JPH0614519B2 - プラズマ処理の制御方法 - Google Patents
プラズマ処理の制御方法Info
- Publication number
- JPH0614519B2 JPH0614519B2 JP4907384A JP4907384A JPH0614519B2 JP H0614519 B2 JPH0614519 B2 JP H0614519B2 JP 4907384 A JP4907384 A JP 4907384A JP 4907384 A JP4907384 A JP 4907384A JP H0614519 B2 JPH0614519 B2 JP H0614519B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- etching
- plasma
- ion
- gas
- atoms
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 18
- 238000005530 etching Methods 0.000 claims description 65
- 239000002245 particle Substances 0.000 claims description 29
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims description 15
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 claims description 12
- 230000004907 flux Effects 0.000 claims description 10
- 239000000203 mixture Substances 0.000 claims description 4
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 claims description 3
- 238000010884 ion-beam technique Methods 0.000 claims description 2
- 150000002500 ions Chemical class 0.000 description 26
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 18
- 239000000463 material Substances 0.000 description 10
- 125000001153 fluoro group Chemical group F* 0.000 description 9
- 125000004429 atom Chemical group 0.000 description 8
- 230000002195 synergetic effect Effects 0.000 description 6
- 238000000354 decomposition reaction Methods 0.000 description 4
- 238000001020 plasma etching Methods 0.000 description 4
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 description 3
- 150000001875 compounds Chemical class 0.000 description 3
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 3
- 238000005457 optimization Methods 0.000 description 3
- 125000004432 carbon atom Chemical group C* 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000001312 dry etching Methods 0.000 description 2
- 229910052736 halogen Inorganic materials 0.000 description 2
- 150000002367 halogens Chemical class 0.000 description 2
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 2
- 229910018182 Al—Cu Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910018507 Al—Ni Inorganic materials 0.000 description 1
- VEXZGXHMUGYJMC-UHFFFAOYSA-M Chloride anion Chemical compound [Cl-] VEXZGXHMUGYJMC-UHFFFAOYSA-M 0.000 description 1
- 229910017758 Cu-Si Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910017931 Cu—Si Inorganic materials 0.000 description 1
- UFHFLCQGNIYNRP-UHFFFAOYSA-N Hydrogen Chemical compound [H][H] UFHFLCQGNIYNRP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910003902 SiCl 4 Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910004298 SiO 2 Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910008938 W—Si Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 1
