JPH0614448B2 - 電気接点 - Google Patents
電気接点Info
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- JPH0614448B2 JPH0614448B2 JP61002723A JP272386A JPH0614448B2 JP H0614448 B2 JPH0614448 B2 JP H0614448B2 JP 61002723 A JP61002723 A JP 61002723A JP 272386 A JP272386 A JP 272386A JP H0614448 B2 JPH0614448 B2 JP H0614448B2
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- Japan
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- atmosphere
- brush
- experiment
- electrical contact
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は種々の電気機器用の電気接点、特に長期にわた
り性能を維持できる上下動接点、スライドスイツチ、リ
レー、コネクター等の種々の電気接点に関する。
り性能を維持できる上下動接点、スライドスイツチ、リ
レー、コネクター等の種々の電気接点に関する。
従来より種々の電気機器に用いられている電気接点、例
えば上下動接点、スライドスイツチ、リレー、コネクタ
ー等の電気接点はその動作中経時的にそれらの部分に異
物が形成蓄積されることが知られている。これらの異物
は時には電気火花により、あるいは接点の摩耗により生
じ、経時的に蓄積されて電気機器例えば上下動接点、ス
ライドスイツチ、リレー、コネクター等、また電気接点
および摺動部を併せ有する小型モータ等の性能を低下さ
せ、ひいては機能を破壊してしまうことがある。
えば上下動接点、スライドスイツチ、リレー、コネクタ
ー等の電気接点はその動作中経時的にそれらの部分に異
物が形成蓄積されることが知られている。これらの異物
は時には電気火花により、あるいは接点の摩耗により生
じ、経時的に蓄積されて電気機器例えば上下動接点、ス
ライドスイツチ、リレー、コネクター等、また電気接点
および摺動部を併せ有する小型モータ等の性能を低下さ
せ、ひいては機能を破壊してしまうことがある。
これについて接点開閉回数が最も多く、かつ摺動部も有
する代表例として小型モータをとりあげて説明する。
する代表例として小型モータをとりあげて説明する。
小型モータにおいてはブラシおよびコミユテータが組み
込まれており、このブラシは大きく分けて二種類ある。
その一つは弾性を有する導電材料、例えば銅、ベリリウ
ム銅、銅チタン合金、リン青銅、洋白からなる薄板材あ
るいは線材に貴金属またはその合金(例えばAu、P
d、Pt、Ag、Cu等およびこれらの合金)材料をク
ラツドするか、スポツト溶接によつて接合した構造にな
つている。またもう一つは上記薄板材または線材の一部
に焼結カーボンブラシ(例えばカーボン、Agカーボ
ン、Cuカーボン、AgCuカーボンおよびこれらの材
料にSiC、MoS2、Pb、エポキシ樹脂等を添加剤
として配合したブラシ)を導電性接着剤、スポツト溶
接、あるいはカシメ方式等の接合した構造になつてい
る。
込まれており、このブラシは大きく分けて二種類ある。
その一つは弾性を有する導電材料、例えば銅、ベリリウ
ム銅、銅チタン合金、リン青銅、洋白からなる薄板材あ
るいは線材に貴金属またはその合金(例えばAu、P
d、Pt、Ag、Cu等およびこれらの合金)材料をク
ラツドするか、スポツト溶接によつて接合した構造にな
つている。またもう一つは上記薄板材または線材の一部
に焼結カーボンブラシ(例えばカーボン、Agカーボ
ン、Cuカーボン、AgCuカーボンおよびこれらの材
料にSiC、MoS2、Pb、エポキシ樹脂等を添加剤
として配合したブラシ)を導電性接着剤、スポツト溶
接、あるいはカシメ方式等の接合した構造になつてい
る。
これらのブラシを有する小型モータにおいては動作時、
即ちコミユテータ回転時に相互に摺動するコミユテータ
セグメントとブラシ摺動部とが、その接触転の断続によ
り電気火花を発生し、この電気火花の発生に伴つて電気
ノイズを発生し、またコミユテータセグメンとブラシ摺
