JPH06143140A - コーティング剥離方法 - Google Patents
コーティング剥離方法Info
- Publication number
- JPH06143140A JPH06143140A JP31076992A JP31076992A JPH06143140A JP H06143140 A JPH06143140 A JP H06143140A JP 31076992 A JP31076992 A JP 31076992A JP 31076992 A JP31076992 A JP 31076992A JP H06143140 A JPH06143140 A JP H06143140A
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- abrasive
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- metal gasket
- nozzle
- gasket material
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- Details Or Accessories Of Spraying Plant Or Apparatus (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Abstract
いて必要な金属薄板のコーティングを部分的に剥離する
ための方法を提供するものである。 【構成】 金属ガスケット材をマスクプレートによりマ
スキングし、その金属ガスケット材をノズルに対して相
対的に直線的に移動させ、金属ガスケット材の幅と実質
的に同等またはそれ以上の幅で樹脂製研摩材を吹き付け
ることによって、金属ガスケット材のマスキングされて
いない部分のコーティングを剥離するものである。 【効果】 金属ガスケット材の表面にキズや歪変形を生
じることなく、コーティングのみを確実にしかも短時間
で剥離でき、同一工程中に、異なった形状のマスキング
を施された金属ガスケット材を混在させて剥離すること
もできる。
Description
れたコーティングを剥離するための方法に関し、特に金
属ガスケットの製造において必要な、金属薄板のコーテ
ィングを部分的に剥離するための方法に関する。
して、例えば、特開昭59−169575号公報に、剥
離不要な箇所をマスキングして微砂や銑鉄粒を吹き付
け、部分的にコーティングを剥ぎ取る所謂サンドブラス
ト法またはグリッドブラスト法による剥離方法が開示さ
れており、また、特開昭64−73156号公報には、
同様にマスキングし、このマスキングで隠されていない
部分に沿って超高圧水を吹き付け、コーティングを剥ぎ
取る所謂ウォータージェット法による剥離方法が開示さ
れている。
よる場合、微砂や銑鉄粒によって金属薄板の表面に細か
なキズを付けたり、金属薄板に歪変形を生じさせたりす
る欠点を有するものであった。また、マスクプレートに
衝突した微砂や銑鉄粒が、剥離すべき領域に噴射された
微砂や銑鉄粒に干渉し、マスキングとの境目における円
滑な剥離を行うのを阻害するものであった。
場合、細かなキズの発生や金属薄板の歪変形を回避し得
るものではあるが、超高圧水を吹き付けるためのノズル
を剥離すべき領域に沿って移動させねばならず、必然的
にその移動制御をコンピュータによって行う必要があっ
た。そのため、異なった形状の領域を剥離しようとする
場合、コンピュータの制御データをその都度交換しなけ
ればならず、労力、時間、経費等の点からみて問題があ
った。加えて、ノズルを剥離する領域に沿って移動させ
るため、剥離に要する時間が長く、時間のロスおよびそ
れによる経費的な無駄を伴うものであった。更に、剥離
したコーティングは非常に微細な破片となって水と共に
流されるため、そのまま廃棄することはできず、このよ
うな微細な破片を取り除くための大掛かりな設備を必要
とするものであった。
ブラスト法またはグリッドブラスト法を用いて、短時間
にコーティングを剥離でき、しかも金属薄板表面への細
かなキズの発生や金属薄板の歪変形を回避できるコーテ
ィング剥離方法を提供するものである。
状のコーティング部分を剥離することができ、マスクプ
レートの形に沿った剥離を確実に行うことができ、また
環境汚染の回避できるコーティング剥離方法を提供する
ものである。
グ剥離方法は、表面にコーティングを施された金属薄板
を所要のガスケットの平面形状に打ち抜き成形して形成
された金属ガスケット材を、マスクプレートによりマス
キングし、そして研磨材を吹き付けて金属ガスケット材
のマスキングされていない部分のコーティングを剥離す
る方法である。研磨材には樹脂製研磨材が用いられる。
研磨材を噴射するためのノズルは、剥離処理される金属
ガスケット材に対して相対的に直線的に移動し、かつ金
属ガスケット材の相対的移動方向と直交する方向の幅と
実質的に同等またはそれ以上の幅で研磨材を吹き付ける
ように構成される。
