JPH0614450A - ガス絶縁開閉装置の異常過熱検出方法 - Google Patents

ガス絶縁開閉装置の異常過熱検出方法

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JPH0614450A
JPH0614450A JP4167104A JP16710492A JPH0614450A JP H0614450 A JPH0614450 A JP H0614450A JP 4167104 A JP4167104 A JP 4167104A JP 16710492 A JP16710492 A JP 16710492A JP H0614450 A JPH0614450 A JP H0614450A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】外乱による検出誤差を少なくしてガス絶縁開閉
装置の容器内で発生する異常過熱を適確に検出する。 【構成】ガス絶縁開閉装置の容器外の温度変化により容
器内のガス圧力が変化する以前に容器外の温度変化を検
出する進み温度センサ2bと、容器外の温度変化により
容器内のガス圧力が変化した後に容器外の温度変化を検
出する遅れ温度センサ2aとを設ける。進み温度センサ
が検出した温度及び遅れ温度センサが検出した温度の内
の低い方の温度と、圧力センサ1の検出出力とを用い
て、常温換算ガス圧力を演算し、この常温換算ガス圧力
を所定の判定値と比較することにより異常過熱の有無を
判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガス絶縁開閉装置の容
器内で異常過熱が生じたか否かの検出を行う異常過熱検
出方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ガス絶縁開閉装置の内部で、通電異常
(接触抵抗の増大等)や、電気的な接触部の接触不良等
により異常過熱が生じているか否かを検出する方法とし
て、容器内のガス圧力を検出することにより異常過熱の
有無を検出する方法が知られている。
【0003】この検出方法では、容器内のガス圧力と容
器外の温度とを検出して、検出したガス圧力と温度とか
ら容器内のガス圧力を常温(通常は20℃)での圧力値
(常温換算ガス圧力という。)に換算し、該常温換算ガ
ス圧力の上昇値または上昇率を所定の判定値と比較する
ことにより異常過熱の有無を検出する。
【0004】図5はこの検出方法に用いる装置の概略構
成を示したもので、同図において1はガス絶縁開閉装置
の容器内の圧力を検出する圧力センサ、2は容器外の温
度を検出する温度センサである。これらのセンサの出力
はセンサ入力部3を介してCPU4に入力される。CP
Uは、所定の時間毎に、例えば10分毎にガス圧力の検
出値と温度の検出値とを読み込んで、ガス圧力の検出値
を常温での圧力値に換算する演算を行う。ここで容器内
のガスのガス密度係数をL、常温を20℃とし、時刻n
におけるガス圧力の検出値をPxn、温度の検出値をTn
、常温換算ガス圧力をPn 、とすると、Pn は下記の
式により求められる。
【0005】 Pn =Pxn+L(20−Tn ) …(1) 上記常温換算ガス圧力Pn の値または上昇率から、異常
過熱の有無を検出する。即ち、容器内で異常過熱が生じ
ていないときの容器内の圧力上昇は、外気温の上昇によ
るガス圧力の上昇及び定常時の通電に伴って生じる発熱
によるガス圧力の上昇のみであるため、常温換算ガス圧
力が一定の範囲を超えることはない。これに対し、容器
内のガス圧力の上昇の要因に異常過熱が加わると、常温
換算ガス圧力が所定の範囲を超えて上昇する。従って適
宜に設定した判定値Pr と各サンプリング時刻の常温換
算ガス圧力Pn とを比較して、Pn >Pr となったとき
に異常加熱が生じたことを検出することができる。従来
の検出方法では、例えば10分毎にサンプリングを行っ
て、続いて2回Pn >Pr が検出されたときにCPU4
が異常過熱と判定して、警報等の過熱検出出力を発生す
る。
【0006】また従来の検出方法では、各サンプリング
時刻における常温換算ガス圧力Pnと60分前のサンプ
リング時刻における常温換算ガス圧力Pn-60との差ΔP
n を常温換算ガス圧力の上昇率としてこの上昇率を判定
