JPH0614448A - 遮断器の引外し装置 - Google Patents

遮断器の引外し装置

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JPH0614448A
JPH0614448A JP5109497A JP10949793A JPH0614448A JP H0614448 A JPH0614448 A JP H0614448A JP 5109497 A JP5109497 A JP 5109497A JP 10949793 A JP10949793 A JP 10949793A JP H0614448 A JPH0614448 A JP H0614448A
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trip
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JP5109497A
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Tripodi Paul
ポール、トリポディ
Didier Fraisse
ディディエ、フレス
Philippe Piney
フィリプ、ピネ
Dupuis Yves
イブ、デュピュイ
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Merlin Gerin SA
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Merlin Gerin SA
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02HEMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
    • H02H3/00Emergency protective circuit arrangements for automatic disconnection directly responsive to an undesired change from normal electric working condition with or without subsequent reconnection ; integrated protection
    • H02H3/08Emergency protective circuit arrangements for automatic disconnection directly responsive to an undesired change from normal electric working condition with or without subsequent reconnection ; integrated protection responsive to excess current
    • H02H3/093Emergency protective circuit arrangements for automatic disconnection directly responsive to an undesired change from normal electric working condition with or without subsequent reconnection ; integrated protection responsive to excess current with timing means
    • H02H3/0935Emergency protective circuit arrangements for automatic disconnection directly responsive to an undesired change from normal electric working condition with or without subsequent reconnection ; integrated protection responsive to excess current with timing means the timing being determined by numerical means
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02HEMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
    • H02H1/00Details of emergency protective circuit arrangements
