JPH06147989A - 比較的低温物体の表面温度測定方法及び装置 - Google Patents

比較的低温物体の表面温度測定方法及び装置

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JPH06147989A
JPH06147989A JP4324802A JP32480292A JPH06147989A JP H06147989 A JPH06147989 A JP H06147989A JP 4324802 A JP4324802 A JP 4324802A JP 32480292 A JP32480292 A JP 32480292A JP H06147989 A JPH06147989 A JP H06147989A
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JP
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temperature
water
shield plate
measured
cooling shield
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JP4324802A
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English (en)
Inventor
Toyoji Mano
豊司 真野
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Nippon Steel Corp
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Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 室温近傍の比較的低温領域にあり、かつ放射
率の低い測定対象物体の表面温度を高速で精度よく連続
的に測定する。 【構成】 放射温度計を用いて測定対象物体の表面温度
を測定するにあたり、放射温度計と測定対象物体との間
に可変絞りの付設された水冷遮蔽板を設置し、この水冷
遮蔽板及び周囲物体からの迷光雑音の影響を測定距離の
関数としてこれを定量化し、放射温度計が捕捉した赤外
線の総合検出値から定量化された迷光雑音成分を除去補
正し、測定対象物体の表面温度を高精度かつ高速度に測
定する。 【効果】 例えば、鉄鋼業における冷間圧延中の鋼板の
ごとく、室温近傍の比較的低温領域にあり、かつ放射率
の低い帯状移動物体の表面温度を測定する場合に、高速
で精度のよい連続的な温度測定が可能となった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、室内常温〜150℃
程度の比較的低温領域にあり、かつ放射率の低い物体の
表面温度を、高精度かつ連続的に測定する方法及びその
装置に関する。
【0002】この発明の測定対象物体は、鉄鋼業におけ
る鋼材をはじめ、非鉄金属製造業やフィルム製造業にお
ける各種帯状材等広い範囲にわたる。その中でも鋼板の
温度を測定する場合に重点を置いて説明することとす
る。
【0003】
【従来の技術】従来、鋼材温度を測定する方法として、
熱電対のゼーベック効果による熱起電力を利用した接触
式温度計を用いる方法や、鋼材の表面から放射される赤
外線を利用した非接触式温度計(放射温度計)を用いる
方法などがある。
【0004】接触式温度計を用いる方法は、通常、80
0℃程度以下の材料温度を測定するのに使用されてお
り、比較的低温領域のものでも高精度に温度測定するこ
とができる。しかし、測定対象物体が高速で移動する場
合には、材料表面に疵を付けてしまうために工業製品を
製作するところでは使用できない。
【0005】そこで、このような問題に対処するため、
特開平3−87621号公報に所載されているような技
術が提供された。該公報所載の技術は、外周面を非伝導
性材料で被覆した中空ロールの内部から半径方向へ表面
に通ずる小孔を穿設し、この小孔に熱電対を埋設し、中
空ロールの表面に露出した熱接点近傍を周方向へ巻回
し、これを温度検出部として移動する鋼板表面に接触せ
しめて自由回転させつつ鋼板温度を測定するものである
(以下、この技術を従来技術1という)。
【0006】一方、放射温度計を用いる方法は、高速移
動する測定対象物体の温度を連続的に測定することは可
能であるが、測定対象物体以外の周囲物体から放射され
る赤外線が測定対象物体の表面で反射して放射温度計に
入射し、これが迷光雑音となって誤差を生じさせてい
た。
【0007】このような場合、放射温度計に迷光雑音が
入射するのを防止する遮蔽板を取り付けたものがある。
例えば、加熱炉内を移動する高温物体の温度を測定する
場合に、加熱炉の天井壁上方に設けた放射温度計の位置
から、測定物体に向けて覗筒を垂設し、その覗筒の先端
部に測定対象物体の温度に比較して十分低い温度の水冷
遮蔽板を取り付けて迷光雑音を除去するもの(温度計測
