JP2573645Y2 - 弁装置 - Google Patents

弁装置

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JP2573645Y2
JP2573645Y2 JP1992057263U JP5726392U JP2573645Y2 JP 2573645 Y2 JP2573645 Y2 JP 2573645Y2 JP 1992057263 U JP1992057263 U JP 1992057263U JP 5726392 U JP5726392 U JP 5726392U JP 2573645 Y2 JP2573645 Y2 JP 2573645Y2
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JP
Japan
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pressure
valve
pressure vessel
valve shaft
upper lid
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JP1992057263U
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Inventor
良之 奥津
茂弘 川合
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Azbil Corp
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Azbil Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、各種の制御流体の流量
制御を行なう弁装置、特に制御流体の漏洩を確実に防止
する弁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】弁軸を用いた弁装置にあっては、弁本体
の上面開口部を閉鎖する上蓋と弁軸との隙間をグランド
パッキンによって気密に封止し、制御流体の漏洩防止を
図っている。しかし、制御流体が塩素ガスや炭酸ガスの
ような有毒ガス、引火性ガス、原子力発電用冷却水など
の流体の場合は、その制御流体がグランドパッキンの劣
化に伴い外部に漏れると危険であるため、より一層安全
かつ確実な漏洩防止構造が要求される。そこで、従来は
実公昭59−18219号公報等に見られるように弁軸
にベローズを装着したり、あるいは弁軸のシール部に弁
内圧より高い圧力を加えて制御流体の外部漏洩を防止し
ていた。
【0003】図2は加圧方式を採用した自動調節弁の従
来例を示す上蓋部の断面図で、これを概略説明すると、
1は弁本体(図示せず)の上面開口部を閉鎖する上蓋、
2は弁軸で、この弁軸2は上蓋1の中心に形成された弁
軸挿通孔3を摺動自在に貫通して上端が上蓋1の上方に
突出し、ヨーク4を介して上蓋1上に設置された従来周
知の弁駆動装置(図示せず)によって上下動されるよう
に構成されている。5は弁軸挿通孔3と弁軸2との隙間
に複数段介在されたグランドパッキン、6はパッキンリ
ング、7はパッキンフォロア、8はパッキンフランジ
で、このパッキンフランジ8は複数個のボルト9および
ナット10を介して上蓋1の上方に固定されることによ
りパッキンフォロア7を押圧し、グランドパッキン5を
パッキンリング6に押し付けている。11はヨーク4を
上蓋1に固定するナット、12,13はグランドパッキ
ン5と共に前記弁軸挿通孔3と弁軸2との隙間に介在さ
れたランタンリングで、これらのリングに対応して上蓋
1の側面に圧力導入口14とグリス孔15が形成されて
いる。ランタンリング12,13は筒状体に形成され
て、両端開口部に外フランジ12a,13aと内フラン
ジ12b,13bが設けられ、また周面には内外を連通
させる小孔12c,13cがそれぞれ形成されている。
圧力導入口14は、前記弁軸挿通孔3と連通し、弁本体
内の内圧P1より高い圧力P2 の非危険流体(例:水、
不活性ガス等)を前記ランタンリング12の外周面と弁
軸挿通孔3との隙間およびランタンリング12の内周面
と弁軸2との隙間に導くことにより、前記グランドパッ
キン5と共に弁軸挿通孔3からの制御流体の漏洩を防止
している。グリス孔14には弁軸2の円滑な摺動性を確
保するためグリスが充填され、不図示のキャップによっ
て気密に閉鎖されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の弁装置においては、ランタンリング12部に
弁内圧P1 より高い圧力P2 を封入しているので、ラン
タンリング12より上方のグランドパッキン5を圧力P
2 より大きな押圧力で締め付けなければならず、そのた
めグランドパッキン5のヒステリシスが増加するという
問題があった。また、グランドパッキンにグリスが必要
な場合は、ランタンリングが2つ必要で、グランドパッ
キン部が深くなり、それに伴いグランドパッキン5の数
が増加すると弁軸2のフリクションが増大するという問
題もあった。
【0005】本考案は上記したような従来の問題点に鑑
みてなされたもので、その目的とするところは、ランタ
ンリングを必要とせず制御流体の外部漏洩を確実に防止
することができ、またグランドパッキン部の劣化を外部
からチェックすることができるようにした弁装置を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本考案は、弁本体上部に設けられた上蓋上に圧力容器を
配設して上蓋の弁軸挿通孔を気密に閉鎖し、前記弁軸挿
通孔より上蓋上方に突出する弁軸をシール部材を介して
前記圧力容器を貫通させ、前記圧力容器に開閉窓と圧力
導入口を形成し、開閉窓を透明部材によって気密に閉鎖
し、圧力導入口から圧力容器内に弁内圧より高い圧力を
導くようにしたものである。
【0007】
【作用】本考案において、圧力容器は上蓋に外付けされ
て弁内圧より高い圧力が導かれることにより、ランタン
リングを不要にする。開閉窓は、透明部材によって気密
に閉鎖されており圧力容器内の目視観察を可能にする。
【0008】
