JPH0614471A - トランスレスの充電器 - Google Patents
トランスレスの充電器Info
- Publication number
- JPH0614471A JPH0614471A JP16768292A JP16768292A JPH0614471A JP H0614471 A JPH0614471 A JP H0614471A JP 16768292 A JP16768292 A JP 16768292A JP 16768292 A JP16768292 A JP 16768292A JP H0614471 A JPH0614471 A JP H0614471A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- battery
- voltage
- charging
- charger
- current
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 過充電を防止して、電池を正確に満充電でき
るトランスレス充電器とする。 【構成】 トランスレスの充電器は、入力される交流を
ダイオードで脈流に整流し、整流した脈流に同期して電
池3をパルス充電する。さらに、電池3をパルス充電す
る休止時間に電池3の電圧を検出し、電池電圧によって
電池3の満充電を検出し、満充電になると電池3の充電
を停止する。 【効果】 パルス充電を休止するときに電池の電圧を検
出するので、充電電流の影響を受けずに電池の電圧を測
定し、満充電を正確に測定する。
るトランスレス充電器とする。 【構成】 トランスレスの充電器は、入力される交流を
ダイオードで脈流に整流し、整流した脈流に同期して電
池3をパルス充電する。さらに、電池3をパルス充電す
る休止時間に電池3の電圧を検出し、電池電圧によって
電池3の満充電を検出し、満充電になると電池3の充電
を停止する。 【効果】 パルス充電を休止するときに電池の電圧を検
出するので、充電電流の影響を受けずに電池の電圧を測
定し、満充電を正確に測定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電源トランスを使用し
ないで、電池をパルス充電するトランスレスの充電器に
関する。
ないで、電池をパルス充電するトランスレスの充電器に
関する。
【0002】
【従来の技術】トランスレスの充電器はすでに開発され
ている(アメリカ特許第4998056号)。この公報
に記載される充電器の回路図を図1に示している。この
図に示す充電器は、入力される交流をダイオードブリッ
ジ1で全波整流し、ダイオードブリッジ1の+側を、ス
イッチング素子2であるサイリスタSCRを介して電池
3に接続している。サイリスタSCRのゲートは、トリ
ガー回路4に接続されている。トリガー回路4は、UJ
Tと、トリガーのタイミングを決定する抵抗Rとコンデ
ンサーCとを備えている。さらに、電池3が満充電にな
ると、充電を停止するためにサーモスタット5と、リレ
ー6とを備えている。サーモスタット5は電池3に内蔵
されている。電池3が満充電になって温度が上昇する
と、サーモスタット5の接点はオフに切り変えられる。
サーモスタット5がオフになると、リレー6に通電され
なくなって、リレー6の接点もオフになる。この回路構
成のトランスレスの充電器は、下記の動作をして電池3
を充電する。 充電を開始するときには、リレー6の接点と並列に
接続された手動スイッチ7を一次的にオンとする。 手動スイッチ7がオンになると、リレー6のコイル
に通電されて、リレー6の接点がオンとなる。充電する
最初、電池3は温度が低くサーモスタット5はオンとな
っている。 リレー6の接点がオンになると、トリガー回路4の
コンデンサーCがアースに接続される。したがって、ト
リガー回路4の抵抗Rを介してコンデンサーCが充電さ
れる。 コンデンサーCの電圧が所定の値に上昇すると、瞬
間的にUJTがオンとなる。 UJTがオンになると電流が流れ、これがサイリス
タSCRのゲートにトリガー信号を入力して、サイリス
タSCRをオンとする。一方、コンデンサーCの電荷
は、UJTをトリガーしたときに放電される。 サイリスタSCRがオンになると、電池3がダイオ
ードブリッジ1に接続されて充電電流が流れる。 ダイオードブリッジ1の出力は脈流で、一定の周期
で0Vとなる。したがって、一旦オン状態となったサイ
リスタSCRは、ダイオードブリッジ1の出力が0Vに
低下したときにオフとなる。その後、〜の動作を繰
り返して、電池3に一定の周期で、パルス状に充電電流
を流して充電する。 電池3が満充電になると、通電する電流が電池3の
化学変化に消費されなくなり、電池3の温度が上昇す
る。電池温度が上昇すると、サーモスタット5がオフと
