JPH061437B2 - 演算処理装置 - Google Patents

演算処理装置

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JPH061437B2
JPH061437B2 JP61193205A JP19320586A JPH061437B2 JP H061437 B2 JPH061437 B2 JP H061437B2 JP 61193205 A JP61193205 A JP 61193205A JP 19320586 A JP19320586 A JP 19320586A JP H061437 B2 JPH061437 B2 JP H061437B2
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保 西山
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、高速算術演算に係り、特にセル配列構造を持
つ除算器の高速化およびLSI化に好適な演算処理装置
に関する。
従来の技術 従来、高速除算器については、電子通信学会論文誌、V
ol.J67−D,No.4(1984年)第450頁か
ら第457頁において論じられているように、各桁を
{−1,0,1}の要素で表す冗長2進表現を利用した
減算シフト型除算法に基く除算器をECL(Emitter-Co
upled-Logic)の4入力NOR/OR素子を用いた組合
せ回路として実現している。この除算回路は、計算時間
や規則正しい配列構造の点で他の除算器より優れている
が、素子数や面積の削除、他回路系(例えば、CMO
S)での実現等の実用化の点については配慮されていな
かった。
また、従来実用化されている除算器は、減算器(加算
器)とシフタからなる順序回路として実現され、広く用
いられている。しかし、これらは演算数の桁数が大きく
なると、膨大な計算時間を要することがよく知られてい
る。一方、高速乗算器をもつ大型計算器などでは、乗算
の繰返しにより除算を行う乗算型除算法がよく用いられ
ている。しかし、この乗算型除算法を組合せ回路として
実現するには膨大なハードウェアが必要となり、実用化
は難しい。
発明が解決しようとする問題点 上記従来技術では、高速除算器に関し、NORとORが
同時にとれるECL論理素子の特長を活かして減算シフ
ト型除算器を組合せ回路として実現する方法が提案され
ているが、素子数の削減、MOS回路等による実現等の
実用化の点についてはあまり配慮されておらず、 (1)演算数の桁数が大きくなると素子数が膨大となり、
1つのLSIチップで実現することが難しい、 (2)NORとORを同時にとることができないMOS回
路等で実現する場合、ORをNORとインバータの2段
の素子で構成する必要があり、その分除算回路の段数が
多くなるため、高速性が低下する、 等の問題点があつた。
本発明の目的は、このような従来の問題点を改善し、除
算器を配列構造で、かつ素子の少ない組合せ回路として
実現し、桁上げ値の伝播を防止すると共に回路構成を比
較的簡単化したLSIに実装が容易な高速演算算回路を
提供することにある。
問題点を解決するための手段 上記目的は、被除数から除数を加減算して得られる各中
間剰余に符号付きディジット表現を用いる除算手段を備
え、その除算手段が、各中間剰余Xに対して、その中
間剰余Xから商を表す符号付きディジット表現数の対応
する桁qを求める商決定手段と、その商の桁qの値に
よって除数Yを、そのままあるいは−Yのちをもつ最上
位桁以外の各桁が非負である符号付きディジット表現数
(または2進数)、あるいは0のいずれかに変換する変
換手段と、符号付きディジット表現数と最上位桁以外
の各桁が非負である符号付きディジット表現数(または
2進数)との加(減)算手段(つまり、中間剰余決定手
段)とを有し、前記中間剰余Xと前記変換手段の出力と
を前記加(減)算手段に入力することによってその商の
桁qを決定した後の中間剰余を決定することにより、達
