JPH06147338A - 固形物を含む流体管路の切替弁 - Google Patents

固形物を含む流体管路の切替弁

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JPH06147338A
JPH06147338A JP32597792A JP32597792A JPH06147338A JP H06147338 A JPH06147338 A JP H06147338A JP 32597792 A JP32597792 A JP 32597792A JP 32597792 A JP32597792 A JP 32597792A JP H06147338 A JPH06147338 A JP H06147338A
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JP
Japan
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pipe
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line
fixed
upstream
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JP32597792A
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Inventor
Takayuki Miyazaki
隆行 宮崎
Kyoichi Iitaka
経一 飯高
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Kurimoto Ltd
Original Assignee
Kurimoto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 流体内に固形物を含む管路用の切替弁を提供
する。 【構成】 二つの下流側管路D1、D2の中心C2、C
3が形成する交叉角θを二等分する直線Pを回転軸とす
る接続管1を上流側固定部2、下流側固定部3の間へ回
動自在に設置する。接続管が直線Pの回りに180°回
動すると、中心C2の線Pに対して対称の位置にある中
心C3の位置に移動し、上流側管路Uと別の下流側管路
D2とが連通する。 【効果】 切替弁内に急角度の進路変更がなく、固形物
による摩耗が軽減される。固形物が弁体内に固着して弁
開閉機能を妨げることも少なくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は切替弁、特に管路内の流
体が固形物を含む場合に好適な切替弁に係る。
【0002】
【従来の技術】流路に介装し上流側管路から二方向に分
岐した下流側管路へ切り替えるために使用する切替弁は
広く実用化されている。通常最も広く普及しているの
は、図4(A)(B)に例示する三方切替コック(切替
弁)であり、弁箱101内へ回動自在に嵌入された球形
弁体102が弁体外からの回動操作によってT字形の回
路103を適宜切替えることによって上流側管路Uと下
流側管路D1、D2の何れへでも接続することができ
る。また、図5(A)(B)は別の従来技術を例示する
もので、下流側管路D1、D2のそれぞれに遮断弁10
4、105を介装し、必要に応じて何れか一方の遮断弁
だけを開き他方の遮断弁を閉じて所望の管路へ流体を誘
導するように構成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】管路内を通過する流体
が上水道などの清水であれば、特に問題化するようなト
ラブルは起こり得ないが、流体が固形の異物を大量に含
む場合においては、従来の切替弁では使用上の困難な課
題に直面することがある。たとえば、管路内を通過する
流体が汚泥やパルプのようなスラリーであったり、粉体
原料の空気輸送、ゴミ輸送、スキー場で雪を広い範囲の
ゲレンデへ散布するための配送などの装置に適用する場
合には、切替弁の長期的な使用を妨げる特別の障害が顕
在化してくる。
【0004】たとえば、図4に示す従来技術においては
固形物を大量に含む流体が弁内の回路を通過するときに
回路を形成する弁体の穿孔部の内壁と絶えず接触してい
くから、この固形物との擦過による強力な摩耗作用に遭
遇し固形物の硬度が高いときにはこの傾向が著しく加速
されて、短期間の内に弁体が摩耗して取り替えなければ
ならないという課題が生じる。また、弁箱内面と弁体外
面との間には多少の隙間の生じることは避け難いが、こ
の隙間内へ流体に伴われて固形物が進入しそのまま固着
する懸念も小さくはない。弁体などの部材が摩耗すると