なり、したがってリレー6がオフになり、コンデンサー
Cがアースから切り離され、トリガー回路4は動作を停
止する。したがって、サイリスタSCRはトリガーされ
ず、電池3の充電は停止される。
ている(アメリカ特許第4998056号)。この公報
に記載される充電器の回路図を図1に示している。この
図に示す充電器は、入力される交流をダイオードブリッ
ジ1で全波整流し、ダイオードブリッジ1の+側を、ス
イッチング素子2であるサイリスタSCRを介して電池
3に接続している。サイリスタSCRのゲートは、トリ
ガー回路4に接続されている。トリガー回路4は、UJ
Tと、トリガーのタイミングを決定する抵抗Rとコンデ
ンサーCとを備えている。さらに、電池3が満充電にな
ると、充電を停止するためにサーモスタット5と、リレ
ー6とを備えている。サーモスタット5は電池3に内蔵
されている。電池3が満充電になって温度が上昇する
と、サーモスタット5の接点はオフに切り変えられる。
サーモスタット5がオフになると、リレー6に通電され
なくなって、リレー6の接点もオフになる。この回路構
成のトランスレスの充電器は、下記の動作をして電池3
を充電する。 充電を開始するときには、リレー6の接点と並列に
接続された手動スイッチ7を一次的にオンとする。 手動スイッチ7がオンになると、リレー6のコイル
に通電されて、リレー6の接点がオンとなる。充電する
最初、電池3は温度が低くサーモスタット5はオンとな
っている。 リレー6の接点がオンになると、トリガー回路4の
コンデンサーCがアースに接続される。したがって、ト
リガー回路4の抵抗Rを介してコンデンサーCが充電さ
れる。 コンデンサーCの電圧が所定の値に上昇すると、瞬
間的にUJTがオンとなる。 UJTがオンになると電流が流れ、これがサイリス
タSCRのゲートにトリガー信号を入力して、サイリス
タSCRをオンとする。一方、コンデンサーCの電荷
は、UJTをトリガーしたときに放電される。 サイリスタSCRがオンになると、電池3がダイオ
ードブリッジ1に接続されて充電電流が流れる。 ダイオードブリッジ1の出力は脈流で、一定の周期
で0Vとなる。したがって、一旦オン状態となったサイ
リスタSCRは、ダイオードブリッジ1の出力が0Vに
低下したときにオフとなる。その後、〜の動作を繰
り返して、電池3に一定の周期で、パルス状に充電電流
を流して充電する。 電池3が満充電になると、通電する電流が電池3の
化学変化に消費されなくなり、電池3の温度が上昇す
る。電池温度が上昇すると、サーモスタット5がオフと
なり、したがってリレー6がオフになり、コンデンサー
Cがアースから切り離され、トリガー回路4は動作を停
止する。したがって、サイリスタSCRはトリガーされ
ず、電池3の充電は停止される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この構造の充電器は、
スイッチング素子2であるサイリスタSCRをトリガー
してパルス状に充電する電流を制御することによって、
入力電圧を電池電圧に低下させるトランスを省略でき
る。このため、充電器を著しく小型化して、安価に製造
できる特長がある。とくに、トランスで電圧を低下させ
る充電器は、大容量の電池3を充電するには大型のトラ
ンスを必要とし、大きく、重くなる欠点がある。近年、
自動車やバイクの排気ガスによる公害が叫ばれる中、二
次電池を駆動用電源として使用する電気自動車、電動バ
イクの開発がさかんに行われている。このように電気自
動車、電動バイクには大容量の二次電池が持ちいられる
ので、充電器のトランスも相当に大きくなってしまい、
充電器を内蔵した電気自動車、電動バイクでは重量が重
くなり、走行距離の低下等の原因となる。トランスレス
の充電器は、大きくて重いトランスを省略できるので、
大容量の電池を充電できるものであっても小型、軽量化
できる特長がある。
スイッチング素子2であるサイリスタSCRをトリガー
してパルス状に充電する電流を制御することによって、
入力電圧を電池電圧に低下させるトランスを省略でき
る。このため、充電器を著しく小型化して、安価に製造
できる特長がある。とくに、トランスで電圧を低下させ
る充電器は、大容量の電池3を充電するには大型のトラ
ンスを必要とし、大きく、重くなる欠点がある。近年、
自動車やバイクの排気ガスによる公害が叫ばれる中、二
次電池を駆動用電源として使用する電気自動車、電動バ
イクの開発がさかんに行われている。このように電気自
動車、電動バイクには大容量の二次電池が持ちいられる
ので、充電器のトランスも相当に大きくなってしまい、
充電器を内蔵した電気自動車、電動バイクでは重量が重
くなり、走行距離の低下等の原因となる。トランスレス
の充電器は、大きくて重いトランスを省略できるので、
大容量の電池を充電できるものであっても小型、軽量化
