JPH0614752U - 火花放電用点火トランス装置 - Google Patents
火花放電用点火トランス装置Info
- Publication number
- JPH0614752U JPH0614752U JP8733791U JP8733791U JPH0614752U JP H0614752 U JPH0614752 U JP H0614752U JP 8733791 U JP8733791 U JP 8733791U JP 8733791 U JP8733791 U JP 8733791U JP H0614752 U JPH0614752 U JP H0614752U
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- JP
- Japan
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- bobbin
- secondary coil
- ignition transformer
- transformer device
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- Pending
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- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 気体燃料、液体燃料の着火源に用いられる点
火トランス装置にあって、ノイズ抑制効果を有し、かつ
量産性、耐絶縁性に優れたものを提供すること。 【構成】 一次コイルを巻着したフェライト芯を内挿す
ると共に外周に二次コイルを装着したボビンに、ノイズ
抑制用抵抗を直接固定するか、その近傍に配設し、かつ
該ノイズ抑制用抵抗を二次コイルの一端部と電纜接続用
針状端子との間に直列に接続する。
火トランス装置にあって、ノイズ抑制効果を有し、かつ
量産性、耐絶縁性に優れたものを提供すること。 【構成】 一次コイルを巻着したフェライト芯を内挿す
ると共に外周に二次コイルを装着したボビンに、ノイズ
抑制用抵抗を直接固定するか、その近傍に配設し、かつ
該ノイズ抑制用抵抗を二次コイルの一端部と電纜接続用
針状端子との間に直列に接続する。
Description
【0001】
本考案はガス燃焼器具、石油ストーブ等の着火源に用いられる火花放電用点火 トランス装置に関するものである。
【0002】
バッテリ電源または商用電源を用いて気体燃料、液体燃料を火花放電によって 着火する場合、そのままでは火花放電に必要な高電圧が得られないので、前記電 源電圧を昇圧する点火トランス装置が用いられている。
【0003】 この点火トランス装置は一次コイルを巻着するフェライト芯と、該フェライト 芯を中心孔に同軸状に嵌合し外周に二次コイルを巻装したボビンと、該ボビンの 外周全体を被覆保護する樹脂モールドとよりなるものであって、前記一次コイル 側に接続したコンデンサ充放電回路から一次電流の供給を受け、フェライト芯の 電磁誘導作用により二次コイル側に昇圧された高電圧(二次電流)を誘起し、こ れを放電間隙に印加し、そこで火花放電を発生させるものであるが、この火花放 電と同時に高いノイズも発生し、テレビジョンやラジオの画像と音声に乱れを生 じたり、コンピュータ回路に悪影響を及ぼすことがあった。
【0004】
前記ノイズによる悪影響を解消するため従来は点火トランス装置の二次コイル の一端部と接続する針状端子と放電間隙との間を連結する電纜に抵抗入りのもの を用いていたが、この抵抗入り電纜は高価なため安価な点火トランス装置を提供 できない。またこの抵抗入り電纜は、その抵抗導体に硬いカーボン繊維が用いて いるため、針状端子への挿入を困難とし組付け作業を悪くする他、単位長さ当た りの抵抗値が一定であるため使用する長さが長すぎると抵抗値が極端に大きくな って放電電流が抑えられ火花放電を生じなかったり、逆に短すぎると抵抗値が小 さくなりノイズを充分抑えることができないという欠点もあった。
【0005】
本考案はノイズ抑制用抵抗を用い、これをボビンに直接固定するか、ボビンの 近傍に配すると共に二次コイルの一端部と電纜と接続する針状端子との間に直列 接続したものである。
【0006】
ノイズ抑制用抵抗は抵抗入り電纜と同様、火花放電によって誘起されるノイズ を吸収、抑制する。従って高価で組付け作業性の悪い抵抗入り電纜に代えて銅線 をゴム被覆してなる通常の安価で組付け作業性のよい電纜を使用できる。また抵 抗入り電纜を使用しないから、電纜の長さに関係なく抵抗値をノイズ抑制に必要 な抵抗値に任意に設定することができる。更にノイズ抑制用抵抗はボビンと共に 樹脂モールド中に埋設してあるので湿分や塵埃等の付着による耐絶縁性の劣下を 防止する。
【0007】
以下、本考案の実施例を図面と共に説明する。 図1は本考案の一実施例にかかる点火トランス装置を示し、1は棒状をなすフ ェライト芯で、その外周に一次コイル2を巻付けてなる。3はプラスチック等の 電気絶縁材料より製作されたボビンで、その中心孔3aに前記フェライト芯1を 嵌合して合体化し、外周には二次コイル4が巻装されている。