成される。
作 用 減算シフト型除算法は一般に次の式の漸化式で表わされ
る。
(j+1)=r+R(j)−qj×D ここでは、jは漸化式の指数、rは基数、Dは除数、q
jは商の小数点以下j桁目、r×R(j)はqjを決定する
前の部分被除数、R(j+1)はqjを決定した後の部分剰余
(つまり、中間剰余)である。したがって、漸化式の各
指数j毎に、商qjを決定する商決定用セルとqjの値に
従ってr×R(j)からDを減じたり、減じなかったりす
る部分剰余決定回路を設け、組合せ回路として実現でき
る。さらに、内部演算において、各桁を0、正整数また
はその正整数に対応する負整数のいずれかの要素で表す
SD(Signed Digit))表現(つまり、符号付きディジ
ット表現)を用いて内部演算数を表す。つまり、各桁を
{−0,0,1},{−2,−1,0,1,2}あるい
は{−N,…,−1,0,1,…,N}等のいずれかの
要素で表し、1つの数をいくとおりかに表せるように冗
長性をもたせる。それによって、減(加)算において桁
借り(桁上げ)の伝播を防止することができ、組合せ回
路による並列減(加)算が演算数の桁数に関係なく一定
時間で行える。例えば、各桁を{−1,0,1}の要素
で表すSD表現では、加(減)算において桁上げ(桁借
り)が高々1桁した伝搬しないようにすることができ
る。このことに関しては、電子通信学会論文誌、Vo
l,J67−D,No.4(1984年)第450頁から
第457などに説明がある。
上記のような内部演算にSD表現を用いることによつて
高速な除算器の実現が可能である。そのとき、例えば、
基数2のSD表現(すなわち冗長2進数表現)を用い
て、浮動小数点の仮数、つまり整数部1ビット、小数部
nビットの符号なし2進数Xを、 X=〔x0.x1……xnSD2 で表現すると、 という値を表わす。ただし、各桁xiは{−1,0,
1}の要素である。この場合、上記漸化式において、除
数Dおよび各部分剰余R(j)を基数2のSD表現で表わ
すと、qjの値に応じて、qj=−1のときはR(j)を左
へ1桁シフトした後、Dを加算し、qj=0のときはR
(j)を左で1桁だけシフトし、qj=1のときはR(j)
左へ1桁シフトした後、Dを減算する必要がある。
本発明では、商qjから決定される制御信号によって前
記変換手段において、除数Dあるいは除数Dを符号反転
した最上位桁以外の各桁が非負であるSD表現数 あるいは0のいずれか、つまり のように決定されるD(j)に変換し、前記部分剰余を前
記加算手段によって R(j+1)=2×R(j)+D(j) と決定する。
したがって、除算における部分剰余の決定に使用する加
減算あるいは桁シフトを簡単な回路(つまり前記変換手
段)を付加することにより、SD表現数と2進数あるい
は各桁が非負のSD表現数との加算回路(つまり前記加
算手段)で実行できるので、高速な配列構造の除算処理
において、ハードウェア量を大巾に削減できると共に回
路構成を簡単化できる。
実施例 以下、本発明の一実施例を図面により説明する。
特に、本実施例では、正規化されたn桁の符号なし2進
小数の減算シフト型除算器について説明する。ただし、
以後2進は2の補数表示の2進を意味する。
第1図は、本発明の一実施例の構成を示すブロック図で
ある。第1図は特にn=8の場合のブロック図である。
図中、被除数〔0.x12…xn220は小数点以下第
1桁、第2桁、…、第n桁の値にそれぞれ対応する信号
121,x222…,xn28によって、除数〔0.y1
2…yn240は小数点以下第1桁、第2桁、…、第
n桁の値にそれぞれ対応する信号y141,y242…,
n48によって除算器に入力し、商〔z0.z1…xn
250は整数第1桁、小数点以下第1桁、…、第n桁の
値をそれぞれ対応する信号z060,z161,…zn
8の形で出力される。
ブロック102,….173は、それぞれ基数2のSD
表現数(以後冗長2進数と呼ぶ。)と2進数との冗長加
減算用セルである。ブロック102,…,108によっ
て構成される回路、ブロック111,…,118によっ