できる特長がある。
【0004】しかしながら、図1に示すトランスレスの
充電器は、電池が満充電されたときに正確なタイミング
で充電を停止するのが難しい。このため、電池が過充電
となりやすく、これが原因で電池性能を低下させる弊害
がある。それは、電池の温度を検出して充電を停止する
ことが理由である。本発明者は、この欠点を解決するた
めに、従来の充電器がすでに採用できるように、電池の
電圧を検出して、電池の満充電を検出する充電器を開発
した。しかしながら、この方式の充電器も正確に、満充
電を検出して、正確なタイミングで充電を停止すること
が難しい欠点がある。それは、トランスレスの充電器
は、通常の充電器のように、一定の電流を流して充電す
るのではなく、瞬間的に大きな電流を流し、その間は充
電を停止する、パルス充電するために、電池電圧が短時
間で急激に変動することが理由である。
充電器は、電池が満充電されたときに正確なタイミング
で充電を停止するのが難しい。このため、電池が過充電
となりやすく、これが原因で電池性能を低下させる弊害
がある。それは、電池の温度を検出して充電を停止する
ことが理由である。本発明者は、この欠点を解決するた
めに、従来の充電器がすでに採用できるように、電池の
電圧を検出して、電池の満充電を検出する充電器を開発
した。しかしながら、この方式の充電器も正確に、満充
電を検出して、正確なタイミングで充電を停止すること
が難しい欠点がある。それは、トランスレスの充電器
は、通常の充電器のように、一定の電流を流して充電す
るのではなく、瞬間的に大きな電流を流し、その間は充
電を停止する、パルス充電するために、電池電圧が短時
間で急激に変動することが理由である。
【0005】本発明は、さらにこの欠点を解決すること
を目的に開発されたもので、本発明の重要な目的は、満
充電を正確に検出して、最適なタイミングで充電を停止
でき、過充電による電池性能の低下を防止できるトラン
スレスの充電器を提供するにある。
を目的に開発されたもので、本発明の重要な目的は、満
充電を正確に検出して、最適なタイミングで充電を停止
でき、過充電による電池性能の低下を防止できるトラン
スレスの充電器を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の装置は、前述の
目的を達成するために下記の構成を備える。すなわち、
本発明のトランスレスの充電器は、入力される交流をダ
イオードで脈流に整流し、整流した脈流に同期した周期
で電池をパルス充電するものを改良したものである。電
池をパルス充電するタイミングは、図2のハッチングで
示すように、脈流の電圧が電池電圧よりも高く、電池を
充電してダメージを与えない電圧よりも低く設定され
る。電池を充電する電圧が、整流された脈流のピーク値
よりも低い場合、好ましくは、図2に示すように、電圧
の立ち上がり部分と、降下部分の両方で電池をパルス充
電する。商用電源は交流の100Vである。これを整流
した脈流のピーク電圧は140Vとなる。したがって、
パルス充電するタイミングを調整することによって、ほ
ぼ140Vよりも低い電池を充電することができる。さ
らに、ダイオードで交流を脈流に変換する回路に、倍電
圧整流回路を使用することによって、140Vよりも高
い電池を充電することも可能である。
目的を達成するために下記の構成を備える。すなわち、
本発明のトランスレスの充電器は、入力される交流をダ
イオードで脈流に整流し、整流した脈流に同期した周期
で電池をパルス充電するものを改良したものである。電
池をパルス充電するタイミングは、図2のハッチングで
示すように、脈流の電圧が電池電圧よりも高く、電池を
充電してダメージを与えない電圧よりも低く設定され
る。電池を充電する電圧が、整流された脈流のピーク値
よりも低い場合、好ましくは、図2に示すように、電圧
の立ち上がり部分と、降下部分の両方で電池をパルス充
電する。商用電源は交流の100Vである。これを整流
した脈流のピーク電圧は140Vとなる。したがって、
パルス充電するタイミングを調整することによって、ほ
ぼ140Vよりも低い電池を充電することができる。さ
らに、ダイオードで交流を脈流に変換する回路に、倍電
圧整流回路を使用することによって、140Vよりも高
い電池を充電することも可能である。
【0007】充電器は、電池の満充電を正確に検出する
ために、電池をパルス充電する休止時間に電池の電圧を
検出する。このときに検出した電池電圧によって、電池
の満充電を検出し、満充電になると電池の充電を停止す
るように構成されている。
ために、電池をパルス充電する休止時間に電池の電圧を
検出する。このときに検出した電池電圧によって、電池
の満充電を検出し、満充電になると電池の充電を停止す
るように構成されている。
【0008】