値ΔPr と比較し、ΔPn >ΔPr が連続して2回検出
されたときにも異常過熱と判定して、過熱検出出力を発
生させるようにしている。
【0007】図6は、一例として、−70分から0分ま
で10分間隔でサンプリングした容器内のガス圧力の検
出値と温度の検出値とにより、各サンプリング時刻での
常温換算ガス圧力P-70 ,P-60 ,…P0 を求めた例を
グラフにして示したものである。CPU4は常温換算ガ
ス圧力P-70 ,P-60 ,…P0 をそれぞれ演算する毎
に、演算した常温換算ガス圧力を判定値Pと比較し、連
続して2回常温換算ガス圧力が判定値を超えたことが検
出されたときに過熱検出出力を発生する。例えば、サン
プリング時刻−10分及び0分においてそれぞれP-10
>Pr ,P0 >Pr となったことが検出されたとする
と、時刻0分で過熱検出出力を発生する。またCPU
は、常温換算ガス圧力の上昇率が連続して2回判定値を
超えたときにも過熱検出出力を発生する。例えばΔP-1
0 (=P-10 −P-70 及びΔP0 (=P0 −P-60 )が
それぞれ判定値ΔPr を超えたことが検出されたとする
と、時刻0分で過熱検出出力を発生する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、容器外
に配置した温度センサの検出出力を用いて、容器内のガ
ス圧力を常温でのガス圧力に換算した場合には、温度セ
ンサによる周囲温度の検出値と容器内のガスの温度との
間にずれが生じるのを避けられないため、常温換算ガス
圧力の演算に誤差が生じるのを避けられず、異常過熱の
検出を適確に行うことが困難であった。
【0009】今容器の周囲温度(平均値)Tn が時間に
対して図7のように変化するとする。容器外の温度を検
出する温度センサは、通常日陰に設置された密閉箱の中
に配置されているため、温度センサ2の検出出力Tanは
図7に示したように周囲温度Tn より遅れて変化するこ
とになる。これに対し、ガス絶縁開閉装置の容器は日射
を直接受けるため、ガス絶縁開閉装置の主回路電流がほ
ぼ一定であるとすると、異常過熱が生じていない状態で
は、定常時のガス絶縁開閉装置の容器内の圧力変化は図
7のTpnのようになり、ガス圧力は周囲温度Tn 及び温
度センサの検出値Tanよりも先行して変化する。
【0010】尚図7のTpnは、ガス絶縁開閉装置の容器
内のガス圧力を温度に換算した値を示したものである。
即ち、容器内のガス圧力の変化は容器内のガスの温度の
変化に対応しているため、各容器内のガス圧力の変化は
ガス温度の変化に置き換えることができる。各容器内に
充填されるガスの量は一定であるため、圧力センサが検
出したガス圧力をガス密度で除することにより各容器内
のガス圧力に対応する温度を算出することができる。こ
のようにして算出した温度Tpnを容器内圧力相当ガス温
度と呼ぶことにする。
【0011】上記のように、温度センサの検出出力は、
周囲温度の変化に伴う容器内のガス圧力の変化よりも遅
れて変化するため、温度センサの検出出力Tanと、圧力
センサの検出出力Pxnとを用いて常温(20℃)換算ガ
ス圧力Pn を求めると図8に実線で示したようになる。
ガス絶縁開閉装置の容器内のガス温度の平均値を正確に
検出して常温換算ガス圧力を演算すれば、ガス絶縁開閉
装置内で異常過熱が生じていない状態(定常時)では、
常温換算ガス圧力Pn の変化は、主回路電流の変化に伴
う発熱量の変化によるものだけで、僅かな範囲に収まる
はずであるが、実際には、図8に示すような比較的大き
な変化を示し、この常温換算ガス圧力Pn の変化が外乱
(周囲温度の変化)による誤差となって異常過熱の検出
に影響を与える。従来の検出方法では、外乱による誤差
が、図8のPn の曲線の最大値と最小値との差に相当す
るため、検出感度が大幅に変動する。
【0012】今異常過熱の判定レベルPr を図示の大き
さとすると、定常時の常温換算ガス圧力Pn が最大値を
示す時刻で異常過熱を検出するためには、異常過熱によ
る圧力上昇がδP1 を超えればよいが、定常時の常温換
算ガス圧力Pn が最小値を示す時刻で異常過熱を検出す
るためには、異常加熱による圧力上昇がδP2 (>>δ
P1 )を超える必要がある。
【0013】このように、温度センサ2の検出出力と圧
力センサ1の検出出力とから演算した常温換算ガス圧力
