JPH0614630B2 - セルコ−ルブイの呼び出し方法および装置 - Google Patents

セルコ−ルブイの呼び出し方法および装置

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JPH0614630B2
JPH0614630B2 JP61082676A JP8267686A JPH0614630B2 JP H0614630 B2 JPH0614630 B2 JP H0614630B2 JP 61082676 A JP61082676 A JP 61082676A JP 8267686 A JP8267686 A JP 8267686A JP H0614630 B2 JPH0614630 B2 JP H0614630B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は海洋漁業に使用されるセルコールブイの呼び出
し方法およびその呼び出し方法を実施するための装置に
関するものである。
(従来の技術) 海洋漁業では、最初の出航で流し網,延縄なとの漁獲用
具を海中に張って一旦帰航し、時機を見計らって再び出
航し、張っておいた漁獲用具を引揚げることにより漁獲
するという漁法を採ることがある。この場合、漁獲用具
を海中に放置しておくことから、この漁獲用具が海流に
流され前回の出航で張った場所とは違う場所に移動して
いることが多く、しかも広い海の中からこれを探し出す
必要があるため、セルコールブイが利用されている。
このセルコールブイは、船舶側に設置された呼出装置か
ら送信された所定周波数の呼出電波を受信して、その呼
出電波が自己の呼出電波であることを確認したときに応
答電波を送信するものである。船舶側にて専用の呼出装
置より呼出電波を送信すると、セルコールブイからこの
呼出電波に対する応答電波が返ってくる。この応答電波
を方向探知機により受けてその送信地を測定し、セルコ
ールブイの存在する方向を知って、その方向に航路を取
ることにより、セルコールブイのつながれた漁獲用具を
探し出すことができるというものである。
第6図乃至第8図は、その従来例を示すものであって、
以下この図に基いて従来例を説明する。
第6図において、1は船舶側に設置する呼出装置、2は
セルコールブイ、3は方向探知機、4〜6はそれらのア
ンテナであり、呼出装置1によりアンテナ4を介して所
定の符号を表わす呼出電波7が送信され、この呼出電波
7がセルコールブイ2によりアンテナ5を介して受信さ
れると、このセルコールブイ2により、この呼出電波7
の表わす符号が前記所定の符号であることが確認される
と応答電波8がアンテナ5を介して送信され、この応答
電波8が方向探知機3によりアンテナ6を介して受信さ
れるようになっている。
呼出装置1は呼出番号発生装置9と送信装置10とから
なっている。呼出番号発生装置9は各ブイに専用で、各
ブイごとに異ならせる所定周波数の番号情報を表わした
呼出番号情報信号11を発生するものであり、呼出番号
情報信号11の表わす具体的内容は例えば『1234』の如
き4桁の数字情報などであって、この呼出番号情報信号
11は送信装置10に入力されるようになっている。こ
の送信装置10は呼出番号情報信号11を受けると、そ
の各数字情報を予めこれに対応付けられている周波数情
報に変換し、この周波数情報を組合せたものを表わす電
波を呼出電波7として発信するものである。呼出番号情
報の各数字情報と周波数情報との対応付けは、例えば50
2.5Hzが数字情報「1」、532.5Hzが数字情報「2」、56
2.5Hzが数字情報「3」、592.5Hzが数字情報「4」をそ
れぞれ表わすという具合になされるものである。
セルコールブイ2は送受信切替スイッチ12と受信装置
13と識別装置14と送信装置15とから構成されてい
る。送受信切替スイッチ12はアンテナ5で送信と受信
との両方を交互に行なえるようにするためのもので、常
時受信側に設定され、送信時のみ送信側に切り替えられ
て送信終了後に受信側に戻る。アンテナ5に入った呼出
電波7は送受信切替スイッチ12を通されて受信装置1
3により受信され、かつ該受信装置13の検波により呼
出番号情報信号11が取出されるようになっている。こ
の呼出番号情報信号11は識別装置14に入力されるよ
うになっており、この識別装置14は呼出番号情報信号
11を受けると、これの持つ呼出番号情報が前記所定の