は、好ましくは、ノズルから噴射された研磨材をホッパ
ーを介して剥離されたコーティング片と共に回収し、回
収タンクにおいて再使用可能な研磨材を分離して研磨材
タンクに貯蔵し、そして加圧タンクに送られて再びノズ
ルから噴射して剥離を行わせる。一方、再使用不能な研
磨材および剥離されたコーティング片は、集塵機により
集められたのちに処理するのが好ましい。
り、金属ガスケット材の表面にキズを付けたり歪変形を
生じさせたりすることなく、コーティングのみを確実に
剥離する。マスキングされた金属ガスケット材はノズル
に対して相対的に直線的に移動するだけであり、同一工
程中に、異なった形状のマスキングを施された金属ガス
ケット材を混在させてコーティング部分を剥離すること
も可能である。このとき、ノズルからの研磨材の噴射幅
は金属ガスケット材の幅以上に設定することにより、剥
離残しが生じる虞を回避している。
集められ、回収タンクに入れられる。再使用不能な研磨
材および剥離されたコーティング片は微細な粒子または
破片状となっており、集められたものの中から再使用可
能な研磨材のみを遠心分離作用により確実に分離する。
再使用不能な研磨材および剥離されたコーティング片は
集塵機により濾過され、固体のみを集めて処理するた
め、それらが空中に飛散して環境汚染が生じるのを防止
する。
ングを施された金属薄板を所要のガスケットの平面形状
に打ち抜き成形して形成された金属ガスケット材1は、
受け台2上に載せられ、その上にマスクプレート3を被
せることによりマスキングされる。マスクプレート3に
は所要の剥離すべきコーティング部分の形状に応じた開
口が設けられている。
ローラ式コンベアまたはターンテーブルのような搬送手
段4に載せられて直線的にまたは一定方向に移動され
る。搬送手段4の途中の上方には樹脂製研磨材を金属ガ
スケット材に吹き付けるためのノズル5が配置されてお
り、搬送手段4の下方にはノズル5から噴出された研磨
材および研磨材により剥離されたコーティング片を受け
るためのホッパー6が配置されている。
としての剛性を有する一方、従来の研磨材として用いら
れている微砂や銑鉄粒等に比べて相対的に弾性であり、
金属ガスケット材に使用されるステンレス板等の表面に
キズを付けたり、歪変形を生じさせたりすることを実質
的を完全に回避する。
剥離されたコーティング片は、回収タンク7に圧送さ
れ、回収タンク7に備えられた遠心分離機(図示なし)
により再使用可能な研磨材と再使用不能な研磨材および
剥離されたコーティング片とに分離される。再使用可能
な研磨材は、再使用不能な研磨材および剥離されたコー
ティング片に比べてより大きくそしてより重いので、通
常、回収タンク7の下端から取り出され、研磨材タンク
8に貯蔵される。
研磨材は、加圧タンク9に送られて加圧され、再びノズ
ル5から噴射されてコーティングの剥離を行う。ここに
おいて、回収タンク、研磨材タンクおよび加圧タンクの
分離、収納および加圧の各能力は全てのラインに供給で
きるようなものにし、各ラインのノズルに研磨材を一括
して給送するように構成してもよく、また逆に、各ライ
ン毎に回収タンク、研磨材タンクおよび加圧タンクをそ
れぞれ設けたり、あるいはいずれかの適当なタンクを共
用し、その他のタンクを各ライン毎に個別に設けるよう
にしても良いことは明らかである。
射させるために加圧するように設けられるが、本発明に
おいては、研磨材に樹脂製研磨材を用いることによる相
対的な衝撃力の低下を補整するために、従来のサンドブ
ラスト法において用いられている噴射速度に比べて相対
的により早い噴射速度で研磨材を金属ガスケット材に吹
き付けるように加圧給送される。
た研磨材は、ノズル5から金属ガスケット材に吹き付け
られ、前述と同様にして循環再利用される。ノズル5
は、図2に模式的に示すように、複数本が組となって準
備されており、マスキングされた金属ガスケット材を載
せた受け台2の移動方向(図面の面に垂直な方向)に対
して垂直に配列される。ノズル5からの研磨材の吹き付
け幅は、搬送される金属ガスケット材の移動方向に対し
て水平方向に直角な方向における金属ガスケット材の幅
と実質的に同等またはそれ以上の幅となるように配置さ
れる。これにより、搬送される金属ガスケット材は、常
にその全面に研磨材を吹き付けられることになる。
な研磨材および剥離されたコーティング片は、集塵機1
0に入れられ、フィルタ(図示なし)により濾過され、
そして集塵機10の下部より取り出されて廃棄される。
集塵機10の排気はフィルタにより濾過された空気であ
り、不要な研磨材やコーティング片が大気中に放出され
ることはない。
磨材を用いることにより、金属ガスケット材の表面にキ
ズを付けたり歪変形を生じてしまうことはなく、コーテ
ィングのみを確実に剥離できるものである。また、マス
キングされた金属ガスケット材をノズルに対して相対的
に直線的に移動させるだけでコーティングの剥離を行え
るため、極めて短時間にコーティングの剥離を行うこと
ができ、しかも同一工程中に、異なった形状のマスキン