    • H02H1/04Arrangements for preventing response to transient abnormal conditions, e.g. to lightning or to short duration over voltage or oscillations; Damping the influence of dc component by short circuits in ac networks
    • H02H1/046Arrangements for preventing response to transient abnormal conditions, e.g. to lightning or to short duration over voltage or oscillations; Damping the influence of dc component by short circuits in ac networks upon detecting saturation of current transformers

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 遮断器の主極を流れる一次電流の値に応じて
引外し機能を保証する修正手段を備えた、rms値を用
いた電子的引外し装置を得ること。 【構成】 変流器により測定された電流の値(Im)の
rms値と、しきい値(S)設定点および遅延時間
(T)設定点に関して引外し指令を与える電子的処理装
置(7)を備えた引外し装置。変流器の応答の非直線性
は、電流値、しきい値、または遅延時間値を修正する装
置(9)により修正される。それらの修正された値(I
c、Tc、Sc)により、遮断器に流れる電流の値に従
って正確な引外しを行うことが可能になる。修正の種類
は、試験により得られたパラメ−タ(11)と、メモリ
(10)に以前に保存されたパラメ−タ(11)によ
り、遮断器の定格に適応させられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、引外し装置に結合され
た遮断器により保護すべき導体を流れる電流を測定する
測定手段と、しきい値および遅延時間を決定する決定手
段と、測定手段により測定された電流を表す入力信号と
決定手段により決定されたしきい値および遅延時間を表
す入力信号を受けるように測定手段および決定手段に接
続され、測定された電流のrms値を表す値を決定する
手段を有する第1の処理装置と、測定された電流、しき
いを値および遅延時間に依存して引外し機能を実行する
第2の処理装置とを備えた遮断器の引外し装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電子的引外し装置においては、少
なくとも遮断器の極を流れる電流が予め設定されている
電流しきい値を、引外しカーブに対応する時間より長い
時間にわたって超えた時に、引外し機能が遮断器開放命
令を出力する。それらの機能のうち、長時間遅延機能す
なわち熱機能、および短時間遅延機能すなわち磁気機能
について若干説明する。
【0003】長時間遅延機能は、遮断器設定電流に対応
するしきい値と、障害電流の二乗に逆比例する引外し遅
延時間とを有する。引外しカーブは、障害電流の二乗と
引外し時間との積が一定値に等しくなるように設定され
たものである。電流しきい値および遅延時間定数の調整
は一般に使用者が行うことができる。短い遅延時間機能
は長い遅延時間機能より高いしき値設定と、より短い遅
延時間設定を有する。この遅延時間は一定値であり、ま
たは長い遅延時間に関しては障害電流の二乗に逆比例す
る時間である。それらの機能はいわゆる熱メモリも有す
る。この熱メモリというのは持続時間の短い障害が引外
しを起こさなかったとしても、引外し装置の過去の履歴
を考慮に入れることである。上記主機能の外に、電子的
引外し装置は、遮断器の加熱の場合に接地障害保護すな
わち引外しのような補助機能を含むことができる(接続
のモニタ)。
【0004】電流表示、負荷切離しすなわち警報接点制
御、または周辺機器との通信機能のようなその他の機能
は引外しを引起こさない。電子的引外し装置の構成は既
知のモデルに全体として追従する。主導体を流れて、引
外し装置へ動作電力を供給する電流の測定は変流器によ
り行われる。変流器は定格動作において約0.1アンペ
アの二次電流を供給する。それらの二次電流は測定され
る前に整形され、引外し機能処理装置により処理され
る。
【0005】電子的引外し装置は定格電流よりはるかに
高い電流レベルで動作せねばならない。しかし、遮断器