を判定レベルPr と比較して、異常過熱の有無を判定す
る従来の検出方法による場合には、外乱による誤差が非
常に大きく、検出感度の変動幅が大きいため、異常過熱
を適確に検出することが難しいという問題があった。特
に気象条件等によりマイナス側の外乱が大きくなって、
図8に破線で示したPn ´のように常温換算ガス圧力の
最小値が落ち込んだ場合には、異常過熱の検出を行うこ
とが不可能になるおそれがあった。
【0014】ガス絶縁開閉装置の予測保全を図って、重
大な事故の発生を未然に防ぐためには、電気的接触部の
接触不良等による異常過熱を確実に検出することが必要
であり、異常過熱の検出の信頼性を高める必要がある
が、上記のように、従来の検出方法では、異常過熱が発
生する時刻によってはそれを検出できないおそれがある
ため、信頼性に乏しかった。
【0015】本発明の目的は、気象条件等の外乱による
誤差を少なくして異常過熱を適確に検出することができ
るようにしたガス絶縁開閉装置の異常過熱検出方法を提
案することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、ガス絶縁開閉
装置の容器内のガス圧力と前記容器外の温度とを検出
し、検出されたガス圧力と容器外の温度とから検出され
たガス圧力を常温でのガス圧力に換算する演算を行って
常温換算ガス圧力を求め、常温換算ガス圧力の値または
上昇率を判定値と比較することにより容器内での異常過
熱の有無を判定するガス絶縁開閉装置の異常過熱検出方
法に係わるものである。
【0017】本発明においては、容器外の温度変化によ
り容器内のガス圧力が変化する以前に容器外の温度変化
を検出するように温度検出時定数が設定された進み温度
センサと、容器外の温度変化により容器内のガス圧力が
変化した後に容器外の温度変化を検出するように温度検
出時定数が設定された遅れ温度センサとを設けておき、
進み温度センサが検出した温度及び遅れ温度センサが検
出した温度の内、低い方の温度を常温換算ガス圧力の演
算に用いるようにした。
【0018】本発明においてはまた、進み温度センサ及
び遅れ温度センサがそれぞれ検出した温度を用いて常温
換算ガス圧力を演算して、進み温度センサが検出した温
度を用いて演算した常温換算ガス圧力及び遅れ温度セン
サが検出した温度を用いて演算した常温換算ガス圧力の
内、値が大きい方を異常過熱の有無の判定に用いるよう
にしてもよい。
【0019】尚本発明においては、上記進み温度センサ
及び遅れ温度センサの少なくとも一方を複数個設けて、
複数個設けられた進み温度センサまたは遅れ温度センサ
がそれぞれ検出した温度の内の一番低い温度を進み温度
センサまたは遅れ温度センサの検出温度とするようにし
てもよい。
【0020】例えば進み温度センサを2個異なる箇所に
設置するとともに、遅れ温度センサを2個異なる箇所に
設置して該2個の進み温度センサがそれぞれ検出した温
度の内、低い方の温度を進み温度センサにより検出され
た温度とし、また2個の遅れ温度センサが検出した温度
の内、低い方を遅れ温度センサにより検出された温度と
して、これら進み温度センサにより検出された温度及び
遅れ温度センサにより検出された温度の内の低い方を常
温換算ガス圧力の演算換算に用いるようにすることがで
きる。
【0021】
【作用】上記のように、温度検出の時定数(感度)が異
なる進み温度センサと遅れ温度センサとを用意しておい
て、これらの温度センサが検出した温度の内の低い温度
を用いて常温換算ガス圧力を演算すると、外乱による誤
差を小さくすることができるため、時刻による検出感度
の差を少なくして異常過熱を適確に検出することができ
る。
【0022】進み温度センサが検出した温度を用いて演
算した常温換算ガス圧力及び遅れ温度センサが検出した
温度を用いて演算した常温換算ガス圧力の内、値が大き
い方を異常過熱の有無の判定に用いる場合も同様であ
る。
【0023】
【実施例】図1は本発明の検出方法を実施するために用
いる装置の構成を概略的に示したもので、本実施例で
は、ガス絶縁開閉装置の容器外の温度変化により容器内
のガス圧力が変化した後に容器外の温度変化を検出する
ように温度検出時定数が比較的大きく設定された遅れ温
度センサ2aと、ガス絶縁開閉装置の容器外の温度変化
により容器内のガス圧力が変化する以前に容器外の温度
