A JP18989492A JPH06148153A JP H06148153 A JPH06148153 A JP H06148153A JP 4189894 A JP4189894 A JP 4189894A JP 18989492 A JP18989492 A JP 18989492A JP H06148153 A JPH06148153 A JP H06148153A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gate
circuit
subject
ultrasonic
reflected wave
Prior art date
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Pending
Application number
JP4189894A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Miyata
徹 宮田
Yuichi Kunitomo
裕一 国友
Yasushi Tokuda
康史 徳田
Masanobu Ono
正信 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Construction Machinery Co Ltd filed Critical Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP4189894A priority Critical patent/JPH06148153A/ja
Publication of JPH06148153A publication Critical patent/JPH06148153A/ja
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Abstract

(57)【要約】 [目的] 被検体表面に凹凸などがあっても、その表面
の影響を受けずに被検体内の一定の深さを測ることがで
きる、超音波検査装置を提供する。 [構成] バースト状の超音波を被検体に放射し、表面
反射波の受信信号を平滑回路をとおし、この平滑化され
た信号波形を利用してゲート基準点を発生させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波検査装置に関
し、より詳しくは表面ゲート方式を用いて被検体の表面
より所定の深さ位置を検査する、超音波検査装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、超音波検査装置におけるゲート基
準点の発生は、図4にシステムブロック図で示すよう
に、送信回路2から送られた信号を受けて、探触子1は
電気音響変換し超音波を発する。この超音波は、被検体
12表面で反射されるが一部は、被検体12内部に入っ
ていき、内部の被検部で反射された後、再び前記超音波
探触子1で受信し、再び電気音響変換され、電気信号と
して受信回路3で受信される。この受信された電気信号
のうち表面反射波信号は、同受信回路3で増幅され、そ
の増幅された電気信号は、ゲート回路6によってゲート
信号発生のために利用される。また、ピーク検出は、前
記受信回路3によって増幅された信号に、前記ゲートを
当てはめ、ゲート内波形のピーク検出をピーク検出回路
7によって行っていた。一般に、被検体12の表面は、
その設置程度により超音波探触子1の操作面に対し、わ
ずかに傾斜していたり、わずかな凹凸が存在するもので
ある。このような被検体12の内部を測定する場合、超
音波探触子1を基準にしてゲートを設定していたので
は、被検体12表面の前記わずかな傾斜、凹凸の影響に
より、被検体12の一定深さを正確に測定することは極
めて困難である。このような場合には、前記被検体12
の表面から反射する超音波の表面反射波に適正なトリガ
レベルを設定し、このトリガレベルを表面反射波が越え
る時点を基準にしてゲートを設定するいわゆる表面ゲー
ト方式を用いることにより、被検体の一定の深さを表面
形状の影響を受けずに測定することが可能である。図5
は、従来例のゲート基準点を決めるための説明図であ
り、バースト状の受信波とトリガレベルとの関係を示す
ものである。このトリガレベルがVRAのときは、被検体
12の表面の影響により、表面反射波がW1 からW2
3 と変化しても、トリガレベルVRAとの交点A1 ,A
2 ,A3 の時間的ずれは殆どない。すなわち、図6のタ
イムチャート図に示すように、ゲート基準点tA1
A2,tA3はほぼ等しく、したがってゲートもtDLY
間後のほぼ一定の位置に設定される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが前記図5のト
リガレベルがVRBの場合には、表面反射波がW1 ,W2
と変化してもトリガレベルB1 ,B2 の時間的ずれは殆
どないものの、表面反射波がW3 になるとトリガレベル
との交点B3 は、B1 ,B2 とは時間的に1波長以上ず