- 150000001768 cations Chemical class 0.000 description 1
- 238000004590 computer program Methods 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000000151 deposition Methods 0.000 description 1
- 230000008021 deposition Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000000295 emission spectrum Methods 0.000 description 1
- 229910052739 hydrogen Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000001257 hydrogen Substances 0.000 description 1
- 239000012212 insulator Substances 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910052750 molybdenum Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000004544 sputter deposition Methods 0.000 description 1
- 229910052721 tungsten Inorganic materials 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L21/00—Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
- H01L21/02—Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
- H01L21/04—Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having potential barriers, e.g. a PN junction, depletion layer or carrier concentration layer
- H01L21/18—Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having potential barriers, e.g. a PN junction, depletion layer or carrier concentration layer the devices having semiconductor bodies comprising elements of Group IV of the Periodic Table or AIIIBV compounds with or without impurities, e.g. doping materials
- H01L21/30—Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26
- H01L21/302—Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26 to change their surface-physical characteristics or shape, e.g. etching, polishing, cutting
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Computer Hardware Design (AREA)
- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- ing And Chemical Polishing (AREA)
- Drying Of Semiconductors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、プラズマ処理の制御方法に係り、特にエツチ
ング終点の決定とエツチング条件の最適化に好適なエツ
チング特性の決定方法とこれを用いたプロセスの制御方
法に関する。
ング終点の決定とエツチング条件の最適化に好適なエツ
チング特性の決定方法とこれを用いたプロセスの制御方
法に関する。
従来のドライエツチング特性の制御方法は、エツチング
の終点をプラズマ発光スペクトルの測定などにより検出
し、エツチング速度の均一性やエツチング後の形状や選
択比(材料間のエツチング速度比)についてはあらかじ
め行なつた同種の実験結果をもとに推察していたので、
個々の素材についてプロセスの最適化に極めて長い期間
と実験が必要となる欠点があつた。
の終点をプラズマ発光スペクトルの測定などにより検出
し、エツチング速度の均一性やエツチング後の形状や選
択比(材料間のエツチング速度比)についてはあらかじ
め行なつた同種の実験結果をもとに推察していたので、
個々の素材についてプロセスの最適化に極めて長い期間
と実験が必要となる欠点があつた。
本発明の目的はガス圧力や入力電力、ガスの種類などと
いつたプラズマ処理のパラメータによるエツチング速度
や形状,選択比等の変化を、実際の実験を行なわずに算
出する方法を提供し、かつこの決定方法を用いてエツチ
ング処理を制御する方法を提供することにある。
いつたプラズマ処理のパラメータによるエツチング速度
や形状,選択比等の変化を、実際の実験を行なわずに算
出する方法を提供し、かつこの決定方法を用いてエツチ
ング処理を制御する方法を提供することにある。
プラズマによるエツチングは、イオンによるもの、ラジ
カルとよばれる電気的には中性の粒子によるもの、およ
びイオンとラジカルの相乗効果によるものの3つに分類
できる。この内、前2者のエツチング速度の計算法は、
単純に入射する数とそれぞれの粒子の反応確率の乗算に
より与えられることがわかつていたが、エツチ速度の主
因となるイオンとラジカルの相乗効果によるエツチング
の速度を求める方法が全くわからなかつた。本発明はイ
オンとラジカルの相乗効果を求める方法を見出しこれに