【作用】本発明のトランスレスの充電器は、整流した脈
流に同期して、電池をパルス充電する。電池の満充電を
検出するために、電池の充電を休止するときに、電池の
電圧を測定する。したがって、測定する電池電圧が、パ
ルス充電する充電電流によって変動されるのを防止で
き、大電流でパルス充電する影響を少なくして、電池3
の満充電を正確に検出できる。
流に同期して、電池をパルス充電する。電池の満充電を
検出するために、電池の充電を休止するときに、電池の
電圧を測定する。したがって、測定する電池電圧が、パ
ルス充電する充電電流によって変動されるのを防止で
き、大電流でパルス充電する影響を少なくして、電池3
の満充電を正確に検出できる。
【0009】さらに、電池をパルス充電するトランスレ
スの充電器は、電池を連続的に充電することができな
い。それは、充電時間を制御して、平均的な充電電流を
制御するからである。すなわち、パルス充電する充電時
間を長くして、休止時間を短くすると、電池を充電する
平均的な電流は増加する。反対に、パルス充電する充電
時間を短くして、休止時間を長くすると、平均的な充電
電流は減少する。トランスレスの充電器は、このように
電池をパルス充電するので、電池の充電を休止する時間
ができる。本発明の充電器は、充電の休止時間を有効に
利用して、電池の満充電を正確に検出する。すなわち、
電池の電圧を検出するために、電池の充電を停止する必
要がなく、パルス充電の休止時間を利用して電池の電圧
を検出する。
スの充電器は、電池を連続的に充電することができな
い。それは、充電時間を制御して、平均的な充電電流を
制御するからである。すなわち、パルス充電する充電時
間を長くして、休止時間を短くすると、電池を充電する
平均的な電流は増加する。反対に、パルス充電する充電
時間を短くして、休止時間を長くすると、平均的な充電
電流は減少する。トランスレスの充電器は、このように
電池をパルス充電するので、電池の充電を休止する時間
ができる。本発明の充電器は、充電の休止時間を有効に
利用して、電池の満充電を正確に検出する。すなわち、
電池の電圧を検出するために、電池の充電を停止する必
要がなく、パルス充電の休止時間を利用して電池の電圧
を検出する。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想
を具体化するためのトランスレスの充電器を例示するも
のであって、本発明の充電器、回路構成、使用部品等を
下記のものに特定するものでない。本発明の充電器は、
特許請求の範囲において、種々の変更を加えることがで
きる。
する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想
を具体化するためのトランスレスの充電器を例示するも
のであって、本発明の充電器、回路構成、使用部品等を
下記のものに特定するものでない。本発明の充電器は、
特許請求の範囲において、種々の変更を加えることがで
きる。
【0011】図3に示すトランスレスの充電器は、ダイ
オードブリッジ1と、オンの時に電池3をパルス充電す
るスイッチング素子2と、スイッチング素子2を一定の
周期でオンオフ制御するスイッチング制御回路8と、電
池3の電圧を検出する電圧検出手段9と、電池3の温度
を検出する温度検出手段10と、充電の終了信号を出力
する充電終了制御回路11とを備えている。
オードブリッジ1と、オンの時に電池3をパルス充電す
るスイッチング素子2と、スイッチング素子2を一定の
周期でオンオフ制御するスイッチング制御回路8と、電
池3の電圧を検出する電圧検出手段9と、電池3の温度
を検出する温度検出手段10と、充電の終了信号を出力
する充電終了制御回路11とを備えている。
【0012】ダイオードブリッジ1は、4個のダイオー
ドをブリッジ接続したもので、入力される交流を全波整
流して脈流に変換する。このように、交流を全波整流す
ると、半波整流に比較して電池3の平均充電電流を多く
でき、充電時間を短くできる特長がある。それは、図2
に示すように、交流の半サイクルに2回、1サイクルで
は4回通電して充電できるからである。ただ、半波整流
して、電池を充電することもできるのは言うまでもな
い。
ドをブリッジ接続したもので、入力される交流を全波整
流して脈流に変換する。このように、交流を全波整流す
ると、半波整流に比較して電池3の平均充電電流を多く
でき、充電時間を短くできる特長がある。それは、図2
に示すように、交流の半サイクルに2回、1サイクルで
は4回通電して充電できるからである。ただ、半波整流
して、電池を充電することもできるのは言うまでもな
い。
【0013】スイッチング素子2には、サイリスタ、ト
ランジスター、FET等が使用できる。サイリスタは小
型のもので大電流を制御でき、しかも、ゲートにトリガ