【0008】 5は前記ボビン3の側壁面に直接固定するか、その近傍に配設した可変型ノイ ズ抑制用抵抗であって、前記二次コイル4の一端部4a(巻始め端)と高圧電纜 (鎖線で示す)を差し込み接続する針状端子6との間に直列に接続する。その抵 抗値は、火花放電によるノイズを充分抑制するよう1kΩ〜20kΩの範囲に設 定される。またこの抵抗5は抵抗値が任意に調整できる可変型の他、予め抵抗値 が固定された固定型でもよく、更に抵抗の種類としてセラミックチップの表裏面 に電極端子が対向形成されたチップ型、あるいはセラミック棒の表面にカーボン を焼き付け、該棒の両端にリード端子を取付けたカーボン被覆型、カーボンと樹 脂を混ぜ合わせて棒状とし該棒の両端にリード端子を取付けたソリッド型等を挙 げることができるが、いずれにしても前記一対の電極端子もしくは一対のリード 端子をそれぞれ二次コイル4の一端部4aと電纜接続用針状端子6に接続せしめ る。
【0009】 7はエポキシ樹脂等の如き耐熱性、耐絶縁性に優れた樹脂よりなるモールドで 、内部にボビン3とノイズ抑制用抵抗5を埋設し、更に針状端子6の一部と複数 のラグ8a,8b,8cの一部を外部に突出している。前記8a,8bのラグは 一次コイル2の両端部2a,2bを外部のコンデンサ充放電回路Tに接続するも のであり、8cのラグは二次コイル4の他端部4b(巻終わり端)を接地ライン に接続するものである。
【0010】 図2は上記実施例にかかる点火トランス装置を電気的等価回路で示したもので 、二次コイル4の一端側4aにノイズ抑制用抵抗5が接続されている。
【0011】 図3は複数の二次コイル4……と同じく複数の放電間隙G……を有する形式の ものに、ノイズ抑制用抵抗5,5を前記二次コイル4……の一端側に挿入した本 考案の他の態様を、図2と同様の等価回路で示したものである。かかる点火トラ ンス装置は二口バーナ,三口バーナ用の点火源として利用される。
【0012】
以上の通り本考案によれば、ノイズ抑制効果を有し、かつ量産性、耐絶縁性に 優れた点火トランス装置を安価に供することができる効果がある。
【図1】本考案の一実施例にかかる点火トランス装置の
断面図である。
断面図である。
【図2】上記図1の電気的等価回路図である。
【図3】本考案の他の形態を図2と同様の等価回路図で
示したものである。
示したものである。
1 フェライト芯 2 一次コイル 3 ボビン 4 二次コイル 5 ノイズ抑制用抵抗 6 電纜接続用針状端子 7 樹脂モールド
Claims (1)
- 【請求項1】 一次コイルを巻着したフェライト芯と、
該フェライト芯を中心孔に同軸状に嵌合し、外周に二次
コイルを巻装したボビンと、該ボビンに直接固定する
か、該ボビンの近傍に配され一端を前記二次コイルの一
端に、他端を電纜を接続する針状端子にそれぞれ接続し
たノイズ抑制用抵抗と、これらボビンとノイズ抑制用抵
抗を埋設する樹脂モールドとより構成されてなることを
特徴とする火花放電用点火トランス装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8733791U JPH0614752U (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 火花放電用点火トランス装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8733791U JPH0614752U (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 火花放電用点火トランス装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0614752U true JPH0614752U (ja) | 1994-02-25 |
Family
ID=13912059
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8733791U Pending JPH0614752U (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 火花放電用点火トランス装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0614752U (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4924918B1 (ja) * | 1969-11-04 | 1974-06-26 | ||
JPH0132464B2 (ja) * | 1985-08-19 | 1989-06-30 | Fujitsu Ltd |
-
1991
- 1991-09-30 JP JP8733791U patent/JPH0614752U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4924918B1 (ja) * | 1969-11-04 | 1974-06-26 | ||
JPH0132464B2 (ja) * | 1985-08-19 | 1989-06-30 | Fujitsu Ltd |
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