もとづいてプラズマによる反応を制御するものである。
カルとよばれる電気的には中性の粒子によるもの、およ
びイオンとラジカルの相乗効果によるものの3つに分類
できる。この内、前2者のエツチング速度の計算法は、
単純に入射する数とそれぞれの粒子の反応確率の乗算に
より与えられることがわかつていたが、エツチ速度の主
因となるイオンとラジカルの相乗効果によるエツチング
の速度を求める方法が全くわからなかつた。本発明はイ
オンとラジカルの相乗効果を求める方法を見出しこれに
もとづいてプラズマによる反応を制御するものである。
ドライエツチングのエツチング特性は、エツチング速度
や選択比や形状により判断されるが、これらは、深さ方
向のエツチング速度と試料面に平行な横方向エツチング
速度の二つにより表わされる。ここで反応性イオンエツ
チングについては、深さ方向のエツチングを縦方向エツ
チングとすると、縦方向エツチングを行なうプラズマ中
の粒子は、正電荷をもつイオンとガス分子およびガス分
解から生じた原子,分子である。一方、横方向エツチン
グは、陽イオンの寄与はなく、電気的に中性な原子,分
子により行なわれる。したがつて、縦方向エツチング速
度は、第一次近似として、固体に垂直に入射するイオン
と熱運動する中性粒子(原子,分子)のそれぞれによる
エツチングの速さとこれらの相乗効果によるエツチング
速度の和となり、横方向は、中性粒子によるエツチング
速度だけで表わされることになる。
や選択比や形状により判断されるが、これらは、深さ方
向のエツチング速度と試料面に平行な横方向エツチング
速度の二つにより表わされる。ここで反応性イオンエツ
チングについては、深さ方向のエツチングを縦方向エツ
チングとすると、縦方向エツチングを行なうプラズマ中
の粒子は、正電荷をもつイオンとガス分子およびガス分
解から生じた原子,分子である。一方、横方向エツチン
グは、陽イオンの寄与はなく、電気的に中性な原子,分
子により行なわれる。したがつて、縦方向エツチング速
度は、第一次近似として、固体に垂直に入射するイオン
と熱運動する中性粒子(原子,分子)のそれぞれによる
エツチングの速さとこれらの相乗効果によるエツチング
速度の和となり、横方向は、中性粒子によるエツチング
速度だけで表わされることになる。
縦方向エツチング速度(ER縦)は、イオン種
(ai +)の入射粒子束(Γai +〔個/cm2・sec〕),
被エツチング材Aとイオン種ai +のイオン入射エネル
ギEiでの反応確率(Yai +/A),中性粒子(aiの
粒子束(Γai〔個/cm2−sec〕)とaiとエツチング
材Aとの反応確率(Yai/A)を用いると ER縦=α×Γai +×Yai/A +αΓai×Yai/A +(相乗効果) (1) となる。αは材料Aの定数である。ここで、第1項はイ
オンだけ、また第2項は、中性粒子だけによるエツチン
グの速度を示す。これら2つの項のエツチング速度は、
実際の反応性イオンエツチングでのエツチング速度の1
/10以下の値しか示さないことがわかつた。すなわ
ち、縦方向エツチングの主因は、第3項の相乗効果によ
るものであり、本発明では、この項が、中性粒子aiの
粒子束とaiのイオン化粒子aiがプラズマから固定表
面へ入射する時のエネルギー(Ei)でのai +と固定
Aとの反応確率(Yai+/A)の積であらわされること
を実験によつて見出したことにもとづいている。すなわ
ち、 ER縦=αΓai×Yai+/A (2) となる。この新しい知見を実験のプラズマを用いたエツ
チングに適用する方法についてのべる。
(ai +)の入射粒子束(Γai +〔個/cm2・sec〕),
被エツチング材Aとイオン種ai +のイオン入射エネル
ギEiでの反応確率(Yai +/A),中性粒子(aiの
粒子束(Γai〔個/cm2−sec〕)とaiとエツチング
材Aとの反応確率(Yai/A)を用いると ER縦=α×Γai +×Yai/A +αΓai×Yai/A +(相乗効果) (1) となる。αは材料Aの定数である。ここで、第1項はイ
オンだけ、また第2項は、中性粒子だけによるエツチン
グの速度を示す。これら2つの項のエツチング速度は、
実際の反応性イオンエツチングでのエツチング速度の1
/10以下の値しか示さないことがわかつた。すなわ
ち、縦方向エツチングの主因は、第3項の相乗効果によ
るものであり、本発明では、この項が、中性粒子aiの
粒子束とaiのイオン化粒子aiがプラズマから固定表
面へ入射する時のエネルギー(Ei)でのai +と固定
Aとの反応確率(Yai+/A)の積であらわされること
を実験によつて見出したことにもとづいている。すなわ
ち、 ER縦=αΓai×Yai+/A (2) となる。この新しい知見を実験のプラズマを用いたエツ
チングに適用する方法についてのべる。
実際のプラズマ中では、分子状ガス(AxBy)がプラ
ズマ化し、ガス分子は様々な形に分解する。したがつ
て、式(2)に示すaiはその分解生成した全ての原子や
分子を表わし、エツチング速度は、その和で与えられ
る。したがつて、生成粒子を固定することで、本発見を
プラズマを用いたエツチングの縦方向エツチング速度が
わかることになる。
ズマ化し、ガス分子は様々な形に分解する。したがつ
て、式(2)に示すaiはその分解生成した全ての原子や
分子を表わし、エツチング速度は、その和で与えられ
る。したがつて、生成粒子を固定することで、本発見を
プラズマを用いたエツチングの縦方向エツチング速度が
わかることになる。
横方向については、中性の原子,分子だけのエツチング
となることから、エツチング速度は、原子や分子の粒子
束(Γai)とaiと固体Aとの反応確率(Yai/A)
により、 ER縦=α×Γai×Yai/A (3) となる。
となることから、エツチング速度は、原子や分子の粒子
束(Γai)とaiと固体Aとの反応確率(Yai/A)
により、 ER縦=α×Γai×Yai/A (3) となる。
すなわち、ΓaiとYai +/A,Yai/Aを求めることに
より、(2),(3)式より被エツチング材Aの縦および横
方向のエツチング速度を求めることができることにな
る。
より、(2),(3)式より被エツチング材Aの縦および横
方向のエツチング速度を求めることができることにな
る。
本発明によれば、以上の考察をもとに、材料毎の縦およ
び横方向エツチング速度を求め、その値をもとに計算機