ーパルスを供給してオンに制御できるので、トリガー回
路を簡単にできる特長がある。サイリスタには、脈流の
電圧が0にならない状態で、充電を停止するために、G
TOが使用される。GTOは、ゲートにオフ信号を入力
して強制的にオフに切り換えできる。トランジスタやF
ETは、ベースにパルス状の矩形波を入力して、オンオ
フ制御される。
ランジスター、FET等が使用できる。サイリスタは小
型のもので大電流を制御でき、しかも、ゲートにトリガ
ーパルスを供給してオンに制御できるので、トリガー回
路を簡単にできる特長がある。サイリスタには、脈流の
電圧が0にならない状態で、充電を停止するために、G
TOが使用される。GTOは、ゲートにオフ信号を入力
して強制的にオフに切り換えできる。トランジスタやF
ETは、ベースにパルス状の矩形波を入力して、オンオ
フ制御される。
【0014】スイッチング制御回路8は、ダイオードブ
リッジ1の出力である脈流の周期に同期して、電池3を
適正な電流で充電できるタイミングでスイッチング素子
2をオンとする制御信号を出力する。スイッチング制御
回路8がスイッチング素子2をオンにするタイミング
が、脈流のピークに接近すると、電池3の充電電流は大
きくなる。したがって、スイッチング制御回路8がスイ
ッチング素子2をオンとして電池3をパルス充電するタ
イミングは、電池3の電圧と容量とを考慮して最適値に
設定される。電圧が高く、また、大電流で充電できる電
池は、パルス充電するタイミングを脈流のピークに接近
させる。
リッジ1の出力である脈流の周期に同期して、電池3を
適正な電流で充電できるタイミングでスイッチング素子
2をオンとする制御信号を出力する。スイッチング制御
回路8がスイッチング素子2をオンにするタイミング
が、脈流のピークに接近すると、電池3の充電電流は大
きくなる。したがって、スイッチング制御回路8がスイ
ッチング素子2をオンとして電池3をパルス充電するタ
イミングは、電池3の電圧と容量とを考慮して最適値に
設定される。電圧が高く、また、大電流で充電できる電
池は、パルス充電するタイミングを脈流のピークに接近
させる。
【0015】交流を整流した脈流は、図2に示すよう
に、次第に電圧が上昇してピークとなり、その後次第に
電圧が低下する。したがって、スイッチング制御回路8
は、脈流の半サイクルで2回スイッチング素子2をオン
としてパルス充電する。電圧が上昇するときと、降下す
るときにほぼ同じ電圧でスイッチング素子2をオンとす
る。
に、次第に電圧が上昇してピークとなり、その後次第に
電圧が低下する。したがって、スイッチング制御回路8
は、脈流の半サイクルで2回スイッチング素子2をオン
としてパルス充電する。電圧が上昇するときと、降下す
るときにほぼ同じ電圧でスイッチング素子2をオンとす
る。
【0016】スイッチング素子2に逆方向に電流を流す
ことがない素子を使用する場合、脈流の電圧が電池電圧
よりも低いときに、スイッチング素子2をオン状態とす
ることもできる。それは、脈流の電圧が電池電圧より低
くても、スイッチング素子2によって、電池3からダイ
オードブリッジ1に放電電流が流れるのが阻止されるか
らである。本発明の充電器は、電池をパルス充電する休
止時間に電池の電圧を検出するので、電池電圧が脈流の
電圧よりも低いときは、逆に電流を流すことがないスイ
ッチング素子をオン状態として、電池電圧を測定するこ
とができる。
ことがない素子を使用する場合、脈流の電圧が電池電圧
よりも低いときに、スイッチング素子2をオン状態とす
ることもできる。それは、脈流の電圧が電池電圧より低
くても、スイッチング素子2によって、電池3からダイ
オードブリッジ1に放電電流が流れるのが阻止されるか
らである。本発明の充電器は、電池をパルス充電する休
止時間に電池の電圧を検出するので、電池電圧が脈流の
電圧よりも低いときは、逆に電流を流すことがないスイ
ッチング素子をオン状態として、電池電圧を測定するこ
とができる。
【0017】電圧検出手段9は、電池のパルス充電を休
止するときに、電池電圧を検出して電池の満充電を検出
する。したがって、電圧検出手段9には、スイッチング
制御回路8から電圧検出信号が出力される。電圧検出信
号は、スイッチング制御回路8がスイッチング素子2を
オンにする制御信号を出力していない間、すなわちパル
ス充電を休止する間に出力される。電圧検出信号が入力
された時に、電圧検出手段9は電池電圧を検出して、電
池3が満充電されたかどうかを検出する。電圧検出手段
9が電池3の満充電を検出する方式は、従来からすでに
採用され、あるいはこれから開発される全ての方式を採
用することができる。例えば、ニッケルカドミウム電池
の場合、満充電されると電圧がピーク値に上昇し、その
後に多少低下するので、ピークから電圧が低下したこと
