JPH0614397U - シャッター用の遮熱スラット - Google Patents

シャッター用の遮熱スラット

Info

Publication number
JPH0614397U
JPH0614397U JP5787092U JP5787092U JPH0614397U JP H0614397 U JPH0614397 U JP H0614397U JP 5787092 U JP5787092 U JP 5787092U JP 5787092 U JP5787092 U JP 5787092U JP H0614397 U JPH0614397 U JP H0614397U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slat
heat shield
heat
slats
shutter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5787092U
Other languages
English (en)
Inventor
浩一 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bunka Shutter Co Ltd
Original Assignee
Bunka Shutter Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bunka Shutter Co Ltd filed Critical Bunka Shutter Co Ltd
Priority to JP5787092U priority Critical patent/JPH0614397U/ja
Publication of JPH0614397U publication Critical patent/JPH0614397U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 火災発生時の火炎側の熱が非火炎側に及ぶこ
とがなく、確実に遮熱することができて、安全な防火区
画域を確保する上で効果的なシャッター用の遮熱スラッ
トを簡単に得ることにある。 【構成】 断熱性・耐熱性に優れた遮熱特性を有するセ
ラミッククロス等の素材40の表裏両面を金属板41,
42で挟み込んだサンドイッチ構成とし、その上下端部
に隣接スラット連結用のカール部4a,4bを折曲形成
したシャッター用の遮熱スラット4。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、シャッターカーテンを構成する遮熱スラットの改良に関するもの である。
【0002】
【従来の技術】
図6は従来の電動式巻上げシャッターを示す正面図、図7は図6の電動式巻上 げシャッターのシャッターカーテンの部分的な拡大断面図である。 図6において、1はシャッター開閉用開口の両側に起立配置された左右一対の ガイドレールであり、これらのガイドレール1は対向面側に縦長開口を有する断 面コ字状の部材からなっている。
【0003】 かかるガイドレール1の上部にはボックス状のパネル収納部2が設けられてい る。 このパネル収納部2内には、シャッター開閉駆動用の開閉機(図示せず)と、 この開閉機で回転駆動される巻取シャフト(図示せず)とが収納配置され、この 巻取シャフトでシャッターカーテン3の巻取り・巻戻しが行われることによって 、そのシャッターカーテン3が前記ガイドレール1間を昇降開閉するようになっ ている。
【0004】 前記シャッターカーテン3は、複数のスラット4,5を上下方向へ一連に、且 つ、所定の回動角範囲内で屈曲回動自在に連結することによって、構成されてい る。
【0005】 ここで、前記スラット4,5の形状構成について詳述すると、これらのスラッ ト4,5は、図7に示すように、それぞれ一枚の金属板をロール成形等すること により形成されているもので、各スラット4,5の上下端部には連結用のカール 部4a,4bと5a,5b(図7では5bを図示せず)が折曲形成されている。
【0006】 そして、図7における上位スラット4の下端カール部4b内に下位スラット5 の上端カール部5aを回動可能に嵌合し、この要領で複数のスラット4,5相互 を連結することによってシャッターカーテン3を構成している。
【0007】 図8は他の従来例として示した遮熱スラットの断面図であり、同図において、 6は金属製のスラット4の裏面を覆う遮熱部材であり、この遮熱部材6はセラミ ック系フェルトやロックウール板等から成っている。7は前記遮熱部材6を前記 スラット4裏面との間で挟み込む金属製のカバー部材であり、このカバー部材7 は前記スラット4に溶接されている。 このように遮熱部材6が設けられたスラット4は、図7の一枚金属板だけから 成る場合に比して火災発生時の断熱性能が向上する。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
従来のシャッタースラットは以上のように構成されているので、図7に示すよ うな一枚金属板だけから成るスラットの場合、火災発生時の防火性能はあっても 、スラットの非火炎側の表面が高温化し、その輻射熱によって、結局、スラット の非火炎側でも延焼が生じてしまうという課題があった。
【0009】 また、図8に示す遮熱スラット4の場合は、金属製カバー部材7の溶接等を行 わなければならないため、作業工数が多くなって量産に適さず、しかも、金属同 士のスラット4とカバー部材7とが接続していることにより、火災発生時にスラ ット4からカバー部材7への熱伝導が生じ、結局は該カバー部材7も高温化する のみならず、スラット4,5相互の連結部においては、スラット4の火炎側のカ ール部4bがスラット5のカール部5a(非火炎側)に回り込んでいるため、そ れらのカール部4b,5aも高温化することとなって、非火炎側でも延焼発生の 恐れがあり、且つ、前記スラット4,5で構成されたシャッターカーテン3によ る防火区画域の加熱防止が図れないという課題があった。
【0010】 この考案は上記のような課題を解消するためになされたもので、簡単な構成で ありながら、火災発生時の火炎側の熱が非火炎側に及ぶことがなく、確実に遮熱 することができて、安全な防火区画域を確保する上で効果的なシャッター用の遮 熱スラットを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この考案に係るシャッター用の遮熱スラットは、セラミッククロス等の断熱性 ・耐熱性に優れた素材の表裏両面を金属板で挟み込んだサンドイッチ構成とし、 その上下端部に隣接スラット連結用のカール部を折曲形成したものである。
【0012】
【作用】
この考案におけるシャッター用の遮熱スラットは、金属板で挟み込まれた素材 がセラミッククロス等から成って断熱性・耐熱性に優れ、火災発生時の火炎側の 金属板と非火炎側の金属板とが、それらのカール部を含む全体で確実に熱絶縁さ れるので、火炎側金属板の熱影響を非火炎側金属板が受けるようなことがなくな り、安全な防火区画域を確保することができる。また、上述のようなサンドイッ チ構成の遮熱スラットは、ロール成形等によって容易に成形できるので、生産時 の作業工数が大幅に削減でき、生産性が向上する。
