JPH06147321A - 真空可能な密閉容器 - Google Patents

真空可能な密閉容器

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Publication number
JPH06147321A
JPH06147321A JP29708492A JP29708492A JPH06147321A JP H06147321 A JPH06147321 A JP H06147321A JP 29708492 A JP29708492 A JP 29708492A JP 29708492 A JP29708492 A JP 29708492A JP H06147321 A JPH06147321 A JP H06147321A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
closed container
container
vacuum
closed
valve
Prior art date
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Pending
Application number
JP29708492A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshige Kito
清繁 鬼頭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
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Publication of JPH06147321A publication Critical patent/JPH06147321A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 真空可能な密閉容器の底面部に手動開閉弁を
連通させることにより、停電等の異常時でも密閉容器内
を速やかに大気圧に戻すことが可能であり、更には、前
記底面部の少なくとも一部を凹ませてその最深部に手動
開閉弁を連通させることにより、密閉容器内を水道水で
清掃した時、排水口としても併用できる。 【構成】 真空可能な密閉容器1内が減圧状態の時に停
電が発生した場合、手動開閉弁12を手で開き、密閉容
器1内を大気圧に戻す。また、密閉容器1内を水道水で
洗浄するときにも、手動開閉弁12を手で開き、水道水
の排水口として使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、減圧可能な密閉容器に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の減圧可能な密閉容器、例
えば図4に示すような真空解凍器においては、密閉容器
40内を減圧し、その減圧状態を維持するために、マイ
クロコンピュータ41で次のような制御を行っている。
まず、密閉容器40内と外気を遮断するために、電気的
に真空開放弁42を閉じる。次に、真空排気弁43を開
いた状態で真空ポンプ44に通電して密閉容器40内の
空気を外へ排出し、密閉容器40内を減圧する。そし
て、密閉容器40に設けられた圧力センサ45からの信
号により所定の圧力まで密閉容器40内を減圧すると、
電気的に真空排気弁43を閉じ、真空ポンプ44を停止
させるようにしていた。この場合、真空排気弁43と真
空開放弁42との両方が閉じた状態となっているため、
密閉容器40内は完全に外気と遮断され、減圧状態を維
持する。
【0003】また、真空解凍器は食品を扱うため、密閉
容器40内の衛生を保つために水道水等で密閉容器40
内を清掃する必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、密閉容
器40内が減圧状態にある時、停電等の異常によりマイ
クロコンピュータ41の機能が停止して真空開放弁42
と真空排気弁43が閉状態のままであると、密閉容器4
0内と外気との気圧差により、ドア46を開けることが
できない。ドア46を開けるには密閉容器40内に外気
からの空気を取り入れ、密閉容器40内を大気圧に戻さ
なくてはならないが、真空開放弁42を開状態にするに
はマイクロコンピュータ41からの電気的な信号を真空
解放弁42に送る必要がある。しかし、停電等の場合に
はマイクロコンピュータ41の機能は停止しており、真
空開放弁42を開くには、停電等が復帰するまで待つ必
要があった。
【0005】また、密閉容器40内の清掃についても、
密閉容器40内に排水設備が無いため、ドア46等から
水が噴き出してしまうという不都合もあった。
【0006】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、真空可能な密閉容器の底面部に
手動開閉手段を連通させることにより、停電等の異常時