番号情報であるか否かを識別し、所定の番号情報である
との識別時のみスイッチ切替信号16および送信指令信
号17を出力するものである。スイッチ切替信号16は
送受信切替スイッチ12に入力され、該送受信切替スイ
ッチ12が送信側に切替えられるようになっている。送
信指令信号17は送信装置15に入力されるようになっ
ており、この送信指令信号17が送信装置15に入力さ
れると、この送信装置15によって応答電波8が送信さ
れるようになっているものである。
識別装置14は呼出番号情報信号11が4桁の数字情報
の場合、第7図で示すように、直列に接続された第1フ
ィルタ21、第1整流回路22、第1ゲート回路23
と、第2フィルタ24、第2整流回路25,第2ゲート
回路26と、第3フィルタ27、第3整流回路28、第
3ゲート回路29と、第4フィルタ30および第4整流
回路31とからなり、第1フィルタ21の入力側と第1
ゲート23の入力側、第2ゲート26の入力側、および
第3ゲート29の入力側を接続し、さらに第1ゲート2
3と第2フィルタ24、第2ゲート26と第3フィルタ
27、および第3ゲート29と第4フィルタ30とを接
続して回路を形成する。
このセルコールブイ2に、第8図で示すように、船舶側
から送信された呼出電波Aが受信されると、受信部13
で検波して波形Bを識別装置14へ出力する。識別装置
14では、まず第1フィルタ21により数字情報「1」
で規定された周波数(502.5Hz)の電波のみ通し、
波形aを第1整流回路22へ出力する。波形aは第1整
流回路22により矩形波bに成形して第1ゲートへパル
ス信号として出力すると通常OFF状態の第1ゲート回路
23がON状態に切り換わる。第1ゲート回路23がO
N状態になると数字情報「2」で規定された周波数
(532.5Hz)の電波が第2フィルタ24を通り、波形C
を第2整流回路25へ出力する。同様にして第2整流回
路25より波形dを第2ゲート回路26へ出力して第2
ゲート回路をON状態にし、数字情報「3」で規定され
た周波数(562.5Hz)の電波が第3フィルタ27を
通過できるようにし、通過した波形Cを第3整流回路2
8で波形fに成形して第3ゲート回路29へ出力して第
3ゲート回路29をON状態にし、数字情報「4」で規
定された周波数(592.5Hz)の電波が第4フィルタ
30を通過できるようにし、通過した波形gを第4整流
回路31で波形hに成形して送信装置15および送受信
切換スイッチ12へ出力する。波形hのパルス信号が送
信装置15へ入力されると、送信装置15では応答信号
を送出する。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、従来のセルコールブイシステムにおいて
は、船舶側にて呼出をかけたにもかかわらず応答が返っ
てこないといったことがないように応答電波8を送信す
る時以外は送受信切替スイッチ12を常時受信側に設定
しておくようにしており、かつ通信に使用可能な周波数
帯が法律により制限されているため、一回呼び出すだけ
でセルコールブイが応答し、呼出電波の周波数が容易に
分り、通信状況が他船に傍受され易く、傍受した他船に
よりセルコールブイの交信が行なわれて、セルコールブ
イが設けられた漁獲用具の位置が探知され、漁獲用具に
かかった獲物を先に他船によって漁獲されてしまうとい
う虞れがあった。
本発明は、この従来技術の有する問題点に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、呼出電波を傍受さ
れたとしても他船によるセルコールブイとの交信が極め
て困難になるようにしたセルコールブイの呼び出し方法
および装置を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、上記問題点を解決するための手段として、セ
ルコールブイの呼び出し方法を構成するにあたり、セル
コールブイに固有な複数桁の数字情報の組合せからなる
呼出信号の電波を予め設定された任意の呼出回数分の受
信後、任意の休止時間経過に基いて任意の再呼出回数分
の受信し、該受信から任意の呼出起動間隔時間をおいて
応答信号を前記セルコールブイ側から送信し、該送信か
ら任意の1回呼出可能時間の経過までの受信に対応して
前記セルコールブイ側から応答信号が送信されるように
したものである。
本発明はまた上記呼び出し方法を実施するための装置と