により、エツチング条件の最適化を導出することがで
き、計算機をもちいたエツチングの制御が可能になる。
び横方向エツチング速度を求め、その値をもとに計算機
により、エツチング条件の最適化を導出することがで
き、計算機をもちいたエツチングの制御が可能になる。
本発明の一実施例を、第1図と表1により説明する。本
実施例は平行平板型高周波放電プラズマエツチング装置
を用い、CF4ガスプラズマによりSiをエツチングす
る時のエツチング制御手法について述べたものである。
実施例は平行平板型高周波放電プラズマエツチング装置
を用い、CF4ガスプラズマによりSiをエツチングす
る時のエツチング制御手法について述べたものである。
表1は、、CF4ガスプラズマ中で生成される原子,分
子の組成比率と、真空度が10Paである時の各中性粒
子の入射粒子束、および、各粒子のイオンであるF+,
CF3 +,CF2 +,CF+,C+とSiとのイオンエ
ネルギーが200eVにおける反応確率あらわしてい
る。表1に示す粒子組成比率は、真空度10Pa,入力
電力100W(周波数:13.56MHz)での値であ
る。入射粒子束は、CF4ガスが原子,分子に分解する
割合を放電前後の真空度の変化から求めたもので、この
場合には全体の1%が分解している。入力電力を100
Wから150Wに増加すると、分解する割合は1.5%
と3/2倍になり、入力電力と線形な関係のあることが
わかつた。
子の組成比率と、真空度が10Paである時の各中性粒
子の入射粒子束、および、各粒子のイオンであるF+,
CF3 +,CF2 +,CF+,C+とSiとのイオンエ
ネルギーが200eVにおける反応確率あらわしてい
る。表1に示す粒子組成比率は、真空度10Pa,入力
電力100W(周波数:13.56MHz)での値であ
る。入射粒子束は、CF4ガスが原子,分子に分解する
割合を放電前後の真空度の変化から求めたもので、この
場合には全体の1%が分解している。入力電力を100
Wから150Wに増加すると、分解する割合は1.5%
と3/2倍になり、入力電力と線形な関係のあることが
わかつた。
各イオンF+,CF3 +,CF2 +とSiとの反応確率
は、イオンエネルギーにより第1図のように変化する。
また、エツチング装置内でSi表面に到達するイオンエ
ネルギーは真空度と入力電力により変化する。
は、イオンエネルギーにより第1図のように変化する。
また、エツチング装置内でSi表面に到達するイオンエ
ネルギーは真空度と入力電力により変化する。
イオンエネルギーは、Si表面もしくは試料台の電位と
アース電位との差とほぼ等しい。したがつて電位測定に
より、イオンエネルギーを決め、第1図により、そのイ
オンとSiとの反応確率を求めることにより、真空度お
よび入力電力により変化する反応確率がわかる。
アース電位との差とほぼ等しい。したがつて電位測定に
より、イオンエネルギーを決め、第1図により、そのイ
オンとSiとの反応確率を求めることにより、真空度お
よび入力電力により変化する反応確率がわかる。
表1に示す反応確率は、10Pa,100Wの条件での
イオンエネルギー200eVにおける値であり、入射粒
子束との積により、本発明ではこの条件におけるCF4
ガスを用いたSiエツチング速度を求めることが可能で
あつた。
イオンエネルギー200eVにおける値であり、入射粒
子束との積により、本発明ではこの条件におけるCF4
ガスを用いたSiエツチング速度を求めることが可能で
あつた。
ここで、計算上特に留意すべき点は、CF4ガスの分解
により生ずるC原子やCF分子、さらにCF2,CF3
分子に含まれるCが、第2図に示すようにSi表面に堆
積することである。したがつて、堆積物を表面から除く
ため、F原子が使われることになる。第1図に示したF
+イオンとC膜の反応確率では、イオンエネルギーに対
し変化なく、0.33個/イオンであつた。
により生ずるC原子やCF分子、さらにCF2,CF3
分子に含まれるCが、第2図に示すようにSi表面に堆
積することである。したがつて、堆積物を表面から除く
ため、F原子が使われることになる。第1図に示したF
+イオンとC膜の反応確率では、イオンエネルギーに対
し変化なく、0.33個/イオンであつた。
ここで、第2図で、C+はほとんど全て表面に堆積する
ことがわかる。したがつて、CF3分子では、分子中に
含まれるCが堆積し、そのエツチングに、分子中の3個
のF原子が全て使用されることになる。CF2の場合、
F原子が1個不足し、このためプラズマ中に生成される
F原子が使われる。CF分子では、2個のF原子、さら
にC原子の場合には3個のF原子が必要である。
ことがわかる。したがつて、CF3分子では、分子中に
含まれるCが堆積し、そのエツチングに、分子中の3個
のF原子が全て使用されることになる。CF2の場合、
F原子が1個不足し、このためプラズマ中に生成される
F原子が使われる。CF分子では、2個のF原子、さら
にC原子の場合には3個のF原子が必要である。
以上の堆積物の除去に要するF原子を求め、全F原子か
ら差し引くことにより、Siエツチングに使われるF原
子粒子束が算出できる。
ら差し引くことにより、Siエツチングに使われるF原
子粒子束が算出できる。
計算の結果、本実施例の条件では全体の70%のF粒子
束が、Cの除去に使用され、Siのエツチングには30
%のFが使われることがあきらかとなり、そのときの縦
方向のエツチング速度が1700Å/min であることがわか
つた。また横方向については100Å/min となつた。
束が、Cの除去に使用され、Siのエツチングには30
%のFが使われることがあきらかとなり、そのときの縦
方向のエツチング速度が1700Å/min であることがわか
つた。また横方向については100Å/min となつた。
本実施例では、以上の計算をプログラム化し、計算機を
利用し、エツチング速度を導出した。本方法では、必要
な基本的データである反応確率とイオンエネルギーを与
えることにより、極めて容易に、エツチング条件とエツ
チング結果の関連性を求めることができ、エツチング条
件の設定とエツチング終点の決定に極めて有効であつ
た。
利用し、エツチング速度を導出した。本方法では、必要
な基本的データである反応確率とイオンエネルギーを与
えることにより、極めて容易に、エツチング条件とエツ
