JPH0614411A - 磁気浮上スライダ - Google Patents
磁気浮上スライダInfo
- Publication number
- JPH0614411A JPH0614411A JP16713992A JP16713992A JPH0614411A JP H0614411 A JPH0614411 A JP H0614411A JP 16713992 A JP16713992 A JP 16713992A JP 16713992 A JP16713992 A JP 16713992A JP H0614411 A JPH0614411 A JP H0614411A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sensors
- mover
- sensor
- levitation
- target
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Control Of Vehicles With Linear Motors And Vehicles That Are Magnetically Levitated (AREA)
- Control Of Position Or Direction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 この発明は可動子の進行方向位置を検出する
ための専用のセンサを設けることなく、浮上センサ出力
に基づいて、可動子の進行方向位置を検出できるような
磁気浮上スライダを提供することを主要な特徴とする。 【構成】 固定子2に配置されたセンサ1eと1fは可
動子3の前部センサターゲット4を検出し、センサ1a
と1bは後部センサターゲット5を検出する。センサ1
eと1fの出力の和および1aと1bの出力和を選択
し、可動子3の浮上方向の変位を検出する。これらのセ
ンサ出力に応じて、コンパレータ回路19は可動子3が
浮上したときに各センサヘッド面の半分以上にセンサタ
ーゲットがかかったときのレベルである基準電圧と比較
し、可動子の進行方向位置に応じた検出信号を出力す
る。
ための専用のセンサを設けることなく、浮上センサ出力
に基づいて、可動子の進行方向位置を検出できるような
磁気浮上スライダを提供することを主要な特徴とする。 【構成】 固定子2に配置されたセンサ1eと1fは可
動子3の前部センサターゲット4を検出し、センサ1a
と1bは後部センサターゲット5を検出する。センサ1
eと1fの出力の和および1aと1bの出力和を選択
し、可動子3の浮上方向の変位を検出する。これらのセ
ンサ出力に応じて、コンパレータ回路19は可動子3が
浮上したときに各センサヘッド面の半分以上にセンサタ
ーゲットがかかったときのレベルである基準電圧と比較
し、可動子の進行方向位置に応じた検出信号を出力す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は磁気浮上スライダに関
し、特に、固定子レール側に可動子の変位を検出するセ
ンサヘッドと浮上制御用電磁石を複数並べて配置したよ
うな磁気浮上スライダに関する。
し、特に、固定子レール側に可動子の変位を検出するセ
ンサヘッドと浮上制御用電磁石を複数並べて配置したよ
うな磁気浮上スライダに関する。
【0002】
【従来の技術】本願発明者は可動子に外乱が与えられる
のを抑制できるようにした磁気浮上スライダを特願平3
−158683において提案した。この提案された磁気
浮上スライダは、変位検出量センサヘッドの切換前と切
換後における変位検出量センサヘッドからの信号の差を
検出し、その出力信号をローパスフィルタに通し、ロー
パスフィルタの出力信号を目標値入力に加算し、変位検
出センサの切換動作を行なうようにしたものである。
のを抑制できるようにした磁気浮上スライダを特願平3
−158683において提案した。この提案された磁気
浮上スライダは、変位検出量センサヘッドの切換前と切
換後における変位検出量センサヘッドからの信号の差を
検出し、その出力信号をローパスフィルタに通し、ロー
パスフィルタの出力信号を目標値入力に加算し、変位検
出センサの切換動作を行なうようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
提案された磁気浮上スライダは、可動子の進行方向位置
を検出するために、専用のセンサを設ける必要があり、
固定子内の限られたスペースでのセンサヘッドの配置お
よび配線が面倒であるという欠点がある。しかも、固定
子とコントローラ間のケーブルの数が多くなり、多数の
検出用電子回路が必要になるなどの不都合な点があっ
た。
提案された磁気浮上スライダは、可動子の進行方向位置
を検出するために、専用のセンサを設ける必要があり、
固定子内の限られたスペースでのセンサヘッドの配置お
よび配線が面倒であるという欠点がある。しかも、固定
子とコントローラ間のケーブルの数が多くなり、多数の
検出用電子回路が必要になるなどの不都合な点があっ
た。
【0004】それゆえに、この発明の主たる目的は、可
動子の進行方向位置検出用のセンサを設けることなく、
磁気浮上用センサの検出信号を処理し、可動子進行方向
位置情報を得ることのできるような磁気浮上スライダを
提供することである。
動子の進行方向位置検出用のセンサを設けることなく、
磁気浮上用センサの検出信号を処理し、可動子進行方向
位置情報を得ることのできるような磁気浮上スライダを
提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は固定子側に浮