のある定格に対しては、変流器は引外し装置の測定と保
護の全範囲にわたって直線的な応答を持たない。それら
の欠点は、大電流レベルにおいては変流器の磁気回路が
飽和することと、非常に低い電流レベルにおいて変流器
の磁気回路が磁化しないことに起因するものである。こ
の直線性の欠如は、電流のピーク値で引外し機能が作動
させられて、遅延時間の精度およびしきい値の精度がか
なり広い場合には受け入れることができた。また、より
広い動作範囲にわたる変流器の電流応答は、rms値に
おけるよりもピーク値における方が一層悪化させられ
る。現在の技術状態におけるある種の解決策によりこの
種の障害は部分的に解決可能である。米国特許第4,6
95,961号明細書には、長い遅延時間機能に対し
て、あるしきい値までのrms値と、このしきい値を超
えるピーク値とにおける動作モードがとくに記載されて
いる。この解決策は長い遅延時間機能の持続時間全体に
わたって一様かつ連続であることが欠点である。更に、
しきい値にわたる交換ピーク値は訂正されない。米国特
許第4,870,532号明細書には、測定インピーダ
ンスを変流器により供給される電流に関して変化させる
装置が提案されている。この解決技術は電流のピーク値
または瞬時値を加え、変流器からの電流を通させること
ができる電子的電力部品を必要とする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、遮断
器の主極を流れる一次電流の値に応じて引外し機能を保
証する修正手段を備えた、rms値を用いた、遮断器の
引外し装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、引外し
装置は、修正パラメ−タを決定する手段と、第1の処理
装置の入力信号のうちの少なくとも1つを前記修正パラ
メ−タおよび測定された電流の値に関して修正し、電流
の修正された値、しきい値の修正された値、または遅延
時間の修正された値を第2の処理装置の入力端子に供給
する手段とを備えるものとする。
【0008】本発明の発展に従って、修正パラメ−タを
決定する手段は修正パラメ−タを記憶する手段を備える
ものとする。
【0009】本発明の好適な実施例においては、本発明
の装置は複数の修正型に対応する複数のパラメ−タ群を
記憶する手段と、遮断器の型に従ってパラメ−タ群を選
択する手段とを備えている。
【0010】本発明の特定の実施例の発展に従って、修
正セクタを定めるように、測定された電流のrms値を
予め設定されている修正しきい値と比較する手段を備
え、修正パラメ−タを決定する手段は各区間に対して種
々のパラメ−タを供給する。
【0011】本発明の実施例において修正パラメ−タ
は、修正された値を決定する多項式の係数(a、b、
c)を入力信号に関して構成する。
【0012】本発明の異なる実施例に従って、修正手段
は、入力信号に関して可変である利得を有する増幅手段
を備えている。
【0013】修正手段は、たとえば、共通の入力端子
と、第2の処理装置の入力端子に接続される出力端子と
を備え、前記端子は第1のスイッチにより記憶手段の入
力端子に接続され、前記記憶手段の出力端子は増幅手段
の入力端子に接続され、かつ、スイッチにより増幅手段
の出力端子に接続され、修正手段はスイッチを制御する
手段を備え、スイッチの一方が開かれている時は他方の
スイッチは閉じられるものとする。
【0014】遮断器が複数の極を備えている場合には、
修正パラメ−タを、予め設定されているしきい値より大
きい電流が流れる極の数に従って修正することができ
る。
【0015】修正を改善するために、温度を測定する手
段を設けることができ、修正手段は前記温度に依存する
修正パラメ−タにより入力信号を修正する。
【0016】
【実施例】図1は従来の遮断器のブロック図を表す。保
護すべき電力系統1は導電体で構成される。接点2によ
って電力系統1に電流を流したり、遮断したりすること
ができる。電力系統1の導体に組み合わされている変流
器5a、5b、5cが大きい一次電流を引外し装置が取
り扱うことができる小さい値の電流へと変換する。それ
らの二次電流は整形測定回路6の入力端子に加えられ
る。その整形測定回路6は測定された電流を表す信号I
mを出力端子に供給する。それらの信号は電子的処理装
置7に加えられる。処理装置7により発生された引外し
指令Dが、遮断器接点2の開放機構3を作動させる動作
リレー4の入力端子に加えられる。
【0017】図2のブロック図により表されている従来
の引外し装置においては、測定された機能Imと、電流
しきい値Sおよび遅延時間定数Tに対応する設定点とを
引外し機能から処理装置8が受ける。引外し時間は測定
された電流と、電流しきい値と、遅延時間定数との関数
