JPH0614657U - 弁装置 - Google Patents

弁装置

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JPH0614657U
JPH0614657U JP5726392U JP5726392U JPH0614657U JP H0614657 U JPH0614657 U JP H0614657U JP 5726392 U JP5726392 U JP 5726392U JP 5726392 U JP5726392 U JP 5726392U JP H0614657 U JPH0614657 U JP H0614657U
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pressure
valve
pressure vessel
upper lid
valve shaft
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良之 奥津
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 制御流体の外部漏洩を確実に防止することが
でき、またグランドパッキン部の劣化を外部からチェッ
クすることができるようにする。 【構成】 弁本体の上面開口部を閉鎖する上蓋1上に圧
力容器21をOリング23を介して配設する。上蓋1の
上方に突出する弁軸2の上端部をOリング28を介して
圧力容器21の挿通孔24を貫通させ、その突出端部を
弁駆動装置に連結する。圧力容器21に圧力導入口14
と開閉窓29を設け、圧力導入口14より弁内圧P1 よ
りも高い圧力P2 を圧力容器21内に導く。開閉窓29
は透明ガラス30によって気密に閉鎖されており、圧力
容器21の内部を外部から視認可能にしている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、各種の制御流体の流量制御を行なう弁装置、特に制御流体の漏洩を 確実に防止する弁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
弁軸を用いた弁装置にあっては、弁本体の上面開口部を閉鎖する上蓋と弁軸 との隙間をグランドパッキンによって気密に封止し、制御流体の漏洩防止を図っ ている。しかし、制御流体が塩素ガスや炭酸ガスのような有毒ガス、引火性ガス 、原子力発電用冷却水などの流体の場合は、その制御流体がグランドパッキンの 劣化に伴い外部に漏れると危険であるため、より一層安全かつ確実な漏洩防止構 造が要求される。そこで、従来は実公昭59−18219号公報等に見られるよ うに弁軸にベローズを装着したり、あるいは弁軸のシール部に弁内圧より高い圧 力を加えて制御流体の外部漏洩を防止していた。
【0003】 図2は加圧方式を採用した自動調節弁の従来例を示す上蓋部の断面図で、これ を概略説明すると、1は弁本体(図示せず)の上面開口部を閉鎖する上蓋、2は 弁軸で、この弁軸2は上蓋1の中心に形成された弁軸挿通孔3を摺動自在に貫通 して上端が上蓋1の上方に突出し、ヨーク4を介して上蓋1上に設置された従来 周知の弁駆動装置(図示せず)によって上下動されるように構成されている。5 は弁軸挿通孔3と弁軸2との隙間に複数段介在されたグランドパッキン、6はパ ッキンリング、7はパッキンフォロア、8はパッキンフランジで、このパッキン フランジ8は複数個のボルト9およびナット10を介して上蓋1の上方に固定さ れることによりパッキンフォロア7を押圧し、グランドパッキン5をパッキンリ ング6に押し付けている。11はヨーク4を上蓋1に固定するナット、12,1 3はグランドパッキン5と共に前記弁軸挿通孔3と弁軸2との隙間に介在された ランタンリングで、これらのリングに対応して上蓋1の側面に圧力導入口14と グリス孔15が形成されている。ランタンリング12,13は筒状体に形成され て、両端開口部に外フランジ12a,13aと内フランジ12b,13bが設け られ、また周面には内外を連通させる小孔12c,13cがそれぞれ形成されて いる。圧力導入口14は、前記弁軸挿通孔3と連通し、弁本体内の内圧P1より 高い圧力P2 の非危険流体(例:水、不活性ガス等)を前記ランタンリング12 の外周面と弁軸挿通孔3との隙間およびランタンリング12の内周面と弁軸2と の隙間に導くことにより、前記グランドパッキン5と共に弁軸挿通孔3からの制 御流体の漏洩を防止している。グリス孔14には弁軸2の円滑な摺動性を確保す るためグリスが充填され、不図示のキャップによって気密に閉鎖されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の弁装置においては、ランタンリング12部に 弁内圧P1 より高い圧力P2 を封入しているので、ランタンリング12より上方 のグランドパッキン5を圧力P2 より大きな押圧力で締め付けなければならず、 そのためグランドパッキン5のヒステリシスが増加するという問題があった。 また、グランドパッキンにグリスが必要な場合は、ランタンリングが2つ必要 で、グランドパッキン部が深くなり、それに伴いグランドパッキン5の数が増加 すると弁軸2のフリクションが増大するという問題もあった。
【0005】 本考案は上記したような従来の問題点に鑑みてなされたもので、その目的とす るところは、ランタンリングを必要とせず制御流体の外部漏洩を確実に防止する ことができ、またグランドパッキン部の劣化を外部からチェックすることができ るようにした弁装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本考案は、弁本体上部に設けられた上蓋上に圧力容器 を配設して上蓋の弁軸挿通孔を気密に閉鎖し、前記弁軸挿通孔より上蓋上方に突 出する弁軸をシール部材を介して前記圧力容器を貫通させ、前記圧力容器に開閉 窓と圧力導入口を形成し、開閉窓を透明部材によって気密に閉鎖し、圧力導入口 から圧力容器内に弁内圧より高い圧力を導くようにしたものである。
【0007】
【作用】