して、呼出信号の電波を受信する受信装置および該受信
に応じて応答信号の電波を送信する応答送信装置を備え
該応答送信装置および受信装置のいずれかを動作可能に
切り替えるセルコールブイと、前記呼出信号の電波を送
信する呼出送信装置と該送信に基く前記セルコールブイ
からの応答信号の受信に基いて前記セルコールブイの方
向を探知する方向探知器を有する呼出装置とからなるセ
ルコールブイの呼び出し装置において、前記セルコール
ブイに固有な複数桁の数字情報の組合せを発生するため
の呼出番号発生装置を前記呼出送信装置に接続し、受信
装置の出力側に前記数字情報の組合せを選択する呼出信
号選択装置を接続し、該呼出信号選択装置の出力側に前
記呼出信号の受信回数および該受信回数とは異なる再呼
出回数を任意に設定するためのスイッチを設けた呼出回
数選択装置を接続し、前記呼出信号の前記受信回数分の
受信終了から前記再呼出回数の計数開始までに要する休
止時間、前記再呼出回数の計数終了から前記応答信号の
送信までに要する呼出起動間隔時間および該呼出起動間
隔時間の経過に基いて計測される1回呼出可能時間を任
意に設定するためのスイッチを設けたタイマー装置を前
記呼出回数選択装置の出力側に接続し、前記タイマー装
置の出力側には通常時には受信装置を動作せしめ少なく
とも前記呼出起動間隔時間の計測終了時および1回呼出
可能時間の計測中における前記呼出信号の受信に基いて
応答送信装置を動作せしめる送受信切換スイッチを設け
たセルコールブイの呼出装置を構成したものである。
(作用) 本発明は、上記構成により呼出送信装置が呼出番号発生
装置で発生させた複数桁の数字情報の組合せに相当する
呼出信号の電波を発生させると、受信装置は、送受信切
換スイッチが通常時に受信装置を動作せしめるので、真
の呼出送信装置からの呼出信号であるか否かすなわち呼
出信号の真贋を呼出信号選択装置により、その受信と同
時に複数桁の数字情報の組合せに基いて即座に判定し、
真でなければセルコールブイ側は応答しない。
さらに呼出回数選択装置はスイッチで任意設定された受
信回数および再呼出回数の設定値と実測値とを比較し、
一致すれば真とされて再呼出回数は計数され、一致しな
ければ真でないとされてセルコールブイ側は応答しな
い。
また呼出信号の受信回数分の受信終了時からスイッチで
任意設定された休止時間をタイマー装置によって計測終
了させるまで、再呼出回数は呼出回数選択装置によって
計数されず、休止時間の計測終了から初めて再呼出回数
が計数されるため、休止時間計測中、呼出信号が受信さ
れても、呼出回数選択装置は受信回数を計数せず、真の
呼出信号ではないと判定される。
つづいて呼出回数選択装置は、休止時間の計測終了後、
再呼出信号の受信回数を計数して設定値と一致していれ
ば真を判定するが、一致していなければ真でないと判定
してセルコールブイ側は応答しない。
再呼出信号の受信回数に基き真の呼出信号が判定される
と、スイッチで任意設定された呼出起動間隔時間がタイ
マー装置により計測され、計測終了時に送受信切換スイ
ッチが応答送信装置を動作せしめるので、応答信号がセ
ルコールブイ側から呼出装置に向かって送信され、これ
によりセルコールブイ側で真の呼出信号が複数段階にわ
たって判定される。
上記呼出信号の真の判定と同時にタイマー装置はスイッ
チで任意設定された1回呼出可能時間の計測を開始して
おり、この計測中には送受信切換スイッチが呼出信号の
受信に基いて応答送信装置を動作せしめ、呼出信号の受
信に対応して応答信号がセルコールブイ側から呼出装置
に向かって送信されるため、1回呼出可能時間の計測
中、呼出装置側からの1回毎の呼出信号の発進に対し、
即座に応答信号がセルコールブイ側から呼出装置に向か
って送信される。
(実施例) 以下、本発明の図示例を説明する。
セルコールブイ2の識別装置14には、第1図で示すよ
うに、受信した呼出信号の選択を行なう部分とともに、
呼出回数の選択を行なう部分と、呼出信号間の時間間隔
を識別する部分を設けて、呼出の回数と時間間隔を加味
してパターン化した呼出方法を実施できるようにしたも
のである。
受信装置11の出力側には従来の識別装置に相当する機
能を有する呼出信号選択装置51の入力側を接続し、呼
出信号選択装置51の出力側には第1ANDゲート52お
よび第2ANDゲート53の入力側を並列に接続し、第1A
NDゲート52の出力側には呼出回数選択装置54の入力
側を接続し、呼出回数選択装置54の出力側には最初の