グを施された金属ガスケット材を混在させて剥離するこ
ともできるものである。更に、弾性のある樹脂製研磨材
を使用しているにもかかわらず、研磨材を従来のブラス
ト法に比べて高速度でノズルから噴射させるため、従来
の微砂や銑鉄粒を用いた場合と同様な速度でコーティン
グを剥離できるものである。
された研磨材と共に集められ、再使用可能な研磨材と、
再使用不能な研磨材および剥離されたコーティング片と
に分離されたのち、再使用可能な研磨材は再び使用され
るため無駄がなく、一方、再使用不能な研磨材および剥
離されたコーティング片は集塵機により集められて処理
されるため、環境汚染を生じることなく廃棄できるもの
である。
図である。
めの模式的図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 表面にコーティングを施された金属薄板
を所要のガスケットの平面形状に打ち抜き成形して形成
された金属ガスケット材を、マスクプレートによりマス
キングし、そして研磨材を吹き付けて金属ガスケット材
のマスキングされていない部分のコーティングを剥離す
る方法であって、 研磨材は樹脂製研磨材であり、研磨材を噴射するための
ノズルは剥離処理される金属ガスケット材に対して相対
的に直線的に移動し、かつ金属ガスケット材の相対的移
動方向と直交する方向の幅と実質的に同等またはそれ以
上の幅で研磨材を吹き付けることを特徴とするコーティ
ング剥離方法。 - 【請求項2】 ノズルから噴射された研磨材はホッパー
を介して剥離されたコーティング片と共に回収され、回
収タンクにおいて再使用可能な研磨材を分離して研磨材
タンクに貯蔵され、そして加圧タンクに送られて再びノ
ズルから噴射されることを特徴とする請求項1記載のコ
ーティング剥離方法。 - 【請求項3】 回収タンクにより分離された再使用不能
な研磨材および剥離されたコーティング片は集塵機によ
り集められたのちに処理されることを特徴とする請求項
2記載のコーティング剥離方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31076992A JPH0761613B2 (ja) | 1992-10-27 | 1992-10-27 | コーティング剥離方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31076992A JPH0761613B2 (ja) | 1992-10-27 | 1992-10-27 | コーティング剥離方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06143140A true JPH06143140A (ja) | 1994-05-24 |
JPH0761613B2 JPH0761613B2 (ja) | 1995-07-05 |
Family
ID=18009258
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31076992A Expired - Lifetime JPH0761613B2 (ja) | 1992-10-27 | 1992-10-27 | コーティング剥離方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0761613B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007066913A1 (en) * | 2005-12-08 | 2007-06-14 | Deuk Ju Kim | System for treating unevenness to slates |
JP2018153748A (ja) * | 2017-03-17 | 2018-10-04 | 新東工業株式会社 | 付着物除去方法 |
-
1992
- 1992-10-27 JP JP31076992A patent/JPH0761613B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007066913A1 (en) * | 2005-12-08 | 2007-06-14 | Deuk Ju Kim | System for treating unevenness to slates |
KR100739277B1 (ko) * | 2005-12-08 | 2007-07-12 | 김득주 | 석판재용 요철처리시스템 |
JP2018153748A (ja) * | 2017-03-17 | 2018-10-04 | 新東工業株式会社 | 付着物除去方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0761613B2 (ja) | 1995-07-05 |
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