でもすぐに手動にて前記密閉容器内を大気圧に戻すこと
ができ、更には、前記底面部の少なくとも一部を凹ませ
てその凹みの最深部に前記手動開閉手段を連通させるこ
とにより、前記密閉容器内の清掃時に、前記手動開閉手
段が排水口としても使用できるようにしたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の真空可能な密閉容器は、特に、停電等の異常
により外気用開閉手段を制御部によって開閉制御ができ
なくなったとき、手動で前記密閉容器内を大気圧に戻す
ことが可能な手動開閉手段を、前記密閉容器の底面部に
連通させ、更に、前記密閉容器の底面部の少なくとも一
部を凹ませ、その凹みの最深部に前記手動開閉手段を連
通させものである。
【0008】
【作用】上記の構成を有する本発明の真空可能な密閉容
器は、密閉容器の底面部に手動開閉手段が連通されてい
るため、停電等の異常時にも速やかに前記密閉容器内を
大気圧に戻すことができ、更には、前記密閉容器の底面
部の少なくとも一部を凹ませ、且つその最深部に手動開
閉手段が連通されているため、その手動開閉手段を排水
口として利用でき、前記密閉容器内の清掃が容易にでき
るようになる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。
【0010】図1は本発明の一実施例を示す真空解凍器
の概略構成図である。
【0011】先ず、図1において、密閉容器1の前面開
口部にはドア2が開閉自在に軸支されている。密閉容器
1の内部には、冷凍された冷凍物3が収容され、密閉容
器1の内部はドア2の周縁に配したパッキン4を介して
密封される。マグネトロン5は、導波管6により密閉容
器1に結合されており、その開口部は結晶化ガラスなど
電波の透過性が高く硬度の高い板状の仕切り板7によっ
てパッキンなどにより封止されている。
【0012】密閉容器1内の空気は、密閉容器1の一壁
面に設けられた排気口8から減圧用開閉手段たる真空排
気弁9を通して減圧装置たる真空ポンプ10により排出
される。また、減圧後、密閉容器1内を大気圧に戻すに
は、外気用開閉手段たる真空開放弁11を通して外気を
密閉容器1内に取り入れることにより行われる。
【0013】密閉容器1の底面部は、すり鉢状に凹んで
おり、そのすり鉢状の最深部には手動開閉手段たる手動
にて開閉できる手動開閉弁12が設けられている。ま
た、手動開閉弁12の開口部には水道水等の排水管とし
てゴムホース13が取り付けられている。
【0014】マイクロコンピュータ等からなる制御手段
(制御部)14は、密閉容器1の一壁面に配置された圧
力センサ15の信号を検知回路16を介して監視する。
そして、マグネトロン5、真空ポンプ10、真空排気弁
9、真空開放弁11への給電や作動をそれぞれドライバ
17、18、19、20を介して制御する。
【0015】次に停電時の作用について、図2の停電に
よる異常発生した場合の密閉容器1内の圧力推移及び真
空解凍器のタイムチャートを用いて説明する。
【0016】先ず、図2において、密閉容器1内に冷凍
物3を納置し、密閉容器1のドアを閉じる。そして、操
作パネル(図示せず)上で、解凍時間を設定しスタート
スイッチ(図示せず)を押す。これに応答した制御部1
4は、ドライバ19を介して真空排気弁9を開状態に
し、真空開放弁11を閉じた状態にて真空ポンプ10を
ドライバ18を介して作動させることにより、密閉容器
1内の減圧を開始するとともに、ドライバ17を介して
マグネトロン5を通電させ、冷凍物へのマイクロ波の照
射を開始する。
【0017】真空ポンプ10による密閉容器1内の減圧
が進み、所定の真空度Pに達した後、真空排気弁9を閉
じ、真空ポンプ10を停止する。
【0018】ここで、停電が発生すると、制御部14の
機能が停止されるため、今までドライバ17を介して通
電されていたマグネトロン5は通電されなくなる。ま
た、真空排気弁9と真空開放弁11は、制御部14から
の信号によって開状態となるため、停電時は両方とも閉
状態となっており、密閉容器1内は依然として減圧状態
を維持している。そのため、密閉容器1内と外気との圧
力差によってドア2は容易に開けることができない。
【0019】そこで、電気的に開閉される真空開放弁1
1は手動で開くことができないため、その代わりに手動
開閉弁12を開くことによって、外気を密閉容器1内に
取り入れ、密閉容器1内を大気圧に戻す。そして、ドア
2を開いて、密閉容器1内に納置されている解凍物3を
取り出すことができる。
【0020】次に、図1を用いて、水道水による密閉容
器1内を清掃する場合について説明する。
【0021】密閉容器1の底面部に連結された手動開閉
弁12を開き、ドア2を開いて、水道水を密閉容器1内
に入れる。密閉容器1の底面部はすり鉢状に凹んでいる
ため、ドア2の方から水道水が溢れだすこともなく、手
動開閉弁12とゴムホース13を通して密閉容器1の外
に排水される。また、密閉容器1の底面がすり鉢状に凹