である。
【0018】本発明に従って、修正の目的は、引外し機
能を引外ししきい値および引外し時間に関して保障する
ことができる。修正装置を含む引外し装置のブロック図
が図3に示されている。処理装置7は測定された電流I
m1のrms値Inを計算する回路13を備えている。
修正装置9は測定された電流Imのrms値を修正され
た電流Icへと変換し、設定電流しきい値Sを修正され
たしきい値Scへと変換し、遅延時間定数Tを修正され
た遅延時間定数Tcへと変換する。修正はそれらの要素
のうちの1つ、またはそれらの要素のうちのいくつかに
対して同時に行うことができ、かつ、引外し機能に従っ
て異ならせることができる。
【0019】たとえば、長い遅延機能に対しては、修正
は測定された電流Imのrms値に関して修正された電
流Icだけを供給することにすることができる。他方、
短い遅延機能に対しては、引外ししきい値Scの最初の
しきい値Sおよびrms電流Imに関して引外ししきい
値Scのみを修正することができる。時間にわたる電流
の二乗の積がある定数に等しいような、反限時特性を用
いる機能を、時定数Tを電流Imに関して修正すること
により修正することができる。
【0020】この修正装置により引外し機能処理装置8
の一様な動作が可能にされ、修正された値Sc、Tc、
Icが初期値S、T、Imに直接代えられる。修正を効
率的に行うために、修正を遮断器の各型および各変流器
定格に適合させなければならない。本発明の好適な実施
例に従って、この適合は修正パラメ−タ11を記憶する
ための記憶装置(メモリ)10により行われる。それら
のパラメ−タは試験が行われたときに得られたカーブか
ら以前に決定されたものである。
【0021】動作パラメ−タは変流器の電流応答を変更
する。現在のやり方においては、ある遮断器は遮断器の
内部温度を測定して、その温度が所定のしきい値を超え
た時に引外しを行わせる。遮断器の内部温度を測定する
温度測定器12が測定値を修正装置9に供給し、電流、
しきい値または遅延時間定数の修正に関与できる。たと
えば、温度があるしきい値を超えると、しきい値Sまた
は遅延時間Tを小さくするように、設定されている修正
係数がしきい値Sまたは遅延時間Tに加えられる。電流
を増加するように修正係数を電流に直接加えることもで
きる。
【0022】変流器の二次電流Isの応答カーブが図4
に示されている。一次電流Iが遮断器の定格電流INに
等しいとき、二次電流Isは0.1Aである。カーブC2
は理論的なカーブC1に関して2つの減衰領域Da、D
bを示している。第1の変形領域Daは低い電流値に対
して現れる。変流器の磁化回路の低い磁化と、二次巻線
に発生されて、負荷の変化に対して電流を非常に敏感に
する低い電圧とによりそれらの変形は引き起こされる。
第2の変形領域Dbは大きい電流値に対して位置させら
れる。それらの変形領域は変流器の磁気回路の飽和のた
めに主として生じさせられる。変流器の応答の別の表現
が図5に与えられている。この図は理想的なカーブCe
1に関して百分率で誤差Eを表すものである。ある応答
カーブ、とくにピーク値における、Ce2は理想的なカ
ーブCe1より高い領域を有することができ、rms値
における応答、Ce3に対しては、負の誤差が非常に強
調されている。
【0023】引外し機能は、電流値を二乗まで、とくに
反限時特性引外しカーブのための長い遅延時間の間高く
する必要がしばしばある。そうすると、二乗まで増加さ
せられた電流値に対して修正を直接行うことが好まし
い。図6は一次電流Iと定格電流INとの比の二乗を、
二次電流Isと定格二次電流Insとの比の二乗に関し
て表す非直線カーブC3を示している。二次電流に関す
る解析を可能にするために、図6の座標軸は図4と図5
における座標軸とは縦軸と横軸を逆にしてある。本発明
の特定の実施例に従って、修正が区間により行われる。
その目的はカーブC3の電流の二乗の値を理想的なカー
ブC1にできるだけ近くすることである。修正パラメ−
タを決定するために、テスト中にカーブC3を3つのま
っすぐな区間でモデル化したものである。すなわち、
(Is/Ins)2 の値が第1のしきい値Isq1より
低ければC3aで、(Is/Ins)2 の値が第1のし
きい値Isq1と第2のしきい値Isq2の間であるな
らばC3bで、さらに(Is/Ins)2 の値が第2の
しきい値Isq2より大きければC3cでそれぞれカー
ブC3をモデル化したものである。各区間内では、各対
応するカーブC3a、C3b、C3cをカーブC1に調
整するように修正パラメ−タを決定した。各区間におけ
る修正は、 (Ic)2 =An+Bn(Im)2 の形である。ここに、Anは定数を表し、Bnは比例係
数を表す。AnとBnは記憶装置10により供給される
