JPH06147331A - ゲートバルブのシール構造 - Google Patents

ゲートバルブのシール構造

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JPH06147331A
JPH06147331A JP29625492A JP29625492A JPH06147331A JP H06147331 A JPH06147331 A JP H06147331A JP 29625492 A JP29625492 A JP 29625492A JP 29625492 A JP29625492 A JP 29625492A JP H06147331 A JPH06147331 A JP H06147331A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
valve box
pistons
valve body
diameter hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29625492A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Iwayama
正 岩山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
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Publication of JPH06147331A publication Critical patent/JPH06147331A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 弁体5の表裏面のそれぞれに対向して弁箱シ
ート6a,6bを設け、弁体5に弁箱流路3の軸心方向
に貫通する大径孔7を形成し、この大径孔7に一対の大
ピストン8a,8bを各弁箱シート6a,6bに向けて
出退自在に設け、両大ピストン8a,8bの背面間に形
成する空隙部7aにグリース9を充填し、弁体5の底部
に小径孔10を形成し、この小径孔10に小ピストン1
1を設け、弁箱1の底部に小径孔10に挿通して小ピス
トン11を押圧する突起部12を設けた。 【効果】 全閉時に、弁体の内部の油圧力で大ピストン
を弁箱シートに圧接て面圧を生じさせるので、流体圧力
の高低に関係なく、常に良好なシール性を維持すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゲートバルブに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のゲートバルブには、例えば、図2
に示すようなものがある。図2において、弁箱21には
ディスク22を収納するためのキャビティ23を設けて
おり、ディスク22はキャビティ23の内部で全閉位置
と全開位置とにわたって昇降する。
【0003】また、キャビティ23の内部にはディスク
22の表裏に位置してリテナープレート24を配置して
おり、リテナープレート24にディスク22に摺接する
シートリング25およびシールリング26を設けてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の構成において、ゲートバルブのシール性能は、ディス
ク22が上流側の流体圧力によりシートリング25に押
し付けられることによって面圧が発生して生み出され
る。したがって、シール性能は流体圧力に依存したもの
になり、流体圧が高くなるとディスク22およびシート
リング25が変形して両者のシール面に間隙が生じ、漏
れが発生する問題があった。この変形を防止するために
はディスク22および弁箱21の肉厚を大きくして強度
の増強を図らねばならず、装置の形状が大きくなるとと
もに、コストが高くなるも問題があった。
【0005】本発明は上記課題を解決するもので、被制
御流体の流体圧力が低圧であるか高圧であるかに関係な
く、常に良好なシール性能を得ることができるゲートバ
ルブのシール構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のゲートバルブのシール構造は、弁箱内に弁
箱流路を全閉する位置と全開する位置にわたって出退す
る弁体を設け、弁体の表裏面のそれぞれに対向する上流
側弁箱流路の開口縁と下流側弁箱流路の開口縁に弁箱シ
ートを設け、弁体に弁箱流路の軸心方向に貫通する大径
孔を形成し、この大径孔内に両側の弁箱流路の開口を閉
塞する一対の大ピストンを各弁箱シートに向けて出退自
在に設け、両大ピストンの背面間に形成する空隙部にグ
リースを充填し、弁体の底部に前記空隙部に連通して弁
体の出退方向に貫通する小径孔を形成し、この小径孔内
に小ピストンを設け、弁箱の底部に前記小径孔内に挿通
して小ピストンを押圧する突起部を設けた構成としたも
のである。
【0007】
【作用】上記した構成により、弁体は弁箱流路を横切る
方向に出退し、全閉時には弁箱流路を遮る状態に位置す
る。このとき、弁体の閉動にともなって、弁箱の底部に
設けた突起部が弁体の小径孔に挿通し、小ピストンを押
圧する。小ピストンに対する押圧力は空隙部内のグリー
スを介して大ピストンに作用し、大ピストンはそれぞれ
弁箱シートに向けて移動し、弁箱シートのシート面に圧
接して面圧を生じさせながら上流側および下流側の弁箱
流路を閉塞する。
【0008】したがって、シール性能は流体圧力に影響
されることなく弁体内部の油圧力に依拠するので、流体
圧力の高低に関係なく、常に良好なシール性を維持する
ことができる。また、流体圧力と弁体内の油圧力とが大
ピストンを介して相殺し合うので、大ピストンに流体圧
力に対向するための耐圧強度を与える必要はなく、大ピ
ストンを薄くするとともに、弁体、弁箱シート、弁箱等
の肉厚も薄くすることができ、全体として軽量化、コン
パクト化、低コスト化を図ることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1において、弁箱1には、被制御流体2が流
れる弁箱流路3および各種弁部材を配置するための空間
として弁箱キャビテイ4を形成している。弁箱キャビテ
イ4の内部には弁箱流路3を横切る方向に出退する弁体
5を配置しており、弁体5は弁箱流路3を全閉する位置
と全開する位置にわたって出退する。
【0010】弁体5の表裏のシート面のそれぞれに対向
する上流側弁箱流路3aの開口縁と下流側弁箱流路3b
の開口縁にはリング状の弁箱シート6a,6bを設けて
いる。また、弁体5には弁箱流路3の軸心方向に貫通す