動部に消耗や溶着を発生する。またコミユテータ回転時
にブラシ摺動部に不必要な振動を生じ、これによっても
ブラシ摺動部のコミユテータセグメントに対する接触面
に異常な溶着が生じ、火花発生に伴う異物が生成される
ことがしばしば起る。
即ちコミユテータ回転時に相互に摺動するコミユテータ
セグメントとブラシ摺動部とが、その接触転の断続によ
り電気火花を発生し、この電気火花の発生に伴つて電気
ノイズを発生し、またコミユテータセグメンとブラシ摺
動部に消耗や溶着を発生する。またコミユテータ回転時
にブラシ摺動部に不必要な振動を生じ、これによっても
ブラシ摺動部のコミユテータセグメントに対する接触面
に異常な溶着が生じ、火花発生に伴う異物が生成される
ことがしばしば起る。
上述した如き溶着や異物が発生すると、これらが更にコ
ミユテータセグメントおよびブラシ摺動部を擦過して擦
傷を与え、この擦過によつて生ずる切屑もしくは摩耗屑
がコミユテータセグメント間のギヤツプ部に溜り、コミ
ユテータセグメント相互が導通されて回転不安定を発生
する。またブラシ摺動部およびコミユテータセグメント
の面粗度を大にし、ブラシの振動を大にする原因とな
り、これが更に電気火花の発生を助長し、ますます異常
摩耗、異物生成を促進させる結果となり、電気ノイズの
増大、整流位置のズレ等モータ性能そのものの低下をも
たらすことになる。
ミユテータセグメントおよびブラシ摺動部を擦過して擦
傷を与え、この擦過によつて生ずる切屑もしくは摩耗屑
がコミユテータセグメント間のギヤツプ部に溜り、コミ
ユテータセグメント相互が導通されて回転不安定を発生
する。またブラシ摺動部およびコミユテータセグメント
の面粗度を大にし、ブラシの振動を大にする原因とな
り、これが更に電気火花の発生を助長し、ますます異常
摩耗、異物生成を促進させる結果となり、電気ノイズの
増大、整流位置のズレ等モータ性能そのものの低下をも
たらすことになる。
一般にコミユテータセグメント材料は、Au、Pd、Ag等の貴
金属合金(例えばAgCu、AgCd、AgCuCd、AgCuTi等の合
金)からなる。これに対しブラシが前述した貴金属また
はその合金からなるとき、何れも表面エネルギーが高
く、かかるコミユテータセグメントとブラシがほぼ同様
の材質からなるため、相互摺接面で擦過傷が発生し易
い。また前述したカーボンのみからなるブラシの場合に
も貴金属合金ブラシと比較して摺動抵抗は小さくなると
はいえ、電気火花による消耗が大きく、またカーボン中
に混入しているSiO2等の不純物による擦過傷の危険性が
ある。また貴金属と組合わせたカーボンブラシの場合に
は、上述した貴金属合金ブラシの場合と同様の欠点を有
している。
金属合金(例えばAgCu、AgCd、AgCuCd、AgCuTi等の合
金)からなる。これに対しブラシが前述した貴金属また
はその合金からなるとき、何れも表面エネルギーが高
く、かかるコミユテータセグメントとブラシがほぼ同様
の材質からなるため、相互摺接面で擦過傷が発生し易
い。また前述したカーボンのみからなるブラシの場合に
も貴金属合金ブラシと比較して摺動抵抗は小さくなると
はいえ、電気火花による消耗が大きく、またカーボン中
に混入しているSiO2等の不純物による擦過傷の危険性が
ある。また貴金属と組合わせたカーボンブラシの場合に
は、上述した貴金属合金ブラシの場合と同様の欠点を有
している。
なおコミユテータとブラシ摺動部の異常摩耗および溶着
に関し、文献によば不飽和芳香族炭化水素の雰囲気が、
電気接点近くに存在したり、これらに吸着されたとき、
黒化物(これらの分解により生じたカーボンおよびブシ
とコミユテータセグメントの間で生ずる摩耗粉の混合し
たもの)と称される異物が生成する。
に関し、文献によば不飽和芳香族炭化水素の雰囲気が、
電気接点近くに存在したり、これらに吸着されたとき、
黒化物(これらの分解により生じたカーボンおよびブシ
とコミユテータセグメントの間で生ずる摩耗粉の混合し
たもの)と称される異物が生成する。
これは不飽和芳香族炭化水素(例えばトルエン、スチレ
ン等)が不完全燃焼するとき、生成するカーボン量が多
いためであり、このカーボンは比較的に密な硬質のもの
となる。このカーボンの生成、即ちブラシおよびコミユ
テータセグメントにカーボンが適度に付着すると、ブラ
シの摩耗そのものは減少させる。しかしながらかかる不
飽和芳香族炭化水素から生成したカーボンによる異物の