上方向変位検出用センサヘッドと、複数の制御用電磁石
とを並べて配置し、可動子の進行方向位置に応じて、複
数の浮上方向変位検出用センサヘッドのいずれかを選択
的に切換えて浮上制御を行なう磁気浮上スライダであっ
て、可動子には進行方向の位置を検出するためのターゲ
ットが設けられ、可動子の進行に応じて、浮上方向変位
検出用センサヘッドの出力レベルの変化に応じて、可動
子の位置を検出するように構成したものである。
上方向変位検出用センサヘッドと、複数の制御用電磁石
とを並べて配置し、可動子の進行方向位置に応じて、複
数の浮上方向変位検出用センサヘッドのいずれかを選択
的に切換えて浮上制御を行なう磁気浮上スライダであっ
て、可動子には進行方向の位置を検出するためのターゲ
ットが設けられ、可動子の進行に応じて、浮上方向変位
検出用センサヘッドの出力レベルの変化に応じて、可動
子の位置を検出するように構成したものである。
【0006】
【作用】この発明に係る磁気浮上スライダは、浮上方向
変位検出用センサヘッドの出力レベルの変化に応じて可
動子の位置を検出することにより、可動子の進行方向位
置検出用の専用のセンサを設ける必要がない。
変位検出用センサヘッドの出力レベルの変化に応じて可
動子の位置を検出することにより、可動子の進行方向位
置検出用の専用のセンサを設ける必要がない。
【0007】
【実施例】図1はこの発明の一実施例の概略ブロック図
である。図1において、浮上センサ10は通常渦電流式
センサまたはリラクタンス式センサが用いられる。これ
らはセンサターゲットの変位によって変化する検出コイ
ル11のインダクタンスの変化を電圧信号に変換して検
出を行なう。すなわち、交流電源12から、たとえば2
0kHzの交流信号が交流カップリッグコンデンサ13
を介して検出コイル11に供給される。検出コイル11
は並列接続されているコンデンサ14と共振し、浮上セ
ンサ10とセンサターゲット(図示せず)との間のギャ
ップが変わると、磁路抵抗が変化するので、インダクタ
ンスが変化し、出力の振幅が変化する。浮上センサ10
の出力は整流回路15で整流され、さらに平滑化回路1
6で平滑され、電位,中点調整回路17から浮上方向変
位信号が出力される。
である。図1において、浮上センサ10は通常渦電流式
センサまたはリラクタンス式センサが用いられる。これ
らはセンサターゲットの変位によって変化する検出コイ
ル11のインダクタンスの変化を電圧信号に変換して検
出を行なう。すなわち、交流電源12から、たとえば2
0kHzの交流信号が交流カップリッグコンデンサ13
を介して検出コイル11に供給される。検出コイル11
は並列接続されているコンデンサ14と共振し、浮上セ
ンサ10とセンサターゲット(図示せず)との間のギャ
ップが変わると、磁路抵抗が変化するので、インダクタ
ンスが変化し、出力の振幅が変化する。浮上センサ10
の出力は整流回路15で整流され、さらに平滑化回路1
6で平滑され、電位,中点調整回路17から浮上方向変
位信号が出力される。
【0008】一方、平滑化回路16の出力は電位調整回
路18に与えられてゲインが調整され、コンパレータ回
路1によって予め定める基準電位と比較され、可動子進
行方向位置検出信号が出力される。
路18に与えられてゲインが調整され、コンパレータ回
路1によって予め定める基準電位と比較され、可動子進
行方向位置検出信号が出力される。
【0009】図2は浮上センサ出力に基づく浮上方向変
位出力信号成分と可動子進行方向位置検出信号成分を示
す図である。図2において、浮上センサ10の出力に
は、センサターゲットとの間のギャップに応じた浮上方
向変位信号aと可動子進行方向の位置に応じた検出信号
bとが含まれている。
位出力信号成分と可動子進行方向位置検出信号成分を示
す図である。図2において、浮上センサ10の出力に
は、センサターゲットとの間のギャップに応じた浮上方
向変位信号aと可動子進行方向の位置に応じた検出信号
bとが含まれている。
【0010】図3はこの発明の一実施例における可動子
進行方向位置を検出する動作を説明するための図であ
る。図3において、可動子3の前部には前部センサター
ゲット4が設けられ、後部には後部センサターゲット5
が設けられ、前部センサターゲット4と後部センサター
ゲット5との間にはタイミングセンサターゲット6,7
が設けられている。固定子レール2には、一定の間隔で
浮上用兼可動子位置検出用センサ1a〜1hが配列され
いてる。可動子3の進行方向位置に応じて、浮上用兼可
動子位置検出用センサ1a〜1hの出力信号を順次切換
えて、可動子3の浮上方向の変位が検出される。図1に
示したコンパレータ回路19においては、コンパレータ
回路19の出力がオン状態になるための基準電圧とし
て、可動子3が浮上したときに各センサヘッド面の半分
以上にセンサターゲットがかかったときのレベルに決定
されている。
進行方向位置を検出する動作を説明するための図であ
る。図3において、可動子3の前部には前部センサター
ゲット4が設けられ、後部には後部センサターゲット5
が設けられ、前部センサターゲット4と後部センサター
ゲット5との間にはタイミングセンサターゲット6,7
が設けられている。固定子レール2には、一定の間隔で
浮上用兼可動子位置検出用センサ1a〜1hが配列され
いてる。可動子3の進行方向位置に応じて、浮上用兼可
動子位置検出用センサ1a〜1hの出力信号を順次切換
えて、可動子3の浮上方向の変位が検出される。図1に
示したコンパレータ回路19においては、コンパレータ
回路19の出力がオン状態になるための基準電圧とし
て、可動子3が浮上したときに各センサヘッド面の半分