チング結果の関連性を求めることができ、エツチング条
件の設定とエツチング終点の決定に極めて有効であつ
た。
本発明は、AlやW,Mo等の金属および少なくともこ
れらの材料の一つを含む化合物、すなわちAl−Cu
や、Al−Cu−Si,Al−Ni,W−Si,Mo−
Siでもエツチング条件の設定やエツチング終点の判定
をプログラムにもとづく計算機の制御、およびこの計算
機の出力によるエツチング装置の条件決定にも適用可能
であつた。
れらの材料の一つを含む化合物、すなわちAl−Cu
や、Al−Cu−Si,Al−Ni,W−Si,Mo−
Siでもエツチング条件の設定やエツチング終点の判定
をプログラムにもとづく計算機の制御、およびこの計算
機の出力によるエツチング装置の条件決定にも適用可能
であつた。
さらに、無機レジスト材,有機レジスト材のマスク材や
SiO2,Si3N4などの絶縁物にも適用可能であ
り、これらを第3図に示すように計算機プログラム化す
ることにより、積層構造を有する半導体素子の製造プロ
セスの条件設定とエツチングの終点決定が極めて容易で
あつた。また、選択比(エツチング速度比)も同時に明
らかにできた。
SiO2,Si3N4などの絶縁物にも適用可能であ
り、これらを第3図に示すように計算機プログラム化す
ることにより、積層構造を有する半導体素子の製造プロ
セスの条件設定とエツチングの終点決定が極めて容易で
あつた。また、選択比(エツチング速度比)も同時に明
らかにできた。
エツチング用ガスとしては、CF4,SF6,NF3等
の弗素化含物ガス,CCl4,SiCl4,BCl3の
塩化物ガス,CBrF3,C2ClF5,C2Cl2F
4等の2種類以上のハロゲンを含むガス、さらにCHF
3やCH2F2等のハロゲンと水素を含む化合物ガスが
適用できた。また、O2やN2,H2ガスを添加しても
可能であり、また、2種以上のガスの混合においてもエ
ツチング条件の設定は極めて容易となつた。
の弗素化含物ガス,CCl4,SiCl4,BCl3の
塩化物ガス,CBrF3,C2ClF5,C2Cl2F
4等の2種類以上のハロゲンを含むガス、さらにCHF
3やCH2F2等のハロゲンと水素を含む化合物ガスが
適用できた。また、O2やN2,H2ガスを添加しても
可能であり、また、2種以上のガスの混合においてもエ
ツチング条件の設定は極めて容易となつた。
本発明では、プラズマによるエツチング装置だけではな
く、イオンとガスの混合体を使用する半導体表面処理装
置であるイオンビームエツチング装置のエツチング制御
にも効果的であつた。
く、イオンとガスの混合体を使用する半導体表面処理装
置であるイオンビームエツチング装置のエツチング制御
にも効果的であつた。
さらに、マイクロ波を用いたプラズマエツチング装置に
も適用可能であり、エツチング特性の制御が極めて容易
であつた。
も適用可能であり、エツチング特性の制御が極めて容易
であつた。
第1図は各イオンとSiの反応確率とイオンエネルギー
の関係を示す図、第2図は堆積とエツチング,イオンエ
ネルギーおよびスパツタ率の関係を示す図、第3図は計
算機によるフローの一例を示す図である。
の関係を示す図、第2図は堆積とエツチング,イオンエ
ネルギーおよびスパツタ率の関係を示す図、第3図は計
算機によるフローの一例を示す図である。
Claims (1)
- 【請求項1】プラズマもしくは少なくともガスと荷電粒
子の混合体およびイオンビームを用いた半導体素子のエ
ツチング処理工程において、該プラズマによる素子エツ
チング速度を、該プラズマ中に発生した中性粒子(A)の
粒子束(単位時間あたり、単位面積に入射する電気的に
中性な粒子の数)ΓAと、中性粒子Aのイオン化粒子A
+の該素子表面への入射エネルギーでの該素子(B)とイ
オンA+との化学反応確率 との乗算 により決定し、その算出したエツチング速度により該素
子のエッチング処理工程を制御することを特徴としたプ
ラズマ処理の制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4907384A JPH0614519B2 (ja) | 1984-03-16 | 1984-03-16 | プラズマ処理の制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4907384A JPH0614519B2 (ja) | 1984-03-16 | 1984-03-16 | プラズマ処理の制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60194524A JPS60194524A (ja) | 1985-10-03 |
JPH0614519B2 true JPH0614519B2 (ja) | 1994-02-23 |
Family
ID=12820903
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4907384A Expired - Lifetime JPH0614519B2 (ja) | 1984-03-16 | 1984-03-16 | プラズマ処理の制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0614519B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2586013B2 (ja) * | 1986-09-16 | 1997-02-26 | ソニー株式会社 | シリコン用エッチング方法 |
JPH0670988B2 (ja) * | 1987-08-31 | 1994-09-07 | 株式会社芝浦製作所 | ドライエッチング方法 |
JPH0383335A (ja) * | 1989-08-28 | 1991-04-09 | Hitachi Ltd | エッチング方法 |
JP2830978B2 (ja) * | 1990-09-21 | 1998-12-02 | 忠弘 大見 | リアクティブイオンエッチング装置及びプラズマプロセス装置 |
AU2003278750A1 (en) * | 2002-08-28 | 2004-03-19 | Tokyo Electron Limited | Method and system for dynamic modeling and recipe optimization of semiconductor etch processes |