形成は長期間使用中小型モータのワウ・フラツタを増大
させる欠点を有する。
ン等)が不完全燃焼するとき、生成するカーボン量が多
いためであり、このカーボンは比較的に密な硬質のもの
となる。このカーボンの生成、即ちブラシおよびコミユ
テータセグメントにカーボンが適度に付着すると、ブラ
シの摩耗そのものは減少させる。しかしながらかかる不
飽和芳香族炭化水素から生成したカーボンによる異物の
形成は長期間使用中小型モータのワウ・フラツタを増大
させる欠点を有する。
上述した小型モータの例におけるブラシとコミユテータ
の摺動により発生するブラシおよびコミユテータの消
耗、溶着の発生、これによる擦過損、機械的摩耗による
モータの性能低下および寿命短縮、および開閉接点構造
の上下動スイツチ、リレー、あるいは摺動接点構造を有
するスライドスイツチ、コネクター等の電気接続構造の
電気接点の消耗、溶着の発生はこれらの機器における大
きな欠点となつている。
の摺動により発生するブラシおよびコミユテータの消
耗、溶着の発生、これによる擦過損、機械的摩耗による
モータの性能低下および寿命短縮、および開閉接点構造
の上下動スイツチ、リレー、あるいは摺動接点構造を有
するスライドスイツチ、コネクター等の電気接続構造の
電気接点の消耗、溶着の発生はこれらの機器における大
きな欠点となつている。
従つて本発明は上述した如き種々の電気接点の欠点を克
服することにある。
服することにある。
本発明はC6 〜C24アルカンジオールのモノ(ポリオキ
シルアルキレン)エーテルの雰囲気を有する電気機器用
電気接点にある。
シルアルキレン)エーテルの雰囲気を有する電気機器用
電気接点にある。
本発明で使用しうるC6 〜C24アルカンジオールのモノ
(ポリオキシアルキレン)エーテルの具体例としては例
えばヘキシレングリコールのエチレンオキサイド1モル
付加物(以下薬品1と称する)、プロピレンオキサイド
1モル付加物(以下薬品2と称する)、エチレンオキサ
イド2モル付加物(以下薬品3と称する)、プロピレン
オキサイド2モル付加物(以下薬品4と称する)、プロ
ピレンオキサイド4モル付加物(以下薬品5と称す
る)、およびエチレンオキサイド2モルとプロピレンオ
キサイド1モル付加物(以下薬品6と称する)がある。
(ポリオキシアルキレン)エーテルの具体例としては例
えばヘキシレングリコールのエチレンオキサイド1モル
付加物(以下薬品1と称する)、プロピレンオキサイド
1モル付加物(以下薬品2と称する)、エチレンオキサ
イド2モル付加物(以下薬品3と称する)、プロピレン
オキサイド2モル付加物(以下薬品4と称する)、プロ
ピレンオキサイド4モル付加物(以下薬品5と称す
る)、およびエチレンオキサイド2モルとプロピレンオ
キサイド1モル付加物(以下薬品6と称する)がある。
上記薬品1〜6の物性を以下に例示する。
上述した薬品1〜6はそれぞれ単独であるいは任意の混
合物として使用できる。
合物として使用できる。
本発明に従いアルカンジオールのモノ(ポリオキシアル
キレン)エーテルを使用するに当つては、上下動スイツ
チ、リレー、スライドスイツチ、コネクター等の電気的
接続構造の電気接点を構成する材料に含浸または塗布し
てもよく、あるいはその近傍に塗布してもよく、あるい
はフエルト、スポンジ等に含浸させ、これを上述した如
き電気接点の近傍に固着もしくは接着させてもよい。何
れにしてもアルカンジオールのモノ(ポリオキシアルキ
レン)エーテルが塗布され、もしくは蒸発されて電気接
点部にこれらの雰囲気を作らせるようにする。このため
上記電気接点部は一定のケース内に内包させるのが好ま
しく、このケースは必ずしも気密にする必要はないがで
きる限り気密に近い構造にするのが好ましい。
キレン)エーテルを使用するに当つては、上下動スイツ
チ、リレー、スライドスイツチ、コネクター等の電気的
接続構造の電気接点を構成する材料に含浸または塗布し
てもよく、あるいはその近傍に塗布してもよく、あるい
はフエルト、スポンジ等に含浸させ、これを上述した如
き電気接点の近傍に固着もしくは接着させてもよい。何
れにしてもアルカンジオールのモノ(ポリオキシアルキ
レン)エーテルが塗布され、もしくは蒸発されて電気接
点部にこれらの雰囲気を作らせるようにする。このため
上記電気接点部は一定のケース内に内包させるのが好ま
しく、このケースは必ずしも気密にする必要はないがで
きる限り気密に近い構造にするのが好ましい。