隙間も拡がり固形物の進入する機会も大きくなるから、
この傾向に拍車をかけ弁としての機能が十分に発揮でき
なくなる可能性も高くなる。このことは図5に示した従
来技術においても全く同様であり、二つの遮断弁内を通
過する固形物の擦過摩耗によって弁体の密閉が甘くな
り、流路の分岐が確実に行なわれず漏洩する流体によっ
て不都合が生じたり、弁体に固形物がこびり付いて完全
な弁の閉止ができなくなるというトラブルが頻発する。
【0005】本発明は以上に述べた課題を解決するため
に、流体中の固形物による障害を最小限に留め、長く弁
機能を持続する固形物を含む流路用の切替弁の提供を目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る切替弁は、
流路に介装し上流側管路Uから二方向に分岐した下流側
管路D1、D2へ切り換え自在に接続する構成であっ
て、二つの下流側管路のそれぞれの中心線C2、C3で
形成する交叉角θを二等分する直線Pを回転軸として回
動自在に反転する1本の接続管1と、該接続管1と上流
側管路U、下流側管路D1、D2とへそれぞれ連接する
固定部2、3を具えたことによって前記の課題を解決し
た。
【0007】また、上記の構成でより具体的には上流側
固定部2が上流側管路Uと接続するフランジ21と接続
管1の上流側端部11が嵌入する固定管22よりなり、
下流側固定部3が二つの下流側管路D1、D2の中心線
C2、C3が形成する交叉角θを二分する直線Pを対称
軸とする2ケの固定管31、32よりなり、接続管1の
下流側端部12には前記直線Pの交点を中心とし、片側
へ偏心して開口する連通孔13を穿孔した長円形の接続
フランジ14と、該接続フランジ14を回動する切替レ
バー15を具えることが最も望ましい。
【0008】
【作用】流路の分岐点に取り付けられた切替弁が、い
ま、上流側管路Uと一方の下流側管路D1と接続してい
るとして、他方の下流側管路D2へ切り替える必要が生
じたとき、上流側管路、下流側管路とそれぞれ接続固定
している両固定部間に挾着された接続管1を回動する
と、接続管1の上流側の端部は連通している上流側固定
部2とそのまま連通した状態で回動するだけであるが、
接続管1の下流側の端部は、それまで連通していた下流
側管路D1と接続する固定部3の固定管31から離れて
直線Pの回りを180°回転し、直線Pを対称軸とする
他方の下流側管路D2の固定管32と連通する。
【0009】
【実施例】図1は本発明実施例の正面図であり、図2
(A)(B)は同じ実施例の左右両側面図、図3は図1
におけるA−A矢視である。各図において、上流側管路
Uと接続する上流側固定部2の上流側端部はフランジ2
1を具え、このフランジに続く固定管22内へ接続管1
の上流側の端部11が回動自在に嵌合している。接続管
1はこの例では緩やかなカーブを描く曲管であるが、こ
の形状は上流側管路と分岐する二つの下流側管路との交
叉する角度によって適宜設定することが必要である。下
流側管路に接続する下流側固定部3は両管路の端部とそ
れぞれ固定する二つのフランジ35、36と、このフラ
ンジと繋がる二つの固定管31、32とで形成してい
る。固定管31、32は下流側管路の中心線C2、C3
の交叉角θを二等分する直線Pを中心とした回動軸37
を挟んで対称の位置に固定され、上流側固定部2と下流
側固定部3とは枠体4によって一体的に連結されて所望
の位置へ取り付けられている。二つの固定管31、32
の上流側の端部は接続管1の下流側の端部に取り付けら
れた接続フランジ14と至近の位置で対向している。な
お、この接続フランジ14と固定管の端部33、34と
の連通する円周部分には水封用のゴムパッキン38を外
周面上に嵌め込んでいる。
【0010】上流側固定部2と下流側固定部3の間に回
動自在に挾着された接続管1は上流側端部11が上流側
の固定管22の端部内へ回動自在に嵌入し、両者の中心
点は固定管22の中心線C1に含まれるから、接続管1
が回動しても端部11は固定管22内で摺動するだけで
ある。接続管1の下流側端部12には長円形(小判形)
の接続フランジ14が取り付けられている。接続フラン
ジ14は前記の直線Pの交点を中心とする回動軸37が
固着し、この回動軸と直角に切替レバー15が取り付け
られている。図1の実線で示すように接続管1が上流側
管路Uと一方の下流側管路D1と連通しているときに
は、接続フランジ14の片側へ偏心した連通孔13と等
径の固定管端部33とが連通して、管路の流体は上流側
管路Uから一方の下流側管路D1に向けて円滑に流動し
ている。
【0011】図1の二点鎖線で示すように接続管1を1
80°回動すると、接続管1とともに接続フランジ14