変化を検出するように温度検出時定数が比較的小さく設
定された進み温度センサ2bとが設けられ、これらの温
度センサの出力が容器内のガス圧力を検出する圧力セン
サ1の出力とともにセンサ入力部3を介してコンピュー
タのCPUに入力されている。遅れ温度センサ2aは、
図5に示した従来の装置で用いられていた温度センサと
同様に、日陰に設置された箱内に配置されたものであ
り、該温度センサ2aを配置する箱は、ガス絶縁開閉装
置の容器に比べて吸熱及び放熱が悪い材料により形成さ
れていて、日射を直接受けず、かつ風雨の影響を直接受
けない場所に設置されている。また進み温度センサ2b
は、ガス絶縁開閉装置の容器に比べて吸熱及び放熱が良
好な金属材料により形成された箱の中に配置されてい
て、該温度センサ2bを収容した箱は日射及び風雨が直
接当たる場所に設置されている。その他の点は従来の装
置と同様である。
【0024】上記遅れ温度センサ2a及び進み温度セン
サ2bの時刻nにおける検出出力をそれぞれTan及びT
bnとすると、Tan及びTbnは時刻の経過に伴って例えば
図2のように変化する。この場合、容器内のガス圧力を
温度に換算した容器内相当ガス温度Tpnは図2のように
変化する。
【0025】本発明においては、所定の時間(例えば1
0分)毎に圧力センサ1の検出出力Pxnと、温度センサ
2a及び2bの検出出力Tan及びTbnとをサンプリング
し、圧力センサの検出出力Pxnと、温度センサの検出出
力Tan及びTbnの内の低い方とを用いて(1)式により
常温換算ガス圧力Pn を演算する。このようにして演算
した常温換算ガス圧力Pn は図3に実線で示したように
なる。尚図3においてPn(Tan)及びPn(Tbn)はそれ
ぞれ温度センサ2a及び2bの検出出力を用いて演算し
た常温換算ガス圧力Pn を示している。
【0026】本発明では、図3に実線で示した常温換算
ガス圧力Pn を、判定値Pr と比較して、常温換算ガス
圧力Pn が判定値Pr を超えたときに、異常過熱の検出
出力を発生させる。また図3に実線で示した各サンプリ
ング時刻の常温換算ガス圧力Pn と所定時間前の常温換
算ガス圧力Pn との差ΔPn を常温換算ガス圧力の上昇
率として求めて、該上昇率ΔPn を判定値ΔPr と比較
し、ΔPn >ΔPr が検出されたときに異常過熱検出出
力を発生させる。本実施例の検出方法の手順を示すアル
ゴリズムを示すフローチャートを図4に示した。
【0027】図3に示したように、温度センサ2a及び
2bの検出出力Tan及びTbnの内の低い方を用いて常温
換算ガス圧力Pn を演算すると、常温換算ガス圧力Pn
がプラス側にのみ変化するため、外乱による誤差は従来
の1/2となる。従って検出感度の変動幅を従来の1/
2とすることができ、異常過熱を適確に検出することが
できる。
【0028】上記の実施例では、温度センサ2a及び2
bの検出出力Tan及びTbnの内の低い方を用いて常温換
算ガス圧力Pn を演算するとしたが、両温度センサの検
出出力を用いて常温換算ガス圧力Pn(Tan) 及びPn(T
bn)を演算して、これらPn(Tan) 及びPn(Tbn)の
内、低い方を異常過熱の有無の判定に用いるようにして
もよい。
【0029】上記の実施例では、常温換算ガス圧力Pn
を判定値Pr と比較して異常過熱の有無を判定する判定
過程と、常温換算ガス圧力の上昇率ΔPn を判定値ΔP
r と比較することにより異常過熱の有無を判定する判定
過程とを行っているが、いずれか一方の判定過程のみを
行うようにしてもよい。
【0030】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、温度検
出の時定数が異なる進み温度センサと遅れ温度センサと
を用意して、これらの温度センサが検出した温度の内低
い方を用いて常温換算ガス圧力を演算するか、または進
み温度センサが検出した温度を用いて演算した常温換算
ガス圧力及び遅れ温度センサが検出した温度を用いて演
算した常温換算ガス圧力の内、値が大きい方を異常過熱
の有無の判定に用いるようにしたので、外乱による誤差
を小さくして時刻による検出感度の差を少なくすること
ができ、異常過熱を適確に検出することができる利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例で用いる装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図2】本発明の実施例における温度センサの検出出力