呼び出し回数設定用のスイッチSW1と再呼び出し回数設
定用のスイッチSW3とを並列に設け、スイッチSW1とスイ
ッチSW3の出力側を各呼出信号間の時間間隔を識別する
タイマー装置55の入力側を接続する。またタイマー装
置55の入力側には水晶発振器を内臓したクロック56
の出力側を接続する。タイマー装置55の出力側には、
呼出信号の休止時間設定用のスイッチSW2と、送信立ち
上がり時間設定用のスイッチSW4と、一回呼出可能時間
設定用のスイッチSW5とを設け、スイッチSW2、スイッチ
SW4、およびスイッチSW5のそれぞれの出力側を制御装置
57の入力側へ接続する。スイッチSW4の出力側は制御
装置57の他に送受信切替スイッチ12の入力側と送信
装置15のそれぞれの入力側を接続させる。制御装置5
7の入力側には呼出回数選択装置54の出力側に設けた
スイッチSW1とスイッチSW3との出力側をも接続させ、制
御装置57の出力側をタイマー部55の入力側と第1AN
Dゲート52および第2ANDゲート53のそれぞれの入力
側とに接続させる。第2ANDゲート53の出力側には送
受信切替スイッチ12と送信装置15のそれぞれの入力
側を接続させる。
このような回路を、第2図乃至第4図で示すように、プ
リント基板61,62に形成させて筐体蓋63へスイッチS
W1,SW2,SW3,SW4、およびSW5が外方へ
向くように取り付け、スイッチSW1に対して設定した
最初の呼出回数N1に対応するスイッチ操作を行ない、ス
イッチSW3に対して設定した再呼出回数N2に対応する
スイッチ操作を行ない、さらにスイッチSW2に対して
設定した休止時間T1に対応するスイッチ操作を行ない、
スイッチSW4に対して設定した送信立上り時間T2に対
応するスイッチ操作を行ない、スイッチSW5に対して
設定した一回呼出可能時間T3に対応するスイッチ操作を
行なった後、筐体蓋63を筐体(図示せず)に取り付
け、ボルト64を締め込んで、回路収納部(図示せず)
を密閉する。回路密閉後には筐体蓋の外面側に設けた電
源用外部スイッチ65を操作することにより、輸送、通
信等に必要な電源の通電、停電を行なって使用する。海
上に浮遊させて使用した場合に設定した値を変更するに
は海上、陸上を問わず、ボルト64を緩めて筐体蓋63
を外し、上記スイッチ操作を行なって各スイッチSW
1,SW2,SW3,SW4、およびSW5の設定値を
変更するだけで良い。
セルコールブイを海上に浮遊させて使用する場合には、
例えば最初の呼び出し回数N1を2回、休止時間T1を3
分、再呼び出し回数N2を3回、送信立ち上がり時間T2
1分、一回呼出可能時間T3を10分と設定すると、第5
図で示すように、複数桁の数字情報、たとえば4桁の
『1234』で規定された周波数
呼出信号が、船舶側から最初に2回、3分休止してから
3回転発信され、送信立ち上がり時間1分を経過した
後、一回呼出可能時間内に少なくとも1回発信されると
波形Cで示すようにセルコールブイ側で受信される。こ
の信号がそのセルコールブイで設定された固有な複数桁
の数字情報の組合せからなる呼出信号であれば呼出信号
選択装置51から出力波形iで示されるパルス信号が出
力される。なお上述した複数桁の数字情報の組合せを任
意に変更しても、これらは周波数が変更されるだけなの
で、一回あたりの呼出信号の発信時間は複数桁の数字情
報の組合せに依存せず、一定である。制御装置57から
第1ANDゲート52へ出力される信号は通常高位(hig
h)で出力波形Oにより出力されており、第1ANDゲート
52をON状態にしているため、第1ANDゲート52か
らの出力信号を呼出回数選択装置54へ入力させる。ス
イッチSW1の設定回数が2回にしてあるため、出力波
形iの2回目のパルス信号によりスイッチSW1からタ
イマー部55および制御装置57へ出力波形jで示され
るパルス信号が出力される。出力波形jのパルス信号を
受けてタイマー装置55は作動し、制御装置57は出力
波形Oを低位(low)に変化させ、第1ANDゲート52を
OFF状態にする。
タイマー装置55はスイッチSW1から出力波形jのパル
ス信号を受けてからスイッチSW2で設定した休止時間
T1=3分経過後にスイッチSW2から制御装置57へ出
力波形Kで示されるパルス信号が出力され、この信号を
受けた制御装置57は出力波形Oを高位(high)に変化
させて第1ANDゲート52をON状態に戻す。