修正パラメ−タ11の一部である。
【0024】デジタル技術における実施例のフローチャ
ートを図7に示している。Ima2、Imb2 、Imc
2 の値が、変流器5a、5b、5cにより測定された二
次電流のrms値を表す。それらのrms値はステップ
14において得られる。
【0025】この実施例においては、引外し機能は電流
の最大値を用い、その最大値の検出はステップ15にお
いて行われる。ここで値Imax2 は値Ima2 、Im
2、Imc2 のうちの最大値である。Imax2 が決
定されると、区間による修正の処理を行うことができ
る。ステップ16における値Imax2 と第1のしきい
値Isq1との比較により、Imax2 がIsq1より
小さいと判定されると、処理はステップ17へ進む。こ
のとき、修正された値Ic2 は最初の値Imax2 に等
しい。値Imax2 が値Isq1より大きいと判定され
ると、処理はステップ18へ進み、Imax2 は第2の
しきい値Isq2と比較される。Imax2 が第2のし
きい値Isq2より小さいとすると、処理はステップ1
9へ進む。そうすると、修正された値Ic2 は定数A1
と、修正係数B1および値Imax2 の積との和に等し
い。逆の場合には、Imax2 が第2のしきい値Isq
2 より大きく、処理はステップ20へ進む。修正はステ
ップ19における場合と同様にして行われるが、パラメ
−タは異なり、A2が定数で、B2が修正係数である。
たとえば、図6に示されているカーブC3を修正するた
めには、用いられるパラメ−タは、 A1=−1.99、B1=1.3、A2=−16.3、
B2=1.7 である。修正は上記実施例に限定されず、区間により多
項式の形で行われ、またはImまたはImax2 の全て
の値に対して全体的に行われる。ここで修正された値I
2 はたとえば、 Ic2 =a+b(Imax2 )+c(Ima
2 2 ... と書くことができる。ここに、a、b、cは試験中に描
かれたカーブから決定される修正パラメ−タである。
【0026】別の実施例ではアナログ技術を用いる。そ
うすると修正は演算増幅器または比較器により行われ
る。そうすると修正装置を処理チャネルと直列に接続す
ることができ、または、とくに、既存のアナログ回路の
改造を避けたい場合には、図8にブロック図で示すよう
に分岐接続する。この実施例においては、引外し機能処
理回路27により処理される前に、電流値は修正され
る。回路22は、たとえば集積回路またはハイブリッド
回路の態様で実現される従来装置の構成に対応させるこ
とができる。図8に示されている特定の実施例において
は、1つの変流器の二次電流Isが測定抵抗RMを通
る。回路22の入力端子29と30に二次電流Isのr
ms値を表す電圧を供給するように、その抵抗RMの端
子間に発生された電圧は抵抗R1およびコンデンサC1
により濾波される。増幅器AO1がこの入力電圧を最大
値検出器23に供給するために増幅する。最大値検出器
23は、演算増幅器Aにより形成されている増幅器AO
2により構成される。増幅器AO2の非反転入力端子は
増幅器AO1の出力端子に接続され、増幅器AO2の出
力端子はダイオードD2のアノードに接続され、増幅器
AO2の反転入力端子はダイオードD2のカソード接続
される。ダイオードD2のカソードは検出器の出力端子
を構成する。検出器23の出力端子は引外し機能処理回
路27の入力端子に直結される。修正装置9aが端子2
8により最大値検出器23の出力端子に直結される。接
続は2つのスイッチSW1とSW2により行われる。そ
れらのスイッチは制御回路31により排反的に制御さ
れ、交互に動作する。スイッチSW1が閉じられ、スイ
ッチSW2が開かれると、検出器23の出力電圧Vin
の値がピーク検出器24に保存される。そのピーク検出
器24は、検出器23と同様に、増幅器AO3とダイオ
ードD1および抵抗R2とコンデンサC2により構成さ
れる。それらの抵抗R2とコンデンサC2はピーク検出
器の出力端子とアースの間に並列に接続される。ピーク
検出器24の出力端子に得られる保存されている電圧V
Bは2つの修正回路25と26の入力端子に加えられ
る。それらの修正回路の出力端子は相互に接続されて、
出力電圧Vcを供給する。第1の修正回路25は電圧V
Bを増幅することなしに直接転送を行う。図において、
修正回路25は検出器23と同じ種類の最大値検出器で
あって、増幅器AO4とダイオードD3を備えている。
修正回路25への入力電圧VBが出力電圧Vcより大き
いとすると、VcはVBの値を取り、他の場合にはVc
はそれの値を維持する。第2の修正回路26は、VBの
値が基準しきい値Vrefより大きい場合にVBを増幅
する。修正回路26は最大値検出器によっても形成され
