JPH06148006A - 歪センサ - Google Patents

歪センサ

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Publication number
JPH06148006A
JPH06148006A JP30129292A JP30129292A JPH06148006A JP H06148006 A JPH06148006 A JP H06148006A JP 30129292 A JP30129292 A JP 30129292A JP 30129292 A JP30129292 A JP 30129292A JP H06148006 A JPH06148006 A JP H06148006A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
strain gauge
beam body
adhesive
gauge circuit
elastic substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30129292A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Kikuchi
隆 菊地
Osamu Tsutsumida
治 堤田
Koichiro Sakamoto
孝一郎 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Tokyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Electric Co Ltd
Priority to JP30129292A priority Critical patent/JPH06148006A/ja
Publication of JPH06148006A publication Critical patent/JPH06148006A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Measurement Of Force In General (AREA)
  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Mounting Of Printed Circuit Boards And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ストレンゲージ回路を薄膜回路パターンで形成
した弾性体基板をビーム体に接着剤で接着するものにお
いて、ストレンゲージ回路に対する熱的影響があっても
安定した出力電圧を取出すようにする。 【構成】表面にストレンゲージ回路1を薄膜回路パター
ンで形成した金属弾性体基板2を、その基板2と同一の
熱膨張係数を有するビーム体3の変形部位にストレンゲ
ージ回路1のストレンゲージが位置するように、熱伝導
性の良好な微粉末を所定量含んだ接着剤4で接着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ストレンゲージ回路を
使用した歪センサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ストレンゲージ回路を使用した歪
センサは、ビーム体に4ヶ所ストレンゲージを接着した
後、リード配線を施してストレンゲージ回路を形成した
ものが知られている。しかしこの歪センサはビーム体毎
にストレンゲージを位置決めして接着し、リード配線を
施すことになり、手間がかかって量産化することは困難
であった。
【0003】これを解決するために本発明者等は、金属
の弾性体基板上にストレンゲージ回路を薄膜回路パター
ンで形成し、その金属弾性体基板を、その基板と同一の
熱膨張係数を有するビーム体の変形部位にストレンゲー
ジ回路のストレンゲージが位置するように接着すること
により、ストレンゲージを位置決めするような面倒を無
くし量産化を図ることができる歪センサを開発し出願し
た。(特願平4−37573号)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで歪みセンサで
は出力電圧をV0 、入力電圧をVe 、歪みゲージのゲー
ジ率をK、荷重によるビーム体の変形部位の歪量をEと
すると、出力電圧V0 はV0 =Ve ・K・Eという関係
式で求められることが知られている。この関係式から出
力電圧は入力電圧に比例することがわかる。
【0005】従って出力信号のS/N比を高めるために
は入力電圧を大きくすればよいことになる。
【0006】しかし出力信号のS/N比を高めるために
入力電圧を大きくすると、ストレンゲージ回路に生じる
ジュール熱が大きくなり、ストレンゲージ回路パターン
を形成した金属弾性体基板をビーム体の変形部位に接着
して歪センサを構成するものでは、金属弾性体基板とビ
ーム体との間の接着層の熱抵抗が大きいとストレンゲー
ジ回路の温度バランスが悪化し、出力電圧の不安定さが
増大するという問題が発生する。
【0007】そこで本発明は、ストレンゲージ回路を薄
膜回路パターンで形成した金属又はセラミックの弾性体