第1ANDゲート52がON状態に変化してから、船舶側
からの呼出信号が3回受信されると、スイッチSW3で
設定された再呼び出し回数N2=3回に達し、スイッチS
W3からタイマー装置55および制御装置57へ出力波
形lで示されるパルス信号が出力される。出力波形lの
パルス信号を受けてタイマー装置55は作動し、制御装
置57は出力波形Oを再度低位(low)に変化させて第
1ANDゲート52をOFF状態にする。
タイマー装置55はスイッチSW4で設定された送信立
ち上がり時間T2=1分が経過した後に、スイッチSW4
から送受信切替スイッチ12、送信装置15、および制
御装置57へ出力波形mで示されるパルス信号を出力す
る。この信号を受けた送受信切替スイッチ12は送信状
態に切り替え、送信装置15は送信波形rの応答信号を
出力し、制御装置57は第2ANDゲート53への出力波
形Pを高位(high)に変化させて第2ANDゲート53を
ON状態にするとともに、タイマー装置55へ一回呼出
可能時間の基準信号として出力波形mのパルス信号を入
力する。タイマー装置55では制御装置57から基準信
号を受信すると、スイッチSW5で設定した一回呼出可
能時間T3=10分が経過した後、スイッチSW5から制
御装置57へ出力波形nで示されるパルス信号を出力
し、第1ANDゲート52の出力波形Oを高位(high)に
し、第2ANDゲート53の出力波形Pを低位(low)にし
て、各ゲートを初期状態に戻す。
一回呼出可能時間内では、1ANDゲート52がOFF状態
で、第2ANDゲート53がON状態になっていることに
より、船舶側から呼出信号C1が発信されて、その信号を
受信し、呼出信号選択装置51より出力波形iのi1で示
されるパルス信号が出力されると、第2のANDゲート5
3より出力波形qで示されるパルス信号が出力され、送
受信切替スイッチ12および送信装置15へ入力され、
送信装置15より応答信号が発信される。
一回呼出可能時間を過ぎてから船舶側より呼出信号が発
信された場合には、その信号を受信し、呼出信号選択装
置51よりi2で示されるパルス信号が出力されても、第
2ANDゲート53がOFF状態になっているため、第2AND
ゲート出力側から信号が出ず、出力波形qのi2に対応す
る位置にはパルス信号の立ち上がりが示されない。
このように本実施例では、対象となるセルコールブイに
対して与えられた数桁の数字情報で規定された周波数の
呼出信号と、最初の呼び出し回数N1、休止時間T1、再呼
び出し回数N2、送信立ち上がり時間か2、および一回呼
出可能時間T3をスイッチSW1,SW2,SW3,SW
4、およびSW5によって設定した値が、船舶側から発
信された呼出信号とその呼出信号の発信方法とに一致し
た場合にのみ、設定された一回呼出可能時間内に応答で
きるようになり、他船による傍受、解読が難しくなり、
漁獲用具にかかった獲物を他船によって先取りされるこ
とを防止できる。また、他船により傍受、解読された場
合でも、各スイッチの設定を変更して使用することによ
り傍受、解読された呼出信号と発信方法を用いて再度セ
ルコールブイの位置を探し出すことができなくなり、損
失漁獲量を最小に抑えることができる。
また、一回呼出可能時間T3が設定できるために、セルコ
ールブイに近づいた場合に、船舶からの発信に対するセ
ルコールブイの応答が従来の方法のように一回毎に返信
されるようになり、短時間でセルコールブイを見付ける
ことができ、セルコールブイの探索を効率良く行うこと
ができる。
(発明の効果) 以上のように本発明は、セルコールブイの呼び出し方法
をセルコールブイに固有の呼出信号が設定された呼出回
数および設定された休止時間後の設定された再呼出回数
を受信した後にセルコールブイ側からの応答信号が発信
できるようにし、その呼び出し方法を実施するための装
置に複数個のスイッチを設けた呼出回数選択装置および
複数個のスイッチを設けたタイマー装置を設けたことに
より、セルコールブイに固有の呼出信号が傍受、解読さ
れたとしても、呼出信号の真贋が複数段階で、しかも複
数桁の数字情報の組合せ、呼出回数および時間計測から
なる互いに異なる概念の比較の組合せに基いて判定され
るので、スイッチ操作により設定された呼出回数、休止
時間、および再呼出回数が分らない限りセルコールブイ
との交信ができず、漁獲用具にかかった獲物を他船に先
取りされることが防止できる。また、他船により傍受、