るが、この場合には修正回路26は増幅も行う。修正回
路26は、増幅器AO2およびダイオードD2と同様に
接続される増幅器AO5およびダイオードD4を備えて
いる。抵抗R3、R4、R5、R6が増幅値を決定す
る。抵抗R3は増幅器AO5の非反転入力端子dと基準
電圧Vrefの間に接続される。抵抗R4は増幅器AO
5の非反転入力端子dと修正回路26の出力端子との間
に接続される。抵抗R5はピーク検出器24の出力端子
と増幅器AO5の非反転入力端子との間に接続され、抵
抗R6は増幅器AO5の非反転入力端子を接地する。V
Bが基準しきい値Vrefより大きいとすると、電圧V
cは電圧VBの修正回路26により増幅された値に対応
する。端子28を介して引外し装置処理チャネルに再び
加えられるVcのこの修正された値に対して、スイッチ
SW1は開き、スイッチSW2は閉じる。そうすると最
大値検出器23と、修正回路25、26との出力の間の
最大値の検出が行われる。最大値検出器23の出力電圧
Vinの値が基準しきい値Vrefより小さい限り、直
接転送が行われ、その出力電圧Vinの値が基準しきい
値Vrefより大きくなると、増幅による修正が行われ
る。
【0027】修正装置を満足に動作させるために、スイ
ッチSW1が閉じられていてスイッチSW2が開かれて
いる状態に対応する時間は、スイッチSW1が開かれて
いてスイッチSW2が閉じられている状態に対応する時
間よりも短くなければならない。修正回路26により区
間の修正を行えるようにされる。入力電圧VBと出力電
圧Vcとの間に、異なる基準しきい値Vrefと種々の
抵抗値を持つ抵抗R3〜R6を有するいくつかの修正回
路26を並列に接続することによりいくつかの区間を適
当に修正することができる。
【0028】以上説明した修正装置はデジタル技術およ
びアナログ技術を用いいる電子的引外し装置に対して適
当なものである。修正はいくつかのレベル、とくに、最
大電流にまとめられている、各変流器の電流、または二
乗まで増加させられた最大値において個々に行うことが
できる。デジタル技術による引外し装置の場合には、と
くに処理装置8と、修正装置9と、rms値を計算する
回路13がマイクロプロセッサによって構成されている
場合には、パラメ−タの記憶は補助構成メモリにより行
うことができる。別の実施例においては、記録される各
種の変流器に対応するあらゆる種類の修正に対応するパ
ラメ−タを、引外し装置の中央メモリに記憶することが
でき、定格が補助メモリにおいて読出される時に、修正
の種類の選択を行うことができる。種々の電圧の測定
と、抵抗値の測定、または選択できるスイッチの種々の
位置を読取ることにより、パラメ−タ選択の別の実施例
をとることができる。変流器の応答は、遮断器を流れる
電流の構成に従って異なる。たとえば、遮断器の隣接す
る2つの極を流れる非常に大きい電流は、大きい電流が
1つの極を流れる場合よりも、非直線性が大きくなる。
本発明の別の実施例においては、修正装置は、予め設定
されたしきい値より大きい電流が流れる遮断器の極の数
に関して修正パラメ−タを修正できる。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば遮断器の主極を流れる一
次電流の値に応じて引外し機能を保証する修正手段を備
えた遮断器の引外し装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を含む引外し装置を実現できる遮断器の
簡単にしたブロック図。
【図2】従来の電子的引外し装置のブロック図。
【図3】本発明を実現する電子的引外し装置のブロック
図。
【図4】直線性障害を生じている変流器の応答カーブを
示す特性線図。
【図5】従来の変流器の非直線性により生ずる誤差の百
分率を示すグラフ。
【図6】二乗まで増加させられた電流と修正区間とに関
する非直線性カーブを示す特性線図。
【図7】図6に示されているカーブに対応する修正の処
理のフローチャート。
【図8】本発明のアナログ技術による実施例を示すブロ
ック図。
【符号の説明】
5a、5b、5c 変流器 6 整形測定回路 7 電子的処理装置 8 処理装置 9、9A 修正装置 10 メモリ 12 温度測定装置 13 rms値を計算する装置 22 引外し回路 23 最大値検出器 24 ピーク検出器 25、26 修正回路 27 引外し機能処理回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フィリプ、ピネ フランス国ビラール、ボノ、アブニュ、デ ュ、ゼネラル、ド、ミリベル、54ビス (72)発明者 イブ、デュピュイ フランス国サン、テグレーブ、リュ、ド、 ラ、ガール、18