-
1984
- 1984-03-16 JP JP4907384A patent/JPH0614519B2/ja not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
J.Appl.Phys.,55(1)(1984)(米)P.242−252 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60194524A (ja) | 1985-10-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7440859B2 (en) | Method for determining plasma characteristics | |
US4473435A (en) | Plasma etchant mixture | |
Miyawaki et al. | Highly selective etching of SiO2 over Si3N4 and Si in capacitively coupled plasma employing C5HF7 gas | |
Wilkinson et al. | Dry etching and sputtering | |
Williams et al. | On the importance of ions and ion-molecule reactions to plasma-surface interface reactions | |
JP2927226B2 (ja) | 形状シミュレーション方法 | |
Lim et al. | A Comparison of CF 4, CHF 3 and C 4 F 8+ Ar/O 2 Inductively Coupled Plasmas for Dry Etching Applications | |
JPH0614519B2 (ja) | プラズマ処理の制御方法 | |
Mahi et al. | The etching of silicon in diluted SF6 plasmas: Correlation between the flux of incident species and the etching kinetics | |
US6209551B1 (en) | Methods and compositions for post-etch layer stack treatment in semiconductor fabrication | |
Jayaraman et al. | Ion and neutral species in C 2 F 6 and CHF 3 dielectric etch discharges | |
Hamblen et al. | Angular etching correlations from RIE: application to VLSI fabrication and process modeling | |
Miwa et al. | Influences of reaction products on etch rates and linewidths in a poly-si/oxide etching process using hbr/o 2 based inductively coupled plasma | |
Zhang et al. | Modeling and experimental investigation of the plasma uniformity in CF4/O2 capacitively coupled plasmas, operating in single frequency and dual frequency regime | |
Kopalidis et al. | Modeling and experimental studies of a reactive ion etcher using SF 6/O 2 chemistry | |
Nagai et al. | Low-k SiOCH film etching process and its diagnostics employing Ar/C5F10O/N2 plasma | |
JPH11345803A (ja) | プラズマ発生加工方法およびプラズマ発生加工装置 | |
Kazumi et al. | Radical and ion compositions of BCl3/Cl2 plasma and their relation to aluminum etch characteristics | |
Allen et al. | The Plasma Etching of Polysilicon with CF 3Cl/Argon Discharges: II. Modeling of Ion Bombardment Energy Distributions | |
JPH0458176B2 (ja) | ||
Boiziau et al. | Interaction of metastable helium atoms with a Mo [110] surface. Secondary electron spectroscopy | |
Hwang et al. | Ion mass effect in plasma-induced charging | |
McVittie | In-Situ Monitoring of Electrical Parameters for Dry Etching | |
Cheeks et al. | The effect of fluorine atoms on silicon and fluorocarbon etching in reactive ion beam etching | |
Toneli et al. | Study of CF 4 capacitive plasma chemistry through mass spectrometry technique and global model |