解読された場合でも各スイッチの設定を変更して使用す
ることにより傍受、解読された呼出信号と呼出方法によ
ってはセルコールブイとの再交信ができず、セルコール
ブイの位置を繰り返し探し出すことができなくなり、損
失漁獲量を最小に抑えることができる。
また呼出信号の真の判定と同時にタイマー装置はスイッ
チで任意設定された1回呼出可能時間の計測を開始して
おり、この計測中には送受信切換スイッチが呼出信号の
受信に基いて応答送信装置を動作せしめ、呼出信号の受
信に対応して応答信号がセルコールブイ側から呼出装置
に向かって送信されるため、呼出装置側からの1回毎の
呼出信号の発信に対し、即座に応答信号がセルコールブ
イ側から呼出装置に向かって送信されるので、セルコー
ルブイを方向探知器によって容易に探知でき、作業時間
を短縮するとともに作業性を向上させる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるセルコールブイの識別装置部分を
示すブロックダイヤグラム、 第2図は本発明によるセルコールブイの各部品を取り付
けたプリント基板を示す平面図、 第3図は本発明によるセルコールブイの電気部品を取り
付けた筐体蓋を示す側面図、 第4図は本発明によるセルコールブイの筐体蓋を示す平
面図、 第5図は本発明によるセルコールブイの要部動作を示す
タイムチャート、 第6図は従来のセルコールブイを示すブロックダイヤグ
ラム、 第7図は従来のセルコールブイの識別装置を示すブロッ
クダイヤグラム、 第8図は従来のセルコールブイの動作を示すタイムチャ
ート。 2……セルコールブイ 12……送受信切替スイッチ 13……受信装置、15……送信装置 51……呼出信号選択装置 52……第1ANDゲート 53……第2ANDゲート 54……呼出回数選択装置 55……タイマー装置、56……クロック装置 57……制御装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】セルコールブイに固有な複数桁の数字情報
    の組合せからなる呼出信号の電波を予め設定された任意
    の呼出回数分の受信後、任意の休止時間経過に基いて任
    意の再呼出回数分の受信し、該受信から任意の呼出起動
    間隔時間をおいて応答信号を前記セルコールブイ側から
    送信し、該送信から任意の1回呼出可能時間の経過まで
    の受信に対応して前記セルコールブイ側から応答信号が
    送信されることを特徴とするセルコールブイの呼び出し
    方法。
  2. 【請求項2】呼出信号の電波を受信する受信装置および
    該受信に応じて応答信号の電波を送信する応答送信装置
    を備え該応答送信装置および受信装置のいずれかを動作
    可能に切り替えるセルコールブイと、前記呼出信号の電
    波を送信する呼出送信装置および該送信に基く前記セル
    コールブイからの応答信号の受信に基いて前記セルコー
    ルブイの方向を探知する方向探知器を有する呼出装置と
    からなるセルコールブイの呼び出し装置において、 前記セルコールブイに固有な複数桁の数字情報の組合せ
    を発生するための呼出番号発生装置を前記呼出送信装置
    に接続し、 受信装置の出力側に前記数字情報の組合せを選択する呼
    出信号選択装置を接続し、 該呼出信号選択装置の出力側に前記呼出信号の受信回数
    および該受信回数とは異なる再呼出回数を任意に設定す
    るためのスイッチを設けた呼出回数選択装置を接続し、 前記呼出信号の前記受信回数分の受信終了から前記再呼
    出回数の計数開始までに要する休止時間、前記再呼出回
    数の計数終了から前記応答信号の送信までに要する呼出
    起動間隔時間および該呼出起動間隔時間の経過に基いて
    計測される1回呼出可能時間を任意に設定するためのス
    イッチを設けたタイマー装置を前記呼出回数選択装置の
    出力側に接続し、 前記タイマー装置の出力側には通常時には受信装置を動
    作せしめ少なくとも前記呼出起動間隔時間の計測終了時
    および1回呼出可能時間の計測中における前記呼出信号
    の受信に基いて応答送信装置を動作せしめる送受信切換
    スイッチを設けたことを特徴とするセルコールブイの呼
    び出し装置。
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