を検出して満充電とする。電圧検出手段9には、例え
ば、A/Dコンバータが使用される。A/Dコンバータ
は、スイッチング制御回路8から電圧検出信号が出力さ
れたときに、電池電圧をデジタル値に変換して、充電終
了制御回路11とスイッチング制御回路8とに出力す
る。電圧検出手段9は、脈流の半サイクルに1回電池3
の電圧を検出することができる。ただ、電圧検出手段9
は、必ずしも、半サイクルに1回電池電圧を検出する必
要はない。例えば、1〜数秒に1回の割合で電池電圧を
検出すこともできる。電池電圧の検出回数が少なくなっ
ても、電池電圧を検出するタイミングはパルス充電を休
止する時間に設定される。
止するときに、電池電圧を検出して電池の満充電を検出
する。したがって、電圧検出手段9には、スイッチング
制御回路8から電圧検出信号が出力される。電圧検出信
号は、スイッチング制御回路8がスイッチング素子2を
オンにする制御信号を出力していない間、すなわちパル
ス充電を休止する間に出力される。電圧検出信号が入力
された時に、電圧検出手段9は電池電圧を検出して、電
池3が満充電されたかどうかを検出する。電圧検出手段
9が電池3の満充電を検出する方式は、従来からすでに
採用され、あるいはこれから開発される全ての方式を採
用することができる。例えば、ニッケルカドミウム電池
の場合、満充電されると電圧がピーク値に上昇し、その
後に多少低下するので、ピークから電圧が低下したこと
を検出して満充電とする。電圧検出手段9には、例え
ば、A/Dコンバータが使用される。A/Dコンバータ
は、スイッチング制御回路8から電圧検出信号が出力さ
れたときに、電池電圧をデジタル値に変換して、充電終
了制御回路11とスイッチング制御回路8とに出力す
る。電圧検出手段9は、脈流の半サイクルに1回電池3
の電圧を検出することができる。ただ、電圧検出手段9
は、必ずしも、半サイクルに1回電池電圧を検出する必
要はない。例えば、1〜数秒に1回の割合で電池電圧を
検出すこともできる。電池電圧の検出回数が少なくなっ
ても、電池電圧を検出するタイミングはパルス充電を休
止する時間に設定される。
【0018】温度検出手段10は、電池3の温度を検出
して、充電終了制御回路11に出力を伝送する。電池3
は充電が完了すると温度が上昇するので、電圧検出手段
9を有する充電器は、電池電圧と温度の両方を検出して
電池3の充電を終了することができる。
して、充電終了制御回路11に出力を伝送する。電池3
は充電が完了すると温度が上昇するので、電圧検出手段
9を有する充電器は、電池電圧と温度の両方を検出して
電池3の充電を終了することができる。
【0019】充電終了制御回路11は、電圧検出手段9
と温度検出手段10から入力される信号を演算して、電
池3が満充電になったことを検出する。充電終了制御回
路11は、電池3の満充電を検出すると、充電終了信号
をスイッチング制御回路8に出力する。充電終了信号が
入力されたスイッチング制御回路8は、スイッチング素
子2をオンとするのを停止して、電池3の充電を終了す
る。
と温度検出手段10から入力される信号を演算して、電
池3が満充電になったことを検出する。充電終了制御回
路11は、電池3の満充電を検出すると、充電終了信号
をスイッチング制御回路8に出力する。充電終了信号が
入力されたスイッチング制御回路8は、スイッチング素
子2をオンとするのを停止して、電池3の充電を終了す
る。
【0020】図3に示すトランスレスの充電器は、下記
の動作をして電池3を充電する。 満充電されていない電池3を接続して充電を開始す
ると、スイッチング制御回路8が、スイッチング素子2
を、脈流に同期してオンとする。スイッチング素子2が
オンとなる時間は、電池3を適正な電流で充電できるタ
イミングに設定されている。 スイッチング素子2がオンになると、電池3はダイ
オードブリッジ1に接続されて、充電される。 脈流の電圧が変化して、電池電圧よりも低く、ある
いは、電池3にダメージを与える電圧になると、スイッ
チング素子2はオフとなり、充電を停止する。したがっ
て、電池3は、スイッチング素子2がオンオフされて、
脈流の半サイクルに少なくとも1回の割合で、パルス充
電される。 電池3の充電が休止される時間に、電圧検出手段9
は電池3の電圧を検出する。 電池3の充電が進行するに従って電池電圧は上昇
し、ニッケルカドミウム電池3の場合、ピークから多少
低下する。 電池電圧の変化は電圧検出手段9に検出され、その
出力は充電終了制御回路11に出力される。 充電終了制御回路11は、電池3が満充電になった
かどうかを検出し、電池3が満充電になったことを検出
すると、充電終了信号をスイッチング制御回路8に出力
し、スイッチング制御回路8はスイッチング素子2をオ
ンとするのを停止して、電池3の充電を終了する。 さらに、温度検出手段10も電池3の温度を検出