て構成される回路、ブロック120,121,…,12
8によって構成される回路、ブロック130,131,
…,138によって構成される回路、…およびブロック
170,171,172,173によって構成される回
路は、それぞれ部分剰余決定回路であり、それぞれ上段
(例えば、j−1段)の部分剰余決定回路の出力R(j)
と商の第j桁の値qjとから商の第j桁を決定した後の
部分剰余R(j+1)を決定する。
ブロック81,82,83,…,87,88はそれぞれ
商決定用セルであり、それぞれ上段(例えばj−1段)
の部分剰余決定回路の出力である部分剰余R(j)を入力
として冗長2進で表わされた商の小数点以下第j桁の値
jつまり91,92,93,…,97,95を決定す
る。
ブロック90は冗長2進・2進変換器であり、冗長2進
で表わされた商Qの各桁91,92,93,……,9
7,98を入力して、2進表示の商の各桁z060,z0
61,…,zn68を出力する。この冗長2進・2進変
換器90は、冗長2進表現の商Qで1になっている桁だ
けを1にした符号なし2進数Q+から、商Qで−1にな
っている桁だけを1にした符号なし2進数Q-の減算を
行う回路であり、通常の順次桁上げ加算器あるいは桁上
げ先見加算器などによって容易に実現できる。
なお、第1図はハードウェア量の削減のため、n/2≦jn-
1の範囲の整数jに対して、j段目の部分剰余決定回路
において、小数点以下第2×(n-j+1)桁以降の冗長加
減算用セルを省略した例である。また、最上段の部分剰
余決定回路102,…,107および108は2進数同
士の減算において各桁毎減算値を桁にもつ冗長2進数を
決定する回路である。
次に、冗長加減算用セル111,112,113,…,
173について説明する。
今、商の小数点以下第j桁qjおよび部分剰余R(j)が既
に求まっているとき、qj決定後の部分剰余は次の漸化
式で決定される。
(j+1)=2×R(j)+D(j) ただし、〔0.y1,y2…yn2の符号反転が2の補数
をとることにより行なえることを利用している。
前記漸化式において、2×R(j)はR(j)を左に1桁シフ
トすることにより求まる。qj=−1のとき、R(j)の小
数点以下第i+1桁▲rj i+1とyiとの冗長加算、qj
=0のとき、▲rj i+1と0との冗長加算、qj−1の
とき、rj i+1との冗長加算を各桁iに対して行うことに
より、 R(j+1)=〔▲rj+1 0・▼.▲rj+1 1▼ ▲rj+1 2▼…▲rj+1 n▼〕SD2 が求まる。ただし、冗長2進数を〔 〕SD2と表記す
る。
また、前記冗長2進数と2進数との冗長加算において桁
上げが1桁した伝播しない加算を実現するには、中間和
を表1に示す規則に従って決定し、中間桁上げを表2に
示す規則に従って決定すればよい。以下、冗長2進数と
2進数との加算はこの加算規則に従って行う。
また、本実施例における冗長2進数の2値信号化は次の
ように行う。
剰余数を表す冗長2進数の1桁▲rj i▼は2ビット▲r
j is▼ ▲rj ia▼で表わし、−1を11,0を10,1
を01の2ビット2値信号で表現する。また、商を表す
冗長2進数の1桁qjは2ビット▲qj +▼ ▲qj -▼で
表し、−1を01,0を00,1を10の2ビット2値
信号で表現する。
このとき、前記漸化式の第2項D(j)の第i桁▲d
j i▼、中間和▲Sj i▼および中間桁上げは、それぞれ ▲dj i▼=▲qj +▼・i+▲qj -▼yi, ▲Sj i▼=▲rj i+1a▼ ▲dj i▼, の論理式で決定できる。また最終和▲rj+1 i▼は で表わされる2ビット信号で与えられる。ただし、iは
1からn−1までの整数である。また▲rj+1 n▼および
小数点以下第n桁における中間桁上げ▲Cj n▼はそれぞ
れ ▲rj+1 ns▼=▲j -▼+n ▲rj+1 na▼=(▲qj +▼+▲qj -▼)・yn ▲Cj i▼=▲qj +▼ の論理式で与えられる。さらに、▲Sj 0▼,▲Sj+1 0