例えば小型モータにあつては本発明によるアルカンジオ
ールのモノ(ポリオキシアルキレン)エーテル含浸材料
をモータケース内の一部、例えばブラケットあるいはブ
ラシ固定部材に接着固定するとよい。
ールのモノ(ポリオキシアルキレン)エーテル含浸材料
をモータケース内の一部、例えばブラケットあるいはブ
ラシ固定部材に接着固定するとよい。
本発明で使用するアルカンジオールのモノ(ポリオキシ
アルキレン)エーテルは、電気接点部に塗布するか、そ
の近傍に存在させてその雰囲気を電気接点の周囲に形成
させたとき、それらが電気接点構成部の表面に吸着され
て薄膜を形成し、これらが電気火花および摺動による異
物の形成を減少させる。
アルキレン)エーテルは、電気接点部に塗布するか、そ
の近傍に存在させてその雰囲気を電気接点の周囲に形成
させたとき、それらが電気接点構成部の表面に吸着され
て薄膜を形成し、これらが電気火花および摺動による異
物の形成を減少させる。
本発明により使用するアルカンジオールのモノ(ポリオ
キシアルキレン)エーテルは、電気接点例えば小型モー
タのブラシおよびコミユテータセグメントの接触部にお
いて火花が生ずると、前述した不飽和芳香族炭化水素と
同様に不完全燃焼し、カーボンを発生する。しかしなが
らアルカンジオールのモノ(ポリオキシアルキレン)エ
ーテルの不完全燃焼で生ずるカーボンは不飽和芳香族炭
化水素により生成するカーボンとは異なり、比較的軟質
であり、またその生成するカーボンの量も少ないため前
述した黒化物の生成の如く、コミユテータセグメント間
の導通のような異常発生を生ずることがなく、従つてモ
ータのタウ・フラツタを増大させることがない。
キシアルキレン)エーテルは、電気接点例えば小型モー
タのブラシおよびコミユテータセグメントの接触部にお
いて火花が生ずると、前述した不飽和芳香族炭化水素と
同様に不完全燃焼し、カーボンを発生する。しかしなが
らアルカンジオールのモノ(ポリオキシアルキレン)エ
ーテルの不完全燃焼で生ずるカーボンは不飽和芳香族炭
化水素により生成するカーボンとは異なり、比較的軟質
であり、またその生成するカーボンの量も少ないため前
述した黒化物の生成の如く、コミユテータセグメント間
の導通のような異常発生を生ずることがなく、従つてモ
ータのタウ・フラツタを増大させることがない。
また電気接点の周囲雰囲気中にアルカンジオールのモノ
(ポリオキシアルキレン)エーテルおよび前述した如き
不飽和芳香族炭化水素が共存するときでも、前述した如
き不飽和芳香族炭化水素の燃焼による黒化物の生成はな
いか、あつても非常に少なくなる。これはアルカンジオ
ールのモノ(ポリオキシアルキレン)エーテルに含まれ
る極性基のため、電気接点に不飽和芳香族炭化水素より
優先的にかつ強力に吸着せしめられ、これが黒化物の付
着、蓄積を防止するためと考えられる。
(ポリオキシアルキレン)エーテルおよび前述した如き
不飽和芳香族炭化水素が共存するときでも、前述した如
き不飽和芳香族炭化水素の燃焼による黒化物の生成はな
いか、あつても非常に少なくなる。これはアルカンジオ
ールのモノ(ポリオキシアルキレン)エーテルに含まれ
る極性基のため、電気接点に不飽和芳香族炭化水素より
優先的にかつ強力に吸着せしめられ、これが黒化物の付
着、蓄積を防止するためと考えられる。
以下に実施例を挙げて本発明を説明する。
実施例 接点開閉回数の多い小型モータを用いて試験した。
ポリエステルフエルトをフルオロエチレンで洗浄脱脂
し、これにそれぞれ薬品1(実験1)薬品2(実験
2)、薬品3(実験3)、薬品4(実験4)、薬品5
(実験5)、薬品6(実験6)、または薬品1,2,
3,4の1:1:1:1混合物(実験7)を含浸せし
め、それぞれを小型モータ内のブラケツトに接着させて
モータ内に上記各薬品の雰囲気を形成させた。
し、これにそれぞれ薬品1(実験1)薬品2(実験
2)、薬品3(実験3)、薬品4(実験4)、薬品5
(実験5)、薬品6(実験6)、または薬品1,2,
3,4の1:1:1:1混合物(実験7)を含浸せし
め、それぞれを小型モータ内のブラケツトに接着させて
モータ内に上記各薬品の雰囲気を形成させた。
また比較のため、上述したのと同じフエルトにそれぞれ
スチレンモノマー(実験8)またはトルエン(実験9)
を含浸させてそれぞれの雰囲気をモータ内に形成させ
た。
スチレンモノマー(実験8)またはトルエン(実験9)
を含浸させてそれぞれの雰囲気をモータ内に形成させ
た。