部会編による「温度計測」、255頁、計測自動制御学
会、1981)がある。また、水冷遮蔽板によってもな
お入射を防止できない迷光雑音については、その迷光雑
音量を測定対象物体と水冷遮蔽板との距離の関数とし、
これによって迷光雑音を除去補正するもの(特開平2−
168127号公報に所載)や、遮蔽板の温度を測定対
象物体と近似比較できる既知の恒温に保持しておいて温
度測定するもの(特開昭55−155218号公報に所
載)などがある(以下、これらの技術を従来技術2とい
う)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来技術1の方法は、
鋼板に疵を付けずにその温度を測定することはできる
が、しかし、中空ロールからの熱伝達に頼るものである
から、時間応答性に劣る。従って、高速移動する測定対
象物体の温度を連続的に測定しようとする場合には、精
度のよい測定結果を期待することはできない。
【0009】従来技術2の方法においては、水冷遮蔽板
を室温近傍の測定対象物体よりも十分低い温度に保持す
ることは工業的に不可能に近いため実用的ではない。ま
た、低温領域で放射率の低い測定対象物体からの信号光
は微弱であるので、周囲物体からの迷光の全てを遮蔽板
で遮蔽することも工業的には不可避であり、さらには遮
蔽板自体に僅かな温度分布差が生じた場合にも、測定誤
差を生じさせるという問題がある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、従来技術に
おける上記の諸問題に鑑みて開発されたものであって、
その問題解決のために採用した方法的手段は次のとおり
である。すなわち、比較的低温領域にある測定対象物体
と放射温度計との間に水冷遮蔽板を設置し、測定対象物
体から放射される赤外線を、水冷遮蔽板の覗開口部を通
して検出することにより測定対象物体の表面温度を測定
する方法において、放射温度計の検出値に影響を及ぼす
水冷遮蔽板及び周囲物体からの迷光雑音量が前記水冷遮
蔽板における覗開口部の開口率及び該水冷遮蔽板の測定
対象物体に対する距離の関数で表されるものと仮定し、
前記開口率及び距離を変化させたときの放射温度計の出
力変化を測定すると共に、水冷遮蔽板及び周囲物体の温
度を測定することによって迷光雑音成分を定量化し、該
定量化された迷光雑音で放射温度計が捕捉した赤外線の
総合検出値を補正することである。
【0011】そして装置的解決手段は、比較的低温領域
にある測定対象物体の表面温度を測定する放射温度計に
おいて、前記放射温度計と測定対象物体との間に覗開口
部のある水冷遮蔽板が設置され、該水冷遮蔽板の温度及
び周囲物体の温度を測定する温度計が設置されてなり、
前記水冷遮蔽板の測定対象物体に対する距離を変化させ
る距離可変機構と該水冷遮蔽板における覗開口部の開口
率を変化させる可変絞り機構が付設されていることであ
る。
【0012】
【作用】この発明の最重要点は、水冷遮蔽板及び周囲物
体からの迷光雑音を定量的に評価し、これによって放射
温度計が捕捉する総合赤外線の値を補正するところにあ
る。従って、かかる重要点に焦点をおいてこの発明の作
用を説明する。水冷遮蔽板を測定対象物体の表面に対向
させて設置し、水冷遮蔽板の中央位置にある覗開口部を
通して放射温度計へ入射される測定対象物体から放射さ
れた赤外線を測定したときの総合検出値Lは、発明者の
研究によって次の1式で表されることが明らかになっ
た。尚、このときの水冷遮蔽板は表面が黒色化処理され
たものを用いるのがよい。 1式 L=X{εLB(T)+(1−ε)(α(H)L
B(TH)+β(H)LB(TR))}+(1−X)L
B(TVS) LB(T): 温度Tの黒体放射輝度(プランクの放射
則による) X: 開口部の開口率(0≦X≦1) X=0: 可変絞り全閉、X=1: 可変絞り全開 H: 水冷遮蔽板の測定対象物体に対する距離 ε: 測定対象物体表面の放射率 α(H): 水冷遮蔽板からの迷光雑音影響関数 β(H): 周囲物体からの迷光雑音影響関数 T: 測定対象物体の表面温度 TH: 水冷遮蔽板の温度 TR: 周囲物体の温度(室温) TVS: 可変絞りの温度 ただし、 2式 α(H)+β(H)=1 ここで、1式中の右辺第1項は、覗開口部を通して放射
温度計に入射する赤外線であって、測定対象物体たる鋼
板自体から放射される信号光成分と、水冷遮蔽板からの
放射光が鋼板面で反射し、放射温度計に入射する迷光成
分、および水冷遮蔽板で遮蔽されない周囲物体からの放
射光が鋼板面で反射し、放射温度計に入射する迷光成分
とによる項である。そして1式中の右辺第2項は、覗開
口部の可変絞りから放射され放射温度計に入射する成分
の項である。
【0013】水冷遮蔽板の温度THと周囲物体の温度T
(ここでは室温)と覗開口部における可変絞りの温度T
VSとを測定すれば、水冷遮蔽板、周囲物体及び覗開口部
の可変絞りから放射される赤外線の輝度が求められ、さ
らに覗開口部の開口率と迷光雑音影響関数を用いること
で、総合検出値Lから迷光雑音を補正して測定対象物体
の表面温度Tを算出することができる(開口率X=1と
して測定した場合)。