は、▲Sj 0▼=▲rj 1a▼ ▲qj +▼ ▲rj+1 0s▼=▲q ▼+(▲rj 0s▼+▲rj 1a▼)・(▲rj 2s▼+▲r
1a▼), ▲rj+1 0a▼=▲Sj 0▼ ▲Cj 1▼ の倫理式で与えられる。以上の論理式において、・は論
理積(AND)を、+は論理和(OR)を、は排他的
論理和(EX−OR)を表す演算子であり、▲q
▼,d,▲r 1a▼はそれぞれ▲qj -▼,d
nj,▲rj 1a▼の倫理否定である。
第2図は、第1図における中間桁の各冗長加減算用セル
111,…,117,121,…,127,131,
…,137,171,172,173の一構成例を示す
回路図である。図中、ゲート211はインバータ回路、
ゲート212はAND−NOR複合ゲート、ゲート23
1はOR−NAND複合ゲート、ゲート232,252
は排他的NOR回路、ゲート251はNAND回路であ
る。また、信号▲qj +▼201および▲qj -▼202は
第1図における商の小数点以下第j桁qjを表す2ビッ
ト信号91,92,…,あるいは97のいずれかであ
る。▲rj 1+1s▼203および▲rj i+1a▼204は商の
小数点以下第j−1桁qj-1が決定した後の部分剰余の
小数点以下第i+1桁▲rj i+1▼を表す2ビット信号で
あり、yi206は除数の小数点以下第i桁を表す1ビ
ット信号41,42,…,47のいずれかであり、i
205はその論理否定を表す信号である。信号▲j i
221は加数D(j)の小数点以下第i桁を表す1ビット
信号、▲Cj i▼241は小数点以下第i桁における中間
桁上げを表す1ビット信号、▲j i▼242は小数点以
下第i桁における中間和を表す1ビット信号▲Cj i+1
243は小数点以下第i+1桁からの中間桁上げを表す
1ビット信号である。また、出力信号▲rj+1 is▼26
1および▲rj+1 ia▼262は商の小数点以下第j桁qj
を決定した後の部分剰余の小数点以下第i桁▲rj+1 i
を表す2ビット信号である。
第2図において、冗長2進数と2進数の加算回路はイン
バータ回路211、排他的NOR回路232、OR−N
AND複合ゲート231,NAND回路251および排
他的NOR回路252によって構成している。特に、中
間桁上げ▲Cj i▼の決定をOR−NAND複合ゲート2
31によって行い、中間和▲Sj i▼の論理否定▲j i
排他的NOR回路232およびインバータ回路211で
決定し、中間和を表す信号▲j i▼242と下位桁から
の中間桁上げ▲Cj i▼243とから最終和の2ビット信
号▲rj+1 is▼261および▲rj+1 ia▼262を出力す
る回路は、NAND回路251および排他的NOR回路
252によって構成している。また、商の小数点以下第
j桁の値によって除数の小数点以下第i桁yiをyi
0,iに変換する手段はAND−NOR複合ゲート2
12で実現している。ただし、iは1からn−1までの
値或に限る。
第3図は、第1図における最上位桁の各冗長加減算用セ
ル120,130,…,170の一構成例を示す回路図
である。図中、ゲート311,312,313はインバ
ータ回路、ゲート352は排他的NOR回路、ゲート3
51はNAND回路、ゲート332は排他的OR回路で
ある。また、nチャンネル・トランジスタ321とpチ
ャンネル・トランジスタ322、およびnチヤンネル・
トランジスタ323とpチャンネル・トランジスタ32
4はそれぞれトランスファー・ゲートを構成している。
信号▲qj +▼201は第2図のものと同一信号である。
▲qj 0s▼301は部分剰余の最上位桁▲rj 0▼を表す
2ビット信号のうち符号部を表す1ビット信号であり、
▲rj 1a▼302は前記部分剰余の小数点以下第1桁▲
j 1▼を表す2ビット信号のうち大きさを表す1ビット
信号であり、▲rj 2s▼303は前記部分剰余の小数点
以下第2桁▲rj 2▼を表す2ビットのうち符号部を表す
1ビット信号である。また、▲Cj 1▼343は小数点以
下第1桁からの中間桁上げを表す1ビット信号であり、