んでおり、且つその凹みの最深部に手動開閉弁12が連
通されているため、密閉容器1内に水道水を入れても密
閉容器1の底面部は、水切りが良く、水溜まりにならな
い。
【0022】なお、上記実施例においては、密閉容器1
の底面部の形状をすり鉢状としたが、例えば、図3
(a)の様に底面部を円状に凹ませ、その凹ませた底面
部分が平面となる様に凹ませたり、図3(b)の様に底
面部全体に傾斜を持たせたり、図3(c)の様に底面部
に溝を設け、その溝に傾斜を持たせたりしても良い。
【0023】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明の真空可能な密閉容器は、密閉容器の底面部の少な
くとも一部を凹ませ、且つその最深部に手動の開閉弁が
設置させることにより、停電等の異常時にも速やかに前
記密閉容器内を大気圧に戻すことが可能であり、更に
は、手動の開閉弁が排水口として利用できるため、前記
密閉容器内の清掃が容易にできるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す真空解凍器の概略構成
図である。
【図2】停電による異常発生した場合の密閉容器内の圧
力推移及び真空解凍器のタイムチャートである。
【図3】図3(a)は本発明の他の実施例を示す密閉容
器の底面部の断面図である。図3(b)は本発明の他の
実施例を示す密閉容器の底面部の断面図である。図3
(c)は本発明の他の実施例を示す密閉容器の底面部の
断面図である。
【図4】従来例を示す真空解凍器の概略構成図である。
【符号の説明】
1 密閉容器 9 真空排気弁(減圧用開閉手段) 10 真空ポンプ(減圧装置) 11 真空開放弁(外気用開閉手段) 12 手動開閉弁(手動開閉手段) 14 マイクロコンピュータ(制御手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口を開閉可能な扉を有する真空可能な
    密閉容器と、前記密閉容器に連通され前記密閉容器内を
    減圧する減圧装置と、前記密閉容器及び前記減圧装置に
    連通され制御手段により電気的に開閉制御される減圧用
    開閉手段と、前記密閉容器に連通され外気との遮断や前
    記密閉容器内に空気を取り入れるために前記制御手段に
    より電気的に開閉制御される外気用開閉手段とを備えた
    真空可能な密閉容器において、 停電等の異常により前記外気用開閉手段を前記制御手段
    によって開閉制御ができなくなったとき、手動で前記密
    閉容器内を大気圧に戻すことが可能な手動開閉手段を前
    記密閉容器の底面部に連通させたことを特徴とする真空
    可能な密閉容器。
  2. 【請求項2】 前記密閉容器の底面部の少なくとも一部
    を凹ませ、その凹みの最深部に前記手動開閉手段を連通
    させたことを特徴とする請求項1に記載の真空可能な密
    閉容器。
JP29708492A 1992-11-06 1992-11-06 真空可能な密閉容器 Pending JPH06147321A (ja)

Priority Applications (1)

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JP29708492A JPH06147321A (ja) 1992-11-06 1992-11-06 真空可能な密閉容器

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JP29708492A JPH06147321A (ja) 1992-11-06 1992-11-06 真空可能な密閉容器

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JPH06147321A true JPH06147321A (ja) 1994-05-27

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ID=17841998

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JP29708492A Pending JPH06147321A (ja) 1992-11-06 1992-11-06 真空可能な密閉容器

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JP (1) JPH06147321A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002053954A1 (en) * 2000-12-29 2002-07-11 Hyeoung-Cheol Woo Time capsule

Cited By (1)

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