【0014】
【数1】3式 ただし、L-1: 黒体測定時温度計信号値から温度を求
める関数
【0015】ここで、測定対象物体を鋼板とした場合、
水冷遮蔽板が距離Hに比較して十分大きい範囲において
は、周囲物体からの迷光雑音影響関数は、 4式 β(H)=kH k: 比例定数 の如く距離の1次関数として近似でき、また水冷遮蔽板
からの迷光雑音影響関数は2式より 5式 α(H)=1−kH と表される。そして前記1式は、4式と5式とから次の
6式の如く置き換えることができる。 6式 L=X{εLB(T)+(1−ε)((1−kH)L
B(TH)+kH・LB(TR))}+(1−X)LB(T
VS
【0016】ところで、比例定数kは、測定対象物体、
水冷遮蔽板の温度及び覗開口部における可変絞りの温度
が変化することのない短時間内に開口率Xを変え、さら
に水冷遮蔽板の測定対象物体に対する距離Hを2点以上
で変化させ、そのときの放射温度計の出力変化を測定す
ることから求めることが可能である。すなわち比例定数
kは、次の7式によって求めることができる。
【0017】
【数2】7式
【0018】
【実施例】この発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1はこの発明になる温度測定装置の一実施例を概
略して示したものである。同図において5は、測定対象
物体たる鋼板1を覗き見る位置に設けられた覗筒であ
る。覗筒5の先端部には、水冷遮蔽板6が取り付けてあ
る。水冷遮蔽板6の外径は約1mで、その中央部に覗筒
5の内径と等しい大きさの覗開口部7が設けてある。水
冷遮蔽板6の表面は、黒色化処理されている。覗筒5と
水冷遮蔽板6の内部は、相互に疎通状態の水室となって
おり、冷却水8を流通させる。これによって水冷遮蔽板
6の温度は、24℃を中心に±1℃の範囲で安定保持さ
れるようになっている。
【0019】また、同図において6sは、水冷遮蔽板6
に付設された可変絞りである。可変絞り6sは、覗開口
部7の開口面積を拡縮し、その開口率Xを変化させて放
射温度計に入射する赤外線の量を調節する。同図では、
可変絞り6sの拡縮作動を便宜上横方向にスライドする
如く示してあるが、これに限るものではない。例えばカ
メラに付設されているものの如く求心的作動をさせるも
のであってもよい。そしてその作動機構も常法の手段に
よる。可変絞り6sの表面も水冷遮蔽板6と同様に黒色
化処理されているものとする。
【0020】図1において、9は保持ガイドであり、覗
筒5を内嵌する如く設けてある。保持ガイド9には、ピ
ニオン11が設けてあり、該ピニオン11は覗筒5の一
部に縦方向に刻設されたラック10と噛合している。1
2は、保持ガイド9を支持する支持台であり、支持台1
2にはモータ13が設置され、モータ13の軸とピニオ
ン11の軸はベルトやチェーン等の伝動具によって連結
されている。従って、モータ13を正逆転させれば覗筒
5は上下動し、水冷遮蔽板6の鋼板1に対する距離(測
定距離)Hを変化させ得る。この実施例では、測定距離
Hの変化可能な範囲を80〜300mmとした。
【0021】また、同図において、15は放射温度計で
あり、その検出器16は水冷遮蔽板6の覗開口部7を通
して鋼板1を覗き見る位置に設置されている。17は、
水冷遮蔽板6の表面温度を測定する熱電温度計であり、
その熱電対18は水冷遮蔽板6の鋼板対向面に接して取
り付けてある。19は周囲物体(この実施例では測定位
置周辺の空気)の温度を測定する熱電温度計であり、そ
の熱電対20は周囲物体からの迷光雑音が検出器15へ
最も入射されやすい位置(水冷遮蔽板6に近い周辺)に
設置されている。検出器16や熱電対18、20からの
信号は、全てアナログ電圧値として放射温度計15や熱
電温度計17、19に入力され、デジタル変換して出力
される。
【0022】21は、演算装置であり、放射温度計15
及び熱電温度計17、19からのデジタル化された信号
を入力して、前記した各種の式が示すところに沿って計
算を行い、最終的には迷光雑音成分を減算補正して鋼板
1の真の表面温度が得られるようになっている。すなわ
ち演算装置21は、前記1式に従って迷光雑音成分を補
正し、さらに3式によって温度換算を行う。なお、得ら
れた温度値は、図示省略の表示器や記録器へ送信され
る。
【0023】さて、上記のように構成されたこの発明に
かかる温度測定装置の実施にあたっては、これを連続焼
鈍炉の出側に設置し、炉内から搬送されてくる鋼板1の
表面温度を測定するようにした。この場合の鋼板1の走
行速度は約150m/minであった。既に述べたよう
に、水冷遮蔽板6は24℃を基準にしてバラツキなく、
かつ温度分布むらのないよう保持されているから、水冷
遮蔽板6の温度はその表面1点の測定で代表させること
ができる。周囲物体の温度としては、近くに特に高温の
物体のないことを考慮して、近傍の室温を通常の熱電温
度計で測定した。そして、連続焼鈍炉の出側位置での鋼
板1の放射率は、実施に供される放射温度計により実験
室での試験測定で得られた0.144を用いた。
【0024】鋼板1の表面からは、該鋼板1自体を起点