▲rj+1 0s▼361および▲rj+1 0a▼362は商の小数
点以下第j桁qjを決定した後の部分剰余の最上位桁▲
j+1 0▼を表す2ビット信号である。
第3図において、y0は常に0であるから、加数D(j)
最上位桁は▲dj 0▼=▲qj +▼となり、中間和は排他的
OR回路332およびインバータ回路で決定され、最上
位桁の大きさ▲rj+1 0a▼362は、第2図の排他的N
OR回路252と同様に排他的NOR回路で決定する。
また、最上位桁の符号部▲rj+1 0s▼は、qjを決定した
後の部分剰余の整数部第2桁▲rj+1 -1▼が常に0とな
るように決定する必要がある。このため、最上桁の符号
部▲rj+1 0s▼の決定は、第3図のようにNOR回路3
51,インバータ回路311及び312、トランスファ
ー.ゲート321と322、およびトランスファー.ゲ
ート323と324とから構成される回路によって、q
j決定前の部分剰余R(j)の上位3桁、つまり▲rj 0▼,
▲rj 1▼および▲rj 2▼と商の小数点以下第j桁qj
ら決定される。
第4図は、第1図における最下位桁の各冗長加減算用セ
ル118,128,138の一構成例を示す回路図であ
る。図中、ゲート412および452はNOR回路、ゲ
ート451はNAND回路である。また、信号▲qj +
201および▲qj -▼202は第2図のものと同一の2
ビット信号であり、yn401は第1図における除数の
小数点以下第n桁を表す1ビット信号48であり、n
402はその論理否定を表す信号である。出力信号▲r
j+1 ns▼461および▲rj+1 na▼462は商の小数点以
下第j桁qjを決定した後の部分剰余の最下位桁▲rj+1
n▼を表す2ビット信号である。
第4図において、商の小数点以下第j桁qjを決定した
後の部分剰余の最下位桁▲rj+1 n▼の大きさ▲rj+1 na
▼462はNOR回路412および452によって決定
され、その最下位桁▲rj+1 n▼の符号部▲rj+1 ns▼4
61はNAND回路451によって決定している。ま
た、最下位桁からの中間桁上げ▲Cj n▼は、除数の最下
位桁ynに関係なく、▲qj +▼201に等しい。つま
り、除数の符号反転がある場合には▲Cj n▼=1とな
り、その他の場合には▲Cj n▼=0となる。
次に、第1図の商決定用セル81,82,83,…,8
7,88について説明する。
商の各桁qjは部分剰余R(j)の上位3桁〔▲rj 0▼.▲
j 1▼.▲rj 2▼〕SD2の値によって決定される。つま
り、R(j)の上位3桁が負ならqj=−1、0ならqj
0、正ならqj=1と決定する。したがって、前記の冗
長2進数の2値信号化を用いると、商の小数点以下第j
桁qjは、 ▲qj +▼=▲j 0s▼+▲j 0a▼・▲j 1s▼+▲j 1a▼・▲j 1a▼・▲j 2s
▼ ▲qj -▼=(▲rj 0a▼+▲rj 1a▼+▲rj 2a▼)・▲rj 0s▼・(▲rj 0a▼+
▲rj 1s▼)・(▲rj 0a▼+▲rj 1a▼+▲rj 2s▼) の論理式で決定できる。
第5図は、第1図における各商決定用セル81,82,
83,…,87,88の一構成例を示す回路図である。
図中、ゲート511はインバータ回路、ゲート512,
513,514および532はNOR回路、ゲート53
1はOR−NAND複合ゲートである。また信号▲rj
0s▼501および▲rj 0a▼502は部分剰余R(j)の最
上位桁▲rj 0▼を表す2ビット信号であり、▲rj 1s
503および▲rj 1a▼504はR(j)の小数点以下第1
桁▲rj 1▼を表す2ビット信号であり、▲rsj 2▼50
5および▲rj 2a▼506はR(j)の小数点以下第2桁▲
j 2▼を表す2ビット信号である。また、出力信号▲q
j +▼201および▲qj -▼202は冗長2進数である商
の小数点以下第j桁を表す2ビット信号であり、第1図
における信号91,92,93,…,97,98のいず
れかである。また、▲qj +▼201は商の小数点以下第
j桁qjがどうかを、▲qj -▼202はqjが−1かどう