基板をビーム体の変形部位に接着したものにおいて、ス
トレンゲージ回路に対する熱的影響があっても安定した
出力電圧を取出すことができる歪センサを提供しようと
するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、表面にストレ
ンゲージ回路を薄膜回路パターンで形成した金属又はセ
ラミックの弾性体基板を、その基板と同一の熱膨張係数
を有するビーム体の変形部位にストレンゲージ回路のス
トレンゲージが位置するように、熱伝導性の良好な微粉
末を所定量含んだ接着剤で接着したものである。
【0009】
【作用】このような構成の本発明においては、金属の弾
性体基板の上に予めストレンゲージ回路を薄膜回路パタ
ーンを形成した後、その基板と同一の熱膨張係数を有す
るビーム体の変形部位にストレンゲージ回路のストレン
ゲージが位置するようにして熱伝導性の良好な微粉末を
所定量含んだ接着剤により接着する。これにより弾性体
基板とビーム体との熱伝導性を良好にしてストレンゲー
ジ回路への熱的影響を低減する。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0011】図1に示すように、表面にストレンゲージ
回路1を薄膜回路パターンで形成した金属弾性体基板2
を、その基板2と同一の熱膨張係数を有するロバーバル
機構を有するビーム体3の変形部位にストレンゲージ回
路1のストレンゲージが位置するように熱硬化型の接着
剤4を使用して接着固定する。例えばビーム体3をジュ
ラルミン、Be-Cu 、ベリリウム・カッパー、ステンレ
ス材等で構成したときには金属弾性体基板2もジュラル
ミン、Be-Cu 、ベリリウム・カッパー、ステンレス材
等同一の材料を使用する。
【0012】前記ビーム体3は金属弾性体基板2の接着
面に段差部5を形成し、金属弾性体基板2をビーム体3
に接着固定する場合に、金属弾性体基板2の一端を段差
部5に当接させて位置決めし、そのときビーム体3の変
形部位にストレンゲージ回路1のストレンゲージが位置
するようになっている。これにより金属弾性体基板2の
ビーム体3に対する接着固定を容易にし、かつビーム体
3の変形部位とストレンゲージ回路1のストレンゲージ
との位置合わせも確実にしている。
【0013】前記金属弾性体基板2に対するストレンゲ
ージ回路1は、例えばジュラルミン材(A2024) の金属基
板にポリイミド樹脂等の絶縁層を形成した後、Ni-Cr-
Si薄膜層などからなるストレンゲージパターン、Cu
層からなるリードパターンにより形成している。
【0014】前記接着剤4は例えばエポキシ樹脂系の接
着剤に銀の熱伝導性の良好な1μm以下の微粉末を10
重量%程度混合したものを使用している。なお、熱伝導
性の良好な微粉末としては銀の他、金、銅、アルミニウ
ム等であっても、また熱伝導性の良好なセラミック粉末
であってもよい。
【0015】前記ビーム体3は、中央側面に2つの孔
6,7を形成するとともにこの各孔6,7を連通溝8に
より連通し、各孔6,7の上下に変形部位を形成する薄
肉の起歪部9,10,11,12を形成している。前記
ビーム体3の一端部を取付部とし、その取付部に2つの
ネジ孔13,14を設けるとともに他端部を受圧部と
し、その受圧部に1つのネジ孔15を設けている。
【0016】前記金属弾性体基板2をビーム体3に接着
固定するとき、図2に示すように金属弾性体基板2のス
トレンゲージ回路1の出力端子に対するリード線16の
接続も同時に行うようになっている。すなわち金属弾性
体基板2のストレンゲージ回路1の出力端子の上にペー
スト状のはんだや銅や銀等の良導電体を含んだ導電性接
着剤17を予め貼付け、図3に示すようにビーム体3の
上に金属弾性体基板2を間に接着剤4を介して載せ、さ
らに金属弾性体基板2の導電性接着剤17の上にリード
線16の接続端部を載せ、この状態で全体を加熱して接
着剤4を加熱硬化させビーム体3に金属弾性体基板2を
接着させるとともに、導電性接着剤17を溶融してリー
ド線16の接続端部とストレンゲージ回路1の出力端子
を機械的、電気的に接着させる。
【0017】そして金属弾性体基板2を接着固定したビ
ーム体3は、図4に示すようにそのビーム体3の取付部
にあるネジ孔13,14にネジ18,19を通してベー
ス20に固定する。またビーム体3の受圧部にあるネジ
孔15に載せ皿21の支持部材22を固定する。こうし
てビーム体3を使用したロードセル秤が構成されること
になる。
【0018】このようにビーム体3に金属弾性体基板2
を接着固定するのに、接着剤4としてエポキシ樹脂系の
接着剤に銀の熱伝導性の良好な1μm以下の微粉末を1
0重量%程度混合したものを使用しているので、金属弾
性体基板2とビーム体3との熱伝導性を良好にできる。
【0019】従って出力電圧のS/N比を高めるために
入力電圧を高くした場合にストレンゲージ回路1に大き
なジュール熱が発生しても、その熱は接着層を介してビ
ーム体3に伝達されるため、熱がストレンゲージ回路1
に悪影響を及ぼすのを低減できる。
【0020】例えば長さL1 が120mm、幅Wが15mm
のビーム体3にこのビーム体3の幅と同一の幅で長さL