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子的引外し装置に結合された遮断器によ
    り保護すべき導体を流れる電流を測定する測定手段(5
    a、5b、5c)と、しきい値(S)および遅延時間
    (T)を決定する決定手段と、測定手段により測定され
    た電流(Im)を表す入力信号と決定手段により決定さ
    れたしきい値(S)および遅延時間(T)を表す入力信
    号を受けるように測定手段および決定手段に接続され、
    測定された電流のrms値を表す値を決定する手段(1
    3、R1C1)を有する第1の処理装置(7)と、測定
    された電流(Im)、しきいを値(S)および遅延時間
    (T)に依存して引外し機能を実行する第2の処理装置
    (8、27)とを備えた遮断器の引外し装置において、 修正パラメ−タを決定する手段(9、R3〜R6)と、
    第1の処理装置の入力信号(Im、S、T)のうちの少
    なくとも1つを前記修正パラメ−タおよび測定された電
    流の値に関して修正し、電流の修正された値(Ic)、
    しきい値の修正された値(Sc)、または遅延時間の修
    正された値(Tc)を第2の処理装置(8、27)の入
    力端子に供給する手段(9、9A)とをさらに備えたこ
    とを特徴とする遮断器の引外し装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の引外し装置において、修正
    パラメ−タを決定する手段は修正パラメ−タを記憶する
    手段(10)を備えていることを特徴とする引外し装
    置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の引外し装置において、複数
    の修正型に対応する複数のパラメ−タ群を記憶する手段
    と、遮断器の型に従ってパラメ−タ群を選択する手段と
    を備えたことを特徴とする引外し装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の引外し装置において、修正
    区間を定めるように、測定された電流(Im)のrms
    値を予め設定された修正しきい値(Isq1、Isq
    2)と比較する手段を備え、修正パラメ−タを決定する
    手段は各区間に対して種々のパラメ−タを供給するもの
    であることを特徴とする引外し装置。
  5. 【請求項5】請求項1記載の引外し装置において、修正
    パラメ−タは、修正された値を決定する多項式の係数
    (a、b、c)を入力信号に関して構成するものである
    ことを特徴とする引外し装置。
  6. 【請求項6】請求項1記載の引外し装置において、測定
    された電流(Im)のrms値を表す入力信号は前記r
    ms値の二乗に比例するものであることを特徴とする引
    外し装置。
  7. 【請求項7】請求項1記載の引外し装置において、修正
    手段(9A)は、入力信号に関して可変である利得を有
    する増幅手段を備えていることを特徴とする引外し装
    置。
  8. 【請求項8】請求項7記載の引外し装置において、修正
    手段(9A)は共通の入力端子と、第2の処理装置(2
    7)の入力端子に接続される出力端子(28)とを備
    え、前記端子は第1のスイッチ(SW1)により記憶手
    段(24)の入力端子に接続され、前記記憶手段の出力
    端子は増幅手段の入力端子に接続され、かつ、スイッチ
    (SW2)により増幅手段の出力端子に接続され、修正
    手段はスイッチ(SW1、SW2)を制御する手段(3
    1)を備え、それらのスイッチの一方が開かれている時
    は他方のスイッチは閉じられていることを特徴とする引
    外し装置。
  9. 【請求項9】請求項1記載の引外し装置において、遮断
    器は複数の極を備え、修正パラメ−タ(11)は、予め
    設定されているしきい値より大きい電流が流れる極の数
    に従って修正されるものであることを特徴とする引外し
    装置。
  10. 【請求項10】請求項1記載の引外し装置において、温
    度を測定する手段(12)を備え、修正手段(9)は前
    記温度に依存する修正パラメ−タにより入力信号を修正
    するものであることを特徴とする引外し装置。
JP5109497A 1992-05-12 1993-05-11 遮断器の引外し装置 Pending JPH0614448A (ja)

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