【実施例】以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。図1は本考案を自動調節弁に適用した
場合の一実施例を示す要部断面図である。なお、図中図
2と同一構成部材のものに対しては同一符号をもって示
し、その説明を省略する。同図において、本実施例はグ
ランドパッキン部内に加圧用ランタンリングを配設する
代わりに上蓋1の上端部に圧力容器21を固定し、これ
によって上蓋1の弁軸挿通孔3の上端開口部を気密に閉
鎖するように構成したものである。上蓋1の上端部には
小径部1Aと、段差部1Bとが設けられており、この小
径部1Aに圧力容器21の下面中央に設けられたねじ孔
22が螺合され、下面がOリング23を介して段差部1
B上に圧接されている。圧力容器21の上面中央には挿
通孔24を有する円筒部25が一体に突設されており、
この円筒部25の外周面にヨーク4の下端に設けられた
嵌合孔26が嵌合され、かつナット11によって圧力容
器21上に固定されている。弁軸挿通孔3から上蓋1の
上方に突出する弁軸2の上端部は、圧力容器21の前記
挿通孔24をOリング28を介して貫通し、その上方に
突出する突出端部が弁駆動装置(図示せず)に連結され
ている。圧力容器21の周面適宜箇所には容器内部、特
にパッキンフランジ8を上蓋1の上方に固定しているボ
ルト9およびナット10の外部からの視認を可能にする
開閉窓29が開設されており、この開閉窓29は透明ガ
ラス30によって気密に閉鎖されている。透明ガラス3
0はOリング31を介して開閉窓29に嵌合され、押え
板33によって押圧固定されている。抑え板33は、中
央に透孔34を有し、不図示の止めねじによって圧力容
器21の外周面に固定されている。前記ナット10は、
グランドパッキン5が劣化した場合、押え板33および
透明ガラス30が圧力容器21から取り外され開閉窓2
9からスパナ等の適宜な工具が差し込まれることによ
り、外部から締め付け操作される。さらに、圧力容器2
1の底面適宜箇所には圧力導入口14が形成されてお
り、この圧力導入口14から弁内圧P1 よりも高い圧力
P2 の非危険流体が配管36を介して圧力源(図示せ
ず)より圧力容器21内に導かれている。配管36の途
中には圧力調整弁37と圧力計38が配設されている。
なお、その他の構成は従来装置と同様である。
【0009】このような構成からなる自動調節弁におい
ては圧力容器21内の圧力P2 が弁内圧P1 より高く設
定されているので、制御流体の弁軸挿通孔3からの外部
漏洩を確実に防止することができる。また、圧力容器2
1内の非危険流体は無害であるから圧力容器21から外
部に漏れたとしても何ら問題ない。また、ナット10を
圧力P2 より大きな力で締め付ける必要がなく、グラン
ドパッキン5のヒステリシスを減少させることができ
る。さらに、圧力容器21は開閉窓29を備えているの
で、圧力容器21内の様子からグランドパッキン5の劣
化具合を目視やレーザ流速計による測定法によりチェッ
クすることができる。さらに、圧力容器21内の圧力変
動によりグランドパッキン5の劣化具合をチェックする
ことも可能である。すなわち、圧力容器21内の圧力降
下が早ければ、グランドパッキン5の劣化が進行してい
ると判断され、その場合は抑え板33および透明ガラス
30を取り外してスパナを開閉窓29から圧力容器21
内に挿入し、ナット10を締め付ければよい。
【0010】
【考案の効果】以上説明したように本考案に係る弁装置
は上蓋の上部に圧力容器を設置し、この容器の内部に弁
内圧より高い圧力を導いて上蓋の弁軸挿通孔を封止する
ように構成したので、グランドパッキン部からの制御流
体の外部漏洩を確実に防止することができ、また加圧用
ランタンリングを必要としないため、グランドパッキン
部の長さ(深さ)を短縮することができ、パッキン数を
削減すると共に、パッキンのヒステリシスを減少させる
ことができる。さらに、圧力容器は開閉窓を備え、容器
内部の視認を可能にしているため、グランドパッキンの
劣化具合をチェックすることができる。特に、開閉窓を
所要大きさ以上に形成しておけば、グランドパッキンが
劣化した場合に開閉窓からスパナ等の工具を差し込んで
パッキンフランジを上蓋に固定しているナットを締め付
けることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を自動制御弁に適用した場合の一実施例
を示す要部断面図である。
【図2】弁装置の従来例を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 上蓋 2 弁軸 3 弁軸挿通孔 4 ヨーク 5 グランドパッキン 8 パッキンフランジ 9 ボルト 10 ナット 13 ランタンリング 14 圧力導入口 21 圧力容器 23,28 Oリング 24 挿通孔 29 開閉窓 30 透明ガラス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16K 39/00 - 51/02

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁本体上部に設けられた上蓋上に圧力容
    器を配設して上蓋の弁軸挿通孔を気密に閉鎖し、前記弁
    軸挿通孔より上蓋上方に突出する弁軸をシール部材を介
    して前記圧力容器を貫通させ、前記圧力容器に開閉窓と
    圧力導入口を形成し、開閉窓を透明部材によって気密に
    閉鎖し、圧力導入口から圧力容器内に弁内圧より高い圧
    力を導くようにしたことを特徴とする弁装置。
JP1992057263U 1992-07-23 1992-07-23 弁装置 Expired - Lifetime JP2573645Y2 (ja)

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JPH0614657U JPH0614657U (ja) 1994-02-25
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015111037A (ja) * 2015-01-15 2015-06-18 三菱電機株式会社 加熱調理器

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