れた点となる。このため、図6の表面反射波W3 に係る
ゲート基準点tB3も、tB1,tB2に対してtW 遅れた位
置となり、したがってゲート位置もtW 相当分遅れた位
置となり、所定の深さの測定ができないという課題があ
った。本発明は、被検体12の表面の僅かな傾斜、また
は僅かな凹凸によって表面反射波が変化しても、ゲート
基準点の時間的なずれが、測定に影響ない程度の変化に
抑えられるようにすることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、次のような超音波映像検査装置を提供す
る。すなわち本発明は、超音波探触子よりバースト状の
超音波を被検体に放射し、超音波探触子が受信した被検
体よりの表面反射波信号の強度が所定レベルを超えた時
点をゲート基準点として、被検体表面より所定の深さ距
離に対応する時間でゲートを設定する超音波検査装置に
おいて、前記表面反射波信号を平滑化した信号の強度が
所定レベルを超えた時点をゲート基準点とする構成とし
たことを特徴とする、超音波検査装置である。
【0005】
【作用】上記構成において、平滑回路は受信信号を平滑
化して波形を緩やかにし、ゲート基準点設定を安定させ
る作用をする。
【0006】
【実施例】本発明の実施例について、以下、図面にした
がって本発明の構成が実際上どのように具体化されるか
を、その作用とともに説明する。図1は、本発明を適用
した一実施例のブロック説明図であり、図中、1は超音
波探触子で、この超音波探触子1は操作機構10に把持
され、かつ、送信回路2と受信回路3の増幅回路4と接
続される。この受信回路3は増幅回路4と平滑回路5と
からなり、そのうち増幅回路4はピーク検出回路7に接
続され、平滑回路5はゲート回路6をへて前記ピーク検
出回路7に接続される。ピーク検出回路7からはA/D
8を経てシステム制御装置9に接続される。このシステ
ム制御装置9は、モータ制御装置11を経て前記操作機
構10に接続されるほか、表示装置13、および入力装
置14にも接続される。このような構成において送信回
路2より送信されたバースト状の信号は、超音波探触子
1により電気音響変換され、超音波となり、被検体12
に向かって発射され、その発射された超音波は被検体表
面で表面反射波として一部反射されるほか、被検体12
内部に入っていき、この被検体12内の傷などの測定対
象箇所からも反射される。これらの反射された超音波
は、超音波探触子1で受信して再び音響電気変換され、
電気信号として受信回路3で受信される。この電気信号
は微弱であるため、受信回路3内の増幅回路4によって
必要な大きさに増幅される。この増幅された受信信号
は、ピーク検出回路7に送られる一方、前記受信回路3
内の平滑回路5によって平滑化され、ゲート回路6に送
られる。
【0007】図2は、同実施例において平滑回路として
包絡線検波器を使用した場合のゲート基準点の説明図で
あり、同実施例における平滑化後の信号波形が示されて
いる。すなわち、このゲート回路6に送られた表面反射
波は前記平滑化によって、前記従来例である図5の平滑
化しない波形のような複数のピークが消え、単一のなだ
らかな波形となっている。平滑回路5のゲインを固定値
とすれば、受信信号の大きさに比例してW1 ′,
2 ′,W3 ′のように振幅が変化する。ここで、被検
体12の表面に僅かな傾斜があったり、または僅かな凹
凸がある場合には、この表面反射波に、図2のようにV
RBのトリガレベルを設定し、表面反射波W1 ′,
2 ′,W3 ′がVRBを越える点をもって、ゲート基準
1 ′,B2 ′,B3 ′とする。表面反射波がW1 ′,
2 ′,W3 ′と変化したときの、トリガレベルVRB
越える際の交点B1 ′,B2 ′,B3 ′間の時間的ずれ
は、前記従来例の図5におけるVRAのときのずれに比べ
ればやや大きいものの、複数のピークが消えているた
め、VRB(図5)のときのずれのように1波長以上ずれ
るおそれはない。
【0008】したがって増幅回路4からの出力波形がW
1 ,W2 ,W3 と変化しても、測定する深さの信号に合
わせて、図3のようにゲートを設定することができる。
すなわち、波形W2 ′におけるゲート基準点tB2′と、
波形W1 ′におけるゲート基準点tB1′と、波形W3
におけるゲート基準点tB3′は、少しづつずれており、
引き続いてそれぞれ一定の遅延時間tDLY の後、ゲート
G も少しづつずれて設定されるが、測定に支障はな
い。このように、検波された波形を用いることによっ
て、前記各ゲート基準点tB2、tB1、tB3の発生は、波
形の大きさが変化しても時間的なずれが少なく、したが
って測定深さに対して安定したそれぞれのゲートtG
発生させることができる。
【0009】これにより発生したゲートは、図1のピー
ク検出回路7に入力され、このゲート内における増幅回
路4からの出力信号のピーク値の検出を行う。このピー
ク値をA/D8によりAD変換した後、システム制御装
置9に入力し、表示装置13に画像表示する。なお、平
滑回路5からの表面反射波信号は、増幅回路4からの表