し、電池温度によっても電池3の満充電を検出して、充
電を停止する。
の動作をして電池3を充電する。 満充電されていない電池3を接続して充電を開始す
ると、スイッチング制御回路8が、スイッチング素子2
を、脈流に同期してオンとする。スイッチング素子2が
オンとなる時間は、電池3を適正な電流で充電できるタ
イミングに設定されている。 スイッチング素子2がオンになると、電池3はダイ
オードブリッジ1に接続されて、充電される。 脈流の電圧が変化して、電池電圧よりも低く、ある
いは、電池3にダメージを与える電圧になると、スイッ
チング素子2はオフとなり、充電を停止する。したがっ
て、電池3は、スイッチング素子2がオンオフされて、
脈流の半サイクルに少なくとも1回の割合で、パルス充
電される。 電池3の充電が休止される時間に、電圧検出手段9
は電池3の電圧を検出する。 電池3の充電が進行するに従って電池電圧は上昇
し、ニッケルカドミウム電池3の場合、ピークから多少
低下する。 電池電圧の変化は電圧検出手段9に検出され、その
出力は充電終了制御回路11に出力される。 充電終了制御回路11は、電池3が満充電になった
かどうかを検出し、電池3が満充電になったことを検出
すると、充電終了信号をスイッチング制御回路8に出力
し、スイッチング制御回路8はスイッチング素子2をオ
ンとするのを停止して、電池3の充電を終了する。 さらに、温度検出手段10も電池3の温度を検出
し、電池温度によっても電池3の満充電を検出して、充
電を停止する。
【0021】
【発明の効果】本発明のトランスレスの充電器は、整流
した脈流で電池をパルス充電し、さらに、パルス充電の
タイミングを避けて、充電を休止するときに電池の電圧
を測定して満充電を検出する。電池の充電を休止するタ
イミングにあわせて、電池の電圧を測定すると、充電電
流の影響を受けることなく、電池電圧を正確に測定でき
る。とくに、電池をパルス充電する充電器は、充電時に
電池の電圧が上昇し、充電を休止するときに電圧が低下
して電池電圧が変動する。変動する電圧を測定して満充
電を検出する回路は、変動する電圧を平均化する等の方
式で処理して満充電を検出する必要がある。この充電器
は、電池の満充電の検出回路が複雑になるばかりでな
く、充電電流の影響を受けて、正確に満充電を検出する
ことが難しい欠点がある。これに対して、本発明の充電
器は、充電のタイミングを避けて、充電の休止時間に電
池電圧を検出するので、充電電流の影響を受けず、正確
に満充電を検出できる。したがって、本発明の充電器
は、電池を過充電して寿命を短くする欠点がなく、正確
に満充電できる特長がある。
した脈流で電池をパルス充電し、さらに、パルス充電の
タイミングを避けて、充電を休止するときに電池の電圧
を測定して満充電を検出する。電池の充電を休止するタ
イミングにあわせて、電池の電圧を測定すると、充電電
流の影響を受けることなく、電池電圧を正確に測定でき
る。とくに、電池をパルス充電する充電器は、充電時に
電池の電圧が上昇し、充電を休止するときに電圧が低下
して電池電圧が変動する。変動する電圧を測定して満充
電を検出する回路は、変動する電圧を平均化する等の方
式で処理して満充電を検出する必要がある。この充電器
は、電池の満充電の検出回路が複雑になるばかりでな
く、充電電流の影響を受けて、正確に満充電を検出する
ことが難しい欠点がある。これに対して、本発明の充電
器は、充電のタイミングを避けて、充電の休止時間に電
池電圧を検出するので、充電電流の影響を受けず、正確
に満充電を検出できる。したがって、本発明の充電器
は、電池を過充電して寿命を短くする欠点がなく、正確
に満充電できる特長がある。
【0022】さらにまた、本発明の充電器の特筆すべき
特長は、パルス充電の休止時間を有効に利用して、電池
の電圧を検出するので、充電の休止時間で電池の電圧を
検出するにもかかわらず、電池の充電時間が長くなるこ
とがないことにある。
特長は、パルス充電の休止時間を有効に利用して、電池
の電圧を検出するので、充電の休止時間で電池の電圧を
検出するにもかかわらず、電池の充電時間が長くなるこ
とがないことにある。
【図1】従来のトランスレス充電器の一例を示す回路図
【図2】トランスレスの充電器が電池をパルス充電する
状態を示すグラフ
状態を示すグラフ
【図3】本発明の一実施例を示すトランスレス充電器の
ブロック線図
ブロック線図
1…ダイオードブリッジ 2…スイッチング素子 3…電池 4…トリガー回路 5…サーモスタット 6…リレー 7…手動スイッチ 8…スイッチング制御回路 9…電圧検出手段 10…温度検出手段 11…充電終了制御回路
Claims (1)
- 【請求項1】 入力される交流をダイオードで脈流に整
流し、整流した脈流に同期した周期で電池をパルス充電