【0013】
【実施例】
以下、この考案の一実施例を図について説明する。 図1はこの考案の一実施例による遮熱スラットの断面図、図2は図1の遮熱ス ラットを連繋して構成されたシャッターカーテンの断面図、図3は図2のシャッ ターカーテンのスラット連結部を示す拡大断面図、図4は図1のスラットの一側 端部を部分的に示す斜視図、図5はロール成形機の側面図であり、図6〜図8と 同一または相当部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
【0014】 図において、40,50は断熱性・耐熱性に優れた遮熱特性を有する素材とし て例示したセラミッククロスであり、このセラミッククロス40,50の表裏両 面を二枚の金属板41,42、51,52で挟み込んで、上下端部にカール部4 a,4b、5a,5bを折曲形成することによって、遮熱スラット4,5が構成 されている。 従って、前記遮熱スラット4,5は、それぞれ一枚のセラミッククロス40, 50と二枚の金属板41,42、51,52とによるサンドイッチ構成となって いる。
【0015】 このようなサンドイッチ構成の遮熱スラット4,5は、図5に示すロール成形 機10によって、容易に成形することができる。 この場合、前記遮熱スラット4,5の両側端部には、これらのスラット構成部 材である前記セラミッククロス40,50と金属板41,42、51,52とが 長手方向に位置ずれするのを防止する手段として、切り起し片部4c,5c(図 4参照)を形成することが好ましい。
【0016】 なお、上記遮熱スラット4,5の上記位置ずれ防止手段は、切り起し片部4c ,5cに限定されるものではなく、例えば、図2のようなシャッターカーテン3 構成後の遮熱スラット5に、同図中に二点鎖線で示すような、ずれ防止板8を溶 接してもよい。また、セラミッククロス40,50と金属板41,42、51, 52とを適当な個所で凹凸係合させるか、あるいは、それら相互を接着結合する など、要するに、セラミッククロスとその表裏両面の金属板との長手方向への位 置ずれを防止し得る手段であれば、如何なる位置ずれ防止手段であってもよい。
【0017】 前記遮熱スラット4,5相互の連繋は、図2に示すように、遮熱スラット4の 上端カール部4aをその上位の遮熱スラット5の下端カール部5b内に、且つ、 前記遮熱スラット4の下端カール部4b内にその下位の遮熱スラット5の上端カ ール部5aをそれぞれ回動可能に嵌合することによって行われ、これによって、 シャッターカーテン3が構成される。
【0018】 次に、上述のように構成されたシャッターカーテン3は、遮熱スラット4,5 相互の連繋部(カール部4a,5bおよび4b,5a)を含む全体において、火 災発生時の火炎側の金属板41,51と非火炎側の金属板42、52とがセラミ ッククロス40,50により確実に熱絶縁された状態となる。 しかも、前記遮熱スラット4,5相互の連繋部4aと5bおよび4b,5aに おいて、火炎側の金属板41,51相互は接触するが、非火炎側の金属板42, 52は前記火炎側の金属板41,51とは接触しない状態となる。
【0019】 従って、図6に示すシャッター全閉状態で火災が発生した際、各遮熱スラット 4,5における火炎側の金属板41,51は加熱されるが、非火炎側の金属板4 2,52は、それぞれのカール部4a,5bおよび4b,5aに至るまで、セラ ミッククロス40,50によって前記火炎側の金属板41,51と熱絶縁された 状態となり、火炎側の金属板41,51の高熱が非火炎側の金属板42,52に 伝達されるようなことはない。
【0020】 このように、火炎側の金属板41,51と非火炎側の金属板42,52とがセ ラミッククロス40,50で完全に熱遮断されたスラット4,5によるシャッタ ーカーテン3によれば、火災発生時の安全な防火区画域を確保できる。
【0021】
【考案の効果】
以上のように、この考案によれば、金属板で挟み込まれた素材がセラミックク ロス等から成って断熱性・耐熱性に優れた遮熱特性を有することによって、火災 発生時の火炎側の金属板と非火炎側の金属板とが、それらのカール部を含む全体 で確実に熱絶縁されるので、火炎側金属板の熱影響を非火炎側金属板が受けるよ うなことがなくなり、このため、安全な防火区画域を確保することができるとい う効果がある。また、上述のようなサンドイッチ構成の遮熱スラットは、ロール 成形等によって容易に成形できるので、生産時の作業工数が大幅に削減でき、生 産性が向上するという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例による遮熱スラットの断面
図である。
【図2】図1の遮熱スラットで構成されたシャッターカ
ーテンの断面図である。
【図3】図2のシャッターカーテンのスラット連結部を
示す拡大断面図である。
【図4】図1のスラットの一側端部を部分的に示す斜視
図である。
【図5】ロール成形機の側面図である。
【図6】従来の電動式巻上げシャッターを示す正面図で
ある。
【図7】図6の電動式巻上げシャッターのシャッターカ
ーテンの部分的な拡大断面図である。
【図8】従来の他の遮熱スラットを示す断面図である。
【符号の説明】
3 シャッターカーテン 4 スラット 4a カール部 4b カール部 5 スラット 5a カール部 5b カール部 40 遮熱性の素材 41 金属板 42 金属板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャッターカーテンを構成する遮熱スラ
    ットであって、セラミッククロス等の断熱性・耐熱性に
    優れた素材の表裏両面を金属板で挟み込んでサンドイッ
    チ状のスラット構体を形成し、このスラット構体の上下
    端部に隣接スラット連結用のカール部を折曲形成したこ
    とを特徴とするシャッター用の遮熱スラット。
JP5787092U 1992-07-27 1992-07-27 シャッター用の遮熱スラット Pending JPH0614397U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5787092U JPH0614397U (ja) 1992-07-27 1992-07-27 シャッター用の遮熱スラット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5787092U JPH0614397U (ja) 1992-07-27 1992-07-27 シャッター用の遮熱スラット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0614397U true JPH0614397U (ja) 1994-02-22