面反射波信号に比べ、平滑回路5、ゲート回路6を通過
する際に伝播遅延を起こすのでゲート遅延時間にこれを
配慮する必要があるが、これを無くすには、増幅回路4
とピーク検出回路7に遅延線(図示せず)などの遅延回
路を設ければよい。また、この一実施例では、増幅度の
調整が簡単となるように、増幅回路4の後に平滑回路5
を設けたが、そのほか、受信を増幅回路4と平滑回路5
とで同時に行い、あるいは、平滑回路5の後に、増幅回
路4を接続してもよい。さらに、測定深さの基準が被検
体表面でない場合、例えば、被検体の第1界面よりの反
射波を表面反射波信号としてこれを基準としてもよい。
また、バースト波だけでなく、パルス波の探触子を用い
た場合においても実際は幾つかの連続波の形になること
が多く、このようなバースト状の超音波に対しても同様
に、平滑化した信号波形を用いてゲート基準点を発生さ
せることにより、安定したゲートがかけられるものであ
る。以上、実施例について説明したように、本発明はバ
ースト状の超音波を被検体12上に放射し、その被検体
12内部の状態を示す音響情報を採取する超音波検査装
置であり、前記超音波探触子1で受信した被検体12の
表面反射波信号を、平滑回路5を通して平滑化した信号
1 ′、W2 ′、W3 ′などを利用してゲート回路6で
ゲート基準点を発生させるので、測定深さに適切な、安
定したゲート位置が設定できるものである。
【0010】
【発明の効果】以上本発明によれば、バースト状の超音
波を送受信し、表面反射波を平滑回路で検波した信号を
利用してゲート基準点を発生させる構成としたので、被
検体表面に傾斜や凹凸がある場合でも、その表面の影響
を受けずに、安定したゲートがかけられ、被検体の内部
測定が円滑にできる、という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一実施例のブロック説明図で
ある。
【図2】同実施例のゲート基準点の説明図である。
【図3】同実施例のゲート説明のためのタイムチャート
図である。
【図4】従来例のシステムブロック図である。
【図5】従来例のゲート基準点の説明図である。
【図6】従来例のゲート説明のためのタイムチャート図
である。
【符号の説明】
1 超音波探触子 3 受信回路 4 増幅回路 5 平滑回路 6 ゲート回路 13 表示装置 tB1,tB2,tB3 ゲート基準点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野 正信 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波探触子よりバースト状の超音波を
    被検体に放射し、超音波探触子が受信した被検体よりの
    表面反射波信号の強度が所定レべルを超えた時点をゲー
    ト基準点として、被検体表面より所定の深さ距離に対応
    する時間でゲートを設定する超音波検査装置において、
    前記表面反射波信号を平滑化した信号の強度が所定レベ
    ルを超えた時点をゲート基準点とする構成としたことを
    特徴とする、超音波検査装置。
JP4189894A 1992-06-24 1992-06-24 超音波検査装置 Pending JPH06148153A (ja)

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JP4189894A JPH06148153A (ja) 1992-06-24 1992-06-24 超音波検査装置

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JP4189894A JPH06148153A (ja) 1992-06-24 1992-06-24 超音波検査装置

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JPH06148153A true JPH06148153A (ja) 1994-05-27

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ID=16248971

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JP4189894A Pending JPH06148153A (ja) 1992-06-24 1992-06-24 超音波検査装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8091426B2 (en) 2007-03-29 2012-01-10 Panasonic Corporation Ultrasonic wave measuring method and apparatus

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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