2 が50mmの金属弾性体基板2を接着固定し、接着剤4
として主剤Aにフィラと硬化剤からなるB剤を略2:1
の割合で混合した従来の接着剤に、銀の微粉末を10重
量%程度混合したもの使用して歪センサのゼロ点ドリフ
トを測定したところ、入力電圧20Vにおいて図5に示
す結果が得られた。すなわち測定開始から30分が経過
しても出力電圧/入力電圧は略20μV/20V程度で
安定した。
【0021】これに対して従来の接着剤を使用した歪セ
ンサでは、入力電圧20Vにおいて図6に示すように測
定を開始するとまもなく出力電圧/入力電圧が大きく変
化し、30分経過時には−200μV/20Vを越える
状態となり、熱がストレンゲージ回路1に悪影響を及ぼ
す結果となった。
【0022】またビーム体3に金属弾性体基板2を接着
固定するときに同時に金属弾性体基板2に対するリード
線16の接続も行うようにしているので、ビーム体3に
対する金属弾性体基板2の接着固定と、金属弾性体基板
2に対するリード線16の接続を別工程で行うものに比
べて工程数を1工程減らすことができ、製造時間の短縮
を図ることができる。
【0023】なお、前記実施例ではビーム体としてロバ
ーバル機構を有するビーム体を使用したものについて述
べたが必ずしもこれに限定されるものではなく、ロバー
バル機構を持たないビーム体を使用したものであっても
よい。
【0024】また、前記実施例においては弾性体基板と
して金属弾性体基板を使用したが必ずしもこれに限定さ
れるものではなく、セラミック基板を使用したものであ
ってもよい。
【0025】
【発明の効果】以上本発明によれば、ストレンゲージ回
路を薄膜回路パターンで形成した金属又はセラミックの
弾性体基板をビーム体の変形部位に接着するものにおい
て、接着剤として熱伝導性の良好な微粉末を所定量含ん
だ接着剤を使用しているので、ストレンゲージ回路に対
する熱的影響があっても熱をビーム体に良好に伝達して
熱がストレンゲージ回路に悪影響を及ぼすのを低減で
き、安定した出力電圧を取出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す歪センサの斜視図。
【図2】同実施例におけるビーム体、金属弾性体基板及
びリード線の接着工程を説明するための斜視図。
【図3】同実施例におけるビーム体、金属弾性体基板及
びリード線の接着工程を説明するための側面図。
【図4】同実施例の歪みセンサを使用したロードセル秤
の構成を示す図。
【図5】同実施例における歪センサのゼロ点ドリフト特
性を示すグラフ。
【図6】従来の歪センサのゼロ点ドリフト特性を示すグ
ラフ。
【符号の説明】
1…ストレンゲージ回路 2…金属弾性体基板 3…ビーム体 4…接着剤

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面にストレンゲージ回路を薄膜回路パ
    ターンで形成した金属又はセラミックの弾性体基板を、
    その基板と同一の熱膨張係数を有するビーム体の変形部
    位に前記ストレンゲージ回路のストレンゲージが位置す
    るように、熱伝導性の良好な微粉末を所定量含んだ接着
    剤で接着したことを特徴とする歪センサ。
JP30129292A 1992-11-11 1992-11-11 歪センサ Pending JPH06148006A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30129292A JPH06148006A (ja) 1992-11-11 1992-11-11 歪センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30129292A JPH06148006A (ja) 1992-11-11 1992-11-11 歪センサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06148006A true JPH06148006A (ja) 1994-05-27

Family

ID=17895083

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30129292A Pending JPH06148006A (ja) 1992-11-11 1992-11-11 歪センサ

Country Status (1)

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JP (1) JPH06148006A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009264976A (ja) * 2008-04-25 2009-11-12 Hitachi Metals Ltd 半導体歪センサー

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009264976A (ja) * 2008-04-25 2009-11-12 Hitachi Metals Ltd 半導体歪センサー

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