以上にセンサターゲットがかかったときのレベルに決定
されている。
【0011】可動子3が図3(a)〜(i)に順次移動
するときのセンサ切換を表1に示す。
するときのセンサ切換を表1に示す。
【0012】
【表1】
【0013】上述の表1において、可動子3が図3
(a)に示す位置では、前部センサターゲット4を検出
するためにセンサ1eと1fの出力の和信号が用いら
れ、後部センサターゲット5を検出するためにセンサ1
aと1bの出力の和信号が用いられる。この状態は、可
動子3が図3(b),(c)に移動するまで保たれる。
そして、可動子3が図3(d)〜(f)に示す位置に移
動するに従って、前部センサターゲット4を検出するた
めにセンサ1eと1fの出力の和からセンサ1fと1g
の出力の和にランプ状に切換えられ、後部センサターゲ
ット5を検出するために、センサ1aと1bの出力の和
からセンサ1bと1cの出力の和にランプ状に切換えら
れる。そして、可動子3が図3(g)〜(i)に示す位
置まで移動すると、センサの切換が終了し、前部センサ
ターゲット4を検出するためにセンサ1fと1gの出力
の和が用いられ、後部センサターゲット5を検出するた
めにセンサ1bと1cの出力の和が用いられる。
(a)に示す位置では、前部センサターゲット4を検出
するためにセンサ1eと1fの出力の和信号が用いら
れ、後部センサターゲット5を検出するためにセンサ1
aと1bの出力の和信号が用いられる。この状態は、可
動子3が図3(b),(c)に移動するまで保たれる。
そして、可動子3が図3(d)〜(f)に示す位置に移
動するに従って、前部センサターゲット4を検出するた
めにセンサ1eと1fの出力の和からセンサ1fと1g
の出力の和にランプ状に切換えられ、後部センサターゲ
ット5を検出するために、センサ1aと1bの出力の和
からセンサ1bと1cの出力の和にランプ状に切換えら
れる。そして、可動子3が図3(g)〜(i)に示す位
置まで移動すると、センサの切換が終了し、前部センサ
ターゲット4を検出するためにセンサ1fと1gの出力
の和が用いられ、後部センサターゲット5を検出するた
めにセンサ1bと1cの出力の和が用いられる。
【0014】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、可動
子に進行方向の位置を検出するためのセンサターゲット
を設け、可動子の進行に応じて浮上方向変位検出用セン
サヘッドの出力レベルの変化に応じて可動子の位置を検
出するようにしたので、可動子の進行方向位置を検出す
るための専用のセンサを設ける必要がなくなる。
子に進行方向の位置を検出するためのセンサターゲット
を設け、可動子の進行に応じて浮上方向変位検出用セン
サヘッドの出力レベルの変化に応じて可動子の位置を検
出するようにしたので、可動子の進行方向位置を検出す
るための専用のセンサを設ける必要がなくなる。
【図1】この発明の一実施例の概略ブロック図である。
【図2】浮上センサ出力に基づく浮上方向変位信号成分
と可動子の進行方向位置検出信号成分を示す図である。
と可動子の進行方向位置検出信号成分を示す図である。
【図3】この発明の一実施例における可動子の進行方向
位置を検出する動作を説明するための図である。
位置を検出する動作を説明するための図である。
1a〜1c センサ 2 固定子 3 可動子 4 前部センサターゲット 5 後部センサターゲット 6,7タイミングセンサターゲット 12 電源 11 検出用コイル 15 整流回路 16 平滑化回路 17 ゲイン,中点調整回路 18 ゲイン調整回路 19 コンパレータ回路
Claims (1)
- 【請求項1】 固定子側の浮上方向変位検出用センサヘ
ッドと、複数の制御用電磁石とを並べて配置し、可動子
の進行方向位置に応じて、前記複数の浮上方向変位検出
用センサヘッドのいずれかを選択的に切換えて浮上制御
を行なう磁気浮上スライダにおいて、 前記可動子には、進行方向の位置を検出するためのター
ゲットが設けられ、 前記可動子の進行に応じて、前記浮上方向変位検出用セ
ンサヘッドの出力のレベルの変化に応じて、該可動子の
位置を検出するようにしたことを特徴とする、磁気浮上
スライダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16713992A JPH0614411A (ja) | 1992-06-25 | 1992-06-25 | 磁気浮上スライダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16713992A JPH0614411A (ja) | 1992-06-25 | 1992-06-25 | 磁気浮上スライダ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0614411A true JPH0614411A (ja) | 1994-01-21 |
Family
ID=15844154
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16713992A Withdrawn JPH0614411A (ja) | 1992-06-25 | 1992-06-25 | 磁気浮上スライダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0614411A (ja) |
-
1992
- 1992-06-25 JP JP16713992A patent/JPH0614411A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990831 |