するトランスレスの充電器において、 電池をパルス充電する休止時間に電池の電圧を検出し、
検出した電池電圧によって電池の満充電を検出し、満充
電になると充電を停止するように構成されたことを特徴
とするトランスレスの充電器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16768292A JPH0614471A (ja) | 1992-06-25 | 1992-06-25 | トランスレスの充電器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16768292A JPH0614471A (ja) | 1992-06-25 | 1992-06-25 | トランスレスの充電器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0614471A true JPH0614471A (ja) | 1994-01-21 |
Family
ID=15854276
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16768292A Pending JPH0614471A (ja) | 1992-06-25 | 1992-06-25 | トランスレスの充電器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0614471A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005012110A3 (en) * | 2003-07-30 | 2005-12-22 | Michael W Kiger | Protective surfboard covering device |
-
1992
- 1992-06-25 JP JP16768292A patent/JPH0614471A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005012110A3 (en) * | 2003-07-30 | 2005-12-22 | Michael W Kiger | Protective surfboard covering device |
US7017747B2 (en) * | 2003-07-30 | 2006-03-28 | Kiger Michael W | Protective inflatable surfboard covering device |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3108529B2 (ja) | バッテリー充電方法およびその装置 | |
MXPA01012699A (es) | Metodo y aparato para cargar rapidamente una bateria. | |
JPH08289478A (ja) | 二次電池の充電方法 | |
JP2011078246A (ja) | 充電装置及び充電システム | |
JPH0614471A (ja) | トランスレスの充電器 | |
JPH06141483A (ja) | 二次電池の充電装置 | |
JP4345290B2 (ja) | 充電装置 | |
JP2004159379A (ja) | 充電装置 | |
JPH06141475A (ja) | 非水電解液電池充電器の電池有無検出方法 | |
JP2004173472A (ja) | 電池の充電装置 | |
JPH03273830A (ja) | バッテリーの充電制御装置 | |
JP2003199260A (ja) | 二次電池の充電方法と充電装置 | |
JP4341047B2 (ja) | バッテリー充電装置およびバッテリー溶接機 | |
JP2744059B2 (ja) | 充電器の充電制御回路 | |
JPH0714261B2 (ja) | 充電器 | |
JP2506652Y2 (ja) | 充電器に於ける充電電流制御装置 | |
JPH01160326A (ja) | 充電式電気掃除機等の充電回路 | |
JPH0970145A (ja) | 定電圧充電器 | |
JPH11185825A (ja) | 電池の充電法 | |
JPH01268432A (ja) | 電池充電装置 | |
JP2020150673A (ja) | 非接触電力伝送装置、送電装置、および、受電装置 | |
JPS63140631A (ja) | 過充電防止機能付き充電器 | |
JP2004135459A (ja) | 充電装置 | |
JPS633628A (ja) | 充電回路 | |
JPH01315226A (ja) | 充電回路 |