も回動し、いままで下流側管路D1と連通していた連通
孔13は回動して下流側管路D2と連通する位置に反転
し、下流側管路D1に対向する接続フランジ14の面は
回動軸の反対側を占める片側の平面によって閉塞され、
流体は上流側管路Uから下流側管路D2へ切り替えられ
る。このように流路の切り替えは切替レバーの半回転で
一動作によってほとんど瞬時に完了し、しかも切替弁内
には急激に方向変換を強いる回路がなく通常の管路と同
様な緩いカーブを描いて、弁内の流路を形成するという
大きな特徴が具わっている。
【0012】
【発明の効果】本発明に係る切替弁は以上に述べたとお
り、弁内に急角度の流体の方向転換がなく、なだらかな
曲線を描いて流下するから、管路を通過する流体内に多
くの固形物を含んでいても固形物の擦過による摩耗現象
が大幅に軽減される。また、弁内における圧力損失も小
さくて済むから流体を流動させるための圧送、または吸
引のエネルギーを省力化することも可能となる。さらに
固形物が弁体内の凹部などへ固着して弁の完全な開閉を
阻害する可能性もなくなる。したがって間欠的に流動性
の低い流体、たとえば汚泥スラリーを本管で配送する
他、時にはレシーバータンクへ流路を一時的に切り替え
る作業条件が必要な場合や、雪をゲレンデの各所に設け
たレシーバーへ配送する場合などに、一旦搬送を停止し
て直ちに切り替え、すぐに別の位置へ搬送を続ける態様
に対しては最適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の正面図である。
【図2】(A)(B)によって左右の両側面図を示す。
【図3】図1におけるA−A断面を示す。
【図4】(A)(B)によって従来技術を示す。
【図5】(A)(B)によって別の従来技術を示す。
【符号の説明】
1 接続管 2 上流側固定部 3 下流側固定部 4 枠体 11 端部(上流側) 12 端部(下流側) 13 連通孔 14 接続フランジ 15 切替レバー 21 フランジ 22 固定管 31 固定管 32 固定管 33 端部 34 端部 35 フランジ 36 フランジ 37 回動軸 38 ゴムパッキン C1 固定管路の中心線 C2 下流側管路の中心線 C3 別の下流側管路の中心線 P 直線 U 上流側管路 D1 下流側管路 D2 下流側管路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流路に介装し上流側管路Uから二方向に
    分岐した下流側管路D1、D2へ切り換え自在に接続す
    る切替弁において、二つの下流側管路のそれぞれの中心
    線C2、C3で形成する交叉角θを二等分する直線Pを
    回転軸として回動自在に反転する1本の接続管1と、該
    接続管1と上流側管路U、下流側管路D1、D2とへそ
    れぞれ連接する固定部2、3を具えたことを特徴とする
    固形物を含む流体管路の切替弁。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上流側固定部2が上
    流側管路Uと接続するフランジ21と接続管1の上流側
    端部11が嵌入する固定管22よりなり、下流側固定部
    3が二つの下流側管路D1、D2の中心線C2、C3が
    形成する交叉角θを二分する直線Pを対称軸とする2ケ
    の固定管31、32よりなり、接続管1の下流側端部1
    2には前記直線Pの交点を中心とし、片側へ偏心して開
    口する連通孔13を穿孔した長円形の接続フランジ14
    と、該接続フランジ14を回動する切替レバー15を具
    えたことを特徴とする固形物を含む流体管路の切替弁。
JP32597792A 1992-11-10 1992-11-10 固形物を含む流体管路の切替弁 Pending JPH06147338A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AT500717B1 (de) * 2004-08-26 2007-02-15 Danfoss As Ventil, insbesondere heizkörperventil

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4873434A (ja) * 1971-12-29 1973-10-03
JPS58113671A (ja) * 1981-12-28 1983-07-06 Sumitomo Chem Co Ltd 空気輸送における送り先切替装置

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