本考案において、圧力容器は上蓋に外付けされて弁内圧より高い圧力が導かれ ることにより、ランタンリングを不要にする。開閉窓は、透明部材によって気密 に閉鎖されており圧力容器内の目視観察を可能にする。
【0008】
【実施例】
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明する。 図1は本考案を自動調節弁に適用した場合の一実施例を示す要部断面図である 。なお、図中図2と同一構成部材のものに対しては同一符号をもって示し、その 説明を省略する。同図において、本実施例はグランドパッキン部内に加圧用ラン タンリングを配設する代わりに上蓋1の上端部に圧力容器21を固定し、これに よって上蓋1の弁軸挿通孔3の上端開口部を気密に閉鎖するように構成したもの である。上蓋1の上端部には小径部1Aと、段差部1Bとが設けられており、こ の小径部1Aに圧力容器21の下面中央に設けられたねじ孔22が螺合され、下 面がOリング23を介して段差部1B上に圧接されている。圧力容器21の上面 中央には挿通孔24を有する円筒部25が一体に突設されており、この円筒部2 5の外周面にヨーク4の下端に設けられた嵌合孔26が嵌合され、かつナット1 1によって圧力容器21上に固定されている。弁軸挿通孔3から上蓋1の上方に 突出する弁軸2の上端部は、圧力容器21の前記挿通孔24をOリング28を介 して貫通し、その上方に突出する突出端部が弁駆動装置(図示せず)に連結され ている。圧力容器21の周面適宜箇所には容器内部、特にパッキンフランジ8を 上蓋1の上方に固定しているボルト9およびナット10の外部からの視認を可能 にする開閉窓29が開設されており、この開閉窓29は透明ガラス30によって 気密に閉鎖されている。透明ガラス30はOリング31を介して開閉窓29に嵌 合され、押え板33によって押圧固定されている。抑え板33は、中央に透孔3 4を有し、不図示の止めねじによって圧力容器21の外周面に固定されている。 前記ナット10は、グランドパッキン5が劣化した場合、押え板33および透明 ガラス30が圧力容器21から取り外され開閉窓29からスパナ等の適宜な工具 が差し込まれることにより、外部から締め付け操作される。さらに、圧力容器2 1の底面適宜箇所には圧力導入口14が形成されており、この圧力導入口14か ら弁内圧P1 よりも高い圧力P2 の非危険流体が配管36を介して圧力源(図示 せず)より圧力容器21内に導かれている。配管36の途中には圧力調整弁37 と圧力計38が配設されている。 なお、その他の構成は従来装置と同様である。
【0009】 このような構成からなる自動調節弁においては圧力容器21内の圧力P2 が弁 内圧P1 より高く設定されているので、制御流体の弁軸挿通孔3からの外部漏洩 を確実に防止することができる。また、圧力容器21内の非危険流体は無害であ るから圧力容器21から外部に漏れたとしても何ら問題ない。また、ナット10 を圧力P2 より大きな力で締め付ける必要がなく、グランドパッキン5のヒステ リシスを減少させることができる。さらに、圧力容器21は開閉窓29を備えて いるので、圧力容器21内の様子からグランドパッキン5の劣化具合を目視やレ ーザ流速計による測定法によりチェックすることができる。さらに、圧力容器2 1内の圧力変動によりグランドパッキン5の劣化具合をチェックすることも可能 である。すなわち、圧力容器21内の圧力降下が早ければ、グランドパッキン5 の劣化が進行していると判断され、その場合は抑え板33および透明ガラス30 を取り外してスパナを開閉窓29から圧力容器21内に挿入し、ナット10を締 め付ければよい。
【0010】
【考案の効果】
以上説明したように本考案に係る弁装置は上蓋の上部に圧力容器を設置し、こ の容器の内部に弁内圧より高い圧力を導いて上蓋の弁軸挿通孔を封止するように 構成したので、グランドパッキン部からの制御流体の外部漏洩を確実に防止する ことができ、また加圧用ランタンリングを必要としないため、グランドパッキン 部の長さ(深さ)を短縮することができ、パッキン数を削減すると共に、パッキ ンのヒステリシスを減少させることができる。さらに、圧力容器は開閉窓を備え 、容器内部の視認を可能にしているため、グランドパッキンの劣化具合をチェッ クすることができる。特に、開閉窓を所要大きさ以上に形成しておけば、グラン ドパッキンが劣化した場合に開閉窓からスパナ等の工具を差し込んでパッキンフ ランジを上蓋に固定しているナットを締め付けることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を自動制御弁に適用した場合の一実施例
を示す要部断面図である。
【図2】弁装置の従来例を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 上蓋 2 弁軸 3 弁軸挿通孔 4 ヨーク 5 グランドパッキン 8 パッキンフランジ 9 ボルト 10 ナット 13 ランタンリング 14 圧力導入口 21 圧力容器 23,28 Oリング 24 挿通孔 29 開閉窓 30 透明ガラス

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁本体上部に設けられた上蓋上に圧力容
    器を配設して上蓋の弁軸挿通孔を気密に閉鎖し、前記弁
    軸挿通孔より上蓋上方に突出する弁軸をシール部材を介
    して前記圧力容器を貫通させ、前記圧力容器に開閉窓と
    圧力導入口を形成し、開閉窓を透明部材によって気密に
    閉鎖し、圧力導入口から圧力容器内に弁内圧より高い圧
    力を導くようにしたことを特徴とする弁装置。
JP1992057263U 1992-07-23 1992-07-23 弁装置 Expired - Lifetime JP2573645Y2 (ja)

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KR100421714B1 (ko) * 2001-09-26 2004-03-18 주식회사 에이스브이 압력평형수단을 갖는 심해구동밸브용 기어장치

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