かを表している。
なお、本実施例の図中の排他的OR回路はインバータと
の種々の組合せによって排他的NOR回路に置き換えた
り、NANDをインバータと組合せてNORに置き換え
たり、複合ゲートをNANDあるいはNORの組合せで
構成したり、第2図の複合ゲート212等の切換え回路
を第3図のようなトランスファー・ゲートで構成した
り、あるいは、それらの逆を容易い行い得ることは既知
である。
また、第2図の冗長加減算用セルは、6トランジスタの
排他的NORを使用すると32トランジスタであり、ク
リティカル・パスのゲート段数は3ゲート段となる。ま
た、第5図の商決定用セルでは、38トランジスタであ
り、クリティカル・パスのゲート段数が2ゲート段とな
る。
以上の実施例では、特に減算シフト型除算器をCMOS
回路を意識して2値論理で実現したが、本発明は他のテ
クノロジ(例えば、NMOS,ECL,TTL,IIL
等)あるいは多値論理を用いても容易に実現できる。
本実施例によれば、除算器をCMOS回路で構成するこ
とによって、商1桁当りの演算に要する遅延が5ゲート
程度であり、かつ30トランジスタ程度の素子から構成
される基本セルおよび50トランジスタ程度の商決定用
セルの規則正しい配列構造の組合せ回路として実現でき
るため、順次桁上げ加算器を用いた従来の減算シフト型
除算器に比べ、トランジスタ数でほぼ半分程度、計算時
間(ゲートの段数)において32ビットの除算で約12
分の1、64ビットで約24分の1程度になり、さら
に、冗長2進加減算器を用いた従来の減算シフト形除算
器に比べ、トランジスタ数でほぼ半分程度になる。
したがって、除算器の回路素子の削減、LSI化の容易
性、および高速化等に効果がある。
発明の効果 本発明によれば、除算の内部演算にあらわれる加減算あ
るいは桁シフトを、各桁に負値を許す符号付きデェジッ
ト表現数と2進数(2の補数表示)と冗長加算回路また
は冗長減算回路のどちらか一方のみで組合せ回路として
実現でき、加減算の各桁の桁上げあるいは桁借りが高々
1桁しか伝搬しないようにすることができるので、 (1)演算処理装置の素子数を半減でき、 (2)加減算が桁数によらず一定時間で高速処理できるた
め、演算処理装置の高速化が図れ、 (3)回路構成を比較的簡単化することができ、 (4)演算処理装置のLSI化が容易かつ経済的に行え
る、 等の効果がある。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例の構成を示すブロック図、第
2図は第1図における中間桁の冗長加減算用セルの一構
成例を示す回路図、第3図は第1図における最上位桁の
冗長加減算用セルの一構成例を示す回路図、第4図は第
1図における最下位桁の冗長加減算用セルの一構成例を
示す回路図、第5図は第1図における商決定用セルの一
構成例を示す回路図である。 90……冗長2進・2進変換器、81〜88……商決定
用セル、102〜173……冗長加減算用セル、20…
…被除数、21〜28……被除数の桁、40……除数、
41〜48……除数の桁、50……商、60〜68……
商の桁、91〜98……冗長2進表現における商の桁。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−221071(JP,A) 電子通信学会論文誌 vol.J67−D No.4(1984年)pp.450〜457

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被除数から除数を加減算して得られる各中
    間剰余に符号付きディジット表現を用いる除算手段を備
    え、 前記除算手段が、 (a)符号付きディジット表現の各中間剰余Xの上位の
    複数桁から符号付きディジット表現の商の各桁qを決定
    する商決定手段と、 (b)前記商の各桁qの値によって除数Yを、値が同じ
    で最上位桁以外の各桁が非負(あるいは非正)である符
    号付きディジット数、あるいは−Yの値である最上位桁