る大径孔7を形成しており、この大径孔7の内部には両
側の弁箱流路3a,3bの開口を閉塞する一対の大ピス
トン8a,8bを各弁箱シート6a,6bに向けて出退
自在に設けている。双方の大ピストン8a,8bの背面
間に形成する空隙部7aにグリース9を充填している。
【0011】また、弁体5の底部には空隙部7aに連通
する小径孔10を弁体5の出退方向に貫通させて形成し
ており、小径孔10の内部には小ピストン11を設けて
いる。さらに、弁箱1の弁箱キャビテイ4の底部には小
径孔10に挿通する円柱状の突起部12を設けており、
突起部12は弁体5の閉動時に小ピストン11を押圧す
るものである。
【0012】以下、上記構成における作用を説明する。
弁体5は弁箱流路3を横切る方向に出退し、全開時には
弁体5が弁箱流路3から外れて位置し、全閉時には弁体
5が弁箱流路3を遮る状態に位置する。
【0013】このとき、弁体5の閉動にともなって、弁
箱1の底部に設けた突起部12が弁体5の小径孔10に
挿通し、小ピストン11を押圧する。小ピストン11に
対する押圧力は空隙部7aのグリース9を介して大ピス
トン8a,8bの背面に作用し、大ピストン8a,8b
はそれぞれ弁箱シート6a,6bに向けて移動し、弁箱
シート6a,6bのシート面に圧接して面圧を生じさせ
ながら上流側および下流側の弁箱流路3a,3bを閉塞
する。
【0014】したがって、シール性能は、被制御流体2
の流体圧力に影響されることなく、弁体5の空隙部7a
に充填したグリース9の油圧力に依拠するので、流体圧
力の高低に関係なく、常に良好なシール性を維持するこ
とができる。また、流体圧力と弁体5の内部の油圧力と
が大ピストン8a,8bを介して相殺し合うので、大ピ
ストン8a,8bに流体圧力に対向するための耐圧強度
を与える必要はなく、大ピストン8a,8bを薄くする
とともに、弁体5、弁箱シート6a,6b、弁箱1等の
肉厚も薄くすることができ、全体として軽量化、コンパ
クト化、低コスト化を図ることができる。
【0015】一方、開動時には、弁体5の開動にともな
って小径孔10から突起部12が抜け出すので、小ピス
トン11に対する突起部12の押圧力が解除される。こ
のため、大ピストン8a,8bに作用する流体圧力によ
って双方の大ピストン8a,8bが空隙部7aを狭めな
がら相互に接近し、弁箱シート6a,6bに対する面圧
がなくなり、弁体5は円滑に開動する。
【0016】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、全閉
時に、弁体の内部において大ピストンの背面にグリース
の油圧を作用させて大ピストンを弁箱シートに圧接し、
面圧を生じさせるので、流体圧力の高低に関係なく、常
に良好なシール性を維持することができる。また、流体
圧力と弁体内の油圧力との相殺により、耐圧強度を軽減
することができ、大ピストン、弁体、弁箱シート、弁箱
等の肉厚を薄くして軽量化、コンパクト化、低コスト化
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるゲートバルブの断面
図である。
【図2】従来のゲートバルブの斜視図である。
【符号の説明】
1 弁箱 3 弁箱流路 5 弁体 6a,6b 弁箱シート 7 大径孔 8a,8b 大ピストン 9 グリース 10 小径孔 11 小ピストン 12 突起部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁箱内に弁箱流路を全閉する位置と全開
    する位置にわたって出退する弁体を設け、弁体の表裏面
    のそれぞれに対向する上流側弁箱流路の開口縁と下流側
    弁箱流路の開口縁に弁箱シートを設け、弁体に弁箱流路
    の軸心方向に貫通する大径孔を形成し、この大径孔内に
    両側の弁箱流路の開口を閉塞する一対の大ピストンを各
    弁箱シートに向けて出退自在に設け、両大ピストンの背
    面間に形成する空隙部にグリースを充填し、弁体の底部
    に前記空隙部に連通して弁体の出退方向に貫通する小径
    孔を形成し、この小径孔内に小ピストンを設け、弁箱の
    底部に前記小径孔内に挿通して小ピストンを押圧する突
    起部を設けたことを特徴とするゲートバルブのシール構
    造。
JP29625492A 1992-11-06 1992-11-06 ゲートバルブのシール構造 Pending JPH06147331A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29625492A JPH06147331A (ja) 1992-11-06 1992-11-06 ゲートバルブのシール構造

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JP29625492A JPH06147331A (ja) 1992-11-06 1992-11-06 ゲートバルブのシール構造

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JPH06147331A true JPH06147331A (ja) 1994-05-27

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ID=17831194

Family Applications (1)

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JP29625492A Pending JPH06147331A (ja) 1992-11-06 1992-11-06 ゲートバルブのシール構造

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JP (1) JPH06147331A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009537755A (ja) * 2006-05-18 2009-10-29 マリキャップ オーワイ ゲート弁
KR20180107382A (ko) * 2017-03-17 2018-10-02 주식회사 삼천리 도시 가스 배관용 가스 차단기

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009537755A (ja) * 2006-05-18 2009-10-29 マリキャップ オーワイ ゲート弁
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