の変化をガス絶縁開閉装置の容器内のガス圧力の変化と
ともに示した線図である。
【図3】図2のように温度センサの検出出力及びガス圧
力が変化する場合に演算される常温換算ガス圧力を示し
た線図である。
【図4】本発明の実施例の検出方法の手順を示したフロ
ーチャートである。
【図5】従来の検出方法で用いていた装置の構成を示し
たブロック図である。
【図6】所定の時間毎にサンプリングした検出値を用い
て演算した常温換算ガス圧力の変化の一例を示した線図
である。
【図7】従来の検出方法における温度センサの検出出力
の変化をガス絶縁開閉装置の容器内のガス圧力の変化と
ともに示した線図である。
【図8】図7のように温度センサの検出出力及びガス圧
力が変化する場合に演算される常温換算ガス圧力を示し
た線図である。
【符号の説明】
1 圧力センサ 2a 遅れ温度センサ 2b 進み温度センサ 3 センサ入力部 4 CPU

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス絶縁開閉装置の容器内のガス圧力と
    前記容器外の温度とを検出し、検出されたガス圧力と容
    器外の温度とから検出されたガス圧力を常温でのガス圧
    力に換算する演算を行って常温換算ガス圧力を求め、前
    記常温換算ガス圧力の値または上昇率を判定値と比較す
    ることにより前記容器内での異常過熱の有無を判定する
    ガス絶縁開閉装置の異常過熱検出方法において、 前記容器外の温度変化により容器内のガス圧力が変化す
    る以前に容器外の温度変化を検出するように温度検出時
    定数が設定された進み温度センサと、前記容器外の温度
    変化により容器内のガス圧力が変化した後に容器外の温
    度変化を検出するように温度検出時定数が設定された遅
    れ温度センサとを設けておき、 前記進み温度センサが検出した温度及び遅れ温度センサ
    が検出した温度の内、低い方の温度を前記常温換算ガス
    圧力の演算に用いることを特徴とするガス絶縁開閉装置
    の異常過熱検出方法。
  2. 【請求項2】 ガス絶縁開閉装置の容器内のガス圧力と
    前記容器外の温度とを検出し、検出されたガス圧力と容
    器外の温度とから検出されたガス圧力を常温でのガス圧
    力に換算する演算を行って常温換算ガス圧力を求め、前
    記常温換算ガス圧力の値または上昇率を判定値と比較す
    ることにより前記容器内での異常過熱の有無を判定する
    ガス絶縁開閉装置の異常過熱検出方法において、 前記容器外の温度変化により容器内のガス圧力が変化す
    る以前に容器外の温度変化を検出するように温度検出時
    定数が設定された進み温度センサと、前記容器外の温度
    変化により容器内のガス圧力が変化した後に容器外の温
    度変化を検出するように温度検出時定数が設定された遅
    れ温度センサとを設けておき、 前記進み温度センサ及び遅れ温度センサがそれぞれ検出
    した温度を用いて常温換算ガス圧力を演算し、 前記進み温度センサが検出した温度を用いて演算した常
    温換算ガス圧力及び遅れ温度センサが検出した温度を用
    いて演算した常温換算ガス圧力の内、値が大きい方を異
    常過熱の有無の判定に用いることを特徴とするガス絶縁
    開閉装置の異常過熱検出方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010193616A (ja) * 2009-02-18 2010-09-02 Mitsubishi Electric Corp ガス圧監視装置ならびにガス絶縁電気機器
CN107436400A (zh) * 2017-07-26 2017-12-05 南方电网科学研究院有限责任公司 一种gis触头过热故障的检测方法及装置
CN113108920A (zh) * 2021-04-13 2021-07-13 广东省源天工程有限公司 基于DR成像技术的110kv电压GIS刀闸的检测方法

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