とする信号が白抜矢符2で示すように放射されている。
鋼板1の表面からはまた、水冷遮蔽板6及び可変絞り6
sからの迷光雑音と周囲物体からの迷光雑音が反射され
ている。前者は、一点鎖線矢符3で示し、後者は破線矢
符4で示した。これらの放射エネルギー(赤外線)は、
覗開口部7を通じて入射され、総合検出値Lとして検出
器16によって捕捉される。
【0025】ここで、迷光雑音影響関数の比例定数kを
求めることになる。この実施例では、水冷遮蔽板6の覗
開口部7における可変絞り6sの絞り作動による開口率
Xを0〜100%、測定距離Hを80〜300mmと変
化させ、そのときの放射温度計15の出力変化を測定し
た。その結果は図2に示す如くであった。この結果から
k=2.17×10-4[1/m]が、求められた。得ら
れた比例定数kの値を用い、迷光雑音影響関数を前記し
た4式、5式とし、図3に示すところの順序に従って温
度換算を行った。
【0026】かくして、水冷遮蔽板6における覗開口部
7の開口率Xを100%、測定距離Hを80mmに設定
して鋼板1の表面温度を測定したところ、図4に示す結
果を得た。同図では、接触式温度計によって測定した鋼
板1の温度を真の温度とし、これを併記してこの発明の
比較評価に供した。同図の示すごとく、この発明の実施
によって得られた鋼板1の表面温度は、真の温度に即応
して極めて精度のよいものであることがわかる。
【0027】
【発明の効果】この発明は、以上詳述の如くであって、
室温近傍の比較的低温領域にあって、しかも、放射率の
低い測定対象物体の表面温度を測定する場合、水冷遮蔽
板、可変絞り及び周囲物体から放射され、測定対象物体
の表面で反射した後、放射温度計に入射する迷光雑音に
起因する測定誤差を含まず、よって高速度かつ精度のよ
い連続測定が可能となった。特に、この発明は、鉄鋼業
における鋼板製造時の冷間圧延や熱処理プロセスでの鋼
板の表面温度の測定において優れた効果を発揮するもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施時における温度測定装置の概略
図である。
【図2】この発明による温度測定装置の開口率及び測定
距離を変化させた時の放射温度計の出力変化を示した図
である。
【図3】この発明を実施する場合の順序を示すブロック
図である。
【図4】この発明を実施した温度測定結果と、接触式温
度計で測定した真の温度とを比較して示す図である。
【符号の説明】
1 鋼板 2 鋼板自体から放射する信号光 3 水冷遮蔽板及び可変絞りからの迷光雑音 4 周囲物体からの迷光雑音 5 覗筒 6 水冷遮蔽板 6s 可変絞り 7 覗開口部 15 放射温度計 16 検出器 17,19 熱電温度計 18,20 熱電対 21 演算装置 H 測定距離 X 開口率

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 比較的低温領域にある測定対象物体と放
    射温度計との間に水冷遮蔽板を設置し、測定対象物体か
    ら放射される赤外線を、水冷遮蔽板の覗開口部を通して
    検出することにより、測定対象物体の表面温度を測定す
    る方法において、放射温度計の検出値に影響を及ぼす前
    記水冷遮蔽板及び周囲物体からの迷光雑音量が水冷遮蔽
    板における開口部の開口率及び該水冷遮蔽板の測定対象
    物体に対する距離の関数で表されるものと仮定し、前記
    開口率及び距離を変化させたときの放射温度計の出力変
    化を測定するとともに、水冷遮蔽板の温度及び周囲物体
    の温度を測定することによって迷光雑音成分を定量化
    し、該定量化された迷光雑音で放射温度計が捕捉した赤
    外線の総合検出値を補正することを特徴とする比較的低
    温物体の表面温度測定方法。
  2. 【請求項2】 比較的低温領域にある測定対象物体の表
    面温度を測定する放射温度計において、前記放射温度計
    と測定対象物体との間に覗開口部のある水冷遮蔽板が設
    置され、該水冷遮蔽板の温度及び周囲物体の温度を測定
    する温度計が設置されており、前記水冷遮蔽板の測定対
    象物体に対する距離を変化させる距離可変機構と該水冷
    遮蔽板における覗開口部の開口率を変化させる可変絞り
    機構が付設されていることを特徴とする比較的低温物体
    の表面温度測定装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002156284A (ja) * 2000-11-20 2002-05-31 Ishizuka Electronics Corp 赤外線温度センサ
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CN116625518A (zh) * 2023-05-06 2023-08-22 南京净环热冶金工程有限公司 一种炉内屏壁环境的通道辐射测温方法和装置

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