また別の比較実験10として何も使用せず、大気雰囲気
のまま通常の小型モータも使用した。
のまま通常の小型モータも使用した。
使用した小型モータは外径30mm、高さ25mmの大きさ
で、定格出力0.1Wであり、これを直流4.2V、2
5mAで運転した。その結果を表1に示す。
で、定格出力0.1Wであり、これを直流4.2V、2
5mAで運転した。その結果を表1に示す。
上記データから実験10に比し、本発明によるアルカン
ジオールのモノ(ポリオキシアルキレン)エーテル雰囲
気(実験1〜7)を設けたモータにおいてはカーボンブ
ラシの摩耗が非常に少なくなることが明らかである。な
おスチレンモノマーおよびトルエン雰囲気(実験8およ
び9)と比較したとき、カーボンブラシの摩耗量に大差
はなかつたが、その300時間運転後のワウ・フラツタ
の減少において本発明のアルカンジオールのモノ(ポリ
オキシアルキレン)エーテルの非常にすぐれていること
が判る。実験8および9においてはカーボンブラシその
ものの摩耗量を減少させることができるが、スチレンお
よびトルンエンの燃焼の結果、モータの性能が低下し、
ワウ・フラツタが増大した。
ジオールのモノ(ポリオキシアルキレン)エーテル雰囲
気(実験1〜7)を設けたモータにおいてはカーボンブ
ラシの摩耗が非常に少なくなることが明らかである。な
おスチレンモノマーおよびトルエン雰囲気(実験8およ
び9)と比較したとき、カーボンブラシの摩耗量に大差
はなかつたが、その300時間運転後のワウ・フラツタ
の減少において本発明のアルカンジオールのモノ(ポリ
オキシアルキレン)エーテルの非常にすぐれていること
が判る。実験8および9においてはカーボンブラシその
ものの摩耗量を減少させることができるが、スチレンお
よびトルンエンの燃焼の結果、モータの性能が低下し、
ワウ・フラツタが増大した。
実験1〜10のモータの整流波形図を第1図〜第10図
に示す。
に示す。
第1図は実験1のモータの場合であり、+60℃、5%
RHでの実験前および1500時間運転試験した後の整流
波形図であり、第2図は実験2の、第3図は実験3の、
第4図は実験4の、第5図は実験5の、第6図は実験6
の、第7図は実験7の同じ整流波形図であり、第8図は
実験8のただし100時間運転試験後の整流波形図であ
り、第9図は実験9のただし300時間運転試験後の整
流波形図であり、第10図は実験10のただし300時
間運転試験後の整流波形図である。
RHでの実験前および1500時間運転試験した後の整流
波形図であり、第2図は実験2の、第3図は実験3の、
第4図は実験4の、第5図は実験5の、第6図は実験6
の、第7図は実験7の同じ整流波形図であり、第8図は
実験8のただし100時間運転試験後の整流波形図であ
り、第9図は実験9のただし300時間運転試験後の整
流波形図であり、第10図は実験10のただし300時
間運転試験後の整流波形図である。
第1図〜第10図を比較することにより、本発明により
アルカンジオールのモノ(ポリオキシアルキレン)エー
テルを用いたモータは長時間そのすぐれた性能を維持し
ていることが判る。
アルカンジオールのモノ(ポリオキシアルキレン)エー
テルを用いたモータは長時間そのすぐれた性能を維持し
ていることが判る。
本発明による小型モータは、ブラシおよびコミユテータ
相互における摩耗を減少させることができ、異物の生成
を減少させ、ワウ・フラツタを低減させることができ、
更にそれらの性能を長時間維持することができる。従っ
てモータの長寿命化を達成することができるすぐれた効
果を有する。
相互における摩耗を減少させることができ、異物の生成
を減少させ、ワウ・フラツタを低減させることができ、
更にそれらの性能を長時間維持することができる。従っ
てモータの長寿命化を達成することができるすぐれた効
果を有する。
第1図〜第10図は実施例に示した実験1〜10の小型
モータの整流波形図である。
モータの整流波形図である。
Claims (7)
- 【請求項1】C6 〜C24アルカンジオールのモノ(ポリ
オキシアルキレン)エーテルの雰囲気を有する電気機器
用電気接点。 - 【請求項2】雰囲気がヘキシレングリコールのエチレン
オキサイド1モル付加物の雰囲気である特許請求の範囲
第1項記載の電気接点。 - 【請求項3】雰囲気がヘキシレングリコールのプロピレ
ンオキサイド1モル付加物の雰囲気である特許請求の範
囲第1項記載の電気接点。 - 【請求項4】雰囲気がヘキシレングリコールのエチレン