    以外の各桁が非負(あるいは非正)である符号付きディ
    ジット数、あるいは0のいずれかに変換する変換手段
    と、 (c)前記中間剰余Xと前記変換手段の出力とを入力
    し、前記商の各桁qを決定した後の各中間剰余を決定す
    る中間剰余決定手段とを有することを特徴とする演算処
    理装置。
  2. 【請求項2】中間剰余決定手段が、 符号付きディジット数と各桁が非負(あるいは非正)で
    ある符号付きディジット数との加(減)算手段を有する
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の演算処理
    装置。
  3. 【請求項3】商決定手段が、符号付きディジット表現の
    各中間剰余Xの高々上位の3桁から符号付きディジット
    表現の商の各桁qを決定することを有することを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の演算処理装置。
  4. 【請求項4】各桁が非負である符号付きのディジット数
    を2進数とすることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項、第2項、第3項のいずれかに記載の演算処理装置。
  5. 【請求項5】被除数から除数を加減算して得られる各中
    間剰余に符号付きディジット表現を用いる除算手段を備
    え、 前記除算手段が、 (a)符号付きディジット表現の各中間剰余Xの上位の
    複数桁から符号付きディジット表現の商の桁qを決定す
    る商決定手段と、 (b)前記中間剰余Xと2進表現の除数Yと前記商の各
    桁qを入力し、前記商の各桁qを決定した後の各中間剰
    余を決定する中間剰余決定手段とを備え、 中間剰余決定手段が、最上位および最下位桁を除く中間
    桁を決定するため、 前記中間剰余Xの一桁と前記除数Yの一桁と前記商の一
    桁qと下位桁からの桁上げ信号とを入力し、前記商の桁
    qを決定した後の中間剰余である符号付きディジット数
    の一桁と桁上げ信号を出力する中間桁決定手段を複数個
    有することを特徴とする演算処理装置。
  6. 【請求項6】さらに、商の符号付きディジット数を2進
    数へ変換する2進変換手段を有することを特徴とする特
    許請求の範囲第1項または第5項記載の演算処理装置。
  7. 【請求項7】中間剰余決定手段が、 最上位桁を決定するため、さらに、 前記中間剰余Xの最上位から3桁と前記商の一桁qと下
    位桁からの桁上げ信号とを入力し、前記商の桁qを決定
    した後の中間剰余である符号付きディジット数の最上位
    桁を出力する最上位桁決定手段を有することを特徴とす
    る特許請求の範囲第5項記載の演算処理装置。
  8. 【請求項8】中間剰余決定手段が、 最下位桁を決定するため、さらに、 前記除数Yの最下位と前記商の一桁qとを入力し、前記
    商の桁qを決定した後の中間剰余である符号付きディジ
    ット数の最下位桁を出力する最下位桁決定手段を有する
    ことを特徴とする特許請求の範囲第5項記載の演算処理
    装置。
  9. 【請求項9】小数点以下n桁の中間剰余Xおよび除数Y
    に対して、2j−nが1以上の場合、 商の小数点以下第j桁を決定した後の中間剰余決定手段
    が、 中間剰余の2j−n桁以上の中間桁決定手段と最上位桁
    決定手段とから構成することを特徴とする特許請求の範
    囲第5項記載の演算処理装置。
  10. 【請求項10】さらに、2進表現の被除数と2進表現の
    除数Yとを入力し、その差を値にもつ符号付ディジット
    表現の中間剰余を出力する初期中間剰余決定手段を有す
    る特許請求の範囲第1項または第5項記載の演算処理装
    置。
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