Family

ID=13068022

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5787092U Pending JPH0614397U (ja) 1992-07-27 1992-07-27 シャッター用の遮熱スラット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0614397U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0476180A (ja) * 1990-07-17 1992-03-10 Toyo Shutter Kk 断熱スラット

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0476180A (ja) * 1990-07-17 1992-03-10 Toyo Shutter Kk 断熱スラット

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5199329B2 (ja) 羽板部材と、耐火性且つ断熱性の羽板及びシャッタードア
US11047170B2 (en) Slat assembly for roller shutter, roller shutter, and methods of manufacture thereof
JPH0614397U (ja) シャッター用の遮熱スラット
EP3225283B1 (de) Feuerschutzabschluss
JPH10220134A (ja) シャッター用の遮熱スラット
KR102007427B1 (ko) 친환경 안전 방화문
KR101883978B1 (ko) 방화문 변형 방지장치
JP2606204Y2 (ja) 建築用シャッターの耐火スラットカーテン
JP5247350B2 (ja) 開閉装置
KR102219234B1 (ko) 보강재를 갖춘 방화문
JP2606205Y2 (ja) シャッターの遮熱スラット構造
JP2601895Y2 (ja) 建築用シャッターの耐火スラットカーテン
JP3142544B2 (ja) 断熱スラット
JP2597104Y2 (ja) 建築用遮熱シャッター
JPH042573Y2 (ja)
JP5173518B2 (ja) 建築用防火シャッター装置
KR20170111065A (ko) 차열기능을 강화한 방화문 및 이 방화문의 제작방법
KR100683570B1 (ko) 건축용 조립식 패널
CN214449027U (zh) 一种抗卷曲新型防火门体结构
KR200387941Y1 (ko) 건축용 조립식 패널
JP3281440B2 (ja) シャッター用スラット
EP0709624A1 (de) Back- und Bratofenmuffel mit einer wärmeisolierenden Umhüllung
KR102549727B1 (ko) 화염 및 열차단 구조가 구비된 방화문
JP2595264Y2 (ja) 防火パネルシャッター
JPH08333970A (ja) 建築用シャッターの遮熱構造