オキサイド2モル付加物の雰囲気である特許請求の範囲
第1項記載の電気接点。 - 【請求項5】雰囲気がヘキシレングリコールのプロピレ
ンオキサイド2モル付加物の雰囲気である特許請求の範
囲第1項記載の電気接点。 - 【請求項6】雰囲気がヘキシレングリコールのプロピレ
ンオキサイド4モル付加物の雰囲気である特許請求の範
囲第1項記載の電気接点。 - 【請求項7】雰囲気がヘキシレングリコールのエチレン
オキサイド2モルおよびプロピレンオキサイド1モル付
加物の雰囲気である特許請求の範囲第1項記載の電気接
点。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61002723A JPH0614448B2 (ja) | 1986-01-09 | 1986-01-09 | 電気接点 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61002723A JPH0614448B2 (ja) | 1986-01-09 | 1986-01-09 | 電気接点 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62160614A JPS62160614A (ja) | 1987-07-16 |
JPH0614448B2 true JPH0614448B2 (ja) | 1994-02-23 |
Family
ID=11537229
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61002723A Expired - Lifetime JPH0614448B2 (ja) | 1986-01-09 | 1986-01-09 | 電気接点 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0614448B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62163540A (ja) * | 1986-01-09 | 1987-07-20 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 小型モ−タ |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54105653A (en) * | 1978-02-07 | 1979-08-18 | Sanyo Chemical Ind Ltd | Waterrglycol type nonncombustible working liquid |
JPS563313A (en) * | 1979-06-23 | 1981-01-14 | Nippon Cable Syst Inc | Control cable |
JPS5676495A (en) * | 1979-11-28 | 1981-06-24 | Nippon Oil Co Ltd | Lubricating oil composition for two-cycle engine |
-
1986
- 1986-01-09 JP JP61002723A patent/JPH0614448B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54105653A (en) * | 1978-02-07 | 1979-08-18 | Sanyo Chemical Ind Ltd | Waterrglycol type nonncombustible working liquid |
JPS563313A (en) * | 1979-06-23 | 1981-01-14 | Nippon Cable Syst Inc | Control cable |
JPS5676495A (en) * | 1979-11-28 | 1981-06-24 | Nippon Oil Co Ltd | Lubricating oil composition for two-cycle engine |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62160614A (ja) | 1987-07-16 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |